JP3624076B2 - 被覆テープ及びこの被覆テープからなる網体並びに被覆テープの製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路、造成地等の地盤の補強や、軟弱地盤における盛土の沈下防止のために土中に埋設する土木用網体として、あるいは、荷物等の包装用テープや網体として、さらに、ベッドの補強用網体として好適に使用される被覆テープ及びこの被覆テープからなる網体並びに被覆テープの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
土木用網体等として使用される合成樹脂製の網体には、種々のタイプのものが開発、実用化されており、その一例として、一軸延伸した合成樹脂テープを縦糸及び横糸とし、これらを所定間隔をあけて互いに交差させ、それぞれの交点部分を融着したものが提案されている。
【0003】
この網体は、引張強度が大きく、目崩れしにくい上に、適度の柔軟性と剛性を有し、取扱いや製造が容易であるなど、種々の長所を有するものである。
【0004】
上記網体を構成する合成樹脂テープは、一軸延伸したポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンよりなるテープを使用しており、このため、大きい引張強度を有する等の特長を有する一方で、これを縦糸及び横糸として用い、交点部分を、例えぱ、超音波溶着により接着すると、この溶着部分が劣化し、引張強度が大幅に低下するため、所期の強度を有する網体を得ることができないという問題があった。
また、これらのポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンよりなるテープは、高周波溶着できないという問題もあった。
【0005】
上記従来の網体の有する問題点に対処するため、本件出願人は、先に一軸延伸したポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンよりなる芯テープの周囲を誘電率の高い熱可塑性樹脂により被覆した被覆テープを縦糸及び横糸とし、これら縦糸及び横糸を所定間隔をあけて互いに交差させ、それぞれの交点部分を高周波溶着するようにした網体を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この網体において、網体を構成する被覆テープの引張強度を高める手段の1つとして、芯テープに厚みのあるテープ素材を用いることが考えられるが、テープ素材の厚さが1mmより大きく、かつ、幅が20mmより広いものは、剛性が高く、このため、被覆テープや網体に形成した場合に、その巻回性や取扱性が低下するという問題があった。
これに対処するために、芯テープを複数条のテープ素材を積層して構成し、全体として所要の引張強度を得るようにすることも考えられるが、この場合、特に、テープ素材を3条以上積層した場合、外側に位置するテープ素材と中間に位置するテープ素材が分離することにより、芯テープと熱可塑性樹脂からなる被覆層が分離し、中間に位置するテープ素材が被覆テープの引張強度の発現に寄与しないだけでなく、中間に位置するテープ素材の部分から被覆テープが裂けたり、剥離するおそれがある等の問題があった。
【0007】
本発明は、上記網体の有する問題点に鑑み、被覆テープに複数条のテープ素材を積層して構成した芯テープを用いた場合に、芯テープと熱可塑性樹脂からなる被覆層が分離することがないようにすることにより引張強度及び耐久性を向上させた被覆テープ及びこの被覆テープからなる網体並びに被覆テープの製造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の被覆テープは、一軸延伸したポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンよりなる芯テープの周囲を誘電率の高い熱可塑性樹脂により被覆した被覆テープにおいて、前記芯テープを複数条のテープ素材を積層して構成するとともに、積層したテープ素材間に前記芯テープを被覆する熱可塑性樹脂と同一の熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を配することにより、積層したテープ素材同士を接着したことを特徴とする。
【0009】
この被覆テープは、芯テープを複数条のテープ素材を積層して構成することにより、巻回性や取扱性が良好であるとともに、テープ素材間に芯テープを被覆する熱可塑性樹脂と同一の熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を配することにより、積層したテープ素材同士を接着するようにしているので、積層したテープ素材の一部が分離することにより、芯テープと熱可塑性樹脂からなる被覆層が分離することがなく、すべてのテープ素材が被覆テープの引張強度の発現に寄与し、また、分離したテープ素材の部分から被覆テープが裂けたり、剥離することがない。
【0010】
また、本発明の網体は、上記本発明の被覆テープを、縦糸又は横糸の少なくとも一方に使用し、該糸と、誘電率の高い熱可塑性樹脂被覆層を形成した被覆テープからなる他方の糸とを所定間隔をあけて互いに交差させ、それぞれの交点部分を高周波溶着してなることを特徴とする。
【0011】
