JPS62191249A

JPS62191249A - 電動可倒式ドアミラ−

Info

Publication number: JPS62191249A
Application number: JP61030922A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Nishizawa; 西沢　敏明; Fumio Yamauchi; 文男山内
Original assignee: Murakami Kaimeido Co Ltd
Current assignee: Murakami Kaimeido Co Ltd
Priority date: 1986-02-17
Filing date: 1986-02-17
Publication date: 1987-08-21
Also published as: JPH0471734B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、自動車の車室内から遠隔操作によって鏡の左
右方向の角度調節を行なうと共に、ミラ−ボデーを前方
または後方に折普むことがでさるようにした電動可倒式
ドアミラーに関する。

［従来の技術］自動車のドアミラーにおいて、大きな外力が加わったと
きに、ミラーボデーが傾き外力がなくなると元の姿勢に
戻るにうにしたものは衝撃回避式または傾１ｒｌＩＪ式
のミラーとして広く知られているが、近時、駐車場への
入庫や船積み輸送などの際に車幅を挟める必要から、ミ
ラーボデーを正位置から車両後方にほぼ直角に倒し、そ
のまま姿勢を保持できる可倒式ミラーが盛んに使用され
ている。いずれのミラーにおいても、ミラーボデー内に
傾動可能に支持されたミラーの角度調節機構が設けられ
ており、車室内から遠隔的に操作できるようになってい
る。

［発明が解決しようとする問題点］上記ミラー角度を遠隔的に調整するには手動的に行なう
ものと、電動的に行なうものとがある。

手ｉｆ、ｌ＋式の場合は調整用リンクとするため比較的
安価で・あるが、可倒時の大きな動きによっても破損さ
れないＪ：うなリンクは（ず４を設（Ｊることは困難で
ある。この困難を解決しても、ミラー可ｆｉ１１時にミ
ラー傾動調整）１構をも動かしてしまうため、可倒姿勢
からｉＥ　ＩＱ置にミラーを戻すとその都度ミラー角度
を再調整しなければならないという問題点があった。ま
た電動式のものは、可１ｆｌｌ軸上に減速は横およびモ
ータを組込／Ｖだだけであるから、比較的小型の減速機
および［−りしか組込めないためトルク出しや、過負荷
時のスリップ作用不充分であり、また可倒軸の駆動とは
別に鏡の上下、左右の傾き角度調部用の１または２周の
モータをミラーボデー内に組込むことが必要になって、
制ねり関係が複雑で高価なものにならざるを得なかった
。

ここにおいて、本発明は１−ルク出しも充分で、過負向
時のスリップ作用を備え、低コストの電動可倒式ミラー
を提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］Ｆ２目的を達成するため、本発明はミラーボデー内に固
定したサポートプレートに、シャツ１−ど平ｔｉな伝動
軸線をもつ高減速歯車列を内蔵さけたアクチュエータを
取付けると共に、シャフト外周に可倒時にアクチュエー
タに加わる過負荷を防止するクラッチ機構を設けたもの
である。

クラッチ機構は、アクチュエータの末端ギヤと常時かみ
合うクラッチギヤと、クラッチギヤの上部においてシャ
フトに対し上下方向に摺動可能に装着されたクラッチ受
筒と、クラッチギヤとクラッチ受筒と対向する端面に挟
入させた数個のスチールボールど、クラッチ受筒をクラ
ッチギヤ側に押圧するスプリングとからなっている。

ミラーボデーの回動１〜ルクは、クラッチ機構のボール
の乗越し荷重とシャフトの締付め荷重によって設定され
ており、またアクチュエータの歯車列に噛合うクラッチ
機構のクラッチギヤは、シＶフ［・締付１〜ルクによっ
てバックラッシュによる遊びが吸収されている。

［作　用］車室内のスイッチを操作してアクチュエータを１「すＪ
さけると、大きな回転トルクをもって末端ギヤが回動し
、クラッチギヤとかみ合いながら公転する。この公転に
よりミラーボデーはシャフトを中心にして萌または後方
向に僅かに回動するため、鏡の左右方向の角度を調節で
きる。アクチュエータの出力が、クラッチのスプリング
押圧力より小さい間はクラッチは外れないが、スプリン
グ押圧力より大ぎな負荷が加わるとクラッ″ｆ−機構が
作動してシせフ１〜に対しクラッチギヤを空転させる。

