JP2706865B2 - 食塩調味料 - Google Patents

食塩調味料

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JP2706865B2
JP2706865B2 JP3299723A JP29972391A JP2706865B2 JP 2706865 B2 JP2706865 B2 JP 2706865B2 JP 3299723 A JP3299723 A JP 3299723A JP 29972391 A JP29972391 A JP 29972391A JP 2706865 B2 JP2706865 B2 JP 2706865B2
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陸男 杉本
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株式会社総商
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は食塩を微粉末状にし、
この微粉末状の食塩に微粉末状の香辛料などの物質を混
合させ、混合させた物質の色や香りを食塩に付与した食
塩調味料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食塩は、食べ物を調理する上にお
いて或いは食卓において、塩辛く味付けするために使用
するものであった。また、この食塩にグルタミン酸ナト
リウムなどを添加して、調味塩として販売しているもの
が存在する。この調味塩は顆粒状の食塩にグルタミン酸
ナトリウムを該食塩と一体に付着させてなるものであ
る。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】ところで、上記調味塩は食塩のまろやかさ
を与えるだけで、食塩に香りや色合い、或いは風味等を
付与するものでなく、現今の食生活の充実度からしてや
や欠けるものであり、食塩にも単に塩辛さだけでなく、
別の香りや風味を所有する食塩が存在するほうが望まし
いものである。しかし、香りや色合い、或いは風味等を
もつ物質は、熱などに非常に弱いため一体にかつ有効に
食塩と混合することができなかった。また、近年食塩を
多く摂取することについての弊害、たとえば、高血圧や
成人病などにになり易いものとされ、その摂取量をでき
るだけ制限するように言われ、一般には1日の摂取料は
10グラム以下とするのが望ましいとされている。した
がって、食塩の量を少なく抑え、かつ、その食塩が栄養
があったり、風味或いは食塩とは異なる味を発揮するこ
とができ、おいしく食することができれば最もよいもの
である。本発明は、上記の点に鑑み、食塩の摂取量をで
きるだけ抑え、かつ、食塩と混合すべき他の物質とを確
実に混合しえた食塩調味料を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、微粉末状に
した総重量比約55%の食塩に、微粉末状にした総重量
比約10〜15%の香辛料、果実粉、藻類物質または野
菜類物質の少なくとも1つを混合させるとともに、前記
食塩と前記香辛料、果実粉、藻類物質または野菜類物質
の少なくとも1つのつなぎ物質として総重量比約20〜
25%の片栗粉を混入し、かつ各々総重量比約5%の粉
末状の化学調味料およびカルシュウムを混入したことを
特徴とする食塩調味料である。
【0005】
【作用】本発明にかかる食塩調味料は、微粉末状にした
総重量比約55%の食塩に、微粉末状にした総重量比約
10〜15%の香辛料、果実粉、藻類物質または野菜類
物質の少なくとも1つを混合させることから、食塩と
辛料、果実粉、藻類物質または野菜類物質の少なくとも
1つを均一に、しかも分離不能な状態で混合させること
ができるとともに、食塩に色々な香り、味、栄養分など
を付加することができる。また、微粉末状の食塩と、
粉末状の香辛料、果実粉、藻類物質または野菜類物質の
少なくとも1つとの両者のつなぎ物質として総重量比約
20〜25%の片栗粉を混入することで、食塩と香辛
料、果実粉、藻類物質または野菜類物質の少 なくとも1
をより均一に混合させることができるとともに、食塩
の塩辛さを抑えて食塩調味料自身のまろやかさを増加す
るものでもある。さらに、各々総重量比約5%の微粉末
状の化学調味料およびカルシュウムを混入することで
これらの食塩調味料の味を整えることができ、また、食
塩調味料にカルシュウムの栄養分を付加することができ
るものである。
【0006】
【発明の構成】以下、本発明の構成について説明する。
本発明にかかる食塩調味料は、食塩を微粉末状にしてこ
の微粉末状の食塩に微粉末状にした香辛料などの物質を
混合させてなるものである。この食塩には、精製塩、上
質塩、内地白塩、原塩、粉砕塩などを含み、望ましく
