JP2874951B2 - 軒樋の製造方法 - Google Patents
軒樋の製造方法Info
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- JP2874951B2 JP2874951B2 JP2101164A JP10116490A JP2874951B2 JP 2874951 B2 JP2874951 B2 JP 2874951B2 JP 2101164 A JP2101164 A JP 2101164A JP 10116490 A JP10116490 A JP 10116490A JP 2874951 B2 JP2874951 B2 JP 2874951B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱伸縮や剛性が改善された軒樋の製造方法
に関する。
に関する。
(従来の技術) 補強芯材で補強された熱可塑性樹脂製の軒樋は知られ
ている。この種の軒樋は一般に樋本体部と筒状の樋耳部
とからなり、樋本体部と筒状の樋耳部との補強芯材の表
面に熱可塑性樹脂が押出被覆されて構成されている。
ている。この種の軒樋は一般に樋本体部と筒状の樋耳部
とからなり、樋本体部と筒状の樋耳部との補強芯材の表
面に熱可塑性樹脂が押出被覆されて構成されている。
そして、このような構成の軒樋においては、筒状の軒
耳部の補強芯材の内側に熱可塑性樹脂を均一に押出被覆
するのは困難である。そのため、筒状の軒耳部の内側に
は一般に熱可塑性樹脂は押出被覆されていない。筒状の
軒耳部の補強芯材の内側に熱可塑性樹脂が被覆されてい
る場合でも、その厚さは不均一である(例えば、実開昭
59−63137号公報参照)。
耳部の補強芯材の内側に熱可塑性樹脂を均一に押出被覆
するのは困難である。そのため、筒状の軒耳部の内側に
は一般に熱可塑性樹脂は押出被覆されていない。筒状の
軒耳部の補強芯材の内側に熱可塑性樹脂が被覆されてい
る場合でも、その厚さは不均一である(例えば、実開昭
59−63137号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような補強芯材で補強された熱可塑性樹脂製の
軒樋は、全体として熱伸縮や剛性が改善されている。し
かし、筒状の樋耳部の内側には熱可塑性樹脂が被覆され
ていないか、或いは被覆されていても厚さが不均一なた
め、軒樋が直射日光に晒されて高温になると、筒状の樋
耳部が変形して樋耳部の機能が充分に発揮されないとい
う問題がある。
軒樋は、全体として熱伸縮や剛性が改善されている。し
かし、筒状の樋耳部の内側には熱可塑性樹脂が被覆され
ていないか、或いは被覆されていても厚さが不均一なた
め、軒樋が直射日光に晒されて高温になると、筒状の樋
耳部が変形して樋耳部の機能が充分に発揮されないとい
う問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、その目
的とするところは、筒状の樋耳部の補強芯材の内側にも
均一に熱可塑性樹脂層を形成し、樋耳部の変形を防止し
得る軒樋の製造方法を提供することにある。
的とするところは、筒状の樋耳部の補強芯材の内側にも
均一に熱可塑性樹脂層を形成し、樋耳部の変形を防止し
得る軒樋の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の軒樋の製造方法は、補強芯材を筒状の樋耳部
を有する軒樋状に賦形し、これを押出機のクロスヘッド
金型に導入して補強芯材の表面に熱可塑性樹脂を押出被
覆するとともに、上記クロスヘッド金型内における筒状
の樋耳部の内側に細長いコアー状金型を挿入し、このコ
アー状金型に別の押出機から熱可塑性樹脂を供給するこ
とにより、筒状の樋耳部の内側に熱可塑性樹脂層を形成
することを特徴とする。
を有する軒樋状に賦形し、これを押出機のクロスヘッド
金型に導入して補強芯材の表面に熱可塑性樹脂を押出被
覆するとともに、上記クロスヘッド金型内における筒状
の樋耳部の内側に細長いコアー状金型を挿入し、このコ
アー状金型に別の押出機から熱可塑性樹脂を供給するこ
とにより、筒状の樋耳部の内側に熱可塑性樹脂層を形成
することを特徴とする。
以下、図面を参照しながら、本発明方法を詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明方法の一例を示す概略図、第2図は第
1図に示すクロスヘッド金型の横断面図、第3図は第2
