JP2700033B2 - 後視鏡の取り付け操作装置 - Google Patents

後視鏡の取り付け操作装置

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JP2700033B2 JP1015727A JP1572789A JP2700033B2 JP 2700033 B2 JP2700033 B2 JP 2700033B2 JP 1015727 A JP1015727 A JP 1015727A JP 1572789 A JP1572789 A JP 1572789A JP 2700033 B2 JP2700033 B2 JP 2700033B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、主として建設・土木工事用に使用されるク
ローラークレーン、ブルドーザー、シヨベルカーなど、
建機車輌におけるキャビン等に取り付けて、遠隔操作で
鏡面の向きを調節自在にした後視鏡の取り付け操作装置
に関する。
発明の背景: 近時、建機車輌にあつては、その使用目的に応じて、
作動操作が複雑になりつつあり、それに伴つて車輌の移
動時、特に後退する際の後方視界が従来のような、いわ
ゆる固定式の取り付けによる後視鏡では非常に不都合で
ある。従来の固定式の取り付けによる後視鏡では、運転
者が一旦車輌の移動を止めて、しかる後後視鏡の向きを
状況に応じて調節することになるから、当然作業能率が
低下する。そのため、一般自動車のように遠隔操作で鏡
面の向きを変えることができるものが要望されつつあ
る。しかしながら、従来一般自動車に採用されているよ
うな形式のものを、そのまま建機車輌に組み付けたので
は、作業の性質上常時大きな振動を受ける悪条件のもと
で使用されることから、故障を起こし易く、不都合であ
ることが判った。
課題を解決するための手段: 本発明は上記したような状況に鑑みて、過酷な条件の
もとで運転される建機車輌においても、作業に支障を来
すことなく、運転者が意のままに後視鏡に鏡面の向きを
変位させて、後方視界を確保できると共に、振動に対し
て耐久性を備え、しかも後視鏡部分やその他の要部が破
損した場合であつても、簡単に交換ができる機能を具備
した建機車輌用の後視鏡取り付け操作装置を提供するこ
とにある。
すなわち、本発明による後視鏡の取り付け操作装置
は、 (a)嵌め合わせ固定構造の取り付け座を側部に備える
後視鏡本体、 (b)一端部に車体側への取り付け座板を備えるととも
に、他端部に係止片を有する回転出力板を備え、この回
転出力板を水平面内で回転させる第1駆動機構を内設し
て外形が略エルボ形の第1支持ユニットと、一端部に前
記第1支持ユニットの係止片と係合する取り付け座板を
備えるとともに、他端部に前記後視鏡本体の取り付け座
と係合する係止片を有する回転出力板を備え、この回転
出力板を垂直面内で回転させる第2駆動機構を内設して
外形が略エルボ形の第2支持ユニットと、よりなる支持
アームおよび (c)前記第1駆動機構および第2駆動機構に接続され
てそれら各駆動機構を操作する別設の操作スイッチ を備えることを特徴とするものである。
本発明において、前記第1駆動機構および第2駆動機
構は、減速モータと直結する遊星歯車機構を備える減速
駆動機構とされるのが好ましい。ここで、前記減速モー
タは、ケーシングの一端に固着した取り付け板の裏面に
取り付けられ、前記遊星歯車機構は、前記取り付け板表
面中央に設けた凹所内で、中央に突出したモータ出力固
着の太陽歯車と噛合する遊星歯車の支持軸ピンを固定支
持する支持板に、外周複数箇所で等分して係止歯が設け
てあり、この係止歯形成部には背後位置に過負荷時の逃
がし空間を設けて可撓性を有する構造にし、前記取り付
け板の凹所に臨む側に設けた内係止歯車に前記係止歯が
噛合して、過負荷時に係止歯が外れて支持板の回動を許
容するようにした安全機構を備えている構成とするのが
良い。もっとも安全機構としては、これに限定されるも
のではなく、摩擦板式であってもよい。
また、前記第1支持ユニットの取り付け端部には、車
体側への取り付け具を一体に付設するのが好ましい。
さらに、前記回転出力板に設けられる係止片は、回転
軸線に直交する方向に嵌め合い連結する凸状の接手部片
であり、この係止片に係合する取り付け座板は、前記凸
状の接手部片に嵌合する溝形の接手部であるのが好まし
い。あるいは、接手部で、回転中心をもった嵌め合わせ
係止構造にして、緩み止めを付設することで固定できる
