JP2702780B2 - 美白作用を有する繊維 - Google Patents
美白作用を有する繊維Info
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- JP2702780B2 JP2702780B2 JP15241789A JP15241789A JP2702780B2 JP 2702780 B2 JP2702780 B2 JP 2702780B2 JP 15241789 A JP15241789 A JP 15241789A JP 15241789 A JP15241789 A JP 15241789A JP 2702780 B2 JP2702780 B2 JP 2702780B2
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- Japan
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- sulfur
- fiber
- weight
- yarn
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- Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人体皮膚に対して美白・美容効果を有する繊
維に関するものである。
維に関するものである。
従来からコロイド硫黄が人体皮膚に対して美容保健効
果を有することはよく知られている。そこでコロイド硫
黄を含む石鹸や軟膏やスポンジ等の製品が提案されてき
た。例えば特公昭42-5099号公報によればコロイド硫黄
を含むスポンジ製品が提案されている。
果を有することはよく知られている。そこでコロイド硫
黄を含む石鹸や軟膏やスポンジ等の製品が提案されてき
た。例えば特公昭42-5099号公報によればコロイド硫黄
を含むスポンジ製品が提案されている。
しかし、繊維状物に関しては硫黄が繊維の特性を劣化
させる物質として当業界では知られており、これを可能
な限り含まないことが望ましいと当業界では考えられて
きた。例えば特公昭60-50882号公報第4頁左欄第19行〜
第29行に記載のように、繊維にとって硫黄はなるべく取
り除くべきものとの考え方が一般的であった。
させる物質として当業界では知られており、これを可能
な限り含まないことが望ましいと当業界では考えられて
きた。例えば特公昭60-50882号公報第4頁左欄第19行〜
第29行に記載のように、繊維にとって硫黄はなるべく取
り除くべきものとの考え方が一般的であった。
本発明は、従来考えられていた以上の大量の硫黄を含
むセルロース系繊維でありながら、繊維特性の劣化も実
用上起すことなく、かつ長期間の使用にわたって顕著な
美白・美容効果を有する繊維を提供することを目的とす
る。
むセルロース系繊維でありながら、繊維特性の劣化も実
用上起すことなく、かつ長期間の使用にわたって顕著な
美白・美容効果を有する繊維を提供することを目的とす
る。
本発明の美白・美容効果を有する繊維は、コロイド状
の遊離硫黄を0.2〜20重量%含有しており、かつ単糸断
面積の中心1/2の部分に含有硫黄量の70%以上分散含有
してなるビスコースレーヨン、であることを特徴とする
ものである。一般にビスコースレーヨンでは0.1重量%
程度の硫黄を含有するものは知られているが、本発明に
示すような効果を有するためには0.2重量%以上、望ま
しくは1重量%以上含有されることが必要である。20重
量%以上含む場合には、硫黄を生成させる際の副反応物
質の生成も多くなり、好ましくない臭いを伴なうように
なり、また繊維の製造段階において硫黄を生成させる方
法をとった場合には、どのような繊度においても糸切れ
等の問題は避けられず実用上の価値をもたない。最も好
ましい含有量範囲は1〜10重量%である。
の遊離硫黄を0.2〜20重量%含有しており、かつ単糸断
面積の中心1/2の部分に含有硫黄量の70%以上分散含有
してなるビスコースレーヨン、であることを特徴とする
ものである。一般にビスコースレーヨンでは0.1重量%
程度の硫黄を含有するものは知られているが、本発明に
示すような効果を有するためには0.2重量%以上、望ま
しくは1重量%以上含有されることが必要である。20重
量%以上含む場合には、硫黄を生成させる際の副反応物
質の生成も多くなり、好ましくない臭いを伴なうように
なり、また繊維の製造段階において硫黄を生成させる方
法をとった場合には、どのような繊度においても糸切れ
等の問題は避けられず実用上の価値をもたない。最も好
