JP2703173B2 - 型紙作製システム - Google Patents

型紙作製システム

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JP2703173B2
JP2703173B2 JP5330171A JP33017193A JP2703173B2 JP 2703173 B2 JP2703173 B2 JP 2703173B2 JP 5330171 A JP5330171 A JP 5330171A JP 33017193 A JP33017193 A JP 33017193A JP 2703173 B2 JP2703173 B2 JP 2703173B2
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順之助 大野
宗子 高坂
一成 野口
啓寿 上山
公子 西井
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株式会社ワールド
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H3/00Patterns for cutting-out; Methods of drafting or marking-out such patterns, e.g. on the cloth
    • A41H3/007Methods of drafting or marking-out patterns using computers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料品等の分野で使用
される型紙作製システムに関し、より詳細には、所定の
デザインに基づいて特定の原型に施したパターンメーキ
ング処理を記憶しておき、この記憶内容を他の原型に適
用することにより、種々の体型及びサイズの原型から、
元のデザインの印象を損うことなく型紙を作製すること
ができる型紙作製システムに関する。
【0002】
【従来の技術】衣料品の分野に於いては、デザイナーが
作成したデザインから実際に衣料を作製するために、ま
ず、型紙が作製される。この型紙は、通常、手作業、又
はアパレルCADを使用して作製され、この型紙作製作
業はパターンメーキングと称されている。(本明細書に
於いては、「型紙」とは型紙を切出す元となるCAD等
の画面に映し出されたパターンをも含む概念をい
う。)。
【0003】作製された型紙の良否は、最終的に得られ
る衣服の着心地を左右するとともに、デザイナーのイメ
ージが衣服に十分反映しているか否かを左右する。この
型紙の良否は、アパレルCADを使用すると否とにかか
わらず個人の技量に依存するものであり、所謂熟練者に
依存しているのが実状である。
【0004】しかしながら、近年のファッションの多様
化、個性化に伴ってアパレルメーカーは多くのデザイン
の衣料を供給しなければならなくなっており、しかも、
各体型の各種サイズに対応した衣料を供給する必要が生
じている。それに伴い、アパレルメーカーは多くのパタ
ーンメーキングの作業を強いられ、パターンメーキング
に要する時間を更に短縮する必要が生じてきている。従
って、パターンメーキングの熟練者への依存を低減する
ことが必要となってきている。
【0005】このような問題点に鑑み、パターンメーキ
ング作業に要する時間と手間をアパレルCADの改良に
より低減しようとする試みが、例えば特開昭54−16
1446号公報等に見られる。この公報に記載のアパレ
ルCADでは、複数の型紙の原型とパターンメーキング
セオリーとを記憶したシステムに、指示書によってパタ
ーンメーキングの処理内容が与えられる。このようなア
パレルCADを用いることにより、パターンメーキング
の作業に要する時間と手間がある程度低減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のアパレルCADでは、パターンメーキングの
処理内容が指示書によって与えられるため、実際にこの
アパレルCADを使用する者にとって使い難いものとな
っている。即ち、例えば、ギャザーを入れる場合、上記
アパレルCADではギャザー止め位置中心から距離等を
数値として指示書に記載しなければならない。ところ
が、実際にパターンメーキングを行う場合、パターンメ
ーキングの熟練者はこのようなギャザ止め位置中心から
距離を数値として認識しているのではなく、感覚的に認
識している。従って、このような感覚で捕えているもの
を数値として指示書に記載してCADに処理をさせる
と、感覚的に捕えているものと異なったものとなってし
まう。また、このような指示書を作成する作業は、従来
のアパレルCADに於ける実際の操作とは異なるため、
CADの操作を十分に習得した者にとって煩わしい作業
となる。
【0007】更に、上記公報に記載のアパレルCADで
は、上述のような数値が実際の寸法として、即ち絶対座
標としてのみ与えられているため、サイズの異なる他の
型紙の原型に指示書の処理内容をそのまま適用すること
はできず、所定の比率を乗算する等の処理を施さなけれ
ばならない。また、上記指示書の処理内容を体型の異な
る他の型紙の原型に適用すると、上記のような比率を乗
じても適切な型紙を得ることはできず、従って、最終的
に得られる衣服は着心地の良いものではなく、デザイナ
ーが意図するデザインイメージも反映されない。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
て為されたものであり、本発明の目的は、基準となる型
紙の原型に対し実際に行われたパターンメーキング処理
に基づいて、他の原型のパターンメーキングを行うこと
ができる型紙作製システムを提供することである。ま
た、本発明の他の目的は、このように他の原型に対して
パターンメーキング処理を行った場合にも、基準となる
原型から得られる着心地及びデザインイメージを、他の
原型についても再現し得る型紙作製システムを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る型紙作製システムは、(A)所定の基
線及び基点を有する複数の原型からなる原型群を記憶す
る原型記憶手段と、(B)前記原型に対して所定の処理
を施すコマンドを実行するためのコマンド実行手段と、
(C)前記原型群から選択された一の基準原型に対して
オペレータによって実行されたコマンドを順次記憶する
実行コマンド記憶手段と、(D)前記基準原型以外の前
記原型群から選択された少なくとも一の処理対象原型に
対し、前記実行コマンド記憶手段に記憶された実行コマ
ンドを、前記コマンド実行手段と同じ手順で順次再現す
るコマンド再現手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、前記実行コマンド記憶手段は、コマ