この網体は、上記本発明の被覆テープの有する巻回性や取扱性が良好であるという特長をそのまま有するとともに、引張強度及び耐久性に優れたものとなる。
【0012】
また、本発明の被覆テープの製造装置は、複数条のテープ素材を積層した状態で送り出すニップルと、ニップルの前方に配置され、ニップルから送り込まれたテープ素材の周囲を熱可塑性樹脂により被覆した状態で送り出すダイスとを備えた被覆テープの製造装置において、前記ダイス内に、ニップルから積層した状態で送り込まれたテープ素材を分離させ、テープ素材間に熱可塑性樹脂が入り込むようにする分離帯を形成したことを特徴とする。
【0013】
この被覆テープの製造装置は、ニップルから積層した状態で送り込まれたテープ素材を、ダイス内に形成した分離帯により分離することにより離間させ、この離間させたテープ素材間に熱可塑性樹脂を侵入させることにより、ニップルから送り込まれたテープ素材の周囲を熱可塑性樹脂により被覆しながら、積層したテープ素材間に熱可塑性樹脂層を配することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の被覆テープ及びこの被覆テープからなる網体並びに被覆テープの製造装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1及び図2(b)は、本発明の被覆テープの一実施例を示す。
この被覆テープTは、一軸延伸したポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンよりなる芯テープ2の周囲を誘電率の高い熱可塑性樹脂からなる被覆層1により被覆するとともに、芯テープ2を複数条、本実施例においては3条のテープ素材21,22,23を積層して構成し、積層したテープ素材22,23間に、上記熱可塑性樹脂と同じ材料からなる熱可塑性樹脂層12を配することにより、積層したテープ素材22,23同士を接着して構成したものである。
【0016】
この場合において、テープ素材21は、芯テープ2の周囲を被覆した熱可塑性樹脂からなる被覆層1により、テープ素材22と一体化されているため、積層したテープ素材21,23間には、必ずしも熱可塑性樹脂層を配する必要はないが、必要に応じて、積層したテープ素材21,23間に、同様の熱可塑性樹脂層を配するように構成することもできる。
また、積層したテープ素材22,23間に配する熱可塑性樹脂層12の材料を、被覆層1を構成する熱可塑性樹脂と異なる材料で構成することもできる。
【0017】
被覆テープTの厚さは、芯テープ2等の部材の厚さによって左右されるが、その巻回性や取扱性等を考慮すると、2.0〜10.0mm、好ましくは、2.0〜5.0mmに、また、その幅は、5〜100mm、好ましくは、10〜30mmに形成する。
【0018】
被覆層1を構成する熱可塑性樹脂としては、誘電率が高く、高周波溶着性の良い樹脂、例えば、塩化ビニル樹脂やエチレンー酢酸ビニル共重合体等が好適に使用され、望ましくは、酢酸ビニルの含有率が5〜35重量%、さらに望ましくは、15〜30重量%のエチレンー酢酸ビニル共重合体が使用される。
このエチレンー酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニルの含有率が多くなるほど高周波溶着性が向上し、穏やかな溶着条件の下で芯テープ2を傷めることなく高周波溶着することが可能であり、しかも、融点が140℃以下と低いので、芯テープ2を被覆するときにこれらの部材を熱で傷める心配がない。なお、酢酸ビニルの含有率が5重量%未満では高周波溶着性がかなり低下する傾向があり、また、35重量%を越えると被覆膜の強度不足を招く傾向があるので、いずれも望ましくない。
【0019】
この熱可塑性樹脂からなる被覆層1の被覆厚さは、0.1mm以上、好ましくは0.5〜1.0mm程度であり、0.lmmより薄くなると、後述の網体を製造する際に、縦糸と横糸の交点部分の溶着強度が不足するため、網体に大きな引張力が作用したときに交点部分が剥離して目崩れを生じ易くなる。
また、この熱可塑性樹脂からなる被覆層1の表面には、被覆テープTの縦裂けを防止するとともに、溶着性を良くするための凹凸皺11を形成することが望ましい。
【0020】
芯テープ2を構成するテープ素材21,22,23は、ポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンを溶融押出成形した帯状体を90〜140℃の温度域で5〜20倍、好ましくは7〜10倍に一軸延伸したテープであって、その厚さは、0.05〜1.0mm程度、好ましくは、0.1〜0.6mmのものが積層して使用される。
なお、延伸倍率が5倍より小さい芯テープは、分子配向による引張強度の向上が顕著でなく、延伸倍率が20倍より大きい芯テープは、フィブリル化による引張強度の低下がみられるので、いずれもあまり好ましくない。また、延伸倍率が5〜20倍でも、厚さが0.05mmより薄い芯テープは、絶対的な強度が不足する傾向があり、厚さが1mmより大きい芯テープは、剛性が高くて巻回性が悪く取扱性が低下する傾向があるので、やはり好ましくない。
【0021】
