JP2634393B2 - 推進工法用プラスチックス螺旋巻き二重管及びその製造法 - Google Patents

推進工法用プラスチックス螺旋巻き二重管及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は推進工法に使用で
き、地中排水管として内外からの強い圧力に耐性があ
り、且つ水密性を有する様な推進工法用プラスチックス
製螺旋巻き二重管及びその製造法に係る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り下水道管敷設工事、水道管敷設工事等には掘削工法
(又は開削工法)が一般的であるが、地表面より掘削し
て溝を掘るため、工事中は道路を閉鎖しなければなら
ず、最近ではその掘削工法とは異なり、一ケ所に縦孔を
堀り、そこから回転カッター式機械掘削推進機で横穴を
堀り、この横穴に鋼管、ヒューム管を押込む推進工法が
多く用いられる様になってきている。
【0003】しかし、鋼管、ヒューム管は重量が大き
く、屈曲性に乏しいために硬質のプラスチックス製管が
それらに代って使用される様になってきている。この目
的に従来使用されている硬質プラスチックス管はむくの
プラスチックス管、コルゲート管であったがむくのプラ
スチックス管はその重量の割りには耐圧強度が低く、コ
ルゲート管は外面に凹凸がある為、横穴に押込む際の抵
抗が大きく困難を伴うし、又外面に傷が付き易く水漏れ
の懸念もある。その為に外面も平滑にするのが好ましい
と考えられる。その様なものとしては例えば略角形で、
上下壁面に対称的にそれぞれ凹段部を設け、かつ上下対
角位置にそれぞれひれ片を設けた管状体を螺旋状に巻回
融着させ、その際、凹段部とひれ片とを対応させて平滑
にした合成樹脂管(実公昭48-25214号)が知られてお
り、又目的は異なるが外面平滑な管としては実公昭55-4
3704号のものが知られている。
【0004】しかし、実公昭48-25214号のものはプラス
チックス成形技術からみると、互いに接する管状体の側
壁面同志の融着は困難でその強度、水密性を確実に保持
させるには相当の工夫が必要であり、一方実公昭55-437
04号の如く波付き管の外面にその凹凸を埋めて外面を平
滑にする如き外側管を嵌合させる2重管は、手作業で可
能であっても大量生産方式に向かないものと考えられ
る。
【0005】他方、螺旋巻きの方法でプラスチックス製
管を作る方法が知られている。例えば特公昭60-4772
号、特開昭60-18333号を挙げることができる。これらは
押出成型機から溶融状態のプラスチックスの帯状部材を
押出して芯金に供給し、それらの端部が互いに重なる程
度に重ね巻きし相互に融着させた物を芯金軸方向に順次
移動させて行くことによってプラスチックス螺旋巻き管
を形成する。該帯状部材を押出方向に連続した膨出部を
持つ形状即ちひれ付きコの字状又はひれ付きロの字状と
し、これを相互に重なるようにし、重なり具合を適当に
すれば補強の為の中空条が螺旋状に巻き回された螺旋巻
き管が形成できる。このような螺旋巻き管は補強条によ
り耐圧強度が大きく、しかも補強条が中空であるために
重量も軽い。しかし、この様な方法で得られる管は内面
は平滑であるが、外面は膨出部によって凹凸があってこ
のままで推進工法に使用すると土壌との摩擦が大きく推
進に多大のエネルギーを要すると共に、膨出部に傷が付
き易い欠点がある。
【0006】本発明はかかるプラスチックス螺旋巻き管
及びそれの製造技術を利用して、推進工法用として好適
な二重管及びそれの製造技術を開発したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
ス帯状体を螺旋状に捲回しつつ、その帯状体の内部にそ
の帯状体の長手方向に沿って可撓性補強材を挿入して一
体に形成された内管部と、この内管部の表面に一体に形
成された台形状断面の螺旋凸状部と、この螺旋凸状部の
最外周面を結んで形成される想定円筒面上に、前記内管
部とは別体で前記螺旋凸状部の二つ以上にまたがる幅の
プラスチックスフィルム又はシートを螺旋状に捲回しつ
つ、前記螺旋凸状部に複数層を重ね巻きして一体に形成
した略円滑な外管部とからなる推進工法用プラスチック
ス螺旋巻き二重管である。
【0008】また本発明は、プラスチックス帯状体を螺
旋状に捲回しつつ、その帯状体の表面にその帯状体の長
手方向に沿って補強用中空部を区画して一体に形成され
た台形状断面の螺旋凸状部を有する内管部と、この螺旋
凸状部の最外周面を結んで形成される想定円筒面上に前
記内管部とは別体で前記螺旋凸状部の二つ以上にまたが
