JP2733818B2 - 表面に毛状体を有する立体網状体の製造方法 - Google Patents

表面に毛状体を有する立体網状体の製造方法

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JP2733818B2 JP5343569A JP34356993A JP2733818B2 JP 2733818 B2 JP2733818 B2 JP 2733818B2 JP 5343569 A JP5343569 A JP 5343569A JP 34356993 A JP34356993 A JP 34356993A JP 2733818 B2 JP2733818 B2 JP 2733818B2
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木用暗渠排水材、椅
子・ベッド・マット等のクッション材、構造物の充填材
等に利用可能な立体網状体、特に表面に毛状体を有する
立体網状体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の線状体を曲りくねら
せて立体網状体に集合させた構造を有して、例えば土木
用暗渠排水材やクッション材として利用される立体網状
体が知られている。しかしながら、このような立体網状
体は、例えば、土木用暗渠排水材として使用したときに
周囲からの土砂の流入を防止しきれないという問題があ
り、又、クッション材として使用したときは感触があま
り良くないという問題があった。このような問題を解決
するには、その立体網状体の表面に毛状体を形成するこ
と、いわゆる起毛を設けることが有効であるという事実
が研究の結果判明した。このような起毛を設ける方法と
しては、特開昭53−45470号公報に示されたよう
に、カッターで網の表面に切り込みを入れてから網を延
伸するという方法がある。しかしながら、この方法はカ
ッターで切り込みを入れる工程と、 延伸する工程の2工
程が必要であり、起毛を設ける効率が良くないという不
満がある。また、形成された起毛の向きが一様であり、
例えば、一方からの土砂の流入は防止できるが、他方か
ら流入する土砂は防止しにくいという不満がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、土木
用暗渠排水材として使用したときに周囲からの土砂の流
入を防止でき、又、クッション材として使用したときの
感触が良好な毛状体を表面に有する立体網状体を、その
毛状体の方向が一方に偏らないように且つ効率良く製造
できる方法の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決するため
に、本発明の表面に毛状体を有する立体網状体の製造方
は、押出機4の複数のノズル5から溶融した合成樹脂
を押し出して成形した複数本の線状体2を連続的に降下
させ、その下方位置で上記の未固化状態の線状体2をそ
の降下速度より遅く引き取ることにより各線状体2を曲
折させて互いの接点をくっつけながら網状構造の立体形
に集合させ、且つ、複数枚の板を重ね合わせてその隣接
する板どうしを互いに逆方向へ可動するように構成した
起毛装置9,19における各板の縁に沿って設けた歯
7,17によって上記立体網状体の表面を擦って削り起
こすことにより毛状体3,14を形成して冷却固化する
ことを特徴とするものである。
【0005】なお、起毛装置の板の可動は、回転と振動
の2種類の運動が可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。まず図1は、第1実施例の立体網状体1を示したも
のである。この立体網状体1は、ポリプロピレン等合成
樹脂製の複数本の線状体2がそれぞれ曲がりくねって互
いに接点をくっつけながら網状構造の円筒形に集合し、
且つその外周面に一様に毛状体3が形成されたものであ
る。
【0007】次に図2は、上記の立体網状体1の製造工
程を示したものである。すなわち、上記の立体網状体1
は、押出機4の下面に円形に配設した複数のノズル5か
ら溶融したポリプロピレン等の合成樹脂を押し出して成
形した複数本の線状体2を連続的に降下させ、その下方
位置で上記の未固化状態の線状体2をその降下速度より
遅く回転する引取ローラ6で引き取ることによって各線
状体2を皺状に曲折させて互いの接点をくっつけながら
網状構造の円筒形に集合させ、且つ、これを、内周縁に
沿って歯7を設けた複数枚の回転リング板8を重ね合わ
せた構成の起毛装置9における回転リング板8の中へ通
すことによって、その回転リング板8の歯7で表面部を
擦って削り起こすことにより毛状体3を一体的に形成
し、これを冷却水10の中に浸漬して冷却固化すること
によって製造されるものである。図3は上記の工程で使
用される起毛装置9のリング板8の平面図を示したもの
である。尚、各回転リング板8は上下に隣接するものが
互いに逆方向へ回転するようになっている。
【0008】次に図4は、同じく上記第1実施例の立体
網状体1の製造工程を示したものである。この製造工程
は冷却手段が異なるだけで、その他は上記の製造工程と