ンド実行手段によって実行されるコマンドの種別、実行
対象線、実行対象点及び実行量から選択される情報を包
含する実行コマンド情報を記憶し、前記実行対象点及び
実行量は、前記基線及び前記基準原型に描き加えられた
線からなる既設線と、前記基点、前記既設線の両端点及
び前記基準原型に描き加えられた点からなる既設点とを
基準として認識される構成としてもよい。
【0011】また、上記構成に於いて、前記実行コマン
ド記憶手段は、前記既設線上に位置する前記実行対象点
を線上点として認識する線上点認識手段を更に有し、該
線上点認識手段は、前記線上点が位置する前記既設線
と、該既設線の一端から他端に亘る全長Aに対する前記
一端から前記線上点までの長さLの比率L/Aと、前記
既設線の前記一端とによって前記線上点を認識する構成
としてもよい。
【0012】更に、前記実行コマンド記憶手段は、前記
既設線上以外の前記実行対象点を自由点をとして認識す
る自由点認識手段を更に有し、該自由点認識手段は、前
記既設点のうちの前記自由点に最も近い最近接既設点P
から、該最近接既設点Pに隣接する2つの既設点Q及び
既設点Rに至る2つのベクトルPQ及びベクトルPRを
用いて下記の式 自由点の位置=α×(ベクトルPQ)+β×(ベクトル
PR) から係数α及び係数βを求め、前記ベクトルPQ及びベ
クトルPRと、前記係数α及び係数βとによって前記自
由点を認識する構成としてもよい。
【0013】また、前記実行コマンド記憶手段は、始
点、終点及び少なくとも一の中間点によって規定される
曲線の位置及び形状を認識する曲線認識手段を更に有
し、該曲線認識手段は、前記始点及び前記終点と、前記
始点から前記終点に至る基準直線と該基準直線に直交し
かつ前記中間点を通る直交線との交点から前記中間点に
至る距離の、前記基準直線の長さに対する比率と、前記
基準直線の長さに対する前記始点から前記交点に至る距
離の比率とによって曲線の位置及び形状を認識する構成
としてもよい。
【0014】上記構成に於いて、前記コマンドのうち前
記実行コマンド情報から前記実行量を得るコマンドにつ
いて、前記基準原型に於ける前記実行コマンド情報の実
行量と前記処理対象原型に於ける前記実行コマンド情報
の実行量との比率を記憶する実行量比率記憶手段を更に
備え、前記コマンド再現手段は、前記実行コマンド記憶
手段に記憶されている前記基準原型に対する前記実行コ
マンドを前記処理対象原型に対して再現するに際し、実
行量比率記憶手段に記憶されている前記比率を参照して
前記処理対象原型に対する当該実行コマンドの実行量を
求める構成を付加してもよい。
【0015】また、上記構成に於いて、原型の外周線を
構成する既設線上に位置する2つのダーツ端点から前期
原型の内側のダーツ基点に至るダーツを、前記外周線を
構成する基線上の前記ダーツ端点の両側方の展開基点か
ら前記ダーツに略並行する2つの展開線を用いて分散す
るダーツ分散手段を更に有し、該ダーツ分散手段は、前
記各展開線又はその延長線に対する各垂線と前記各展開
線又はその延長線とのそれぞれの交点を求め、前記各交
点から前記各展開基点に至る線と、前記各交点から前記
ダーツ基点に至る線とによって切断して2つの切断部分
を得、前記各交点と前記各ダーツ端点とを結ぶ線分を半
径として描かれる各円弧の交点で前記各ダーツ端点が一
致するように前記各切断部分を回転させた場合の一方の
前記切断部分の回転角γと他方の前記切断部分の回転角
δとを求め、前記各切断部分を前記各交点を中心として
前記円弧の交点側へ回転させ、前記一方の切断部分の回
転角γ’と前記他方の切断部分の回転角δ’との比γ’
/δ’が、回転角の比γ/δに等しくなる所定の位置に
前記各切断部分の位置を確定する構成を付加してもよ
い。
【0016】更に、上記構成に於いて、前記実行コマン
ド記憶手段は、ダーツ分散前の前記各ダーツ端点の間の
距離Wに対する、ダーツ分散後の前記各ダーツ端点の間
の距離W' の比率W' /Wとして認識する構成としても
よい。
【0017】また、前記原型群は、一の体型の複数のサ
イズに対応する原型により構成してもよく、或いは、複
数の体型のそれぞれについて設けられた複数のサイズに
対応する原型により構成してもよい。
【0018】
【作用】本発明の型紙作製システムは、オペレータが基
準原型に対してパターンメーキングを行って型紙を作製
するに際し、基準原型に対して実行されるコマンドを順
次記憶しておき、次に、基準原型以外の処理対象原型に
対し、これらの記憶されている実行コマンドを基準原型
と同じ手順で順次再現して、処理対象原型に対する型紙
を得るものである。これらの記憶されている実行コマン
ドは、一又は複数の処理対象原型に対して実行される。
【0019】本発明の型紙作製システムに於ける原型
は、複数の外周線及びその内部に引かれるパターンメー
キングに必要な線からなる基線と、これらの基線の端点
及びそれ以外の点(例えばバストポイントを示す独立し
た点)からなる基点とによって構成されている。
【0020】本発明に於ける原型記憶手段、コマンド実
行手段、実行コマンド記憶手段及びコマンド再現手段
は、コンピュータを用いたアパレルCADの内部で実現
される。この構成により、熟練者が基準原型に対して実
際のパターンメーキングの作業として行った操作を、他
の処理対象原型に対して行うことができるため、原型群
に記憶されている一又は複数の原型から、容易にしかも
短時間で型紙を作製することができる。
【0021】本発明の型紙作製システムでは、実行され
たコマンドは実行コマンド情報として記憶される。実行
コマンド情報は、実行されるコマンドの種別、実行対象
線、実行対象点及び実行量から選択される必要な情報を
包含している。本発明のシステムに於いて使用されるコ
マンドを表1に示す。表1のコマンドは例示であり、こ
れ以外に任意の機能を有するコマンドを本発明のシステ
ムに使用することができる。また、これらのコマンドを
組合わせて作成した新たなコマンドを、本発明のシステ
ムに使用することもできる。
【0022】
【表1】
【0023】なお、表1に於いて、「対象パーツ」は基
線及び基点等からなる集合を一つのグループとして扱う
ことを示しており、基本的には線及び点として扱うこと
ができるものである。
【0024】本発明のシステムでは、コマンドを実行す
る対象となる実行対象点は、基点、線上点、自由点及び
独立点の4種類の点を包含している。これらの実行対象
点のうち、基点は上述のように原型を構成する点であ
り、これを認識するにはその座標をそのまま使用するこ
とができる。線上点は既設線の上に位置する点であり、
既設線とは、基線と、コマンドの使用により原型に描き
加えられた線とを総称したものである。また、自由点と
は既設線上に位置するのではなく、後述のように2つの
ベクトルによって認識されるものである。独立点は、基
点、線上点及び自由点の何れにも該当しない実行対象点
