JP2712340B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2712340B2 JP19922088A JP19922088A JP2712340B2 JP 2712340 B2 JP2712340 B2 JP 2712340B2 JP 19922088 A JP19922088 A JP 19922088A JP 19922088 A JP19922088 A JP 19922088A JP 2712340 B2 JP2712340 B2 JP 2712340B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関し、特にショット
キー障壁電界効果トランジスタ(MESFET)におけるエア
ブリッジ構造の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、GaAs基板に形成する超高周波帯用のMESFETで
は、ソース電極に繋がる配線をエアブリッジ構造でショ
ットキーゲートとクロスオーバさせる構成が用いられて
いる。このエアブリッジ構造の製造方法としては、ゲー
トバスバー上にフォトレジスト,ポリイミド等の有機物
層を形成し、この有機物層を土台としてソース電極に繋
がる配線を形成し、その後に有機物層を除去してゲート
バスバー上を空洞化する方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の製造方法では、有機物層を選択的に形
成する際にイオンミリング等のドライプロセスを行って
いるため、フォトレジストやポリイミド等の有機物層の
表面がこのイオンミリング処理によって変質し易い。こ
のため、有機物層の除去プロセスが不安定なものになっ
て所望のパターンの有機物層を得ることが難しい。ま
た、パッシベーションを損傷しないように除去を行うた
め、有機物層を完全に除去することができなくなり、ク
ロスオーバ部に有機物が異物として残存し、MESFETを汚
し、或いはMESFETの特性に悪影響を与えるという問題が
ある。
本発明はクロスオーバ部における異物の発生を防止し
て、汚れ及び特性劣化を防止する半導体装置の製造方法
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体装置の製造方法は、ゲート電極、ソー
ス,ドレイン電極、及びパッシベーション膜を形成した
基板上にフォトレジストを塗布し、かつこのフォトレジ
ストをゲート電極上の部分で除去する工程と、全面に前
記パッシベーション膜に対して10〜30のウェットエッチ
ング比をもつプラズマシリコン窒化膜を成長させ、かつ
前記フォトレジストを除去することにより前記ゲート電
極上の部分にのみ前記プラズマシリコン窒化膜を残す工
程と、前記ソース,ドレイン電極に接続される配線を前
記プラズマシリコン窒化膜上に形成する工程と、前記プ
ラズマシリコン窒化膜をウェットエッチングにより除去
する工程とを含んでいる。
〔作用〕
上述した方法では、フォトレジストを用いたリフトオ
フ法によりパッシベーション膜に対して10〜30のウェッ
トエッチング比をもつプラズマシリコン窒化膜を選択形
成し、かつこの窒化膜をウェットエッチング法により除
去することが可能となる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を工程順に示す
縦断面図である。
先ず、第1図のように、半絶縁性GaAs基板1の表面に
ショットキー金属でゲート電極(ゲートバスバー)2を
形成し、かつこれに隣接する位置にオーミック接触した
ソース,ドレイン電極3を形成する。なお、ドレイン電
極の図示は省略している。そして、全面にシリコン窒化
膜やシリコン酸化膜等からなるパッシベーション膜4を
被着し、ソース電極3上にコンタクト用の窓4aを開設す
る。
次いで、第2図のように全面にフォトレジスト5を塗
布し、かつクロスオーバ部に相当する箇所のフォトレジ
ストを除去する。そして、100〜110℃の低温でP−SiN
膜(プラジマシリコン窒化膜)6を成長させる。このP
−SiN膜6の厚さは、クロスオーバ部の高さに相当する
厚さに形成する。
そして、前記フォトレジスト5を除去することによ
り、第3図のように、P−SiN膜6の一部がリフトオフ
法により除去され、ゲート電極2を覆う領域にのみ残さ
れる。
次に、第4図のように全面に配線用金属、ここではTi
/Auで構成した配線膜を被着し、かつこれを所要パター
ンに形成することで配線7を形成する。この配線7には
Auめっきを施している。また、この配線7はパッシベー
ション膜4の開口4aにおいて、ソース電極3に電気接続
される。
しかる後、前記P−SiN膜6に対してウェットエッチ
ングを行うことにより、第5図のようにゲート電極2上
のP−SiN膜6が除去され、この部分に空洞8が形成さ
れる。これにより、配線7はゲート電極2上をエアブリ
ッジ構造でクロスオーバされた構成とされる。なお、こ
の際パッシベーション膜4のエッチング比は、低温成長
P−SiN膜6の1/10〜1/30程度であるために、パッシベ
ーション膜4がエッチングされることは殆どない。
この方法によれば、低温成長したP−SiN膜6は、フ
ォトレジスト5を利用したリフトオフ法で選択形成でき
るので、従来の有機物層の場合のような除去の不安定性
が生じることはなく、所望のパターンを容易に得ること
ができ、高精度のクロスオーバ構造を形成できる。ま
た、低温成長したP−SiN膜6をパッシベーション膜4
をエッチングすることなくウェットエッチングにより容
易に除去できるので、完全な除去が可能となり、かつ有
機物が異物として残存されることもない。これにより、
MESFETの汚れや異物による特性劣化を防止することが可
能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、フォトレジストを用い
たリフトオフ法によりP−SiN膜を選択形成しているの
で、有機物層をイオンミリングするときのような除去工
程における不安定性を生じることなく所望のパターンに
形成でき、高精度なクロスオーバ構造を得ることができ
る。また、P−SiN膜をパッシベーション膜とのエッチ
ング比の大きなウェットエッチング法により除去してい
るので、パッシベーションをエッチングすることなく完
全な除去が可能であり、かつ有機層を用いていないため
に膜残りによる異物の発生及び、この異物による汚れや
特性劣化を有効に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の一実施例を製造工程順に示
す縦断面図である。 1…GaAs基板、2…ゲート電極、3…ソース電極、4…
パッシベーション膜、5…フォトレジスト、6…低温成
長P−SiN膜、7…配線、8…空洞。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート電極、ソース,ドレイン電極、及び
    パッシベーション膜を形成した基板上にフォトレジスト
    を塗布し、かつこのフォトレジストをゲート電極上の部
    分で除去する工程と、全面に前記パッシベーション膜に
    対して10〜30のウェットエッチング比をもつプラズマシ
    リコン窒化膜を成長させ、かつ前記フォトレジストを除
    去することにより前記ゲート電極上の部分にのみ前記プ
    ラズマシリコン窒化膜を残す工程と、前記ソース,ドレ
    イン電極に接続される配線を前記プラズマシリコン窒化
    膜上に形成する工程と、前記プラズマシリコン窒化膜を
    ウェットエッチングにより除去する工程とを含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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KR100508538B1 (ko) * 2003-02-04 2005-08-17 동부아남반도체 주식회사 반도체 금속 라인 제조 공정에서의 에어 갭 형성 방법
KR100842674B1 (ko) * 2006-12-20 2008-06-30 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체 소자의 제조방법

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