JP2556112Y2 - バックミラー - Google Patents

バックミラー

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JP2556112Y2
JP2556112Y2 JP1991040800U JP4080091U JP2556112Y2 JP 2556112 Y2 JP2556112 Y2 JP 2556112Y2 JP 1991040800 U JP1991040800 U JP 1991040800U JP 4080091 U JP4080091 U JP 4080091U JP 2556112 Y2 JP2556112 Y2 JP 2556112Y2
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義彦 成川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等の車輛におけ
るドアミラー、フェンダーミラー等のバックミラーに関
するものであり、特に車輛の後退時左側輪附近
認し得る所定の下向きのミラー角度ま瞬時に傾動し、
後退終了後はミラー角度を元の角度に瞬時に戻すことが
できるようにしたバックミラーに係るものである。
【0002】
【従来の技術】ミラー角度を2個のアクチュエータによ
りそれぞれ左右方向及び上下方向にリモートコントロー
ル式に調節し得るようにした電動式のバックミラーは既
に広く知られている。このバックミラーは、ミラーホル
ダーの中央部を支持用ピボット(中央ピボット)に支持
させ、2個のアクチュエータにより2個のピボット付ア
ジャストナットをそれぞれ進退させてミラー角度を左右
方向及び上下方向に調節し得るようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】例えば車輛を道路左側
の側溝に寄せて後退させるような場合には、運転席と反
対側の車輛左側のバックミラーにおけるミラーを下方向
に傾動させて左後輪附近視認する必要がある。しか
るに、上記従来のバックミラーにおいては、アジャスト
ナットを回り止めされたアジャストねじに螺合させ、
ジャストナットを回転させながら軸方向に進退させてミ
ラー角度を調節するように構成されているためミラーの
傾動速度が遅く、しかもミラーが所定の角度に達したと
きにこれをロックすることができないので、ミラーを所
定の下向き角度まで瞬時に傾動することができない。従
って、車輛の後退時に車輌左側後輪付近を視認し得る状
態にミラー角度を傾動するのに時間を要し、この調節時
間中に他の車輛の走行を阻害するおそれがある。本考案
は、このような問題を解決しようとしてなされたもので
って、車輛の 後退時に左側後輪附近を視認し得る所定
の下向きのミラー角度まで瞬時に傾動し、後退終了後は
ミラー角度を元の角度に瞬時に戻すことができるように
したバックミラーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案ックミラーは、第1モータによるアジャス
ねじの回転駆動でピボット付アジャストナットを進退さ
せてミラー角度を上下方向に低速で調筋すると共に、第
2モータによりアジャスねじを一定範囲(ストローク)
内で進退させてミラー角度を瞬時に下向きに傾動するよ
うにしたものである。 すなわち、本考案は、アクチュエ
ータユニットハウジング(10)内に、アクチュエータ
と、アクチュエータの駆動により回動するウォームホィ
ール(13)と、ウォームホィール(13)の中央孔内
に進退自在で当該ウォームホィール(13)と共回り状
態に挿合されたピボット付きアジャストナット(17)
と、アジャストナットに螺合するアジャストねじ(2
1)とを収容し、前記ピボット付きアジャストナット
(17)の回動により、左右及び上下方向のミラー角度
を低速で調節し得るようにした電動式バックミラーにお
いて; ミラー角度を上下方向に調節するピボット付きアジャス
トナット(17)を回動させる第1モータ(11)と;
アジャストナット(17)に螺合し、かつ前記ハウジン
グ(10)に対し回り止めされたアジャストねじ(2
1)と;前記ウォームホィール(13)と同一軸線上に
配置された第2のウォームホィール(25)と;第2の
ウォームホィール(25)を回動させる第2モータ(2
2)と;前記アジャストねじ(21)の後部に設けら
れ、かつ前記ウォームホィール(25)の中央孔(2