ましい含有量範囲は1〜10重量%である。
本発明の繊維は糸もしくは布帛物に後加工によってコ
ロイド状の遊離硫黄を含有させることができる。代表的
な方法は、硫黄を溶解した硫化ソーダ水溶液、またはチ
オ硫酸ソーダ水溶液に糸もしくは布帛物を浸漬し、その
後繊維に付着したものを除去して酸溶液中で分解させる
ことによって達成される。
ロイド状の遊離硫黄を含有させることができる。代表的
な方法は、硫黄を溶解した硫化ソーダ水溶液、またはチ
オ硫酸ソーダ水溶液に糸もしくは布帛物を浸漬し、その
後繊維に付着したものを除去して酸溶液中で分解させる
ことによって達成される。
ビスコースレーヨンの場合には、後加工法による他に
紡糸原液中に硫黄生成物質を混合させておくことで原糸
製造と同時に遊離硫黄を含有させることができる。この
場合にも好適な硫黄生成剤は硫黄を溶解した硫化ソーダ
水溶液である。
紡糸原液中に硫黄生成物質を混合させておくことで原糸
製造と同時に遊離硫黄を含有させることができる。この
場合にも好適な硫黄生成剤は硫黄を溶解した硫化ソーダ
水溶液である。
本発明の繊維断面におけるコロイド状の遊離硫黄の分
布状態を第1図に示す。硫黄の分布状態は繊維断面の中
心部に集まっており、断面積の中心1/2の部分に全硫黄
量の70%以上が分散状態で含有されている。このため作
用効果の耐久性を有し、また繊維の劣化を起こしにく
い。
布状態を第1図に示す。硫黄の分布状態は繊維断面の中
心部に集まっており、断面積の中心1/2の部分に全硫黄
量の70%以上が分散状態で含有されている。このため作
用効果の耐久性を有し、また繊維の劣化を起こしにく
い。
硫黄の含有状態は繊維断面の拡大観察もしくは撮影に
より確認することができる。
より確認することができる。
繊維の太さはデニール表示で1〜100デニールと広い
範囲で同程度の美白・美容効果を得ることができるし、
耐久性についてもデニールと関係なく望ましい結果を得
ることができる。
範囲で同程度の美白・美容効果を得ることができるし、
耐久性についてもデニールと関係なく望ましい結果を得
ることができる。
本発明の美白作用を有する繊維中に含まれる硫黄の挙
動は美白・美容効果上望ましいもので、急速に脱落した
り、全く脱落しないものでなく、浴用時のモデルとして
50℃の熱水中で1時間撹拌したもので含有量の約1割が
熱水中に出ていく。このように徐々に硫黄が出ていくた
め、皮膚に対して良好な作用効果が長期間現れる。
動は美白・美容効果上望ましいもので、急速に脱落した
り、全く脱落しないものでなく、浴用時のモデルとして
50℃の熱水中で1時間撹拌したもので含有量の約1割が
熱水中に出ていく。このように徐々に硫黄が出ていくた
め、皮膚に対して良好な作用効果が長期間現れる。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1 単糸が60デニールからなるビスコースレーヨンフィラ
メントの集合体を100g/lの硫化ソーダ水溶液中に3.0g/l
の硫黄を溶解させた処理液中に浸漬させた。
メントの集合体を100g/lの硫化ソーダ水溶液中に3.0g/l
の硫黄を溶解させた処理液中に浸漬させた。
その後、繊維の隙間や表面に付着している処理液を絞
り取り可能な限り取り除いたあと、140g/lの硫酸中に浸
漬させた。
り取り可能な限り取り除いたあと、140g/lの硫酸中に浸
漬させた。
硫化水素ガスの発生がなくなった時点で酸液中からフ
ィラメント集合体を取り出し、水洗を繰り返し行なった
後、風乾、70℃熱風乾燥、1時間洗濯機水洗後風乾した
ものを後述する分析方法にて含有される遊離硫黄量を測
定した。その結果を第1表に示す。
ィラメント集合体を取り出し、水洗を繰り返し行なった
後、風乾、70℃熱風乾燥、1時間洗濯機水洗後風乾した
ものを後述する分析方法にて含有される遊離硫黄量を測
定した。その結果を第1表に示す。
また繊維の断面を拡大観察すると1μm程度のコロイ
ド状の遊離硫黄が第1図に示すように繊維断面の中心部
に多く含有されていた。
ド状の遊離硫黄が第1図に示すように繊維断面の中心部
に多く含有されていた。
実施例2 実施例1と同じ方法で処理剤として100g/lのチオ硫酸
ソーダ水溶液を用いて処理を行なった。その結果を第2
表に示す。
ソーダ水溶液を用いて処理を行なった。その結果を第2
表に示す。
実施例3 65g/lの硫化ソーダ水溶液中に25g/lの硫黄を溶解させ
た処理液を用いて、第3表に示す繊維を処理した。それ
による硫黄の含有量を第3表に示す。
た処理液を用いて、第3表に示す繊維を処理した。それ
による硫黄の含有量を第3表に示す。
