JP2000291847A - フレキシブル合成樹脂多孔管及びその製造方法 - Google Patents

フレキシブル合成樹脂多孔管及びその製造方法

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JP2000291847A JP11105024A JP10502499A JP2000291847A JP 2000291847 A JP2000291847 A JP 2000291847A JP 11105024 A JP11105024 A JP 11105024A JP 10502499 A JP10502499 A JP 10502499A JP 2000291847 A JP2000291847 A JP 2000291847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸排水効率にすぐれるとともに、曲がり部分
への適用の際に別の部品を必要とせず、対応が容易でし
かも安価に製造することができる合成樹脂多孔管を提供
する。 【解決手段】 管体2内周面に長手方向に沿って隆条3
が列設されるとともに、該隆条3を残して管を横切る螺
旋状の切目4及び切込み5が一定ピッチで管体2外周面
側の少なくとも一部に刻設され、かつ管体2内周面側に
おいて該隆条3に、該螺旋状の隣合う切目同士の中間位
置を結ぶ螺旋に沿った位置にそれぞれ切込み6が刻設さ
れ、管体残存部と該隆条3とにより格子状の網目が形成
されるとともに、上記各切込み5、6により可撓性が付
与されていることを特徴とするフレキシブル合成樹脂多
孔管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周面の一部あるい
は周面全体が格子状の網目に形成されたフレキシブル合
成樹脂一重及び二重多孔管並びにその製造方法に関する
ものである。
【0002】合成樹脂多孔管は、図7に示すように周面
にその長手方向に沿う部分あるいは周面全体が格子状の
網目に形成されており、図示の周面の一部を網目とした
ものは、地中に埋設した側溝の配水管、雨水浸透管など
に、また周面全体が網目のものは井戸の吸水管先端に付
設するストレーナーとして好適のものである。
【0003】これら合成樹脂多孔管は、従来は、金型を
用いる射出成形により、所定長さの管として得られるの
みで、通常の合成樹脂管と異なり、押出し成形による一
連の管として製造することは不可能とされていた。
【0004】そこで本発明者は、特開平2−52729
号公報(特許第2556359号)において、押出し成
形により、周面の少なくとも一部を格子状の網目に形成
した合成樹脂多孔管を製造する方法を提案した。この方
法は、押出し成形により、管体内周面に長手方向に沿っ
て隆条を列設した製品を連続して製造するとともに、こ
の製品に上記隆条を残して管を横切る切目を一定間隔で
設け、かつ製品を押出し方向に牽引してこれら切目間に
当たる隆条を引き延ばし格子状の網目を形成することを
特徴とするものである。これにより、合成樹脂多孔管
を、連続的に、極めて能率的に、しかも安価で提供する
ことが可能となった。図8にこの方法により得られる合
成樹脂多孔管を示す。
【0005】しかし、上記のように管体に長手方向に沿
って隆条を列設した構造の合成樹脂多孔管は、その構造
上、屈曲させて使用することは不可能であり、曲がり部
分への使用の際には、別加工のソケット等を併用しなけ
ればならなかった。このように別の部品を必要とするこ
とは、コスト的にも不利である上、施工にも手間取るこ
とになる。また、曲がり部分への対応のため、蛇腹状パ
イプに穴空けを施したようなもののあるが、この場合、
開口数に限度があり、本来の多孔管と比較すると開口面
積が大きくとれず吸排水効率は決してよくなかった。さ
らに、目詰まり防止のためには、合成樹脂多孔管の二重
構造化が好ましいが、従来の製造方法では金型の構造
上、二重構造化は困難であり、しかもその方法で作られ
た製品を屈曲させて使用することは当然不可能であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を一挙に解決し、吸排水効率にすぐれ
るとともに、曲がり部分への適用の際に別の部品を必要
とせず、対応が容易でしかも安価に製造することができ
る合成樹脂多孔管及びその製造方法を提供することをそ
