JPH0410465Y2 - - Google Patents

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JPH0410465Y2
JPH0410465Y2 JP896087U JP896087U JPH0410465Y2 JP H0410465 Y2 JPH0410465 Y2 JP H0410465Y2 JP 896087 U JP896087 U JP 896087U JP 896087 U JP896087 U JP 896087U JP H0410465 Y2 JPH0410465 Y2 JP H0410465Y2
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reinforcing strips
tube
synthetic resin
reinforcing
strips
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JP896087U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内外からの強い圧力に耐性がありなが
ら可撓性である様な合成樹脂製の可撓管に係る。
(従来技術および問題点) 従来、合成樹脂製可撓管は管本体である合成樹
脂製管の外周に中空又は中実の補強条を間隔を空
けて螺旋状に捲回して管本体に接合したもので、
管本体が軟質合成樹脂製でその外周面上に硬質合
成樹脂製の補強条を螺旋状に捲回固着した形態の
ものが一般的で補強条は断面が中実であつたり、
ロの字状であつたり、コの字であつたり種々の工
夫がなされており、各種の市販品があり、又多数
の特許実用新案も出願されている。しかし従来の
ものはすべて補強条は等間隔で巻かれたものであ
る。特に特公昭60−4772の如き装置を使用して、
押出成型しながら捲回す方法による時は最も簡単
に製造出来るために一本螺旋であり、補強条は等
間隔である。しかしこの可撓管は巻き取ると補強
条が隣の可撓管の補強条管の谷部に嵌まり込んだ
り、嵌まり込まなかつたりするため、奇麗に巻上
らないし、巻上げたものを解きほぐす時に補強条
同志が絡み合つてスムースに解きほぐせない欠点
がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は補強条の間隔が狭い所と広い所とを作
ることにより、かかる欠点を解決したものであ
る。即ち本考案は管本体の合成樹脂製管と、その
外周に間隔を空けて螺旋状に捲回し接合した合成
樹脂製補強条とからなる可撓管に於いて、2本以
上の補強条を組として捲回し補強条間の間隔と補
強条の組の間の間隔とを異ならしめたことを特徴
とする螺旋可撓管である。
第1図及び第2図に本考案螺旋可撓管の一例を
示したが、管本体の合成樹脂製管1の外周に間隔
を空けて螺旋状に捲回した合成樹脂製補強条の組
2とからなり、補強条の組2は詳しくは補強条2
aと2bとからなる。即ち2本螺旋が捲回されて
いるものであつて、補強条2aと2bとの間隔b
より、それらの組の間隔aを広くした例を示して
ある。補強条2aと2bとの間の谷部4では管本
体の合成樹脂製管1と補強条2aと2bとの連結
部3とが重なる為曲り難く、補強条の組2の間の
谷部5では合成樹脂製管1のみの一重壁の為曲り
易い。
補強条の組2は第1図及び第2図の如く2本の
補強条からなつていてもよく、勿論3本でも良
い。補強条間の間隔bとそれらの組の間隔aとは
いずれが大きくても良い。補強条の断面形状も任
意で、中実、中空いずれでも良いが、例を挙げれ
ば第3図の如くである。強度と柔軟性とのバラン
ス上、コの字型が一般的である。
本考案可撓管を製造するには種々の公知方法が
使える。例えば2台の押出機を使用し1台は軟質
樹脂をテープ状体として押出し互いに縁部が重な
る様に捲回し接合して管本体を形成して先行さ
せ、他の1台からは硬質樹脂を例えば断面コの字
の異形条2本を押出成形し、先行した軟質管上に
重ね合わせて螺旋状に捲回し、互いに熱融着によ
り一体接合する方法で、具体的な管の製造装置と
しては特公昭60−4772、特公昭44−30399、特公
昭46−12000、特公昭46−17919、方法としては実
開昭60−14918、特開昭60−18333が挙げられる。
又上記2台の押出機からの樹脂流を一つの押出口
金より断面が第4図の如き帯状体を押出し、これ
を互いに縁部6,6′が重なるように捲回してパ
