JPS59355Y2 - 排水管 - Google Patents
排水管Info
- Publication number
- JPS59355Y2 JPS59355Y2 JP5745478U JP5745478U JPS59355Y2 JP S59355 Y2 JPS59355 Y2 JP S59355Y2 JP 5745478 U JP5745478 U JP 5745478U JP 5745478 U JP5745478 U JP 5745478U JP S59355 Y2 JPS59355 Y2 JP S59355Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube body
- reinforcing
- threads
- coil
- bonded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、主として、擁壁、提防等の暗渠として用い
られる土砂崩れ防止用の排水管に関する。
られる土砂崩れ防止用の排水管に関する。
従来、この種の排水管として、本考案者は硬質合成樹脂
製のコイル管体の螺旋状間隙に、この間隙を完全に被う
状態で不織布等から構成された渡体を螺旋状に巻きつけ
たものを先に提案しているが、この場合、コイル管体に
比べ渡体の強度が可成り劣るため両者の接ぎ目部分が脆
弱である。
製のコイル管体の螺旋状間隙に、この間隙を完全に被う
状態で不織布等から構成された渡体を螺旋状に巻きつけ
たものを先に提案しているが、この場合、コイル管体に
比べ渡体の強度が可成り劣るため両者の接ぎ目部分が脆
弱である。
ところで、この種の排水管を土中に埋設すると、管軸心
に向かう方向に土庄が働き、管体を圧縮する。
に向かう方向に土庄が働き、管体を圧縮する。
この上圧による管体の圧縮によって、上記コイル管体と
渡体との接ぎ目部分が引張られて亀裂を生じ、これによ
って、管内に土砂が流入し、管詰まりを起こしたり、管
自体が破壊してしまうと言った危険がある。
渡体との接ぎ目部分が引張られて亀裂を生じ、これによ
って、管内に土砂が流入し、管詰まりを起こしたり、管
自体が破壊してしまうと言った危険がある。
この考案は上記欠点を解消するためになされたもので、
上述のような排水管の外周面に多数の補強糸を軸線方向
に沿って接着することにより、コイル管体と渡体との接
触側縁の引張り強度を増大させ、これによって埋設時に
働く土圧によって破損するおそれのない排水管を提供す
ることを目的とする。
上述のような排水管の外周面に多数の補強糸を軸線方向
に沿って接着することにより、コイル管体と渡体との接
触側縁の引張り強度を増大させ、これによって埋設時に
働く土圧によって破損するおそれのない排水管を提供す
ることを目的とする。
次に、この考案に係る排水管の実施例を図面に基き説明
すると、この排水管本体1は硬質合成樹脂製の帯体を一
定のピッチで螺旋形に巻回したコイル管体2と、このコ
イル管体2の内周面に、その螺旋状間隙3を完全に覆う
状態で螺旋状に巻きつけ接合した不織布製の渡体4とか
らなっている。
すると、この排水管本体1は硬質合成樹脂製の帯体を一
定のピッチで螺旋形に巻回したコイル管体2と、このコ
イル管体2の内周面に、その螺旋状間隙3を完全に覆う
状態で螺旋状に巻きつけ接合した不織布製の渡体4とか
らなっている。
上記コイル管体2は、土中に埋設した際に土圧に十分に
耐え得るように、幅方向中央に2条の補強用突条5を形
成しである。
耐え得るように、幅方向中央に2条の補強用突条5を形
成しである。
6は補強糸であって、上記管本体1の外周面に軸線方向
に沿って等間隔に多数接着されており、上記補強用突条
5の左右両側に周方向に螺旋巻回された固定糸7によっ
て、管本体1に確実に固定されている。
に沿って等間隔に多数接着されており、上記補強用突条
5の左右両側に周方向に螺旋巻回された固定糸7によっ
て、管本体1に確実に固定されている。
また、この補強糸6及び固定糸7はポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド等引張り強度
の優れた合成樹脂製糸からなっている。
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド等引張り強度
の優れた合成樹脂製糸からなっている。
次に、上記構成の作用を説明すると、この排水管を土中
に埋設すると、管本体1の軸心方向に向かって土庄が作
用し、管本体1が圧縮される。
に埋設すると、管本体1の軸心方向に向かって土庄が作
用し、管本体1が圧縮される。
このとき、コイル管体2と渡体4との接合部外周8が土
圧によって引張り応力を受けるが、この応力は補強糸6
によって吸収され、脆弱な不織布製の濾体4には直接作
用しない。
圧によって引張り応力を受けるが、この応力は補強糸6
によって吸収され、脆弱な不織布製の濾体4には直接作
用しない。
また、この排水管を彎曲させて埋設する場合、上記接合
部外周8が引張り応力を受けるが、前記と同様に、補強
糸6がこの応力をほとんど吸収し、波体4に作用する応
力は大幅に減少する。
部外周8が引張り応力を受けるが、前記と同様に、補強
糸6がこの応力をほとんど吸収し、波体4に作用する応
力は大幅に減少する。
因みに、この考案に係る排水管の製造例を略述すると、
たとえば、管成形軸の外周に帯状のコイル管材と、渡体
材とをそれぞれ一定の圧力で連続的に同時に送り出し、
両者を一定のピッチで螺旋巻回し、その両接触側縁9同
士を接合しながら、所定の管長に達するまで、順次螺旋
巻管を成形した後、補強糸6を管本体1の外周に等間隔
おきに配設して、これらの糸6を固定糸7によって、順
次、管本体1に固定して行く。
たとえば、管成形軸の外周に帯状のコイル管材と、渡体
材とをそれぞれ一定の圧力で連続的に同時に送り出し、
両者を一定のピッチで螺旋巻回し、その両接触側縁9同
士を接合しながら、所定の管長に達するまで、順次螺旋
巻管を成形した後、補強糸6を管本体1の外周に等間隔
おきに配設して、これらの糸6を固定糸7によって、順
次、管本体1に固定して行く。
第4図は第2の実施例を示し、補強糸6をコイル管体2
の内周面と波体4の外周面との間に配置接着したもので
あり、この場合、補強糸6はコイル管体2によって確実
に固定されるので、固定糸7を省略することができる。
の内周面と波体4の外周面との間に配置接着したもので
