JP3569932B2 - 筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型および製造方法 - Google Patents

筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型および製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、熱可塑性発泡樹脂成形品およびその製造に用いられる成形用金型、更には前記成形品の製造方法に関するものであり、更に詳しくは、例えば図1に示すように長さ方向の全長にわたって連続する割溝2を有する筒状の熱可塑性発泡樹脂成形品1を、発泡ビーズ法の型内成形により製造する方法に関するものであって、この種の筒状成形品1は、例えば水道管の凍結防止用チューブ、あるいは空調機器の断熱被覆チューブ等といった保温保冷材として用いられているものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような保温保冷材等として用いられている筒状成形品1は、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂の押出発泡成形法あるいは発泡樹脂シートの真空成形法により製造されていた。前者の押出発泡成形法は、発泡剤と熱可塑性樹脂原料とを押出機で混練して筒状に連続的に押出しながら長さ方向に連続する割溝2を形成し、これを所定の長さに切断するものである。また、後者の真空成形法は、発泡樹脂シートを円筒状の型内で型内面にそって筒状に真空成形するものである。尚、前記のように押出発泡成形法または真空成形法によって筒状に成形された成形品1の外面を、更に塩化ビニル製の外層膜で被覆した製品も製造されている。この外層膜は、この筒状成形品1を割溝2部分を広げて水道管等に被覆した後に、割溝2を閉じるためののり代ともなっている。更に、この種の筒状成形品1を製造する他の方法として、発泡ビーズ法の型内成形により製造する方法もある。しかし、この筒状成形品1の場合には、アンダーカット部を有するため、コア金型とキャビティ金型からなる成形金型や、あるいは1対のキャビティ金型からなる成形金型を用いた従来の製造方法では、アンダーカット部の抜きが不可能で、筒状のものを一度で成形することができない。このため、発泡ビーズ法の型内成形の場合には、例えば図2に示すように筒を半割りにした1対の半割品1a、1aをそれぞれ別々に成形し、図3に示すようにこれら2つの半割品1a、1aの一方の端縁部1b、1b同士を互いにつき合わせて接着して筒状とするか、あるいは他の方法としては、図4に示すように2つの半割品1a、1aがヒンジ部1cを介して連設された形状に成形し、前記ヒンジ部1cで折曲して筒状に形成するしかなかった。
【0003】
しかしながら、前記のような押出発泡成形法の場合には、押し出される成形品は長さ方向の全長にわたって連続する同一断面形状にしか成形することができず、例えば図5、図6に示すようなフレキシブルチューブ等の成形品1の場合のように、外面、あるいは中空内部空間3内面の長さ方向にそって凹凸を有するジャバラ状の成形品等は成形することができない。また、発泡樹脂シートの真空成形法の場合にも、凹凸があると割溝が直線状に形成できず、やはり、外面あるいは内面に凹凸のある成形品を得ることはできない。一方、発泡ビーズ法による型内成形の場合には、金型形状を変えるだけで成形品外面、あるいは内面に凹凸を自由に形成できる。しかし、前記のように従来の型内成形方法では、2つの半割品1aを成形してこれをつき合わせて筒状に形成するしかなかったために、1つの成形品を得るために2倍の金型面積を必要とし、金型面積当たりにおける成形品の取り数が少なく、したがって生産性が悪いため、コスト面で押出発泡成形法等には到底、対抗することはできず、実質上、この発泡ビーズ法の型内成形により製造することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来では、工業的に筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を大量生産する場合、生産性や、コスト上の問題で押出発泡成形法あるいは発泡樹脂シートの真空成形法により製造するしかなかったが、この押出発泡成形法や発泡樹脂シートの真空成形法では長さ方向にそって凹凸を有するものは製造できなかった。
【0005】