イプにしてもよい。この方法による時は補強条間
の間隔より補強条の組の間の間隔を大として、必
要に応じて縁部6,6′の接合部に圧を加えて接
合をより強固にするようにするのが好ましい。更
に別の方法としては管状に軟質合成樹脂を押出し
た処へこの押出管の周囲を回転する押出し口金か
ら中空条を押出し捲き付けて行く方法でも良い。
本考案可撓管の材質は合成樹脂製管、補強条共
同種類の合成樹脂でも良く、その方が相互の接着
強度が大きい点では好ましいが可撓管は柔軟性と
耐圧性という矛盾した性能を備えていなければな
らない為、一般の可撓管の構成と同様に合成樹脂
製管1を軟質の合成樹脂とし、補強条2を硬質の
合成樹脂とするのが好ましい。例えば高圧法ポリ
エチレンと低圧法ポリエチレン、軟質ビニルと硬
質ビニル、高圧法ポリエチレンとポリプロピレン
などの組み合せが実用的には好ましい。
本考案の可撓管は第1図には無孔の場合を示し
たが、補強条の間に透孔を穿設しても良い。第5
図には第1,2図に例示した本考案可撓管の谷部
4、即ち壁が二重になつている部分に透孔7を穿
設した場合を示した。このものは例えばゴルフ
場、グランド、道路等の地下水位を調節する吸排
水管として使用するのも良く、特に耐圧強度を必
要とする造成地等に好適である。農業用の圃場用
暗渠排水管等にも良い。
透孔の無い場合は耐圧強度を必要とする土木工
事、建設工事、海洋関係の排水管に好適である。
例えば道路縦断雨水排水管、道路導水水抜き桝取
付管、林道、作業道或いは農道造成時の排水管、
下水道用汚水雨水取付管、トンネル縦断排水管、
用地造成時排水管、水田畑地灌漑排水管、暗渠排
水管等に好適である。
(発明の効果) 本考案は以上のように補強条の間隔を交互に広
狭にしてあるので、巻き取つた時に補強条が隣の
管の補強条の間に嵌まり込むことがなく、巻きと
つた状態が奇麗であり、まきもどしも容易である
さらに2本螺旋様に構成してあるので製造のスピ
ードが早く効率的であるばかりか、螺旋本数即ち
一定長さに対して帯状体の接合箇所が少なく強度
的にも勝れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案螺旋可撓管の斜視図、第2図は
第1図−線断面の部分略示図、第3図は本考
案における補強条の例の断面略示図、第4図は本
考案螺旋可撓管製造の一例に使用する帯状体の断
面略示図、第5図は本考案螺旋可撓管の別の例の
斜視図である。 1は合成樹脂管、2は補強条、4は補強条間の
谷部、5は補強条の組の間の谷部、6,6′は帯
状体の縁部、7は透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管本体の合成樹脂製管と、その外周に間隔を空
    けて螺旋状に捲回し接合した合成樹脂製補強条と
    からなる可撓管に於いて、2本以上の補強条を組
    として捲回し補強条間の間隔と補強条の組の間の
    間隔とを異ならしめたことを特徴とする螺旋可撓
    管。
JP896087U 1987-01-24 1987-01-24 Expired JPH0410465Y2 (ja)

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JP896087U JPH0410465Y2 (ja) 1987-01-24 1987-01-24

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JP896087U JPH0410465Y2 (ja) 1987-01-24 1987-01-24

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JPS63118486U JPS63118486U (ja) 1988-07-30
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JPH0648225Y2 (ja) * 1988-12-09 1994-12-12 ユーシー産業株式会社 ホース
JP4660804B2 (ja) * 2001-03-12 2011-03-30 東拓工業株式会社 有孔管及びその製造方法

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JPS63118486U (ja) 1988-07-30

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