JPH0648225Y2 - ホース - Google Patents

ホース

Info

Publication number
JPH0648225Y2
JPH0648225Y2 JP1989142426U JP14242689U JPH0648225Y2 JP H0648225 Y2 JPH0648225 Y2 JP H0648225Y2 JP 1989142426 U JP1989142426 U JP 1989142426U JP 14242689 U JP14242689 U JP 14242689U JP H0648225 Y2 JPH0648225 Y2 JP H0648225Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
film
hose
olefin
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989142426U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02135788U (ja
Inventor
昭夫 永吉
清治 永吉
Original Assignee
ユーシー産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユーシー産業株式会社 filed Critical ユーシー産業株式会社
Priority to JP1989142426U priority Critical patent/JPH0648225Y2/ja
Publication of JPH02135788U publication Critical patent/JPH02135788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0648225Y2 publication Critical patent/JPH0648225Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は換気用ダクトとして使用に適したダクトホース
或いは排水管として使用に適したホースに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から、例えば、構築物に配設される合成樹脂製のダ
クトホースとしては、施工性並びに耐久性を鑑みて軟質
塩化ビニールシートにより管壁を形成し、この管壁の外
周面に補強用として硬質塩化ビニールよりなる条体を巻
着してなるものが採用されている。
又、排水管としては、塩化ビニールホース等の合成樹脂
管が使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような塩化ビニール製のダクトホ
ースによれば、耐薬品性に劣り、揮発溶剤等を使用する
化学工場内の換気用ダクトホースに使用した場合、塩化
ビニールがその溶剤になって浸食されて短期間で腐食
し、使用できなくなるものである。
又、所定の強度と耐久性を保持させるためにはその管壁
を肉厚に形成する必要があり、重量が大となって施工時
などにおける取扱いが困難である等の問題点があった。
一方、排水管においても、塩化ビニール製のホースは、
上記ダクトホースと同様に肉厚であり、取扱性に問題点
があった。
また、管壁をオレフィン系の合成樹脂により形成すると
共にその外周面に硬質ポリエチレンよりなる補強条体を
螺旋状に巻着してなるホースも考案されている。このホ
ースによれば、優れた耐薬品性を発揮するが、管壁が薄
い樹脂フイルムによって形成すると、曲げや引っ張り等
によって破損しやすくなり、排水用ホースやダクトとし
て長期の使用に耐えられないものである。その上、ホー
スの製造時において、オレフィン系の合成樹脂よりなる
フイルムで管壁を形成すると共にその外周面に硬質ポリ
エチレンよりなる補強条体の内面を半溶融状態にして融
着させると、肉薄の管壁も溶融してしまって、品質のよ
いホースを得ることができないという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解消し得るホースの提供を
目的とするものである。
〔課題を解決しようとする手段〕
上記目的を達成するために本考案のホースは、実施例に
対応する図面に示すように、円筒状の管壁を、オレフィ
ン系の延伸細幅偏平樹脂糸条物を多数本、直角方向に重
ね合わせ溶着してなる網状体とこの網状体の内周面に一
体に層着したオレフィン系の合成樹脂フイルムとのラミ
ネートフイルムより構成し、この管壁の外周面に上記オ
レフィン系の合成樹脂フイルムよりも低融点の軟質ポリ
エチレン製の細幅低融点合成樹脂テープよりなる接着剤
層を介して硬質ポリエチレン樹脂よりなる補強条体を螺
旋状に巻着、一体化した構造としている。
〔作用〕
管壁(1)がオレフィン系の合成樹脂フイルムより形成
されているので、優れた耐薬品性を発揮し、換気用ダク
トホースとして使用した場合において、工場内等で発生
する揮発溶剤成分が導入されても、該溶剤成分によって
浸食される虞れがないものであり、また、このオレフィ
ン系合成樹脂フイルム(1a)と延伸フイルムよりなる網
状体(1b)とのラミネートフイルムによって管壁(1)
を形成し、排水管として使用した場合においても網状体
(1b)による優れた耐引張強度を発揮させることができ
ると共に管壁(1)を薄肉に形成できて取扱性、施工性
が向上するものである。
さらに、管壁の外周に軟質ポリエチレン製の細幅低融点
合成樹脂テープよりなる接着剤層を介して硬質ポリエチ
レン樹脂よりなる補強条体を巻着しているので、製造時
において、延伸細幅偏平樹脂糸条物よりなる網状体とオ
レフィン系の合成樹脂フイルムとのラミネートフイルム
より構成した薄い管壁を溶融させることなく、オレフィ
ン系の合成樹脂フイルムよりも低融点の合成樹脂テープ
よりなる接着剤層の溶融、冷却により、補強条体の内周
面を管壁の外周面に一体に固着させることができ、その
上、管壁を構成する網状体が合成樹脂フイルムの外周面
側に設けられているので、この網状体の網目を通じて溶
融接着剤層が合成樹脂フイルムに接着し、管壁と補強条
体とが強固に一体化して品質の優れたホースを得ること
ができるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、(1)は円
筒形状の管壁で、第2図に示すように、オレフィン系の
合成樹脂フイルム(1a)と、オレフィン系の延伸細幅偏
平樹脂糸条物を多数本、直角方向に重ね合わせて溶着し