また、芯テープ2は、本実施例に示す3条のテープ素材21,22,23を積層して構成したものに限定されるものではなく、例えば、図2(a)に示すように、2条のテープ素材21,22を積層して構成したものや、図2(c)に示すように、4条のテープ素材21,22,23,24を積層して構成したもの等、複数のテープ素材を積層して構成することができ、これにより、引張強度を容易に増減調節することができ、しかも、複数条のテープ素材を積層して構成した芯テープ2は、その合計厚さの1条の芯テープよりも剛性が低くなるので、引張強度が実質的に同じであるにもかかわらず、巻回性が良く、取扱性が向上する利点がある。
【0022】
そして、図2(a)に示す芯テープ2を2条のテープ素材21,22を積層して構成する場合は、積層したテープ素材21,22間に、熱可塑性樹脂層12を配することにより、積層したテープ素材21,22同士を接着するようにしている。
【0023】
また、図2(c)に示す芯テープ2を4条のテープ素材21,22,23,24を積層して構成する場合は、積層したテープ素材23,24間に、熱可塑性樹脂層12を配することにより、積層したテープ素材23,24同士を接着するとともに、このテープ素材23,24を、熱可塑性樹脂層12及び芯テープ2の周囲を被覆した熱可塑性樹脂からなる被覆層1により、外側に位置するテープ素材21,22と一体化するようにしている。
なお、この場合も、積層したテープ素材21,23間及びテープ素材22,24間には、必ずしも熱可塑性樹脂層を配する必要はないが、必要に応じて、積層したテープ素材21,23間及びテープ素材22,24間に、同様の熱可塑性樹脂層を配するように構成することもできる。
【0024】
以上、本発明の被覆テープについて説明したが、本発明は、上記実施例のものに限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において、その構成を変更することが可能である。
【0025】
また、この被覆テープTは、荷物等の包装用テープ等の用途にそのまま単独で使用するほか、図3に示すように、この被覆テープのいずれかを、縦糸T1又は横糸T2の少なくとも一方(通常は縦糸T1)に使用し、該糸と、誘電率の高い熱可塑性樹脂被覆層を形成した被覆テープからなる他方の糸とを所定間隔をあけて、平織のように交点部分で縦糸T1と横糸T2の上下関係を交互に逆転させて交差させ、それぞれの交点部分を高周波溶着することにより網体Nを形成し、土木用網体等の用途に使用するものである。
【0026】
なお、縦糸T1及び横糸T2のそれぞれの間隔は、網体Nの用途を考慮して適宜決定することができる。
また、この実施例の網体Nは、方形網目を形成するように縦糸T1と横糸T2を所定問隔をあけて直角に交差させるようにしたが、これに限定されず、縦糸T1と横糸T2は、菱形網目を形成するように網体の長さ方向に対して斜めに交差させてもよく、また、縦糸T1と横糸T2の上下関係は、全ての交点部分で縦糸T1が横糸T2の上側又は下側となるように重ねてもよい。
【0027】
縦糸T1と横糸T2の交点部分を高周波溶着する場合、縦糸T1と同数の溶着ヘッドを縦糸T1の間隔と同じ間隔をあけて横一列に設けた高周波溶着装置(図示省略)を使用し、横一列に並んだ交点部分を同時に高周波溶着することが望ましい。溶着条件は、熱可塑性樹脂からなる被覆層1の種類や被覆厚さ等を考慮して適宜設定すればよいが、通常、周波数が10〜40MHz、出力が3〜20kW、発信時間が2〜15秒、加圧力が2〜15kgf/cm2の条件を採用して、効率良く高周波溶着することができる。
【0028】
上記の条件で縦糸T1と横糸T2の交点部分に高周波電界を印加すると、誘電率の高い熱可塑性樹脂からなる被覆層1が急速に誘電加熱され、強固に溶着されるが、誘電率の低い材料で構成された芯テープ2は誘電加熱されにくいため、交点部分で熱劣化することは殆どない。したがって、得られる網体Nは、縦糸T1及び/又は横糸T2が一軸延伸された芯テープ2本来の優れた引張強度を殆ど損なうことがないので強度が極めて大きく、しかも、縦糸T1と横糸T2の交点部分の溶着強度が大きいので目崩れ等を生じる心配がないものである。
【0029】
次に、本発明の被覆テープの製造装置の一実施例を、図4〜図6に示す。
この被覆テープの製造装置は、図4及び図6に示すように、芯テープ2を構成する複数条、本実施例においては3条のテープ素材21,22,23を、積層した状態で、先端に形成したスリット状の送出口31から送り出すようにしたニップル3と、図5及び図6に示すように、ニップル3の前方に配置され、ニップル3から送り込まれたテープ素材21,22,23、すなわち、芯テープ2の周囲を、別途その内部に供給される熱可塑性樹脂により被覆した状態で、先端に形成したスリット状の送出口41から送り出すようにしたダイス4とを備えている。
【0030】
そして、ダイス4内には、ニップル3から積層した状態で送り込まれたテープ素材21,22,23を、テープ素材21,23とテープ素材22とに一旦分離し、離間させる分離帯42を形成するようにする。
この分離帯42は、特に限定的なものではないが、テープ素材を分離し易く、かつテープ素材の分離状態を所定の距離に亘って維持できるように、ニップル3側を鋭角にした断面三角形状に形成するとともに、本実施例においては3条のテープ素材21,22,23を、テープ素材21,23とテープ素材22とに分離するため、図5(b)に示すように、ダイス4の中心位置のやや下方位置に形成するようにしている。
【0031】
