JP2000357763A - 高周波回路基板 - Google Patents
高周波回路基板Info
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Abstract
において、グランド間距離が小さいコプレーナ線路に要
求される最小線幅/間隔の寸法を緩和し、低コストで高
歩留りの高周波回路を提供する。 【解決手段】 本発明の高周波回路基板1は、第1の誘
電体層5と、導体層6と、第2の誘電体層7がこの順に
積層されて形成されている。前記導体層6にコプレーナ
線路2が形成され、第2の誘電体層7のうち、半導体素
子8が実装される領域が部分的に除去され、開口部3が
形成されている。開口部3ではコプレーナ線路2が部分
的に露出しており、バンプ4が形成されている。半導体
素子8は、バンプ4を介して導体層6に形成されたコプ
レーナ線路に接続される。第2の誘電体層の厚さHは、
半導体素子8の厚さTより小さい。
Description
波帯で用いられる高周波回路基板に関するものである。
リップチップ実装する場合、しばしばコプレーナ線路が
接続線路として用いられる。コプレーナ線路は信号線路
とグランドが同一平面にあり、フリップチップ実装時に
は半導体素子とコプレーナ線路間を低インダクタンスで
再現良く接続することが可能となる。この例は、Hirose
らによる文献(T. Hirose等、"A FLIP-CHIP DESIGN WITH
CPW TECHNOLOGY IN THEW-BAND" ,IEEE MTT-S, INTERNA
TIONAL MICROWAVE SYMPOSIUM, DIGEST, PP.525-528, 19
98年)に記載されている。
れた従来の高周波回路基板の平面図を示す。高周波回路
基板1には、信号線路幅W、信号線路−グランド間ギャ
ップSを有するコプレーナ線路2が形成されている。コ
プレーナ線路2上には、フリップチップ実装に必要なバ
ンプ4が形成されている。図11(b)は、半導体素子
がフリップチップ実装された回路基板の断面図を示す。
半導体素子8は、バンプ4を介して導体層6に形成され
たコプレーナ線路2に接続される。
信号線路幅に両側のギャップを加えたW+2S(以下、
グランド間距離と称す)は小さくすることが望ましい。
グランド間距離の大きさによる伝播特性の変化は、Hayd
l等による文献(W. H. Haydl等、"DESIGN DATA FOR MILL
IMETER WAVE COPLANAR CIRCUITS" ,23RD EUROPEAN MICR
OWAVE CONFERENCE, DIGEST, PP.223-228)等に記載され
ているが、TEMモードに近似可能な伝播を実現する上
でグランド間距離の縮小が望ましいのである。より具体
的には、TEMモードに近似可能な伝播を実現する条件
として、グランド距離の上限は概ね信号波長の10分の
1であることが記載されている。また、グランド間距離
を縮小することにより、高密度配線が可能になる。さら
に、グランド間距離を大きくした場合、基板内の不要伝
送モードとの結合が大きくなり、伝送損失が増加する、
コプレーナ線路による曲り、分岐、フィードスルーなど
の不連続部分で放射損失が増大する、といった問題が生
じる。グランド間距離の縮小に伴って導体損失が大きく
なる傾向もあるが、上記に述べた理由が主要因となり、
グランド間距離としておよそ500マイクロメータ以下
のコプレーナ線路が用いられる。
たは薄膜配線技術を用いて高周波回路基板上に形成され
たコプレーナ線路において、形成可能なグランド間距離
はパターン精度(もしくは解像度)の制限を受ける。通
常用いられているパターン形成技術によれば、グランド
間距離の最小値は厚膜配線でおよそ250マイクロメー
タ、薄膜配線でおよそ100マイクロメータ程度とな
る。
板の比誘電率は2〜12程度であるが、この基板上に特
性インピーダンスが50オームのコプレーナ線路を形成
した場合、ギャップが信号線路幅より小さくなる。した
がって、ギャップがパターン精度の制限を受けることに
なる。例えば、比誘電率が7.1のセラミック基板上に
特性インピーダンスが50オームのコプレーナ線路を形
