JPH08258177A - 合成樹脂管及びその製造方法 - Google Patents
合成樹脂管及びその製造方法Info
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- JPH08258177A JPH08258177A JP7062749A JP6274995A JPH08258177A JP H08258177 A JPH08258177 A JP H08258177A JP 7062749 A JP7062749 A JP 7062749A JP 6274995 A JP6274995 A JP 6274995A JP H08258177 A JPH08258177 A JP H08258177A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- parts
- peripheral surface
- outer peripheral
- mountain
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- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 管同志を接続する際に、止水性と作業性が改
善され、強度が大きい排水土木工事等に使用される合成
樹脂コルゲート2層管及びその製造法を提供する。 【構成】 表面に螺旋状の中空山部と谷部を有し、内面
が平滑な合成樹脂コルゲート管の該山部の外周面を結ぶ
想定円周面を合成樹脂帯状体で覆った外周略平滑な合成
樹脂コルゲート2層管において、該谷部を覆う部分が特
定の距離だけ最外表面から凹んでいる合成樹脂管及び特
定の方法で上記覆いを設けることからなる上記コルゲー
ト管の製造方法。
善され、強度が大きい排水土木工事等に使用される合成
樹脂コルゲート2層管及びその製造法を提供する。 【構成】 表面に螺旋状の中空山部と谷部を有し、内面
が平滑な合成樹脂コルゲート管の該山部の外周面を結ぶ
想定円周面を合成樹脂帯状体で覆った外周略平滑な合成
樹脂コルゲート2層管において、該谷部を覆う部分が特
定の距離だけ最外表面から凹んでいる合成樹脂管及び特
定の方法で上記覆いを設けることからなる上記コルゲー
ト管の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中排水管として内外
から強い圧力に耐性があり、推進工法に使用でき、かつ
接続が容易な内外面略平滑な合成樹脂コルゲート2層管
及びその製造方法に関する。
から強い圧力に耐性があり、推進工法に使用でき、かつ
接続が容易な内外面略平滑な合成樹脂コルゲート2層管
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、雨水や一般汚水等の排水用に地中
排水管として内外からの強い圧力に耐性のある内面が平
滑で、外周面に山部と谷部が交互に形成された合成樹脂
コルゲート管が使用されてきている。この目的に使用さ
れる合成樹脂コルゲート管は、外面に凹凸があるため、
横穴に押込む際の抵抗が大きく、押込みに困難を伴う
し、また外面に傷がつきやすい。さらにこのコルゲート
管同志を接続する場合は、外周部が管厚に等しい位の凹
みの深い凹凸構造になっていることから、特殊の継手を
使う必要がある等接続法が煩雑であった。
排水管として内外からの強い圧力に耐性のある内面が平
滑で、外周面に山部と谷部が交互に形成された合成樹脂
コルゲート管が使用されてきている。この目的に使用さ
れる合成樹脂コルゲート管は、外面に凹凸があるため、
横穴に押込む際の抵抗が大きく、押込みに困難を伴う
し、また外面に傷がつきやすい。さらにこのコルゲート
管同志を接続する場合は、外周部が管厚に等しい位の凹
みの深い凹凸構造になっていることから、特殊の継手を
使う必要がある等接続法が煩雑であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、内面が平滑
で、外周面に山部と谷部が交互に形成されたコルゲート
管の排水土木工事使用時に、止水性と作業性が改善され
