JPH07113436B2 - 暗渠排水管の製造方法 - Google Patents

暗渠排水管の製造方法

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JPH07113436B2
JPH07113436B2 JP62037245A JP3724587A JPH07113436B2 JP H07113436 B2 JPH07113436 B2 JP H07113436B2 JP 62037245 A JP62037245 A JP 62037245A JP 3724587 A JP3724587 A JP 3724587A JP H07113436 B2 JPH07113436 B2 JP H07113436B2
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reinforcing strips
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昭夫 永吉
清治 永吉
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清治 永吉
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ゴルフ場や湿地帯その他に埋設使用される合
成樹脂製の暗渠排水管の製造方法に関する。
(従来の技術) この種の暗渠排水管の先行技術としては、例えば実公昭
55−20825号公報若しくは実公昭58−51227号公報に開示
されているように、硬質合成樹脂からなる補強用条材を
一定ピッチで螺旋状に巻回して管状の補強片を成形し、
この補強片の螺旋状間隙を完全に覆う状態で、軟質合成
樹脂または不織布からなる濾過用帯材を螺旋状に巻き付
け、この濾過用帯材及び補強片の側縁部どうしを互いに
重ね合わせて接合して構成され、土中への埋設状態にお
いて管体に作用する圧潰力を補強片で受け止めると共
に、土中の含水を濾過用帯材を通じて管体内に受け入れ
て排水する如くしたものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、一般的に、硬質合成樹脂と軟質合成樹脂、或
は硬質合成樹脂と不織布とは接着性が悪く、接合後にお
ける接着力も弱いという難点がある。従って、上記先行
技術の如く硬質合成樹脂製の補強片と、軟質合成樹脂ま
たは不織布製の濾過用帯材とを互いの側縁部を重ね合わ
せて接合するものにあっては、この接合部の接着強度が
弱いため、管体に作用する圧潰力やねじれの方向の力に
耐えられず、濾過用帯材が補強片から剥離して用をなさ
なくなるという問題点があった。
本発明はかかる従来の問題点を解決するために提案され
たものであって、濾過用帯材と補強片との接合部に改良
を加えて優れた強度と耐久性を備える暗渠排水管を精度
よく且つ能率的に製造し得る方法を提供しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の暗渠排水管の製造方法は、半溶融状態の硬質合
成樹脂からなる一対の補強用条材を一定間隔を存して成
形すると共にその成形時にこれらの補強用条材の対向面
間に軟質合成樹脂または不織布からなる濾過用帯材を供
給して該濾過用帯材の両側縁部を上記一対の補強用条材
の対向面内に埋設させることにより、濾過用帯材の両側
縁部に補強用条材が一体的に溶着してなる帯状素材を形
成し、この帯状素材を、その一方の補強用条材を先に巻
回した帯状素材の他方の補強用条材上に溶着させながら
一定のピッチで螺旋状に巻回することを特徴とするもの
である。
(作用) 半溶融状態の硬質合成樹脂からなる一対の補強用条材を
一定間隔を存して成形すると共にその成形時にこれらの
補強用条材の対向面間に軟質合成樹脂または不織布から
なる濾過用帯材を供給して該濾過用帯材の両側縁部を上
記一対の補強用条材の対向面内に埋設させるものである
から、補強用条材を形成する半溶融状の硬質合成樹脂が
濾過用帯材の側縁部の濾過孔等に浸入した状態で固化し
て濾過用帯材と補強用条材とが軟質合成樹脂と硬質合成
樹脂、または不織布と硬質合成樹脂という接着性の悪い
組合せであっても強固に結合し、さらに、この濾過用帯
材の両側縁部に補強用条材が一体的に溶着してなる帯状
素材を帯状素材を、その一方の補強用条材を先に巻回し
た帯状素材の他方の補強用条材上に溶着させながら一定
のピッチで螺旋状に巻回することにより暗渠排水管を製
造するものであるから、捩れ方向の力や圧潰力、更には
