JP2700698B2 - エンジンの支持装置 - Google Patents

エンジンの支持装置

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JP2700698B2
JP2700698B2 JP27420989A JP27420989A JP2700698B2 JP 2700698 B2 JP2700698 B2 JP 2700698B2 JP 27420989 A JP27420989 A JP 27420989A JP 27420989 A JP27420989 A JP 27420989A JP 2700698 B2 JP2700698 B2 JP 2700698B2
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジン(トランスミッションを結合した
エンジンプラントをいう。以下、同じ)を車体側に取付
けるに当り、その作業性を著しく向上させることができ
る、エンジンの支持装置に関するものである。
(従来の技術) 自動車を製造する過程においてエンジンを車体側に取
付ける作業は、車体を高い位置におき、下方から台車に
よってエンジンを所定高さに持上げて行なう。そしてエ
ンジンの固定は、エンジンに取付けられたコ字状のブラ
ケットで車体側に取付けたトルクブッシュの両端部を挟
むようにし、ボルトで固定するのが普通である。この場
合、トルクブッシュの取付孔と、エンジン側のブラケッ
トの孔を合せることになるが、これが容易には行なえな
いのが実情である。
(発明が解決しようとする課題) これは、従来のブラケットの形状が単純なコ字状また
はU字状であり、その両側の起立部分が平行であるた
め、トルクブッシュを挟むときにこのトルクブッシュに
当り易く、組付けに時間がかかること、またこのブラケ
ットの内側に設けられるガイドプレートの形状が単純な
U字状であったために、ブラケットをトルクブッシュの
両側を挟んだ状態にしても、トルクブッシュの筒部がガ
イドプレートの孔部に嵌合しにくいためである。
本発明はこの点に鑑みて成されたものであり、ブラケ
ットの形状並びに構造を変えることによって、ブラケッ
トとトルクブッシュの結合を容易に行なえるようにし
た、エンジンの支持装置を提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するための手段として、エ
ンジン側に上方に開いたコ字状のブラケット1を取付
け、該ブラケット1で車体側に取付けたトルクブッシュ
6の外側を覆うようにしてボルト4,15で固着することに
よりエンジンを車体に取付ける自動車において、前記コ
字状のブラケット1の両側壁部を上端において共に外側
に開く形状とし、該ブラケット1の両側壁部の内側にそ
れぞれトルクブッシュ6を案内するためのガイドプレー
ト7を設けると共にそのガイドプレート7の形状を側壁
部に向かって見てJ字状(起立部18,19)に形成した構
成としたものである。
(作用) このような構成とすれば、エンジンを台車で上昇さ
せ、ブラケット1で車体側のトルクブッシュ6を挟むと
きには、コ字状のブラケット1の両側壁部が上端におい
て共に外側に開いているので挿入し易く、またブラケッ
ト1の内側のガイドプレート7の凹部8にトルクブッシ
ュ6の筒部9を嵌合させるときには、ガイドプレート7
の起立部18,19の短い方(起立部19)から、これを容易
に行なうことができることになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図について説明する。第1
図ないし第4図に示すものは、本発明に係るブラケット
1である。このブラケット1は、板材を両側壁部の上端
を上方に開いた大略コ字状に形成したものである。そし
てその底部2においてエンジン3にボルト4で固定され
(第8図参照)、開口部5で図示しない車体側に取付け
られたトルクブッシュ6をトルクブッシュ6を案内する
ためにブラケット1の両側壁部の内側に設けられたガイ
ドプレート7の凹部8にトルクブッシュ6の筒部9を嵌
合するものである。このように嵌合した状態で、トルク
ブッシュ6の中央に設けられた孔10とブラケット1の中
央に設けられた孔11とにボルト12を挿通して、ブラケッ
ト1とトルクブッシュ6は結合する。第2図に符号13で
示すものは、ボルト12を受けるナットである。第8図に
示すように、トルクブッシュ6には広角に開いた突出部
14があり、ここに挿通されるボルト15で、車体の一部
(エンジンルームと車室とを仕切るダッシュボードの下
部)に取付けられる。
ブラケット1は、第3図および第4図に示すように、
底部2から斜め上方に延びる起立部16を有し、起立部16
の上端が半円形をしたものであるが、その半円形部分が
第2図に示すように、外側に開いた開き部17になってい
る。これは、後述のようにトルクブッシュ6の嵌合を容
易にするためのものであり、この実施例においては、そ
の下方の起立部16に対して、15゜の角度開かせてある。
ブラケット1の両起立部16の内側には、第5図に示すよ
