JP2701580B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2701580B2
JP2701580B2 JP3102908A JP10290891A JP2701580B2 JP 2701580 B2 JP2701580 B2 JP 2701580B2 JP 3102908 A JP3102908 A JP 3102908A JP 10290891 A JP10290891 A JP 10290891A JP 2701580 B2 JP2701580 B2 JP 2701580B2
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JP
Japan
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semiconductor substrate
semiconductor
ground conductor
frequency circuit
substrate
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和彦 中原
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波回路が形成され
ている厚さの違う半導体基板を接続して構成される半導
体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図は従来のこの種の半導体装置を示す
斜視図であり、この図において、1は厚さの厚い半導体
基板、10はこの半導体基板1上に形成されたマイクロ
ストリップ線路、11は前記半導体基板1の反対面に形
成された接地導体、4は厚さの薄い半導体基板、5はこ
の半導体基板4上に形成されたマイクロストリップ線
路、6は前記厚さの薄い半導体基板4の反対面に形成さ
れた接地導体、7は段差Lを半導体基板1に対してつけ
た接地導体、8はボンディングワイヤである。
【0003】次に、従来の半導体装置の動作について説
明する。半導体基板上に形成されたマイクロストリップ
線路の特性インピ−ダンスZ0は、次式で示すような公
式で表わされる。
【0004】
【数1】 ここでは、εreは半導体基板の誘電率、hは半導体基板
の厚さ、Wはマイクロストリップ線路の幅である。
【0005】図にマイクロストリップ線路幅Wを一定
の110μmとした際の半導体基板厚hとマイクロスト
リップ線路の特性インピーダンスZ0との関係を示す。
この図よりマイクロストリップ線路幅Wを一定とする
と、半導体基板厚hが小さくなるほど特性インピーダン
スが低くなることがわかる。したがって、図に示すよ
うに基板厚の違う半導体基板を接続する場合、接続する
場所付近において、厚い半導体基板1上に形成されてい
るマイクロストリップ線路10に対して薄い半導体基板
4の高さを上げるための接地導体7が厚い半導体基板1
の接地導体11より接近することとなる。したがって、
両方の半導体基板1,4の接続部において、厚い半導体
基板1上に形成されているマイクロストリップ線路10
の特性インピーダンスは、薄い半導体基板4の接地導体
6が接近することで設計値より低くなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は、
以上のように構成されているので、厚い半導体基板1上
のマイクロストリップ線路10が、薄い半導体基板4の
高さを上げるための接地導体7と接近する2つの半導体
基板1,4の接続部付近において、半導体基板厚が薄く
なることと同じ効果、つまり特性インピ−ダンスが低下
するという問題点があった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、厚さの違う半導体基板を接続す
る場合に、接続部付近において、半導体基板上の伝送線
路の特性インピ−ダンスが変化しない半導体装置を得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、それぞれに高周波回路が形成されている第1の半導
体基板とこの第1の半導体基板よりも厚さが薄い第2の
半導体基板とを、段差をつけた接地導体上に第1、第2
の半導体基板の表面を揃えて隣接して配設し、互いの高
周波回路を接続して構成した半導体装置において、第2
の半導体基板の高周波回路をこの第2の半導体基板の表
面に配設された導体膜と接地導体とで構成されるマイク
ロストリップ線路で形成すると共に、第1の半導体基板
の高周波回路を第1の半導体基板表面上に配設された伝
送線路膜と接地導体膜とで構成されるコプレーナ線路で
形成したものである。
【0009】
【作用】本発明においては、それぞれに高周波回路が形
成されている第1の半導体基板とこの第1の半導体基板
よりも厚さが薄い第2の半導体基板とを、段差をつけた
接地導体上に第1、第2の半導体基板の表面を揃えて隣
接して配設し、第2の半導体基板の高周波回路をマイク
ロストリップ線路で形成すると共に、第1の半導体基板
の高周波回路をコプレーナ線路で形成したことにより、
薄い第2の半導体基板上の高さを上げるための接地導体
の影響が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について説明
する。図1において、図と同一符号は同一構成部分を
示し、2,3はコプレーナ線路を構成する中心導体であ
る伝送線路と接地導体である。9は前記伝送線路2と接
地導体3により構成されたコプレーナ線路の接地導体3
と、接地導体7とを接続する金リボンである。
【0011】次に、動作について説明する。コプレ−ナ
線路の特性インピ−ダンスは、コプレ−ナ線路の幅W,
伝送線路2と同一面上に形成された接地導体3までの距
離Sと半導体基板の誘電率εreで決定される。特性イン
ピ−ダンスZ0 は次式で表される。
【0012】
【数2】
【0013】線路の幅Wを一定とすると、線路と接地導
体間の距離Sが小さくなるとコプレーナ線路の特性イン
ピーダンスが低くなる。コプレーナ線路の特性インピー
ダンスは前記幅Wと距離Sの両方の値で決められるの
で、接続するマイクロストリップ線路5側の薄い基板厚
hよりも距離Sの値小さく設計すればコプレーナ線路
の特性インピーダンスは、接続する基板の接地導体の影
響を受けない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
それぞれに高周波回路が形成されている第1の半導体基
板とこの第1の半導体基板よりも厚さが薄い第2の半導
体基板とを、段差をつけた接地導体上に第1、第2の半
導体基板の表面を揃えて隣接して配設し、第2の半導体
基板の高周波回路をマイクロストリップ線路で形成する
と共に、第1の半導体基板の高周波回路をコプレーナ線
路で形成したので、接続部における特性インピーダンス
の変化が生じない。したがって、不要な反射波の生じな
い精度の高い半導体装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す半導体装置の斜視図
である。
【図2】 従来の厚さに違いのある半導体基板を接続す
る例を示す斜視図である。
【図3】 マイクロストリップ線路幅を一定とした際の
半導体基板厚とマイクロストリップ線路の特性インピー
ダンスとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 厚さの厚い半導体基板 2 伝送線路 3 接地導体 4 厚さの薄い半導体基板 5 マイクロストリップ線路 6 薄い半導体基板の接地導体 7 段差をつけた接地導体 8 ボンディングワイヤ 9 金リボン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに高周波回路が形成されている
    第1の半導体基板とこの第1の半導体基板よりも厚さが
    薄い第2の半導体基板を段差をつけた接地導体上に前
    記第1、第2の半導体基板の表面を揃えて隣接して配設
    し、互いの前記高周波回路を接続して構成した半導体装
    置において、 前記第2の半導体基板の高周波回路をこの第2の半導体
    基板の表面に配設された導体膜と前記接地導体とで構成
    されるマイクロストリップ線路で形成すると共に、前記
    第1の半導体基板の高周波回路を前記第1の半導体基板
    表面上に配設された伝送線路膜と接地導体膜とで構成さ
    れるコプレーナ線路で形成したことを特徴とする半導体
    装置。
JP3102908A 1991-05-09 1991-05-09 半導体装置 Expired - Lifetime JP2701580B2 (ja)

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JPH04334101A JPH04334101A (ja) 1992-11-20
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