6)内に挿合した円筒部(23)と;前記第2モータ
(22)の駆動時に、アジャストねじ(21)を軸方向
に一定範囲内で瞬時に進退させてミラー角度を大きく変
える瞬時傾動手段とを有し; 前記瞬時傾動手段は、前記円筒部(23)に形成したリ
ード角の大きい一対の螺旋溝(24、24)と、前記ウ
ォームホィール(25)の中央孔(26)内に突設され
て前記螺旋溝(24、24)に係合させたピン(27)
とから構成され 、第2モータ(22)の駆動時に、螺旋
溝(24、24)とピン(27)とによるカム作用で円
筒部(23)を軸方向に移動させることにより、前記ア
ジャストねじ(21)に係合しているピボット付きアジ
ャストナット(17)を瞬時に進退させるようにした、
ことを特徴とする。
【0005】また、前記瞬時傾動手段は、前記円筒部
(23)に形成した連続山形の凹溝(31)と、前記ウ
ォームホィール(25)の中央孔(26)内に突設され
て前記凹溝(31)に係合させた突起(32,32)と
から構成されている、ことを特徴とする。
【0006】
【作用】第2モータが停止しているときに第1モータを
回転させれば、アジャストねじに螺合しているピボット
付アジャストナットは第1モータ(上下方向ミラー角度
低速調整用モータ)の回転方向により前進又は後退して
ミラーを上方向又は下方向に低速で傾動させる。一方、
第2モータ(瞬時傾動用モータ)を所定の方向に回転さ
せればアジャストねじは所定の位置まで瞬時に後退し、
該アジャストねじに螺合しているアジャストナットも所
定の位置まで瞬時に後退してミラーを瞬時に所定の角度
まで下方向に傾動させる。アジャストねじは第2モータ
が回転したときにのみ一定範囲(ストローク)内でのみ
進退するら、アジャストねじが当該所定の位置を越え
て後退することはない。アジャストねじが当該所定の位
置に達したときに第2モータの回転を停止させればアジ
ャストねじは当該所定の位置にロックされミラーは所
定の下向きの角度にロックされる。この状態で車輛の運
転者は車輛の左側における後輪附近視認しつつ車輛を
後退させることができる。車輛の後退完了後、第2モー
タを上記と反対の方向に回転させアジャストねじは瞬
時に元の位置まで前進させれば該アジャストねじに螺合
しているアジャストナットも瞬時に元の位置まで前進し
てミラーを瞬時に元の角度に戻す。アジャストねじが元
の位置に達したときに第2モータの回転を停止させれ
ば、前記と同様に、アジャストねじは当該元の位置にロ
ックされミラーは元のニュートラルの角度にロックさ
れる。ミラーが元のニュートラルの角度にロックされた
後は、前述のように、第1モータによりミラーの角度を
上方向又は下方向に低速で調節することができる。
【0007】請求項のバックミラーにおいては、第2
モータを所定の方向に回転させたときには、ウォームホ
ィールが所定の方向に回転することにより、アジャスト
ねじ円筒部の一対の螺旋溝とピンとのカム作用により
定の位置、即ちピンが螺旋溝の一端に当接する位置
瞬時に後退する。つまり、ウォームホィールの回転運動
はアジャストねじの直線運動に変えられろ。このとき、
螺旋溝はリード角の大きい螺旋状をなすため、アジャス
トねじは高速で動く。元に戻すときには第2モータを逆
転させる。
【0008】請求項のバックミラーにおいては、第2
モータを所定の方向に回転させたときには、ウォームホ
ィール回転により、ウォームホィールの中央孔内
起とアジャストねじ後部の凹溝(カム溝)とのカム作用
アジャストねじ瞬時に所定の角度まで下方向に傾動
させる。このとき、凹溝は連続山形に曲折しているた
め、アジャストねじは高速で動く。アジャストねじが当
該所定の位置まで後退したときに第2モータを停止させ
ればアジャストねじが当該所定の位置にロックされ、ミ
ラーは所定の下向きの角度にロックされる。次に、第2
モータを再び前記と同じ方向に回転させれば、ウォーム
ホィールの凸がアジャストねじ後部の凹溝内を同一方
向に更に摺動する。このとき、アジャストねじはその後
部の凹溝内を摺動する凸に押されて所定の位置、即ち
が凹溝における最後部に達する位置、まで瞬時に前
進し、ミラーを瞬時に元のニュートラルの角度まで上方
向に傾動させる。アジャストねじが当該所定の位置まで
前進したときに第2モータを停止させればアジャストね
じが当該所定の位置にロックされ、ミラーは元のニュー
