JPH06339978A - 中空製品の製法 - Google Patents
中空製品の製法Info
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- JPH06339978A JPH06339978A JP13052693A JP13052693A JPH06339978A JP H06339978 A JPH06339978 A JP H06339978A JP 13052693 A JP13052693 A JP 13052693A JP 13052693 A JP13052693 A JP 13052693A JP H06339978 A JPH06339978 A JP H06339978A
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- Japan
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- parison
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- nozzle
- hollow
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/0031—Making articles having hollow walls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2023/00—Tubular articles
- B29L2023/22—Tubes or pipes, i.e. rigid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2024/00—Articles with hollow walls
- B29L2024/006—Articles with hollow walls multi-channelled
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 補強効果の高いリブがその空洞内に一体に形
成された合成樹脂製中空製品を、ブロー成形によって容
易に製造しうる製法の提供。 【構成】 複数本のパリソン5を整列させて垂架し、該
パリソン5の下端開口から各空洞2内にノズル6の先端
を挿入し、気体を吹き込んで金型7のキャビティ内一杯
にパリソン5を膨張させ、冷却、固化する。
成された合成樹脂製中空製品を、ブロー成形によって容
易に製造しうる製法の提供。 【構成】 複数本のパリソン5を整列させて垂架し、該
パリソン5の下端開口から各空洞2内にノズル6の先端
を挿入し、気体を吹き込んで金型7のキャビティ内一杯
にパリソン5を膨張させ、冷却、固化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は補強リブを内蔵した中空
製品(以下、単に中空製品という)の製法に関する。さ
らに詳しくは、各種分野で用いられる合成樹脂製の中空
製品であって、その空洞を少なくとも2個に隔離する隔
壁状の補強リブを有する中空製品を製造する方法に関す
る。
製品(以下、単に中空製品という)の製法に関する。さ
らに詳しくは、各種分野で用いられる合成樹脂製の中空
製品であって、その空洞を少なくとも2個に隔離する隔
壁状の補強リブを有する中空製品を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浴槽の蓋、棚板もしくは戸棚の扉
などに用いられる合成樹脂製パネル、または浴室用スツ
ールやあまり大きな荷重が加えられない個所に用いられ
る柱部材を合成樹脂から製造するばあい、押出成形法、
射出成形法または圧縮成形法が採用されている。しか
し、かかる成形法によればかなり大量の樹脂材料を必要
とする。また、材料を節約するために中空形状とするば
あいでも、補強用リブを形成するのが困難である。
などに用いられる合成樹脂製パネル、または浴室用スツ
ールやあまり大きな荷重が加えられない個所に用いられ
る柱部材を合成樹脂から製造するばあい、押出成形法、
射出成形法または圧縮成形法が採用されている。しか
し、かかる成形法によればかなり大量の樹脂材料を必要
とする。また、材料を節約するために中空形状とするば
あいでも、補強用リブを形成するのが困難である。
【0003】一方、ブロー成形法により前記製品を製造
することができれば、使用材料が少なく、しかも形状が
単純であることからブロー成形法の小品種大量生産に適
した特性が生かされ、きわめて低コストで製造すること
ができる。
することができれば、使用材料が少なく、しかも形状が
単純であることからブロー成形法の小品種大量生産に適
した特性が生かされ、きわめて低コストで製造すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ブ
ロー成形法によって浴槽の蓋などの前記製品を成形すれ
ば、薄肉の中空成形品となるため、必要強度を持たせる
