JP2816729B2 - 暗渠排水管及びその製造方法 - Google Patents

暗渠排水管及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴルフ場や湿地帯、その他の地中に埋設さ
れる合成樹脂製暗渠排水管とその管の製造方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来から暗渠排水管としては、例えば実公昭54−2720
6号公報に記載されているように、テープ状ネットを螺
旋状に且つその側縁部同士が順次重なるように巻回して
樹脂管を形成すると共に、この樹脂管におけるネットの
重なり部間に不織布或いはガラス繊維その他の織布から
なるフイルターを挟圧させると共に樹脂管の内外周に補
強条片を螺旋状に融着固定してなる構造のものが知られ
ている。
又、比較的硬質の合成樹脂材によって螺旋管を形成
し、この螺旋管の山部又は谷部に多数の通水孔を穿設し
てなる排水管も開発されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者のテープ状ネットよりなる暗渠排
水管では耐圧強度が極めて小さいために、大きな土圧が
かかる地中に埋設して使用することが困難であり、又、
比較的小径であるために効率のよい集水が得られないと
いう難点がある。
一方、後者の合成樹脂製管よりなる排水管によれば、
比較的大径に形成することができ、排水効率の向上を図
ることができるが、山部又は谷部に穿設された多数の通
水孔は、螺旋管の製造後に設けられるものであるから、
螺旋管の製造装置とは別に通水孔穿設装置を必要として
設備が大規模となるばかりでなく、螺旋管の山部或いは
谷部に通水孔を螺旋方向に一定間隔毎に精度よく穿設す
るには技術的に困難であり、間隔や孔径にバラツキが生
じて均一な排水性能を得ることができないという問題点
があった。
さらに、穿孔時に亀裂等が発生する虞れがあるばかり
でなく、上記のように通水孔の配列状態の不均一によっ
て全体的に亘り均一な耐圧強度が得られなくなり、地中
に埋設使用した場合に土圧によって局部的な亀裂が生じ
る虞れがあった。
本発明はこのような問題点を解消し得る合成樹脂製暗
渠排水管とその排水管の製造方法の提供を目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の暗渠排水管は、
合成樹脂製螺旋管本体の螺旋谷部又は螺旋山部が一定の
小間隔部によって全長に亘り螺旋方向に分離されてあ
り、この小間隔部に螺旋方向に小間隔毎に両端部が分離
谷部又は山部の対向端部に固着した連結片を設けて前記
小間隔部に管内に連通する多数の通水小孔を形成してな
る構造を有するものである。
又、このような暗渠排水管の製造方法としては、中央
部に谷部又は山部が形成され且つその谷部又は山部の両
側壁の両端部を水平耳部に形成された半溶融状態の帯状
合成樹脂材を成形回転軸上に、先に巻回する帯状合成樹
脂材部の耳部と次に巻回する帯状合成樹脂材部との耳部
との間に一定の小間隔を設けながら螺旋状に巻装すると
共に前記小間隔部における対向する耳部間に合成樹脂連
結片を螺旋方向に小間隔毎に一体的に固着させて螺旋谷
部又は山部の対向耳部間を連結すると共に小間隔部に多
数の通水小孔を形成することを特徴とするものである。
〔作用〕
この合成樹脂製管を地中に埋設した場合、その螺旋山
部によって所望の耐圧強度が維持されるのは勿論、該螺
旋山部又は螺旋谷部に設けている多数の通水小孔を通じ
て泥土や粘土質或いは砂利質などの地盤中に浸透する水
を管内に流入させ、外部に排出することができる。
而して、通水小孔は管の螺旋山部又は谷部において、
螺旋方向に一定の小間隔毎に設けられているので、全て
の通水小孔が均一に配列した状態となり、従って、管の
全周に亘って均一な通水能を発揮すると共に管壁に弱体