た強度の大きいコルゲート管及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
で、外周面に山部と谷部が交互に形成されたコルゲート
管の排水土木工事使用時に、止水性と作業性が改善され
た強度の大きいコルゲート管及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討を
行った結果、内面平滑な合成樹脂コルゲート管の外周面
を略平滑にし、かつコルゲート部の谷部を覆う部分が特
定の凹みを持つ2層コルゲート管が、押込み及び接続時
の止水性の改善につながることを見出して、本発明を完
成した。
行った結果、内面平滑な合成樹脂コルゲート管の外周面
を略平滑にし、かつコルゲート部の谷部を覆う部分が特
定の凹みを持つ2層コルゲート管が、押込み及び接続時
の止水性の改善につながることを見出して、本発明を完
成した。
【0005】すなわち、本発明は、(1)表面に螺旋状
の中空山部と谷部を有し、内面が平滑な合成樹脂コルゲ
ート管の該山部の外周面を結ぶ想定円周面を合成樹脂帯
状体で覆った外周略平滑な合成樹脂ゴルゲート2層管に
おいて、該谷部を覆う部分が次の式を満たすように最外
表面から凹んでいる合成樹脂管、 0.1P≧d≧0.01P 但し、d:最外周面からの凹み P:隣り合う山部の両中心線間の距離 及び(2)山部の形状に適合する帯状型体を成形用回転
ロールに巻回すと共に、半溶融状の合成樹脂帯状成形体
を該型体上に螺旋状に巻回して、この巻回しにより隣合
う該成形体の両端部を谷部において溶着し、更に該山部
の頂部をスリット状に切断して、このスリットから該型
体を抜き取った後、該山部の頂部に、該成形体と同質
で、かつ隣接する2個の該山部の頂部を覆う巾の半溶融
状の帯状成形材を該山部の頂部に供給して、先行する該
成形材に該山部の頂部巾だけ重ね合せながら螺旋状に巻
回し、融着させることによって、該スリットを閉塞する
と共に外周面を覆うように成形することからなる上記
(1)の合成樹脂管の製造方法である。
の中空山部と谷部を有し、内面が平滑な合成樹脂コルゲ
ート管の該山部の外周面を結ぶ想定円周面を合成樹脂帯
状体で覆った外周略平滑な合成樹脂ゴルゲート2層管に
おいて、該谷部を覆う部分が次の式を満たすように最外
表面から凹んでいる合成樹脂管、 0.1P≧d≧0.01P 但し、d:最外周面からの凹み P:隣り合う山部の両中心線間の距離 及び(2)山部の形状に適合する帯状型体を成形用回転
ロールに巻回すと共に、半溶融状の合成樹脂帯状成形体
を該型体上に螺旋状に巻回して、この巻回しにより隣合
う該成形体の両端部を谷部において溶着し、更に該山部
の頂部をスリット状に切断して、このスリットから該型
体を抜き取った後、該山部の頂部に、該成形体と同質
で、かつ隣接する2個の該山部の頂部を覆う巾の半溶融
状の帯状成形材を該山部の頂部に供給して、先行する該
成形材に該山部の頂部巾だけ重ね合せながら螺旋状に巻
回し、融着させることによって、該スリットを閉塞する
と共に外周面を覆うように成形することからなる上記
(1)の合成樹脂管の製造方法である。
【0006】
【作用】特定の範囲に凹んで谷部を覆う部分が、コルゲ
ート管同志を接続する場合、止水を確実にし、かつ接続
をスムーズに行わせしめる。また、この谷部を覆う部分
がコルゲート管の強度を向上させる。
ート管同志を接続する場合、止水を確実にし、かつ接続
をスムーズに行わせしめる。また、この谷部を覆う部分
がコルゲート管の強度を向上させる。
【0007】
【実施例】本発明を図面により詳細に説明する。図1に
示すように、本発明のコルゲート管1は、内面2が平滑
で、外周面に山部3と谷部4が交互に螺旋状に形成され
ており、山部3の外周面を結ぶ想定円周面は合成樹脂帯
状体9で覆われ、谷部4を覆う部分(覆い5)は凹んで
いる。
示すように、本発明のコルゲート管1は、内面2が平滑
で、外周面に山部3と谷部4が交互に螺旋状に形成され
ており、山部3の外周面を結ぶ想定円周面は合成樹脂帯
状体9で覆われ、谷部4を覆う部分(覆い5)は凹んで
いる。
【0008】本発明の要部である外周部の詳細を、図1
の部分拡大図である図2で説明すると、中空部6を持つ
山部3と谷部4は交互に連続して形成されており、山部