この被覆テープの製造装置は、ニップル3から積層した状態で送り込まれたテープ素材21,22,23を、ダイス4内に形成した分離帯42により、テープ素材21,23とテープ素材22とに分離することにより離間させ、この離間させたテープ素材22,23間に、芯テープ2の周囲を被覆するために供給された熱可塑性樹脂を侵入させることにより、ニップル3から送り込まれた芯テープ2の周囲を熱可塑性樹脂により被覆しながら、積層したテープ素材22,23間に熱可塑性樹脂層を自動的に配することができるようにしたものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明の被覆テープによれば、芯テープを複数条のテープ素材を積層して構成することにより、巻回性や取扱性が良好であるとともに、テープ素材間に芯テープを被覆する熱可塑性樹脂と同一の熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を配することにより、積層したテープ素材同士を接着するようにしているので、積層したテープ素材の一部が分離することにより、芯テープと熱可塑性樹脂からなる被覆層が分離することがなく、すべてのテープ素材が被覆テープの引張強度の発現に寄与し、被覆テープの引張強度を向上することができ、また、分離したテープ素材の部分から被覆テープが裂けたり、剥離することがなく、被覆テープの耐久性を向上することができる。
【0033】
また、本発明の網体は、巻回性や取扱性が良好であるとともに、引張強度及び耐久性に優れたものとなる。
【0034】
また、本発明の被覆テープの製造装置は、ニップルから積層した状態で送り込まれたテープ素材を、ダイス内に形成した分離帯により分離することにより離間させ、この離間させたテープ素材間に熱可塑性樹脂を侵入させることにより、ニップルから送り込まれたテープ素材の周囲を熱可塑性樹脂により被覆しながら、積層したテープ素材間に熱可塑性樹脂層を配することができ、簡易な構造の装置を用いて、本発明の被覆テープを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被覆テープの一実施例を示す斜視図である。
【図2】同変形例を示す断面図である。
【図3】本発明の網体の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の被覆テープの製造装置に用いられるニップルを示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図、(c)は側面図である。
【図5】本発明の被覆テープの製造装置に用いられるダイスを示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図、(c)は側面図である。
【図6】本発明の被覆テープの製造方法を示す説明図(縦断面図)である。
【符号の説明】
1 被覆層
11 凹凸皺
12 熱可塑性樹脂層
2 芯テープ
21 テープ素材
22 テープ素材
23 テープ素材
21 テープ素材
3 ニップル
31 送出口
4 ダイス
41 送出口
42 分離帯
N 網体
T 被覆テープ
Claims (3)
- 一軸延伸したポリプロピレン、ポリエステル又は超高分子ポリエチレンよりなる芯テープの周囲を誘電率の高い熱可塑性樹脂により被覆した被覆テープにおいて、前記芯テープを複数条のテープ素材を積層して構成するとともに、積層したテープ素材間に前記芯テープを被覆する熱可塑性樹脂と同一の熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を配することにより、積層したテープ素材同士を接着したことを特徴とする被覆テープ。
- 請求項1記載の被覆テープを、縦糸又は横糸の少なくとも一方に使用し、該糸と、誘電率の高い熱可塑性樹脂被覆層を形成した被覆テープからなる他方の糸とを所定間隔をあけて互いに交差させ、それぞれの交点部分を高周波溶着してなることを特徴とする網体。
- 複数条のテープ素材を積層した状態で送り出すニップルと、ニップルの前方に配置され、ニップルから送り込まれたテープ素材の周囲を熱可塑性樹脂により被覆した状態で送り出すダイスとを備えた被覆テープの製造装置において、前記ダイス内に、ニップルから積層した状態で送り込まれたテープ素材を分離させ、テープ素材間に熱可塑性樹脂が入り込むようにする分離帯を形成したことを特徴とする被覆テープの製造装置。
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JP22001997A JP3624076B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | 被覆テープ及びこの被覆テープからなる網体並びに被覆テープの製造装置 |
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JPH1148305A JPH1148305A (ja) | 1999-02-23 |
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- 1997-07-30 JP JP22001997A patent/JP3624076B2/ja not_active Expired - Lifetime
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