の課題とする。また、本発明は、特に目詰まりが効率的
に防止され、かつ曲がり部分への適用の際に別の部品を
必要とせず、対応が容易でしかも安価に製造することが
できる合成樹脂二重多孔管及びその製造方法を提供する
ことを別の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、管体内周面に長手方
向に沿って隆条が列設されるとともに、該隆条を残して
管を横切る螺旋状の切目及び切込みが一定ピッチで管体
外周面側の少なくとも一部に刻設され、かつ管体内周面
側において該隆条に、該螺旋状の隣合う切目同士の中間
位置を結ぶ螺旋に沿った位置にそれぞれ切込みが刻設さ
れ、管体残存部と該隆条とにより格子状の網目が形成さ
れるとともに、上記各切込みにより可撓性が付与されて
いることを特徴とするフレキシブル合成樹脂多孔管が提
供される。また、本発明によれば、管体外周面に長手方
向に沿って隆条が列設されるとともに、該隆条を残して
管を横切る螺旋状の切目及び切込みが一定ピッチで管体
内周面側の少なくとも一部に刻設され、かつ管体外周面
側において該隆条に、該螺旋状の隣合う切目同士の中間
位置を結ぶ螺旋に沿った位置にそれぞれ切込みが刻設さ
れ、管体残存部と該隆条とにより格子状の網目が形成さ
れるとともに、上記各切込みにより可撓性が付与されて
いることを特徴とするフレキシブル合成樹脂多孔管が提
供される。また、本発明によれば、内管と外管とこれら
を連結する長手方向に延びる複数の放射状の連結部とか
らなる管体において、該内管を残して外管を横切る螺旋
状の切目が一定ピッチで管体外周面側の少なくとも一部
に刻設されるとともに、該外管を残して内管を横切る螺
旋状の切目が上記一定ピッチと同ピッチでかつ上記一定
ピッチより半ピッチだけずれるように管体内管側の少な
くとも一部に刻設され、外管残存部と該連結部並びに内
管残存部と該連結部によりそれぞれ外管側及び内管側に
格子状の網目が形成されていることを特徴とするフレキ
シブル合成樹脂二重多孔管が提供される。また、本発明
によれば、押出し成形により、管体内周面に長手方向に
沿って隆条を列設した製品を連続的に製造するととも
に、押出し用金型の先端近傍で管外側に設けられた第1
の切断刃を回転させてその刃先で該隆条を残して管を横
切る螺旋状の切目及び切込みを一定ピッチで管体外周面
側の少なくとも一部に刻設すると同時に、押出し用金型
の先端近傍で管内側に設けられた第2の切断刃を回転さ
せてその刃先で管体内周面側において該隆条に該螺旋状
の隣合う切目同士の中間位置を結ぶ螺旋に沿った位置に
それぞれ切込みを刻設し、さらに製品を押出し方向に牽
引して引き延ばし、管体残存と該隆条とにより格子状の
網目を形成することを特徴とするフレキシブル合成樹脂
多孔管の製造方法が提供される。また、本発明によれ
ば、押出し成形により、管体外周面に長手方向に沿って
隆条を列設した製品を連続的に製造するとともに、押出
し用金型の先端近傍で管内側に設けられた第1の切断刃
を回転させてその刃先で該隆条を残して管を横切る螺旋
状の切目及び切込み一定ピッチで管体外周面側の少なく
とも一部に刻設すると同時に、押出し用金型の先端近傍
で管外側に設けられた第2の切断刃を回転させてその刃
先で管体外周面側において該隆条に該螺旋状の隣合う切
目同士の中間位置を結ぶ螺旋に沿った位置にそれぞれ切
込みを刻設し、製品を押出し方向に牽引して引き延ば
し、管体残存部と該隆条とにより格子状の網目を形成す
ることを特徴とするフレキシブル合成樹脂多孔管の製造
方法が提供される。さらに、本発明によれば、押出し成
形により、内管と外管とこれらを連結する長手方向に延
びる複数の放射状の連結部とからなる管体製品を連続的
に製造するとともに、押出し用金型の先端近傍で管外側
に設けられた第1の切断刃を回転させてその刃先で該内
管を残して該外管を横切る螺旋状の切目を一定ピッチで
管体外周面側の少なくとも一部に刻設すると同時に、押
出し用金型の先端近傍で管内側に設けられた第2の切断
刃を回転させてその刃先で該外管を残して該内管を横切
る螺旋状の切目を上記一定ピッチと同ピッチでかつ上記
一定ピッチより半ピッチだけずれるように管体内管側の
少なくとも一部に刻設し、製品を押出し方向に牽引して
引き延ばし、外管残存部と該連結部並びに内管残存部と
該連結部によりそれぞれ外管側及び内管側に格子状の網
目を形成することを特徴とするフレキシブル合成樹脂二