図のX−X断面図である。第1図において、10は補強芯
材であって、この補強芯材10は、ガラス繊維などの多数
のロービング、不織布、織布、ネット等に、塩化ビニル
樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの合成樹脂を含浸さ
せて作られている。
1図に示すクロスヘッド金型の横断面図、第3図は第2
図のX−X断面図である。第1図において、10は補強芯
材であって、この補強芯材10は、ガラス繊維などの多数
のロービング、不織布、織布、ネット等に、塩化ビニル
樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの合成樹脂を含浸さ
せて作られている。
先ず、補強芯材10は加熱炉20に通され、ここで補強芯
材10が軟化する程度に加熱され、引続いて賦形用の上型
と下型、或いは多数の賦形用のローラーにより構成され
た加熱フォーミング装置30に通され、ここで樋本体部と
樋耳部とからなる軒樋状に賦形される。この場合、軒耳
部の補強芯材は四角や丸形などのループ形の筒状に形成
され、その終縁部の補強芯材は樋本体部の補強芯材に単
に重ね合わされるか、或いは積層接着される。
材10が軟化する程度に加熱され、引続いて賦形用の上型
と下型、或いは多数の賦形用のローラーにより構成され
た加熱フォーミング装置30に通され、ここで樋本体部と
樋耳部とからなる軒樋状に賦形される。この場合、軒耳
部の補強芯材は四角や丸形などのループ形の筒状に形成
され、その終縁部の補強芯材は樋本体部の補強芯材に単
に重ね合わされるか、或いは積層接着される。
次いで、軒樋状に賦形された補強芯材10は、押出機41
のクロスヘッド金型40に導入され、そこで樋本体部と筒
状の樋耳部とからなる軒樋状の補強芯材10の表面に熱可
塑性樹脂が押出被覆される。この表面に被覆される熱可
塑性樹脂としては、塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂など
の耐候性の良い樹脂が好適に用いられる。
のクロスヘッド金型40に導入され、そこで樋本体部と筒
状の樋耳部とからなる軒樋状の補強芯材10の表面に熱可
塑性樹脂が押出被覆される。この表面に被覆される熱可
塑性樹脂としては、塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂など
の耐候性の良い樹脂が好適に用いられる。
クロスヘッド金型40は、第2図に示すように軒樋状の
スリットを有し、このスリットから補強芯材10の表面に
熱可塑性樹脂が被覆された軒樋100の半製品が導出され
る。クロスヘッド金型40のランド部の長さは、押出温
度、押出速度、使用樹脂等により適宜定められ、そのス
リットの間隙も所望の軒樋形状に設計される。
スリットを有し、このスリットから補強芯材10の表面に
熱可塑性樹脂が被覆された軒樋100の半製品が導出され
る。クロスヘッド金型40のランド部の長さは、押出温
度、押出速度、使用樹脂等により適宜定められ、そのス
リットの間隙も所望の軒樋形状に設計される。
しかして、加熱フォーミング装置30により補強芯材10
を軒樋状に賦形する際に、第1図及び第3図に示すよう
に加熱フォーミング装置30の一部を経てクロスヘッド金
型40内の筒状の樋耳部内側へと細長いコアー状金型50を
挿入しておく。なお、41はクロスヘッド金型40の樹脂通
路であり、この樹脂通路41から熱可塑性樹脂が押出さ
れ、それにより樋本体部と筒状の樋耳部とからなる軒樋
状の補強芯材10の表面に、前述のように熱可塑性樹脂が
押出被覆される。
を軒樋状に賦形する際に、第1図及び第3図に示すよう
に加熱フォーミング装置30の一部を経てクロスヘッド金
型40内の筒状の樋耳部内側へと細長いコアー状金型50を
挿入しておく。なお、41はクロスヘッド金型40の樹脂通
路であり、この樹脂通路41から熱可塑性樹脂が押出さ
れ、それにより樋本体部と筒状の樋耳部とからなる軒樋
状の補強芯材10の表面に、前述のように熱可塑性樹脂が
押出被覆される。
細長いコアー状金型50は、別の押出機51に付設されて
いる。この細長いコアー状金型50は、第3図に詳細を示
すように樹脂通路52を有し、その先端部には環状スリッ
ト52′が形成されている。なお、50′は環状スリット5
2′を形成するために設けられた先端補助コアーであ
る。
いる。この細長いコアー状金型50は、第3図に詳細を示