トラルの角度にロックされる。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本考案によるバックミラーの一例を示
す断面図、図2は図1において車輌の後退時にミラー角
度を下向きに大きく傾けた状態を示す断面図である。図
中、符号1はバックミラーのミラーボデー、2はミラ
ー、3は該ミラー2を保持するミラーホルダー、4はミ
ラーホルダー3の裏面中央部に設けた支持用ピボッ
(中央ピボット)で、アクチュエータユニットハウジン
グ10のソケット部に支持されている。遠隔操作により
ミラー角を調節できるリモコン式バックミラーは、アク
チュエータハウジング10内に配置した2個のアクチュ
エータにより2個のピボット付アジャストナットをそれ
ぞれ進退させてミラー2の角度を左右方向及び上下方向
に調節するようにしている本考案のバックミラーは、
従来のリモコン式バックミラーにおけるミラー角度を上
下方向に低速で調節する手段に、ミラーを上下方向に瞬
時に傾動させる手段を付け加えたものであるため、ミラ
ー角度を左右方向に調節する手段については図示並びに
説明を省略し、以下ミラー角度を上下方向に低速で調節
する手段に関連して本考案の実施例を説明する。
【0010】まず、ミラー角度を上下方向に低速で調節
する手段について説明する。クチュエータハウジング
10内にはミラー角度を上下方向に低速で調節するため
のモータ、即ち第1モータ11を設ける。第1モータ1
1の出力軸にはウオーム12を取り付け、ウォーム12
にはウォームホィール13を噛合させる。ウォームホィ
ール13の中央孔14内壁面には軸方向の溝15を形成
する。一方、ピボット16を前端に備えたアジャストナ
ット17にはウォームホィール13の溝15に対応する
突条18を設け、該突条18を溝15に係合させた状態
でアジャストナット17をウォームホィール13の中央
孔14内に挿合する(図3参照)。即ち、アジャストナ
ット17をこのようにウォームホィール13に関連させ
ることにより、アジャストナット17は常にウォームホ
ィール13と共に回転するが、アジャストナット17は
ウォームホィール13に対し進退自在となる。アジャス
トナット17前端のピボット16はミラーホルダー3に
設けられた凹球受座19に嵌合され、アジャストナット
17が進退することによりミラーホルダー3が上下方向
に傾動するアジャストナット17はその後部に複数の
爪20を備え、この爪20アジャストねじ21に螺合
させる。適宜のスイッチ操作により第1モータ11(上
下方向ミラー角度低速調整用モータ)を所定の方向に回
転させれば、第1モータ11の回転はウォーム12、ウ
ォームホィール13を介してアジャストナット17に伝
えられ、アジャストナット17が所定の方向に回転す
る。このとき、アジャストナット17の爪20が螺合し
ているアジャストねじ21は回り止めされ、且つ後述す
る第2モータ22が停止しているときには進退できない
進退不能の状態であるから、アジャストナット17は前
進又は後退し、ミラー角度を上方向又は下方向に低速で
調節する。
【0011】次に、ミラー角度を上下方向に低速で調節
する前述の手段に付け加えられる、ミラーを上下方向に
瞬時に傾動させる手段について説明する。アクチュエー
タハウジング10内には前記第1モータ11とは別の第
2モータ(瞬時傾動用モータ)22を配設し、第2モー
タ22の出力軸に固着したウオーム28を、前記ウォー
ムホィール13と同一軸心上に配置した第2のウォーム
ホィール25に噛合させる。前記アジャストねじ21
上下方向ミラー角度低速調整時には軸心方向の進退
はせず、第2モータ22が回転したときにのみ一定範囲
(ストローク)内で瞬時に進退するようにしている。図
1〜4に示す実施例においては、アジャストねじ21
その後部に該ねじと一体に円筒部23を設け、円筒
部23の外周面に180゜位相ずれのリード角の大きな
一対の螺旋状スリット(螺旋溝)24を形成する。アジ
ャストねじ21の円筒部23ウォームホィール25の
中央孔26内に挿合され、ウォームホィール25の中央
孔26より内方に突設したピン27を当該螺旋状スリッ
ト(螺旋溝24に挿入して円筒カムを構成させてい
る。ジャストねじ21を回転不能にするためには、一
例として、アジャストねじ21の円筒部23に軸方向の
止め溝29を形成し、アクチュエータハウジング1
0内には該回止め溝29に対応する回止め突30
を設け(図1、図3)、アジャストねじ21の回止め
溝29を回転止め突30に係合させる。2モータ2