である。なお、本明細書では、基点と、コマンドの使用
により線上点、自由点及び独立点として作成された点と
を既設点と総称する。
【0025】線上点は、図1に示す手順で認識される。
図1では既設線s上に線上点Bが位置している。まず、
既設線sの一端Mから他端Nに亘る全長Aが求められ
る。また、この既設線sの一端Mから線上点Bまでの長
さLが求められる。そして、その比率L/Aが算出さ
れ、この線上点Bが位置する既設線sと、線上点Bまで
の長さLを測定した一端Mと、上記で求めた比率L/A
とによって線上点Bが認識される。このような線上点の
認識は線上点認識手段によって行われ、線上点認識手段
はコンピュータを用いたアパレルCADの内部で実現さ
れる。
【0026】また、自由点は、図2に示すようにして認
識される。図2に示す原型は既設線(基線)K1 〜K6
を有しており、まず、既設点のうちの自由点Xに最も近
い最近接既設点P(基点)が求められ、次に、この最近
接既設点Pに隣接する2つの既設点Q(基点)及び既設
点R(基点)に至る2つのベクトルPQ及びベクトルP
Rが求められる。次に、これらの2つのベクトルPQ及
びベクトルPRを用いて下記の式 自由点Xの位置=α×(ベクトルPQ)+β×(ベクト
ルPR) から係数α及び係数βが一義的に求められる。これらの
係数α及び係数βと、ベクトルPQ及びベクトルPRと
により、自由点Xを認識することができる。このような
自由点の認識は自由点認識手段によって行われ、自由点
認識手段はコンピュータを用いたアパレルCADの内部
で実現される。
【0027】上記のように線上点及び自由点を認識する
ことにより、基準原型に施したパターンメーキング処理
を他の原型に施した場合に、基準原型から得られる衣服
と同様の着心地及びデザインイメージを得ることができ
る。
【0028】基準原型でのパターンメーキング処理を記
憶し、他の処理対象原型に同じパターンメーキング処理
を再現するに際し、例えば上向きに凸状の曲線を上記の
線上点又は自由点によって認識すると、他の処理対象原
型では曲率が大きく変り、極端な場合には下向きに凸状
の曲線となってしまう場合がある。このような曲線の変
形が生じると、デザインイメージを大きく損うことにな
る。
【0029】本発明の型紙作製システムではこの曲線の
変形を防止するために、曲線の位置及び形状を認識する
曲線認識手段を具備している。この曲線認識手段は、コ
ンピュータを用いたアパレルCADの内部で実現される
ものである。曲線の位置及び形状は、図3に例示すよう
にして認識される。図3では認識すべき曲線が始点S
と、終点Tと、2つの中間点U1 、U2 とによって規定
されているものとする。
【0030】まず、この曲線SU1 2 Tの始点S及び
終点Tを結ぶ基準直線STが引かれる。次に、この曲線
SU1 2 Tの中間点U1 及びU2 を通り、基準直線S
Tに直交する直交線t1 及びt2 が引かれる。更に、こ
れらの直交線t1 及びt2 と基準直線STとの交点T1
及びT2 が求められる。そして、これらの交点T1 及び
2 からそれぞれ中間点U1 及びU2 に至るベクトルT
1 1 及びベクトルT22 が求められる。
【0031】曲線SU1 2 Tの位置及び形状の認識
は、曲線SU1 2 Tの始点S及び終点Tと、始点Sか
ら終点Tまでの長さSTに対する始点Sから交点T1
びT2までの長さST1 及びST2 の比率(ST1 /S
T)及び(ST2 /ST)と、長さSTに対する交点T
1 及びT2 からそれぞれ中間点U1 及びU2 までの距離
の比率(T1 1 /ST)及び(T2 2 /ST)とに
より行われる。ここで、上記の「交点T1 及びT2 から
それぞれ中間点U1 及びU2 までの距離」は、基準曲線
ST上を0とし、この基準曲線STから図3のように一
方の側に向って測定した距離を正数とし、図3とは反対
側に測定した距離を負数とする。曲線認識手段は、例え
ば表1の曲線コマンド、線の修正コマンドに使用するこ
とができる。このような構成により、曲線の変形が防止
され、基準原型から得られる衣服のデザインイメージを
損うこと無く、処理対象原型から得られる衣服に反映さ
れる。
【0032】本発明の型紙作製システムに於いて使用さ
れるコマンドには、実行量を実行コマンド情報として記
憶するものがある。この実行量として、例えば表1の
「実行量」の欄に示すものがある。これらの実行量は絶
対座標系に於ける数値として捕えることができるもので
あり、これらのコマンドを基準原型とは異なる処理対象
原型に対して実行すると、得られる衣服の着心地及びデ
ザインイメージが基準原型から得られる衣服とは異なる
場合が生じる。
【0033】このような不都合を解消するために、本発
明のシステムでは、基準原型から実行量を得るコマンド
については、基準原型に於ける実行コマンド情報の実行
量と、処理対象原型に於ける実行コマンド情報の実行量
との比率を記憶する実行量比率記憶手段が設けられてい
る。この実行量比率記憶手段は、コンピュータを用いた
アパレルCADの内部で実現されるものである。実行量
比率は、記憶されている基準原型に対する実行コマンド
を処理対象原型に対して実行するに際して参照され、こ
れによって処理対象原型に対する当該実行コマンドの実
行量が求められる。このような実行量比率を使用するコ
マンドとして、表1の「実行量比率の要否」の欄に○又
は△で示したものを挙げることができる。これらのコマ
ンドのうち、○で示したものは、通常では実行量比率を
参照して実行されるコマンドを表しており、△で示した
ものは、通常では実行量比率を参照することなく実行さ
れるが、必要に応じてこれを参照するコマンドを表して
いる。
【0034】本発明のシステムに於いては、原型群は一
の体型の複数のサイズに対応する原型により構成されて
いてもよく、また、複数の体型のそれぞれについて設け
られた複数のサイズに対応する原型により構成されてい
てもよい。更に、個人別に作成された原型に対して型紙
を作成する所謂オーダーメイドの衣服の場合にも、本発
明のシステムを適用することができる。
【0035】ここで、本明細書に於ける「体型」とは、
例えば、「A体型、Y体型及びB体型」なる表示で示さ
れるJISL4005に規定されるものや、ジュニア体
型、ミス体型、トールミス体型、ミッシー体型、ミセス
体型等として一般的に使用されているもの、各企業が独
自に作成している体型区分等をいい、更には、各企業が
体型ごとに設けているブランドをも含む概念である。ま
た、「サイズ」とは、例えば「号数」として表される大
きさを表すものであり、体型ごとに設けられているもの
である。
【0036】更に、本発明の型紙作製システムでは、基
線として一般的に使用されている原型を構成する基準線
の他に、原型群に固有の案内線を使用することができ
る。また、基点として基線上の端点以外に、他の基準点