成した場合、グランド間距離350マイクロメータの内
訳は、信号線路幅Wが200マイクロメータ、ギャップ
Sが75マイクロメータとなる。通常、厚膜配線技術で
パターンを形成した場合、要求される最小線幅/間隔は
およそ100マイクロメータ程度であるから、上記75
マイクロメータのギャップを有するコプレーナ線路は形
成不能となるか、もしくは著しい製造歩留りの低下を招
く。さらに、この傾向は比誘電率が小さくなるほど顕著
になる。また、薄膜配線技術を用いたとしても、十分な
パターン精度が確保できるとは言い難く、歩留り低下や
コスト増の原因となる。
されたものであって、以上のような配線形成に伴う歩留
り低下を解決する、グランド間距離が小さく、かつギャ
ップを大きくとれるコプレーナ線路を有する高周波回路
基板を提供することを目的とするものである。
めに、本発明の高周波回路基板は、少なくとも第1の誘
電体層と、導体層と、第2の誘電体層とが下からこの順
に積層され、導体層により信号線路とグランドを有する
コプレーナ線路が形成されるとともに、第2の誘電体層
の一部が除去されてコプレーナ線路の一部を露出させる
開口部が形成され、開口部上に半導体素子が実装されコ
プレーナ線路と電気的に接続されたことを特徴とするも
のである。
プを介してフリップチップ実装し、第2の誘電体層の上
面の高さが半導体素子の上面の高さよりも低い位置にあ
るようにしてもよい。もしくは、平面寸法が開口部の平
面寸法より大きい半導体素子をフリップチップ実装し、
第2の誘電体層に設けた開口部を半導体素子により塞ぐ
ようにしてもよい。また、第2の誘電体層を有機樹脂材
料で形成するとよい。さらに、半導体素子を樹脂材料に
より封止するとよい。
にバンプを介してフリップチップ実装し、第2の誘電体
層の上面の高さと半導体素子の上面の高さを同一の高さ
にするようにしてもよい。その場合、半導体素子をコプ
レーナ線路上にフリップチップ実装するとともに半導体
素子の上面に基板を設置し、第2の誘電体層の開口部を
基板により塞ぐようにしてもよい。
なくとも第1の誘電体層と、導体層と、第2の誘電体層
とが下からこの順に積層され、導体層により信号線路と
グランドを有するコプレーナ線路が形成されるととも
に、第2の誘電体層を貫通してコプレーナ線路と接続さ
れた電極パッドが形成され、電極パッドと半導体素子が
電気的に接続されたことを特徴とするものである。この
場合、半導体素子を電極パッド上にバンプを介してフリ
ップチップ実装することができる。
て、コプレーナ線路を構成するグランドが有限の幅を有
するようにするとよい。
上に半導体素子が実装され、コプレーナ線路上には誘電
体層が存在しなかったのに対し、本発明の高周波回路基
板の構成では、信号線路とグランドを有するコプレーナ
線路上に第2の誘電体層が存在することになる。この第
2の誘電体層の存在により、信号線路とグランド間にお
ける実効誘電率または電束密度を上げることができるた
め、信号線路−グランド間のギャップを拡大することが
できる。これにより、コプレーナ線路のグランド間距離
を信号波長の10分の1以上としても、充分に優れた伝
送特性が得られる。また、伝送特性上もしくは加工上の
観点から、第2の誘電体層の厚さをグランド間距離の1
0分の1以上とすることが望ましく、第1の誘電体層と
第2の誘電体層に同じ材料を用いることが望ましい。
1の実施の形態について図1を用いて説明する。図1
(a)に、本実施の形態のコプレーナ線路が形成された
高周波回路基板の平面図を示す。高周波回路基板1に
は、信号線路幅W、信号線路−グランド間ギャップSを
有するコプレーナ線路2が形成されている。コプレーナ
線路2上には、フリップチップ実装に必要なバンプ4が
形成されている。
プ実装された高周波回路基板1の図1(a)におけるX
−X’線に沿う断面図を示す。第1の誘電体層5と、導
体層6と、第2の誘電体層7がこの順に積層されてい
る。前記導体層6にコプレーナ線路2が形成され、第2
の誘電体層7のうち、半導体素子8が実装される領域が
部分的に除去され、開口部3が形成されている。開口部
3ではコプレーナ線路2が部分的に露出しており、バン
プ4が形成されている。半導体素子8は、バンプ4を介