る幅のプラスチックスフィルム又はシートを螺旋状に捲
回しつつ、前記螺旋凸状部に複数層を重ね巻きして一体
に形成した略円滑な外管部とからなる推進工法用プラス
チックス螺旋巻き二重管である。
【0009】すなわち、本発明は螺旋状に重ね巻き接合
して特定の二重管を形成し、しかもその外管部を略平滑
に構成することによって、土壌中への圧入を容易にする
と共に、土壌中に加わる大きな圧力に耐えられるように
するものである。本発明は、別の観点によれば、円筒状
のマンドレルの周囲に、押出機から溶融状態のプラスチ
ックス帯状体をその断面が屈曲状又は中空状になるよう
に供給して、一部を重ね合わすように螺旋状に捲回し、
それによって内管部とこの内管部の外側の螺旋凸状部と
を一体に形成し、次いでその螺旋凸状部の最外周面を結
んで形成される想定円筒面上に予め成形されたプラスチ
ックスフィルム又はシートを供給するか、押出機から溶
融状態のプラスチックスフィルム又はシートを供給し
て、螺旋状に重ね巻きし溶着して略円滑な外管部を一体
に形成することを特徴とする推進工法用プラスチックス
螺旋巻き二重管の製造法を提供できる。すなわち、まず
円管部及び螺旋凸条部を螺旋状に重ね巻き接合して形成
し、次いでその螺旋凸条部の外周面にプラスチックシー
ト又はフィルムを螺旋状に重ね巻きして形成する。
【0010】ここで、内管部と螺旋凸条部とは、プラス
チックス帯状体の断面を、コの字状部分とその自由端か
ら一体に延びるひれ部分とで構成することによって容易
に形成できる。一方略平滑な外管部はプラスチックスフ
ィルム又はシートを螺旋状に重ね巻きし溶着して形成で
きる。フィルム又はシートは予め成形されたものでも、
押出機から溶融状態で供給されたものでもよく、肉厚は
0.5〜30mm、好ましくは1.0〜10mmに設定される。な
お、二重管の外径は50〜3000mmである。以上のごとき
外管部は、溶融状態の合成樹脂帯状体で形成される中空
部分に連続芯材を挿入して螺旋凸状部の保形を行う場
合、連続芯材をその螺旋凸状部の最外周部分を切裂いて
取り出したときの切裂部を閉塞するキャップの役目をす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】まず本発明のプラスチックス螺旋
巻き二重管の概略(膜式)構造をその軸に平行な断面で
示すと第1図の如くであって、螺旋巻きで形成された内
壁1(内管部)と、略平滑な外壁2(外管部)と、その
中間部にあって両管を接続した螺旋状の帯状壁3(内管
部に対する螺旋凸状部)とにより構成されている。その
細部の具体的構造例は壁部分の拡大断面略示図を第2〜
8図に示した如く、製造手段により幾つかの形態がとれ
る。
【0012】第2図では、断面がひれ付きコの字状の帯
状体4を螺旋状に重ね巻きして中空部5を持ったコルゲ
ート管(内管部とこの表面に一体に形成された螺旋凸状
部とからなる。もちろんこの螺旋凸状部には螺旋凹状部
が沿って形成されている。)の中空体の外側面6をつな
いで形成される想定円筒面にフィルム7を螺旋状に重ね
巻きして略平滑な表面の二重管が形成されている。
【0013】第3図では、第2図と同様にして断面がひ
れ付きコの字状の帯状体4を螺旋状に重ね巻きして中空
部5を作る際に中空部5内に保形用の柔軟な連続芯材
(以下「保形ベルト」と略す。)を間挿乃至嵌合して冷
却後中空部5の外側中央部を切裂いて保形ベルトを取り
出し、第2図と同様にフィルム7を螺旋状に重ね巻きし
て略平滑な表面の二重管が形成されている。本図では帯
状体4がコの字の一部に予めリブ8を設けた物を使用し
て、そのリブ8の中央部で切裂いた場合を示している。
【0014】第4図の二重管は第3図に於いて切裂き部
にキャップ帯9を被せた後、第2図と同様にフィルム7
を螺旋状に重ね巻きした物である。第5図の二重管は、
断面がひれ付きコの字状の帯状体の一変型である、1つ
のひれ付きコの字状の帯状体4を螺旋状に重ね巻きして
中空部5を持ったコルゲート管を形成し、その中空部5
の外側面6をつないで形成される円筒面にフィルム7を
螺旋状に重ね巻きして表面を略平滑に形成されている。
第6図では、断面がひれ付きコの字状の帯状体で、その
コの字の向きが反対になった一変型帯状体4を螺旋状に
重ね巻きして二重管を作り、その外側面をつないで形成
される円筒面にフィルム7を螺旋状に重ね巻きして表面
を略平滑に形成されている。
【0015】第7図の二重管では、帯状体4の内部に予
め成形された可撓性補強材としての補強管4aが供給さ
れて台形状断面の螺旋凸状部を形成し、その螺旋凸状部