重多孔管の製造方法が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明による好ましい実施の
形態を実施例により詳述する。図1に本発明によるフレ
キシブル合成樹脂多孔管(以下単に合成樹脂多孔管とも
いう)の構成例を示す。図中1は本発明に係る合成樹脂
多孔管であり、その管体2の内周面側に長手方向に沿っ
て複数の隆条3が列設され、さらにその管体外側には一
定ピッチで所定幅の螺旋状の切目4が隆条3を残す形
で、しかも隆条3に一部切込み5が入る形で形成され
る。一方、管体内周面側には列設された隆条3に一定ピ
ッチの螺旋に沿った切込み6が間欠的に形成される。切
目4ないし切込み5の螺旋のピッチと切込み6の螺旋の
ピッチは図2に示すように、半ピッチだけずれるように
することが望ましい。以上のようにして、隆条3、3間
の管体にはその長手方向に一定間隔で透孔7が形成さ
れ、全体として格子状の網目を有する多孔管となり、管
体の切目4以外の残存部と各隆条3はその交差部位で結
合し所要の機械的強度が得られるようになっている。さ
らに、隆条3に設けられた切込み5、6により合成樹脂
多孔管に適度な可撓性が付与され、曲がり部への施工に
容易に適用可能となる。上記構成例において隆条3の数
は管の大きさ、用途等に応じて任意の数に設定すること
ができる。また隆条3の大きさ、管体2の厚さ、切目4
の幅、切込み5、6の深さ並びに各螺旋のピッチも管の
大きさ、用途等に応じて任意に設定することができる。
また、これらの寸法を変えることにより、網目の大き
さ、密度等が任意に調整可能である。本構成例のフレキ
シブル合成樹脂多孔管には、ポリエチレン、塩化ビニ
ル、ABS樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル等の合成樹
脂材料が好ましく使用される。上記の例では、合成樹脂
多孔管の全面に格子状網目を形成したが、本発明によれ
ば、一部に格子状網目を形成することもできる。
【0009】次に本発明によるフレキシブル合成樹脂多
孔管の別の例について述べる。上記構成例では、管体の
内周面に長手方向に沿って複数の隆条が列設されていた
が、本構成例では、管体の外周面に長手方向に沿って複
数の隆条が列設される。図3に本構成例に係る図2と同
様な図を示す。図3において11が合成樹脂多孔管、1
2が管体、13が隆条である。さらにその管体12に
は、内周面側から、一定ピッチで所定幅の螺旋状の切目
14が隆条13を残す形で、しかも隆条13に一部切込
み5が入る形で形成される。一方、管体外周側において
は列設された隆条13に一定ピッチの螺旋に沿った切込
み16が間欠的に形成される。切目14ないし切込み1
5の螺旋のピッチと切込み16の螺旋のピッチは図3に
示すように、半ピッチだけずれるようにすることが望ま
しい。以上のようにして、隆条13、13間の管体には
その長手方向に一定間隔で透孔が形成され、全体として
格子状の網目を有する多孔管となり、管体の切目14以
外の残存部と各隆条13はその交差部位で結合し所要の
機械的強度が得られるようになっている。さらに、隆条
13に設けられた切込み15、16により合成樹脂多孔
管に適度な可撓性が付与され、曲がり部への施工に容易
に適用可能となる。本構成例においても、隆条13の数
は管の大きさ、用途等に応じて任意の数に設定すること
ができる。また隆条13の大きさ、管体12の厚さ、切
目14の幅、切込み15、16の深さ並びに各螺旋のピ
ッチも管の大きさ、用途等に応じて任意に設定すること
ができる。また、これらの寸法を変えることにより、網
目の大きさ、密度等が任意に調整可能である。本構成例
のフレキシブル合成樹脂多孔管には、上記構成例に使用
される合成樹脂材料と同様な材料を使用することができ
る。また、上記の例では、合成樹脂多孔管の全面に格子
状網目を形成したが、本発明によれば、一部に格子状網
目を形成することもできる。
【0010】次に本発明によるフレキシブル合成樹脂二
重多孔管の例について述べる。上記2つの構成例は一重
多孔管に係るものであったが、本構成例は二重多孔管に
係るものである。本構成例において網目を形成する前の
管体22は、図4に示すように、内管23と外管24と
これらを連結する長手方向に延びる複数の放射状の連結
部25とから構成される。本構成例では、図5に示すよ
うに、この管体22において、まず内管23を残して外