2が停止しているときは、ウォームホィール25も回転
しないため、螺旋溝24にウォームホィール25のピン
27が挿入されているアジャストねじ21は進退不能
状態にある。適宜のスイッチ操作により第2モータ22
を所定の方向に回転させたときには、ウオーム28を介
してウォームホィール25が所定の方向に回転し、ウォ
ームホィール25の中央孔26より内方に突設したピン
27がアジャストねじ21の円筒部23の螺旋溝24内
を摺動し、カムの作用により アジャストねじ21を所
定の位置、例えばピン27が螺旋溝24の一端に当接す
る位置で瞬時に後退させ、ミラー2を所定の角度まで
瞬時に下げる。アジャストねじ21が当該所定の位置に
達した時に第2モータ22が回転を停止し、アジャスト
ねじ21をロックする。従って、アジャストねじ21に
螺合しているアジャストナット17がロックされ、その
結果ミラー2も所定の下向きの角度でロックされる(図
2)。また、第2モータ22を上記と反対の方向に回転
させたときには、ウォーム28を介してウォームホィー
ル25が上記と反対の方向に回転し、ウォームホィール
25のピン27がアジャストねじ21を元の位置、即
ピン27が螺旋溝24の他端に当接する位置まで瞬時に
戻し、ミラー2を元の角度まで瞬時に上げる。ミラー2
は上記と同様にの位置(ニュートラル)でロックされ
(図1)
【0012】図5はアジャストねじの変形例を示す斜視
図、図6は図5のアジャストねじの円筒部における凹溝
(カム溝)の展開図、図7は図5のアジャストねじの円
筒部を挿合させるウォームホィールの正面図である。
の変形例は図1〜4に示す第1実施例における一対の螺
旋溝24に代え、アジャストねじ21の外周には前後方
向に連続山形に曲折する凹溝(カム溝)31(図5、図
6)を形成したものである。アジャストねじ21の円筒
部23を第2モータ22により回転するウォームホィー
ル25の中央孔26内に挿合し、ウォームホィール25
の中央孔26より内方に突設した凸32(図7)を当
該凹溝31に係合させている。以下、第2実施例と図1
〜4に示す第1実施例との相違点について説明する。凹
溝31(カム溝)は、最後部31aと最前部31bとを
連結部31cを介して山形に連結してなるものである。
凹溝31は有底溝であり、凸32はウォームホィール
25の中央孔26内一対設ける。2モータ22の回
転方向は常に一定とし、反転させる必要はない。即ち、
第2モータ22についてはON、OFFの制御を行うだ
けでよい。第2モータ22の回転に伴い、凸32は凹
溝31内を常に一定の方向に動く。即ち、凸32は凹
溝31内を最後部31a−連結部31c−最前部31b
−連結部31c−最後部31a−連結部31c・・・の
如く順次移動する。凸32が凹溝31内の最後部31
aにあるときにはミラーはニュートラルの位置にある。
32が凹溝31内の最前部31bにあるときにはミ
ラーは所定の下向きの角度となる。凸32が凹溝31
内の最後部31aないし最前部31bに達したときに第
2モータ22の回転を停止させればミラーはそれぞれニ
ュートラルの位置ないし所定の下向きの位置にロックさ
れる。凸32が凹溝31内の連結部31cを移動して
いるときにアジャストねじ21が進退する。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
第2モータが停止しているときに第1モータを回転させ
れば、アジャストねじに螺合しているピボット付アジャ
ストナットは第1モータ(上下方向ミラー角度低速調整
用モータ)の回転方向により前進又は後退してミラーを
上方向又は下方向に低速で傾動させることができる。
た、第1モータが停止しているときに、第2モータを回
転させればアジャストねじは所定の位置まで瞬時に後退
し、該アジャストねじに螺合しているアジャストナット
も所定の位置まで瞬時に後退してミラーを瞬時に所定の
角度まで下方向に傾動させる。請求項1においては、ア
ジャストねじの後部の円筒部に一対の螺旋溝(カム溝)
を設けているため、車輌の後退時に第2モータを所定の
方向に回転させることにより、車輛の左輪付近を視
認し得る所定の下向きの角度までミラーを瞬時に下げる
ことができ、後退終了時には第2モータを逆転すること
によりミラーを瞬時に元の角度まで戻すことができる。
従って、必要視界が瞬時に得られ、車輛運転の安全性が
向上する。また、請求項2においては、アジャストねじ
の後部の円筒部に連続山形の凹溝(カム溝)を設けてい
