JP2001309762A - 栄養バランス食品およびその製造方法 - Google Patents

栄養バランス食品およびその製造方法

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JP2001309762A JP2000131643A JP2000131643A JP2001309762A JP 2001309762 A JP2001309762 A JP 2001309762A JP 2000131643 A JP2000131643 A JP 2000131643A JP 2000131643 A JP2000131643 A JP 2000131643A JP 2001309762 A JP2001309762 A JP 2001309762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然材料のみで含有量のバランスのと
れた無機質類およびビタミン類が栄養バランス食品10
0g中に高濃縮化され、必要栄養成分を少量で容易に摂
取可能である栄養バランス食品を提供する。 【解決手段】 茶葉、小魚および海藻の混合粉粒体を
含有する栄養バランス食品であって、茶葉、小魚および
海藻の各粉粒体の重量をそれぞれx、yおよびzとすれ
ば、それらの混合割合が、下記の式(1)および(2) x>0、y>0、z>0 ・・・ (1) x+y+z=1 ・・・ (2) を満たし、かつ、茶葉および小魚のそれぞれの粉粒体の
各混合割合が、図1の斜線領域内に存在するようにした
ことを特徴とする栄養バランス食品、および該混合粉粒
体を含有する栄養バランス食品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、栄養バランス食品
およびその製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、無機質類およびビタミン類を基本成分として含有す
る天然材料からなる粉粒状栄養バランス食品、ならびに
特定の食材の粉粒体を特定の割合で配合することにより
無機質類およびビタミン類がバランスのとれた組成で含
有される栄養バランス食品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】また、本発明は、従来から単独で実施され
ているいわし健康法、ごま−きな粉健康法、クエン酸健
康法、ゼラチン老化防止法、ドクダミ健康法、アロエ健
康法等の統合化に有用な混合粉粒状栄養バランス食品に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】高齢化社会を迎え、近年、中高年者の健
康に対する関心が高くなり、老化防止、健康増進・維持
を目的に多くの人が何らかの健康法を日常生活にとり入
れている。特に、食生活が健康増進等にとって重要であ
り、従来から、黒酢、クエン酸、大豆、いわし等の食
品、ビタミンC、カテキン、植物繊維、コラーゲン、ア
ロエおよびどくだみ等の栄養成分を積極的に摂取するこ
とが推奨されている。
【0004】ところで、食生活において最も重要であ
り、かつ基本的な点は、摂取する栄養成分のバランスが
とれていることである。すなわち、栄養成分のバランス
がとれているということは、各栄養成分について厚生省
が示している日本人の栄養所要量および目標摂取量を満
足することが一つの目標とされている。
【0005】しかしながら、現在、殆んどの食材は単品
で販売されており、目標摂取量を確保するには単品の食
材または任意に選択する若干の種類の食材によっては充
足できないので、多品種の食材の組合せにより対応せざ
るを得ず、いきおい多量の食材の摂取が必要となり摂取
量の増加により健康保持にとって逆効果を与えることに
なる。
【0006】従って、栄養成分の補充手段として各種の
健康食品が提案されているが、従来提案されている健康
食品によれば、特定の栄養成分の摂取は可能であるもの
の摂取できる栄養成分にはかたよりが大きく、栄養成分
を補給した場合でも合成品を用いた場合の弊害が生じる
こともあり、特に、無機質類およびビタミン類について
一種類の食材でバランスよく摂取できるものは提供され
