JPH0217938Y2 - - Google Patents

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JPH0217938Y2
JPH0217938Y2 JP17741483U JP17741483U JPH0217938Y2 JP H0217938 Y2 JPH0217938 Y2 JP H0217938Y2 JP 17741483 U JP17741483 U JP 17741483U JP 17741483 U JP17741483 U JP 17741483U JP H0217938 Y2 JPH0217938 Y2 JP H0217938Y2
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mirror
rods
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worm
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JP17741483U
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動リモコン式バツクミラーの駆動装
置に関する。
従来の自動車用電動リモコン式バツクミラー
は、中央ピボツトと、中央ピポツトより離れて互
いに直交する位置に配置した2個の作動棒とによ
る3点支持であり、水平(X軸)方向に配置され
た作動棒進退させることによりミラーを左右方向
に傾け、垂直(Y軸)方向に配置された作動棒を
進退させることによりミラーを上下方向に傾ける
ようにしている。ミラーが小型の場合にはミラー
が軽く、傾動トルクも小さいので、ミラー保持も
良好で傾動操作の動きもスムーズである。しかし
バス、トラツクなど大型車両に取付けるバツクミ
ラーとなると、ミラーガラス自体の重量がかさむ
ため、傾動中心に対し作動棒の位置をはなして比
較的小さな傾動トルクですまそうとするため、作
動棒の位置がコーナ側に偏つてバランスが悪くな
り、ミラーの保持力が不充分となり、ビビリ等の
問題が生じやすい。これを防止するため、作動棒
の対向位置に板バネを設けたり、ガイドを付した
りすることも行なわれているが、ミラー組立の作
業性が悪くなるのみか、ビビリ防止に関して満足
すべき結果を得ていない。
上記の点に鑑み、本考案は中央のピボツトを中
心にして上下、左右に2個ずつ、計4個の作動棒
を設け、上下および左右をそれぞれ一対とする作
動棒について各別の駆動系を配置することにより
ミラー面をバランスよく保持して保持力の大幅な
向上を果すようにしたものである。しかも上下、
左右の作動棒について互いに正逆関係に回動さ
せ、中央ピポツトを含む傾動面内で押し引きさせ
るようにしたので、ミラーの傾動力を2倍に向上
させることが可能であり、またビビリ防止用突
起、板バネ等を用いる従来品に比べ部品点数も少
なく、安価に提供することができる。
次に本考案を図面について具体的に説明する。
第1図はバツクミラー駆動装置の正面図、第2図
は縦断面図であつて、図中1はミラーボデイ、2
はミラーホルダー、3はミラーガラス、4はアク
チユエータユニツトのハウジング、M1,M2はハ
ウジング4内に設けた2個のDCモータ、Pはハ
ウジング4の前部に設けた中央ピボツト、Sはミ
ラーホルダー2の中央に形成したソケツト、5,
6,7,8はピボツトPを中心にして上下、左右
に配置した4つの作動棒、9および10はハウジ
ング4内において直交する方向に横架したシヤフ
ト、11,12,13,14は作動棒の頂部に形
成したピポツト5a,6a,7a,8aに対応し
てミラーホルダー2に形成したソケツト、15お
よび16はモータM1,M2のウオームピニオン、
17および18はウオームピニオン15,16と
それぞれ噛合つて第1のウオーム機構を構成する
ようにシヤフト9および10に固着したウオーム
ホイール、19および20は第1のシヤフトの上
下端近くに設けたウオーム、21,22は第2の
シヤフトの左右端近くに設けたウオーム、23お
よび25はウオーム19,21と噛合つて第2の
ウオーム機構を構成するウオームホイール、24
および26はウオーム20,22と噛合つて第3
のウオーム機構を構成するウオームホイールであ
る。
上記作動棒5,6は、中央ピボツトPを中心と
するY軸方向(上下方向)に適当の距離を保つて
配置され、また作動棒7,8は、中央ピボツトP
を中心とするX軸方向(左右方向)に適当の距離
を保つて配置されている。前記上下の作動棒5,
6および左右の作動棒7,8の間には第1図に示
すように、伝動用のシヤフト9,10が夫々横架
されている。また各シヤフトの両端には正逆の関
係を有するネジ、すなわち左右ネジ19,20,
21,22が夫々設けられ、これらネジ部は各作
動棒を駆動させるウオーム機構と噛み合つてい
る。そして各作動棒は、上記第2、第3のウオー
ム機構を構成するウオームホイール23〜26の
中央に組付けられ、上下の作動棒5,6は互いに
正逆関係を保つて回動する伝動系を介して第1の
モータM1に連結され、左右の作動棒7,8は同
じく互いに正逆関係を保つて回動する別の伝動系