上記の結果から分かるように繊維の単糸デニールに関
係なく遊離硫黄は含有され、またビスコースレーヨンと
キュプラの素材間にも有意差はみられない。
係なく遊離硫黄は含有され、またビスコースレーヨンと
キュプラの素材間にも有意差はみられない。
実施例4 ポリエステルの丸編地の両面にビスコースレーヨンの
1デニール、0.8m/mカットのフロックを静電植毛したフ
ロッキー加工布を実施例1の処理剤を用いて硫黄含有処
理を行なった。レーヨンのパイル部に含有される硫黄含
有量は2.2重量%であった。
1デニール、0.8m/mカットのフロックを静電植毛したフ
ロッキー加工布を実施例1の処理剤を用いて硫黄含有処
理を行なった。レーヨンのパイル部に含有される硫黄含
有量は2.2重量%であった。
浴用時においてこのフロッキー加工布を用いて皮膚を
こすると、使用後はすべすべした感じを使用者に与える
ことが認められた。
こすると、使用後はすべすべした感じを使用者に与える
ことが認められた。
実施例5 100g/lの硫化ソーダ水溶液2l中に硫黄65gを溶解し、
常法により得られるセルロース含有量9%のビスコース
20l中に加えて混合し、1時間撹拌した。
常法により得られるセルロース含有量9%のビスコース
20l中に加えて混合し、1時間撹拌した。
0.09mmφの100孔の紡糸口金を用いて紡糸速度60m/分
で500デニール100フィラメントを上記ビスコースから得
た。
で500デニール100フィラメントを上記ビスコースから得
た。
生成したビスコースレーヨンフィラメント糸は水洗の
み行なった後、熱風乾燥した。
み行なった後、熱風乾燥した。
得られた糸の強度はデニール当たり1.57g、伸度は17.
9%と通常のレーヨン糸と大差はないが、極く薄く着色
して艶消し状であった。
9%と通常のレーヨン糸と大差はないが、極く薄く着色
して艶消し状であった。
遊離硫黄の含有量は2.64重量%であり、全硫黄量は2.
66重量%であった。このことから硫黄の大半は遊離硫黄
であることがわかる。また繊維断面での硫黄の含有状態
は典型的に中心部分に集中したものであった。
66重量%であった。このことから硫黄の大半は遊離硫黄
であることがわかる。また繊維断面での硫黄の含有状態
は典型的に中心部分に集中したものであった。
このようにして得られたビスコースレーヨン糸を原料
にして1.2m/mカットのフロックにより静電植毛したフロ
ッキー加工布は実施例4と同様に浴用使用において良好
な皮膚美容効果を現した。
にして1.2m/mカットのフロックにより静電植毛したフロ
ッキー加工布は実施例4と同様に浴用使用において良好
な皮膚美容効果を現した。
同様な方法で溶解硫黄濃度を増加させたり、ビスコー
スへの添加量を増加して紡糸状態と得られる繊維の性状
を調べたが、10重量%含有程度では大きな問題はないが
20重量%を越える含有量にした場合には、糸切れが著し
く紡糸困難となり、また繊維の着色大でまた臭いも強い
硫化水素臭を伴なうようになり実用的ではなかった。
スへの添加量を増加して紡糸状態と得られる繊維の性状
を調べたが、10重量%含有程度では大きな問題はないが
20重量%を越える含有量にした場合には、糸切れが著し
く紡糸困難となり、また繊維の着色大でまた臭いも強い
硫化水素臭を伴なうようになり実用的ではなかった。
実施例6 実施例1の方法において硫化ソーダ水溶液中の硫黄の
溶解量を10g/l、5g/l、3g/lとして実施例4に使用した
フロッキー加工布を処理した。その結果、遊離硫黄の含
有量は各々0.85重量%、0.42重量%、0.23重量%であっ
たが、浴用使用後の作用効果を感じる限界として0.2重
量%の硫黄含有量が必要であることが認められた。
溶解量を10g/l、5g/l、3g/lとして実施例4に使用した
フロッキー加工布を処理した。その結果、遊離硫黄の含
有量は各々0.85重量%、0.42重量%、0.23重量%であっ
たが、浴用使用後の作用効果を感じる限界として0.2重
量%の硫黄含有量が必要であることが認められた。
〈遊離硫黄の分析方法〉 500mlのガス発生器に200mlの水と20gのホウ酸と10gの
糸を入れ、窒素ガスを通しながら1時間煮沸し、冷却後
フェノールフタレインを指示薬として6Nの苛性ソーダ溶
液で中和する。次にこれに200g/lの亜硫酸ソーダ20mlと
1g/lのステアリン酸石鹸5mlを加え、窒素ガスを通しな
がら3時間煮沸し、冷却後別の500mlのビーカに液を移
す。100mlの水で糸を洗浄し、40%ホルマリン10mlと酢
酸、酢酸ナトリウムの緩衝液20mlを加える。次にpH=4.