てなる網状体(1b)とのラミネートフイルムより形成さ
れてある。
このような管壁(1)を形成するには、成形用回転軸
(図示せず)に、例えば一定幅を有する長尺平帯状のラ
ミネートフイルムを、先に巻回したフイルムの一側縁部
に次に巻回する他側縁部が重合接着するように螺旋状に
巻き付けながら回転軸の回転に従って該軸の長さ方向に
送り出すことによって得ることができる。
オレフィン系の合成樹脂フイルム(1a)に一体にラミネ
ートした網状体(1b)の具体的な構造としては、長さ方
向に延伸されたポリエチレン等の厚みが0.07〜0.15mm程
度の細幅偏平樹脂糸条物(11b)(11b)・・・(11b)
を多数条、微小間隔毎に縦横に重ね合わせた状態にして
その交差部を互いに溶着することにより得ることがで
き、又、同様な厚みを有する高密度ポリエチレンフイル
ムなどの延伸フイルムを、その延伸方向に細かい割れ目
を入れることにより多数本の並列糸状物に形成されたス
プリットフイルムを2枚以上、互いに直角方向に重ね合
わせて溶着一体化することにより得ることもでき、さら
に、長さ方向に延伸されて偏平な小幅(約2mm)の樹脂
糸状物を使用して平織りすると共に横糸と縦糸との交叉
部を互いに溶着することによっても得ることができる。
(2)は管壁(1)の外周面において、螺旋状に巻回し
た前記重合縁部上に該オレフィン系フイルム(1a)より
も低融点の樹脂接着剤層(3)を介して螺旋状に巻着一
体化してなる中空又は中実の肉厚帯状補強条体で、硬質
ポリエチレン樹脂より形成されていいものである。
前記樹脂接着剤層(3)としては、軟質ポリエチレン等
の細幅低融点合成樹脂テープによって設けることが好ま
しく、このテープを前記フイルム重合縁部間に介在させ
ると共に該重合縁部上にも螺旋状に巻き付け、その上に
該テープと同幅の前記硬質ポリエチレン樹脂よりなる帯
状補強条体(2)を重ね合わせて螺旋状に巻装したの
ち、テープの加熱溶融によりこのテープを介してフイル
ムの縁部同士及び補強条体(2)の底面を管壁(1)の
外周面に夫々一体に接着(3)(4)させ、ホースを形
成するものである。
このように構成したホースは、揮発溶剤を使用する化学
工場内等において換気用ダクトホースとして施工した場
合に、管壁(1)を構成するオレフィン系フイルム(1
a)によって揮発溶剤の成分により侵されることなく使
用できるものであり、又、管壁(1)がオレフィン系フ
イルム(1a)と網状体(1b)とのラミネートフイルムよ
りなるので、該網状体(1b)によって強度が増大して良
好な耐久性を発揮すると共に軽量化を図ることができ、
排水管としての使用にも適するものである。
又、オレフィン系フイルム(1a)として、発泡ポリエチ
レンシートを使用してもよく、この場合には前記網状体
(1b)による耐久性と共に効率の良い断熱ダクトホース
を形成できるものである。
なお、以上の実施例においては、管壁(1)を形成する
際に、平帯状のラミネートフイルムの螺旋状重合縁部上
に補強条体(2)を重合接着しているが、該補強条体
(2)の螺旋ピッチの2倍以上の幅を有する帯状フイル
ムを互いにその対向側端面が重合接着するように螺旋状
に巻回して円筒形状の管壁(1)を形成し、第3図に示
すように、該帯状フイルムの幅方向の中間部上にも補強
条体(2)が巻着している構造としてもよい。
さらに、管壁(1)を2枚以上のラミネートフイルムに
よって形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案のホースによれば、管壁(1)がオ
レフィン系の合成樹脂フイルムより形成されているの
で、優れた耐薬品性を発揮することができ、従って、揮
発溶剤等の換気用ダクトして使用しても、該溶剤成分に
侵されることなく長期間の使用に供することができるも
のである。
又、上記管壁をオレフィン系の合成樹脂フイルムと、オ
レフィン系の延伸細幅偏平樹脂糸条物を多数本並列状態
にして直角方向に重ね合わせ溶着してなる網状体とのラ
ミネートフイルムより構成したので、網状体による優れ
た強度によって管壁を肉薄に形成しても充分な強度を有
するダクトホースや排水用ホースを得ることができ、し
かも、良好な柔軟性を発揮して取扱性、施工性を向上さ
せることができるものである。
さらに、管壁と硬質ポリエチレン樹脂よりなる補強条体
とが、管壁を構成したオレフィン系フイルムよりも低融
点の軟質ポリエチレン製細幅合成樹脂テープよりなる接
着剤層を介して一体に接着してなるものであるから、こ
のホースの製造時において、延伸細幅偏平樹脂糸条物よ
りなる網状体とオレフィン系の合成樹脂フイルムとのラ
ミネートフイルムより構成した薄い管壁を溶融させるこ
となく、オレフィン系の合成樹脂フイルムよりも低融点
の合成樹脂テープよりなる接着剤層の溶融、冷却によ
り、補強条体の内周面を管壁の外周面に一体に固着させ
ることができるものであり、その上、管壁を構成する網
状体が合成樹脂フイルムの外周面側に設けられているの
で、この網状体の網目を通じて溶融接着剤層が合成樹脂
フイルムに接着し、管壁と補強条体とが強固に一体化し
た品質の優れたホースを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はその一部
切欠簡略正面図、第2図はその一部拡大縦断面図、第3
図は本考案の別な実施例を示す一部の拡大縦断面図であ
る。 (1)……管壁、(1a)……オレフィン系合成樹脂フイ
ルム、(1b)……網状体、(2)……補強条体、(3)
(4)……接着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の管壁が、オレフィン系の延伸細幅
    偏平樹脂糸条物を多数本、直角方向に重ね合わせ溶着し
    てなる網状体とこの網状体の内周面に一体に層着したオ
    レフィン系の合成樹脂フイルムとのラミネートフイルム
    より構成され、この管壁の外周面に上記オレフィン系の
    合成樹脂フイルムよりも低融点の軟質ポリエチレン製の
    細幅低融点合成樹脂テープよりなる接着剤層を介して硬
    質ポリエチレン樹脂よりなる補強条体を螺旋状に巻着、
    一体化してなるホース。
JP1989142426U 1988-12-09 1989-12-09 ホース Expired - Lifetime JPH0648225Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989142426U JPH0648225Y2 (ja) 1988-12-09 1989-12-09 ホース

