JPH0545620Y2 - - Google Patents

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JPH0545620Y2
JPH0545620Y2 JP1985098666U JP9866685U JPH0545620Y2 JP H0545620 Y2 JPH0545620 Y2 JP H0545620Y2 JP 1985098666 U JP1985098666 U JP 1985098666U JP 9866685 U JP9866685 U JP 9866685U JP H0545620 Y2 JPH0545620 Y2 JP H0545620Y2
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプラスチツクス製網状管を用いた暗渠
排水管に関するものであり、土木工事用資材とし
て利用することができる。
[従来技術] 暗渠排水管の排水効率は、その開孔率と関係す
るが、開孔率を大きくするためにストランドを細
くするとか、ストランド数を少くすると、土中に
埋設したときに圧壊する。そのためストランドを
太く、密にしたり、補強用のストランドを巻き回
しする等の対策を講じている。実公昭51−38022
(実開昭50−147916)は、このような技術に関す
るものであり、網のストランドよりは太いが、網
目よりは細い程度の太さの1本の螺旋で補強され
た網状管体が図示されている。この特許には螺旋
管を多条とすることも示唆されている。しかし、
この技術により、例えば後に記す実施例の強度試
験に合格する程度の強度を備えた補強された網状
管体を製造しようとすると、補強用の太いストラ
ンド(中実のものであると理解される)の直径、
本数、従つて重量が大きくなり、当然コストもか
さみ、また取り扱いにも支障を来たしやすい。
[考案の目的] 本考案の目的は、土壌中に含まれる過剰の水分
を効率よく除くと共に、軽量で取扱いやすい暗渠
排水管を提供するものである。
また、本考案は熱可塑性樹脂押出成形法により
連続的に生産でき、前記問題点を解決した暗渠排
水管を提供せんとするものである。
[考案の構成] 本願は、細いストランドで目のこまかい網状管
と、目は粗いが、軽量で円周からの外圧に対して
十分な抵抗力をもつ太い中空ストランド螺旋管と
を同軸に融着一体化したプラスチツクス製暗渠排
水管であつて、螺旋管の太さ、本数、間隔等の組
合わせに工夫をこらして、実用上重要な性能であ
る水の透過性能と耐圧強度とがバランスした高性
能を発揮する排水管を実現したものである。
以下、図示の実施例を参照しながら、本考案を
詳細に説明する。
プラスチツクス製網状管は、従来の暗渠排水管
で用いられていたものと同程度の0.5〜2mmの細
いストランドが1〜5mm間隔で交叉してこまかい
網を形成しているものを用いる。網目はほぼ正方
形のものが好ましい。長手方向に対する方向角が
それぞれ45度前後の2組のストランドが交叉する
と合計90度の網目角となる。方向角の合計値は70
〜140度程度で交叉してもよいが、極端になると
網目の開孔率が小さくなり、好ましくない。
このような細かい網目は、配水管の中に大きな
異物の流入を防ぐために必要であるが、細いスト
ランドで構成された網状管は、外圧による変形に
対して極めて弱い。
本考案は、このような細いストランドよりなる
網状管を、数本の太い中空ストランドで構成され
た螺旋管で補強した暗渠排水管であり、主な特徴
は中空ストランドの形状にある。
中空ストランドは、網状管の目よりも太い(通
常5〜10mm)外径を持ち、肉厚は0.5〜1mm程度
のものが良い。製品排水管において、中空ストラ
ンドは、やや偏平になつて網状管に融着している
のが普通であるが、この場合平面的な幅をもつて
外径とする。
太い中空ストランドは、目の粗い螺旋管を形成
する。螺旋管の数は数本、即ち3〜6本が適当で
あり、図示した例の4本は、特に好適である。
(第2図参照)。第2図は、第1図の暗渠排水管の
−線断面略示図である。
隣接する中空ストランド4の間隔は、太さの2
〜3倍前後開いている。第1図、第6図の例で
は、2.3〜2.7倍であり、2.0〜3.5倍の範囲が好ま
しい。
太い中空ストランドの方向角は、網目ストラン
ドの方向角とほぼ同じにするのが好ましい。例え
ば45度〜60度の方向角で、1〜2本の螺旋管を巻
くと、太い中空ストランドの間隔が開きすぎて十
分な補強効果を呈することができない。方向角を
極端に大きくすれば間隔は狭まるが、開孔率が低