して導体層6に形成されたコプレーナ線路2に接続され
る。また、第2の誘電体層7の厚さHは、半導体素子8
の厚さTより小さい。
プ実装された高周波回路基板1の図1(a)におけるY
−Y’線に沿う断面図を示す。導体層6を用いて、コプ
レーナ線路2の信号線路18、グランド9が形成されて
いる。
間距離が350マイクロメータであるコプレーナ線路
(特性インピーダンス50オーム)を形成した場合の第2
の誘電体層7の厚さHとWおよびSとの関係を示す。図
11に示した従来例の構造は、第2の誘電体層7の厚さ
Hが0マイクロメータの場合に相当している。第2の誘
電体層7の厚さHが増大するにつれて、Wは減少する一
方でSは増加し、例えばHが80マイクロメータの場合
にはWが150マイクロメータ、Sが100マイクロメ
ータとなる。つまり、この場合の最小線幅/間隔は10
0マイクロメータとなり、従来の75マイクロメータか
ら大きくすることができ、要求されるパターン精度を緩
和することができる。
ップSの拡大は、信号線路18とグランド9間における
実効誘電率または電束密度を上げることにより実現され
たものである。この効果を十分に得るためには、第2誘
電体層7の厚さHとして、第2の誘電体層7が無い場合
のギャップSと等しい程度、またはそれ以上あることが
望ましい。
基板1に半導体素子8を実装する場合の工程図を示す。
まず、半導体素子8をボンディングツール11に吸着し
(図3(a))、開口部3に形成されたバンプ4に熱圧
着を行う(図3(b))。吸着を止め、ボンディングツ
ール11を離脱させることにより実装が完了する(図3
(c))。図3(b)において、第2の誘電体層7の厚
さHは、半導体素子8の厚さTより小さいので、ボンデ
ィングツール11と第2の誘電体層7の間には間隔Gが
確保される。したがって、ボンディングツール11の吸
着面よりも小さいサイズの半導体素子8を自由に取り扱
うことができる。すなわち、半導体素子8のサイズにあ
わせて、ボンディングツール11を交換する必要がな
い。本実施の形態では半導体素子8の厚さTと第2の誘
電体層7の厚さHとの関係は、より厳密にはバンプ4の
高さ等を考慮にいれ、熱圧着時に間隔Gが確保される範
囲に限定されるものである。
の形態について図4を用いて説明する。図4(a)に、
本実施の形態のコプレーナ線路が形成された高周波回路
基板の平面図を示す。高周波回路基板1には、信号線路
幅W、信号線路−グランド間ギャップSを有するコプレ
ーナ線路2が形成されている。コプレーナ線路2上に
は、フリップチップ実装に必要なバンプ4が形成されて
いる。
プ実装された高周波回路基板1の断面図を示す。第1の
誘電体層5と、導体層6と、第2の誘電体層7がこの順
に積層されている。前記導体層6にコプレーナ線路2が
形成されている。第2の誘電体層7には導体が埋め込ま
れたスルーホール12が形成され、スルーホール12上
にバンプ4が形成されている。半導体素子8は、バンプ
4とスルーホール12を介して導体層6に形成されたコ
プレーナ線路2に接続される。この場合、スルーホール
12は電極パッドの役割も有している。
態と同様に、最小線幅/間隔を大きくとることができ、
要求されるパターン精度を緩和することができる。さら
に、第1の実施の形態と異なり、第2の誘電体層7の開
口部がないため、半導体素子8の厚さTと第2の誘電体
層の厚さHとの関係に制限なく、ボンディングツールの
吸着面よりも小さいサイズの半導体素子を自由に取り扱
うことができる。
の形態について図5を用いて説明する。図5(a)に、
本実施の形態のコプレーナ線路が形成された高周波回路
基板の平面図を示す。高周波回路基板1には、信号線路
幅W、信号線路−グランド間ギャップSを有するコプレ
ーナ線路2が形成されている。本実施の形態の場合、コ
プレーナ線路2のグランド幅WGは有限の値を持つ。コ
プレーナ線路2上には、フリップチップ実装に必要なバ
ンプ4が形成されている。
プ実装された高周波回路基板1の図5(a)におけるX
−X’線に沿う断面図を示す。第1の誘電体層5と、導
体層6と、第2の誘電体層7がこの順に積層されてい
る。前記導体層6にコプレーナ線路2が形成され、第2
の誘電体層7のうち、半導体素子8が実装される領域が