を介して第2のモータM2に連結されている。こ
れらの伝動系は、上記シヤフトと第1ないし第3
のウオーム機構によつて構成されている。
第3図に拡大示するように、ハウジング4の内
壁の対向する位置に環状凹所27,28が形成さ
れ、この環状凹所間に第2、第3のウオーム機構
におけるウオームホイール23,24,25また
は26がそれぞれ回転自在に支承されている。こ
れらウオームホイールの内部にはピボツトスクリ
ユー30が係装され、各作動棒の側方にはアジヤ
ストナツトを形成する爪部29を有し、これがピ
ボツトスクリユーのネジ部31に係合している。
作動棒5〜8の上端は上下、左右に設けたソケツ
トに嵌合するボールエンドまたはピボツト5a〜
8aを形成させ、作動棒中央のロツド部5b〜8
bはピボツトスクリユー30の中央孔32に挿合
されている。
伝動系を介して上記ウオームホイールを回転さ
せると、作動棒5〜8の進退によりピボツト5
a,6a,7aまたは8aが進退し、その突出量
が決定される。この突出量に従つてミラーガラス
の上下(Y軸)または左右(X軸)方向に関する
反射角を任意に調節することができる。なお、ピ
ボツト5a,6a,7a,8aには回り止め突起
33があり、この突起がソケツト11,12,1
3,14の切欠き34にそれぞれ挿入されて回り
止め手段が構成されている。したがつてピボツト
スクリユー30の回動時にはアジヤストナツトた
る作動棒5,6,7,8は回転することなく、そ
の軸線上を前進または後退するものである。
ピボツトスクリユー30はウオームホイール2
3〜26の内部に係装されている。すなわち前記
ハウジング4内壁の環状凹所28の中央に半球状
の膨出部35を設ける一方、ピボツトスクリユー
30の根元部36の下底中央に半球凹部40を形
成して上記膨出部35に嵌合させる。ウオームホ
イール23〜26の下部内面は、円孔37が形成
され、この円孔37は膨出部35の頂点を中心と
し、ピボツトスクリユーの軸線を含む面内に湾曲
しており、かつ平面からみて連続波曲状の凹凸条
38が形成されている。また前記ピボツトスクリ
ユーの根元部36の周端部には、円孔の凹凸条3
8と軽く係合する凹凸条39が形成されている。
ウオームホイール23〜26が回転すると、前
記凹凸条38,39の噛み合いによりスリツプを
起さずにピボツトスクリユー30を回転させ、ネ
ジ部31と爪29を介して作動棒5,6または
7,8を駆動する。このとき何等かの理由により
負荷が増加すると、爪29とピボツトスクリユー
のネジ部31間ですべりを生じて回転を伝えず、
従つて駆動系並びにミラー傾動部分の損傷を未然
に防止する。
各作動棒5〜8は、それぞれ数個の爪29を有
し、この爪をピボツトスクリユーのネジ部31に
螺合させているから、ピボツトスクリユーの回転
により作動棒は軸方向に移動する。この際前述し
たようにピボツト5a〜8aの突起33とソケツ
ト11〜14側の切欠き34により回り止めされ
ているため、作動棒は昇降動をなし、これにより
ミラーの傾動角を調節できる。なお、各作動棒の
ロツド部5b〜8bはピボツトスクリユーの中央
孔32に挿合されてスムーズな動きをガイドする
と共に、組付時の作業性を良好なものにする。
次に作用について説明する。
本装置を使用するには、ミラーガラス3の上下
または左右の何れかの角度を変更するかを選択
し、それに応じて切換スイツチ(図示省略)を操
作する。このスイツチとミラーハウジング内のモ
ータM1,M2とはハーネスを用いて結合されてい
るため、運転者のスイツチ操作によりミラー傾動
操作はリモートコントロールされる。
まず、上下方向を操作する場合について述べ
る。スイツチをONにしてY軸用のDCモータM1
を正転させると、ウオーム15、ウオームホイー
ル17、シヤフト9を介して第2、第3のウオー
ム機構を回転させ、凹凸条38,39を介してピ
ボツトスクリユー30を回転させる。シヤフト9
の上下端近くに配置した第2、第3のウオーム機
構19,20,22,25および21,22,2
4,26は、互いに逆回転の関係にあるので、一
方のピボツトスクリユーは右方向に回転し、他方
のピボツトスクリユーは左方向に回転する。
ピボツトスクリユーが回転すると、ネジ部31
と係合している爪29を介して作動棒を前進また
は後退させる。この動きにより作動棒上端のピボ
ツトの突出量が変化する。例えば上方の作動棒5
が進出し、下方の作動棒6は後退し中央ピボツト
Pを中心にして押し引きし、上下方向のミラー傾
斜角度を調節する。この場合にDCモータM1を逆
転すると、押し引きが上下逆となつて上下方向の
ミラー傾斜角度を調節する。
次に左右方向に操作するときには、X軸用の
DCモータM2を正転駆動し、前同様に第1のウオ
ーム機構、横方向のシヤフト10、第2、第3の
ウオーム機構を作動させて左右について逆転さ
せ、一方のピボツトスクリユー30を右または左
方向に回転し、他方を左または右方向に回転させ
る。そのため、左右について押し引きを行なつて
ミラー傾斜角を調節する。またDCモータM2を逆
転させると、押し引き関係を左右逆にして前同
様、ミラーの傾斜角度を調節する。
〔手動装置〕
モータ操作とは別に、中央ピボツトPから離れ