3の外周面8上から谷部4の上方は連続した合成樹脂帯
状体9で覆われている。谷部4の上方を覆う帯状体9
(覆い5)は、隣接する2個の山部3,3の両中心線
X,X’間の距離(P)とコルゲート管の最外周面7か
らの凹み(d)とが0.1P≧d≧0.01Pの関係式
を満たすように、谷部4の内方に向って凹ませて設けら
れている。なお、図2では、説明の便宜上、山部3と帯
状体9は別体としてそれらの接合境界を示しているが、
実際にはそれらは一体化している。
の部分拡大図である図2で説明すると、中空部6を持つ
山部3と谷部4は交互に連続して形成されており、山部
3の外周面8上から谷部4の上方は連続した合成樹脂帯
状体9で覆われている。谷部4の上方を覆う帯状体9
(覆い5)は、隣接する2個の山部3,3の両中心線
X,X’間の距離(P)とコルゲート管の最外周面7か
らの凹み(d)とが0.1P≧d≧0.01Pの関係式
を満たすように、谷部4の内方に向って凹ませて設けら
れている。なお、図2では、説明の便宜上、山部3と帯
状体9は別体としてそれらの接合境界を示しているが、
実際にはそれらは一体化している。
【0009】本発明において、上記凹みの度合いを上記
関係式で満たすようにして、覆い5を設けることが重要
であり、d=0.01P未満では、コルゲート管同志を
接続する場合、抜け易くなり、又、d=0.01Pを超
えると、外周面を平滑化することにはならず、前記の従
来のコルゲート管における諸弊害の解決にはならない。
関係式で満たすようにして、覆い5を設けることが重要
であり、d=0.01P未満では、コルゲート管同志を
接続する場合、抜け易くなり、又、d=0.01Pを超
えると、外周面を平滑化することにはならず、前記の従
来のコルゲート管における諸弊害の解決にはならない。
【0010】次に、上記構成からなる本発明のコルゲー
ト管の製造法を、図面により説明する。
ト管の製造法を、図面により説明する。
【0011】図3〜4において、10は例えばポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系の
合成樹脂からなる帯状成形体であって、この成形体10
は台形状とした凸部11と、この凸部11の一端側下端
部から延びる長辺部13と、他方の凸部11の他端側下
端部から延びる短辺部12とを一連に形成したものであ
る。
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系の
合成樹脂からなる帯状成形体であって、この成形体10
は台形状とした凸部11と、この凸部11の一端側下端
部から延びる長辺部13と、他方の凸部11の他端側下
端部から延びる短辺部12とを一連に形成したものであ
る。
【0012】この帯状成形体10は所定ピッチで螺旋状
に巻回され、この巻回状態において凸部11、短辺部1
2と長辺部13の一部が先行する長辺部13に重合融着
され、これによって表面に螺旋状の山部3と谷部4が交
互に連続すると共に、一連の平坦な内壁2を有する螺旋
管が形成される。この螺旋管の成形時に、前記凸部11
内に帯状成形体10と同一ピッチで巻回された帯状型体
15(図5参照)が介装され、この型体15により前記
山部3が整然とした形に保形されるのである。この型体
15は前記管体成形後に山部3の頂部を切断して形成さ
れたスリット21から抜き取られ、更に山部3上に帯状
成形体10と同質の合成樹脂からなる帯状成形材23が
螺旋状に巻き付けられて、前記スリット21が閉塞され
ると共に外周面が覆われた本発明の合成樹脂管が製造さ
れる。
に巻回され、この巻回状態において凸部11、短辺部1
2と長辺部13の一部が先行する長辺部13に重合融着
され、これによって表面に螺旋状の山部3と谷部4が交
互に連続すると共に、一連の平坦な内壁2を有する螺旋
管が形成される。この螺旋管の成形時に、前記凸部11
内に帯状成形体10と同一ピッチで巻回された帯状型体
15(図5参照)が介装され、この型体15により前記
山部3が整然とした形に保形されるのである。この型体
15は前記管体成形後に山部3の頂部を切断して形成さ
れたスリット21から抜き取られ、更に山部3上に帯状
成形体10と同質の合成樹脂からなる帯状成形材23が