ことができない。すなわち、ペコペコして容易に破損や
折損がおこり、使用に耐えない。
ロー成形法によって浴槽の蓋などの前記製品を成形すれ
ば、薄肉の中空成形品となるため、必要強度を持たせる
ことができない。すなわち、ペコペコして容易に破損や
折損がおこり、使用に耐えない。
【0005】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、前記中空成形品の空洞内に、補強効果
の高いリブを一体に形成しうる中空製品の製法(以下、
単に製法という)を提供することを目的としている。
れたものであり、前記中空成形品の空洞内に、補強効果
の高いリブを一体に形成しうる中空製品の製法(以下、
単に製法という)を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の製法は、補強リ
ブを内蔵した合成樹脂製中空製品をブロー成形によって
製造する方法であって、(a)2本以上の軟化状態のパ
リソンをその空洞が整列するように垂架するか、または
2本以上の空洞を有する少なくとも1本のパリソンを垂
架し、(b)該パリソンの空洞の一方側開口端から各空
洞内に気体吹込用ノズルを挿入し、(c)前記パリソン
および該パリソン内に挿入された前記ノズルの先端部を
収容するように金型を閉じ、(d)前記ノズルからパリ
ソンの空洞内へ気体を吹き込んでパリソンを型キャビテ
ィ内一杯に膨張せしめ、しかるのちに冷却、固化するこ
とを特徴としている。
ブを内蔵した合成樹脂製中空製品をブロー成形によって
製造する方法であって、(a)2本以上の軟化状態のパ
リソンをその空洞が整列するように垂架するか、または
2本以上の空洞を有する少なくとも1本のパリソンを垂
架し、(b)該パリソンの空洞の一方側開口端から各空
洞内に気体吹込用ノズルを挿入し、(c)前記パリソン
および該パリソン内に挿入された前記ノズルの先端部を
収容するように金型を閉じ、(d)前記ノズルからパリ
ソンの空洞内へ気体を吹き込んでパリソンを型キャビテ
ィ内一杯に膨張せしめ、しかるのちに冷却、固化するこ
とを特徴としている。
【0007】なお、特許請求の範囲でいう中空製品と
は、内部に空洞が形成された板状部材、円柱部材、角柱
部材のほか、T形断面、H形断面、波形断面など、比較
的単純な断面形状を有する板部材や柱部材および三次元
曲面を有する製品を含む概念である。
は、内部に空洞が形成された板状部材、円柱部材、角柱
部材のほか、T形断面、H形断面、波形断面など、比較
的単純な断面形状を有する板部材や柱部材および三次元
曲面を有する製品を含む概念である。
【0008】また、特許請求の範囲でいうパリソンと
は、通常の一定長さに切断された筒状または複数本の空
洞を有する合成樹脂製半製品のみならず、押出成形機か
ら筒状または複数本の空洞を形成するように押し出され
たばかりの半溶融状態の合成樹脂をも含むものである。
なお筒状とは、その断面が円形および多角形のものを含
む。
は、通常の一定長さに切断された筒状または複数本の空
洞を有する合成樹脂製半製品のみならず、押出成形機か
ら筒状または複数本の空洞を形成するように押し出され
たばかりの半溶融状態の合成樹脂をも含むものである。
なお筒状とは、その断面が円形および多角形のものを含
む。
【0009】
【作用】本発明の製法によれば、パネルの外形を規定す
る金型キャビティ一杯に複数本の筒状パリソンまたは複
数の空洞を有する少なくとも一本のパリソン(いわばハ
ーモニカ状断面や蓮根状断面のもの)が膨張させられる
ため、パネルの空洞はパリソンの本数または空洞の本数
に相当する画室が形成される。すなわち、各画室を隔て
る隔壁がパリソンの軸方向に、その全長にわたって形成
される。したがって、前記隔壁がきわめて強力な補強作
用を奏するリブとなる。なお、パリソンは軟化状態、い
わば溶融状態であるため、複数本の筒状パリソンであっ
てもパリソン同士が膨張せしめられて溶着し、成形品の
前記画室同士が分離してしまう虞れもない。
る金型キャビティ一杯に複数本の筒状パリソンまたは複
数の空洞を有する少なくとも一本のパリソン(いわばハ
ーモニカ状断面や蓮根状断面のもの)が膨張させられる
ため、パネルの空洞はパリソンの本数または空洞の本数
に相当する画室が形成される。すなわち、各画室を隔て
る隔壁がパリソンの軸方向に、その全長にわたって形成
される。したがって、前記隔壁がきわめて強力な補強作
用を奏するリブとなる。なお、パリソンは軟化状態、い
わば溶融状態であるため、複数本の筒状パリソンであっ
てもパリソン同士が膨張せしめられて溶着し、成形品の
前記画室同士が分離してしまう虞れもない。
【0010】このように、ブロー成形法の応用によっ
て、低コストで、軽量かつ高剛性の合成樹脂性中空製品
をうることができる。
て、低コストで、軽量かつ高剛性の合成樹脂性中空製品
をうることができる。
【0011】
【実施例】つぎに添付図面を参照しながら本発明の製法
を説明する。
を説明する。
【0012】図1は本発明の製法によって製造された中
空製品の一例を示す一部切欠斜視図、図2は本発明の製
法の一実施例を示す工程図、図3は本発明の製法によっ