そこで本発明は上記の点に鑑み、配管保温保冷材のような長さ方向にわたって割溝を有する筒状成形品を、熱可塑性樹脂の発泡ビーズ法による型内成形で製造するに際し、一度の成形で筒状の一体成形品を得ることを可能として生産性を向上させることにより、コスト面でも他の押出発泡成形法や発泡樹脂シートの真空成形法等に対抗しうるだけでなく、これらの押出発泡成形法や発泡樹シートの真空成形では不可能であった長さ方向に凹凸を有する成形品をも製造可能とすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、前記のような筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を製造するための成形用金型であり、この金型は、筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型内に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を、一方のキャビティ金型に押出手段により離合自在に設けて、前記中子型を両キャビティ金型に対して離合自在としてなるものである。この場合に、該中子型から成形品を離型させる離型手段を設けることができる。
【0008】
本発明の第2は、前記のような筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を製造するためのもう1つの成形用金型であり、これは筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の内部空間から外部に連通する割溝を形成する凸条を一体に設けるとともに、前記凸状部分に筒状成形品の中空内部空間を形成する中子型を離合自在に設けてなるものである。この場合に、前記中子型を前記凸条を設けたキャビティ金型から押出手段により離合自在に設けることができる。更に、前記の場合に、中子型に該中子型から成形品を離型させる離型手段を設けることができる。
【0009】
また、本発明の第3は、前記のような筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を製造するための更に別の成形用金型に関するものであって、これは、筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を一体に設け、該中子型に成形品を離型させる離型手段を設けてなるものである。
【0010】
本発明の第4は、前記のような筒状の熱可塑性発泡樹脂成形品を製造する方法であって、筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を離合自在に設けて長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型の前記成形空間に、原料粒子を充填し、この成形用金型を加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させて長さ方向に全長にわたって割溝を有する筒状成形品を型内成形した後、金型を冷却し、次いで両キャビティ金型を開放するとともに、前記成形品を中子型とともにキャビティ金型から取り出し、更にこの中子型から成形品を離型させることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第5は、前記と同じく筒状の熱可塑性発泡樹脂成形品を製造する方法であるが、この方法では、筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の割溝を形成する凸条を設け、前記凸条部分に筒状成形品の中空内部空間を形成する中子型を離合自在に設けて長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型の前記成形空間に、原料粒子を充填し、この成形用金型を加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させて長さ方向に全長にわたって割溝を有する筒状成形品を型内成形した後、金型を冷却し、次いで両キャビティ金型を開放するとともに、前記成形品を中子型とともに前記一方のキャビティ金型から取り出し、更にこの中子型から成形品を離型させることを特徴とするものである。
【0012】
そして、本発明の第6は、同じく筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を製造する方法に関するものであり、この方法では、筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を一体に設けて長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型の前記成形空間に、原料粒子を充填し、この成形用金型を加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させて長さ方向の全長にわたって割溝を有する筒状成形品を型内成形した後、金型を冷却し、次いで両キャビティ金型を開放するとともに、前記一方のキャビティ金型およびこれに一体に設けられた中子型から成形品を離型させるものである。この方法を用いる場合には、熱可塑性発泡樹脂としては、ポリオレフィンが特に好ましい。
【0013】
【作用】
