JPH0319485Y2 - - Google Patents

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JPH0319485Y2
JPH0319485Y2 JP1985160709U JP16070985U JPH0319485Y2 JP H0319485 Y2 JPH0319485 Y2 JP H0319485Y2 JP 1985160709 U JP1985160709 U JP 1985160709U JP 16070985 U JP16070985 U JP 16070985U JP H0319485 Y2 JPH0319485 Y2 JP H0319485Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体に対して回動駆動し得るように
構成されたステーにバツクミラーを取り付け、該
ステーを回動させてバツクミラーの格納・繰出操
作を行い得る構造の、電動型ステー格納式ミラー
装置に関するものである。
〔従来技術〕
この種のミラー装置に関して実開昭60−11247
号公報に記載の技術が公知である。
第5図は上記公知の装置の平面図、第6図は同
じく1部を破断して描かれた側面図である。
1は車体で、両図は車体の前部を描いてある。
2は前部ウインドである。
前部ウインド2の上縁付近にブラケツト3が固
定され、該ウインド2の下縁付近に減速機4が設
置される(第6図)。
4aは減速機4の入力軸で、駆動モータ5に結
合されている。4bは該変速機4の出力軸であ
る。前記ブラケツト3は上記減速機出力軸4bの
軸心A−Aに沿つて配設されている。
U字状のステー6の両端がそれぞれ前記のブラ
ケツト3と減速機出力軸4bとによつて支承さ
れ、このU字状ステー6の中ほどにミラー7が取
り付けられる。
モータ5を作動させ、減速機4を介してステー
6を回動させると、第5図に示したように該ステ
ー6は往復矢印a−bの如く回動する。これによ
つて仮想線で示したステー6′位置、ミラー7′位
置の如く格納姿勢(車体側方に突出しない姿勢)
になつたり、実線で示したステー6位置、ミラー
7位置の如く正常姿勢(バツクミラーとして正常
に機能する姿勢)になつたりする。
以上に説明した公知例の電動型ステー格納式ミ
ラー装置(第5図、第6図)は、運転席からモー
タ5を操作してミラー装置を格納・繰出すること
が出来、車庫入れなどの如く障害物との間隔が狭
い場所で運転する場合に便利である。
しかし、上記公知技術においては、第6図から
容易に理解さるように、減速機出力軸4bの1端
と、ステー6と1端とが相互に結合されているだ
けであつて、減速機4によるステー6の支承状態
が強固でない。
減速機4によるステー6の支承が強固でない
為、ステー6及びミラー7の荷重(重力荷重及び
加速度荷重)を減速機4のみで支承することがで
きない。こうした理由で、従来技術においてはブ
ラケツト3を設け、このブラケツト3を減速機出
力軸は4bとによつてステー6を支承している。
このようにブラケツト3を設けることは、構造
が複雑となつて製造コストを割高にし、点検整備
の所要工数を増加せしめるのみならず、運転席の
斜前方上部の視界を妨げる。
更に、減速機4によるステー6の支承が強固で
ない為にガタが大きく、ステー6の回動が円滑に
行われにくい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記の事情に鑑みて為されたもので、
ミラーを取り付けたステーを強固に支承して円滑
に駆動し得る構造の電動型ステー格納式ミラー装
置を提供しようとするものである。
ただし、ステーを強固に支承するために装置全
体が大形になつたり大重量になつたりしてはデメ
リツトの方が大きくなるので、装置の大型化も、
複雑化も、大重量化も伴わず、特に組立作業性を
悪くしないという条件の下で前記の目的を達成す
べきことは勿論である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の装置は、
車体に取付けるミラーベース内に電動機及び減速
機を設置し、上記減速機の出力軸の両端をミラー
ベース外に突出せしめ、かつ、前記のステーの基
端部を二又状に形成して、該二又部の先端をそれ
ぞれ前記出力軸の両端に固着する。ただし、前記
二又状のステーは剛性の大きい部材であるから、
これを出力軸の両端に取り付ける構造に相当の工
夫を施さないと組付作業性を悪くしてしまうとい
う弊害を伴う。
そこで本考案のミラー装置は前述の構成に加え
て更に、前記減速機の出力軸の両端をミラーベー
ス外に突出せしめると共に、その突出部のそれぞ
れに軸心を介して対向する軸心に平行な2面を形
成し、一方、二又状に形成したステーの基端部で
減速機出力軸の両端を挟む形に対向せしめるとと