あり、この場合、補強糸6はコイル管体2によって確実
に固定されるので、固定糸7を省略することができる。
第5図は第3の実施例を示し、コイル管体2の外周面に
波体4を巻きつけ接合し、これに第1の実施例と同様に
補強糸6および固定糸7を配置接着したものである。
波体4を巻きつけ接合し、これに第1の実施例と同様に
補強糸6および固定糸7を配置接着したものである。
第6図、第7図はそれぞれコイル管体2の変形例を示し
、第6図は補強用突条5を半円形状に形成したもの、ま
た、第7図はとくに補強用突条5を形成しないで、平板
状の管体2自体で強度を保持するようにしたものである
。
、第6図は補強用突条5を半円形状に形成したもの、ま
た、第7図はとくに補強用突条5を形成しないで、平板
状の管体2自体で強度を保持するようにしたものである
。
第8図は第7図に示すものの変形例を示し、コイル管体
2の中央部に逆三角形状の条溝10を凹設し、固定糸7
を、この条溝10に嵌入する逆三角形断面を有する形状
に成形して、補強糸6を上記条溝10と固定糸7とで締
着は固定するようにしたものである。
2の中央部に逆三角形状の条溝10を凹設し、固定糸7
を、この条溝10に嵌入する逆三角形断面を有する形状
に成形して、補強糸6を上記条溝10と固定糸7とで締
着は固定するようにしたものである。
なお、コイル管体2の形状、波体4の材料、補強糸6の
形状等は上述した諸種の実施例以外にも、種々のものが
考えられることは言うまでもない。
形状等は上述した諸種の実施例以外にも、種々のものが
考えられることは言うまでもない。
以上詳述したように、この考案は、管本体の外周面に多
数の補強糸を軸線方向に沿って接着したので、土中に埋
設後、土庄によって管体が圧縮され、これによって、コ
イル管体と波体との接合部に作用する引張り応力を補強
糸がほとんど吸収して、比較的脆弱な波体がこの引張り
応力によって破損する虞がなく、従来のように管詰まり
を起こすと言った不測の事故を招くこともなく、そのう
え長持ちする。
数の補強糸を軸線方向に沿って接着したので、土中に埋
設後、土庄によって管体が圧縮され、これによって、コ
イル管体と波体との接合部に作用する引張り応力を補強
糸がほとんど吸収して、比較的脆弱な波体がこの引張り
応力によって破損する虞がなく、従来のように管詰まり
を起こすと言った不測の事故を招くこともなく、そのう
え長持ちする。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は側面図、第2
図は第1図A部の拡大断面図、第3図は第1図B−B線
断面図、第4図は第2の実施例を示す第2図相当図、第
5図は第3の実施例を示す第2図相当図、第6図、第7
図はそれぞれコイル管体の変形例を示す要部断面図、第
8図は第7図に示すものの変形例を示す要部断面図であ
る。 1・・・・・・管本体、2・・・・・・コイル管体、3
・・・・・・螺旋状間隙、4・・・・・・波体、6・・
・・・・補強糸、9・・・・・・−接触側縁。
図は第1図A部の拡大断面図、第3図は第1図B−B線
断面図、第4図は第2の実施例を示す第2図相当図、第
5図は第3の実施例を示す第2図相当図、第6図、第7
図はそれぞれコイル管体の変形例を示す要部断面図、第
8図は第7図に示すものの変形例を示す要部断面図であ
る。 1・・・・・・管本体、2・・・・・・コイル管体、3
・・・・・・螺旋状間隙、4・・・・・・波体、6・・
・・・・補強糸、9・・・・・・−接触側縁。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 19合合成樹脂の帯体を一定のピッチで螺旋形に巻回し
てコイル管体2を成形し、このコイル管体2の螺旋状間
隙3を完全に覆う状態で、渡体4を螺旋状に巻きつけ、
両者2,4の接触側縁9同士を接合して管本体1を形成
し、この管本体1の外周面に多数の補強糸6を軸線方向
に沿って接着し7たことを特徴とする排水管。 2、管軸線方向に接着した前記補強糸6が固定糸7によ
って同方向に固定された実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の排水管。 3、前記補強糸6をコイル管体2の内周面と波体4の外
周面との間に配置接着した実用新案登録請求の範囲第1
項に記載の排水管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5745478U JPS59355Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 排水管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5745478U JPS59355Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 排水管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54159706U JPS54159706U (ja) | 1979-11-08 |
JPS59355Y2 true JPS59355Y2 (ja) | 1984-01-07 |
Family
ID=28955344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5745478U Expired JPS59355Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 排水管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59355Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4498558B2 (ja) * | 2000-07-26 | 2010-07-07 | 東拓工業株式会社 | バーチカルドレンパイプ |
-
1978
- 1978-04-27 JP JP5745478U patent/JPS59355Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54159706U (ja) | 1979-11-08 |
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