螺旋状に巻き付けられて、前記スリット21が閉塞され
ると共に外周面が覆われた本発明の合成樹脂管が製造さ
れる。
【0013】次に、上記構成の合成樹脂管の製造方法を
図5〜図8を参照して説明すると、図5に示すように、
帯状成形体10は押出成形機16により連続的に押出成
形され、半溶融状態で製造装置の成形用ロール20上に
供給される。この成形用ロール20は、形成されるべき
管の内面に接する位置に円筒状に配列された多数のロー
ル群20−1,20−2,20−3,20−4……から
なり、該ロール群は略々同一円筒面内で軸14に対して
各々一定角度で傾斜して設け、このロール群は駆動装置
17によって一斉に駆動されており、押出された帯状成
形体10を巻き取る方向に帯状成形体10を若干引っぱ
り気味の速度で、且つ全ロールは同一の速度で回転さ
せ、巻き取った帯状成形体10はロール群20の傾斜に
よって軸14方向に移動させられる。
図5〜図8を参照して説明すると、図5に示すように、
帯状成形体10は押出成形機16により連続的に押出成
形され、半溶融状態で製造装置の成形用ロール20上に
供給される。この成形用ロール20は、形成されるべき
管の内面に接する位置に円筒状に配列された多数のロー
ル群20−1,20−2,20−3,20−4……から
なり、該ロール群は略々同一円筒面内で軸14に対して
各々一定角度で傾斜して設け、このロール群は駆動装置
17によって一斉に駆動されており、押出された帯状成
形体10を巻き取る方向に帯状成形体10を若干引っぱ
り気味の速度で、且つ全ロールは同一の速度で回転さ
せ、巻き取った帯状成形体10はロール群20の傾斜に
よって軸14方向に移動させられる。
【0014】ロール20の外周面にはその全周に亙って
型体15と、整形用芯材19とが交互に螺旋状に巻回さ
れている。型体15の頂部には、後記するカッター18
の進入するV字状ないしU字状の条溝が形成されてい
る。
型体15と、整形用芯材19とが交互に螺旋状に巻回さ
れている。型体15の頂部には、後記するカッター18
の進入するV字状ないしU字状の条溝が形成されてい
る。
【0015】図6〜8において、成形用ロール20に巻
回された帯状成形体10は短辺部12が芯材19の内面
側に進入し乍ら、型体15及び芯材19と同ピッチで、
螺旋状に巻回され、この後順次凸部11が型体15の外
周面に沿い、また長辺部13が型体15の内周面側に進
入していく。
回された帯状成形体10は短辺部12が芯材19の内面
側に進入し乍ら、型体15及び芯材19と同ピッチで、
螺旋状に巻回され、この後順次凸部11が型体15の外
周面に沿い、また長辺部13が型体15の内周面側に進
入していく。
【0016】このようにして一周分巻回されると、短辺
部12が先行する長辺部13の基端部上に重合融着され
て谷部4が成形される。更に、もう一周分巻回が進と、
二周分先行して巻回された長辺部13の末端部上に、長
辺部13の基端部が重合融着され、この時点で長辺部1
3が先行する長辺部13と繋がって、平坦な内壁2が成
形されるのであり、また凸部11と長辺部13とで形成
される台形状の中空部6中に型体15が凸部11と密接
して内装された形となる。
部12が先行する長辺部13の基端部上に重合融着され
て谷部4が成形される。更に、もう一周分巻回が進と、
二周分先行して巻回された長辺部13の末端部上に、長
辺部13の基端部が重合融着され、この時点で長辺部1
3が先行する長辺部13と繋がって、平坦な内壁2が成
形されるのであり、また凸部11と長辺部13とで形成
される台形状の中空部6中に型体15が凸部11と密接
して内装された形となる。
【0017】製造装置において、凸部11の巻回位置外
方には、カッター18を配設してあり、このカッター1
8により山部3の頂部が連続的に切断されて、この切断
によって形成されたスリット21から型体15が抜き取
られていく。尚、山部3の頂部の切断時において、カッ
ター18は型体9の条溝まで刃先が進入するので、完全
に切断することができる。また、帯状成形体10は型体
15が抜き取られても山部3が形崩れしない程度にまで
冷却しておく。
方には、カッター18を配設してあり、このカッター1
8により山部3の頂部が連続的に切断されて、この切断