部が形成されることなく、全体的に均一な強度を有して
大きな土圧に対しても充分に耐えることができる。
又、このような多数の通水小孔を有する合成樹脂製管
は、中央部を谷部又は山部に形成した半溶融状態の帯状
合成樹脂材を成形回転軸上に、対向する端部間に一定の
小間隔を設けながら螺旋状に巻装すると共にその小間隔
部を合成樹脂連結片で螺旋方向に小間隔毎に連結、一体
化することにより製造されるものであるから、管の製造
と同時に多数の通水小孔を設けることができ、その通水
小孔の大きさや形状、ピッチ等は帯状合成樹脂材の巻付
け間隔と合成樹脂連結片の大きさ、形状、間隔によって
正確且つ容易に設定し得るものであり、精度のよい暗渠
排水管を能率良く製造できるものである。
〔実 施 例〕
本発明の実施例を図面について説明すると、(1)は
ポリエチレン等の合成樹脂製螺旋管主体で、螺旋山部
(2)と螺旋谷部(3)とが縦方向の側壁部(8)
(9)を介して長さ方向に連続形成してなるものであ
る。
この螺旋管主体(1)において、第1、2図に示すよ
うに、その螺旋山部(2)の頂面中央部には一定幅の分
離空隙部(4)が螺旋方向に全長に亘って設けられてあ
り、この分離空隙部(4)を介して螺旋山部(2)は左
右の分離山部(2a)(2b)に形成されていると共にこの
分離山部(2a)(2b)間をポリエチレン等の合成樹脂製
連結片(5)によって螺旋方向に一定の小間隔毎に連
結、一体化し、分離空隙部(4)に、分離山部(2a)
(2b)の対向端面と連結片(5)(5)間によって管内
に連通する同一形状、同一大きさの多数の通水小孔
(6)(6)・・・(6)を螺旋方向に一定間隔毎に設
けているものである。
又、第3、4図は、螺旋谷部(3)の中央部に一定幅
の分離空隙部(4)を螺旋方向に全長に亘って設けて、
螺旋谷部(3)を左右の分離谷部(3a)(3b)に形成し
ていると共にこの分離谷部(3a)(3b)間を上記同様に
合成樹脂製連結片(5)によって螺旋方向に一定の小間
隔毎に連結、一体化し、分離空隙部(4)に分離谷部
(3a)(3b)の対向端面と連結片(5)(5)間によっ
て管内に連通する同一形状、同一大きさの多数の通水小
孔(6)(6)・・・(6)を螺旋方向に一定間隔毎に
設けているものである。
なお、このように、螺旋谷部(3)に通水小孔(6)
を設ける場合には、第5図に示すように、螺旋山部
(2)から螺旋谷部(3)に連なる両側壁部(8)
(9)の内端間を同一合成樹脂よりなる帯状材(7)に
よって連結して山部(2)の中空内部を閉止すると共に
この帯状材(7)を谷部の内面と略同一平面上に連続さ
せて円滑な排水を可能にし得る。
螺旋山部(2)又は螺旋谷部(3)の前記分離空隙部
(4)にその螺旋方向に多数の通水小孔(6)を形成す
る上記連結片(5)としては、上記の図では、一定の厚
みを有する細幅帯状の合成樹脂製連結部材(51)を山部
(2)又は谷部(3)の表面に分離空隙部(4)を中央
にして且つ一定のピッチでもって螺旋方向にジグザグ状
に巻着することにより、分離山部(2a)(2b)又は分離
谷部(3a)(3b)の表面にその反転部を一体に固着させ
ると共にこれらの対向分離山部(2a)(2b)間又は谷部
(3a)(3b)間の分離空隙部(4)を部分的に閉止する
該合成樹脂製連結部材(51)の一部によって連結片
(5)を形成しているが、第6図に示すように一定形状
を有する合成樹脂製小片よりなる連結片(5)を分離空
隙部(4)の螺旋方向に一定の小間隔毎に配設して該連
結片(5)の両端部を分離山部(2a)(2b)又は分離谷
部(3a)(3b)の対向部上に固着することにより、分離
空隙部(4)を螺旋方向に多数の通水小孔(6)に区画
してもよい。
次に上記各実施例においては、分離空隙部(4)の分
離方向を管の長さ方向に設けているが、第7〜8図に示
すように管の径方向に分離空隙部(4a)を設けてもよ
い。