うな形状のガイドプレート7が一体に設けられている。
このガイドプレート7は図示するように、両側に設けら
れる起立部18,19のうちの一方の起立部18が他方の起立
部19に対して長く、結果的に側壁部に向かって見てJ字
状を形成している。なお、このガイドプレート7の長い
方の起立部18の上部は、ブラケット1の起立部16と共
に、外側に開いている。
第6図および第7図に示すものはトルクブッシュ6で
ある。このトルクブッシュ6は、筒体20の内側に弾性材
21が、その外周部を焼き嵌めする等の手段によって一体
化しており、この弾性材21の中心部に設けられた筒部9
の孔10に、前述のようにボルト12が挿通されるのであ
る。弾性材21の一部には、この弾性材21が荷重を受けて
変形するための弧状の孔22が設けられている。筒体18の
外側には、前述のように広角の角度を有して突出部14が
位置し、溶接23で固定されている。突出部14にはその一
端に屈折部24があり、この部分に設けられた孔25(第6
図参照)で車体に取付けられることになる。
このような構造からなるこの装置においてエンジン3
を車体に取付けるには、次のような作業をする。まず、
車体にトルクブッシュ6を取付けておく。このエンジン
3は、第8図に示すように、このトルクブッシュ6のほ
かにも2個のトルクブッシュ25,26があり、またマウン
トメンバ27とこれに結合されるトルクブッシュ28も有し
ているので、これら全体で車体側に支持されることにな
る。トルクブッシュ25,26もエンジン3にブラケット29.
30を介して取付けられるが、ブラケット28,29は前述し
たブラケット1とは形状ならびに構造が異なるので、本
発明の適用はない。
車体にボルト15によりトルクブッシュ6を取付けると
共に、エンジン3にはボルト4によりブラケット1を取
付ける。また他のトルクブッシュ25,26も車体に取付
け、ブラケット29.30もそれぞれエンジン3に取付け
る。このようにした後、エンジン3を上昇させ、ブラケ
ット1の開口部5内にトルクブッシュ6が挟まれるよう
にする。ブラケット1の起立部16の上端は開き部17に形
成されているので、ブラケット1の位置がトルクブッシ
ュ6の位置に対して多少のずれがあったとしても、開き
部17のガイド作用により、この作業は円滑に行なうこと
ができることになる。
このようにしてブラケット1でトルクブッシュ6を挟
むとき、トルクブッシュ6の筒部9をブラケット1の内
側に設けたガイドプレート7の中央に向けて移動させ、
短い方の起立部19(第5図参照)の頂部のところで凹部
8に落し込む。このようにするとブラケット1の孔11が
トルクブッシュ6の筒体9の孔10に合致するので、ここ
にボルト12を挿通することにより、ブラケット1とトル
クブッシュ6とを結合することができる。本発明が成さ
れる前の構造においては、ブラケットに開き部が無く、
またガイドプレート7の起立部長さは両側において全く
同寸であったので、このように円滑な作業はできず、時
間を要したものである。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように構成されたエンジンの
支持装置であるから、エンジンを車体に搭載するに要す
る時間を短縮することができるので、作業性の向上を図
ることができる。またトルクブッシュが作業者の手や目
の届かないところにあったとしても、エンジンの車体へ
の取付けを、半ば自動的に行なうことができることにな
る。これを逆に考えれば、トルクブッシュの接地場所に
制約がなくなることになるから、レイアウトの自由度が
増すことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るブラケットの平面図、第2図は第
1図のものの正面図、第3図は第2図のものを中央で切
断した一部断面図、第4図は第2図のものを矢印IV方向
から見た一部側面図、第5図はガイドプレートの正面
図、第6図はトルクブッシュの平面図、第7図はトルク
ブッシュの正面図、第8図はエンジン取付部の全体を分
解状態で示した斜視図である。 1……ブラケット 3……エンジン 5……開口部 6……トルクブッシュ 7……ガイドプレート 8……凹部 9……筒部 10,11……孔 16,18,19……起立部 17……開き部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側に上方に開いたコ字状のブラケ
    ットを取付け、該ブラケットで車体側に取付けたトルク
    ブッシュの外側を覆うようにしてボルトで固着すること
    によりエンジンを車体に取付けた自動車において、前記
    コ字状のブラケットの両側壁部を上端において共に外側
    に開く形状とし、該ブラケットの両側壁部の内側にそれ
    ぞれトルクブッシュを案内するためのガイドプレートを
    設けると共にそのガイドプレートの形状を側壁部に向か
    って見てJ字状に形成したことを特徴とするエンジンの
    支持装置。
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