上記のような本発明による筒状熱可塑性樹脂成形品の製造においては、筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型と、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間を形成する中子型とにより、長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型を用い、前記成形空間に、必要に応じて予備発泡した原料粒子を充填し、この成形用金型を蒸気等により加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させた後、金型を冷却して成形空間内の成形品を冷却させることで、長さ方向に全長にわたって割溝を有する筒状成形品が型内で一体に成形される。こうして筒状成形品を型内成形した後、両キャビティ金型を開放するとともに、中子型をキャビティ金型に対して離合自在に設けた場合には、中空内部空間に中子型が入ったままの状態で前記成形品を中子型とともにキャビティ金型から取り出す。そして、この中子型とともにキャビティ金型から取り出された成形品を中子型から離型させることで、筒状成形品を得ることができる。また、中子型を一方のキャビティ金型に一体に設けたものでは、キャビティ金型を開放したのち、前記中子型を設けてなる一方のキャビティ金型に残った成形品を金型から離型することで筒状の成形品を得ることができる。
【0014】
【実施例】
次に添付図面に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
【0015】
図7は本発明により筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を製造するための成形用金型の1例を示すものである。この成形用金型は、筒状成形品1の外面形状を形成する1対のキャビティ金型11、12、並びに筒状成形品1の中空内部空間3を形成する中子型21とからなる。この両キャビティ金型11、12、および中子型21から形成される筒状成形品の成形空間20の大きさは特に制限はないが、一般的な保温保冷材用筒状製品の場合には、外径が50〜100mm、肉厚は5〜20mm程度であり、また、長さは1.5〜2m程度である。前記両キャビティ金型11、12のそれぞれの背面側には蒸気室13、14が設けられており、両蒸気室13、14にはそれぞれ蒸気管15、16、および、ドレン17、18が連通連結されている。また、前記一方のキャビティ金型11には原料充填フィーダ19が両キャビティ金型11、12によって形成される成形空間20に連通した状態で設けられている。
【0016】
一方、他方のキャビティ金型12には、図7および図8に示すように、前記両キャビティ金型11、12によって形成される成形空間20の長さ方向の全長にわたって、筒状成形品1の中空内部空間3を形成する膨出部21aと、この膨出部21aの外面から突設され、筒状成形品1の割溝2を形成する凸条部21bとからなる中子型21が、押出手段としてのエアシリンダ22によってキャビティ金型12に対して離合自在に設けられている。前記エアシリンダ22は、一方のキャビティ金型12、およびその背面の蒸気室14を貫通して設けられており、成形空間20の長さ方向にそって所定の間隔で複数設けられて設けられるが、その数は、前記のように成形品1の長さが1.5〜2m程度であれば30cm間隔程度で設ければよい。更に、前記中子型21には、図7および図9に示すように、離型手段としてのエジェクトピン23が該中子型21から出没自在に設けられている。このエジェクトピン23は、中子型21の膨出部21aの先端から出没するものであり、中子型21の膨出部21a、凸条部21b、およびキャビティ金型12、更にはその背面の蒸気室14を貫通して設けられており、図例の如く前記エアシリンダ22と同様に成形空間20の長さ方向にそって所定の間隔で複数設けられている。
【0017】
次に、上記のような成形用金型を用いて筒状の熱可塑性発泡樹脂成形品を発泡ビーズ法の型内成形で製造する方法を説明する。先ず、図7に示すように必要に応じて予め予備発泡した熱可塑性樹脂の原料粒子を、原料充填フィーダ19から空気送給によって前記1対のキャビティ金型11、12および中子型21から構成される筒状の成形空間20内に充填する。次に、両キャビティ金型11、12の背面側に設けられた蒸気室13、14へ蒸気管15、16から高温の蒸気を導入してキャビティ金型11、12を加熱することで、前記成形空間20内に充填された原料粒子を二次発泡させるとともに、原料粒子同士を互いに発泡融着させて長さ方向の全長にわたって割溝2を有する筒状成形品を型内成形する。その後、ドレン17、18を開放して蒸気室13、14から蒸気を排出したうえで、今度は蒸気管15、16から蒸気室13、14内に冷却水を導入してキャビティ金型11、12を冷却する。尚、この金型の冷却に際しては、前記のように冷却水を用いる代わりに、ブロアーまたはポンプ等を用いた風冷等の種々の手段を用いることができる。また、前記の場合には、予め予備発泡した原料粒子を金型内で二次発泡させているが、予備発泡させない原料粒子を用いることもある。