管24を横切る螺旋状の切目26が一定ピッチで管体外
周面側の少なくとも一部に刻設される。また、外管24
を残して内管23を横切る螺旋状の切目27が上記一定
ピッチと同ピッチでかつ上記一定ピッチより半ピッチだ
けずれるように、管体内管側の少なくとも一部に刻設さ
れる。そして外管残存部と連結部25により外管側にお
いて、また内管残存部と連結部25により内管側におい
て、それぞれ格子状の網目が形成され、二重構造の合成
樹脂多孔管となっている。本構成例では、二重構造とな
っているため、目詰まりが効果的に防止され、また管体
22の内側と外側から形成された切目26、27により
合成樹脂多孔管21に適度な可撓性が付与され、曲がり
部への施工にも容易に適用可能となる。本構成例におい
ては、連結部25の数は管の大きさ、用途等に応じて任
意の数に設定することができる。また連結部の大きさ、
内管側及び外管側の薄肉部分の厚さ、切目26、27の
幅及び深さ並びに各螺旋のピッチも管の大きさ、用途等
に応じて任意に設定することができる。また、これらの
寸法を変えることにより、網目の大きさ、密度等が任意
に調整可能である。本構成例のフレキシブル合成樹脂多
孔管には、ポリエチレン、塩化ビニル、ABS樹脂、ア
クリル樹脂、酢酸ビニル等の合成樹脂材料が好ましく使
用される。また、本構成例では、外管には使用時に土圧
が加わるので硬質材料を使用し、内管には軟質材料を使
用することもできる。この場合、硬質材料としては、剛
性を有するもので、例えば高密度ポリエチレン、硬質塩
化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル樹脂等
を使用することができ、また軟質材料としては、可撓性
を有するもので、例えば低密度ポリエチレン、軟質塩化
ビニル、酢酸ビニル等を使用することができる。さら
に、本構成例では、内管及び外管には同一の硬質材料を
使用し、連結部には軟質材料を使用することもできる。
また外管には硬質材料を使用し、内管及び連結部には軟
質材料を使用することもできる。これらの場合、硬質材
料及び軟質材料としてはそれぞれ上記と同様な材料を使
用することができる。上記の例では、合成樹脂多孔管の
全面に格子状網目を形成したが、本発明によれば、一部
に格子状網目を形成することもできる。
【0011】次に、上記構成のフレキシブル合成樹脂多
孔管を製造する方法について説明する。上記各構成例の
合成樹脂多孔管は基本的には同じ原理に基づく方法によ
り製造できるため、ここでは図1の合成樹脂多孔管の製
造方法について説明する。図6は、図1の構成例のフレ
キシブル合成樹脂多孔管を製造する装置を模式的に示す
もので、図中31は押出し機、32は押出し金型、13
は冷却水、14はテンションローラー、35は第1の切
断機構、36は第2の切断機構である。押出し金型32
からは、管体内周面に長手方向に沿って隆条を列設した
製品aを連続的に製造し、これをテンションローラー3
4により強制的に牽引して引き出す。ここで、押出し用
金型32の先端ないしその近傍に取付けた第1の切断機
構は、製品aのまわりを製品の外側において回転可能に
なっている。そしてその刃先は管体の外側から製品の隆
条を残して管を横切る螺旋状の切目及び切込みを一定ピ
ッチで形成する。これら切目及び切込みは、上記テンシ
ョンローラー34による牽引及び第1の切断機構の回転
速度を調節することにより、その形状が調整できるよう
になっている。また、押出し用金型32の先端ないしそ
の近傍に取付けた第2の切断機構は、製品aのまわりを
製品の内側において回転可能になっている。そしてその
刃先は管体の内側から製品の隆条に螺旋に沿った間欠的
な切込みを一定ピッチで形成する。この螺旋のピッチは
上記螺旋状の切目及び切込みとは半ピッチだけずれるよ
うに形成される。このため、第1の切断機構の回転刃と
第2の切断機構の回転刃は180度だけ位相がずれるよ
うに配置される。これら回転刃を毎秒15〜150回転
の回転速度で回転させながら、強制的牽引を行うことに
より図1に示すようなフレキシブル合成樹脂多孔管が得
られる。
【0012】第1の切断機構の回転刃及び第2の切断機
構の回転刃は、従来公知の手法により、それぞれ製品a
の外側及び内側を回転し、かつ製品aに所要の切目ない
し切込みを刻設するように設置される。図3及び図5に
示す構成例も上記と同様な方法により製造することがで