は、硫酸マグネシュウム、塩化マグネシュウム(にが
り)、塩化カリウムなどの不純物の少ない、精製塩(N
aCl,99%以上、粒度590〜149ミクロン,8
0%以上)、いわゆる食卓塩(NaCl,99%、粒度
500〜297ミクロン,85%以上)が適している。
また、この食卓塩を60〜70度Cで塩が変色しないよ
うに煎ることにより、さらに「にがり」分を排除するこ
とができる。前記食塩を微粉末状に粉砕する。粉砕する
方法及びそれに使用する器具は、別段問わず、公知の市
販されている器具で有ればよい。たとえば、この発明で
使用した器具は、図1に示すコーヒー豆をひくために使
用する市販のコーヒーミルを使用する。このコーヒーミ
ルは、円筒形中空状に本体部1を形成し、この本体部1
の上部に被粉砕物収納用の受容器2を設け、この受容器
2の内底部にモータ3の駆動により回動する2枚の回転
刃4,4を有するカッター部5が設けられており、この
回転刃4,4によって前記食塩を微粉末状に粉砕する。
なお、図上、6は本体部1より着脱可能な容器蓋、7は
モータ3を駆動するためのスイッチボタンである。
【0007】また、前記食塩に以下のような微粉末状に
した物質の少なくとも1つを混合する。まず、香辛料が
ある。この香辛料には、たとえば、にんにく、とうがら
し、こしょう、さんしょ、からし、わさび、などであ
り、市販の粒状、粉状のものを使用する。さらに、果実
粉である。この果実粉は、ケーキなどを作るためにその
材料として市販されている果実粉を使用し、たとえば、
イチゴ、リンゴ、オレンジ、レモン、ブドウである。し
かし、この果実粉の中に、炭酸やソーダ類が混入されて
いるものは使用できない。また、藻類物質も使用する。
この藻類物質には、たとえば、味付けしてない海苔、昆
布、わかめ等であり、市販されている乾燥したものや粉
末状のものを用いる。そして、野菜類物質である。この
野菜類物質には、葉菜類、茎菜類、根菜類、果菜類、花
菜類を含み、たとえば、しその葉、大葉、人参、ほうれ
んそ、等である。この野菜類物質を使用するためには、
まずこれらの野菜類物質を塩漬けにし、その乾燥させた
ものを使用する。葉菜類等を塩漬けにすることにより、
それが持つ色合いなどを落とさないようにするためであ
る。
【0008】前記した物質を、微粉末状の食塩と混合す
るために微粉末状に粉砕する。粉砕する方法及びそれに
使用する器具は、別段問わず、公知の市販されている器
具で有ればよいが、発明で使用した器具は、前記食塩を
微粉末状に粉砕するために使用した市販のコーヒーミル
を使用する。そして、この微粉末状に粉砕した物質と微
粉末状の食塩と混合するために使用する器具は、前記食
塩を微粉末状に粉砕するために使用した市販のコーヒー
ミルを使用し、器具は別段問わない。
【0009】この微粉末状に粉砕した香辛料、果実粉、
藻類物質または野菜類物質の少なくとも1つの物質と微
粉末状の食塩と混合割合は、総重量比において微粉末状
の食塩が約55%で、微粉末状に粉砕した物質が約10
〜15%である。また、この微粉末状に粉砕した香辛
料、果実粉、藻類物質または野菜類物質の少なくとも1
の物質と微粉末状の食塩と混合するとき、両者のつな
ぎ物質として片栗粉を混入する。このつなぎ物質として
片栗粉の配合割合は、食塩調味料の総重量比において約
25〜20%配合する。また、この片栗粉は食塩の塩辛
さを抑えて、食塩調味料自身のまろやかさを増加するも
のでもある。その他、上記食塩調味料に混入する微粉末
状の物質とし、食塩調味料の味を整えるための化学調味
料、たとえばグルタミン酸ナトリウムやイノシン酸ナト
リウム等を総重量比において約5%程度配合する。ま
た、食塩調味料の栄養分を付加するために原末状態のカ
ルシュウムを混入する。このカルシュウムは総重量比に
おいて約5%程度配合する。前記微粉末状の食塩調味料
の粒度は、1ミリミクロン〜57ミリミクロンで、20
〜30ミリミクロンが主要粒度としている。したがっ
て、微粉末状の食塩、微粉末状の香辛料などの物質の粒
度もほぼ同じ粒度分布をしているものである。なお、こ
のコーヒーミルを使用するに際して、回転刃の回転数お
よび、粉砕或いは混合の所用時間は、被粉砕物質の種
類、形状によって、あるいは食塩と混合すべき物質の種
類によって、適宜に設定するものであるが、常に被粉砕
物質あるいは混合物質に熱を帯有させないようにすれば
よい。
【0010】上記の如く食塩を微粉末状にし、この微粉
末状の食塩と、同様に微粉末状にした香辛料などの物質
を混合することにより、食塩と香辛料などの物質を均一
に、しかも分離不能な状態で混合させることができる。
したがって、この食塩に香辛料などの物質の風味、味わ
い、栄養分等を違和感無しに与えることができ、この食
塩を使用するものは、食塩を使用しているにも関わら
ず、香辛料などの風味なども味わうことができるもので