を付加することができる。どのような案内線及び基準点
を付加するかは、その原型群が例えばスカート用のもの
かベスト用のものか等によって異なり、また、型紙の作
製者の経験によるところが大きく、一概には言えない。
しかし、適切な案内線及び基準点を適切な数だけ付加す
ることにより、基準原型から得られる衣服の着心地及び
デザインイメージを、他の処理対象原型から得られる衣
服に於いてより正確に再現することができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の型紙作製システムの実施例を
図面に基づいてより詳細に説明する。本実施例では図1
9に示すスカート10を一例として取上げ、ミセス体型
のスカートの型紙を作製するためにその原型に対して実
行されたコマンドを、ミッシー体型の原型に対して再現
する場合について説明する。図4〜図20は本発明の型
紙作製システムによって実行又は再現されるコマンドに
よって、基準原型及び処理対象原型がどのようにパター
ンメーキング処理されるかを示している。図4〜図20
のうち(a)〜(d)の4つの図によって構成されてい
るものに於いては、(a)はミセス体型の前スカートの
原型(基準原型)を、(b)はミセス体型の後スカート
の原型(基準原型)を、(c)はミッシー体型の前スカ
ートの原型(処理対象原型)を、(d)はミッシー体型
の後スカートの原型(処理対象原型)をそれぞれ処理し
た場合を表している。
【0038】以下では説明の都合上、基準原型で実行さ
れるコマンドと、処理対象原型で再現されるコマンドと
を並行して説明するが、実際のシステムでは、基準原型
に対するコマンドの実行が全て終了した後に、処理対象
原型に対するコマンドの再現が行われる。
【0039】図4(a)〜(d)に示す原型に於いて、
G1,aG2,bG1,bG2,cG1,cG2,dG1,dG2は本
実施例のミセス体型及びミッシー体型に固有の案内線で
あり、それ以外の線は、通常のパターンメーキングに於
いて使用される原型を構成する基準線である。
【0040】まず、図4(a)及び(b)に示す基準原
型に、前スカートのパネルの切換え線a及び後スカート
のパネルの切換え線bが図5(a)及び(b)にそれぞ
れ示す位置に引かれ、その際に実行されたコマンドが図
4(c)及び(d)に示す処理対象原型に対して再現さ
れる。その結果、図5(c)及び(d)に示す前スカー
トの切換え線c及び後スカートの切換え線dが得られ
る。切換え線aは2本の直線A1 2 及び直線A1 3
からなり、切換え線bは2本の直線B1 2 及び直線B
1 3 からなる。これらの線のうち、直線A1 2 及び
直線B1 2 は表1の直線コマンドによって引かれ、2
点A1 2 、及び2点B1 2 を指示することにより引
かれる。点A2 は曲線E1 2 の線上点として認識さ
れ、表2に示すように、曲線E1 2 の長さ73.4と
曲線A2 2 の長さ8.9とこれらの比率0.12
(8.9/73.4)とによって規定される。また、点
2 は曲線F1 2 の線上点として認識され、表2に示
すように、曲線F1 2 の長さ73.3と曲線B2 2
の長さ9.9とこれらの比率0.14(9.9/73.
3)とによって規定される。
【0041】次に、点A1 は自由点として認識され、具
体的には以下のようにして求められる。まず、点A1
最も近い最近接既設点E5 が求められ、次に、この点E
5 に隣接する2つの既設点E2 及び点E6 が求められ
る。次に、2つのベクトルE52 及びベクトルE5
6 が求められる。これらの2つのベクトルの各成分を表
3に示す。これらの2つのベクトルを用いて下記の式 点A1 の位置=α×(ベクトルE5 2 )+β×(ベク
トルE5 6 ) から係数α=0.723及び係数β=−0.769が一
義的に求められる。ベクトルE5 2 とベクトルE5
6 とこれらの係数α及び係数βとによって点A1が認識
される。点B1 についても上記と同様に係数α及び係数
βが求められ、上記と同様にして自由点として認識され
る。
【0042】直線A1 3 及び直線B1 3 は垂線コマ
ンドによって引かれ、点A1 と直線E3 4 、及び点B
1 と直線F3 4 をそれぞれ指示することにより、直線
34 及び直線F3 4 に対してそれぞれ垂直に引か
れる。点A1 及び点B1 は自由点として認識され、点A
3 は垂線コマンドを実行した結果として得られる点なの
で、点A1 及び直線E3 4 によって認識され、同様に
点B3 は点B1 及び直線F3 4 によって認識される。
【0043】次に、上述の直線コマンド及び垂線コマン
ドが図4(c)及び(d)に対して再現され、図5
(c)及び(d)に示す切換え線c及び切換え線dが得
られる。
【0044】その際、点C2 及びD2 は、表2に示す比
率を用いて求められる。即ち、前スカートについては、
曲線E1 2 に対する曲線A2 2 の比率0.12が曲
線G12 の長さ79.3に乗算され、曲線C2 2
長さが求められる。これにより、点C2 の位置が求めら
れる。後スカートについても同様にして、点D2 の位置
が求められる。
【0045】
【表2】
【0046】次に、点C1 は以下のようにして求められ
る。まず、2つのベクトルE5 2 及びベクトルE5
6 に対応するベクトルG5 2 及びベクトルG5 6
求められる。これらの2つのベクトルの各成分を表3に
示す。これらの2つのベクトルと上記で求めた係数α及
び係数βとを用いて下記の式 点C1 の位置=α×(ベクトルG5 2 )+β×(ベク
トルG5 6 ) から求められる。同様にして点D1 の位置も求められ
る。
【0047】
【表3】
【0048】次に、点C1 及び点D1 の位置が求められ
ると、これらの点から直線G3 4及び直線H3 4
対してそれぞれ垂線を引くコマンドを再現することによ
り、点C3 及びD3 が求められる。
【0049】次に、図6(a)及び(b)に示すギャザ
ーの流れを止める位置の線(以下では「ギャザー止め
線」と称する)2a,2b,2c,2dが引かれる。ギ
ャザー止め線2a及び2bは曲線コマンドによって引か
れる。また、ギャザー止め線2aはその両端点A1 及び
15、並びに中間点E7 によって認識され、ギャザー止
め線2bはその両端点B1 及びF15、並びに中間点F7
及び中間点F8 によって認識される。これらの点のう
ち、点A1 及び点B1 はそれぞれ直線A1 2 及び直線
1 2 の線上点(端点)として認識される。また、点
15及び点F15はそれぞれ曲線E8 16及び曲線F10
16上の線上点として把握され、各点の座標及び各比率は
表4に示されている。この表の数値から、前述と同様に
して、図6(c)及び(d)に示す点G15及び点H15
求められる。
【0050】
【表4】
【0051】ギャザー止め線2aの位置及び形状は、図
20(a)に示すようにして認識される。まず、上記の
