JPH05107934A - 画像形成装置における転写紙分離方法 - Google Patents

画像形成装置における転写紙分離方法

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JPH05107934A
JPH05107934A JP3047517A JP4751791A JPH05107934A JP H05107934 A JPH05107934 A JP H05107934A JP 3047517 A JP3047517 A JP 3047517A JP 4751791 A JP4751791 A JP 4751791A JP H05107934 A JPH05107934 A JP H05107934A
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一郎 鶴岡
Akizo Shimomura
彰三 下村
Kazuo Ogawa
和夫 小川
Yoshito Ikeda
芳人 池田
Tadahiro Suzuki
忠浩 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プレッシャーコロの摩耗を防止でき、且つ、転
写紙のピックオフ汚れを解消または微小に維持でき、ク
リーニング部材の品質を長期間にわたり安定維持できる
転写紙分離方法を提供する。 【構成】プレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間の
摩擦係数をμ1、プレッシャーコロ7と転写紙Sとの間
の摩擦係数をμ2、プレッシャーコロ7による転写紙S
の感光体ドラム1への押付力をF、プレッシャーコロ7
の回転摺動力をNとしたとき、プレッシャーコロ7が、
μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の転写紙の
分離方法、詳しくは、感光体ドラムの一方の端面を基準
位置として転写紙の通紙を行ない、上記感光体ドラムに
密着搬送された転写紙を分離ベルトで剥離する端面基準
ベルト分離方式の画像形成装置における転写紙分離方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等における転写紙の分離方法の1
つに、感光体ドラムの一方の端面を基準位置として転写
紙の通紙を行ない、上記感光体ドラムに密着搬送された
転写紙を分離ベルトで剥離する端面基準ベルト分離方式
による転写紙分離方法が知られている。図5に、この端
面基準ベルト分離方式による従来の転写紙分離装置の一
例を示す。図5において、転写紙Sは、感光体ドラム1
の一方の端面を基準位置としてその転写部に搬送され
る。この転写部における感光体ドラム1の一方の端面に
は、その周方向に沿って分離ベルト5が配設されてい
る。この分離ベルト5の配設位置は、感光体ドラム1の
非画像形成域となるように予め設定されている。これに
より、転写紙Sは、その基準位置側の端部が分離ベルト
5上に乗り上げた状態で転写部に搬送される。このと
き、転写紙Sの基準位置側の端部には、分離ベルト5と
感光体ドラム1との段差により隙間が発生する。この転
写分離装置では、図6に示すように、この転写紙端部の
隙間を無くすための手段として、分離ベルト5の側方に
プレッシャーワイヤ2を配設して、転写紙Sの基準位置
側の端部を感光体ドラム1へ押し付けるように構成して
いる。このようにして転写部に搬送された転写紙Sは、
転写チャージャ6によりトナー像が転写された後、分離
ベルト5により感光体ドラム1から剥離されて、ターン
ローラ3とターンベルト4とのニップ部に向けて搬送さ
れ、ターンローラ3とターンベルト4とにより偏向され
て定着部に搬送される。
【0003】ところで、上記従来の転写紙分離装置にお
けるプレッシャーワイヤ2の転写紙押圧部は、感光体ド
ラム1の感光面の損傷を防止するために、図7に示すよ
うな樹脂製のチューブ2aで被覆されている。従って、
このプレッシャーワイヤ2による転写紙押し付け手段で
は、転写紙Sの搬送による摩擦でチューブ2aの転写紙
当接部が摩耗し、その転写紙Sへの当接が点接触から面
接触に変化してしまうため、その転写紙押付力が経時的
に変化してしまう。また、この転写紙押し付け手段で
は、チューブ2aの転写紙当接部の摩耗により、図9に
示すように、このチューブ2aの転写紙Sへの当接幅L