下する。
本考案は、数本の螺旋管を設け、隣接する中空
ストランドの間隔が太さの2〜3倍前後であるよ
うに巻回したものであり、このような構成をとる
ことにより、開孔率が低下せずに補強効果の十分
な暗渠排水管が実現する。
第1図では二組の細い螺旋状ストランド2,3
が交叉箇所で融着して網状管を作つており、網状
管の外側に螺旋管が同軸にかぶさつており、網状
管と螺旋管とは融着一体化している。第1図では
太い中空ストランド4は、細い螺旋状ストランド
のうちの一組2と平行した螺旋になつている。こ
のようなものは、網状管の網目が不規則に塞がれ
ることがなく、また押出ノズルの共通の回転によ
り実現できるので製造上も便利である。しかし、
中空ストランドは必ずしも網目ストランドと平行
でなくとも良い(第6図)。
太い中空ストランドは、通常の場合排水の流れ
を妨げないように、上記の例のごとく網状管の外
面に巻き回す。しかし、場合によつては、目的に
応じて第4図の如く内面に巻き回しても、又第5
図の如く内外面に巻き回しても良い。内外面に巻
き回したものは、補強ストランドが交叉すること
により、こまかい網状管を挟んで粗い補強網目を
構成し、一層大きい強度が実現する。内面に巻き
回す補強ストランドが太すぎると排水の流れに悪
影響があるので、外面に巻き回す中空ストランド
よりも細くするのが良い。内面の補強には、こま
かい網状管の網目寸法程度の太さの中実補強スト
ランドを用いて、外面の太い中空ストランドとで
粗い補強網目を構成するのも良い方法である。
使用するプラスチツクスは、従来の暗渠排水管
に使用されているもの、例えば高密度ポリエチレ
ンでよい。網状管と中空ストランドとは同一のプ
ラスチツクスを用いても良いが、相互に融着可能
な素材であれば異質の物を用いることもできる。
例えば中空ストランドに網状管の材質よりも剛性
の高い樹脂を使用する。
本考案を構成する網状管は、例えば特公昭34−
4185号公報に開示された方法を参照して製造する
ことができる。これは、同軸的に接して相対的に
回転する内外二つの押出口金のノズルから押し出
される多数のストランドが、交叉箇所で融着して
網目を構成しているものである。中空ストランド
は、このような網状管の押出口金の外側の口金
に、網用ストランドのノズルと別に中空管押出ノ
ズルを設けて同時に押し出す。中空ストランド
は、基礎の網状管の一方のストランドと平行して
押出されて、網状管の外側に巻き付き、本考案の
プラスチツクス製暗渠排水管が形成される。
第3図は、このような製造方法に用いる押出機
口金の正面略示図である。網状管のストランド2
の押出ノズル5を外面側に設けた押出口金6、網
状管のストランド3の押出ノズル7を内面側に設
けた押出口金8があり、押出口金6には更に中空
ストランド4のための押出ノズル9が設けてあ
る。中空ストランド4用の押出ノズル9は、管状
体を押出成形するのに通常使用される環状スリツ
トである。
網状管の製造は、上記の方法に限らず、相対的
に回転する押出口金を使用する公知の網状管の製
造技術を使用できる。中空ストランドと網状管と
は、近接して設けられたノズルから押出成形さ
れ、両者は押出直後に接触して容易に融着する。
[考案の作用および効果] 本願考案は、目は粗いが、軽量で強度の大きい
太い中空ストランド螺旋管と、強度は小さいが、
目のこまかい網状管とを組み合わせて同軸に融着
一体化してなる構造をもつことにより、少い材料
で(従つて軽量)、排水効率と強度について十分
満足できる暗渠排水管を実現した。隣接するスト
ランドの間隔が例えば太さの2〜3倍前後である
目の粗い螺旋管は、開孔率、開孔の大きさ共に十
分大きいので排水が通過するにあたりほとんど抵
抗にならないが、外圧に対する抵抗力について
は、十分な補強効果を発揮する。一方、目のこま
かい網状管は、ストランドが細いのでこれも開孔
率が大きく、排水を容易に通し、管路内への異物
の侵入を防ぐ、螺旋管と網状管は、同軸に融着一
体化しているので外力に対しては協同して働く。
即ち円周方向からの外圧に対しては十分な抵抗力
をもつ太い中空ストランド螺旋管が、圧力や曲げ
には弱いが張力に対しては十分な強度をもつ目の
こまかい網状管を介して長手方向にも固定されて
いるので、収納や施工に便利な程度に曲げること
ができる一方、土圧による圧壊を防止することが
できる。螺旋管のストランドは、中空であるから
太くて強度が大きい割に軽量であり、材料の節
約、取り扱いに便利である。また中空ストランド
は、単なる環状ではなく、螺旋状であることによ