ていなかった。
【0007】また、健康食品により必要な栄養成分の摂
取のために魚類等海産物を利用する場合には臭気の問題
があり、食感性の観点からも改良すべき点も多い。この
ような状況下において、無機質類およびビタミン類につ
いて栄養成分のバランスがとれ、しかも簡便な処理で短
時間で摂取可能な栄養バランス食品の開発が切望されて
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、前記のような事情から、天然材料であって無機質類
およびビタミン類について各成分のバランスがとれ、少
量で所定の栄養成分の摂取が可能であり、しかも短時間
で容易に摂取可能な形態とした食感性に優れた栄養バラ
ンス食品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、前
記の本発明の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、
前記の何種類かの食材を同時に摂取可能とする課題に対
しては各食材を混合することにより、また、混合のため
には乾燥および加熱処理後粉砕し粉粒化することにより
流動性を与えればよいことに想到した。
【0010】さらに、無機質類およびビタミン類の栄養
成分のバランスがとれた食品を実現する点については、
特定の食材の混合割合が下記の図1で示す斜線領域内に
存在するように特定の食材を特定の割合で混合すること
により、栄養成分の総合化を図ることができ、かつ該混
合粉粒体100g中の無機質類およびビタミン類の各成
分の含有量が、厚生省作成の成人男子生活活動強度IIの
栄養所要量および目標摂取量最低値の40%以上に調整
できること、従って、混合粉粒体を1日100g摂取す
れば上記栄養成分の補給が十分である。また、短時間で
容易に摂取できるという課題に対しては該粉粒体を液状
食品に分散させ、液状またはスラリー状とすれば、簡便
に摂取可能であることを見い出し、これらの種々の知見
に基づいて本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明の第一は、茶葉、小魚お
よび海藻の混合粉粒体を含有する栄養バランス食品であ
って、茶葉、小魚および海藻の各粉粒体の重量をそれぞ
れ、x、yおよびzとすれば、それらの混合割合が、下
記の式(1)および(2) x>0、y>0、z>0 ・・・ (1) x+y+z=1 ・・・ (2) を満たし、かつ、茶葉および小魚のそれぞれの粉粒体の
各混合割合が図1の斜線領域内に存在することを特徴と
する栄養バランス食品に関するものである。
【0012】また、本発明の第二は、茶葉、小魚および
海藻の混合粉粒体を含有する栄養バランス食品の製造方
法であって、 茶葉、小魚または海藻をそれぞれ乾燥処理および/ま
たは加熱処理する工程、 前記工程にて得られた茶葉、小魚および海藻の乾燥
物をそれぞれ粉砕し粉粒体を調製する工程および 前記工程にて得られた茶葉、小魚および海藻の各粉
粒体重量を、それぞれ、x、yおよびzとすれば、それ
らの混合割合が、下記の式(1)および(2) x>0、y>0、z>0 ・・・ (1) x+y+z=1 ・・・ (2) を満たし、かつ、茶葉および小魚のそれぞれの粉粒体の
各混合割合が図1の斜線領域内に存在するように茶葉、
小魚および海藻の粉粒体を混合する工程からなることを
特徴とする栄養バランス食品の製造方法に関するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の栄養バランス食品は、茶葉、小魚および
海藻の各乾燥物の粉粒体を特定の割合で混合することに
より得られる粉粒体混合物である。具体的に説明する
と、本発明の栄養バランス食品の構成材料は、穀類、い
も類、種実類、豆類、魚介類、卵類、乳類、獣鳥鯨肉
類、野菜類、果実類、きのこ類、藻類、香辛料等を乾燥
処理および/または加熱処理に供した後、細断または粉
砕等により、粉状体、粒状体または顆粒状体(本明細書
において必要により「粉粒体」と称する。)としたもの
のうち、少なくとも、茶葉、小魚および海藻を含む粉粒
体を特定の割合で混合して得られる混合粉粒体である。
【0014】前記穀類としては、米、小麦、大麦、そば