【0018】
上記のように、キャビティ金型11、12内で原料粒子を加熱発泡、および冷却して筒状成形品を成形した後、図10および図11に示すように、キャビティ金型11、12を開くとともに、押出手段としてのエアシリンダ22・・・を用いて成形品1を中子型21とともにキャビティ金型12から取り出す。このとき、離型手段としての前記エジェクトピン23・・・も中子型21とともにキャビティ金型12から突出する。更に、この中子型21とともにキャビティ金型12から取り出された筒状成形品1は、図12、図13に示すように、前記エジェクトピン23・・・を中子型21先端から更に突出させることで、図13に想像線で示すように筒状成形品1の割溝2が両側に広がって中子型21の膨出部21aが筒状成形品1の中空内部空間3から抜け出して筒状成形品1が中子型21から離型する。この離型した筒状成形品1は、適宜成形用金型の下方に落下する。こキャビティ金型12から中子型21とともに取り出された成形品1を中子型21から離型させる場合に、前記のように中子型21から更にエジェクトピン23を突出させる代わりに、エジェクトピン23をその位置で固定しておく一方で、エアシリンダ22により中子型21側をキャビティ金型12方向に再び引き戻すことでも成形品1を中子型21から離型させることができる。
【0019】
尚、図面に示した成形用金型には、筒状成形品1表面の凹凸は形成されないが、キャビティ金型11、12の内面、あるいは中子型21の膨出部21aの外面に凹凸を形成しておくだけで、例えば図5、図6に示したような、筒状成形品1の外面あるいは中空内部空間3内面に長さ方向にそって凹凸を有する筒状成形品1を簡単に製造することができるのである。
【0020】
また、前記の場合には、中子型21から成形品1を離型させるに際して、成形品1をエジェクトピン23により中子型21から押し出して割溝2を広げるようにして離型させている。しかし、成形品1の内面に長さ方向にわたって凹凸を形成しない場合には、図14に示すように中子型21から長さ方向に成形品1を引き抜くようにして離型させる方法を採用することもできる。
【0021】
更に、例えば図15〜図17に示すように、中子型21における凸条部21bの両側面に互いに対応する凹凸を形成しておけば、この金型によって成形される筒状成形品1における割溝2の互いに対面する端面2a、2bのそれぞれに、互いに係合する係合部2c、2dを形成することができる。このように、割溝2部分に係合部2c、2dを形成したものでは、例えばこの筒状成形品1を凍結防止チューブとして水道管等に外嵌して取り付けた場合に、前記両係合部2c、2dを互いに係合することで割溝2部分を閉じることができるのである。
【0022】
また、本発明によって筒状熱可塑性発泡樹脂成形品を製造する場合の樹脂としては、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の発泡ポリオレフィン、あるいは発泡ポリスチレン樹脂等の各種の発泡合成樹脂原料を用いることができるが、前記図13に示したように割溝2部分を左右に開いて中子型21から成形品1を離型する方法の場合には、これらの発泡合成樹脂の中でも、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の発泡ポリオレフィンを用いれば、成形品が比較的柔軟性に富んでいることから、成形品1が破損するおそれがなく、好ましい樹脂であるということができる。尚、図14に示すように、中子型21から長さ方向に成形品1を抜き取るように離型する方法の場合には、発泡ポリスチレンのような比較的硬い樹脂でも一向に差し支えない。
【0023】
更に、上記の実施例では、成形品1を中子型21とともにキャビティ金型12から取り出す押出手段としてエアシリンダ22を用いているが、この押出手段は離型手段と同様のエジェクトピン23のようなものであってもよいし、また、中子型21から成形品1を離型させる離型手段についても、前記のようなエジェクトピン23でなく、圧縮空気による離型方法等を採用することもできる。更には、キャビティ金型12から中子型21を貫通して2段に伸びるエアシリンダ等の押出手段を設けておき、この押出手段による第1段目の押出操作によって成形品1を中子型21とともにキャビティ金型12から取り出した後、該押出装置の第2段目の押出操作によって中子型21から成形品1を離型させるようにすれば、押出装置と離型装置とを1つで兼用させることも可能である。
【0024】