6になるまで濃酢酸を加え、0.1Nのヨー素水を一定量加
えて、0.1Nのチオ硫酸ソーダでスターチを指示薬に逆滴
定する。ブランクとして糸を入れないで以上の処理を同
様に行う。
糸を入れ、窒素ガスを通しながら1時間煮沸し、冷却後
フェノールフタレインを指示薬として6Nの苛性ソーダ溶
液で中和する。次にこれに200g/lの亜硫酸ソーダ20mlと
1g/lのステアリン酸石鹸5mlを加え、窒素ガスを通しな
がら3時間煮沸し、冷却後別の500mlのビーカに液を移
す。100mlの水で糸を洗浄し、40%ホルマリン10mlと酢
酸、酢酸ナトリウムの緩衝液20mlを加える。次にpH=4.
6になるまで濃酢酸を加え、0.1Nのヨー素水を一定量加
えて、0.1Nのチオ硫酸ソーダでスターチを指示薬に逆滴
定する。ブランクとして糸を入れないで以上の処理を同
様に行う。
A……0.1N−Na2S2O3滴定量(ml)ブランク A′……0.1N−Na2S2O3滴定量(ml)サンプル g……糸採取量(絶乾)g 〔発明の効果〕 本発明の遊離硫黄を多量に含む繊維は、浴用として、
あるいは顔や肌のふき取り用として用いられる時効果を
発揮する。
あるいは顔や肌のふき取り用として用いられる時効果を
発揮する。
本発明繊維からなる布帛物は肌を白くする美白作用や
角質を軟化する作用を現し、皮膚抗菌作用も有するため
皮膚疾患に対しても効果を有するものである。
角質を軟化する作用を現し、皮膚抗菌作用も有するため
皮膚疾患に対しても効果を有するものである。
第1図は、本発明の美白作用を有する繊維であるビスコ
ースレーヨン繊維の断面におけるコロイド状遊離硫黄の
分散状態を示す図である。
ースレーヨン繊維の断面におけるコロイド状遊離硫黄の
分散状態を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】コロイド状の遊離硫黄を0.2〜20重量%含
有しており、かつ単糸断面積の中心1/2の部分に含有硫
黄量の70%以上分散含有してなるビスコースレーヨン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15241789A JP2702780B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 美白作用を有する繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15241789A JP2702780B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 美白作用を有する繊維 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319964A JPH0319964A (ja) | 1991-01-29 |
JP2702780B2 true JP2702780B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=15540057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15241789A Expired - Lifetime JP2702780B2 (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | 美白作用を有する繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702780B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20050002996A1 (en) * | 2003-07-02 | 2005-01-06 | Milan Sojka | Sustained release compositions and controlled delivery method |
CN108004613B (zh) * | 2017-12-13 | 2020-09-11 | 中科纺织研究院(青岛)有限公司 | 一种细旦雪莲微胶囊纤维素纤维及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH073002B2 (ja) * | 1985-07-29 | 1995-01-18 | 旭化成工業株式会社 | 銅アンモニアセルロース導電性繊維 |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP15241789A patent/JP2702780B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319964A (ja) | 1991-01-29 |
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