の少なくとも2以上の隣接する外周面にわたってプラス
チックシートが重ね巻きされ、表面が略円滑に仕上げら
れる。なお、帯状体の螺旋凸状部の断面形状は、この例
の台形以外に四角形、山形などであってもよい。
【0016】第8図の二重管では、第7図のものに加え
て、隣接する帯状体4・4の接合部に沿ってコ字状断面
(円,正方形など種々の断面をとり得る)の細長いステ
ンレス鋼製の金属部材4bを連続して供給している。こ
の金属部材4bは補強用のほかに、次のように接合部の
接合不良検出用としても利用できる。すなわち、コルゲ
ート管がマンドレル上に保持される間(プラスチックシ
ートを捲回する前の段階)、コルゲート管の接合部の外
周端に、高圧、高周波発生装置の誘電端子を外部から近
接させて、この誘電端子と金属部材との間の安定スパー
クの発生を監視すれば、接合部の密着性又は接合性を確
認できる。なお、第8図の二重管のプラスチックスシー
トの接合部にも、細長い金属部材、例えば円形断面のピ
アノ線を挿入できる。
【0017】本発明の螺旋状巻き二重管を製造する為の
装置としては各種の物が使用できるが、第9図に、最も
多層に積層されている第4図の場合の装置例を示した。
次にこの装置及びその動作に就いて第9〜11図で説明
するが、第9図は装置全体の上面略示図、第10図は帯
状体の断面略示図、第11図は形成されつつある管の壁
部の断面略示図である。主押出成型機10から溶融状態
で押出された断面が第10図に示した如きひれ付きコの
字状のプラスチックス(硬質ポリエチレン樹脂)の帯状
体4を、芯金(マンドレル)上に重ね巻きするのである
が、帯状体4は平板状に押出したものを成形ガイドに当
ててコの字状膨出部11を形成しても良く又押出成形口
金自体をコの字状膨出部11を有する帯状体4の断面形
状(第10図の如き形状)に対応するようにしても良く
任意である。
【0018】本装置は原理的には形成されるべき管の内
面に接する位置に円筒状に配列された多数のロール群1
2−1,12−2,12−3,12−4……を設け、該
ロールは略々同一円筒面内で軸13(形成されるべき管
の軸でもある)にたいして夫々一定角度で傾斜して設
け、このロール群は駆動装置14によって一斉に駆動さ
れており、押出された帯状体4を巻き取る方向に帯状体
を若干引っぱり気味の速度で、且つ全ロールは同一の速
度で回転させ、巻き取った帯状体4はロール群12の傾
斜によって軸方向に移動させられるので、傾斜の程度を
調節しておけば一巻き後の帯状体4が一定の重なりで巻
き上げられることになる。巻き上げながらコの字状膨出
部11内には保形ベルト15を間挿乃至嵌合する。保形
ベルト15は例えば、ゴム製Vベルト、スプリングワイ
ヤー等である。
【0019】帯状体4と保形ベルト15との動作を説明
する為に第9図に於いて形成されつつある管の壁部の断
面を第11図に示した。帯状体4を芯金に巻き付ける最
初の段階で帯状体4の膨出部11に嵌込んで共に巻き付
けることで膨出部11と一回り前の帯状体4の平面部1
6とで形成される中空部内に保形ベルト15が封じ込め
られる事になり、数回転は封じ込めたままとした後、膨
出部先端中央部を カッター17で切り開き、保形ベル
ト15は数回転は巻いたままとした後、とり出される。
取り出した保形ベルト15は冷却ガイドローラ18に巻
き取り、順次最初に帯状体4と共に巻きこむ位置に移動
する事で無端連続芯材としておくのが良い。
【0020】なお、膨出部の11の外面即ち製品で言え
ば膨出部の11で形成される山部間の谷部即ち第4図の
19に於ける一回り前の帯状体4との接合を強固にする
ために押圧ベルト20を保形ベルト15と同様の機構
で、形成されつつある管に巻きつけ連続的に押圧するよ
うにすると良い。図に於いては保形ベルト15を取り出
す前に押圧ベルト20を取り出している。保形ベルト1
5を取り出した切裂き部21は自然に略々原型に戻るの
で、ここに別のキャップ帯押出成型機22から押出した
キャップ帯9を押出し被覆する。キャップ帯9は押出樹
脂流を切裂き部21上に流下させる様にするが、結合を
強固にするためにキャップ帯9を被せる直前に膨出部1
1をヒーター24で加熱しておくとか、キャップ帯9を
被せた後、押えロール23によって押え付けても良い。
【0021】ヒーター24に於ける加熱方法としては熱
風の吹付け、遠赤外線ヒータ等種々の局所加熱の方法が
使用できる。しかる後平面帯状のフィルム7を別のフィ
ルム押出成型機25から押出しながらキャップ帯9の外
側面をつないで形成される想定円筒面にフィルムを螺旋
状に重ね巻きして外管を形成するが、フィルム7はその