等を用いることができ、また、他の構成成分の具体例と
しては次のものを挙げることができる。例えば、 いも類;さつまいも、じゃがいも、こんにゃくいも、 種実類;ぎんなん、くり、アーモンド、かぼちゃ種子、
ごま、落花生、松の実、けしの実、ココナッツ、ひまわ
りの種、ピスタチオ 豆類 ;大豆、小豆、そら豆、えんどう 魚介類;あじ、いなかご、いわし、うなぎ、かじき、 か
つお、 きびなご、さけ、さば、さんま、まぐろ、おきあ
み、小えび、小がに 野菜類;こまつな、 とうがらし、 しそ、 しゅんぎく、 し
ょうが、にんじん、ねぎ、 パセリ、 あしたば、 かぶ、 か
ぼちゃ、 にんにく、 ほうれん草、よめな、よもぎ、大根
葉 果実類;なし、パイナップル、バナナ、パパイヤ、マン
ゴー、りんご 卵類 ;鶏卵および卵製品、 乳類 ;牛乳および乳製品、 きのこ類 ;しいたけ、 し好飲料類;コーヒー、ココア、 香辛料類 ;ガーリック、わさび、とうがらし、酵母 等を挙げることができる。
【0015】次に、本発明の栄養バランス食品の必須の
構成成分として選択された茶葉、小魚および海藻の粉粒
体について説明する。茶葉としては、特に限定されるも
のではなく、煎茶、玉露、抹茶、かまいり茶、番茶等の
緑茶、ウーロン茶等からなる群より任意に選択すること
ができ、一種または二種以上を混合して用いることがで
きる。茶葉は、無機質類を多量含有し、カリウム、カル
シウム、ビタミンA、E効力、ビタミンB2 の供給源と
して重要である。茶葉の粉粒体の原料としては市販品を
使用することもできる。
【0016】また、本発明の栄養バランス食品の構成成
分である小魚としては、その種類については限定される
ものでなく適宜選択すればよいが、いわし、いかなご、
きびなご等の煮干しを用いることができる。小魚は、カ
ルシウム、リン、ビタミンD、ナイアシンの供給源とし
て有用である。一方、ビタミンA効力、ビタミンC、E
効力の供給源としては不十分である。
【0017】さらに、構成成分の一つとしての海藻とし
ては、青のり、あまのり、岩のり、こんぶ、ひじきおよ
びわかめ等を挙げることができる。海藻は、カロチンに
富み、ビタミンA効力、カリウム、マグネシウムの含有
量が多いが、E効力およびビタミンDに欠けることが知
られている。
【0018】本発明の栄養バランス食品の基本成分は、
前記の茶葉、小魚および海藻であるが、栄養所要量また
は目標摂取量を満足させるには茶葉、小魚および海藻の
粉粒体重量をそれぞれx、y、zとすればそれらの混合
割合が、下記の式(1)および(2) x>0、y>0、z>0 ・・・ (1) x+y+z=1 ・・・ (2) を満たし、かつ、茶葉および小魚の各混合割合が、図1
の斜線領域内に存在することが要求される。
【0019】図1は、横軸が茶葉粉粒体の混合重量割合
xを示し、縦軸が小魚粉粒体の混合重量割合yを示す。
図中の各栄養成分に対応した直線は、例えば、Caにつ
いて説明すると、煎茶、いわし煮干しおよび青のり各1
00g中のCa含有量は、四訂食品成分表によれば、そ
れぞれ440mg、2200mgおよび840mgであ
り、また成人男子1日の所要量は600mgである。本
発明の混合粉粒体は100gで、所要量の最低40%以
上の栄養成分を含有することを目的としているので、以
上のことを式で表わせば 440x+2200y+840z≧600×0.4 となり、これに(2)式から得られるz=1−x−yを
代入し、整理すれば、 Ca:y≧0.29x−0.44 が得られる。これがCaの直線を表わす式である。その
他の栄養成分についても同じ方法で式を求め、線を引い
た。なお図中にはx+y<1を示す直線も示している
が、これは(2)式をz=1−x−yとし、これを
(1)式のz>0に代入して得られたものである。
【0020】図1において斜線領域は茶葉および小魚の
粉粒体の混合割合を示すものであり、茶葉および小魚の
混合割合がこの領域内に存在させることにより、無機質
類およびビタミン類がバランスよく含有し、本発明の目
的の達成が可能となり、顕著な作用効果を奏することが
できる。一方、茶葉及び小魚の混合割合がこの斜線内に
含まれない栄養バランス食品は所定の効果を得ることが
できない。
【0021】具体的に説明すると、前記斜線領域は、小