るため、ミラーを瞬時に所定の角度まで下方向に傾動さ
て車輌の左側後輪付近を視認する際に、第2モータに
連なるカム駆動用のウォームホィールは常に一定の方向
にのみ回転し、元のミラー角に戻すときにも第2モータ
を逆転させる必要がない。従って、第2モータとギアの
耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案によるバックミラーの一例を示す断面
図である。
【図2】 図1のバックミラーにおいて車輛の後退時
左側後輪付近を視認し得る状熊までミラー角度を下向き
に傾動させた状態を示す断面図である。
【図3】 ウォームホィールとアジャストナットとの関
係を示す分解斜視図である。
【図4】 アジャストねじとアクチュエータハウジング
の関係を示す分解斜視図である。
【図5】 アジャストねじの変形例を示す斜視図であ
る。
【図6】 図5のアジャストねじの筒部における凹溝
(カム溝)を示す展開図である。
【図7】 図5のアジャストねじの円筒部を挿合させる
ウォームホィール正面図である。
【符号の説明】
1 ミラーボデー 2 ミラー 3 ミラーホルダー 4 支持用ピボット 10 アクチュエータユニットハウジング 11 第1モータ(上下方向ミラー角度低速調整用モー
タ) 12 ウオーム 13 ウォームホィール 14 中央孔 15 溝 16 ピボット 17 アジャストナット 18 突条 19 凹受座 20 爪 21 アジャストねじ 22 第2モータ(瞬時傾動用モータ) 23 円筒部 24 螺旋溝 25 ウォームホィール 26 中央孔 27 ピン 28 ウオーム 29 回止め溝 30 回止め突 31 凹溝(カム溝) 31a 最後部 31b 最前部 31c 連結部 32 凸

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータユニットハウジング(1
    0)内に、アクチュエータと、アクチュエータの駆動に
    より回動するウォームホィール(13)と、ウォームホ
    ィール(13)の中央孔内に進退自在で当該ウォームホ
    ィール(13)と共回り状態に挿合されたピボット付き
    アジャストナット(17)とアジャストナットに螺合
    するアジャストねじ(21)とを収容し、前記ピボット
    付きアジャストナット(17)の回動により、左右及び
    上下方向のミラー角度を低速で調節し得るようにした電
    動式バックミラーにおいて; 前記ピボット付きアジャストナット(17)を回動させ
    第1モータ(11)と;アジャストナット(17)に
    螺合し、かつ前記ハウジング(10)に対し回り止めさ
    れたアジャストねじ(21)と;前記ウォームホィール
    (13)と同一軸線上に配置された第2のウォームホィ
    ール(25)と;第2のウォームホィール(25)を回
    動させる第2モータ(22)と;前記アジャストねじ
    (21)の後部に設けられ、かつ前記ウォームホィール
    (25)の中央孔(26)内に挿合した円筒部(23)
    と;前記第2モータ(22)の駆動時に、アジャストね
    じ(21)を軸方向に一定範囲内で瞬時に進退させてミ
    ラー角度を大きく変える瞬時傾動手段とを有し; 前記瞬時傾動手段は、前記円筒部(23)に形成したリ
    ード角の大きい一対の螺旋溝(24、24)と、前記ウ
    ォームホィール(25)の中央孔(26)内に突設され
    て前記螺旋溝(24、24)に係合させたピン(27)
    とから構成され、第2モータ(22)の駆動時に、螺旋
    溝(24、24)とピン(27)とによるカム作用で円
    筒部(23)を軸方向に移動させることにより、前記ア
    ジャストねじ(21)に係合しているピボット付きアジ
    ャストナット(17)を瞬時に進退させるようにした、
    ことを特徴とするバックミラー。
  2. 【請求項2】 前記瞬時傾動手段は、前記円筒部(2
    3)に形成した連続山形の凹溝(31)と、前記ウォー
    ムホィール(25)の中央孔(26)内に突設されて前
    記凹溝(31)に係合させた突起(32,32)とから
    構成されている ことを特徴とする請求項1記載のバ
    ックミラー。
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