た位置のミラーガラス3の前面を押圧し、または
引き出すと、作動棒5,6,7または8の爪29
が強制的に押し拡げられ、ピボツトスクリユー3
0のネジ部31との噛み合いをとばして摺動し、
外部の力によりボールエンドの突出量をコントロ
ールできるので、手動にてミラーガラスの傾斜角
度を直接調節することができる。このような手動
操作によつても駆動系自体は何等損傷を受けな
い。
上記モータ駆動または手動操作の何れの場合に
も、可動ピボツトであるボールエンドのソケツト
11,12,13,14は、第3図に示すように
中央ピボツトPを中心とした円弧状軌道を描いて
移動するが、前記ピボツトスクユー30は、根元
部中央の半球凹所40でハウジング側の膨出部3
5に嵌合支持され、かつ根元部の周端は湾曲断面
をもつ円孔37に挿合されているため、ミラーガ
ラス反射角調節時のXまたはY方向の円弧状動き
に追従してピボツトスクリユーおよびジヤストナ
ツトを傾動させる。これによりミラーガラスに無
理な力を与えることなく角度調節を行なうことが
できる。
上述のように本考案は中央ピボツトを中心にし
て上下、左右を加えた5点支持であるためミラー
の保持が良好であり、傾動操作中にビビリの問題
を完全に防止することができ、しかも上下、左右
方向につき正逆関係の伝動系を介して押し引き動
作を行なわせるので、ミラーの傾動力を2倍に高
めることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電動リモコン式バツクミラー駆
動装置の一部破截正面図、第2図は縦面図、第3
図は第1図の−線における拡大断面図であ
る。 1……ミラーボデイ、2……ミラーホルダー、
3……ミラーガラス、4……ハウジング、M1
M2……DCモータ、P……中央ピボツト、S……
中央ソケツト、5〜8……作動棒、5a〜8a…
…ピボツト(ボールエンド)、5b〜8b……ロ
ツド部、9,10……シヤフト、11〜14……
ソケツト、15,16……ピニオン、17,18
……ウオームホイール、19〜22……ウオー
ム、23〜26……ウオームホイール、27,2
8……環状凹所、29……爪、30……ピボツト
スクリユー、31……ネジ部、32……中央孔、
33……突起、34……切欠き、35……膨出
部、36……根元部、37……円孔、38,39
……凹凸条、40……半球凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミラーボデイ内の中央ピボツトに傾動自在に取
    り付けたミラーをウオーム機構に係合される作動
    棒の進退により上下方向および左右方向に傾動さ
    せるバツクミラーにおいて、 ミラーの中央ピボツトを中心とする上下、左右
    の4ヶ所に上下および左右を夫々一対とする前記
    の作動棒を配設し、かつ、各作動棒の端部とミラ
    ーとをピボツト5a〜8aとソケツト11〜14
    とからなる球関節接手を介置して連結すると共
    に、 前記上下の作動棒5,6および左右の作動棒
    7,8の間に、伝動用のシヤフト9,10を夫々
    横架し、各シヤフトの両端に左右ネジの関係を有
    するネジ部19,20,21,22を夫々設け
    て、各ネジ部と各作動棒駆動用のウオーム機構と
    を噛み合せ、 前記伝動用シヤフト9,10には夫々各別の伝
    動系を介して別個のモータM1,M2を連結したこ
    とを特徴とするで電動リモコン式バツクミラーの
    駆動装置。
JP17741483U 1983-11-18 1983-11-18 電動リモコン式バツクミラ−の駆動装置 Granted JPS6084462U (ja)

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JP17741483U JPS6084462U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 電動リモコン式バツクミラ−の駆動装置

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JP17741483U JPS6084462U (ja) 1983-11-18 1983-11-18 電動リモコン式バツクミラ−の駆動装置

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JPS6084462U JPS6084462U (ja) 1985-06-11
JPH0217938Y2 true JPH0217938Y2 (ja) 1990-05-21

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JP2012116322A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置

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JPS6084462U (ja) 1985-06-11

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