JP2001238623A - 海藻入り麺 - Google Patents

海藻入り麺

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JP2001238623A
JP2001238623A JP2000102846A JP2000102846A JP2001238623A JP 2001238623 A JP2001238623 A JP 2001238623A JP 2000102846 A JP2000102846 A JP 2000102846A JP 2000102846 A JP2000102846 A JP 2000102846A JP 2001238623 A JP2001238623 A JP 2001238623A
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seaweed
powder
noodles
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kelp
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Kokichi Sasaki
孝吉 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺原料に添加した海藻素材の風味、香り、栄
養素及び食感を長期間維持させることのできる海藻入り
麺を提供する。 【構成】 小麦粉又は蕎麦粉に、微細粒径の海藻粉末と
粗粒径の海藻粉末を配合して製麺したことを特徴とする
海藻入り麺。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒径の細かい海藻
粉末と粒径の粗い海藻粉末を配合して製麺した海藻入り
麺に関する。
【0002】
【従来の技術】麺類は消化吸収がよく、好みによって温
かく、冷やしてと、何れの方法によっても簡単に食する
ことができる特徴があり、主食として供食されている。
しかしながら、小麦粉のみでは味が淡白で風味、栄養の
バランス等に満足されるものでないかった。そのため、
従来、麺類の原料である小麦粉や蕎麦粉に抹茶、魚介類
粉末、あわ粉末及び青海苔、昆布、ワカメ等の海藻粉末
を添加して食塩、水等と混練した後製麺し、風味、栄養
のバランスを計った麺類が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の風味、味付けした麺類は、いずれもその原料であ
る小麦粉や蕎麦粉に添加した風味、味付け用の各種粉末
が微粉末であるため、添加した各種粉末独特の風味、香
り、栄養素及び食感が時間とともに消失して添加した素
材のもつ風味、香り、栄養素を十分に出すことができな
いという問題点があった。本発明は、従来のこのような
問題に鑑みて発明したしたものであり、その目的とする
ところは、麺原料に添加した海藻素材の風味、香り、栄
養素及び食感を長期間維持させることのできる海藻入り
麺を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決すべく種々研究を重ねた結果、粒子径の異なる二
種類の海藻類を麺原料に配合して製麺したものは風味、
食感が長期間維持されるこを知見して本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、(1)小麦粉又は蕎麦粉に、
微細粒径の海藻粉末と粗粒径の海藻粉末を配合して製麺
したことを特徴とする海藻入り麺、(2)微細粒径の海
藻粉末の粒径が100〜300μm、粗粒径の海藻粉末
の粒径が500〜3000μmであることを特徴とする
請求項1記載の海藻入り麺、(3)微細粒径の海藻粉末
1〜40重量%、粗粒径の海藻粉末1〜70重量%配合
したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の海藻
入り麺、(4)微細粒径の海藻粉末及び粗粒径の海藻粉
末が昆布である請求項1乃至請求項3記載の海藻入り麺
である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施形態を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の麺としては、例え
ば、うどん、ソーメン、きしめん、ひやむぎ、蕎麦、ラ
ーメン等の生麺、乾麺、即席麺、スナック麺、あるいは
パスタやシュウマイ、餃子、春巻きの皮等が挙げられ
る。
【0006】本発明に使用される微細粒径の海藻粉末と
粗粒径の海藻粉末としては例えば、昆布、ヒジキ、青海
苔、アサクサノリ、岩海苔、ワカメ、モツレグサ、ヒバ
マタ等の1種又は2種以上配合したものが挙げられる。
そして微細粒径の海藻粉末は、上記の海藻類を乾燥して
粉砕機により粉砕加工して100〜300μmの粒径に
調製したものである。また、粗粒径の海藻粉末は上記の
海藻類を乾燥して粉砕機により粉砕加工して粒径500
〜3000μmの粒径に調製したものである。本発明で
好ましく用いられる海藻粉末は、特に昆布である。昆布
は身体の基礎代謝盛んにするヨウ素を多量に含んでお
り、味の成分であるアミノ酸を含有する。
【0007】本発明の麺では上記の微細粒径の海藻粉末
と粗粒径の海藻粉末との配合割合を微細粒径の海藻粉末
1〜40重量%、粗粒径の海藻粉末1〜70重量%好ま
しくは、微細粒径の海藻粉末2〜7重量%、粗粒径の海
藻粉末1〜30重量%とにすることに特徴を有する。こ
れら粒子径の異なる海藻粉末は予めブレンドしておいて
小麦粉又は蕎麦粉に配合するか、別々に配合するか何れ