部分的に除去され、開口部3が形成されている。開口部
3では、コプレーナ線路2が部分的に露出しており、バ
ンプ4が形成されている。半導体素子8は、バンプ4を
介して導体層6に形成されたコプレーナ線路2に接続さ
れる。また、第2の誘電体層7の厚さHは、半導体素子
8の厚さTより小さい。
プ実装された高周波回路基板1の図5(a)におけるY
−Y’線に沿う断面図を示す。導体層6を用いて、コプ
レーナ線路2の信号線路18、グランド9が形成されて
いる。ここで、2つのグランド9、9において、グラン
ド外縁間の距離(W+2S+2WG)は、少なくともW
+4S以上であることが望ましく、また、コプレーナ線
路2を通過する信号の波長の半分より小さいことが望ま
しい。
態と同様に、最小線幅/間隔を大きくとることができ、
要求されるパターン精度を緩和することができる。一
方、第1の実施の形態と異なり、コプレーナ線路2のグ
ランド幅WGを有限の値にとっている。これは以下の理
由による。本発明によって導入された第2の誘電体層7
がグランド9上に形成された構造においては、例えば文
献(羽石 操、最新平面アンテナ、株式会社総合技術セ
ンター発行、63頁)に記載されているように、第2の
誘電体層7の厚さHが下の(1)式の厚さを越えると、
表面波が現れる。 H > c/{4f・√(εr−1)}……(1)
第2の誘電体層を構成する材料の比誘電率を表す。表面
波は、コプレーナ線路における信号伝送に対しての漏洩
の要因であり、伝送損失の増大につながる。有限の幅を
持つグランドを有するコプレーナ線路では、グランドが
ない領域では表面波モードが存在しないため、信号伝送
の漏洩を抑制することができる。したがって、低損失な
コプレーナ線路を形成する場合においては、第1の実施
の形態では第2の誘電体層7の厚さHは表面波が発生し
ない程度に薄くしておく必要があるのに対し、本実施の
形態においては第2の誘電体層7の厚さHは限定されな
いという特長がある。有限幅のグランドを有するコプレ
ーナ線路は、第2の実施の形態に示した例においても適
用可能であり、同様の効果が得られる。
の形態について図6を用いて説明する。図6に、半導体
素子がフリップチップ実装された高周波回路基板の断面
図を示す。第1の誘電体層5と、導体層6と、第2の誘
電体層7、第3の誘電体層13がこの順に積層されてい
る。前記導体層6にコプレーナ線路が形成され、第2の
誘電体層7のうち、半導体素子8が実装される領域が部
分的に除去され、開口部3が形成されている。開口部3
ではコプレーナ線路が部分的に露出しており、バンプ4
が形成されている。また、第3の誘電体層14は、開口
部3よりさらに広く開口され、キャビティ17が形成さ
れている。半導体素子8は、バンプ4を介して導体層6
に形成されたコプレーナ線路に接続される。第2の誘電
体層7の厚さHは、半導体素子8の厚さTより小さい。
さらに、前記キャビティ17を蓋14で覆うことにより
封止することが可能となる。
同様な効果が得られ、かつ、封止が行えるという特長が
ある。ボンディングツールの吸着面のサイズは、前記キ
ャビティ17よりも小さくなくてはならないが、半導体
素子8よりは大きくすることができる。したがって、キ
ャビティサイズを大きくとれば、半導体素子8のサイズ
にあわせて、ボンディングツールを交換する必要がな
い。
の形態について図7を用いて説明する。図7に、半導体
素子がフリップチップ実装された高周波回路基板の断面
図を示す。第1の誘電体層5と、導体層6と、第2の誘
電体層7がこの順に積層されている。前記導体層6にコ
プレーナ線路が形成され、第2の誘電体層7のうち、半
導体素子8が実装される領域が部分的に除去され、開口
部3が形成されている。開口部3ではコプレーナ線路が
部分的に露出しており、バンプ4が形成されている。半
導体素子8は、バンプ4を介して導体層6に形成された
コプレーナ線路に接続される。本実施の形態の場合、第
2の誘電体層7の厚さと導体層6の厚さとの和Hを、半
導体素子8の厚さ、バンプ高さおよびパッド厚さの和で
あるHBと等しくとることにより、第2の誘電体層7と
実装後の半導体素子8の高さが等しくなっている。
実装で用いられるボンディングツールが、熱圧着時に第