り、外圧に対して連鎖して圧力を受け止め吸収
し、より強力な抵抗力が付与される。
本考案は、補強螺旋を中空にして強度の割に軽
量としただけのものではない。中空螺旋管の外径
に加えて、中空ストランドの方向角およびその間
隔と関連づけて決定される螺旋管の本数もきわめ
て重要な因子である。例えば1〜2本の螺旋管で
補強した網状管は、方向角が45度前後のときは螺
旋ストランドの間隔が大きく開いてしまい、十分
な補強効果を期待できない。また、螺旋ストラン
ドの間隔を詰めようとすると方向角が小さくなつ
て、排水管の開孔率を低下させる。
本考案は、従来技術で解決していなかつた問題
点に関わる因子を正確に認識し、これらの諸因子
を組合わせて構成されたものである。これにによ
り、排水の透過性能と強度とがバランスした排水
管が実現した。
実施例 高密度ポリエチレンを材料として用い、第3図
のものに類似した押出ノズルを用いて本考案の暗
渠排水管を得た。暗渠排水管の内径65mm、外径78
mm、長さ4m、重量1440g、網状管のストランド直
径約0.6mm、方向角約55度、網目寸法(ストラン
ド間隔+ストランド直径)約2.7mm、外側螺旋管
の中空ストランド外径約8mm、中空ストランド間
隔約20mm、内側螺旋管の中実ストランド外径約2
mm、中空ストランド間隔約20mm、補強網目寸法約
28mm。
同様にして種々の内径を持つ暗渠排水管が得ら
れる。
内径 50mm、重量 940g/4m 内径 60mm、重量1280g/4m 内径 75mm、重量1800g/4m 内径 80mm、重量1920g/4m 内径100mm、重量2600g/4m 強度試験: 長さ20cmの暗渠排水管の外側から30
Kgの力をかける。いずれも直径の減少は20%以
下である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である暗渠排水管の
側面略示図、第2図は第1図の暗渠排水管−
線断面略示図、第3図は第1図の製造用押出口金
正面略示図、第4,5図は本考案の暗渠排水管の
別の2例を示す断面略示図、第6図はさらに別の
一例を示す側面略示図である。 1……プラスチツクス製網状管、2……プラス
チツクス製網状管の外側の螺旋状ストランド、3
……プラスチツクス製網状管の内側の螺旋状スト
ランド、4,4′……中空ストランド、5……ス
トランド2の押出ノズル、6……上記5を設けた
押出口金、7……ストランド3の押出ノズル、8
……上記7を設けた押出口金、9……中空ストラ
ンドの押出ノズル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 直径0.5〜2mmの細いストランドよりなる1
    〜5mm間隔目の網状管と、網のストランドより
    も太い外径を持つ中空ストランドを巻回した螺
    旋管とを同軸に重ね、融着一体化した構造のプ
    ラスチツクス製暗渠排水管において、中空スト
    ランドの外径が網状管の目よりも太く、螺旋管
    の本数が4本前後(3〜6本)であり、隣接す
    る中空ストランドの間隔が太さの2〜3倍前後
    であることを特徴とするプラスチツクス製暗渠
    排水管 2 4本の中空ストランドの螺旋管を持つことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の暗渠排水管 3 網状管が交叉する二組の螺旋状ストランドの
    組からなり、該組の一方と平行な中空ストラン
    ドの螺旋管を、網状管の外側に同軸にに重ね、
    融着一体化した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の暗渠排水管 4 網状管が交叉する二組の螺旋状ストランドの
    組からなり、該組の一方と平行な中空ストラン
    ドの螺旋管を、網状管の内側に同軸にに重ね、
    融着一体化した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の暗渠排水管 5 網状管が交叉する二組の螺旋状ストランドの
    組からなり、該組の一方と平行な中空ストラン
    ドの螺旋管を、網状管の内側に同軸にに重ね、
    該組の他の一方と平行な中空ストランドの螺旋
    管を、網状管の外側に同軸にに重ね、融着一体
    化した実用新案登録請求の範囲第1項記載の暗
    渠排水管。
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