すように樹脂通路52を有し、その先端部には環状スリッ
ト52′が形成されている。なお、50′は環状スリット5
2′を形成するために設けられた先端補助コアーであ
る。
そして、別の押出機51から細長いコアー状金型50へ熱
可塑性樹脂が供給される。この熱可塑性樹脂は補強芯材
10の表面に押出被覆される熱可塑性樹脂と同じ樹脂でも
よいが、補強芯材10の表面に押出被覆される熱可塑性樹
脂とは異なり、耐熱性や剛性の高い補強用の熱可塑性樹
脂を用いるのが好ましい。
可塑性樹脂が供給される。この熱可塑性樹脂は補強芯材
10の表面に押出被覆される熱可塑性樹脂と同じ樹脂でも
よいが、補強芯材10の表面に押出被覆される熱可塑性樹
脂とは異なり、耐熱性や剛性の高い補強用の熱可塑性樹
脂を用いるのが好ましい。
耐熱性や剛性の高い補強用の熱可塑性樹脂としては、
塩素化塩化ビニル樹脂、ポリマーボネート樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、或いはポリフェニレンサ
ルファイド樹脂のようなエンジニアリング樹脂等が好適
である。
塩素化塩化ビニル樹脂、ポリマーボネート樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリエステル樹脂、或いはポリフェニレンサ
ルファイド樹脂のようなエンジニアリング樹脂等が好適
である。
別の押出機51から供給された熱可塑性樹脂は、樹脂通
路52からその先端部の環状スリット52′へと押出され、
そこで筒状の樋耳部の補強芯材10(第3図に点線で示し
ている)の内側に被覆される。このようにして、筒状の
樋耳部の内側に熱可塑性樹脂層が形成される。
路52からその先端部の環状スリット52′へと押出され、
そこで筒状の樋耳部の補強芯材10(第3図に点線で示し
ている)の内側に被覆される。このようにして、筒状の
樋耳部の内側に熱可塑性樹脂層が形成される。
筒状の樋耳部の内側の熱可塑性樹脂層は、筒状の樋耳
部の内側に被覆され筒状の中空部を残すように形成され
るほか、筒状の樋耳部の内側に全体に充満されるように
形成することもできる。筒状の樋耳部の内側に全体に充
満されるように熱可塑性樹脂層を形成する場合は、細長
いコアー状金型50の先端補助コアー50′は取除いて押し
出す。
部の内側に被覆され筒状の中空部を残すように形成され
るほか、筒状の樋耳部の内側に全体に充満されるように
形成することもできる。筒状の樋耳部の内側に全体に充
満されるように熱可塑性樹脂層を形成する場合は、細長
いコアー状金型50の先端補助コアー50′は取除いて押し
出す。
軒樋状の補強芯材10の表面及び筒状の樋耳部の内側に
熱可塑性樹脂が押出被覆されてなる軒樋100の半製品
は、クロスヘッド金型40のスリットから導出され、引き
続いて冷却金型等からなるサイジング装置60に通され、
そこで表面仕上げが行われ冷却される。その後、カタピ
ラ式引張機等の引張装置70で引取られ、切断機80で一定
の長さに裁断して軒樋100が製造される。
熱可塑性樹脂が押出被覆されてなる軒樋100の半製品
は、クロスヘッド金型40のスリットから導出され、引き
続いて冷却金型等からなるサイジング装置60に通され、
そこで表面仕上げが行われ冷却される。その後、カタピ
ラ式引張機等の引張装置70で引取られ、切断機80で一定
の長さに裁断して軒樋100が製造される。
なお、補強芯材10の表面に被覆される熱可塑性樹脂や
筒状の樋耳部の内側に形成される熱可塑性樹脂層の接着
性が悪い場合は、補強芯材10の両面に接着剤を塗布して
おく。
筒状の樋耳部の内側に形成される熱可塑性樹脂層の接着
性が悪い場合は、補強芯材10の両面に接着剤を塗布して
おく。
(作用) 補強芯材を筒状の樋耳部を有する軒樋状に賦形し、こ
れを押出機のクロスヘッド金型に導入して補強芯材の表
面に熱可塑性樹脂を押出被覆する際に、クロスヘッド金
型内筒状の樋耳部の内側に細長いコアー状金型を挿入
し、このコアー状金型に別の押出機から熱可塑性樹脂を
供給すると、この樹脂の押出条件を表面被覆用の樹脂の
押出条件とは個別に設定することができ、しかもこの熱
可塑性樹脂が筒状の樋耳部の内側とコアー状金型との間
で潤滑の役割をなし、それにより筒状の樋耳部の内側に
均一且つ容易に熱可塑性樹脂層を形成することができ
る。
れを押出機のクロスヘッド金型に導入して補強芯材の表
面に熱可塑性樹脂を押出被覆する際に、クロスヘッド金
型内筒状の樋耳部の内側に細長いコアー状金型を挿入
