JP2699593B2 - 自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のライン圧制御装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機のライン圧制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動変速機のライン圧制御装置としては、例え
ば、(特開平1−193446号公報参照)に記載されている
ものが知られている。
この従来出典には、最適ライン圧特性が数パターン記
憶させてあるA/Tコントロールユニットにおいて、各セ
ンサからのセンサ信号により走行状態を判断し、判断し
た走行状態により最適ライン圧特性を選択し、そのライ
ン圧特性が得られるデューティ制御信号のON−OFF割合
を決め、ライン圧ソレノイドに決めたON−OFF割合によ
るデューティ制御信号を出力してライン圧を作り出すプ
レッシャレギュレータバルブの信号圧となるスロットル
圧を調圧し、ひいてはライン圧を制御するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のライン圧制御装置に
あっては、エンジン始動時においてもスロットル開度に
応じた所定のライン圧を作り出す制御を行なう装置とな
っている為、ライン圧制御ユニットに含まれるエンジン
駆動のオイルポンプがエンジン負荷となり、特にエンジ
ン雰囲気温度が低温状態でのエンジン始動性が悪くな
る。
そこで、このエンジン始動性を向上させる為、エンジ
ン雰囲気温度を監視し、電源キースイッチの投入後、エ
ンジン雰囲気温度が設定温度以下の低温である間、ライ
ン圧の低圧制御を行なうという案がある。しかし、この
場合、エンジン雰囲気温度が設定温度に達するまではラ
イン圧の低圧制御が持続されることになる為、エンジン
雰囲気温度が十分に高まらないうちに走行を開始しよう
とする場合、発進締結要素が締結されずに車両の発進が
不可能となったり、滑り締結の持続により締結要素が焼
き付きを生じて締結要素の耐久信頼性が劣ってしまう。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもの
で、エンジンにより直接的または間接的に駆動されるオ
イルポンプを有する自動変速機のライン圧制御装置にお
いて、車両発進性及び締結要素の耐久信頼性を確保しな
がら低温時におけるエンジン始動性の向上を及びエンジ
ン始動後にエンジン停止した場合のエンジン再始動性の
向上を図ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の自動変速機のライ
ン圧制御装置では、第1図のクレーム対応図に示すよう
に、エンジンが置かれている温度環境であるエンジン雰
囲気温度を検出するエンジン雰囲気温度検出手段aと、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段b
と、 エンジンcにより直接的または間接的に駆動されるオ
イルポンプdを有し、ライン圧アクチュエータeに対す
る外部からの指令でライン圧制御が可能なライン圧制御
ユニットfと、 エンジン始動完了回転数に相当する第1エンジン回転
数しきい値と、エンジン停止回転数に相当する第2エン
ジン回転数しきい値を設定するエンジン回転数しきい値
設定手段gと、 キー操作によりエンジンを始動させる電源キースイッ
チ投入後にエンジン雰囲気温度が良好なエンジン始動性
を望めない低温域であることが検出され、かつ、エンジ
ン回転数が第1エンジン回転数しきい値以下の状態が検
出されると、低圧レベルのライン圧特性を得るライン圧
低圧制御指令を上記ライン圧アクチュエータeに対し出
力し、このライン圧低圧制御中において第1エンジン回
転数しきい値を超えるエンジン回転数が検出されると、
エンジン雰囲気温度にかかわらず前記低圧レベルのライ
ン圧特性より相対的に高い圧力レベルのライン圧特性を
得るライン圧通常圧制御指令をライン圧アクチュエータ
eに対し出力し、さらに、ライン圧通常圧制御時に第2
エンジン回転数しきい値以下の状態が検出されると再度
ライン圧低圧制御指令を出力するライン圧制御手段h
と、 を備えている事を特徴とする。
(作 用) ライン圧制御手段hにおいては、キー操作によりエン
ジンを始動させる電源キースイッチが投入されると、エ