鏡の角度調節を超えて更にアクチュエータを回ｆ）ノし
続けると、ミラーボデーはストッパの規制角度限界まで
回動して前又は後方へ可倒状態になる。

手動または外部から衝撃を受けたどきには、ミラーボデ
ー側の強制的な回動によってスプリング押圧力より大き
な回動力が急激に加わるため、クラッチｂ１横がビ［紡
し一〇クラッヂギャを空転ざＶ、アクチュエータの過負
荷が未然に防止され、装置全体の安全が確保される。

［実施例］以下の実施例は、左側のドアミラーについて述べ、右側
のドアミラーについて図示ならびに説明を省略する。

第１図は本発明ドアミラーの１部破断じて示した斜視図
、第２図はアクチュエータユニットおよびクラッチ機構
の拡大断面図、第３図は第２図の■−■線にお【づる平
面図である。

第１図において、１は車両外板または窓隅部に固着した
ベース、２ａ、２ｂはベース１の外方に突出させた上下
のブラケット、３はミラーボデー、４はミラーボデー３
の内側に固着した金属製のυボー１−プレー１−１．５
ａ、５ｂはナボー１〜プレート４の側方に突出させた上
下一対のサポーテイングアーム、６はセンターピボット
、７はピボツ［・６に支持された鏡、８はブラケット２
ａ１２ｂに支持された中空のシャツ［〜、９はシャフト
８と平行な伝動軸線をもつ高減速歯車列を内蔵させたア
クチュエータ、１０は可倒時にアクチュエータ９に加わ
る過負荷を防１卜するためシャ７１へ８の外周に設（プ
たクラッチ機構である。

第２図に示寸ように、ブラケット２ａ、２ｂには、１−
下方向に間口する軸孔を設置ブでミラーボデー３の可動
中心となる中空シャフト８を挿通ずる。

上部ブラケット２ａのシャフト挿通用軸孔の上縁には、
テーパ状のリング４０を装置してガタ付きを防雨してい
る。軸孔の直上部にそれぞれブツシュ１１を介圃してサ
ポーテイングアーム５ａ、５ｂの先端に形成ざＶたクラ
ンプ１２をシャフト８に巻付はビス１３を用いて締付け
る。また下部リーボブラケッ１−２ｂのボス１４の上面
には、ミラーボデー３の前倒、１３よび後倒角度を規制
するス］・ツバ１５ａ、１５ｂを設ける一方、下部リー
ボーティングアーム５ｂの下部に前記ストッパ１５ａ、
１５ｂ当接するストッパ片１６を突出させる（第４図）
。ただし、伝動および手動により復側しのみとづる場合
は、前倒位置規制用のストッパ１５ａを起立位置にュー
トラル位置）用のストッパに代える。

アクチュエータ１０の詳細は第２図および第５回に示さ
れている。このアクチュエータは、モータと高減速歯車
列とで構成され、しかもモータの出力軸から歯車列の末
端ギヤまでの伝動軸線５０が。

ミラーボデー３の回動中心となるシャフト８と平行に配
置されていることを特徴としている。

アクチュエータハウジング１７は、はぼ円筒状をなし上
部にモータ１８、下部に減速歯車列の内歯車２０を固着
している。内歯車２０の内部には、遊星歯車付きの第１
〜第５のギヤ２１．２２・・・２５が互いに逆方向回転
可能に重合され、各ギヤに形成さけた円板２１ａ１２２
ａ・・・２５ａの上部偏心位置にピン３１を立てて共通
の内歯車２０に噛合う遊星歯車２６．２７・・・３０を
支持させている。第１の遊星歯車２６は前記内歯車２０
と噛合うほかモータ出力＠１８ａに固着したピニオン１
９に噛合う。第１〜第４のギヤ２１．２２・・・２４は
それぞれ次段の′ｆ１足爾車２７．２８．２９．３０に
噛い、更に最終段のギヤ２５は中間ギヤ３２を介してシ
ャツ１へ８に被着したクラッチギヤ３３に噛合っている
。