1が増大されるため、図10に示すように、その転写紙
当接部に溜ったトナーによる転写紙先端のピックオフ汚
れTaの幅が太くなり、転写紙Sのコピー品質が著しく
低下される不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なプレッシャーワイヤ2による転写紙押し付け手段の不
具合を解決するために、従来、図11に示すように、転
写紙押し付け手段をプレッシャーコロ7で構成した転写
紙分離装置が提供されている。この転写紙分離装置で
は、その転写紙押し付け手段としてのプレッシャーコロ
7が、転写紙Sの搬送によって従動回転されるので、こ
のプレッシャーコロ7と転写紙Sとの相対移動が無く、
このプレッシャーコロ7の転写紙当接部の摩耗が極めて
少なくなる。また、このプレッシャーコロ7は、図12
に示すように、その転写紙当接部(周面)が鋭利に形成
されているので、この転写紙当接部が万一摩耗した場合
でも、図13に示すように、このプレッシャーコロ7の
転写紙Sへの当接幅L2がさほど大きくならず、その転
写紙Sに対する接触面積が急激に増大されない。
【0005】しかしながら、上述のように、転写紙押し
付け手段としてプレッシャーコロ7を使用した転写紙分
離装置では、図14に示すように、プレッシャーコロ7
が回転しながら感光体ドラム1に対して転写紙Sを押し
付けているので、このプレッシャーコロ7の周面に付着
したトナーが、転写紙S側に全て転写されてしまう。従
って、このプレッシャーコロ7により転写紙S上に形成
されるピックオフ汚れT2は、図15に示すように、そ
の幅は細くなるが、その長さが少なくともプレッシャー
コロ7の円周分の長さ、すなわち、プレッシャーコロ7
の外径をDとした場合、πD以上の長さになる。このた
め、この転写紙押し付け手段としてプレッシャーコロ7
を使用した転写紙分離装置では、そのプレッシャーコロ
7により転写紙S上に形成されるピックオフ汚れT
2が、かえって目立ってしまう不具合があった。
【0006】なお、このようなプレッシャーコロ7によ
る転写紙のピックオフ汚れを防止するために、従来、図
16に示すように、プレッシャーコロ7の感光体ドラム
1との接点より離れた外周面に、フェルトや不織布、及
びスポンジ等から成るクリーニング部材10を当接配置
した転写紙分離装置が提供されている。しかしながら、
この従来の転写紙分離装置では、加圧アーム8及び加圧
スプリング9によりクリーニング部材10に対してプレ
ッシャーコロ7を当接させているため、転写紙Sの搬送
時に、このクリーニング部材10とプレッシャーコロ7
との圧接によってプレッシャーコロ7が回転されず、そ
の転写紙当接部のみが局部的に摩耗して、プレッシャー
コロ7の本来の機能である転写紙押し付け機能が損なわ
れたり、また、プレッシャーコロ7が円滑に回転されて
いる場合には、このプレッシャーコロ7の感光体ドラム
1との接触回転によりプレッシャーコロ7の周面に付着
したトナーが、常時、クリーニング部材10に送られる
ため、このクリーニング部材10の汚染の進行が早く、
その交換や清掃等のメンテナンスの周期が短くなる不具
合があった。
【0007】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、上記転写紙の感光体ドラムへ
の押し付け手段としてプレッシャーコロを使用した上記
従来の画像形成装置における不具合を解消することので
きる転写紙分離方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、感光体ドラム1の一方の端面を基準位
置として転写紙Sの通紙を行ない、感光体ドラム1に密
着搬送された転写紙Sを分離ベルト5で剥離する端面基
準ベルト分離方式の画像形成装置であって、分離ベルト
5の側方における転写紙Sの感光体ドラムへの押し付け
手段としてプレッシャーコロ7を使用した画像形成装置
において、プレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間
の摩擦係数をμ1、プレッシャーコロ7と転写紙Sとの
間の摩擦係数をμ2、プレッシャーコロ7による転写紙
Sの感光体ドラム1への押付力をF、プレッシャーコロ
7の回転摺動力をNとしたとき、プレッシャーコロ7
が、 μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタを備えた構成とする。