ンジン雰囲気温度検出手段aからのエンジン雰囲気温度
検出値と、エンジン回転数検出手段bからのエンジン回
転数検出値が入力される。
そして、キー操作によりエンジンを始動させる電源キ
ースイッチ投入後にエンジン雰囲気温度が良好なエンジ
ン始動性を望めない低温域であることが検出され、か
つ、エンジン回転数が第1エンジン回転数しきい値以下
の状態、つまり、エンジン始動が完了していない状態が
検出されると、低圧レベルのライン圧特性を得るライン
圧低圧制御指令がライン圧アクチュエータeに対し出力
される。
従って、電源キースイッチ投入による低温エンジン始
動時には、ライン圧低圧制御が行なわれることになり、
このライン圧低圧制御によりオイルポンプdの必要駆動
トルクが低減され、オイルポンプdを直接的または間接
的に駆動するエンジンcの負荷が軽減されることでエン
ジン始動性が向上する。
上記ライン圧低圧制御中において第1エンジン回転数
しきい値を超えるエンジン回転数が検出されると、ライ
ン圧制御手段hにおいて、エンジン雰囲気温度にかかわ
らず前記低圧レベルのライン圧特性より相対的に高い圧
力レベルのライン圧特性を得るライン圧通常圧制御指令
がライン圧アクチュエータeに対し出力される。
従って、エンジン始動の直後に走行を開始する場合で
あっても、エンジン始動の検出により直ちにライン圧通
常圧制御に移行することでライン圧の上昇遅れが解消さ
れ、滑りを許容しない圧力レベルのライン圧により締結
要素が締結されるため、車両の発進が確保されるし、ま
た、締結要素の滑り締結の持続が防止されることにより
締結要素の耐久信頼性も確保される。
さらに、ライン圧通常圧制御時に第2エンジン回転数
しきい値以下の状態が検出されると、ライン圧制御手段
hにおいて、再度ライン圧低圧制御指令がライン圧アク
チュエータeに対し出力される。
従って、エンジン始動後にエンジン停止した場合の再
始動性が向上する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第2図は実施例のライン圧制御装置が適用された自動
変速機の全体システム図で、自動変速機本体1内には、
エンジン2からの駆動トルクを伝達するトルクコンバー
タ3と、変速クラッチ・ブレーキ類(締結要素)及び遊
星ギヤを有し、前進4速後退1速の変速が可能なパワー
トレイン4と、トルクコンバータ3を介してエンジン2
により駆動されるオイルポンプ5と、締結要素への制御
油圧を作り出す油圧制御系としてのコントロールバルブ
6等を有する。
電子制御系としては、入力情報をもたらす手段とし
て、油温センサ7,アクセル開度センサ8,エンジン回転セ
ンサ9,車速センサ10,インヒビタースイッチ11,電源キー
スイッチ12を有し、これらからの入力信号に基づいて、
ライン圧制御や変速制御やロックアップ制御等を行なう
演算処理装置としてA/Tコントロールユニット14を有
し、制御アクチュエータとして、ライン圧ソレノイド1
5,ロックアップソレノイド16,シフトソレノイドA17,シ
フトソレノイドB18,タイミングソレノイド19を有する。
第3図は実施例のライン圧制御装置を示す全体図で、
ライン圧油圧制御系は、オイルポンプ5と、パイロット
バルブ20と、スロットルバルブ21と、プレッシャレギュ
レータバルブ22を有して構成され、ライン圧電子制御系
は、センサ,スイッチ類7,8,9,10,11,12と、A/Tコント
ロールユニット14と、ライン圧ソレノイド15を有して構
成される。
前記オイルポンプ5は、可変容量型ベーンポンプ構造
であり、そのロータはトルクコンバータ3のドライブス
リーブに嵌合していて、エンジン2と同期して回転す
る。
そして、ポンプ回転が低回転から高回転までのオイル
ポンプ流量を必要最小限に制御する為、プレッシャレギ
ュレータバルブ22からのフィードバック油圧をフィード
バック油路30を介してコントロールシリンダ31に印加
し、ロータとケースとの偏心量を調整する様にしてい
る。
尚、フィードバック油圧の脈流を整流する為、フィー
ドバック油路30の途中にはフィードバックアキュムレー
タ32が設けられている。
前記パイロットバルブ20は、ライン圧油路33からのラ
イン圧PLを一定のパイロット圧PPに調圧(減圧)するバ
ルブで、スプール20aを図面左方向に付勢するスプリン
グ20bによる力に釣り合う圧力に調圧される。