方式も採用できる。ここで、前記凸状の接手部片は、逆
台形断面で一方に向けて狭まるテーパーを有する形状で
あり、前記溝形の接手部は、前記凸状の接手部片に嵌合
するアリ溝であるのが良い。
なお、前記した第1支持ユニツトと第2支持ユニツト
との連結部は嵌め合わせ構造のほかに、ねじ番による連
結としてもよい。
作用: このように構成された本発明の装置によれば、駆動機
構を備えた2個の支持ユニツトを、クランク状に組合せ
構成した支持アームの基端部付設取り付け具を介して、
車体の所要個所に固着して、各駆動機構のモータは運転
席の操作盤と接続して所要の動作ができるようにしてお
き、後視鏡は支持アーム端の取り付け連結部に対して、
その取り付け座を嵌め合い係止することで装着できる。
鏡面の向きを調節するには、たとえば支持アーム中の
第1支持ユニツトのモータを起動操作すると、その出力
軸に繋がる駆動機構の遊星歯車機構によつて、その太陽
歯車を基準にして第2支持ユニツトと共に、後視鏡が水
平回動する。また、第2支持ユニツトのモータを起動操
作すると、その出力軸に繋がる駆動機構の遊星歯車機構
によつて、その太陽歯車を基準にして取り付け連結部
に、取り付け座を介し装着された後視鏡が上下方向に回
動することになる。
したがつて、両駆動機構のモータを個々にあるいは同
時に起動操作することで、第2支持ユニツトと後視鏡本
体とが共に回動し、両者の回動変位により、鏡面の変位
をXY両方向に自在に設定することができる。
なお、車輌の移動中あるいは停止しての作業中など
で、後視鏡側からの外力が支持アーム部に作用して、駆
動部が過負荷になつた場合には、各支持ユニツトの駆動
機構部に組み込んである安全機構によつて、遊星歯車の
支持部が遊動し、モータ部に過負荷が作用することな
く、破損を防止できることになる。
さらに、支持アーム全体が剛性を有した安定構造で、
突出長さを短くでき、しかも遠隔操作のための駆動機構
を、該支持アーム内に組み込んで、後視鏡の本体を軽量
にすることができることで、無理な負荷が支持アーム取
り付け部に作用するのを低減でき、また車体からの振動
の伝播も少なくなる。
実施例: 以下本発明を一実施例について図面により説明すれ
ば、次の通りである。
第1図に示すのは、本発明の後視鏡取り付け操作装置
の外形正面図であつて、1は後視鏡、10は支持アーム、
50は建機車輌のキヤビン部分における後視鏡取り付け部
(たとえば天蓋支柱など)、6は支持アームの取り付け
具である。
後視鏡1は鏡板4を取り付ける後視鏡本体2を、たと
えば合成樹脂製の成形物にして、その一側部に支持アー
ム10の先端と着脱可能に装着できる構造(後述する)に
なつている。もちろん、該後視鏡本体2内部には特別な
場合を除いて他の部品は組み込んでいない。
支持アーム10は、第2図ないし第7図に示すように、
2個の外形がエルボ(一般に流体配管部品として用いら
れているエルボ継手と同様の外形をしたもので、この明
細書の記載はこれに準ずる)形になつた支持ユニツト1
1,12と、その一方の支持ユニツト11の基端に付された車
体側の取り付け部50に対しての取り付け具6とからな
り、常態でS字形(またはZ字形)に管が屈曲したよう
な形態になつている。
このような支持アーム10を構成する支持ユニツト11,1
2は、便宜上車体側への取り付け具6を連結したものを
第1支持ユニツト11とし、後視鏡装着側を第2支持ユニ
ツト12として説明する。
これら両支持ユニツト11,12は、エルボ形をしたケー
シング21と、その一方の開口端部に固着した円盤形のハ
ウジング24内に減速機を組み込んだ駆動機構30と、ケー
シング21内に収容されるようにした駆動用の減速モータ
32とからなつている。これら第1,第2支持ユニツト11,1
2は、共通の構造になつている。したがつて、一方のも
のについて説明する。
ケーシング21は、軽金属たとえばアルミニユウム合金
などの金属でダイキャストしたものが好ましく、前記し
たように減速モータ32が収容される空間を有した寸法に
なつている。一方の開口端部には駆動機構30の取り付け
用ねじ穴22が複数個、他方の開口端部には連結用の取り
付け座板23固着用ねじ穴23′が複数個、それぞれ設けて
ある。
前記ケーシング21の一端に取り付く駆動機構30は、第
2図ないし第6図にて具体的に示すように、ハウジング
24の外形が、ケーシング21の端部外形とほぼ合致するよ
うにして、取り付け時ケーシング側に向く面(裏面)に
減速モータ32(以下単にモータという)を固着した取り