2の誘電体層7に接触してその位置で止まるため、バン
プ高さの制御が容易となる。また、第2の誘電体層7を
形成する材料は限定されないが、例えば有機樹脂のよう
に比較的柔軟な材料であれば、ボンディングツールを保
護する点からは望ましい。
の形態について図8を用いて説明する。図8に、半導体
基板がフリップチップ実装された高周波回路基板の断面
図を示す。第1の誘電体層5と、導体層6と、第2の誘
電体層7がこの順に積層されている。前記導体層6にコ
プレーナ線路が形成され、第2の誘電体層7のうち、半
導体素子8が実装される領域が部分的に除去され、開口
部3が形成されている。開口部3ではコプレーナ線路が
部分的に露出しており、バンプ4が形成されている。本
実施の形態において、半導体素子8は、その裏面(図に
おける上面、フリップチップ実装では回路が形成された
表面側を下側(基板側)に向けて実装するため、上面側
が裏面となる)に裏面基板15が接着されている。ま
た、半導体素子8はバンプ4を介して導体層6に形成さ
れたコプレーナ線路に接続される。第2の誘電体層7の
厚さと導体層6の厚さとの和Hを、半導体素子8の厚
さ、バンプ高さおよびパッド厚さの和であるHBと等し
くとることにより、第2の誘電体層7と実装後の半導体
素子8の高さを等しくする。
の熱圧着工程時には、裏面基板15が第2の誘電体層7
に接触してその位置で止まるため、バンプ高さの高い制
御性が確保される。また、裏面基板15上を樹脂等で封
止することも可能であり、この際には開口部3に樹脂が
進入しないので、高周波特性を損なうこともない。裏面
基板15の材料は限定されないが、例えば金属のように
熱伝導率の高い材料を用いれば、放熱作用も期待でき
る。
の形態について図9を用いて説明する。図9に、半導体
素子がフリップチップ実装された高周波回路基板の断面
図を示す。第1の誘電体層5と、導体層6と、第2の誘
電体層7がこの順に積層されている。前記導体層6にコ
プレーナ線路が形成され、第2の誘電体層7のうち、半
導体素子8が実装される領域が部分的に除去され、開口
部3が形成されている。開口部3ではコプレーナ線路が
部分的に露出しており、バンプ4が形成されている。本
実施の形態の場合、半導体素子8は、開口部3のサイズ
より大きくなっており、バンプ4を介して導体層6に形
成されたコプレーナ線路に接続される。第2の誘電体層
7の厚さと導体層6の厚さとの和Hは、実装後のバンプ
高さとパッド厚さの和になるように設定する。
リップチップ実装時の圧着の際に第2の誘電体層7の上
面に接触してその位置で止まるため、バンプ高さの高い
制御性が確保される。また、第2の誘電体層7を形成す
る材料は限定されないが、例えば有機樹脂のように比較
的柔軟な材料であれば、半導体素子8を破損しないとい
う点で望ましい。
の形態について図10を用いて説明する。図10に、半
導体基板がフリップチップ実装された高周波回路基板の
断面図を示す。第1の誘電体層5と、導体層6と、第2
の誘電体層7がこの順に積層されている。前記導体層6
にコプレーナ線路が形成され、第2の誘電体層7のう
ち、半導体素子8が実装される領域が部分的に除去さ
れ、開口部3が形成されている。開口部3ではコプレー
ナ線路が部分的に露出しており、バンプ4が形成されて
いる。半導体素子8は、開口部3のサイズより大きくな
っており、バンプ4を介して導体層6に形成されたコプ
レーナ線路に接続される。第2の誘電体層の厚さと導体
層6の厚さとの和Hは、実装後のバンプ高さとパッド厚
さの和になるように設定する。
同様、半導体素子8が、フリップチップ実装時の圧着の
際に第2の誘電体層7に接触してその位置で止まるた
め、バンプ高さの高い制御性が確保される。さらに、本
実施の形態では、半導体素子8を封止樹脂16で覆って
いる。封止樹脂16は開口部3に進入しないので、高周
波回路の性能を損なうこともない。
の形態について図12を用いて説明する。図12に、高
周波回路基板上に形成されたコプレーナ線路の断面を示
す。第1の実施の形態における図1(c)と同様に、第
1の誘電体層5上にコプレーナ線路の信号線路18、グ
ランド9が形成され、さらに第2の誘電体層7が積層さ
れている。ただし、本実施の形態においては、裏面グラ