両端点A1 及びE15を結ぶ基準直線A1 15が引かれ
る。次に、中間点E7 を通り基準直線A1 15に直交す
る直交線ta が引かれる。更に、この直交線ta と基準
直線A1 15との交点Ta が求められる。そして、この
交点Ta から中間点E7 に至るベクトルTa 7 が求め
られる。ギャザー止め線2aの位置及び形状の認識は、
両端点A1 及びE15と、基準直線の長さA1 15に対す
る端点A1 から交点Ta までの距離の比率(A1 a
1 15)と、基準直線の長さA1 15に対する交点T
a から中間点E7 までの距離の比率(Ta7 /A1
15)とにより行われる。ここで、交点Ta から中間点E
7 までの距離は、基準曲線A1 15上を0とし、この基
準曲線A1 15からスカート上部に向って測定した距離
を正数とし、スカート下部に向って測定した距離を負数
とする。上記の各数値は表5に具体的に示されている。
【0052】
【表5】
【0053】次に、上記のようにして認識されたミセス
体型のギャザー止め線2aは、表5に示す比率を用い、
ミッシー体型の原型に於いて、図20(c)示すように
して再現される。まず、ギャザー止め線2aの両端点A
1 及びE15に対応するギャザー止め線2cの点が、点C
1 及びG15であることが認識される。次に、これらの点
を両端とする基準直線C1 15の長さが求められる。こ
の長さC1 15に、上記で求めた比率( A1 a / A1
15) を乗算することにより、C1 c の長さが求めら
れ、従って交点Tc の位置が定められる。次に、この点
c に於いて基準直線C1 15に直交する直交線tc
引かれる。更に、C1 15の長さに上記の比率( Ta
7 / A1 15) を乗算してTc 7 の距離が求められ、
直交線tc 上を交点Tc からこの距離Tc 7 だけ隔て
た位置が中間点G7 の位置と定められる。そして、上記
両端点C1 及びG15と中間点G7 とにより、ギャザー止
め線2cが定められる。
【0054】後スカートに於けるギャザー止め線2bの
認識及びギャザー止め線2dの再現も、上記と同様に行
われるが、ギャザー止め線2bは、上記のようにその両
端点B1 及びF15、並びに2つの中間点F7 及びF8
よって認識される。従って、図20(b)に示すよう
に、ギャザー止め線2bについては、2つの直交線t
b1及びtb2と、2つの交点Tb1及びTb2とが求めら
れ、これらの直交線及び交点に基づいて4つの比率( B
1 b1/ B1 15) 、比率( Tb17 / B1 15) 、比
率( B1 b2/ B1 15) 及び比率( Tb28 / B1
15) が求められる点が前スカートの場合と異なってい
る。従って、ギャザー止め線2dの再現に際してもこれ
らの4つの比率が用いられ、直交線td1及びtd2と、2
つの交点Td1及びTd2とが再現され、最終的に中間点H
7 及びH8 が求められる。そして、両端点D1 及びH15
と中間点H7 及びH8 とにより、ギャザー止め線2dが
定められる。
【0055】ギャザー止め線2bの認識及びギャザー止
め線2dの再現についての具体的な数値は、表6に示さ
れている。
【0056】
【表6】
【0057】次に、図7(a)及び(b)に示すよう
に、ダーツ分散及びギャザーのための展開線Ea A
b B ,Ec C ,Ed D ,Ee E ,Ef F
及び展開線Fa A ,Fb B ,Fc C ,Fd D
e E ,Ff F が、直線コマンドを使用して引かれ
る。これらの展開線をどのように引くかは、本実施例の
システムを使用するオペレータの経験によって決められ
る。これらの展開線の各端点は、曲線E1 2 ,曲線E
6 11,曲線E1016、及び曲線F1 2 ,曲線F6
14,曲線F1716上の線上点として認識され、図7
(c)及び(d)に示すように、前述と同様にして処理
対象原型に対して再現される。この再現により、展開線
a A ,Gb B ,Gc C ,Gd D ,Ge E
f F 、及び展開線Ha A ,Hb B ,Hc C
d D ,He E ,Hf F が引かれる。
【0058】次に、図8(a)及び(b)に示すよう
に、ヒップで緩めるためのカットラインE9 21,E18
19,F1819,F2021が、垂線コマンドを使用して
引かれる。即ち、これらのカットラインの各端点E9
18,F18,F20は線上点(端点)として認識され、各
端点E9 ,E18,F18,F20から直線A3 4 ,B3
4 に対してそれぞれ垂線が引かれる。このような垂線コ
マンドが、図8(c)及び(d)に示すように、前述と
同様にして処理対象原型に対して再現される。
【0059】次に、上記で引いたカットラインE
9 21,E1819,F1819,F2021で切断が行われ
る。この切断はパーツカットコマンドを使用して行わ
れ、処理対象原型に於いてはカットラインG9 21,G
1819,H1819,H2021で切断される。
【0060】上記の切断により、前スカート及び後スカ
ートの原型は、3つのパーツに分けられる。即ち、図9
(a)に示す前スカートは、パーツE1 2 19
3 (パーツa1 ),パーツE6 112119(パーツa
2 ),パーツE10164 21(パーツa3 )に分割さ
れる。同様に、図9(b)に示す後スカートは、パーツ
1 2 213 (パーツb1 ),パーツF6 1419
21(パーツb2 ),パーツF27164 19(パーツ
3 )に分割される。分割により得られた各パーツは、
ヒップで緩めるために、点E19,E21を中心として回転
コマンドを使用して回転され、ピック点E23及びピック
点E24の間、並びにピック点E25及びピック点E26の間
が3mmづつ開けられる。この回転コマンドの実行に際
し、点E19を中心とする回転については、対象となるパ
ーツa1 及びa2 と、回転の中心E19と、回転後のピッ
ク点E23及びピック点E24の間の距離とが記憶される。
同様に、点E21を中心とする回転については、対象とな
るパーツa2 及びa3 と、回転の中心E21と、回転後の
ピック点E25及びピック点E26の間の距離とが記憶され
る。後スカートについても同様の記憶が行われる。な
お、回転コマンドの実行量はピック点間の距離としてで
はなく、回転角として与えることもできる。
【0061】次に、上記の回転コマンドが図9(c)に
示すように、前スカートの処理対象原型に対して再現さ
れる。図9(c)に示す前スカートは、パーツG1 2
193 (パーツc1 ),パーツG6 112119(パ
ーツc2 ),パーツG10164 21(パーツc3 )に
分割されており、同様に、図9(d)に示す後スカート
は、パーツH1 2 213 (パーツd1 ),パーツH
6 141921(パーツd2 ),パーツH27164
19(パーツd3 )に分割される。分割により得られた各