即ち、分離した螺旋谷部(3a)(3b)のうち、一方の
分離谷部(3a)の幅をやゝ大きくして該分離谷部(3a)
の側縁部を対向する他方の分離谷部(3b)上に連結片
(5)を介して重合、一体化し、連結片(5)の厚みに
相当する小間隔部を分離空隙部(4a)としていると共に
一定の小間隔毎に設けた連結片(5)(5)間を通水小
孔(6)に形成してなるものである。
この連結片(5)は上記実施例と同様に、一定の厚み
を有する細幅帯状の合成樹脂製連結部材(51)を対向す
る分離山部又は谷部にその反転部を一体的に固着させな
がら螺旋方向にジグザグ状に配設することによって形成
してもよく(第7図)、又、第8図に示すように、一定
形状を有する合成樹脂製小片よりなる連結片(5)を使
用してその表裏面を対向する分離谷部(3a)(3b)に一
体的に固着させることにより分離空隙部(4a)を螺旋方
向に多数の通水小孔(6)に区画してもよい。
前者の細幅帯状合成樹脂製連結部材(51)を設けた場
合には、内側に配設される分離谷部(3b)の端縁から管
内に向けて屈曲する連結部材(51)の反転部(51a)を
分離谷部(3b)の端縁から突出させて、その突出反転部
(51a)と分離谷部(3b)の端縁とで囲まれた孔形状の
空隙部を通水小孔(6)に形成しているものである。
なお、上記第7図及び第8図におていは、谷部(3)
を分離させて該谷部に分離空隙部(4a)及び通水小孔
(6)を形成したが、山部(2)においても同様にし
て、その分離山部(2a)(2b)を連結片(5)を介して
重合、連結することにより管の長さ方向に開口する分離
空隙部(4a)を設けると共に多数小孔(6)を形成する
ことができるものである。
次に、上記各実施例で述べた暗渠排水管の製造方法を
述べる。
この方法を実施するための製造装置としては、公知の
ものを使用することができ、例えば、第9図に示すよう
に、中心軸(11)の周囲の同心円上に周方向に所定間隔
毎に複数本の軸(12a)(12a)・・・(12a)を配設し
て成形用回転軸(12)を構成し、これらの軸(12a)の
一端部側を機枠(17)に回転自在に支持させると共に適
宜な回転駆動機構(図示せず)を介して同一方向に一斉
に回転させられるように構成したものが使用される。
なお、成形用回転軸(12)を構成するこれらの複数本
の軸(12a)は、中心に配した軸(11)にその両端部を
リンク(13)(14)を介して支持させ、このリンク(1
3)(14)を軸(11)を支点として適宜な機構を介し回
動させることにより成形回転軸(12)の径を形成すべき
合成樹脂螺旋管(暗渠排水管)(1)の径に応じて拡縮
させるように構成しておいてもよく、又、成形用回転軸
(12)を一本の回転軸によって形成するか、或いは表面
に多数個の回転ローラを巻取り方向に並列させた状態に
設けた軸体より構成したものであってもよい。
このような装置を使用して、例えば、螺旋谷部(3)
に多数の通水小孔(6)を設けた暗渠排水管(1)を製
造するには、樹脂押出成形ノズル(15)からポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系の硬
質合成樹脂からなる半溶融状態の一定幅を有する帯状合
成樹脂材(10)を押し出しながら、成形回転軸(12)上
に螺旋状に巻回させていく。
この時、帯状合成樹脂材(10)は、ノズル(15)によ
って山部(2)とその山部(2)の両側壁部(8)
(9)の端縁から水平方向に突出する一定幅の耳部(3
1)(32)を有する断面形状に成形しながら押し出さ
れ、成形回転軸(12)上においては、先に巻回される帯
状合成樹脂材(10)の一方の耳部(31)と次に巻回され
る帯状合成樹脂材(10)の他方の耳部(32)間に分離空
隙部(4)となる一定の小間隔を存するようにして螺旋
状に巻き付けてゆき、成形回転軸(12)上に接する対向
する耳部(31)(32)によって分離谷部(3a)(3b)を