によって形成されたスリット21から型体15が抜き取
られていく。尚、山部3の頂部の切断時において、カッ
ター18は型体9の条溝まで刃先が進入するので、完全
に切断することができる。また、帯状成形体10は型体
15が抜き取られても山部3が形崩れしない程度にまで
冷却しておく。
【0018】次いで、押出成形機22で連続成形され、
前記帯状成形体10と同質で半溶融状の帯状成形材23
が、上記形成された隣接する2個の山部3,3及びその
中間部である谷部4の上方を覆うようにして供給され
る。その詳細を図7〜図8で示すと、隣接する2個の山
部3,3の頂部8,8を一体で覆う巾(P+A)の半溶
融状の平坦な帯状成形材23を、山部3,3の頂部8,
8に供給して先行する成形材23に山部3の巾(A)だ
け重ね合せながら螺旋状に巻回し、その場所で重合融着
(図示せず)させる。これにより、スリット21が閉塞
されると共に山部3,3の外周面8上及び谷部4の上方
が帯状体9で覆われ、谷部4の上方の覆い5を内方に凹
ませて設けることができる。
前記帯状成形体10と同質で半溶融状の帯状成形材23
が、上記形成された隣接する2個の山部3,3及びその
中間部である谷部4の上方を覆うようにして供給され
る。その詳細を図7〜図8で示すと、隣接する2個の山
部3,3の頂部8,8を一体で覆う巾(P+A)の半溶
融状の平坦な帯状成形材23を、山部3,3の頂部8,
8に供給して先行する成形材23に山部3の巾(A)だ
け重ね合せながら螺旋状に巻回し、その場所で重合融着
(図示せず)させる。これにより、スリット21が閉塞
されると共に山部3,3の外周面8上及び谷部4の上方
が帯状体9で覆われ、谷部4の上方の覆い5を内方に凹
ませて設けることができる。
【0019】本発明は、覆い5の凹み度合いを前記の通
り0.1P≧d≧0.01Pの範囲内とすることが重要
であり、上記製造法においては、上記範囲内への調節
は、帯状成形材23の供給温度、重合融着時の温度、圧
力等を調整することによって行われるが、図8に示すよ
うに、調節滑車24等で押圧することによって行っても
良い。
り0.1P≧d≧0.01Pの範囲内とすることが重要
であり、上記製造法においては、上記範囲内への調節
は、帯状成形材23の供給温度、重合融着時の温度、圧
力等を調整することによって行われるが、図8に示すよ
うに、調節滑車24等で押圧することによって行っても
良い。
【0020】
【発明の効果】上記の構成を採る本発明のコルゲート管
は、同管同志を接続する場合、特別の継手を使うことな
く、接続がスムーズに行え、両者の抜け防止が大きく、
かつ谷部4上方で覆い5で補強されていることからコル
ゲート管の強度も向上する。従って、従来のコルゲート
管に比べ、接続部の止水性が格段に改良される。特に、
接続部に止水剤を使用する場合に、その効果が顕著であ
る。
は、同管同志を接続する場合、特別の継手を使うことな
く、接続がスムーズに行え、両者の抜け防止が大きく、
かつ谷部4上方で覆い5で補強されていることからコル
ゲート管の強度も向上する。従って、従来のコルゲート
管に比べ、接続部の止水性が格段に改良される。特に、
接続部に止水剤を使用する場合に、その効果が顕著であ
る。
【図1】本発明のコルゲート管の一具体例を示す一部破
断正面図である。
断正面図である。
【図2】図1のI部拡大図である。
【図3】本発明で用いられる帯状成形体の側面図であ
る。
る。
【図4】帯状成形体から構成されるコルゲート管の外周
部の断面図である。
部の断面図である。
【図5】本発明のコルゲート管を製造する際に用いられ
る一製造装置の上面概略図である。
る一製造装置の上面概略図である。
【図6】本発明の製造工程の一例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の製造工程の一例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図8】本発明の製造工程の一例を示す要部断面図であ
る。
る。
1…本発明のコルゲート管,2…内面,3…山部,4…
谷部,5…覆い,9…帯状体,10…帯状成形体,15
…型体,16,22…押出成形機,18…カッター,2
0…成形用ロール,23…帯状成形材