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16072688 1988-12-09
JP63-160726 1988-12-09
JP1989142426U JPH0648225Y2 (ja) 1988-12-09 1989-12-09 ホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02135788U JPH02135788U (ja) 1990-11-13
JPH0648225Y2 true JPH0648225Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31719004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989142426U Expired - Lifetime JPH0648225Y2 (ja) 1988-12-09 1989-12-09 ホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648225Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5479117B2 (ja) * 2010-01-08 2014-04-23 東拓工業株式会社 ダクトホース

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5211416A (en) * 1975-07-18 1977-01-28 Takeda Chem Ind Ltd Flexible reinforced resin pipe
JPS592386U (ja) * 1982-06-26 1984-01-09 近藤 次夫 パチンコ機の表枠
JPH0410465Y2 (ja) * 1987-01-24 1992-03-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02135788U (ja) 1990-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4980227A (en) Netlike sheet and method for producing multilayer yarn for producing the same
JP4005138B2 (ja) 伸縮性シート部材
KR890001520B1 (ko) 내압관과 그 제조방법
RU96121435A (ru) Несущая труба-оболочка из композиционных материалов
US3627620A (en) Reinforced plastic sheeting
JPH0648225Y2 (ja) ホース
JP5542354B2 (ja) 可撓性補強ホース
US3535180A (en) Methods of making reinforced plastic sheeting
JP3540205B2 (ja) プラスチックパイプ
JP3561811B2 (ja) 高強度網体
JPS58212829A (ja) タイヤビ−ド用束状ビ−ドワイヤ
CA2568458A1 (en) Fibre-reinforced plastic tube
JP3101796B2 (ja) 高強度網体
JP4870152B2 (ja) 合成樹脂管およびその製造方法
US3916505A (en) Method of making flexible hose
JPH05263415A (ja) 暗渠排水管
JP2003207077A (ja) 熱可塑性樹脂管と、その製造方法
JPS5940625Y2 (ja) 帯状繊維構造体からなるチユ−ブ
JP2001018310A (ja) 補強用シート及びその製造方法
JPH0247350Y2 (ja)
JP2897087B2 (ja) 建築工事用メッシュ状シート
JPH05263414A (ja) 暗渠排水管
JP2002195635A (ja) 断熱ダクト
JPH0524282B2 (ja)
JPH0540390Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term