て製造された中空製品の他の例を示す一部切欠斜視図、
図4は本発明の製法の一実施例に用いられる装置の要部
説明図、図5〜7はそれぞれ本発明の製法によって製造
された中空製品のさらに他の例を示す一部切欠斜視図で
ある。
空製品の一例を示す一部切欠斜視図、図2は本発明の製
法の一実施例を示す工程図、図3は本発明の製法によっ
て製造された中空製品の他の例を示す一部切欠斜視図、
図4は本発明の製法の一実施例に用いられる装置の要部
説明図、図5〜7はそれぞれ本発明の製法によって製造
された中空製品のさらに他の例を示す一部切欠斜視図で
ある。
【0013】図1において、1は棚板を構成する中空製
品である。この中空製品1の空洞2はその長手方向(図
1における前後方向)に延びる複数本の画室3に分割さ
れている。したがって、これら画室3を隔てる隔壁4も
その長手方向に沿って連続しているため、強力な補強リ
ブとしての効果を奏する。
品である。この中空製品1の空洞2はその長手方向(図
1における前後方向)に延びる複数本の画室3に分割さ
れている。したがって、これら画室3を隔てる隔壁4も
その長手方向に沿って連続しているため、強力な補強リ
ブとしての効果を奏する。
【0014】また、中空製品の材料としては、ABS樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、ポリアミド、エチレン樹脂ビニル共重合体樹
脂などの熱可塑性樹脂があげられる。
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂、
ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、ポリアミド、エチレン樹脂ビニル共重合体樹
脂などの熱可塑性樹脂があげられる。
【0015】また、本中空製品1のような単なる平板状
のパネルは棚板以外にも浴槽の蓋、箱の蓋など広範囲に
利用できる。
のパネルは棚板以外にも浴槽の蓋、箱の蓋など広範囲に
利用できる。
【0016】つぎに図2を参照しながら前記中空製品1
の製法を説明する。
の製法を説明する。
【0017】まず、図2(a)に示されるとごく、押出
成形機に複数本のダイを一列に整列させて取りつけ、溶
融合成樹脂を複数本の管状に押し出す(以下、押し出さ
れた合成樹脂をパリソン5という)。
成形機に複数本のダイを一列に整列させて取りつけ、溶
融合成樹脂を複数本の管状に押し出す(以下、押し出さ
れた合成樹脂をパリソン5という)。
【0018】なお、本発明ではとくに押出成形機のダイ
から押し出されている合成樹脂をそのまま使用する方法
に限定されることはない。たとえば、一旦押出し成形に
より合成樹脂製の管(角筒でもよい)を成形しておき、
略同一長さに切断して複数本のパリソンを製造し、これ
を一列に垂架し、加熱して軟化させてもよい。
から押し出されている合成樹脂をそのまま使用する方法
に限定されることはない。たとえば、一旦押出し成形に
より合成樹脂製の管(角筒でもよい)を成形しておき、
略同一長さに切断して複数本のパリソンを製造し、これ
を一列に垂架し、加熱して軟化させてもよい。
【0019】そして、パリソン5が押し出されて降下し
てくると、図2(b)に示すごとく、圧縮気体を吹き込
むためのノズル6を上昇させ、その先端部を前記各パリ
ソン5の下端開口部から挿入したあと、パリソンの降下
にあわせてノズル6も降下させる。つぎに、中空製品1
の外形を規定する一対の金型7を略水平方向(パリソン
5の垂下方向に対してほぼ90°)に開閉しうるように
配設しておく。
てくると、図2(b)に示すごとく、圧縮気体を吹き込
むためのノズル6を上昇させ、その先端部を前記各パリ
ソン5の下端開口部から挿入したあと、パリソンの降下
にあわせてノズル6も降下させる。つぎに、中空製品1
の外形を規定する一対の金型7を略水平方向(パリソン
5の垂下方向に対してほぼ90°)に開閉しうるように
配設しておく。
【0020】そして、図2(c)に示すごとく、金型7
のキャビティ内に全パリソン5が収容され、かつ前記ノ
ズル6の先端部がわずかにキャビティ内に突入する状態
で金型7を閉じる。なお、金型の上端縁および下端縁は
それぞれパリソンやノズルを介して効果的に金型を閉じ
うるように工夫されている。たとえば、本実施例では、
前記一対の金型7それぞれの下端縁にノズル6の先端
を、その外周にパリソン5を介在させた状態で挟圧する
ための半円状断面の溝8が形成されている。この挟圧に
より、圧縮気体を吹き込むときにエアシール効果を奏せ
しめる。一方、一対の金型7それぞれの上端縁はパリソ
ン5を切断しうる刃9が形成されている。
のキャビティ内に全パリソン5が収容され、かつ前記ノ
ズル6の先端部がわずかにキャビティ内に突入する状態
で金型7を閉じる。なお、金型の上端縁および下端縁は
それぞれパリソンやノズルを介して効果的に金型を閉じ
うるように工夫されている。たとえば、本実施例では、
前記一対の金型7それぞれの下端縁にノズル6の先端
を、その外周にパリソン5を介在させた状態で挟圧する
