JPH0317668B2 - - Google Patents

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JPH0317668B2
JPH0317668B2 JP60268674A JP26867485A JPH0317668B2 JP H0317668 B2 JPH0317668 B2 JP H0317668B2 JP 60268674 A JP60268674 A JP 60268674A JP 26867485 A JP26867485 A JP 26867485A JP H0317668 B2 JPH0317668 B2 JP H0317668B2
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JP
Japan
Prior art keywords
speed
filaments
falling
center
synthetic resin
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60268674A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62128739A (ja
Inventor
Tadaki Morimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morimura Kousan KK
Original Assignee
Morimura Kousan KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Morimura Kousan KK filed Critical Morimura Kousan KK
Priority to JP60268674A priority Critical patent/JPS62128739A/ja
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、装飾材、クツシヨン材、気液の濾過
又は浄化材、人工漁礁等に装着する人工海藻等の
水産用資材、土木工事用暗渠排水材等に使用され
る合成樹脂製立体網状体で特にモール状を呈する
ものに関する。
(従来の技術) 芯体の周りに房状体等のものが付着した所謂モ
ール状を呈するものは従来主に繊維等を編成して
構成されており、合成樹脂製のものはあまり見受
けられない。これは合成樹脂により成形しようと
すると構造の複雑さのため多工程を要しコスト高
となるからである。ところでモール状を呈する構
造物はこれまで主に装飾材として使用されてきた
がその構造上の特徴を利用して気液の濾過浄化材
等の工業的用途にも広く使用可能である。ところ
が従来のものは前記したように殆ど繊維等を編成
して構成されているので工業的に使用した場合そ
の過酷な環境のためにその中心部の芯体の編目が
片寄つたり或いは伸びたり更には切断したり又芯
体の周囲部に密生した房状体等も抜落したりする
等の強度上の欠点があつた。そしてこれらの強度
上の欠点を解消し且つ安価に製造できるモール状
体が強く要望されていた。そこで本出願人は斯る
要望に応えるため本出願と同日出願で「モール状
合成樹脂立体網状体の製造方法(1)」を提示した。
これは芯となるストレートな合成樹脂線条の周囲
に同様に合成樹脂線条を皺曲し絡み合わせて成る
繊条を一体的に溶融着されてモール状体を得るも
のである。ところがこの方法によると周囲部の繊
条の皺曲度及び絡み度が押出速度及び引取速度の
2要素のみによつて決定されるのでその繊条の空
〓等の組織構造がやや規則化、一定化する傾向が
あつた。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明は更に改良を加えて芯体の周囲の
繊条部の皺曲及び絡み合いがより複雑化、不規則
化できるモール状合成樹脂立体網状体の製造方法
の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために案出された本発明を
モール状合成樹脂立体網状体の製造方法は、中心
部とその周囲の所要位置の複数箇所に配した所要
口径のノズルから熱可塑性合成樹脂の加熱溶融体
を夫々所要速度で押し出して下方に向つて線条を
連続的に紡出垂下し、中心部の線条はその落下速
度以上の速度によりその先端を引取つてストレー
ト状を繊維し、周囲部の線条はその落下速度によ
り適宜遅い速度でその先端を引取ると共にその落
下過程でその外周部に配した内面に羽根を有する
筒体の回動によつて発生させた渦流内を通過させ
ることにより不規則に皺曲せしめて互いに絡み合
い溶融着した繊条となし、中心部のストレートな
芯となる線条とその周囲部の不規則に皺曲して絡
み合つた繊条をもその落下過程で一体的に溶融着
したのち冷却固化することを特徴とするものであ
る。
(実施例) 第1図は本発明の実施例の製造工程概略図であ
り、以下図面に照らしながら説明する。
1は押出機でありその内部にはポリプロピレン
の加熱溶融体が充填されている。この押出機1の
下面にはノズル2,2′が突出されており、ノズ
ル2,2′は中心部とそれを囲む円周上の複数箇
所に配置されている。中心部のノズル2は周囲部
のノズル2′に比べて幾分口径の大きなものが使
用されている。ノズル2,2′は交換自在で所望
の口径のものを選択して装着可能である。押出機
1のノズル2,2′の下方には内面に羽根3を設
けた回動自在な筒体4が配されノズル2,2′か