【0009】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、感光体ドラム1の一方の端面を基準位置として転
写紙Sの通紙を行ない、感光体ドラム1に密着搬送され
た転写紙Sを分離ベルト5で剥離する端面基準ベルト分
離方式の画像形成装置であって、分離ベルト5の側方に
おける転写紙Sの感光体ドラム1への押し付け手段とし
てプレッシャーコロ7を使用するとともに、このプレッ
シャーコロ7の感光体ドラム1との接点より離れた外周
面にクリーニング部材10を当接配置した画像形成装置
において、プレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間
の摩擦係数をμ1、プレッシャーコロ7と転写紙Sとの
間の摩擦係数をμ2、プレッシャーコロ7による転写紙
Sの感光体ドラム1への押付力をF、プレッシャーコロ
7とクリーニング部材10との間の摩擦係数をμ3とし
たとき、クリーニング部材10のプレッシャーコロ7へ
の押付力Pが、 μ1F<μ3P<μ2F なる関係を満足する構成とする。
【0010】さらに、本発明は、上述の課題を解決する
ために、感光体ドラム1の一方の端面を基準位置として
転写紙Sの通紙を行ない、感光体ドラム1に密着搬送さ
れた転写紙Sを分離ベルト5で剥離する端面基準ベルト
分離方式の画像形成装置であって、分離ベルト5の側方
における転写紙Sの感光体ドラム1への押し付け手段と
してプレッシャーコロ7を使用するとともに、このプレ
ッシャーコロ7の感光体ドラム1との接点より離れた外
周面にクリーニング部材10を当接配置した画像形成装
置において、転写紙Sの搬送系の駆動回転によりプレッ
シャーコロ7を連動回転させて、少なくとも、プレッシ
ャーコロ7と感光体ドラム1との間に転写紙Sが介在し
ているときだけ、プレッシャーコロ7を駆動回転させる
構成とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、プレッシャーコロ7が、μ
1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタを備え
ているので、転写紙Sの非搬送時にはプレッシャーコロ
7が回転されず、転写紙Sの搬送時のみプレッシャーコ
ロ7が回転される。
【0012】また、この発明によれば、クリーニング部
材10のプレッシャーコロへの押付力Pが、μ1F<μ3
P<μ2F なる関係を満足するので、転写紙Sの非搬
送時にはプレッシャーコロ7が回転されず、転写紙Sの
搬送時のみプレッシャーコロ7が回転され、この転写紙
Sの搬送時のみプレッシャーコロ7の周面がクリーニン
グ部材10によってクリーニングされる。
【0013】さらに、この発明によれば、転写紙Sの搬
送系の駆動回転によりプレッシャーコロ7が連動回転さ
れるので、少なくとも、プレッシャーコロ7と感光体ド
ラム1との間に転写紙Sが介在しているときだけ、プレ
ッシャーコロ7が駆動回転される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得る
範囲の構成・作用、及び本発明の前記並びにその他の目
的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避ける上か
ら、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化する。
【0015】この発明は、図11に示したように、感光
体ドラム1の一方の端面を基準位置として転写紙Sの通
紙を行ない、感光体ドラム1に密着搬送された転写紙S
を分離ベルト5で剥離する端面基準ベルト分離方式の画
像形成装置であって、分離ベルト5の側方における転写
紙Sの感光体ドラムへの押し付け手段としてプレッシャ
ーコロ7を使用した画像形成装置に実施される。すなわ
ち、この発明の第1の実施例は、上記画像形成装置にお
いて、図1(a),(b)に示すように、プレッシャー
コロ7と感光体ドラム1との間の摩擦係数をμ1、プレ
ッシャーコロ7と転写紙Sとの間の摩擦係数をμ2、プ
レッシャーコロ7による転写紙Sの感光体ドラム1への
押付力をF、プレッシャーコロ7の回転摺動力をNとし
たとき、プレッシャーコロ7が、 μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタTLを備えた構成とす
る。