ための半円状断面の溝8が形成されている。この挟圧に
より、圧縮気体を吹き込むときにエアシール効果を奏せ
しめる。一方、一対の金型7それぞれの上端縁はパリソ
ン5を切断しうる刃9が形成されている。
【0021】つぎに、図2(d)に示すごとく、各ノズ
ル6から圧縮気体を吹き込むことにより、各パリソン5
を膨張させる。各パリソン5はたがいに密着して接合さ
れ、かつ金型7の内面全面に圧着する。そして、内圧を
保持しつつノズル6を引き抜き、製品の空洞を密封する
必要のあるものは図2(e)に示すようにノズル引き抜
きにより生じた孔を圧着してエアシールする。その後、
冷却し、パリソン5を硬化せしめる。
ル6から圧縮気体を吹き込むことにより、各パリソン5
を膨張させる。各パリソン5はたがいに密着して接合さ
れ、かつ金型7の内面全面に圧着する。そして、内圧を
保持しつつノズル6を引き抜き、製品の空洞を密封する
必要のあるものは図2(e)に示すようにノズル引き抜
きにより生じた孔を圧着してエアシールする。その後、
冷却し、パリソン5を硬化せしめる。
【0022】最後に金型7を開いて成形された前記中空
製品1を取り出し、図2(f)に示すように余分な樹脂
を切除して製品ができあがる。
製品1を取り出し、図2(f)に示すように余分な樹脂
を切除して製品ができあがる。
【0023】図3には、前記成形法により成形された、
別の形状の中空製品10が示されている。この中空製品
10は空洞内の複数本の画室11が3列に並んだもので
ある。このような、複数列の画室11を形成するには、
たとえば、前述のごとく押出成形機の複数本のダイを複
数列に並べたものを直接使用すればよい。すなわち、図
4に示すごとく、各ダイ14はその中心に圧縮気体を吹
き込むためのノズル15を内蔵しており、そのノズル1
5の周囲の円環状間隙から材料である合成樹脂が押し出
される構造となっている。そして、全ダイ14はその基
部を一体のケーシング16に収納されている。金型はケ
ーシング部で閉じられるのであるが、各ダイ14が前述
のごとくノズル15と一体構造であるため、とくに金型
によってノズル15と樹脂とをエアシールのために挟圧
する必要がない。
別の形状の中空製品10が示されている。この中空製品
10は空洞内の複数本の画室11が3列に並んだもので
ある。このような、複数列の画室11を形成するには、
たとえば、前述のごとく押出成形機の複数本のダイを複
数列に並べたものを直接使用すればよい。すなわち、図
4に示すごとく、各ダイ14はその中心に圧縮気体を吹
き込むためのノズル15を内蔵しており、そのノズル1
5の周囲の円環状間隙から材料である合成樹脂が押し出
される構造となっている。そして、全ダイ14はその基
部を一体のケーシング16に収納されている。金型はケ
ーシング部で閉じられるのであるが、各ダイ14が前述
のごとくノズル15と一体構造であるため、とくに金型
によってノズル15と樹脂とをエアシールのために挟圧
する必要がない。
【0024】または、たとえば図3に示されるような、
いわばハーモニカ状に複数本の空洞を有する合成樹脂が
1本(または2本以上)押し出されるようなダイを押出
成形機に取りつけておき、押し出されたハーモニカ状断
面のパリソンの各空洞内に、ダイと一体のノズルかまた
は下方に配設された別体の整列されたノズルによって圧
縮気体を吹き込むようにしてもよい。
いわばハーモニカ状に複数本の空洞を有する合成樹脂が
1本(または2本以上)押し出されるようなダイを押出
成形機に取りつけておき、押し出されたハーモニカ状断
面のパリソンの各空洞内に、ダイと一体のノズルかまた
は下方に配設された別体の整列されたノズルによって圧
縮気体を吹き込むようにしてもよい。
【0025】つぎに、図5に示される中空製品17は、
その外形が円柱状を呈したものであり、その内部は画室
18が同心円状に整列された構造となっている。本中空
製品17も、図4に示される装置に習ってダイを同心円
状に整列し、ケーシングを円柱状にし、金型を円筒状に
すれば容易に製造することができる。
その外形が円柱状を呈したものであり、その内部は画室
18が同心円状に整列された構造となっている。本中空
製品17も、図4に示される装置に習ってダイを同心円
状に整列し、ケーシングを円柱状にし、金型を円筒状に
すれば容易に製造することができる。
【0026】また、前述のごとく、ダイを図5に示され
るような蓮根の断面のように形成しておき、蓮根状のパ
リソンを押し出し、空洞に圧縮気体を吹き込んで図5の
中空製品17を製造することもできる。本中空製品17
は浴室用のスツールとしても使用しうる。
るような蓮根の断面のように形成しておき、蓮根状のパ
リソンを押し出し、空洞に圧縮気体を吹き込んで図5の
中空製品17を製造することもできる。本中空製品17
は浴室用のスツールとしても使用しうる。
【0027】このような方法を用いれば図6〜7に示さ
れる中空製品21、22のほか、蜂の巣状などの様々な
断面を有する頑強な中空製品を製造することができる。
れる中空製品21、22のほか、蜂の巣状などの様々な