ら紡出されたポリプロピレン溶融体の線条7,
7′はこの筒体4内部を通過する。この筒体4が
回動するとその内部には羽根3によつて渦流が発
生する。筒体4は押出機1に一体化しても良い。
筒体4の下方には冷却水5を充填した水槽が配さ
れ、水槽内部には引取ロール6,6′が設置され
ている。押出機1はその各ノズル2,2′からの
ポリプロピレン溶融体の押出速度を自由に設定で
きる。中心部のノズル2から押出され紡出された
ポリプロピレン溶融体の線条7はその落下速度以
上の速度でその先端が引取られ、又周囲部のノズ
ル2′から押出され紡出されたポリプロピレン溶
融体の線条7′はその落下速度より遅い速度でそ
の先端が引取られるよう各ノズル2,2′の押出
速度と引取速度が調整されて設定されている。即
ち中心部の線条7に比べその周囲部の線状7′の
落下速度の方が多少大きく設定されている。これ
により中心部の線状7はストレート状に垂水する
が、周囲部の線状7′は皺曲せざるを得ない。又
このとき筒体4の回動によつて筒体4内部には渦
流が発生し周囲部の線状7′の皺曲度を増幅し相
互の絡み合いも激しいものとする。これにより周
囲部の線条7′は不規則且つ複雑に皺曲し絡み合
つてその空〓等も一定しない組織構造の繊条8と
なる。この繊条8は勿論中心部の芯となるストレ
ートな線条7とも溶融着する。その後これらは冷
却水3に導かれ冷却固化して製造工程が完了す
る。後は巻取ロールによつて巻取られるだけであ
る。第2図はこうして製造されたモール状合成樹
脂立体網状体の一部斜視図である。
(作用効果) 本発明に拠れば、中心部の線条をその落下速度
以上の速度で引取ると共にその周囲の線条はその
落下速度より遅く引取ることにより即ち中心部の
線条の押出速度より周囲部の線条の押出速度を適
度に大きく設定することにより中心に芯となるス
トレートな線状を有しその周囲には不規則に皺曲
して互いに絡み合つた繊条を有するモール状を呈
する合成樹脂製の立体網状体を一工程で連続的に
従つて簡易に且つ安価で製造することを可能とす
る作用効果がある。そして特に本発明では線条の
落下過程で周囲の線条に対しその外周部に配した
内面に羽根を有する筒体の回動によつて発生させ
た渦流を作用させるのでその皺曲度及び絡み具合
をより不規則化、複雑化させる効果が顕著であ
る。又、製造されたモール状合成樹脂立体網状体
はその芯がストレートな合成樹脂の線条であり、
伸びにくく切れにくく又周囲の繊条とも相互に溶
融着しているので剥れにくく強度は著しく向上
し、又その繊条部の空〓率等の組織構造もノズル
の口径、押出速度及び引取速度等を適宜に選択す
ることによつて所望のものが容易に得られ広汎な
用途への使用が可能となる作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の製造工程概略図、第
2図は本発明の実施例によつて製造されたモール
状合成樹脂立体網状体の一部斜視図である。 1……押出機、2,2′……ノズル、3……羽
根、4……筒体、5……冷却水、6,6′……引
取ロール、7,7′……線条、8……繊条。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中心部とその周囲の所要位置の複数箇所に配
    した所要口径のノズルから熱可塑性合成樹脂の加
    熱溶融体を夫々所要速度で押し出して下方に向つ
    て線条を連続的に紡出垂下し、中心部の線条はそ
    の落下速度以上の速度によりその先端を引取つて
    ストレート状を維持し、周囲部の線条はその落下
    速度より適宜遅い速度でその先端を引取ると共に
    その落下過程でその外周部に配した内面に羽根を
    有する筒体の回動によつて発生させた渦流内を通
    過させることにより不規則に皺曲せしめて互いに
    絡み合い溶融着した繊条となし、中心部のストレ
    ートな芯となる線条とその周囲部の不規則に皺曲
    して絡み合つた繊条をもその落下過程で一体的に
    溶融着したのち冷却固化することを特徴とするモ
    ール状合成樹脂立体網状体の製造方法。
JP60268674A 1985-11-29 1985-11-29 モ−ル状合成樹脂立体網状体の製造方法 Granted JPS62128739A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2639888B2 (ja) * 1993-09-01 1997-08-13 恒夫 杉戸 線条からなる立体空隙構造体とその製造方法
JP2733818B2 (ja) * 1993-12-16 1998-03-30 森村興産株式会社 表面に毛状体を有する立体網状体の製造方法
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AU4114801A (en) 2000-03-15 2001-09-24 C-Eng Co. Ltd Three-dimensional net-like structure, and method and device for producing three-dimensional net-like structure
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JPS62128739A (ja) 1987-06-11

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