もに、その対向部のそれぞれに前記平行2面部と
摺動自在に嵌合する溝を設け、出力軸両端の平行
2面部を前記の溝に挿入した状態において出力軸
の中心軸に沿つた透孔をステーの基端部に設ける
と共に、該中心軸に沿つた雌ネジ穴を出力軸端面
に設け、上記雌ネジ穴に螺合する取付ネジによつ
てステーの二又状の基端部をそれぞれ出力軸の両
端に締結したことを特徴をする。
〔作用〕
以上のように構成すると、減速機出力軸の両端
でステーを支承するので、従来技術におけるが如
く減速機出力軸の1端でステーを支承した構造に
比して、ステーの支承状態が格段に強固となつて
安定し、該減速機を介してのステー駆動が円滑に
行われる。しかも、出力軸の軸端に形成した平行
2面部とステーの基端部に設けた溝とを嵌合せし
めた取付構造であるため、双方の部材をガタ無く
固着でき、その上、組付作業性が良い。
〔実施例〕
第3図は本考案の電動型ステー格納式ミラー装
置の1実施例を示す外観図、第4図は第3図に示
した部の拡大断面図である。
8は車体、9は上記車体に取り付けたミラーベ
ース兼駆動部ケースである。上記ミラーベース兼
駆動部ケース99の中に、第4図に示す如く駆動
用のモータ10と減速機11とを設置してある。
本例の減速機11は摩擦クラツチを組みこんで
過大な力を逃がすように構成してあり、その詳細
は次記の如くである。
遊星歯車減速機組立品11aの入力軸(図示せ
ず)をモータ10の回転軸(図示せず)に結合す
る。該遊星歯車減速機組立品11aの出力軸11
bに元歯車11cを固着し、受歯車11dに噛合
せしめる。
上記の受歯車11dは出力軸11eに対して回
動自在に嵌合してあり、該出力軸11eの両端は
ミラーベース兼駆動部ケース9外に突出してい
る。
前記の受歯車11dと出力軸11eとは、摩擦
クラツチ機構11f〜11hを介して接続してあ
る。即ち、出力軸11eに対して軸心方向の摺動
自在に、かつ軸心回りの相対的回動を係止して1
対のクラツチ受板11fを外嵌し、この1対のク
ラツチ受板11fにより、1対のクラツチ摩擦板
11gを介して受歯車11dを挟みつけ、クラツ
チスプリング11hによつて加圧する。
これにより、受歯車11dはクラツチ元板の機
能を兼ね、出力軸11eはクラツチ軸の機能を兼
ねる。即ち、受歯車11dが元歯車11cによつ
て回転せしめられると、その回転力は摩擦板11
gとの摩擦力によつて、クラツチ受板11fを介
して出力軸11eに伝動される。
上記の出力軸11eの回転を拘束する力が摩擦
力よりも大きければ滑りを生じ、受歯車11dは
出力軸11eに対して空転する。
第3図に示した軸心B−Bは、前述の出力軸1
1e(第4図)の軸心を表わしている。
一方、ミラー12を支承しているステー13
は、その基端側を二又状に構成する。13aは上
部アーム、13bは下部アームである。
上記二又状になつた2本のアーム13a,13
bそれぞれの基端を、第4図に示すように出力軸
11eの両端に固着する。
上部アーム13aの基端部を出力軸11eに対
向せしめて描いた分解斜視図を第1図に示す。ま
た、出力軸11eからステー13を取り外して第
4図の矢印方向に見た平面図を第2図に示す。
第1図に示すごとく、出力軸11eがミラーベ
ース兼駆動部ケース9の上面に突出している個所
に平行2面11e-1,11e-2を形成する。上記の
平行2面は出力軸11eの中心線B−Bを介し
て、これと平行に対向せしめて形成する。11e-
は、中心線B−Bに沿つて軸端に設けた雌ネジ
穴である。本考案の応用例として、前記の平行2
面11e-1,11e-2の片方を省略して、所謂Dカ
ツト形状とすることもできる。
第2図に仮想線で描いた13a′は上部アームの
取付位置を示している。
第1図に示すように、上部アーム13aの基端
部が出力軸11eに対向する面に溝13a-1を設
ける。上記の溝13a-1は、前記の平行2面11e
−1,11e-2に対して精密に嵌合するように形成
する。
上記の溝13a-1の溝底(第1図においては溝
13a-1の天井に相当する)に、出力軸の軸心B
−Bと同心に透孔13a-2を設け、取付ネジ14
を該透孔13a-2に挿通して雌ネジ穴11e-3に螺
合して緊定し、上部アーム13aを出力軸11e
に締結する。13a-3は透孔13a-2の上端に設け
た座ぐりである。
第4図に示すように、下部アーム13bも上述
の上部アーム13aと同様にして出力軸11eの
下端に固着する。第4図に示した15は下部アー
ム13bに一体連設したストツパ突起、16は上
記ストツパ突起に嵌合する円弧状の溝である。突
起15は円弧状溝16に摺動自在に嵌合して、ス
テー13の回動角を規制している。
以上のように構成した本実施例の装置におい
て、ミラー12を取り付けて支承したステー13
は、二又状のアーム13a,13bそれぞれの両
端を出力軸11eによつて支持されており、支持