【0016】従って、この第1の実施例によれば、転写
紙Sの非搬送時、すなわち、プレッシャーコロ7と感光
体ドラム1との間に転写紙Sが介在していないときに
は、トルクリミッタTLの回転摺動力Nが、プレッシャ
ーコロ7に対する感光体ドラム1の回転摺動力μ1Fよ
りも大きくなるので、プレッシャーコロ7が回転されな
い。一方、転写紙Sの搬送時、すなわち、プレッシャー
コロ7と感光体ドラム1との間に転写紙Sが介在してい
るときには、トルクリミッタTLの回転摺動力Nがプレ
ッシャーコロ7に対する転写紙Sの回転摺動力μ2Fよ
りも小さくなるので、プレッシャーコロ7は、この転写
紙Sの搬送時のみ回転される。
【0017】このように、第1の実施例では、転写紙S
の非搬送時にプレッシャーコロ7が回転されないので、
図1(a)に示すように、このプレッシャーコロ7の周
面上における感光体ドラム1からのトナーTの付着範囲
が極めて少なくなる。なお、この状態では、プレッシャ
ーコロ7に対する感光体ドラム1の回転摺動力μ1
が、プレッシャーコロ7の一点に集中されるが、周知の
ように、感光体ドラム1の表面は極めて平滑なため、こ
の感光体ドラム1の回転摺動力μ1Fによるプレッシャ
ーコロ7の摩耗は極めて少ない。
【0018】また、この第1の実施例における転写紙S
の搬送時には、図1(b)に示すように、プレッシャー
コロ7が回転されるので、この転写紙Sの回転摺動力μ
2Fによるプレッシャーコロ7の摩耗は殆ど発生しな
い。
【0019】上述のように、この第1の実施例によれ
ば、プレッシャーコロ7の摩耗が防止されるとともに、
プレッシャーコロ7の周面上に付着するトナーTが、非
回転状態のプレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間
にトラップされたトナーだけとなるので、図2に示すよ
うに、このプレッシャーコロ7により転写紙S上に形成
されるピックオフ汚れT3が、非摩耗時のプレッシャー
ワイヤ2によるピックオフ汚れT1のレベルに常時維持
される。
【0020】また、この発明は、図16に示したよう
に、感光体ドラム1の一方の端面を基準位置として転写
紙Sの通紙を行ない、感光体ドラム1に密着搬送された
転写紙Sを分離ベルト5で剥離する端面基準ベルト分離
方式の画像形成装置であって、分離ベルト5の側方にお
ける転写紙Sの感光体ドラムへの押し付け手段としてプ
レッシャーコロ7を使用するとともに、このプレッシャ
ーコロ7の感光体ドラム1との接点より離れた外周面に
クリーニング部材10を当接配置した画像形成装置に実
施される。すなわち、この発明の第2の実施例は、上記
画像形成装置において、図3に示すように、プレッシャ
ーコロ7と感光体ドラム1との間の摩擦係数をμ1、プ
レッシャーコロ7と転写紙Sとの間の摩擦係数をμ2
プレッシャーコロ7による転写紙Sの感光体ドラム1へ
の押付力をF、プレッシャーコロ7とクリーニング部材
10との間の摩擦係数をμ3としたとき、クリーニング
部材10のプレッシャーコロ7への押付力Pが、 μ1F<μ3P<μ2F なる関係を満足する構成とする。
【0021】従って、この第2の実施例によれば、プレ
ッシャーコロ7に対するクリーニング部材10の回転摺
動力μ3Pが、前記第1の実施例におけるトルクリミッ
タTLと全く同じ機能を持つので、転写紙Sの非搬送
時、すなわち、プレッシャーコロ7と感光体ドラム1と
の間に転写紙Sが介在していないときには、クリーニン
グ部材10の回転摺動力μ3Pが、プレッシャーコロ7
に対する感光体ドラム1の回転摺動力μ1Fよりも大き
くなり、プレッシャーコロ7が回転されない。また、転
写紙Sの搬送時、すなわち、プレッシャーコロ7と感光
体ドラム1との間に転写紙Sが介在しているときには、
プレッシャーコロ7に対するクリーニング部材10の回
転摺動力μ3Pが、プレッシャーコロ7に対する転写紙
Sの回転摺動力μ2Fよりも小さくなって、この転写紙
Sの搬送時のみプレッシャーコロ7が回転され、このプ
レッシャーコロ7の周面がクリーニング部材10によっ
てクリーニングされる。
【0022】このように、この第2の実施例では、転写
紙Sの非搬送時にプレッシャーコロ7が回転されないの
で、前記第1の実施例の場合と同様に、このプレッシャ
ーコロ7の周面上における感光体ドラム1からのトナー
Tの付着範囲や、この感光体ドラム1の回転摺動力μ1
Fによるプレッシャーコロ7の摩耗は極めて少ない。