し、このコアー状金型に別の押出機から熱可塑性樹脂を
供給すると、この樹脂の押出条件を表面被覆用の樹脂の
押出条件とは個別に設定することができ、しかもこの熱
可塑性樹脂が筒状の樋耳部の内側とコアー状金型との間
で潤滑の役割をなし、それにより筒状の樋耳部の内側に
均一且つ容易に熱可塑性樹脂層を形成することができ
る。
また、補強芯材の表面に被覆される熱可塑性樹脂と異
なる補強用の熱可塑性樹脂層を、筒状の樋耳部の内側に
形成することが可能となり、この補強用の熱可塑性樹脂
層により筒状の樋耳部をより一層強化することができ
る。
なる補強用の熱可塑性樹脂層を、筒状の樋耳部の内側に
形成することが可能となり、この補強用の熱可塑性樹脂
層により筒状の樋耳部をより一層強化することができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を示す。
実施例1 先ず、ガラスロービング(#4400:日東紡製)を長手
方向に20本配列させて流動床に導入し、そこで解繊しな
がら圧力空気により吹き上げられて浮遊状態にある塩化
ビニル樹脂配合粉(TK−400:信越化学製)を流動含浸さ
せ、これを加熱炉に通して190℃に加熱し、引き続いて
表面温度200℃の一対の加熱ピンチロールに通し熱圧着
して上記樹脂配合粉を完全に溶融させ、厚さ約0.6mm、
幅300mm、ガラスロービング含有量30容量%のシート状
補強芯材を作成した。
方向に20本配列させて流動床に導入し、そこで解繊しな
がら圧力空気により吹き上げられて浮遊状態にある塩化
ビニル樹脂配合粉(TK−400:信越化学製)を流動含浸さ
せ、これを加熱炉に通して190℃に加熱し、引き続いて
表面温度200℃の一対の加熱ピンチロールに通し熱圧着
して上記樹脂配合粉を完全に溶融させ、厚さ約0.6mm、
幅300mm、ガラスロービング含有量30容量%のシート状
補強芯材を作成した。
この補強芯材を加熱炉に通し、80℃に加熱軟化させ加
熱フォーミング装置により樋本体部と筒状の樋耳部とか
らなる軒樋状に割形成形した後冷却した。引き続いて、
賦形された補強芯材を押出機のクロスヘッド金型に導入
し、この表面に塩化ビニル樹脂配合物を185℃で約0.5mm
の厚さに溶融押出して被覆した。
熱フォーミング装置により樋本体部と筒状の樋耳部とか
らなる軒樋状に割形成形した後冷却した。引き続いて、
賦形された補強芯材を押出機のクロスヘッド金型に導入
し、この表面に塩化ビニル樹脂配合物を185℃で約0.5mm
の厚さに溶融押出して被覆した。
この際、加熱フォーミング装置の一部を経てクロスヘ
ッド金型の筒状の樋耳部の内側に細長いコアー状金型を
挿入し、このコアー状金型に別の押出機から塩素化塩化
ビニル樹脂配合物を溶融しながら供給し、筒状の樋耳部
の内側に185℃で約1mmの厚さに押出被覆した。
ッド金型の筒状の樋耳部の内側に細長いコアー状金型を
挿入し、このコアー状金型に別の押出機から塩素化塩化
ビニル樹脂配合物を溶融しながら供給し、筒状の樋耳部
の内側に185℃で約1mmの厚さに押出被覆した。
次いで、サイジング装置により表面仕上げを行い、冷
却して引張機で引き取り、軒樋を製造した。この軒樋に
おいて、筒状の樋耳部の内側の被覆樹脂層は、外側表面
の被覆樹脂層と同様に均一な厚さに被覆されていた。
却して引張機で引き取り、軒樋を製造した。この軒樋に
おいて、筒状の樋耳部の内側の被覆樹脂層は、外側表面
の被覆樹脂層と同様に均一な厚さに被覆されていた。
この軒樋を4mの長さに裁断して試験片とし、これを80
℃のオーブン中に5時間放置した後、樋耳部の変形状態
を観察したところ、樋耳部の変形は認められなかった。
℃のオーブン中に5時間放置した後、樋耳部の変形状態
を観察したところ、樋耳部の変形は認められなかった。
実施例2 筒状の樋耳部の内側に、塩素化塩化ビニル樹脂配合物
を185℃で充填して軒樋を製造した。それ以外は、実施
例1と同様に行った。この軒樋において、筒状の樋耳部
の内側の被覆樹脂層は隙間なく均一に全体に充填されて
いた。
を185℃で充填して軒樋を製造した。それ以外は、実施
例1と同様に行った。この軒樋において、筒状の樋耳部
の内側の被覆樹脂層は隙間なく均一に全体に充填されて
いた。
この軒樋を4mの長さに裁断して試験片とし、これを80
℃のオーブン中に5時間放置した後、樋耳部の変形状態
を観察したところ、樋耳部の変形は認められなかった。
℃のオーブン中に5時間放置した後、樋耳部の変形状態