ンド20が形成されている。グランド9と裏面グランド
20から形成される平行平板構造による伝播損失の増加
を防ぐ目的で、両グランド9,20を接続するビアホー
ル19がコプレーナ線路に沿って形成されている。した
がって、両グランド9,20とビアホール19で囲まれ
た導波管構造により信号伝播が生じる可能性があるが、
ビアホール19の間隔を小さくとり導波管の遮断周波数
を信号周波数より高くすることで、この問題は回避でき
る。第2の誘電体層7の厚さは、グランド間距離の10
分の1以上にする。一方、第2の誘電体層7の厚さは、
上述の式(1)で記述された表面波が現れない範囲にと
どめることが望ましい。
に記載した構造で、グランド間距離を350マイクロメ
ータ、第2の誘電体層の厚さを80マイクロメータとし
たもの)における群速度(dω/dβ、ωは角速度、βは
位相定数)の周波数依存性を図13に示す。この図か
ら、実施例においては、群速度の周波数依存性(周波数
分散)が小さいことが分かる。また、グランド間距離に
対する第2の誘電体層厚の比と、DC近傍を基準にとっ
た場合の100GHzにおける群速度の変化量との関係
を図14に示す。グランド間距離に対する第2の誘電体
層厚の比を0.1以上とすれば(第2の誘電体層の厚さ
をグランド間距離の10分の1以上とすれば)、誘電体
層の厚さがゼロである従来例と比べ、群速度の変化を3
分の1以下に低減することができる。また、第2の誘電
体層が第1の誘電体層の比誘電率と大きな差がなけれ
ば、群速度の変化量はそれほど大きく変わらない。な
お、第2の誘電体層の誘電率が、第1の誘電体層の誘電
率と比べて±50%以内であれば、周波数分散を抑える
効果が顕著に得られる。また、多層基板を作製する際に
は、第1の誘電体層と第2の誘電体層に同じ材料を用い
た方が熱膨張係数の問題がなく、特に、セラミック基板
の場合は同時焼成も可能となり、低コストになるなど有
利な点が多い。
の形態においては、コプレーナ線路を覆う第2の誘電体
層7を設けたことによって信号線路18とグランド9間
における実効誘電率または電束密度が上がり、従来に比
べて伝送特性を向上させることができる。よって、「従
来の技術」の項で例示したHaydl等による文献によれ
ば、TEMモードに近似可能な伝播を実現するにはグラ
ンド距離を信号波長の10分の1以下とする必要があっ
たが、本発明の構成によれば、グランド距離を信号波長
の10分の1以上とし、従来に比べてパターン精度(解
像度)が比較的緩いコプレーナ線路を形成しても、優れ
た伝送特性を得ることができる。
いるが、これは本発明の構成要件としない。例えば、伝
播損失の増加を許容した場合や、裏面グランドを設け
ず、かつ第1の誘電体層を表面波が生じないほど薄くし
た場合などは、このビアホールを設けなくてもよい。ま
た、本実施の形態においても、第1の実施の形態などと
同様に、最小線幅/間隔を大きくとることができ、要求
されるパターン精度を緩和することができる効果を合わ
せ持つ。
は、特に広帯域デジタル信号伝送応用では不可欠であ
る。また、他の用途においても、伝送特性の周波数分散
も小さいため、広帯域にわたって設計容易な高周波回路
基板が提供できる。
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記実施の形態の説明では、基板材料については特
に限定されないが、本発明はアルミナ、ガラスセラミッ
ク、窒化アルミなどを用いた多層基板や、多層有機基
板、あるいは各種基板にポリミド樹脂やBCB(Benzo-
Cyclo-Buthene)等を積層した多層基板などに広範囲に
適用できる。
よれば、グランド間距離が小さいコプレーナ線路を容易
に形成することができる。また、従来と同じグランド間
距離のコプレーナ線路を形成した場合でも、最小線幅/
間隔に比べ、余裕をもって大きくとることが可能とな
り、コストの低減、製造歩留りの向上が達成できる。さ
らに、接続線路としてコプレーナ線路を用いる場合の利
点であったフリップチップ実装でも、ボンディングツー
ルの吸着面より小さいサイズの半導体素子を、その寸法
の大きさに関わらず適用することができるようになる。
基板を示す図であって、(a)平面図、(b)(a)の