パーツは、ヒップで緩めるために、点G19,G21を中心
として回転コマンドを使用して回転され、ピック点G23
及びピック点G24の間、並びにピック点G25及びピック
点点G26の間が開けられる。その際、ピック点G23及び
ピック点G24の間、並びにピックG25及びピック点G26
の間の距離は、上記と同じ3mmとしてもよいが、基準
原型であるミセス体型と、処理対象原型であるミッシー
体型との間で経験的に求められる予め決められた部位別
の実行量比率rを用いて求めるのが好ましい。本実施例
に於いては回転コマンドについてミセス体型とミッシー
体型との間で決められた前スカートの実行量比率r=
0.67を用いてピック点G23及びピック点G24の間、
並びにピックG25及びピック点G26の間の距離を、それ
ぞれ2mmとした。後スカートについても、同様に後スカ
ートの実行量比率を用いて回転コマンドが再現される。
【0062】次に、上述のようにパーツカットを行い、
回転コマンドを実行すると、当初から設けられているダ
ーツが切断されてしまうため、改めてダーツを引き直す
必要がある。図10及び図11は図9(a)に於ける切
断後のダーツE10282911を引き直す場合について
の説明図である。印付コマンドにより、点E28及び点E
29の中点に点E30が設けられる。これらの点E28及び点
29は線上点として認識され、中点E30は独立点として
認識される。更に、点E10と点E30、点E11と点E30
をそれぞれ直線で結ぶことにより、新たなダーツが生成
される。このようなダーツの生成は、図9(a)のもう
一方のダーツに対しても実行され、更に図9(b)の後
スカートの2つのダーツに於いても同様に行われる。そ
して、図9(c)及び(d)の処理対象原型に於いて、
新たなダーツの生成が上記と同様に再現される。
【0063】次に、図12(a)及び(b)に示すよう
に、ダーツ分散コマンドを使用してダーツ分散が行われ
る。図13(a)、(b)及び(c)は図10及び図1
1で説明したダーツを分散する場合の説明図である。ダ
ーツE103011の両側方には、図7で説明したダーツ
分散のための展開線Ed D ,Ee E が既に引かれて
いる。この展開線Ed D ,Ee E の延長線に点E30
から垂線を下ろし、その交点をそれぞれE31,E32とす
る。この点E31及び点E32を中心とし、線分E3110
び線分E3211を半径として円弧を描き、図13(b)
に示すようにその円弧の交点E33を求める。更に、Ed
313010の部分、及びEe 323011の部分をそ
れぞれ点E31及び点E32を中心として点E10及びE11
点E33に重なるように回転させる。これにより、2つの
角γ(∠Ed 31d ' )及びδ(∠Ee 32e ' )
が得られる。この角度の比δ/γを一定に保ちながらE
d313010の部分、及びEe 323011の部分を
それぞれ点E31及び点E32を中心として回転させ、所定
の位置で確定することにより、図13(c)に示す3つ
の新たなダーツEd 31d '',Ee 32e '',
10' E3011' が得られる。なお、本実施例では、点
10及びE11がダーツ端点に相当し、点E30はダーツ基
点に相当し、点Ed 及びEe は展開基点に相当し、点E
31及びE32は各切断部分を回転させる中心となる交点に
相当する。
【0064】このようなダーツ分散に於ける実行量は、
図13(a)に示すダーツ分散前の点E10及び点E11
距離Wに対する、図13(c)に示すダーツ分散後の点
10' 及び点E11' の距離W' の比率W' /Wとして認
識され、従って、図12(c)及び(d)に示すように
処理対象原型に対してダーツ分散を行う場合には、G10
11(図9(c))の距離にこの比率W' /Wを乗算し
た値がG10' G11' (図12(c))の間の距離として
使用される。なお、本実施例では、図12(a)及び
(b)に示す基準原型に於ける各ダーツの距離の比率
W' /Wを、そのまま図12(c)及び(d)に示す処
理対象原型に於けるダーツ分散コマンドの再現に用いた
が、前述のようにミセス体型とミッシー体型との間で予
めダーツ分散コマンドの実行量比率を決めておき、この
実行量比率と比率W' /Wとを乗算することにより、処
理対象原型に於けるダーツの距離を決定してもよい。
【0065】このようなダーツの分散は、図12(a)
に示すようにもう一方のダーツに対しても実行され、更
に図12(b)の後スカートの2つのダーツに於いても
同様に行われる。そして、図12(c)及び(d)に示
すように、処理対象原型に於いてダーツの生成が上記と
同様の比率を用いて再現され、ダーツ分散が完了する。
なお、図12(b)及び(d)に於いては符号を省略し
てある。
【0066】次に、図14(a)及び(b)に示すよう
に、各原型の脇側の部分にギャザーが設けられる。この
ギャザーは連形展開コマンドによって生成される。連形
展開コマンドの実行量の認識は、本実施例では各ギャザ
ーの角度εによって行われる。例えば、図14(a)に
示す点E34(線上点)を頂点とするギャザーの生成に際
し、実行量はギャザーの開き角εとして認識される。図
14(c)に示す処理対象原型では、点E34に対応する
点G34と開き角εとを用いて上記連形展開コマンドが再
現される。同様に、図14(a)の他のギャザー及び図
14(b)に示す後スカートのギャザーについても開き
角が実行量として認識され、上記と同様にして14
(c)及び(d)に示す処理対象原型に於いて連形展開
コマンドが再現される。なお、本実施例では、図14
(a)及び(b)に示す基準原型に於ける各ギャザーの
開き角εを、そのまま図14(c)及び(d)に示す処
理対象原型に於ける連形展開コマンドの再現に用いた
が、前述のようにミセス体型とミッシー体型との間で予
め実行量比率を決めておき、この実行量比率と基準原型
に於ける開き角εとを乗算することにより、処理対象原
型に於ける各ギャザーの開き角を決定してもよい。
【0067】上述のようにダーツ分散及び連形展開を行
うと、ダーツ及びギャザーの間が開くため、これを埋め
るためにウエストラインを引き直す必要が生じる。図1
5はウエストラインを引き直したものを表しており、そ
の手順を図17に示す。図17は図15(a)の前スカ
ートのウエスト部分の拡大図であり、新たなウエストラ
インWL が曲線コマンドによって引かれている。このウ
エストラインWL はそのライン上の点E35〜E41によっ
て規定され、これらの点E35〜E41は自由点として認識
される。即ち、図17に示すように、点E35は最近接点
16から点E15に至るベクトルe2 とベクトルe1 とこ
れらのベクトルによって規定される前述の係数α及び係
数βとによって認識される。同様に、点E36はベクトル
3 とベクトルe4 とを用いて、更に点E37,点E38
点E39,E40,E41も同様に最近接点を始点とするベク