谷部,5…覆い,9…帯状体,10…帯状成形体,15
…型体,16,22…押出成形機,18…カッター,2
0…成形用ロール,23…帯状成形材
Claims (2)
- 【請求項1】 表面に螺旋状の中空山部と谷部を有し、
内面が平滑な合成樹脂コルゲート管の該山部の外周面を
結ぶ想定円周面を合成樹脂帯状体で覆った外周略平滑な
合成樹脂コルゲート2層管において、該谷部を覆う部分
が次の式を満たすように最外表面から凹んでいる合成樹
脂管。 0.1P≧d≧0.01P 但し、d:最外周面からの凹み P:隣り合う山部の両中心線間の距離 - 【請求項2】 山部の形状に適合する帯状型体を成形用
ロールに巻回すと共に、半溶融状の合成樹脂帯状成形体
を該型体上に螺旋状に巻回して、この巻回しにより隣合
う該成形体の両端部を谷部において溶着し、更に該山部
の頂部をスリット状に切断して、このスリットから該型
体を抜き取った後、該山部の頂部に、該成形体と同質
で、かつ隣接する2個の該山部の頂部を覆う巾の半溶融
状の帯状成形材を該山部の頂部に供給して、先行する該
成形材に該山部の頂部巾だけ重ね合せながら螺旋状に巻
回し、融着させることによって、該スリットを閉塞する
と共に外周面を覆うように成形することからなる内面平
滑かつ外周略平滑な合成樹脂コルゲート2層管において
該谷部を覆う部分が次の式を満たすように最外表面から
凹んでいる合成樹脂管の製造方法。 0.1P≧d≧0.01P 但し、d:最外周面からの凹み P:隣り合う山部の両中心線間の距離
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7062749A JPH08258177A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 合成樹脂管及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7062749A JPH08258177A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 合成樹脂管及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258177A true JPH08258177A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13209370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7062749A Pending JPH08258177A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | 合成樹脂管及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08258177A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030073825A (ko) * | 2002-03-13 | 2003-09-19 | 정인선 | 보강부재를 갖는 나선형 호스 |
KR100499018B1 (ko) * | 1998-11-13 | 2005-10-28 | 주식회사 건축사사무소반석 | 토목및도로공사에서하수관용구조보강나선관 |
CN107191693A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-09-22 | 周成纤 | 螺旋双峰结构波纹管及其制造方法 |
CN110925501A (zh) * | 2019-10-12 | 2020-03-27 | 乐昌市联丰科技有限公司 | 一种三层壁复合增强螺旋波纹管 |
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1995
- 1995-03-22 JP JP7062749A patent/JPH08258177A/ja active Pending
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