モータ１８の駆動によりビニオン１９が第５図の実線矢
印４１の方向に回転すると、５段の遊星歯車を介して高
度に減速され（例えば１／２０００）　、大きなトルク
で末端ギヤを回動させ、第３図の矢印４２の方向にミラ
ーボデー３を傾け、更に復例限界まで可倒させることか
できる。また逆方向４３に回転させれば第３図の矢印４
４の方向にミラーを傾け、または前倒限界まで可倒させ
ることができる。

上記ハウジング１７の側方には、ブラケツｈ１７ａ、１
７ｂを設けて、ミラーサポート側のブラケット５ａ、５
ｂの上部でシＩ７フト８を通して、ミラー可倒時のアク
チュエータに生ずる反力を支持させている。シャフト８
は中空で内部にアクチュエータ９のハーネス３４を挿通
し下部ブラケット２ｂを経てステー１を貫通させている
（第１図、第２図）上部ブラケット２ａ、アクチュエー
タハウジングの下部ブラケット１７ｂとの間におけるシ
ャツ］−８の外周には、ヘリカルスプリング３５と、ス
プリング保持筒３６と、クラッチギヤ３３と、スプリン
グ保持筒３６とクラッチギヤ３３との対向端面に挟入し
１、：数周のスヂールボール３７とで構成されるクラツ
ヂ機＋１６１０が装着されている。スプリング保持筒３
Ｇは上部ブラケツｌ−２ａの下面にり垂設した外筒３８
に囲まれ、外ｆ′Ｉ３８とスプリング保持筒３６との対
向壁に形成した凹凸条（スプライン）に係合している。

そのためスプリング保持筒３５はシマＩフ１〜８に対し
上下方向の移動ができるＪ：うに支持されている。一方
クラッチギヤ３３はシャフト８に対し回りＪ自在である
が、端面に形成したスチールボール３７がスプリングの
弾力により凹所３９に嵌入されているため、回動が阻止
されており、スプリング３５の抑圧より大ぎなトルクが
伝達されたときにのみ、スチールボール３７を凹所３９
より転勤させてシャフト８に対する回動を許容し、アク
チュエータ９に過大な負荷が加わらないように備えられ
ている。

なお、ミラーボデーの回動トルクは、クラッチ機構１０
のボールの乗越し荷重とシャフト８の締（＝Ｊめ荷重に
よって設定されている。また面記中間ギヤ３２どクラッ
チギヤ３３とは比較的大きなバックラッシュをもたせて
いるが、シャフト締付力によって吸収されている。

次に」：記装置の作用を説明する。

第１図〜第３図は、左側ドアミラーが起立状態、すなわ
らニュー１−ラル位置にある状態を示している。この状
態で車室内のスイッチ（図示省略）を操作してモータ１
８を通電すると、ビニオン１９から第１段遊星歯車２６
以下の歯車列２１・・・３０を介して中間ギヤ３２が駆
動される。いよ第５図の矢印４１のごとくビニオン１９
が右回転げると、中間ギヤ３２を同方向に回転させる。

中間ギヤ３２がクラッチギ１′７３３にかみ合いなから
シャフト軸心の周りを回動することによりアクチュエー
タ９と一体にされたミラーボデー３が矢印４２の方向に
回動してミラーの左右の傾き角度を調節以前より大きく
変更さぜることができる。更に回動すると、同方向に回
動じてミラーが後倒しとなり、同時に第４図のストッパ
片１Ｇがストッパ１５ａに当ってそれ以トの回動が阻止
される。なＪ３、モータ１８を逆転すると元のニュート
ラル位置に戻る。また、ニュートラル位置より館の逆方
向（矢印４３）に回転させると、ミラーの左右の傾きを
より小さく調節でき、更に回動させると前倒しとなり、
ストッパ片１６が他のストッパ１５ａに当ってミラーの
回動が阻止される。