付け板26と、遊星歯車機構31の回転出力板36が回転自在
なように保持する環状のハウジング本体25とによつて、
構成されている。
遊星歯車機構31は、太陽歯車33がモータ32の出力軸3
2′に取り付いていて、この太陽歯車33の周囲に3個の
遊星歯車34が等分して配置され、これら遊星歯車4は、
前記取り付け板26の表面中央部に形成した凹所27内に収
容されている支持板37植設の支持軸ピン38にて、遊転自
在に支持されている。これら遊星歯車34は、回転出力板
36の内懐内周に設けた内歯車35と噛合して、太陽歯車33
からの駆動力が、該回転出力板36に伝達されるようにな
つている。また該回転出力板36の回転中心は、ケーシン
グ21の開口部軸心と合致するようになつている。さら
に、この回転出力板36は、ハウジング本体25の透孔25′
部から上面が僅かに突き出すようにして、該透孔25′内
周にて段部外周36′が回動自在に保持されると共に、フ
ランジ部36″がハウジング本体25の透孔縁下面部と、前
記取り付け板26表面との間で解脱しないように保持され
る構造となつている。
また、前記回転出力板36の表面には、その軸心線に直
交するようにして、逆台形断面で両側に一方方向にテー
パーを付した係止片39が一体に付設されている。
さらに、遊星歯車34を支持する前記支持板37は、第3
図及び第6図にて示すように、外周の複数等分(実施例
では3等分)した部分の適宜区間のみに係止歯42を刻設
してあり、この係止歯42部分が、前記取り付け板26表面
に形成されている取り付け板26の凹所27に臨む側に設け
てある内係止歯車41と噛合して、常態で取り付け板26内
に固定保持されるようになつている。中央の孔37″は大
きくしてモータ出力軸32′の回転を妨げない。なお、こ
の支持板37は機械的強度の高い合成樹脂で成形してあ
り、前記各係止歯42形成部の背後(支持板中心方向)に
は、それぞれ過負荷時の逃がし空間としての円弧状の透
孔37′を設けて、遊星歯車34支持軸ピン38を介して過度
のトルクが生じた場合、該係止歯42は内係止歯車41との
噛合係止力が弱まって、平衡するまで支持板37が回動で
きるよう、すなわち、透孔37′に沿った部分で係止歯42
が中心方向に逃げ得る、局部的に可撓性が生じる構造に
し、このような組合せ構造によつて外部からの回転力が
駆動機構30に作用しても、モータ32に影響しないように
した安全機構40を構成してある。したがつて、内係止歯
車41の歯と係止歯42とは、正逆いずれの方向に対しても
同様に作動し得るよう三角形の歯形にしておくことが好
ましい。
上記したような駆動機構30の回転出力板36に設けてあ
る前記係止片39は、支持ユニツト11,12同士の連結、及
び後視鏡本体2装着の接手の役目を所有している。これ
に対する相手側、すなわちケーシング21の反対端には、
該係止片39が嵌合するテーパー付きのアリ溝28を、軸心
線に直交して設けた取り付け座板23が、固着用ねじ穴2
3′に対して皿頭ボルト等によつて締結固着され、この
アリ溝28と前記係止片39との係合で、接手として連結で
きるようにしてある。
したがつて、前記した後視鏡本体2の側部に設けた接
着用の取り付け座3は、後視鏡1の鏡板4が起立した状
態で、その自重を受け止め得るようにテーパーの向きを
定めて、前記回転出力板36付設の係止片39が嵌合するア
リ溝3′を、刻設してある。
なお、第1支持ユニツト11のケーシング21端付設の取
り付け座板23に対して、これに装着する取り付け具6
は、その連結端面に、前記係止片39と同様(殆ど同一
で、好ましくは長さを長くして支持アーム10および後視
鏡1の総重量その他による片持ちとしてのモーメントに
対して充分耐えられる係止力が得られるようにしてお
く。)の係止片39′を、装着時の負荷を受け止められる
向き、すなわちテーパーが下広がりになるようにして突
設してある。車体側の取り付け部50は、その相手側の条
件に応じてパイプクランプ型、取り付け座板型など、対
応した形式にしたものを用意し、これを選択して使用で
きるように形成しておく。具体例のものは車体側のパイ
プ支柱に取り付ける形式のものを表している。このパイ
プクランプ型についての構造は公知の形状である。
このように構成した支持アーム10中の各モータ32に対
する動力配線は、各支持ユニツト11,12の内部を通じて
接続されるようにし、連結部においては、例えばアリ溝
28と係止片39との嵌合部に、それぞれ接片を設け、この
接片同士の接触によつて配線が接続されるようにする。