軸方向に引張力が作用しても、上記結合部は容易に破壊
されない優れた強度と耐久性を有する暗渠排水管を精度
よく且つ能率的に製造し得るものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図及び第2図において、(1)は濾過用帯材であ
る。この濾過用帯材(1)は例えば軟質のポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂ま
たはポリ塩化ビニル樹脂等の軟質合成樹脂からなる網状
体により構成されている。この網状体は上記の如き軟質
合成樹脂フィルムの長さ方向及び幅方向に亙って多数の
スリットを一定の秩序で形成すると共に、該フィルムに
引張力を加えることにより各スリットを拡開して多数の
網目を形成し、このようにして成形された数枚の網状フ
ィルムを交互に直交する方向に向きを変えて重合溶着し
て、多層状に重なり合う網目間の隙間を通して水の浸透
を許すようにしたものである。尚この濾過用帯材(1)
は不織布で構成してもよい。
(2)(3)は補強片(4)を構成する1対の補強用条
材である。この各補強用条材(2)(3)は例えばポリ
オレフィン系樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等、前記濾過用
帯材(1)と同質で硬質の合成樹脂からなり、それぞれ
断面直角三角形状に形成され、成形時にはこの三角形の
斜面部どうしが接合されて、断面矩形状の補強片(4)
を構成するものである。尚この接合時において、両補強
用条材(2)(3)の接合部が補強片(4)の角部に形
成されるのを回避するために、両補強用条材(2)
(3)の形状は互いに対して稍非対称となっている。
この各補強用条材(2)(3)と前記濾過用帯材(1)
とは、補強用条材(2)(3)の成形と同時に一体化さ
れ、これによって構成された帯状素材(5)を一定ピッ
チで螺旋状に巻回して、この巻回時に隣接する各補強用
条材(2)(3)を互いに溶着することにより、補強片
(4)と濾過用帯材(1)とが交互に連続する暗渠排水
管が成形されるのである。
即ち、これによって成形された暗渠排水管は螺旋管状の
補強片(4)に介在させた螺旋状間隙に、この間隙を完
全に覆う状態で濾過用帯材(1)を巻き付けると共に、
該濾過用帯材(1)の両側縁部(1a)(1b)を補強片
(4)中に埋設状に結合した構成を有するものとなる。
従って、この埋設状の結合部においては、濾過用帯材
(1)の素材中に存在する隙間に補強片(4)の素材で
ある硬質合成樹脂が浸入して一体的に結合されるから、
軟質合成樹脂と硬質合成樹脂、または不織布と硬質合成
樹脂という接着性の悪い組合せであっても、強固に結合
され、管体にねじれの方向の力や圧潰力、或は管体の軸
方向に引張力が作用しても、該結合部は容易に破壊され
ないだけの優れた強度を有することになる。
次に、上記構成の暗渠排水管の製造方法について説明す
る。第3図及び第4図において、(6)は補強用条材
(2)(3)を成形する成形用ダイである。この成形用
ダイ(6)には、その長さ方向に貫通する濾過用帯材
(1)の通路(7)と、補強用条材(2)(3)の樹脂
素材を供給する樹脂供給路(8)が形成されている。樹
脂供給路(8)はその途中で2方向に分岐して、それぞ
れ補強用条材(2)(3)の成形通路(9)(10)とな
る。更にこの各条材成形通路(9)(10)は帯材通路
(7)の幅方向両端部と合流し、出口付近でこれらの通
路(8)(9)(10)が共通する出口通路(11)を形成
する如くしてある。
前記帯材通路(7)には濾過用帯材(1)が連続的に供
給され、樹脂供給路(8)には硬質合成樹脂素材が注型
される。この樹脂素材は樹脂供給路(8)から分岐して
各条材成形通路(9)(10)に至り、この通路(9)
(10)中でそれぞれの補強用条材(2)(3)が成形さ
れ、同時に帯材通路(7)を通る濾過用帯材(1)の両
側縁部(1a)(1b)が各補強用条材(2)(3)中に埋
設状に溶着され、これによって濾過用帯材(1)の両側
に半溶融状の補強用条材(2)(3)を配設した帯状素
材(5)が出口通路(11)から連続的に押出成形され
る。
この帯状素材(5)は周知構成の成形装置(12)の成形
用主軸(13)に対して供給され、この成形用主軸(13)
の回転に伴って螺旋状に巻回されるのであって、この巻
回時において、隣接する両補強用条材(2)(3)の接
合面(2a)(3a)どうしが連続的に重合溶着されること
により、螺旋状の補強片(2)(2)中に濾過用帯材
(1)の両側縁部(1a)(1b)を埋設状に接合した管体