構造に関して、てこの腕の長さLが出力軸11e
の長さ寸法とほぼ同じになる。このため強固な支
持が可能である。
強固な支持が可能であるため、公知例における
が如きウインド上部のブラケツトを設ける必要が
無く、しかもステーの回動駆動が円滑に行われ
る。さらに上部ブラケツトの省略により、ミラー
装置の機構が簡単になつて製造コストを低減し得
ると共に、ブラケツトの省略によつて運転席の視
界が良くなる。
更に、本実施例のステー13は、第1図につい
て説明したように溝13a-1と平行2面11e-1
11e-2とを嵌合させて出力軸11eに固着して
あるので、双方の部材の間に軸心回りのガタを生
じる虞れが無い。しかも、溝と平行2面とを嵌合
させた取付構造であるため、第4図に示した組立
状態において取付ネジ14を抜き取ると、二又状
の上、下アーム13a,13bを矢印l方向に引
き抜いて出力軸11eから取り外すことが容易で
ある。また、上記と反対の手順で矢印r方向に差
し込んで組みつけることも容易である。
〔考案の効果〕
以上に詳述した如く、本考案の装置によれば、
ミラーを取り付けて支承したステーを強固に支持
して、円滑に回動させることができ、しかも、分
解組立が容易で組立作業性及び整備性が良いとい
う優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例におけるステーと減
速機出力軸との取付部付近の1部破断分解斜視図
である。第2図は上記のステーを取り外したとこ
ろを第4図の矢印方向に見た平面図である。第
3図は前記実施例の外観図、第4図は第3図に示
した部拡大断面図である。第5図は公知のミラ
ー装置の平面図、第6図は同じく1部を破断して
描いた側面図である。 1……車体(前部)、2……前部ウインド、3
……ブラケツト、4……減速機、4a……入力
軸、4b……出力軸、5……駆動用モータ、6…
…U字状ステー、7……ミラー、8……車体、9
……ミラーベース兼駆動部ケース、10……駆動
用モータ、11……減速機、11a……遊星歯車
減速機組立品、11b……遊星歯車減速機組立品
出力軸、11c……元歯車、11d……受歯車、
11e……減速機の出力軸、11e-1,11e-2
…平行2面、11e-3……雌ネジ穴、11f……
クラツチ受板、11g……クラツチ摩擦板、11
h……クラツチスプリング、12……ミラー、1
3……二又状ステー、13a,13a′……上部ア
ーム、13a-1……溝、13a-2……透孔、14…
……取付ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転室の外側に突出せしめて支承されるステー
    にミラーを取り付け、該ステーを車体に対して回
    動せしめてミラーを格納したり正常姿勢にしたり
    出来る構造とし、かつ、上記の回動を電動機によ
    り減速機を介して駆動するように構成した電動型
    ステー格納式ミラー装置において、車体に取付け
    るミラーベース内に電動機及び減速機を収納して
    設置し、上記減速機の出力軸の両端をミラーベー
    ス外に突出せしめると共に、その突出部のそれぞ
    れに軸心を介して対向する軸心に平行な2面を形
    成し、一方、前記のステーの基端部を二又状に形
    成してその先端部のそれぞれを前記の出力軸端に
    対向せしめると共に、その対向部に前記平行2面
    部と摺動自在に嵌合する溝を設け、出力軸突出端
    の平行2面部を前記の溝に挿入した状態において
    出力軸の中心軸に沿つた透孔をステーの基端部に
    設けると共に、該中心軸に沿つた雌ネジ穴を出力
    軸端面に設け、上記雌ネジ穴に螺合する取付ネジ
    によつて前記ステーの二又状の基端部をそれぞれ
    出力軸の両端に締結したことを特徴とする電動型
    ステー格納式ミラー装置。
JP1985160709U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0319485Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6268838U JPS6268838U (ja) 1987-04-30
JPH0319485Y2 true JPH0319485Y2 (ja) 1991-04-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62137738U (ja) * 1985-10-19 1987-08-31

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JPS6268838U (ja) 1987-04-30

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