あるいは、嵌め合わせ部にマイクロコネクターを付設し
ておき、これによつて接続する方式を採用することもで
きる。また、各モータ32への動力線(図示省略)は、運
転席に設けた制御盤(図示省略)を介して電源と接続
し、所望の作動ができるようにしておく。
次に作動の態様を説明すれば、運転席にて制御盤での
選択操作で、後視鏡1を水平方向に回動させるには、第
1支持ユニツト11内のモータ32を起動すると、その出力
軸32′に取り付く態様歯車33から各遊星歯車34を介して
内歯車35に動力が伝達され、回転出力板36が回動するこ
とになる。したがつて、たとえば平面視で太陽歯車33を
時計方向に回転させると、内歯車35が反時計方向に回動
し、該回転出力板36の係止片39と嵌合連結した取り付け
座板23を介して、第2支持ユニツト12と共に連結する後
視鏡1が水平回動して、その鏡板4面が手前側へ回動変
位する。当然モータ32を逆回転させれば、後視鏡1は後
方へ回動変位する。
第2支持ユニツト12内のモータ32を起動して、その出
力軸を正転(たとえば時計方向の回転を正転とすれば)
すると、遊星歯車機構31の作動で、その回転出力板326
は反時計方向に回動することになるので、この回転出力
板36に連結する後視鏡1は、該回転出力板36の回転中心
を基準として鏡板4面が仰方向に回動変位する。したが
つて、モータ32を逆転駆動すれば、後視鏡1の鏡板4面
が俯の方向に回動変位することになる。
このようにしてモータ32,32の回転方向を選択操作す
ることで、後視鏡1は、支持アーム10の上半部(第2支
持ユニツト12)と共に水平回動し、かつ支持アーム10に
対する連結部で上下方向の回動をするので、両者の回動
を組合せて行えば、複合した動きが得られ、速やかに所
望の視野を選ぶことができる。
なお、定常状態において、走行時の振動・風圧その他
の外力が、後視鏡に作用した場合、縦横いずれの方向か
ら外力を受けても、両支持ユニツト11,12の駆動機構30
内には、遊星歯車34の支持板37に安全機構40が付設され
ていて、その支持板37に可撓性を備えた部分にある係止
歯42が、取り付け板26側の内係止歯車41との噛合部で過
大トルクを遊星歯車34側から受けると、係止歯42背後の
透孔37′側に撓んで噛合が外れ、支持板37が平衡する状
態になるまで回動し、当然この場合遊星歯車34が太陽歯
車33の周囲を転動して、モータ32出力軸32′には外部か
らの回転力が付加されることはない。もちろん、外力が
消去すれば、支持板37側の係止歯42が対向する位置で内
係止歯車41の歯に噛合し、正常状態に復帰する。また、
正常な操作を行うに際し、万一後視鏡に障害物が接触し
て、その回動変位が阻止されるような場合でも、前記と
同要領で支持板37の係止歯42が内係止歯車41から外れて
実質的にモータ32の出力軸32′が空転する状態となり、
何等の支障もない。
なお、この安全機構としては、支持板と取り付け板と
の間に摩擦クラツチの構造を組み込んで、過負荷に対応
できるようにすることもできる。
本発明によれば、後視鏡本体内には制御機器を内蔵さ
せることがないので、この内部にヒーターを組み込むよ
うにすれば、寒冷地用の後視鏡として役立て得る。ま
た、後視鏡本体に対する支持アームの取り付ける向き
は、前記した具体例のほかに、鏡板の下側、あるいは上
側、または背面であつても、駆動機構の2個のモータの
回転方向を、支持アーム端の取り付け位置に応じて設定
すれば、任意の位置に取り付けて使用することが可能で
ある。
さらに、支持アームの外形については、エルボ形のみ
ならず、多面形の支持ユニツトを組み合わせて構成して
も、構造的に無理がない限り任意のものが採用できる。
また、本発明装置は上記した建機車輌のみならず、そ
の他の車輌における後視鏡の取り付け操作装置として使
用することができることは言うまでもない。もちろん、
その場合には、支持アームの外形について他の形状を選
択することができる。
発明の効果: 本発明によれば、後視鏡自体を軽量にして、その支持
アーム自体を駆動機を内蔵した剛性の高いものにできる
から、振動が激しいたとえばブルドーザー等の建機車輌
に使用して後視鏡の耐久性を高めることができ、目的作
業を行いつつ後方視野の変更も運転席からの遠隔操作で
自在に設定することが無理なくできる。しかも、遠隔操
作を行う駆動部は、支持アームを構成する2個の支持ユ
ニツトとして共通のものを、その取り付ける方向を変え
て組合せることで構成されて、この両支持ユニツトの各