魚(y軸)の下限がビタミンDの線(1)およびナイア
シンの線(2)によって設定され、上限がMgの線
(3)、x+y=1の線(4)およびビタミンB2 の線
(5)によって設定され、茶葉(x軸)の下限がE効力
によって設定され、この六本の線によって囲まれた領域
である。
【0022】この斜線領域のうち、ビタミンB1 の線
(7)より上の配合割合の混合粉粒体100g中のA効
力、B2 、C、D、E効力、ナイアシン、Mg、Ca、
Fe、P、Kの含有量は、生活活動強度IIの成人男子の
栄養所要量あるいは目標摂取量の最低値の40%以上を
充足できる。ビタミンB1 の線(7)より下の配合割合
の混合粉粒体は、上記以外にビタミンB1 についても栄
養所要量の40%以上を充足できる。
【0023】本発明によれば栄養バランス食品の茶葉、
小魚および海藻の各組成を前記の如き特定の割合とする
ことにより小魚の臭気が消去されていることから食感性
においても良好である。
【0024】本発明の栄養バランス食品は粉粒体として
用いられるが、他の形態の一つとしてクッキーを挙げる
ことができる。クッキーは、粉粒体を所定の条件、例え
ば、150℃〜180℃で3分〜10分焼きあげたもの
であり、表3に示す組成のものを用いることができる。
表3は、実施例2の混合粉粒体を対象に配合材料の一部
をクッキーにした場合の具体例A〜Eの5種を示したも
のである。
【0025】Aはきな粉、黒ごま、煮干し、かつお節を
一つのクッキーに焼きあげた場合、BおよびDはそれぞ
れきな粉または黒ごまだけでクッキーにした場合、Cお
よびEはそれぞれ煮干しとかつお節または青のりとわか
めというように、似たものをまとめてクッキーにした場
合の例である。
【0026】次に、本発明の栄養バランス食品の製造方
法について説明する。本発明の栄養バランス食品の製造
方法は、下記の乾燥、粉砕および混合の三工程か
ら構成される。各工程について以下に説明する。
【0027】乾燥工程 ビタミンB2 、ナイアシン、ビタミンD、ビタミンE
は、熱や酸化に対して強いが、ビタミンB1 、ビタミン
CおよびビタミンAは熱や酸化に対して必ずしも強くな
い。特に、ビタミンCは加熱や酸化によって破壊されや
すい。従って、茶葉、小魚、海藻の乾燥方法としては、
可能な限り低い温度が望ましく、加熱する場合は空気
(酸素)が存在しない雰囲気での乾燥が望ましい。最も
実用的かつ安価な低温乾燥法は天日乾燥である。天日乾
燥の場合、乾燥後の食材中の水分量は気温と大気湿度に
よって左右されるので、季節、天候等によって乾燥度
[(含有水分重量/試料重量)×100%]が異なる。
従って、天日乾燥だけでは食材中の水分を一定に維持す
ることは難しく、非酸化性雰囲気を用いた加熱乾燥も必
要である。乾燥機内を非酸化性の雰囲気にする方法とし
ては、真空にする方法、CO2 あるいはN2 ガスを流す
方法等があるが、安全性、費用等を考慮すれば乾燥機内
にN2 ガスを流す方法が最も好ましい。次に乾燥温度に
ついてであるが、乾燥温度は高ければ高い程、乾燥速度
は速くなるが、ビタミンCなどが破壊される恐れがあ
る。従って、乾燥温度としては40℃〜100℃、より
好ましくは40℃〜80℃を採用することができる。
【0028】以上述べたように、食材の変質を可能な限
り少なくし、なおかつ、粉砕しやすい乾燥度を実現する
ため、本発明の栄養バランス食品の製造方法において
は、第一段階の乾燥を天日乾燥、第二段階の乾燥をN2
ガス雰囲気中での加熱乾燥により行うことが好ましい。
本発明の製造方法による茶葉、小魚および海藻の乾燥度
は次表の通りである。水分量として15重量%以下とす
ることにより、食材の変質防止等の上記の目的を達成す
ることができる。
【0029】
【表1】
【0030】粉砕工程 各食材を粉粒体にする目的は、流動性を付与し、混合し
やすくするとともに、液体等に分散させて摂取しやすく
することにある。各食材を均一に混合するという点から
は粉粒体の粒度は出来るだけ細かい方がよいが細かくす
ればする程嵩高くなり、また、表面積が増えるので変質
しやすくなるとともに、液体への分散が難しくなる。こ
のような点から下限粒径を10μmに制御することが好