が成形される。
このように濾過用帯材(1)と補強用条材(2)(3)
とを成形用ダイ(6)中において溶着して、予め帯状素
材(5)を成形する方法によると、補強用条材(2)
(3)の素材である硬質合成樹脂が半溶融状態となる最
適温度条件の下で、濾過用帯材(1)の素材である軟質
合成樹脂または不織布と、硬質合成樹脂とを溶着するこ
とができる。
尚既述実施例において、本発明は補強片(4)を構成す
る1対の補強用条材(2)(3)を例えば第5図に示す
ように、一方の補強用条材(2)を断面鈎形状に形成
し、他方の補強用条材(3)を該一方の補強用条材
(2)の内側に嵌まり込む矩形状断面に形成し、直交す
る2面間で接合するようにしたもの、或は第6図に示す
ように、両補強用条材(2)(3)を互いに対向状とな
るL字状に形成し、斜面状の接合面(2a)(3a)で接合
するようにしたもの等諸種の実施態様が可能である。ま
た補強片(4)の断面形状も矩形状の他、凹字状や凸字
状など様々な形状とすることができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、半溶融状態の硬質
合成樹脂からなる一対の補強用条材を一定間隔を存して
成形すると共にその成形時にこれらの補強用条材の対向
面間に軟質合成樹脂または不織布からなる濾過用帯材を
供給して該濾過用帯材の両側縁部を上記一対の補強用条
材の対向面内に埋設させることにより、濾過用帯材の両
側縁部に補強用条材が一体的に溶着してなる帯状素材を
形成し、この帯状素材を、その一方の補強用条材を先に
巻回した帯状素材の他方の補強用条材上に溶着させなが
ら一定のピッチで螺旋状に巻回して両補強用条材の重合
溶着により形成される螺旋状補強片中に上記濾過用帯材
の両側縁片が埋設されてなる暗渠排水管を製造するもの
であるから、予め濾過用帯材の両側縁部に補強用条材を
一体的に設けてなる帯状素材を形成するので、この帯状
素材を一定のピッチでもって螺旋状に巻回するという一
回の巻回工程で簡単且つ能率よく暗渠排水管を製造し得
ると共に、帯状素材を、その一方の補強用条材を先に巻
回した帯状素材の他方の補強用条材上に重合、溶着させ
るので、これらの補強用条材によって一定の巻きピッチ
が設定されて暗渠排水管を精度よく製造できるものであ
る。
さらに、帯状素材は、補強用条材の両側縁部を一対の補
強用条材の対向面内に埋設させることによって形成して
いるので、補強用条材を形成する半溶融状の硬質合成樹
脂が濾過用帯材の側縁部の濾過孔等に浸入した状態で固
化して濾過用帯材と補強用条材とが軟質合成樹脂と硬質
合成樹脂、または不織布と硬質合成樹脂という接着性の
悪い組合せであっても強固に結合し、捩れ方向の力や圧
潰力、更には軸方向に引張力が作用しても、上記結合部
は容易に破壊されない優れた強度と耐久性を有する暗渠
排水管を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部破断正面図、第2図
はその要部を示す拡大断面図、第3図は成形手段の一例
を示す一部切欠平面図、第4図は成形用ダイの要部拡大
断面図、第5図及び第6図はそれぞれ異なる実施態様の
要部を示す拡大断面図である。 (1)……濾過用帯材、(1a)(1b)……濾過用帯材の
側縁部、(2)(3)……補強用条材、(2a)(3a)…
…補強用条材の接合面、(4)……補強片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 11/12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半溶融状態の硬質合成樹脂からなる一対の
    補強用条材を一定間隔を存して成形すると共にその成形
    時にこれらの補強用条材の対向面間に軟質合成樹脂また
    は不織布からなる濾過用帯材を供給して該濾過用帯材の
    両側縁部を上記一対の補強用条材の対向面内に埋設させ
    ることにより、濾過用帯材の両側縁部に補強用条材が一
    体的に溶着してなる帯状素材を形成し、この帯状素材
    を、その一方の補強用条材を先に巻回した帯状素材の他
    方の補強用条材上に溶着させながら一定のピッチで螺旋
    状に巻回して両補強用条材の重合溶着により形成される
    螺旋状補強片中に上記濾過用帯材の両側縁片が埋設され
    てなる暗渠排水管を成形することを特徴とする暗渠排水
    管の製造方法。
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