トルe5 〜ベクトルe14を用いて認識される。このよう
にして図15(a)の基準原型に於いて認識された点E
35〜E41が、図15(c)の処理対象原型に於いて再現
され、ウエストラインが生成される。
【0068】また、前述のようにギャザーを設けるため
に連形展開を行うと、前スカート及び後スカートの脇線
の部分で不連続となる。この不連続部分を解消するた
め、曲線コマンドによって、図17に示すように脇線W
K が引き直される。この脇線WK は点E35から点E8
至る曲線であり、点E15を通過していない。この脇線W
K の認識については詳細には述べないが、両端の点E35
及び点E8 以外に3点を自由点として指定する上記と同
様の曲線コマンドによって引かれる。この脇線は、図1
7に示す前スカートのみならず後スカートについても引
き直される。図16(a)〜(d)は脇線WK を引き直
した後の基準原型及び処理対象原型を表している。
【0069】次に、図19のはぎ線1に対応する部分で
切断するための切断線が引かれる。
【0070】この切断線は垂線コマンドによって引か
れ、図16(a)に示す点E42から直線A3 3 に対し
て下ろされた垂線E4243として引かれる。図16
(c)の処理対象原型に於いてはこの切断線は点G42
ら直線C3 3 に対して下ろされた垂線G4243として
引かれる。同様に、図16(b)及び(d)に示す後ス
カートに於いても、垂線F4243及び垂線H4243とし
て引かれる。
【0071】最後に、上述のようにして引かれた図19
のはぎ線1に対応する切断線に於いて切断が行われる。
図18(a)〜(b)は切断後の型紙を示している。
【0072】以上説明したような手順で、基準原型であ
るミセス体型の前スカート及び後スカートに於いて施さ
れたパターンメーキング処理が、処理対象原型であるミ
ッシー体型の前スカート及び後スカートに於いて再現さ
れる。
【0073】なお、本実施例では本発明のシステムをス
カートについて適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、他の衣服に適用で
きることは言うまでもない。また、本実施例ではミセス
体型に対するパターンメーキング処理をミッシー体型に
再現した場合について説明したが、他の体型についても
同様に再現でき、また、他の体型のあらゆるサイズに適
用することができる。
【0074】
【発明の効果】本発明の型紙作製システムを使用するこ
とにより、基準原型に対しオペレータによって実際に行
われたパターンメーキング処理が順次記憶され、記憶さ
れたパターンメーキング処理が処理対象原型に於いて再
現されるので、一度基準原型に対してパターンメーキン
グ処理を行えば、他の原型に対するパターンメーキング
処理を全て自動的に行うことができる。
【0075】また、本発明の型紙作製システムによれ
ば、各コマンドの実行対象点及び実行量が既設線及び既
設点を基準として認識される。即ち、線上点を全基線長
に対するその一端から距離の比率として認識し、或いは
自由点を2つのベクトルによって認識し、或いは曲線の
位置及び形状をその曲線の両端点の長さに対する中間点
に関する比率として認識する。また、本発明では、基準
原型に於けるコマンドの実行量に対する処理対象原型に
於けるコマンドの実行量の比率が実行量比率として予め
定められる。これらの構成により、基準原型から得られ
る衣服の着心地及びデザインイメージを、そのまま処理
対象原型から得られる衣服に反映することができる。
【0076】更に、原型群を一の体型の複数のサイズに
対応する原型によって構成することにより、基準原型に
於ける衣服の着心地及びデザインイメージを損うこと無
く、同一体型の異なるサイズに対応する型紙を得ること
ができる。更に、原型群を複数の体型のそれぞれについ
て設けられた複数のサイズに対応する原型によって構成
することにより、基準原型から得られる衣服の着心地及
びデザインイメージを損うこと無く、異なる体型の異な
るサイズに対応する型紙を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】線上点認識手段の機能を説明する図である。
【図2】自由点認識手段の機能を説明する図である。
【図3】曲線認識手段の機能を説明する図である。
【図4】(a)及び(b)はパターンメーキング処理前
のミセス体型の前スカート及び後スカートの原型(基準
原型)を表す図である。(c)及び(d)はパターンメ
ーキング処理前のミッシー体型の前スカート及び後スカ
ートの原型(処理対象原型)を表す図である。
【図5】図4(a)〜(d)の原型に、パネルの切換え
線を引いた状態を示す図である。
【図6】図5(a)〜(d)にギャザーの流れを止める
位置の線(ギャザー止め線)を引いた状態を示す図であ
る。
【図7】図6(a)〜(d)にダーツ分散及びギャザー
のための展開線を引いた状態を示す図である。
【図8】図7(a)〜(d)にヒップで緩めるためのカ
ットラインを引いた状態を示す図である。
【図9】図8(a)〜(d)のカットラインで切断し、
ヒップを緩めた状態を示す図である。
【図10】図9(a)に於ける切断後のダーツを引き直
す手順の説明図である。
【図11】図9(a)に於ける切断後のダーツを引き直
す手順の説明図である。
【図12】図10及び図11に於いてダーツを引き直し
た後にダーツ分散を実行した状態を示す図である。
【図13】ダーツ分散の手順を説明する図である。
【図14】図12(a)〜(d)にギャザーを設けた状
態を示す図である。
【図15】図14(a)〜(d)に於いてウエストライ
ンを引き直した状態を示す図である。
【図16】図15(a)〜(d)に於いて脇線を引き直
した状態を示す図である。
【図17】図14(a)に於いてウエストライン及び脇
線を引き直す手順を示す図である。
【図18】(a)及び(b)は最終的に得られるミセス
体型の前スカート及び後スカートの型紙、(c)及び
(d)は最終的に得られるミッシー体型の前スカート及
び後スカートの型紙を示す図である。
【図19】本発明の型紙作製システムを用いて作製され
た型紙に基づいて作製されるスカートを例示する図であ
る。
【図20】(a)〜(d)は、ギャザー止め線を認識す
る手順を示す図である。
【符号の説明】
a,b,c,d…パネルの切換え線 aG1,bG1,cG1,dG1…案内線 aG2,bG2,cG2,dG2…案内線 1…はぎ線 10…スカート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 啓寿 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目8番 1 株式会社ワールド内 (72)発明者 西井 公子 兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目8番 1 株式会社ワールド内 (56)参考文献 特開 昭47−16238(JP,A) 特開 昭61−184548(JP,A) 特開 昭61−86873(JP,A) 特開 昭62−259172(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)所定の基線及び基点を有する複数