ましい。一方あまり粗いと均一な混合粉粒体にすること
が難しく、また、摂取の際、舌ざわりが良くなかった
り、喉にひっかかったりもする。このような点からの上
限粒径は2mmである。従って、粉粒体の粒度範囲とし
ては2mm〜10μmとなるが、より好ましい範囲は5
0μm〜1000μmである。
【0031】次に具体的な粉砕方法としては圧砕または
細断後すり潰す方式がよい。粉砕で得られた粉粒体はふ
るいを通し、粒径が1mmを超えるものは、粉砕機へ戻
し、再度粉砕する。なお粉砕に際しては、被粉砕物の温
度が50℃以上にならないよう粉砕条件を調節すること
が肝要である。
【0032】混合工程 混合の目的は、茶葉、小魚および海藻の粉粒体を均一に
混ぜ合わせることである。本発明の栄養バランス食品の
粉粒体は、粒度範囲が50μm〜1000μmと相当巾
広いので、具体的な混合方法としては、混合容器の中に
プロペラ状の回転羽根を備えた攪拌式混合機や円筒状の
混合容器を円周方向に回転することにより混合する円筒
回転式混合機を用いることができる。
【0033】また、上記混合粉粒体にクエン酸、アスコ
ルビン酸、ガーリック、ゼラチン等を混合する場合は、
あらかじめこれらのものだけを充分均一に混合してお
き、これを茶葉、小魚および海藻の混合操作の際に加え
れば、より短時間で均一に混合できる。また、茶葉、小
魚および海藻の粉粒体に、他の前記穀類、いも類、種実
類、豆類、魚介類、卵類、乳類、獣鳥鯨肉類、野菜類、
果実類、きのこ類、藻類等の粉粒体を選択して配合量を
制御した上で任意に混合することができる。
【0034】以上の説明から明らかなように、本発明の
栄養バランス食品の特徴とする点は、 1.天然、自然の材料のみを使用して構成されている
点、 2.水、牛乳等に懸濁させて短時間で容易に摂取できる
ように粉粒体の形態である点、 3.無機質類およびビタミン類の前記所要量または目標
摂取量を満足できるように各栄養成分の含有量のバラン
スがとれている点、 4.通常の食事の妨げにならないように混合粉粒体の一
日の摂取量を100gの少量で可能としている点等を挙
げることができる。
【0035】
【実施例】次に、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明する。もっとも、本発明は実施例等により何
ら制限されるものではない。
【0036】実施例1 煎茶、いわしの煮干しおよび青のりをそれぞれ下記の方
法により粉粒体とし、各10gをミキサーに採り混合
し、粒径50μm〜1000μmの混合粉粒体を得た。
煎茶、煮干しおよび青のりの各粉粒体の混合割合は、前
記式(1)および(2)を満足し、図1の斜線領域内に
存在するものである。また、煮干しの臭気は感知されな
かった。混合粉粒体中の無機質類およびビタミン類の含
有量を表2に示す。表2は粉粒体100g当りの栄養成
分含有量を示すものであり、下段のカッコ内の数値は混
合粉粒体100gを牛乳300mlに分散させて摂取し
た場合の栄養成分量である。いずれの成分も厚生省「日
本人の栄養所要量」(生活活動強度II成人一日当り所要
量)の40%を超えるものであった。
【0037】煎茶、いわしの煮干しおよび青のりの乾燥
物の粉粒体の製造方法としては、各食材について次の方
法を採用した。 (1)煎茶粉粒体 煎茶原料を天日乾燥後、70℃に調節したN2 ガス気流
中で1時間乾燥し、これをミキサーで30秒間攪拌・粉
砕し、ふるいで1mmを超えるものを除去して煎茶粉粒
体を調製した。 (2)いわしの煮干し粉粒体 原料を天日乾燥後、80℃に調節したN2 ガス気流中で
3時間乾燥し、これをミキサーで40秒間攪拌・粉砕
後、粒径が1mmを超えるものをふるいで除去していわ
しの煮干し粉粒体を調製した。 (3)青のり粉粒体 天日乾燥後の原料を70℃に調節したN2 ガス気流中で
1時間乾燥し、これをミキサーで20秒間攪拌・粉砕し
たあと粒径が1mmをこえるものを除去して青のり粉粒
体を調製した。
【0038】実施例2 煎茶、いわしの煮干し、青のり、わかめを実施例1と同
様に、各々、前記の方法で粉粒体とし、それぞれ10
g、かつお節10g、きな粉10gおよび黒ごま10g
をミキサーに採り、混合し、粒径50μm〜1000μ
mの混合粉粒体を得た(表2参照。)。混合粉粒体中の