なお、手動にて前倒または復側させるときには、ミラー
ボデー３が、外力によりシャフト８を中心にして強制的
に回動される。外力により回動がはじまると、スプリン
グの弾力に抗しながらスプリング保持筒３６がせり上り
スチールボール３γを凹所３９から扱は出さしてクラッ
チを外すため、外力がなくなるまで自由に可倒させるこ
とができる。また注意に戻すとスチールボール３７がそ
れぞれ凹所３９に嵌入し、クラッチＯＮの状態となって
ミラーボデーの正常な姿勢を保持するものである。

［発明の効果］上述のように本発明は、電動にてミラーボデーを可倒さ
せるものであるから、幅の狭い駐車場等に進入する場合
に、車室内からの遠隔操作で可倒できる。可倒磯構にお
けるアクチュエータは、ミラーボデーの回動中心となる
シャフトと平行な伝動軸線をもつ高減速歯車列を備えて
いるため、ガタ付きがなく、大きなトルクで可倒させる
ことが可能である。またシャフトにはクラッチ機構を設
けているので、電動、手動を問わず過負荷を生じたとぎ
にアクチュエータとの伝動を外し過負荷により損（Ｕを
未然に防止できる。更にシャフトと減′ａ歯中列の伝動
系とは平行２軸方式としたため、他のタイプのミラーと
共用化が容易となる等の効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明電動可倒式ドアミラーの１部を破断して
示した斜視図、第２図はアクチュエータおよびシャフト
部分の拡大断面図、第３図は第２図の■−■線における
横断平面図、第４図はストッパ部分の分解斜視図、第５
図は減速歯車列の分解組立図である。１・・・ベース、２ａ、２ｂ・・・ブラケット、３・・
・ミラーボデー、５ａ、５ｂ・・・サポーテイングアー
ム、６・・・センターピボット、７・・・鏡、８・・・
シャツ］〜、９・・・アクチュエータ、１０・・・クラ
ッチ機構、１５ａ、１５ｂ・・・ストッパ、１６・・・
ストッパ片、１８・・・モータ、１９・・・ビニオン、
２１〜２５・・・ギヤ、２６〜３ｏ・・・遊？歯屯、３
２・・・中間ギヤ、３３・・・クラッチギヤ、３５・・
・スプリング、３６・・・スプリング保持筒、３７・・
・スチールボール、３９・・・凹所、４０・・・リング
、５０・・・伝動軸線。

Claims

【特許請求の範囲】１　ベース（１）の外方に突出する上下のブラケット（
２ａ）（２ｂ）にシャフト（８）を固着してミラーボデ
ー（３）と一体化したサポートプレート（４）を支持し
、サポートプレート（４）には前記シャフト（８）と平
行な伝動軸線をもつ高減速歯車列を内蔵させたアクチュ
エータ（９）を取付けると共に、シャフト外周に可倒時
にアクチュエータ（９）に加わる過負荷を防止するクラ
ッチ機構（１０）を設けたことを特徴とする電動可倒式
ドアミラー。２　サポートプレート（４）は、上下から延出させたサ
ポーティングアーム（５ａ）（５ｂ）の先端が前記ブラ
ケット（２ａ）（２ｂ）の各上部でシャフト（８）の外
周に巻付けられている特許請求の範囲第１項記載の電動
可倒式ドアミラー。３　シャフト（８）は、上部ブラケット（２ａ）の軸孔
に対し円錐状のリング（４０）を用いて支持されている
特許請求の範囲第１項記載の電動可倒式ドアミラー。４　下部ブラケット（２ｂ）は、下部サポーティングア
ーム（５ｂ）の下辺に突設させたストッパ片（１６）と
当接してミラーボデー（３）の前倒、又は後倒の可倒限
界を定めるストッパ（１５ａ）又は（１５ｂ）を形成さ
せている特許請求の範囲第１項記載の電動可倒式ドアミ
ラー。５　ミラーボデーは、クラッチ機構（１０）のボールの
乗越し荷重とシャフト（８）の締付め荷重によって回動
トルクが設定されることを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の電動可倒式ドアミラー。６　アクチュエータ（９）の歯車列に噛合うクラッチ機
構のクラッチギヤは、シャフト締付トルクによってバッ
クラッシュによる遊びが吸収されている特許請求の範囲
第１項記載の電動可倒式ドアミラー。