断面を有する頑強な中空製品を製造することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の製法によれば、従来のブロー成
形法を応用して、安価で軽量かつ高剛性の中空製品を容
易に製造することができる。
形法を応用して、安価で軽量かつ高剛性の中空製品を容
易に製造することができる。
【図1】本発明の製法によって製造された中空製品の一
例を示す一部切欠斜視図である。
例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の製法の一実施例を示す工程図である。
【図3】本発明の製法によって製造された中空製品の他
の例を示す一部切欠斜視図である。
の例を示す一部切欠斜視図である。
【図4】本発明の製法の一実施例に用いられる装置の要
部説明図である。
部説明図である。
【図5】本発明の製法によって製造された中空製品のさ
らに他の例を示す一部切欠斜視図である。
らに他の例を示す一部切欠斜視図である。
【図6】本発明の製法によって製造された中空製品のさ
らに他の例を示す一部切欠斜視図である。
らに他の例を示す一部切欠斜視図である。
【図7】本発明の製法によって製造された中空製品のさ
らに他の例を示す一部切欠斜視図である。
らに他の例を示す一部切欠斜視図である。
1 中空製品 2 空洞 3 画室 4 隔壁 5 パリソン 6 ノズル 7 金型 10 中空製品 11 画室 14 ダイ 15 ノズル 17 中空製品 18 画室 21 中空製品 22 中空製品
Claims (2)
- 【請求項1】 補強リブを内蔵した合成樹脂製中空製品
をブロー成形によって製造する方法であって、(a)2
本以上の軟化状態のパリソンをその空洞が整列するよう
に垂架し、(b)該パリソンの一方側開口端から各空洞
内に気体吹込用ノズルを挿入し、(c)前記パリソンお
よび該パリソン内に挿入された前記ノズルの先端部を収
容するように金型を閉じ、(d)前記ノズルからパリソ
ンの空洞内へ気体を吹き込んでパリソンを型キャビティ
内一杯に膨張せしめ、しかるのちに冷却、固化すること
を特徴とする補強リブを内蔵した中空製品の製法。 - 【請求項2】 補強リブを内蔵した合成樹脂製中空製品
をブロー成形によって製造する方法であって、(a)2
本以上の空洞を有する少なくとも1本の軟化状態のパリ
ソンを垂架し、(b)該パリソンの一方側開口端から各
空洞内に気体吹込用ノズルを挿入し、(c)前記パリソ
ンおよび該パリソン内に挿入された前記ノズルの先端部
を収容するように金型を閉じ、(d)前記ノズルからパ
リソンの空洞内へ気体を吹き込んでパリソンを型キャビ
ティ内一杯に膨張せしめ、しかるのちに冷却、固化する
ことを特徴とする補強リブを内蔵した中空製品の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13052693A JPH06339978A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 中空製品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13052693A JPH06339978A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 中空製品の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06339978A true JPH06339978A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15036411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13052693A Pending JPH06339978A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 中空製品の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06339978A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008074039A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Aitec:Kk | パネル |
FR2918915A1 (fr) * | 2007-07-20 | 2009-01-23 | Rehau Sa | Panneau creux realise par bi-soufflage,presentant deux faces principales d'aspect. |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1993-06-01 JP JP13052693A patent/JPH06339978A/ja active Pending
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