無機質類およびビタミン類種類およびそれぞれの含有量
を表2に示す。いずれの成分も前記生活活動強度II成人
1日当たり所要量の40%を超えるものであった。
【0039】実施例3 実施例1の乾燥条件と同一の条件で煎茶、いわしの煮干
しおよび青のりをそれぞれ乾燥および加熱処理した。乾
燥処理により得られた乾燥物を粉砕し生成した粉粒体を
それぞれ33.3g混合して混合粉粒体を得た。混合粉
粒体にクエン酸20.0g、ゼラチン8.6g、ガーリ
ック1.0gおよびアスコルビン酸0.4g添加しさら
に混合した。得られた栄養バランス食品の組成を表1に
示す。また、栄養バランス食品100g中の栄養成分を
表2に示す。いずれの成分も前記生活活動強度II成人1
日当たり所要量の40%を超えるものであった。
【0040】実施例4 煎茶、いわしの煮干し、青のりおよびわかめを実施例1
の条件と同一の条件でそれぞれ乾燥および加熱処理して
調製した乾燥物を粉砕して得られた粉粒体をそれぞれ1
4.3g混合し混合粉粒体を調製した。混合粉粒体にか
つお節14.3g、きな粉14.3g、黒ごま14.3
g、クエン酸20.0g、ゼラチン8.6g、ガーリッ
ク1.0gおよびアスコルビン酸0.4gを添加し、混
合した。得られた栄養バランス食品の栄養成分を表2に
示す。いずれの成分も前記生活活動強度II成人1日当た
り所要量の40%を超えるものであった。
【0041】実施例5〜9 表2の配合例で示す煎茶、いわしの煮干し、青のり、
わかめ、きな粉および黒ごまの混合粉粒体を配合し表3
で示す配合材料とし、これを温度160℃〜170℃、
時間4分〜8分の条件で焼きあげクッキーとした(クッ
キーA)。同様にして、表3に示す配合例B〜Eを用い
てクッキーB、C、DおよびEを得た。前記クッキーに
より所望の栄養成分を濃縮させた栄養バランス食品を得
ることができ、粉粒体として摂取する量に比較して摂取
量を低減させることができた。
【0042】比較例1 前記煎茶粉粒体75g、前記煮干し粉粒体5gおよび前
記海藻粉粒体20gを用いたこと以外すべて実施例1と
同様にして混合粉粒体を調製した。混合粉粒体の組成
を表2に、混合粉粒体の無機質類およびビタミン類の含
有量を表3に示す。得られた混合粉粒体の小魚および茶
葉の組成は、図1の斜線領域の範囲外のものとなり、ビ
タミンD、ナイアシンが、生活活動強度II成人1日当た
り栄養所要量の40%に達しないことがわかった。
【0043】比較例2 前記煎茶粉粒体10g、前記煮干し粉粒体80gおよび
前記海藻粉粒体10gを用いたこと以外すべて実施例1
と同様にして混合粉粒体を得た。この混合粉粒体
は、その小魚および茶葉の配合量が図1の斜線領域外の
ものであった。この結果、ビタミンB1 とB2 が生活活
動強度II成人1日当たり栄養所要量(成人男子)の最低
値の40%に達しなかった。さらに、煮干しの臭気が感
知された。
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】以上の実施例および比較例から本発明によ
れば、各栄養成分を生活活動強度II成人男子の所要量ま
たは目標摂取量の最低値の40%以上をバランスよく混
合粉粒体100g中に含有させた点が明らかであり、図
1の斜線領域の範囲外の配合である比較例1の場合には
ビタミンDとナイアシンが所要量の36%、比較例2で
はビタミンB1 とビタミンB2 が所要量のそれぞれ21
%と34%が示されている。また、栄養成分のバランス
の観点では、比較例1のFe、A効力、E効力は所要量
または目標摂取量に対して大過剰であり、一方、P、M
g、ビタミンDについては不足となっている。比較例2
の場合は、Ca、P、FeおよびビタミンDが大過剰で
あり、K、A効力およびE効力については不足となって
いる。従って、比較例1および比較例2の配合は栄養バ
ランス的に不均衡である。
【0048】一方、本発明の基本配合(斜線の範囲内)
の一つである実施例1の場合には表3に示したように、
Ca、P、Fe、K、Mg、A効力、E効力、ビタミン
DおよびビタミンCについてはいずれも所要量または目
標摂取量を充分満足し、さらに、ビタミンB1 、B2
ナイアシンも所要量の40%〜90%を満たす含有量と