【0023】また、この第2の実施例における転写紙S
の搬送時には、プレッシャーコロ7が回転されるので、
この転写紙Sの回転摺動力μ2Fによるプレッシャーコ
ロ7の摩耗は殆ど発生しない。
【0024】さらに、この第2の実施例では、転写紙S
の搬送に伴うプレッシャーコロ7の回転により、このプ
レッシャーコロ7の周面に付着したトナーTが、クリー
ニング部材10によって転写紙Sへの接触に先立って除
去されるので、このプレッシャーコロ7による転写紙S
のピックアップ汚れを解消することができる。
【0025】上述のように、この第2の実施例によれ
ば、プレッシャーコロ7の摩耗が防止されるとともに、
プレッシャーコロ7の周面上に付着するトナーTが、非
回転状態のプレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間
にトラップされたトナーだけとなるので、クリーニング
部材10の汚れの進行が遅くなり、このクリーニング部
材10の品質が長期間にわたり安定維持される。
【0026】なお、この第2の実施例において、固着性
の高いトナーTが使用される場合には、クリーニング部
材10へのトナーTの付着によりプレッシャーコロ7と
クリーニング部材10との間の摩擦係数μ3が極度に大
きくなることを防止するため、プレッシャーコロ7に対
してクリーニング部材10を押しつける手段として図3
に示すようなソレノイドを利用し、転写紙Sの非搬送時
のみ、プレッシャーコロ7の周面からクリーニング部材
10を離間させるように構成してもよい。
【0027】ところで、上述した各実施例では、転写紙
分離装置を構成する各部材の力学的条件を設定してプレ
ッシャーコロ7の回転時期を制御しているが、このプレ
ッシャーコロ7の回転時期の制御は、機械的に行うこと
もできる。
【0028】すなわち、上記画像形成装置において、転
写紙Sの搬送系、つまり、図4に示すようなレジストロ
ーラ12,13等の搬送系の駆動回転によりプレッシャ
ーコロ7を連動回転させることによって、少なくとも、
プレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間に転写紙S
が介在しているときだけ、プレッシャーコロ7を駆動回
転させることができる。
【0028】この図4に示す第3の実施例では、レジス
トローラ12,13等の転写紙Sの搬送系の駆動回転
を、アイドラギヤ11を介して、プレッシャーコロ7に
伝達するように構成している。
【0029】従って、この第3の実施例によれば、周知
のように、レジストローラ12,13が転写紙Sの搬送
時のみ回転されるので、少なくとも、プレッシャーコロ
7と感光体ドラム1との間に転写紙Sが介在していると
きだけ、プレッシャーコロ7が駆動回転される。
【0030】従って、この第3の実施例によれば、前述
した各実施例と同様に、プレッシャーコロ7の摩耗が防
止されるとともに、プレッシャーコロ7の周面上に付着
するトナーTが、非回転状態のプレッシャーコロ7と感
光体ドラム1との間にトラップされたトナーだけとなる
ので、このプレッシャーコロ7により転写紙S上に形成
されるピックオフ汚れT3が、非摩耗時のプレッシャー
ワイヤ2によるピックオフ汚れT1のレベルに常時維持
されるとともに、クリーニング部材10の汚れの進行が
遅くなり、このクリーニング部材10の品質が長期間に
わたり安定維持される。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、プレッシャーコロの
摩耗を防止することができ、且つ、プレッシャーコロに
より転写紙上に形成されるピックオフ汚れを解消または
微小に維持できるとともに、プレッシャーコロのクリー
ニング部材の品質を長期間にわたり安定維持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例によりコピーされた転写
紙の部分平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の概略側面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の概略側面図である。
【図5】従来の転写紙分離装置の斜視図である。
【図6】従来の転写紙分離装置の概略側面図である。
【図7】従来の転写紙分離装置におけるプレッシャーワ
イヤの要部斜視図である。
【図8】従来の転写紙分離装置におけるプレッシャーワ