    の原型からなる原型群を記憶する原型記憶手段と、 (B)前記原型に対して所定の処理を施すコマンドを実
    行するためのコマンド実行手段と、 (C)前記原型群から選択され画面上に表示された一の
    基準原型に対してオペレータによって前記画面上で実行
    されたコマンドを順次記憶する実行コマンド記憶手段
    と、 (D)前記基準原型以外の前記原型群から選択された少
    なくとも一の処理対象原型に対し、前記実行コマンド記
    憶手段に記憶された実行コマンドを、前記コマンド実行
    手段と同じ手順で順次再現するコマンド再現手段とを備
    えたことを特徴とする型紙作製システム。
  2. 【請求項2】 前記実行コマンド記憶手段は、コマンド
    実行手段によって実行されるコマンドの種別、実行対象
    線、実行対象点及び実行量から選択される情報を包含す
    る実行コマンド情報を記憶し、前記実行対象点及び実行
    量は、前記基線及び前記基準原型に描き加えられた線か
    らなる既設線と、前記基点、前記既設線の両端点及び前
    記基準原型に描き加えられた点からなる既設点とを基準
    として認識されることを特徴とする請求項1に記載の型
    紙作製システム。
  3. 【請求項3】 前記実行コマンド記憶手段は、前記既設
    線上に位置する前記実行対象点を線上点として認識する
    線上点認識手段を更に有し、 該線上点認識手段は、 前記線上点が位置する前記既設線と、 該既設線の一端から他端に亘る全長Aに対する前記一端
    から前記線上点までの長さLの比率L/Aと、 前記既設線の前記一端とによって前記線上点を認識する
    ことを特徴とする請求項2に記載の型紙作製システム。
  4. 【請求項4】 前記実行コマンド記憶手段は、前記既設
    線上以外の前記実行対象点を自由点をとして認識する自
    由点認識手段を更に有し、 該自由点認識手段は、 前記既設点のうちの前記自由点に最も近い最近接既設点
    Pから、該最近接既設点Pに隣接する2つの既設点Q及
    び既設点Rに至る2つのベクトルPQ及びベクトルPR
    を用いて下記の式 自由点の位置=α×(ベクトルPQ)+β×(ベクトルPR) から係数α及び係数βを求め、 前記ベクトルPQ及びベクトルPRと、前記係数α及び
    係数βとによって前記自由点を認識することを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の型紙作製システム。
  5. 【請求項5】 前記実行コマンド記憶手段は、始点、終
    点及び少なくとも一の中間点によって規定される曲線の
    位置及び形状を認識する曲線認識手段を更に有し、 該曲線認識手段は、 前記始点及び前記終点と、 前記始点から前記終点に至る基準直線と該基準直線に直
    交しかつ前記中間点を通る直交線との交点から前記中間
    点に至る距離の、前記基準直線の長さに対する比率と、 前記基準直線の長さに対する前記始点から前記交点に至
    る距離の比率とによって曲線の位置及び形状を認識する
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の
    型紙作製システム。
  6. 【請求項6】 前記コマンドのうち前記実行コマンド情
    報から前記実行量を得るコマンドについて、前記基準原
    型に於ける前記実行コマンド情報の実行量と前記処理対
    象原型に於ける前記実行コマンド情報の実行量との比率
    を記憶する実行量比率記憶手段を更に備え、 前記コマンド再現手段は、前記実行コマンド記憶手段に
    記憶されている前記基準原型に対する前記実行コマンド
    を前記処理対象原型に対して再現するに際し、実行量比
    率記憶手段に記憶されている前記比率を参照して前記処
    理対象原型に対する当該実行コマンドの実行量を求める
    ことを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の
    型紙作製システム。
  7. 【請求項7】 原型の外周線を構成する既設線上に位置
    する2つのダーツ端点から前期原型の内側のダーツ基点
    に至るダーツを、前記外周線を構成する基線上の前記ダ
    ーツ端点の両側方の展開基点から前記ダーツに略並行す
    る2つの展開線を用いて分散するダーツ分散手段を更に
    有し、該ダーツ分散手段は、 前記各展開線又はその延長線に対する各垂線と前記各展
    開線又はその延長線とのそれぞれの交点を求め、 前記各交点から前記各展開基点に至る線と、前記各交点
    から前記ダーツ基点に至る線とによって切断して2つの
    切断部分を得、 前記各交点と前記各ダーツ端点とを結ぶ線分を半径とし
    て描かれる各円弧の交点で前記各ダーツ端点が一致する
    ように前記各切断部分を回転させた場合の一方の前記切
    断部分の回転角γと他方の前記切断部分の回転角δとを
    求め、 前記各切断部分を前記各交点を中心として前記円弧の交
    点側へ回転させ、前記一方の切断部分の回転角γ’と前
    記他方の切断部分の回転角δ’との比γ’/δ’が、回
    転角の比γ/δに等しくなる所定の位置に前記各切断部
    分の位置を確定することを特徴とする請求項1乃至6
    何れか1項に記載の型紙作製システム。
  8. 【請求項8】 前記実行コマンド記憶手段は、ダーツ分
    散前の前記各ダーツ端点の間の距離Wに対する、ダーツ
    分散後の前記各ダーツ端点の間の距離W'の比率W'/W
    として認識することを特徴とする請求項7に記載の型紙
    作製システム。
  9. 【請求項9】 前記原型群は、一の体型の複数のサイズ
    に対応する原型により構成されていることを特徴とする
    請求項1乃至8の何れか1項に記載の型紙作製システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記原型群は、複数の体型のそれぞれ
    について設けられた複数のサイズに対応する原型により
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れ
    か1項に記載の型紙作製システム。
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