JP2707399B2 - 球形状の中空ポーラス体の製造方法 - Google Patents

球形状の中空ポーラス体の製造方法

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JP2707399B2
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忠樹 森村
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森村興産株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明カバーとして好適
な球形状の中空ポーラス体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明装置の光源の前に張設する網
状板が実開昭60−123906号公報によって公知で
ある。しかしながら、このような網状板は、光源の周囲
を覆う場合に、無理に折り曲げて端部を接続したり、又
は他の網状板と繋ぎ合わせて立体形にしなければならぬ
という面倒がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な面倒な加工を必要とせずに光源の周囲を覆うことがで
き、かつ、網状構造の周壁の密度が略均一で光源の光を
周囲へ均一に放射することができ、更に周壁が弾性復元
性を有して端部どうしを接続しやすく、照明カバーとし
て好適な球形状の中空ポーラス体の製造方法の提供を
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の球形
状の中空ポーラス体の製造方法によって、すなわち、熱
可塑性合成樹脂を加熱溶融して複数のノズルから押し出
すことにより複数の線条を成形して連続的に降下させ、
回転シャフトに固定されこの軸と共に上記の押出速度よ
り低速で回転し且つ表面に多数の窪みを設けた球状の受
型及びこの回転シャフトにおいて受型の両端個所に設け
た側面星型の突起上に曲がりくねった状態で垂下させる
ことによってその粘着性を利用して互いに点接着させる
と共にこれら回転シャフト及び受型の回動と相俟って上
記の受型及び突起の表面において同線条を長大な樋状を
呈する立体網状に集合せしめ、しかる後にこれを冷却固
化してから所要長さに切断して両端部を繋ぎ合わせるこ
とを特徴とする球形状の中空ポーラス体の製造方法によ
って解決することができる
【0005】なお、本発明を実施して得られる球形状の
中空ポーラス体は、照明カバーとして使用するのに好適
である
【0006】すなわち、球形状の中空ポーラス体の内部
に光源を配置して、光が網状の周壁の隙間から外へ放射
状に洩れ出すようにする
【0007】
【実施例】図1は本発明を実施して製造した球形状の中
空ポーラス体を、照明カバー16として使用した状態を
示したものである。この照明カバー16は、合成樹脂製
の多数の線条2が曲がりくねって互いに接触部を接着し
ながら網状に集合して中空の球体を呈するように構成さ
れ、スタンド17に取付けられて、その内部の中空部1
4に光源15を収容するようにしたものである。
【0008】次に図2〜図4は、上記の照明カバー16
として使用する球形状の中空ポーラス体の製造方法の一
実施例の製造工程を示したものである。以下、この製造
工程を図面に基づき詳述する。まず図2及び図3に示す
ように、エクストルダ7にポリプロピレン等熱可塑性合
成樹脂を入れて加熱溶融し、その下面に突設した複数の
ノズル1から溶融樹脂を押し出して複数の線条2を成形
して連続的に降下させる。その下方位置には球状の受型
3を配する。この受型3は回転シャフト8に取付けられ
て回転可能であり、その表面の所要箇所には窪み9を設
けている。又、回転シャフト8において受型3の両端箇
所には突起10を設けている。受型3は略下半分を冷却
水11の中に浸している。上記のように降下する線条2
は受型3の上面によって受け取られ、且つ受型3の回転
によって送られるが、その受型3の回転速度を調整し
て、線条2が下降する速度より遅い速度で受け取るよう
にする。線条2は未固化状態のまま受型3の上面によっ
て受け取られるので曲がりくねって、各線条2は未固化
状態の粘着性により互いに接触部を接着しながら網状に
集合する。この網状集合物は受型3の回転によって受型
3の表面に沿って板状に延ばされながら面積を増大して
いく。尚、受型3の表面に設けた窪み9にも網状集合物
が入り込むので、受型3が回転するときに網状集合物は
滑らずに送られていく。網状集合物は板状になるが、同
時に受型3の外形に倣って断面を略半円形とする。受型
3の表面に拡がった網状集合物は受型3の回転により冷
却水11に浸されて固化し形状が決まる。その後、冷却
水11の中から引き出されると板状で且つ断面が略半円
形の網状体5が完成する。尚、回転シャフト8に設けた
突起10により網状体5の両端の縁には凹凸部12が形
成される。凹凸部12は網状体5に対し蛇腹効果を付与
し、網状体5を引き伸ばすときに加わる無理な力を緩和
する。従って網状体5は弾性復元力を損わずにすむ。
尚、網状集合物を冷却するための手段は、上記のように
冷却水11に浸す代わりに、冷風を吹きかけてもよい。
次に、図4に示すように、網状体5を所定の長さに切断
する。そして、切断した網状体5の弾性復元性を利用し
て両端部を合わせて加熱融着すれば図1に示すような
形状の中空ポーラス体が完成する。尚、網状体5の両端
部を接合する手段は留め具等を用いてもよい。そして、
この球形状の中空ポーラス体を上記の照明カバー16と
して使用することができる
【0009】
【発明の効果】 本発明は上記の通りであり、周壁が立体
網状構造を有して照明カバーとして使 用した場合に、光
の放射や散乱によってユニークな照明効果が得られる球
形状の中空ポーラス体を極めて容易に製造することがで
きる。すなわち、球状の受型を使用することにより線条
を立体網状構造に集合させながら同時に形を球状に整え
ながら製造するので、後工程で立体網状板を無理に折り
曲げるというような面倒な工程が不要である。また、受
型の表面に設けた窪みに網状集合物を入り込ませて受型
に対して滑らないようにしながら網状集合物の面積を増
大していくことができるので、完成品の網状体の密度が
略均一になって、照明カバーとして使用した場合に光を
周囲へムラなく放射させることができる。また、受型の
両端個所に設けた側面星型の突起によって、網状体の両
端の縁に蛇腹効果を発揮する凹凸部を形成するので、網
状体の縁が弾性復元力を保持し、これによって網状体を
引き伸ばしときに加わる無理な力を緩和することができ
て、網状体の端部どうしを接続しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施して製造した球形状の中空ポーラ
ス体を照明カバーとして使用した状態の断面図である。
【図2】本発明の製造方法において網状体を製造する工
程を示す側面図である。
【図3】図2に示す製造装置の略中央部の断面図であ
る。
【図4】図2に示す工程で製造した網状体を切断してそ
の両端部を繋ぎ合せる状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 線条 3 受型 5 網状体 7 エクストルダ 8 回転シャフト 9 窪み 10 突起 11 冷却水 12 凹凸部 13 冷風 14 中空部 15 光源 16 照明カバー 17 スタンド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂を加熱溶融して複数の
    ノズルから押し出すことにより複数の線条を成形して連
    続的に降下させ、回転シャフトに固定されこの軸と共に
    上記の押出速度より低速で回転し且つ表面に多数の窪み
    を設けた球状の受型及びこの回転シャフトにおいて受型
    の両端個所に設けた側面星型の突起上に曲がりくねった
    状態で垂下させることによってその粘着性を利用して互
    いに点接着させると共にこれら回転シャフト及び受型の
    回動と相俟って上記の受型及び突起の表面において同線
    条を長大な樋状を呈する立体網状に集合せしめ、しかる
    後にこれを冷却固化してから所要長さに切断して両端部
    を繋ぎ合わせることを特徴とする球形状の中空ポーラス
    体の製造方法。
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KR200470869Y1 (ko) * 2012-09-07 2014-01-15 주식회사 세안파워텍 광섬유를 이용한 발광 어셈블리
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