次に、図18および図19に示すものは、本発明により筒状熱熱可塑性樹脂成形品を製造するための成形用金型の他実施例を示すものである。ここでは、筒状成形品1の割溝2を形成する凸条部21bを前記のように中子型21に設けるではなく、キャビティ金型12側に一体に設けてなるものであって、このキャビティ金型12に設けた凸条部21bに対して中子型21をエアシリンダ22等の押出手段によって離合自在に設けるとともに、該中子型21を貫通して離型手段としてのエジェクトピン23を設けてなるものである。
【0025】
この成形用金型によっても前記の場合と全く同様に筒状成形品1を発泡ビーズ法の型内成形で製造することができるのである。つまり、一対のキャビティ金型11、12内に形成される筒状の成形空間20内に原料粒子を充填して成形品1を加熱発泡成形した後、冷却する。次に、図18に示すように両キャビティ金型11、12を開くとともに、エアシリンダ22により成形品1を中子型21とともにキャビティ金型12から取り出した後、図19に示すようにエジェクトピン23を用いて成形品1を中子型21から離型させるのである。この場合にも、前記の実施例と同様に、成形品1の内面に凹凸を形成しないものにあっては、図20に示すように中子型21から長さ方向に成形品1を引き抜くように離型させることもできる。
【0026】
次に、図21に示すものは、本発明にかかる筒状成形品1の成形用金型の更に他実施例を示すものである。この実施例では、内部に筒状の成形空間20を形成する一対のキャビティ金型11、12のうちの一方のキャビティ金型12の内面に、筒状成形品1の中空内部空間3を形成する中子型21の外面から突設して筒状成形品1の外部へ連通する割溝2を形成するための凸条部21bを着脱自在に嵌合することで、中子型21を一方のキャビティ金型12に対して離合自在に設けてなるものである。
【0027】
この金型を用いて筒状成形品1を製造する方法を図21〜図24に基づき説明する。この実施例の金型による筒状成形品1の製造方法も前記の実施例とほぼ同様であって、図21に示すように、一対のキャビティ金型11、12内に形成される筒状の成形空間20内に原料粒子を充填して加熱発泡成形し、冷却した後、図22に示すように両キャビティ金型11、12を開いて内部の成形品1を中子型21とともに取り出す。この場合に成形品1を中子型21とともにキャビティ金型12から取り出すには、エジェクトピンあるいは金型内面に形成されている蒸気穴から圧縮空気を吹き出す等の適宜手段により行う。そして、前記のように中子型21とともに取り出された成形品1を、図23に示すように成形品1の割溝2部分を広げて中から中子型21を取り出すことで成形品1を中子型21から離型させるか、あるいは、図24に示すように、中子型21から長さ方向に成形品1を引き抜くようにして離型することで筒状成形品1の製品を得る。尚、前記のように成形品1を離型させた後の中子型21は、これを再びキャビティ金型12内面に取り付けて、次の成形操作に備えるのである。
【0028】
更に、図25に示すものも、本発明にかかる筒状成形品1の成形用金型の他実施例である。この実施例では、内部に筒状の成形空間20を形成する一対のキャビティ金型11、12の一方のキャビティ金型12に、筒状成形品1の中空内部空間3から外部へ連通する割溝2を形成する凸条部21bを突設してなり、この凸条部21bの先端に、中空内部空間3を成形する中子型21を着脱自在に取り付けてなるものである。
【0029】
この金型による筒状成形品1の製造方法を図25〜図28に基づいて説明すると、まず、一方のキャビティ金型12に一体に設けられた凸条部21bに中子型21を取り付けた状態で、一対のキャビティ金型11、12内に形成される筒状成形空間20内に原料粒子を充填し、加熱発泡成形する。これを冷却した後、図26に示すように両キャビティ金型11、12を開けて内部の成形品1を中子型21とともに取り出す。そしてこの中子型21とともに取り出された成形品1を図27に示すように割溝2部分を広げて中子型21から離型させるか、あるいは図28に示すように長さ方向に引き抜くことで離型させて筒状成形品1の製品を得る。
【0030】
そして、図29に示すものは、本発明にかかる筒状成形品1の成形用金型の更に他実施例を示すものである。この実施例の金型では、内部に筒状の成形空間20を形成する一対のキャビティ金型11、12のうちの一方のキャビティ金型12の内面に、筒状成形品1の中空内部空間3および割溝2を形成する膨出部21aと凸条部21bとからなる中子型21を一体に固着してなるものである。
【0031】
この金型を用いて筒状成形品1を製造するには、前記一対のキャビティ金型11、12内に形成される筒状成形空間20内に原料粒子を充填し、これを加熱発泡成形し、更に冷却した後、図30に示すように両キャビティ金型11、12を開くとともに、エジェクトピン23等の適宜手段により一方のキャビティ金型12およびこれに固設した中子型21から成形品1を離型させるのである。この場合には、成形品1を離型させるときに該成形品1の割溝2周囲のアンダーカット部分をキャビティ金型12および中子型21との間の成形空間20から引き出すものであるから、成形に使用する樹脂材料としては、発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレンといった比較的軟らかな発泡ポリオレフィン系の樹脂を用いることが好ましい。