尚、パイロット圧油路34には、オイルストレーナ35が
設けられている。
前記スロットルバルブ21は、パイロット圧PPをプレッ
シャレギュレータバルブ22の作動信号圧であるスロット
ル圧PTHに調圧(減圧)するバルブで、デューティサイ
クル型ソレノイドであるライン圧ソレノイド15によりON
−OFF割合を0〜100%まで制御することで所望のスロッ
トル圧PTHが得られる。
尚、スロットル圧PTHの脈流を整流する為、オリフィ
ス36より下流側のスロットロ圧油路37の途中にはプレッ
シャモディファイヤアキュムレータ38が設けられてい
る。
前記プレッシャレギュレータバルブ22は、前記オイル
ポンプ5から吐出された作動油をスロットル圧PTHに対
応したライン圧PLに調圧するバルブで、スロットル圧P
THがプラグ22aに印加され、スロットル圧PTHが高圧であ
るほどスプール22bに加わる図面上方への力が大きくな
り、ライン圧PLも高圧に調圧される。即ち、スロットル
圧PTHを調圧することでライン圧PLを調圧できることに
なる。
前記A/Tコントロールユニット14のライン圧制御部14a
には、第4図の実線特性に示すように、(1速,N,P,R)
と(2,3,4速)のセレクト位置の応じた最適のライン圧
特性を記憶させておいて、インヒビタースイッチ11から
のセレクト位置信号とアクセル開度センサ8からのアク
セル開度信号に基づいて走行状態を検出し、最適のライ
ン圧特性が得られるようにライン圧ソレノイド15に対し
ライン圧通常圧制御指令を出力する通常圧制御プログラ
ムや、第4図の点線特性に示すように、油温センサ7か
らの信号により検出されるエンジン雰囲気温度が設定温
度以下の低温で、エンジン未始動状態であると検出され
た時、ライン圧ソレノイド15に対し通常より低ライン圧
PLとするライン圧低圧制御指令を出力し、このライン圧
低圧制御中においてエンジン始動状態が検出されると直
ちに上記ライン圧通常圧制御に移行し、エンジン始動後
にエンジン停止状態が検出されると再度ライン圧低圧制
御を行なう低温エンジン始動時制御プログラムや、ロッ
クアップ時に通常より高いライン圧に制御するロックア
ップ時制御プログラムや、変速フィーリングを向上させ
るために一時的にライン圧特性を変更する変速時制御プ
ログラムや、低油温時に変速フィーリングを向上させた
り、極低温時に締結要素の滑り防止する為にライン圧特
性を変更する低温時制御プログラム等が組込まれてい
る。
次に、作用を説明する。
第5図はライン圧制御のうち低温エンジン始動時制御
作動の流れを示すフローチャートで、エンジン雰囲気温
度が低温でのエンジン始動時には、ステップ50→ステッ
プ51→ステップ52→ステップ53→ステップ54→ステップ
55→ステップ56→ステップ57→ステップ58へ進み、ステ
ップ58では、ライン圧ソレノイド15に対し、ニュートラ
ル位置またはパーキング位置における通常時ライン圧特
性(第4図実線特性)に比べて圧力レベルが1/2以下の
低いライン圧特性(第4図点線特性)とするライン圧低
圧制御指令がライン圧ソレノイド15に対し出力される。
即ち、油温センサ7からの油温検出値が所定温度以下
の低温で(ステップ51)、インヒビタースイッチ11から
のセレクト位置検出信号がニュートラル位置またはパー
キング位置で(ステップ52)、電源キースイッチ投入後
の車速センサ10からの車速検出値が停止車速のままで
(ステップ54)、エンジン回転センサ9からのエンジン
回転数検出値がエンジン始動完了を示す第1エンジン回
転数しきい値N1(例えば、100rpm)以下(ステップ5
5)、という全ての条件を満足することにより低温エン
ジン未始動状態が判断され、これがライン圧低圧制御の
開始条件となる。
従って、低温エンジン始動時には、ライン圧低圧制御
によりオイルポンプ5からの吐出流量の大半がドレーン
されることでオイルポンプ5の必要駆動トルクが低減さ
れ、オイルポンプ5を直接に駆動するエンジン2の負荷
が軽減されることになり、エンジン始動性が向上する。
そして、上記ライン圧低圧制御の開始後、エンジン始
動が完了してエンジン回転センサ9からのエンジン回転
数検出値が第1エンジン回転数しきい値N1を超えた時に
は、ステップ55からステップ59→ステップ60へ進み、ス
テップ60ではニュートラル位置またはパーキング位置に
おける通常時ライン圧特性(第4図実線特性)が得られ