幅を被せるべき管の膨出部11の二つ以上に跨がる幅と
して、多層に重ね巻きする。更にフィルムの幅を広くし
て例えば膨出部の3〜4つにまたがって複数回重ね巻き
して外管を形成してもよい。
【0022】第9図の装置で示した芯金は簡単に管口径
および螺旋ピッチが一定のものを作る装置であるが、こ
れを任意の管口径および螺旋ピッチの螺旋巻き管を作れ
る様にするには円筒状ロール群が形成する筒の直径を調
節できる様にすればよく、螺旋巻き管のピッチを変える
にはロール群が螺旋巻き管の軸に対してなす角度を調節
可能とすれば良く、当業者ならば各種のメカニズムを組
合せて簡単にできることであるので説明を省略する。
【0023】第2図の場合には第9図の装置に於て保形
ベルト15、キャップ帯押出成型機22、カッター17
の使用を取り止めれば良く、第3図の場合には第9図の
装置に於てキャップ帯押出成型機22の使用を取り止め
れば良い。第5図の場合には第9図の装置に於いて主押
出成型機械10の口金を第5図に対応するひれ付きロの
字状とした上で、保形ベルト15、キャップ帯押出成型
機22、カッター17の使用を取り止めれば良い。
【0024】第6図の場合には第9図の装置に於て主押
出成型機10の口金を第6図に対応する変型コの字状と
した上で、キャップ帯押出成型機22、カッター17の
使用を取り止めれば良い。なお、本発明のプラスチック
ス螺旋巻き二重管は接合する場合には例えば第12図の
如く外挿式のパッキング26が使用できるため、第13
図の如く従来のプラスチックス螺旋巻き管の様に内挿式
パッキング27でないと使用できないのに比してパッキ
ングの管内への出っ張りが少なく、管内の流れを阻害す
ることが少ない。本発明のプラスチックス螺旋巻き二重
管の製造に付いては、従来のプラスチックス螺旋巻き管
の製造法を本質的に変えることなく製造できるので生産
性が良い。
【0025】ここで本発明の管のすぐれた耐圧強度を実
施例によって示す。 実験例 第9図に示す製造装置を使用して本発明品の一例として
の第14図を成形した(但し、キャップ押出成型機22
を使用していない)。一方、比較例として第15図に示
すものは、第9図における保形ベルト15、カッター1
7、フィルム押出成型機25を使用していない。
【0026】I)製造条件 イ.主押出成型機 シリンダー温度 170〜190℃ 口金温度 180℃ ロ.フィルム押出成型機 シリンダー温度 180〜200℃ 口金温度 220℃
【0027】 II)使用樹脂 高密度ポリエチレン(比重0.95) (帯状体及びシート) III)試料 上記の各条件で内径450m/mφの管を得た。但し、帯状体
の肉厚は1.2m/m、螺旋状凸条の外幅は約31m/m 、高さは
約30m/m 、シートの肉厚は0.6m/mである。 IV)耐圧試験条件 イ.試験機 (株)東洋精機製作所製 コンプレッションテスター 型式T5−S ロ.測定温度 23±1℃ ハ.圧縮速度 10mm/min ニ.試料長さ 500m ホ.試料数 各5 V)耐圧試験結果
【0028】
【表1】 VI)以上の耐圧試験結果が示すように、本願発明管(第
14図)は比較管(第15図)に比較して耐圧強度が約
30%増強されている。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る推進工法用プラスチックス
螺旋巻き二重管は外表面が平滑であるので、推進工法で
敷設する下水道管、水道管等に使用する場合、軽量であ
る事と相俟って敷設が簡単で又管自体の敷設時の損傷が
少なく、敷設後は内外からの強い圧力に耐える強度があ
り、且つ水密性が良好である。本発明に係る推進工法用
プラスチックス螺旋巻き二重管の製造法では、従来のプ
ラスチックス螺旋巻き管の製造法を本質的に変えること
なく製造できるので生産性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の推進工法用プラスチックス螺旋巻二重
管の一例の一部切欠側面構造略示図。
【図2】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図3】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図4】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図5】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図6】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図7】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図8】本発明の管の他の実施態様例を示す管の壁部の