きる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような顕著なる
効果を得ることができる。 (1)従来一定長さの管として型造されていた合成樹脂
多孔管を、押出し成形形により連続した一連の管として
製造することができる。 (2)押出し成形で製造できるので、生産費用が安価で
ある。 (3)一般押出し金型で内、外周面を成形できるため、
特別な金型を必要としない。このため金型の作製コスト
が非常に安価となる。 (4)管自体がフレキシブルであるため、曲がり部分へ
の施工の際に別の部品を必要とせず、施工が容易で、手
間がかからない。 (5)目詰まりが効果的に防止された二重構造の多孔管
の提供が可能となる。 (6)金型本体は一般押出し金型と同様、回転等の運動
をさせる必要がないため、例えば外周長手方向に一部変
形部分を有するような製品も容易に作り出せる。 (7)一般押出し成形で利用できる材料であるならば、
本来成形しにくいとされてきた硬質塩化ビニルのような
押出し圧力が非常に高く熱分解を起こしやすいような材
質でも、網目状に成形可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレキシブル合成樹脂多孔管の一
構成例を示す斜視図である。
【図2】図1の多孔管の一部を拡大して示す図である。
【図3】本発明による別のフレキシブル合成樹脂多孔管
の別の構成例を示す図2と同様の図である。
【図4】網目形成前の二重管の斜視図である。
【図5】本発明によるフレキシブル合成樹脂二重多孔管
の構成例を示す斜視図である。
【図6】本発明によるフレキシブル合成樹脂多孔管の製
造装置を模式的に示す全体概略図である。
【図7】従来の合成樹脂多孔管を示す斜視図である。
【図8】本発明者が先に提案した合成樹脂多孔管の斜視
図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂多孔管 2 管体 3 隆条 4 切目 5、6 切込み 7 透孔 11 合成樹脂多孔管 12 管体 13 隆条 14 切目 15、16 切込み 21 合成樹脂
多孔管 22 内管 23 外管 24 連結部 25、26 切
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 28:00 31:14 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA15 CA13 CB14 CB22 CB23 CB25 CB30 DA26 DB17 EA04 EA19 4F207 AA04 AA13 AA15 AA21 AG06 AG11 AG15 AG18 AG26 AH01 AH43 KA01 KA17 KK90 KL80 KW23 4F213 AA04 AA13 AA15 AA21 AG06 AG11 AG15 AG18 AG26 AH01 AH43 WA06 WA12 WA43 WA53 WA63 WA64 WA65 WA72 WB02 WW02 WW23 WW26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体内周面に長手方向に沿って隆条が列
    設されるとともに、該隆条を残して管を横切る螺旋状の
    切目及び切込みが一定ピッチで管体外周面側の少なくと
    も一部に刻設され、かつ管体内周面側において該隆条
    に、該螺旋状の隣合う切目同士の中間位置を結ぶ螺旋に
    沿った位置にそれぞれ切込みが刻設され、管体残存部と
    該隆条とにより格子状の網目が形成されるとともに、上
    記各切込みにより可撓性が付与されていることを特徴と
    するフレキシブル合成樹脂多孔管。
  2. 【請求項2】 管体外周面に長手方向に沿って隆条が列
    設されるとともに、該隆条を残して管を横切る螺旋状の
    切目及び切込みが一定ピッチで管体内周面側の少なくと
    も一部に刻設され、かつ管体外周面側において該隆条
    に、該螺旋状の隣合う切目同士の中間位置を結ぶ螺旋に
    沿った位置にそれぞれ切込みが刻設され、管体残存部と
    該隆条とにより格子状の網目が形成されるとともに、上
    記各切込みにより可撓性が付与されていることを特徴と
    するフレキシブル合成樹脂多孔管。
  3. 【請求項3】 内管と外管とこれらを連結する長手方向