【0032】
尚、以上の実施例はいずれも円筒状の成形品についてのみ述べているが、本発明により製造される筒状成形品の断面形状については円筒状のものに限定されるものではなく、断面多角形状等の筒状製品でも同様に製造しうることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、発泡ビーズ法の型内成形により、長さ方向にそって割溝を有し、アンダーカット部のある筒状の熱可塑性発泡樹脂成形品を成形するに際して、従来のように半割りの状態でなく、一度の成形で筒状に成形できることから、金型面積当たりの取り数が多く、したがって生産性がよいのでコスト的にも押出発泡法や発泡シートの真空成形法に十分に対抗することができると同時に、これらの押出発泡法や発泡シートの真空形成法によっては製造することができない、長さ方向に凹凸を有する筒状成形品をも製造することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の1例を示す斜視図。
【図2】従来の発泡ビーズ法の型内成形で筒状成形品を製造する場合の1例を示す半割り製品の斜視図。
【図3】前記半割り製品を筒状に形成する様子を示す斜視図。
【図4】同じく、従来の発泡ビーズ法の型内成形で筒状成形品を製造する場合の他の方法を示す斜視図。
【図5】本発明により製造される筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の1例を示す斜視図。
【図6】前記筒状成形品の拡大縦断面図。
【図7】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型の1例を示す縦断面図。
【図8】図7におけるA−A拡大断面図。
【図9】図7におけるB−B拡大断面図。
【図10】前記成形用金型を開いて成形品を中子型とともにキャビティ金型から取り出した状態の縦断面図。
【図11】図10におけるC−C拡大断面図。
【図12】前記成形品を前記中子型から離型した状態を示す縦断面図。
【図13】図12におけるD−D拡大断面図。
【図14】成形品を中子型から引き抜いて離型する方法を示す縦断面図。
【図15】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の1実施例を示す拡大横断面図。
【図16】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の他実施例を示す拡大横断面図。
【図17】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の更に他実施例を示す拡大横断面図。
【図18】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型の他実施例において金型を開いて成形品を中子型とともに取り出した状態を示す拡大横断面図。
【図19】前記成形品を中子型から離型した状態を示す拡大横断面図。
【図20】成形品を中子型から引き抜いて離型する方法を示す縦断面図。
【図21】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型の更に他実施例を示す横断面図。
【図22】前記成形用金型を開いて成形品を中子型とともに取り出した状態を示す横断面図。
【図23】前記成形品の割溝を広げて中子型から離型する方法を示す横断面図。
【図24】前記成形品を中子型から引き抜いて離型する方法を示す縦断面図。
【図25】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型の更に他実施例を示す横断面図。
【図26】前記成形用金型を開いて成形品を中子型とともに取り出した状態を示す横断面図。
【図27】前記成形品の割溝を広げて中子型から離型する方法を示す横断面図。
【図28】前記成形品を中子型から引き抜いて離型する方法を示す縦断面図。
【図29】本発明にかかる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型の更に他実施例を示す横断面図。
【図30】前記成形品をキャビティ金型から離型する方法を示す横断面図。
【符号の説明】
1 筒状成形品 2 割溝
3 中空内部空間
11 キャビティ金型 12 キャビティ金型
13 蒸気室 14 蒸気室
15 蒸気管 16 蒸気管
17 ドレン 18 ドレン
19 原料充填フィーダ 20 成形空間
21 中子型 22 エアシリンダ
23 エジェクトピン

Claims (10)