なっている。
【0049】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、す
べて天然材料のみにより無機質類およびビタミン類のバ
ランスがとれた粉粒状栄養バランス食品を提供すること
ができ、さらに一度に摂取容易な粉粒体100g中にカ
ルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンB1 、ビタミンB
2 、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンDの必要量が含
有され、日本人栄養所要量の40%以上となり、リン、
カリウム、マグネシウムおよびビタミンEの含有量が目
標摂取量の最低値の40%以上となる。このように栄養
バランス食品の形態を粉粒状とすることにより所定の栄
養成分を少量すなわち100gの食品で摂取可能とな
る。
【0050】これに対し、従来、提案されている栄養補
給用の健康食品によれば、天然の材料を粉粒体とした場
合、その100g中に所定栄養成分が一定濃度以上でか
つバランスよく含有するものは得られず合成品で補給さ
れているが、合成品による弊害が生じるなどの難点があ
り、本発明の栄養バランス食品はこのような点をすべて
克服したものである。また、本発明の栄養バランス食品
において、小魚の臭気は茶葉、青のり等との混合により
消去される。三成分の特定割合においては臭気は互いに
打ち消し合って感知されないものとなるなど食感におい
ても優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の栄養バランス食品の構成成分の茶葉
および小魚の粉粒体混合割合の要求範囲(斜線で示す領
域)を示す解説図である。
【符号の説明】
1・・・ビタミンD 2・・・ナイアシン 3・・・マグネシウム 4...x+y=1 5...ビタミンB2 6...E効力 7...ビタミンB1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/325 A23L 1/325 Z 1/326 1/326 1/337 1/337 W 102 102 103 103A Fターム(参考) 4B018 MD02 MD03 MD04 MD05 MD06 MD09 MD20 MD23 MD24 MD25 MD26 MD55 MD56 MD58 MD59 MD67 MD74 ME02 ME14 4B019 LC05 LC06 LK03 LK07 LK08 LK09 LK12 4B027 FB17 FC06 FK16 FK17 4B042 AC04 AD05 AE01 AE02 AG12 AG27 AK01 AK04 AK11 AK13

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉、小魚および海藻の混合粉粒体を
    含有する栄養バランス食品であって、茶葉、小魚および
    海藻の各粉粒体の重量をそれぞれx、yおよびzとすれ
    ば、それらの混合割合が、下記の式(1)および(2) x>0、y>0、z>0 ・・・ (1) x+y+z=1 ・・・ (2) を満たし、かつ、茶葉および小魚のそれぞれの粉粒体の
    各混合割合が、図1の斜線領域内に存在することを特徴
    とする栄養バランス食品。
  2. 【請求項2】 前記茶葉が、煎茶、玉露、抹茶、か
    まいり茶、番茶等の緑茶、ウーロン茶からなる群より選
    択される少なくとも一種である請求項1に記載の栄養バ
    ランス食品。
  3. 【請求項3】 前記小魚が、いわし、いかなご、き
    びなご等の煮干しからなる群より選択される少なくとも
    一種である請求項1に記載の栄養バランス食品。
  4. 【請求項4】 前記海藻が、青のり、あまのり、岩
    のり、こんぶ、ひじきおよびわかめからなる群より選択
    される少なくとも一種である請求項1に記載の栄養バラ
    ンス食品。
  5. 【請求項5】 前記混合粉粒体中の栄養成分が、無
    機質類およびビタミン類である請求項1に記載の栄養バ
    ランス食品。
  6. 【請求項6】 前記無機質類の成分がカルシウム、