形成する。
こうして、成形回転軸(12)上に帯状合成樹脂材(1
0)を一定の分離空隙部(4)を介しながら螺旋状に巻
回して螺旋山部(2)と分離した螺旋谷部(3)とを形
成していくと共にこの帯状合成樹脂材(10)が未硬化状
態において、同一合成樹脂材よりなる一定の厚みを有す
る細幅帯状の連結部材(51)を押出成形ノズル(16)か
らジグザグ状に押し出しながら、或いは供給途中でジグ
ザグ状に形成しながら谷部(3)内に導入して対向する
分離谷部(3a)(3b)上に一定の小間隔毎にその両側反
転部(51b)(51c)を夫々融着、一体化させ、分離空隙
部(4)をその一部である連結片(5)によって螺旋方
向に一定間隔毎に区画して多数の通水小孔(6)を形成
するものである。
このような通水小孔(6)を山部(2)に設ける場合
には、帯状合成樹脂材(10)を押出成形するノズル(1
5)として、谷部(3)の両端縁に両側壁部(8)
(9)を介して分離山部(2a)(2b)となる一定幅の水
平耳部を成形するノズルを使用し、上記同様にしてその
対向耳部間に小間隔部を存しながら成形回転軸(12)上
に螺旋状に巻付けると共に耳部間を上記連結部材(51)
によって一体的に連結すればよい。
又、単一の連結片(5)によって分離山部(2a)(2
b)間又は分離谷部(3a)(3b)間を連結しながら分離
空隙部(4)に多数の通水小孔(6)を設けるには、成
形回転軸(12)の上方の適所に連結片(5)の供給機構
(図示せず)を配設しておき、成形回転軸(12)上に螺
旋状に巻付けられる帯状合成樹脂材(10)の前記分離山
部(2a)(2b)間又は分離谷部(3a)(3b)間に連結片
(5)を一定間隔毎に供給、固着させればよい。
上記製造方法においては、管の長さ方向に分離空隙部
(4)が形成されるように帯状合成樹脂材(10)を成形
回転軸(12)上に螺旋状に巻回させたが、帯状合成樹脂
材(10)の水平耳部(31)(32)の対向端部を重合させ
るようにしながら帯状合成樹脂材(10)を成形回転軸
(12)上に螺旋状に巻付けると共にその巻付時に連結部
材(51)又は単一の連結片(5)を水平耳部(31)(3
2)の対向面間に一定間隔毎に供給、介在させれば、連
結部材(51)又は単一の連結片(5)の溶着によって耳
部(31)(32)間が一体に連結し、第7図及び第8図に
示すような管の長さ方向に開口した多数の通水小孔
(6)を有する分離空隙部(4)が形成されるものであ
る。
なお、ノズル(15)から山部や谷部或いは耳部等を形
成した帯状合成樹脂材(10)を成形回転軸(12)上に巻
回しているが、ノズル(15)からは一定幅の平帯状合成
樹脂材を押し出し、成形回転軸(12)上で適宜な成形手
段によって山部と谷部、耳部等を成形しながら回転軸
(12)上に巻回させてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の暗渠排水管によれば、合成樹脂
製螺旋管本体の螺旋谷部又は螺旋山部が一定の小間隔部
によって全長に亘り螺旋方向に分離されてあり、この小
間隔部に螺旋方向に小間隔毎に両端部が分離谷部又は山
部の対向端部に固着した連結片を設けて前記小間隔部に
管内に連通する多数の通水小孔を形成してなる構造を有
するものであるから、この暗渠排水管を地中に埋設した
場合、その外周に突設している螺旋状の山部によって大
きな耐圧強度を発揮させることができると共に、その螺
旋山部又は谷部に設けている多数の通水小孔を通じて地
盤中に浸透している水を管内に円滑に集水することがで
きるものである。
さらに、通水小孔は管の螺旋山部又は谷部において、
螺旋方向に一定の小間隔毎に設けられているので、全て
の通水小孔が均一に配列した状態となり、従って、管の
全周に亘って均一な通水能を発揮すると共に管壁に弱体
部が形成されることなく、全体的に均一な強度を有して
大きな土圧に対しても充分に耐えることができる。