イヤの摩耗状態を示す部分斜視図である。
【図9】従来の転写紙分離装置におけるプレッシャーワ
イヤの摩耗状態を示す断面図である。
【図10】従来の転写紙分離装置によりコピーされた転
写紙の部分平面図である。
【図11】本発明が実施される従来の転写紙分離装置の
斜視図である。
【図12】本発明が実施される従来の転写紙分離装置の
部分概略正面図である。
【図13】本発明が実施される従来の転写紙分離装置に
おけるプレッシャーコロの摩耗状態を示す断面図であ
る。
【図14】本発明が実施される従来の転写紙分離装置の
作動状態を示す概略側面図である。
【図15】本発明が実施される従来の転写紙分離装置に
よりコピーされた転写紙の部分平面図である。
【図16】本発明が実施される従来の他の転写紙分離装
置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 ターンローラ 4 ターンベルト 5 分離ベルト 7 プレッシャーコロ 10 クリーニング部材 11 アイドルギヤ 12 レジストローラ 13 レジストローラ S 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 芳人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 忠浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラムの一方の端面を基準位置とし
    て転写紙の通紙を行ない、上記感光体ドラムに密着搬送
    された転写紙を分離ベルトで剥離する端面基準ベルト分
    離方式の画像形成装置であって、上記分離ベルトの側方
    における上記転写紙の感光体ドラムへの押し付け手段と
    してプレッシャーコロを使用した画像形成装置におい
    て、上記プレッシャーコロと感光体ドラムとの間の摩擦
    係数をμ1、上記プレッシャーコロと転写紙との間の摩
    擦係数をμ2、上記プレッシャーコロによる転写紙の感
    光体ドラムへの押付力をF、上記プレッシャーコロの回
    転摺動力をNとしたとき、上記プレッシャーコロが、 μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタを備えていることを特徴
    とする転写紙分離方法。
  2. 【請求項2】感光体ドラムの一方の端面を基準位置とし
    て転写紙の通紙を行ない、上記感光体ドラムに密着搬送
    された転写紙を分離ベルトで剥離する端面基準ベルト分
    離方式の画像形成装置であって、上記分離ベルトの側方
    における上記転写紙の感光体ドラムへの押し付け手段と
    してプレッシャーコロを使用するとともに、このプレッ
    シャーコロの感光体ドラムとの接点より離れた外周面に
    クリーニング部材を当接配置した画像形成装置におい
    て、上記プレッシャーコロと感光体ドラムとの間の摩擦
    係数をμ1、上記プレッシャーコロと転写紙との間の摩
    擦係数をμ2、上記プレッシャーコロによる転写紙の感
    光体ドラムへの押付力をF、上記プレッシャーコロとク
    リーニング部材との間の摩擦係数をμ3としたとき、上
    記クリーニング部材のプレッシャーコロへの押付力P
    が、 μ1F<μ3P<μ2F なる関係を満足することを特徴とする転写紙分離方法。
  3. 【請求項3】感光体ドラムの一方の端面を基準位置とし
    て転写紙の通紙を行ない、上記感光体ドラムに密着搬送
    された転写紙を分離ベルトで剥離する端面基準ベルト分
    離方式の画像形成装置であって、上記分離ベルトの側方
    における上記転写紙の感光体ドラムへの押し付け手段と
    してプレッシャーコロを使用するとともに、このプレッ
    シャーコロの感光体ドラムとの接点より離れた外周面に
    クリーニング部材を当接配置した画像形成装置におい
    て、上記転写紙の搬送系の駆動回転により上記プレッシ
    ャーコロを連動回転させて、少なくとも、上記プレッシ
    ャーコロと感光体ドラムとの間に転写紙が介在している
    ときだけ、上記プレッシャーコロを駆動回転させること
    を特徴とする転写紙分離方法。
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