X−X’線に沿う断面図、(c)(a)のY−Y’線に
沿う断面図、である。
信号線路幅とギャップの変化を説明する図である。
チップ実装工程を説明するための工程図である。
基板を示す図であって、(a)平面図、(b)(a)の
X−X’線に沿う断面図、である。
基板を示す図であって、(a)平面図、(b)(a)の
X−X’線に沿う断面図、(c)(a)のY−Y’線に
沿う断面図、である。
基板を示す断面図である。
基板を示す断面図である。
基板を示す断面図である。
基板を示す断面図である。
路基板を示す断面図である。
回路基板を示す図であって、(a)平面図、(b)
(a)のX−X’線に沿う断面図、である。
路基板を示す断面図である。
を比較したグラフである。
の比と、DC近傍を基準にとった場合の100GHzに
おける群速度の変化量との関係を示すグラフである。
Claims (13)
- 【請求項1】 少なくとも第1の誘電体層と、導体層
と、第2の誘電体層とが下からこの順に積層され、前記
導体層により信号線路とグランドを有するコプレーナ線
路が形成されるとともに、前記第2の誘電体層の一部が
除去されて前記コプレーナ線路の一部を露出させる開口
部が形成され、該開口部上に半導体素子が実装され前記
コプレーナ線路と電気的に接続されたことを特徴とする
高周波回路基板。 - 【請求項2】 前記半導体素子が前記コプレーナ線路上
にバンプを介してフリップチップ実装されており、前記
第2の誘電体層の上面の高さが前記半導体素子の上面の
高さよりも低い位置にあることを特徴とする請求項1に
記載の高周波回路基板。 - 【請求項3】 その平面寸法が前記開口部の平面寸法よ
り大きい半導体素子が前記コプレーナ線路上にバンプを
介してフリップチップ実装されており、前記第2の誘電
体層に設けられた開口部が前記半導体素子により塞がれ
ていることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基
板。 - 【請求項4】 前記第2の誘電体層が有機樹脂材料で形
成されたことを特徴とする請求項3に記載の高周波回路
基板。 - 【請求項5】 前記半導体素子が樹脂材料により封止さ
れたことを特徴とする請求項3または4に記載の高周波
回路基板。 - 【請求項6】 前記半導体素子が前記コプレーナ線路上
にバンプを介してフリップチップ実装されており、前記
第2の誘電体層の上面の高さと前記半導体素子の上面の
高さとが同一であることを特徴とする請求項1に記載の
高周波回路基板。 - 【請求項7】 前記半導体素子が前記コプレーナ線路上
にバンプを介してフリップチップ実装されるとともに該
半導体素子の上面に基板が設置され、前記第2の誘電体
層に設けられた開口部が前記基板により塞がれているこ
とを特徴とする請求項6に記載の高周波回路基板。 - 【請求項8】 少なくとも第1の誘電体層と、導体層
と、第2の誘電体層とが下からこの順に積層され、前記
導体層により信号線路とグランドを有するコプレーナ線
路が形成されるとともに、前記第2の誘電体層を貫通し
て前記コプレーナ線路と接続された電極パッドが形成さ
れ、該電極パッドと半導体素子が電気的に接続されたこ
とを特徴とする高周波回路基板。 - 【請求項9】 前記半導体素子が前記電極パッド上にバ
ンプを介してフリップチップ実装されたことを特徴とす
る請求項8に記載の高周波回路基板。 - 【請求項10】 前記コプレーナ線路を構成するグラン
ドが有限の幅を有することを特徴とする請求項1ないし
9のいずれかに記載の高周波回路基板。 - 【請求項11】 前記コプレーナ線路のグランド間距離
が、信号波長の10分の1以上であることを特徴とする
請求項1ないし10のいずれかに記載の高周波回路基
板。 - 【請求項12】 前記第2の誘電体層の厚さが、グラン
ド間距離の10分の1以上であることを特徴とする請求
項1ないし11のいずれかに記載の高周波回路基板。 - 【請求項13】 前記第1の誘電体層と前記第2の誘電
体層とに同じ材料が用いられていることを特徴とする請
求項1ないし12のいずれかに記載の高周波回路基板。
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