の方法でもよい。微細粒径の海藻粉末は麺原料に対して
分散性がよく均一に分散するためその麺を短時間で食す
るのであれば、海藻独特の風味、香味を味わうことがで
きるが、ゆでる時間が長かったり、製麺後ある程度時間
をおいておくと海藻独特の風味、香味がそこなわれた。
本発明の海藻入り麺では、微細粒径の海藻粉末と併用し
て粗粒径の海藻粉末を配合してあるため、粗粒径の海藻
粉末の内部から風味、香味或いはヨウ素、カリウム、ア
ミノ酸等の有効成分が長期間に亙って徐々に溶出、発散
する利点を有する。
【0008】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳
細に説明する。
【0009】実施例1 乾燥した昆布を粉砕機により粉砕して分級し、粒子径1
20〜150μmの微細粒径昆布粉末と粒子径500〜
600μmの粗粒径昆布粉末を作製する。次いで前記の
微細粒径昆布粉末5重量部に対して粗粒径昆布粉末20
重量部を混合して混合昆布粉末を調製する。次に小麦粉
(強力粉30%、中力粉70%)75重量部を加えて混
合機で均一に混合する。この混合物に食塩水を徐々に加
えながら混練を行ない混練物がおから状になったら、そ
れを集めて団子状に固め、この固まりをポリエチレンの
袋に入れて2〜3時間放置し、水分を十分に吸収分散さ
せ麺生地を作る。次にこの麺生地を圧延機にかけて折り
返し圧延を行ない麺生地が耳たぶ程の弾力性になったら
1〜3時間ねかせる(夏と冬で時間を調整する)。熟成
が済んだ後、この麺生地を麺棒又は製麺機により麺圧約
2mmに圧延して切り出し、海藻入り生麺を作った。得
られた海藻入り生麺は、こしのある昆布風味の強い麺
で、特に昆布風味の持続性に優れたものであった。
【0010】実施例2 乾燥した昆布100重量部と乾燥したワカメ100重量
部を混合し、この混合物を粉砕機により粉砕して分級し
て得た粒子径120〜150μmの微細粒径昆布粉末と
粒子径500〜600μmの粗粒径昆布−ワカメ混合海
藻粉末を作製する。次いで前記の微細粒径昆布−ワカメ
混合海藻粉末7重量部に対して粗粒径昆布−ワカメ混合
海藻粉末15重量部を混合して昆布−ワカメ混合海藻粉
末を調製する。次に小麦粉(強力粉30%、中力粉70
%)78重量部を加えて混合機で均一に混合する。この
混合物に食塩水を徐々に加えながら混練を行ない混練物
がおから状になったら、それを集めて団子状に固め、こ
の固まりをポリエチレンの袋に入れて2〜3時間放置
し、水分を十分に吸収分散させ麺生地を作る。次にこの
麺生地を圧延機にかけて折り返し圧延を行ない麺生地が
耳たぶ程の弾力性になったら1〜3時間ねかせる(夏と
冬で時間を調整する)。熟成が済んだ後、この麺生地を
麺棒又は製麺機により麺圧約2mmに圧延して切り出
し、海藻入り生麺を作った。得られた海藻入り生麺は、
こしのある海藻風味の強い麺で、特に海藻風味の持続性
に優れたものであった。
【0011】実施例3 実施例1と同様の微細粒径昆布粉末6重量部に対して粗
粒径昆布粉末18重量部を混合して混合昆布粉末を調製
する。次に小麦粉(強力粉50%、中力粉50%)76
重量部を加えて混合機で均一に混合する。この混合物に
食塩水とかん水を徐々に加えて混練機により混練を行な
い混練物が塊状になったら、それを麺帯機に通して帯状
にしたのちこれを切出機にかけて生ラーメンを得た。得
られたラーメンこしのある昆布風味の強い麺で、特に昆
布風味の持続性に優れたものであった。
【0012】比較例1 乾燥した昆布を粉砕機により粉砕して得た粒子径120
〜150μmの微細粒径昆布粉末25重量部に次に小麦
粉(強力粉30%、中力粉70%)78重量部を加えて
混合機で均一に混合する。この混合物に食塩水を徐々に
加えながら混練を行ない混練物がおから状になったら、
それを集めて団子状に固め、この固まりをポリエチレン
の袋に入れて2〜3時間放置し、水分を十分に吸収分散
させ麺生地を作る。次にこの麺生地を圧延機にかけて折
り返し圧延を行ない麺生地が耳たぶ程の弾力性になった
ら1〜3時間ねかせる(夏と冬で時間を調整する)。熟
成が済んだ後、この麺生地を麺棒又は製麺機により麺圧
約2mmに圧延して切り出し、海藻入り生麺を作った。
得られた海藻入り生麺は、昆布風味のある麺であつた
が、こしが強くなく昆布風味の持続性が十分でなかっ
た。
【0013】
【発明の効果】本発明の海藻入り麺は、こしが強くま
た、微細粒径の海藻粉末と併用して粗粒径の海藻粉末を
配合してあるため、粗粒径の海藻粉末の内部から風味、
香味或いはヨウ素、カリウム、アミノ酸等の有効成分が
長期間に亙って徐々に溶出、発散するため食感に優れて
いる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉又は蕎麦粉に、微細粒径の海藻粉
    末と粗粒径の海藻粉末を配合して製麺したことを特徴と
    する海藻入り麺。
  2. 【請求項2】 微細粒径の海藻粉末の粒径が100〜3
    00μm、粗粒径の海藻粉末の粒径が500〜3000
    μmであることを特徴とする請求項1記載の海藻入り
    麺。
  3. 【請求項3】 微細粒径の海藻粉末1〜40重量%、粗
    粒径の海藻粉末1〜70重量%配合したことを特徴とす
    る請求項1及び請求項2記載の海藻入り麺。
  4. 【請求項4】 微細粒径の海藻粉末及び粗粒径の海藻粉
    末が昆布である請求項1乃至請求項3記載の海藻入り
    麺。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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