断面略示図。
【図9】第1図から第8図の実施態様例の管の製造装置
の一例を示す上面略示図。
【図10】帯状体例の断面略示図。
【図11】第9図の製造装置により形成されつつある管
の紙面に平行な断面略示図。
【図12】本発明の管の接続部例を示す断面略示図。
【図13】従来の螺旋巻き管の接続部を示す断面略示
図。
【図14】本発明のプラスチックス螺旋巻き二重管の一
例として実施例で用いたものの第2図相当図。
【図15】第14図の比較例として用いた従来のものの
第2図相当図。
【符合の説明】
1 内壁(内管部) 2 外壁(外管部) 3 帯状壁(螺旋凸状部) 4a 補強管(可撓性補強材) 5 中空部 7 フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00 23:00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックス帯状体を螺旋状に捲回し
    つつ、その帯状体の内部にその帯状体の長手方向に沿っ
    て可撓性補強材を挿入して一体に形成された内管部と、
    この内管部の表面に一体に形成された台形状断面の螺旋
    凸状部と、この螺旋凸状部の最外周面を結んで形成され
    る想定円筒面上に、前記内管部とは別体で前記螺旋凸状
    部の二つ以上にまたがる幅のプラスチックスフィルム又
    は シートを螺旋状に捲回しつつ、前記螺旋凸状部に複
    数層を重ね巻きして一体に形成した略円滑な外管部とか
    らなる推進工法用プラスチックス螺旋巻き二重管。
  2. 【請求項2】 プラスチックス帯状体を螺旋状に捲回し
    つつ、その帯状体の表面にその帯状体の長手方向に沿っ
    て補強用中空部を区画して一体に形成された台形状断面
    の螺旋凸状部を有する内管部と、この螺旋凸状部の最外
    周面を結んで形成される想定円筒面上に前記内管部とは
    別体で前記螺旋凸状部の二つ以上にまたがる幅のプラス
    チックスフィルム又はシートを螺旋状に捲回しつつ、前
    記螺旋凸状部に複数層を重ね巻きして一体に形成した略
    円滑な外管部とからなる推進工法用プラスチックス螺旋
    巻き二重管。
  3. 【請求項3】 円筒状のマンドレルの周囲に、押出機か
    ら溶融状態のプラスチックス帯状体をその断面が屈曲状
    又は中空状になるように供給して、一部を重ね合わすよ
    うに螺旋状に捲回し、それによって内管部とこの内管部
    の外側に台形状断面の螺旋凸状部とを一体に形成し、次
    いでその螺旋凸状部の最外周面を結んで形成される想定
    円筒面上に前記螺旋凸状部の二つ以上にまたがる幅の予
    め成形されたプラスチックスフィルム又はシートを供給
    するか、押出機から溶融状態のプラスチックスフィルム
    又はシートを供給して、前記螺旋凸状部に複数層を螺旋
    状に重ね巻きし溶着して略円滑な外管部を一体に形成す
    ることを特徴とする推進工法用プラスチックス螺旋巻き
    二重管の製造法。
  4. 【請求項4】 溶融状態で供給されるプラスチックス帯
    状体の断面が、コの字状部分と、この部分の少なくとも
    1つの自由端から一体に延びるひれ部分とからなり、前
    記コの字状部分が螺旋凸状部を、前記ひれ部分が内管部
    をそれぞれ形成する請求項3に記載の製造法。
  5. 【請求項5】 円筒状のマンドレルの周囲に、押出機か
    ら溶融状態のプラスチックス帯状体を供給して、一部を
    重ね合すように螺旋状に捲回し、その際予め成形された
    補強管を前記プラスチックス帯状体の内部に連続的にか
    つ同時に供給して表面に台形状断面の螺旋凸状部を形成
    し、次いでその螺旋凸状部の最外周面を結んで形成され
    る想定円筒面上に、前記螺旋凸状部の二つ以上にまたが
    る幅の予め成形されたプラスチックスフィルム又はシー
    トを供給するか、押出機から溶融状態のプラスチックス
    フィルム又はシートを供給して、前記螺旋凸状部に複数
    層を螺旋状に重ね巻きし溶着して略円滑な外管部を一体
    に形成することを特徴とする推進工法用プラスチックス
    螺旋巻き二重管の製造法。
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