又、このような多数の通水小孔を有する合成樹脂製管
の製造方法は、中央部に谷部又は山部が形成され且つそ
の谷部又は山部の両側壁の両端部を水平耳部に形成され
た半溶融状態の帯状合成樹脂材を成形回転軸上に、先に
巻回する帯状合成樹脂材部の耳部と次に巻回する帯状合
成樹脂材部との耳部との間に一定の小間隔を設けながら
螺旋状に巻装すると共に前記小間隔部における対向する
耳部間に合成樹脂連結片を螺旋方向に小間隔毎に一体的
に固着させて螺旋谷部又は山部の対向耳部間を連結する
と共に小間隔部に多数の通水小孔を形成することを特徴
とするものであるから、成形回転軸の径に応じて比較的
大径の暗渠排水管を容易に製造することができる上に管
の製造工程中に多数の通水小孔を設けることができ、従
来のように管の製造後に通水孔を穿設する方法に比べて
装置全体を簡素化できるばかりでなく、通水小孔を簡単
に形成し得るものである。
さらに、その通水小孔の大きさや形状、ピッチ等は帯
状合成樹脂材の巻付け間隔と合成樹脂連結片の大きさ、
形状、間隔によって容易に変更することができると共に
均一な大きさ、形状の通水小孔を正確且つ簡単に得るこ
とができ、精度のよい暗渠排水管を能率良く製造できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は山部に通
水小孔を設けた暗渠排水管の簡略側面図、第2図はその
一部を断面した拡大斜視図、第3図は谷部に通水小孔を
設けた暗渠排水管の簡略側面図、第4図はその一部を断
面した拡大斜視図、第5図は管の内面を平坦面に形成し
た暗渠排水管の一部断面斜視図、第6図は単一の連結片
を介して通水小孔を形成した暗渠排水管の一部を断面し
た斜視図、第7図及び第8図は管の長さ方向に開口した
通水小孔を有する暗渠排水管の一部を断面した斜視図、
第9図は製造方法を説明するための装置全体の簡略側面
図である。 (1)……合成樹脂製螺旋管主体、(2)……山部、
(2a)(2b)……分離山部、(3)……谷部、(3a)
(3b)……分離谷部、(4)……分離空隙部、(5)…
…連結片、(6)……通水小孔、(10)……帯状合成樹
脂材、(12)……成形回転軸、(31)(32)……耳部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−55120(JP,A) 特開 平1−306232(JP,A) 特公 昭63−34253(JP,B2) 特公 昭63−34252(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02B 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製螺旋管本体の螺旋谷部又は螺旋
    山部が一定の小間隔部によって全長に亘り螺旋方向に分
    離されてあり、この小間隔部に螺旋方向に小間隔毎に両
    端部が分離谷部又は山部の対向端部に固着した連結片を
    設けて前記小間隔部に管内に連通する多数の通水小孔を
    形成してなることを特徴とする暗渠排水管。
  2. 【請求項2】中央部に谷部又は山部が形成され且つその
    谷部又は山部の両側壁の両端部を水平耳部に形成された
    半溶融状態の帯状合成樹脂材を成形回転軸上に、先に巻
    回する帯状合成樹脂材部の耳部と次に巻回する帯状合成
    樹脂材部との耳部との間に一定の小間隔を設けながら螺
    旋状に巻装すると共に前記小間隔部における対向する耳
    部間に合成樹脂連結片を螺旋方向に小間隔毎に一体的に
    固着させて螺旋谷部又は山部の対向耳部間を連結すると
    共に小間隔部に多数の通水小孔を形成することを特徴と
    する暗渠排水管の製造方法。
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