    リン、鉄、ナトリウム、カリウムおよびマグネシウムで
    ある請求項5に記載の栄養バランス食品。
  7. 【請求項7】 前記ビタミン類が、A効力、E効
    力、ビタミンD、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ナイア
    シンおよびビタミンCである請求項5に記載の栄養バラ
    ンス食品。
  8. 【請求項8】 前記混合粉粒体に、さらにクエン
    酸、アスコルビン酸、ゼラチン、キナ粉、ゴマおよびガ
    ーリックからなる群より選択される少なくとも一種が添
    加されてなる請求項1に記載の栄養バランス食品。
  9. 【請求項9】 前記茶葉、小魚および海藻の混合粉
    粒体100g中のカルシウム、鉄、ビタミンA効力、ビ
    タミンB2 、ナイアシン、ビタミンCおよびビタミンD
    の各含有量が日本人の栄養所要量(20才以上の男子、
    生活活動強度II)の40%以上であり、かつ、該混合粉
    粒体100g中のリン、カリウム、マグネシウムおよび
    ビタミンE効力の各含有量が、成人男子の目標摂取量の
    最低値の40%以上である請求項1に記載の栄養バラン
    ス食品。
  10. 【請求項10】 前記混合粉粒体に、さらに粘結剤お
    よび液状食品を加えて混練し成形した後、加熱処理し、
    せんべい、クッキーまたはパン状に加工されてなる請求
    項1ないし9のいずれかの1項に記載の栄養バランス食
    品。
  11. 【請求項11】 前記混合粉粒体の付加成分が、さら
    に植物繊維、薬草類の粉粒体である請求項1ないし10
    に記載の栄養バランス食品。
  12. 【請求項12】 茶葉、小魚および海藻の混合粉粒体
    を含有する栄養バランス食品の製造方法であって、 茶葉、小魚および海藻をそれぞれ乾燥処理および/ま
    たは加熱処理する工程、 前記工程にて得られた茶葉、小魚および海藻の乾燥
    物をそれぞれ粉砕し粉粒体を調製する工程ならびに 前記工程にて得られた茶葉、小魚および海藻の各粉
    粒体の重量をそれぞれx、yおよびzとすれば、それら
    の混合割合が、下記の式(1)および(2) x>0、y>0、z>0 ・・・ (1) x+y+z=1 ・・・ (2) を満たし、かつ、茶葉および小魚の各粉粒体の混合割合
    が、図1の斜線領域内に存在するように茶葉および小魚
    の各粉粒体を混合する工程からなることを特徴とする栄
    養バランス食品の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記乾燥処理および/または加熱処
    理により得られる粉粒体中の水分量が、粉粒体全重量基
    準で15重量%以下である請求項12に記載の栄養バラ
    ンス食品の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記混合粉粒体にさらに粘結剤およ
    び/または液体状食品を添加し、混練および加熱処理し
    てせんべい、クッキーまたはパン状に加工してなる請求
    項12に記載の栄養バランス食品の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067665A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Yoshiyasu Ikeda 海苔茶及びその製造方法並びに海苔茶飲料
JP2012143221A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Nagasaki Kogyo Kk 竹のチカラ
JP2016027805A (ja) * 2015-08-28 2016-02-25 株式会社 竹宝 健康補助食品の製造方法
JP2018057307A (ja) * 2016-10-04 2018-04-12 千葉真知子クッキングスタジオ有限会社 粉粒状健康食品

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