  1. 筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型内に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を、一方のキャビティ金型に押出手段により離合自在に設けて、前記中子型を両キャビティ金型から離合自在としてなる筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型。
  2. 中子型に該中子型から成形品を離型させる離型手段を設けてなることを特徴とする請求項1記載の筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型。
  3. 筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の内部空間から外部に連通する割溝を形成する凸条を一体に設けるとともに、前記凸条部分に筒状成形品の中空内部空間を形成する中子型を離合自在に設けてなることを特徴とする筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型。
  4. 凸条を設けたキャビティ金型に押出手段により中子型を離合自在に設けてなることを特徴とする請求項3記載の筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型。
  5. 中子型に該中子型から成形品を離型させる離型手段を設けてなることを特徴とする請求項4記載の筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型。
  6. 筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を一体に設け、該中子型に成形品を離型させる離型手段を設けてなることを特徴とする筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の成形用金型。
  7. 筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を離合自在に設けて長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型の前記成形空間に、原料粒子を充填し、この成形用金型を加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させて長さ方向の全長にわたって割溝を有する筒状成形品を型内成形した後、金型を冷却し、次いで両キャビティ金型を開放するとともに、前記成形品を中子型とともに前記一方のキャビティ金型から取り出し、更にこの中子型から成形品を離型させることを特徴とする筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の製造方法。
  8. 筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の割溝を形成する凸条を設け、前記凸条部分に筒状成形品の中空内部空間を形成する中子型を離合自在に設けて長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型の前記成形空間に、原料粒子を充填し、この成形用金型を加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させて長さ方向の全長にわたって割溝を有する筒状成形品を型内成形した後、金型を冷却し、次いで両キャビティ金型を開放するとともに、前記成形品を中子型とともに前記一方のキャビティ金型から取り出し、更にこの中子型から成形品を離型させることを特徴とする筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の製造方法。
  9. 筒状成形品の外面形状を形成する一対のキャビティ金型の一方に、前記両キャビティ金型によって形成される成形空間の長さ方向全長にわたって筒状成形品の中空内部空間およびこの内部空間から外部に連通する割溝を形成する中子型を一体に設けて長さ方向全長にわたって連続する割溝を有する筒状の成形空間を形成してなる成形用金型の前記成形空間に、原料粒子を充填し、この成形用金型を加熱して前記成形空間内の原料粒子を発泡させるとともに互いに発泡融着させて長さ方向の全長にわたって割溝を有する筒状成形品を型内成形した後、金型を冷却し、次いで両キャビティ金型を開放するとともに、前記一方のキャビティ金型およびこれに一体に設けられた中子型から成形品を離型させることを特徴とする筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の製造方法。
  10. 熱可塑性発泡樹脂がポリオレフィンである請求項9記載の筒状熱可塑性発泡樹脂成形品の製造方法。
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