基本的に同じである。すなわち、上記の製造工程では冷
却水10の中に浸漬していたが、本製造工程では、起毛
装置9におけるリング板8の中に同じくリング状の冷却
水噴出装置11を配して、周囲から冷却水10を浴せて
冷却するようにしたものである。
【0009】次に図5は、本発明の第2実施例の立体網
状体12を示したものである。この立体網状体12は、
同じくポリプロピレン等合成樹脂製の複数本の線状体1
3がそれぞれ曲がりくねって互いに接点をくっつけなが
ら網状構造の板状に集合し、且つその片方の側面に一様
に毛状体14が形成されたものである。
【0010】次に図6は、上記の第2実施例の立体網状
体12の製造工程を示したものである。すなわち、上記
の立体網状体12は、押出機15の下面に矩形に配設し
た複数のノズル16から溶融したポリプロピレン等の合
成樹脂を押し出して成形した複数本の線状体13を降下
させ、その下方位置で上記の未固化状態の線状体13を
その降下速度より遅く回転する引取ローラ(図は省略)
で引き取ることによって各線状体13を皺状に曲折させ
て互いの接点をくっつけながら網状構造の板状に集合さ
せ、且つ、その片方の側面部を、側縁に沿って歯17を
設けた複数枚の振動板18を重ね合わせた構成の起毛装
置19における各振動板18の歯17で擦って削り起こ
すことによって一体的に毛状体14を形成し、これを冷
却水20の中に浸漬して冷却固化することにより製造さ
れるものである。尚、各振動板18は上下に隣接するも
のが互いに逆方向へ振動するようになっている。
【0011】次に図7は、同じく上記第2実施例の立体
網状体12の製造工程を示したものである。この製造工
程は冷却手段が異なるだけで、その他は上記の製造工程
と基本的に同じである。すなわち上記の製造工程では冷
却水20の中に浸漬していたが、本製造工程では、起毛
装置19における振動板18の中に冷却水噴出装置21
を配して、側方から冷却水20を浴せて冷却するように
したものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】本発明の表面に毛状体を有する
立体網状体の製造方法は上記の通りであり、まず、起毛
装置の板を回転又は振動させて板の縁に設けた歯で立体
網状体の表面を擦って削り起こすことにより、すなわち
1工程で毛状体を形成することができ、しかも、複数枚
の板の歯が同時に削り起こすので、上記従来例のように
2工程を要するものに比べて毛状体の製造効率が遥かに
良い。次に、起毛装置における複数枚の板は隣接するも
のが互いに逆方向へ可動するので、各板の歯によって削
り起された毛状体はそれぞれ方向が異なって一様ではな
いので、例えば土木用暗渠排水材として使用した場合
に、左右両方からの土砂の流入を防止できるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の立体網状体の斜視図である。
【図2】第1実施例の立体網状体の製造工程図である。
【図3】第1実施例の立体網状体の製造工程において使
用する起毛装置の回転リング板の平面図である。
【図4】第1実施例の立体網状体の他の製造工程図であ
る。
【図5】第2実施例の立体網状体の斜視図である。
【図6】第2実施例の立体網状体の製造工程図である。
【図7】第2実施例の立体網状体の他の製造工程図であ
る。
【符号の説明】
1,12 立体網状体 2,13 線状体 3,14 毛状体 4,15 押出機 5,16 ノズル 6 引取ローラ 7,17 歯 8 回転リング板 9,19 起毛装置 10,20 冷却水 11,21 冷却水噴出装置 18 振動板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機4の複数のノズル5から溶融した
    合成樹脂を押し出して成形した複数本の線状体2を連続
    的に降下させ、その下方位置で上記の未固化状態の線状
    体2をその降下速度より遅く引き取ることにより各線状
    体2を曲折させて互いの接点をくっつけながら網状構造
    の立体形に集合させ、且つ、複数枚の板を重ね合わせて
    その隣接する板どうしを互いに逆方向へ可動するように
    構成した起毛装置9,19における各板の縁に沿って設
    けた歯7,17によって上記立体網状体の表面を擦って
    削り起こすことにより毛状体3,14を形成して冷却固
    化することを特徴とする表面に毛状体を有する立体網状
    体の製造方法。
JP5343569A 1993-12-16 1993-12-16 表面に毛状体を有する立体網状体の製造方法 Expired - Fee Related JP2733818B2 (ja)

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JPS62128739A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Morimura Kosan Kk モ−ル状合成樹脂立体網状体の製造方法

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