を観察したところ、樋耳部の変形は認められなかった。
(発明の効果) 上述の通り、本発明の軒樋の製造方法によれば、補強
芯材の外面と同様に筒状の樋耳部の内側にも均一且つ容
易に熱可塑性樹脂層を形成することができる。
芯材の外面と同様に筒状の樋耳部の内側にも均一且つ容
易に熱可塑性樹脂層を形成することができる。
したがって、本発明により製造される軒樋は、直射日
光に晒される高温環境下で使用しても、被覆樹脂の不均
一に起因する樋耳部の変形が防止され、樋耳部の機能が
充分に発揮される。
光に晒される高温環境下で使用しても、被覆樹脂の不均
一に起因する樋耳部の変形が防止され、樋耳部の機能が
充分に発揮される。
第1図は本発明方法の一例を示す概略図、第2図は第1
図に示すクロスヘッド金型の横断面図、第3図は第2図
のX−X断面図である。 10……補強芯材、20……加熱炉、30……加熱フォーミン
グ装置、40……クロスヘッド金型、41……クロスヘッド
金型の樹脂通路、50……細長いコアー状金型、52……細
長いコアー状金型の樹脂通路、52′……細長いコアー状
金型の環状スリット、60……サイジング装置、70……引
取装置。
図に示すクロスヘッド金型の横断面図、第3図は第2図
のX−X断面図である。 10……補強芯材、20……加熱炉、30……加熱フォーミン
グ装置、40……クロスヘッド金型、41……クロスヘッド
金型の樹脂通路、50……細長いコアー状金型、52……細
長いコアー状金型の樹脂通路、52′……細長いコアー状
金型の環状スリット、60……サイジング装置、70……引
取装置。
Claims (1)
- 【請求項1】補強芯材を筒状の樋耳部を有する軒樋状に
賦形し、これを押出機のクロスヘッド金型に導入して補
強芯材の表面に熱可塑性樹脂を押出被覆するとともに、
上記クロスヘッド金型内における筒状の樋耳部の内側に
細長いコアー状金型を挿入し、このコアー状金型に別の
押出機から熱可塑性樹脂を供給することにより、筒状の
樋耳部の内側に熱可塑性樹脂層を形成することを特徴と
する軒樋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2101164A JP2874951B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 軒樋の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2101164A JP2874951B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 軒樋の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03297619A JPH03297619A (ja) | 1991-12-27 |
JP2874951B2 true JP2874951B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=14293399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2101164A Expired - Lifetime JP2874951B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 軒樋の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874951B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7390579B2 (en) | 2003-11-25 | 2008-06-24 | Magnequench, Inc. | Coating formulation and application of organic passivation layer onto iron-based rare earth powders |
-
1990
- 1990-04-17 JP JP2101164A patent/JP2874951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03297619A (ja) | 1991-12-27 |
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