端部に後視鏡本体または車体への取り付け具を装着すれ
ば、全体が形成できるようになつているから、部分的な
交換はもちろん、支持する後視鏡も、破損した場合、そ
の全体を取り替えて使用できる便利さを有する。また、
全体的に量産可能な構造になつていて無理のない合理的
な装置として有用なものであるといえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体正面図、
第2図は支持アームの縦断面図、第3図は第2図のIII
−III視断面図、第4図は第2図のIV−IV視断面図、第
5図は第2図のV−V視断面図、第6図は支持ユニツト
の分解斜視図、第7図は後視鏡本体の取り付け座部の一
例を示す斜視図、第8図及び第9図は後視鏡の変位態様
を示す図である。 1……後視鏡、2……後視鏡本体 3……後視鏡本体の取り付け座 3′,28……アリ溝、6……取り付け具 10……支持アーム、11……第1支持ユニツト 12……第2支持ユニツト、21……ケーシング 23……取り付け座板、24……ハウジング 25……ハウジング本体、26……取り付け板 27……凹所、30……駆動機構 31……遊星歯車機構、32……減速モータ 33……太陽歯車、34……遊星歯車 35……内歯車、36……回転出力軸 37……支持板、38……支持軸ピン 37′……透孔、39……係止片 40……安全機構、41……内係止歯車 42……係止歯、50……取り付け部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)嵌め合わせ固定構造の取り付け座を
    側部に備える後視鏡本体、 (b)一端部に車体側への取り付け座板を備えるととも
    に、他端部に係止片を有する回転出力板を備え、この回
    転出力板を水平面内で回転させる第1駆動機構を内設し
    て外形が略エルボ形の第1支持ユニットと、一端部に前
    記第1支持ユニットの係止片と係合する取り付け座板を
    備えるとともに、他端部に前記後視鏡本体の取り付け座
    と係合する係止片を有する回転出力板を備え、この回転
    出力板を垂直面内で回転させる第2駆動機構を内設して
    外形が略エルボ形の第2支持ユニットと、よりなる支持
    アームおよび (c)前記第1駆動機構および第2駆動機構に接続され
    てそれら各駆動機構を操作する別設の操作スイッチ を備えることを特徴とする後視鏡の取り付け操作装置。
  2. 【請求項2】前記第1駆動機構および第2駆動機構は、
    減速モータと直結する遊星歯車機構を備える減速駆動機
    構とされている請求項1に記載の後視鏡の取り付け操作
    装置。
  3. 【請求項3】前記減速モータは、ケーシングの一端に固
    着した取り付け板の裏面に取り付けられ、前記遊星歯車
    機構は、前記取り付け板表面中央に設けた凹所内で、中
    央に突出したモータ出力軸固着の太陽歯車と噛合する遊
    星歯車の支持軸ピンを固定支持する支持板に、外周複数
    箇所で等分して係止歯が設けてあり、この係止歯形成部
    には背後位置に過負荷時の逃がし空間を設けて可撓性を
    有する構造にし、前記取り付け板の凹所に臨む側に設け
    た内係止歯車に前記係止歯が噛合して、過負荷時に係止
    歯が外れて支持板の回動を許容するようにした安全機構
    を備えている請求項2に記載の後視鏡の取り付け操作装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1支持ユニットの取り付け端部に
    は、車体側への取り付け具が一体に付設してある請求項
    1〜3のうちのいずれかに記載の後視鏡の取り付け操作
    装置。
  5. 【請求項5】前記回転出力板に設けられる係止片は、回
    転軸線に直交する方向に嵌め合い連結する凸状の接手部
    片であり、この係止片に係合する取り付け座板は、前記
    凸状の接手部片に嵌合する溝形の接手部である請求項1
    〜4のうちのいずれかに記載の後視鏡の取り付け操作装
    置。
  6. 【請求項6】前記凸状の接手部片は、逆台形断面で一方
    に向けて狭まるテーパーを有する形状であり、前記溝形
    の接手部は、前記凸状の接手部片に嵌合するアリ溝であ
    る請求項5に記載の後視鏡の取り付け操作装置。
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