    に延びる複数の放射状の連結部とからなる管体におい
    て、該内管を残して外管を横切る螺旋状の切目が一定ピ
    ッチで管体外周面側の少なくとも一部に刻設されるとと
    もに、該外管を残して内管を横切る螺旋状の切目が上記
    一定ピッチと同ピッチでかつ上記一定ピッチより半ピッ
    チだけずれるように管体内管側の少なくとも一部に刻設
    され、外管残存部と該連結部並びに内管残存部と該連結
    部によりそれぞれ外管側及び内管側に格子状の網目が形
    成されていることを特徴とするフレキシブル合成樹脂二
    重多孔管。
  4. 【請求項4】 内管及び連結部が軟質材料で形成され、
    外管が硬質材料で形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載のフレキシブル合成樹脂二重多孔管。
  5. 【請求項5】 内管及び外管が硬質材料で形成され、連
    結部が軟質材料で形成されている請求項3に記載のフレ
    キシブル合成樹脂二重多孔管。
  6. 【請求項6】 押出し成形により、管体内周面に長手方
    向に沿って隆条を列設した製品を連続的に製造するとと
    もに、押出し用金型の先端近傍で管外側に設けられた第
    1の切断刃を回転させてその刃先で該隆条を残して管を
    横切る螺旋状の切目及び切込みを一定ピッチで管体外周
    面側の少なくとも一部に刻設すると同時に、押出し用金
    型の先端近傍で管内側に設けられた第2の切断刃を回転
    させてその刃先で管体内周面側において該隆条に該螺旋
    状の隣合う切目同士の中間位置を結ぶ螺旋に沿った位置
    にそれぞれ切込みを刻設し、さらに製品を押出し方向に
    牽引して引き延ばし、管体残存部と該隆条とにより格子
    状の網目を形成することを特徴とするフレキシブル合成
    樹脂多孔管の製造方法。
  7. 【請求項7】 押出し成形により、管体外周面に長手方
    向に沿って隆条を列設した製品を連続的に製造するとと
    もに、押出し用金型の先端近傍で管内側に設けられた第
    1の切断刃を回転させてその刃先で該隆条を残して管を
    横切る螺旋状の切目及び切込み一定ピッチで管体外周面
    側の少なくとも一部に刻設すると同時に、押出し用金型
    の先端近傍で管外側に設けられた第2の切断刃を回転さ
    せてその刃先で管体外周面側において該隆条に該螺旋状
    の隣合う切目同士の中間位置を結ぶ螺旋に沿った位置に
    それぞれ切込みを刻設し、製品を押出し方向に牽引して
    引き延ばし、管体残存部と該隆条とにより格子状の網目
    を形成することを特徴とするフレキシブル合成樹脂多孔
    管の製造方法。
  8. 【請求項8】 押出し成形により、内管と外管とこれら
    を連結する長手方向に延びる複数の放射状の連結部とか
    らなる管体製品を連続的に製造するとともに、押出し用
    金型の先端近傍で管外側に設けられた第1の切断刃を回
    転させてその刃先で該内管を残して該外管を横切る螺旋
    状の切目を一定ピッチで管体外周面側の少なくとも一部
    に刻設すると同時に、押出し用金型の先端近傍で管内側
    に設けられた第2の切断刃を回転させてその刃先で該外
    管を残して該内管を横切る螺旋状の切目を上記一定ピッ
    チと同ピッチでかつ上記一定ピッチより半ピッチだけず
    れるように管体内管側の少なくとも一部に刻設し、製品
    を押出し方向に牽引して引き延ばし、外管残存部と該連
    結部並びに内管残存部と該連結部によりそれぞれ外管側
    及び内管側に格子状の網目を形成することを特徴とする
    フレキシブル合成樹脂二重多孔管の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100617968B1 (ko) 2005-01-21 2006-09-01 (주)삼창 유공관 제조장치
JP2011045813A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Daikyonishikawa Corp オイルストレーナ

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