ある。また、この微粉末状に粉砕した物質と微粉末状の
食塩と混合するとき、両者のつなぎ物質として片栗粉を
混入することで、食塩と香辛料などの物質とをより均一
に混合させることができるとともに、食塩の塩辛さを抑
えて、食塩調味料自身のまろやかさを増加するものでも
ある。。さらに、微粉末状に粉砕した物質と微粉末状の
食塩と混合物に微粉末状に粉砕した化学調味料やカルシ
ュウムを混入することで、微粉末状に粉砕した物質と微
粉末状の食塩と混合物たる食塩調味料の味を整えること
ができ、また、塩調味料にカルシュウムの栄養分を付加
することができるものである。
【0011】
【実施例】(1)食塩に混合する主たる物質が唐辛子の
場合、総重量比において、食卓塩:55%,片栗粉:2
5%,カルシュウム:5%,化学調味料:5%,唐辛
子:10%の配合比とし、 (2)食塩に混合する主たる物質がこしょうの場合、総
重量比において、食卓塩:55%,片栗粉:25%,カ
ルシュウム:5%,化学調味料:5%,こしょう:10
%の配合比とし、 (3)食塩に混合する主たる物質がさんしょの場合、総
重量比において、食卓塩:55%,片栗粉:25%,カ
ルシュウム:5%,化学調味料:5%,さんしょ:10
%の配合比とし、 (4)食塩に混合する主たる物質が海苔の場合、総重量
比において、食卓塩:55%,片栗粉:20%,カルシ
ュウム:5%,化学調味料:5%,海苔%15%の配合
比とし、 (5)食塩に混合する主たる物質が青じその場合、総重
量比において、食卓塩:55%片栗粉:20%,カルシ
ュウム:5%,化学調味料:5%,青じそ:15%の配
合比とし、 上記配合比における食塩調味料を、約20gを製造する
所要時間は上記述べたコーヒーミルを使用して、60秒
〜30秒である。また、食塩調味料は食卓塩、その他の
物質を予め微粉末状に粉砕して、この微粉末状に粉砕し
た食卓塩、その他の物質を混合しても、また、顆粒状な
どの食卓塩、その他の物質をさきにコーヒーミルに収納
し、かかるコーヒーミルを使用して微粉末状の粉砕と混
合とを同時に行って食塩調味料を製造してもよい。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本発明の食塩調味料
は、微粉末状にした総重量比約55%の食塩に、微粉末
状にした総重量比約10〜15%の香辛料、果実粉、藻
類物質または野菜類物質の少なくとも1つを混合させる
とともに、前記食塩と前記香辛 料、果実粉、藻類物質ま
たは野菜類物質の少なくとも1つのつなぎ物質として総
重量比約20〜25%の片栗粉を混入し、かつ各々総重
量比約5%の粉末状の化学調味料およびカルシュウムを
混入したもので、微粉末状にした総重量比約55%の
塩と、同様に微粉末状にした総重量比約1〜15%の香
辛料、果実粉、藻類物質または野菜類物質の少なくとも
1つを混合することにより、食塩と香辛料、果実粉、藻
類物質または野菜類物質の少なくとも1つとを均一に、
しかも分離不能な状態で混合させることができる。した
がって、この食塩に香辛料、果実粉、藻類物質または野
菜類物質の少なくとも1つの風味、味わい、栄養化等を
違和感無しに与えることができ、この食塩を使用するも
のは、食塩を使用しているにも関わらず、香辛料もしく
は果実または藻類の風味なども味わうことができるもの
である。また、微粉末状の食塩と、香辛料、果実粉、藻
類物質または野菜類物質の少なくとも1つとの両者のつ
なぎ物質として総重量比約20〜25%の片栗粉を混入
することで、食塩と香辛料などの物質とをより均一に混
合させることができるとともに、食塩の塩辛さを抑えて
食塩調味料自身のまろやかさを増加するものでもある。
さらに、総重量比約5〜10%の微粉末状の化学調味料
やカルシュウムを混入することで、微粉末状に粉砕した
物質と微粉末状の食塩と混合物たる食塩調味料の味を整
えることができ、また、食塩調味料にカルシュウムの栄
養化を付加することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーヒーミルの縦断面図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粉末状にした総重量比約55%の食塩
    に、微粉末状にした総重量比約10〜15%の香辛料、
    果実粉、藻類物質または野菜類物質の少なくとも1つを
    混合させるとともに、前記食塩と前記香辛料、果実粉、
    藻類物質または野菜類物質の少なくとも1つのつなぎ物
    質として総重量比約20〜25%の片栗粉を混入し、か
    つ各々総重量比約5%の粉末状の化学調味料およびカル
    シュウムを混入したことを特徴とする食塩調味料。
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