るライン圧通常圧制御指令がライン圧ソレノイド15に出
力される。
即ち、油温の十分な上昇を待までもないのは勿論のこ
と、セレクト位置による走行意志や車速による走行状態
の検出を待つまでもなくエンジン始動が検出されたらラ
イン圧通常圧制御に移行する制御とする、つまり、ライ
ン圧低圧制御をエンジン始動時のみの必要最小時期に限
って行なうようにしている。
従って、エンジン始動の直後に走行を開始する場合で
あっても、エンジン始動により直ちにライン圧通常圧制
御に移行することでライン圧の上昇遅れが解消され、ア
クセル開度(エンジン負荷)に応じた圧力レベルのライ
ン圧により変速クラッチやブレーキ類の締結要素が締結
される為、車両の発進が確保されるし、また、締結要素
の滑り締結の持続が防止されることにより締結要素の耐
久信頼性も向上する。
そして、ライン圧通常圧制御に移行後は、ステップ59
においてライン圧通常圧制御移行を示すキャンセル2が
セットされていることで、エンジン停止状態を示す第2
エンジン回転数しきい値N2(例えば、100rpm以下)以下
となるまでは、ステップ56→ステップ61→ステップ60へ
と進む流れとなり、ライン圧通常圧制御が維持される
が、ライン圧通常圧制御移行後であってもエンジン停止
状態を示す第2エンジン回転数しきい値N2以下となった
場合には、再び、ステップ56→ステップ57→ステップ58
へ進む流れとなりライン圧低圧制御が開始され、エンジ
ン始動状態を示す第1エンジン回転数しきい値N1を超え
るまでライン圧低圧制御が維持される。
従って、エンジン始動後にエンジン停止状態となった
場合、イグニッションキーを外して改めてエンジン始動
操作を行なうことなくライン圧低圧制御が再開される
為、エンジン再始動性も確保される。
また、電源キースイッチ投入後の車速センサ10からの
車速検出値が走行車速を示す値となった場合には、ステ
ップ54からステップ62→ステップ60へ進む流れとなり、
ステップ62において車両走行を示すキャンセル1がセッ
トされる為、その後、エンジン回転数の如何にかかわら
ず、ステップ53からステップ60へと飛び、ライン圧通常
圧制御が維持される。
従って、ライン圧低圧制御を行なうのが、電源キース
イッチ投入後の車速センサ10からの車速検出値が停止車
速の時のみに限られることになり、ライン圧低圧制御の
誤作動の可能性を少なくしている。
以上説明してきたように、実施例の自動変速機のライ
ン圧制御装置にあっては、下記に列挙する特長を有す
る。
低温エンジン始動時にのみ自動変速機のライン圧を
低く保つライン圧低圧制御を行ない、エンジン始動が検
出されたらエンジン雰囲気温度条件にかかわらずライン
圧通常圧制御に復帰する装置とした為、車両発進の確保
及び自動変速機のパワートレインに設けられる締結要素
の耐久信頼性を確保しながら低温時におけるエンジン始
動性の向上を図ることができる。
ライン圧低圧制御を行なうのが、電源キースイッチ
投入後の車速センサ10からの車速検出値が停止車速の時
のみに限り、ライン圧低圧制御の誤作動の可能性を少な
くしている為、ライン圧低圧制御が長時間にわたって持
続することが防止され、発進不能に陥ったりやクラッチ
やブレーキ等の締結要素の焼き付きを防止することがで
きる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体
的な構成はこの実施例に限られるものではない。
例えば、実施例では、エンジン雰囲気温度を自動変速
機の油温センサからの油温信号により検出する例を示し
たが、エンジン冷却水温センサや外気温センサ等、エン
ジン雰囲気温度が低温かどうかを検出可能なものであれ
ば他のセンサを用いても良い。
また、実施例では、エンジンにより直接的に駆動され
るオイルポンプを有する自動変速機の例を示したが、エ
ンジンにより発電機を駆動し、発電電気によりオイルポ
ンプを駆動する間接的なエンジン駆動の場合も含まれ
る。
また、実施例ではライン圧そのものを低圧に制御する
例を示したが、可変容量オイルポンプが用いられている
場合には、オイルポンプを小容量側に変更制御したり、
エンジンとオイルポンプとの駆動接続をクラッチにより
絶つ等、結果としてライン圧を低圧とする制御としても
良い。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、エンジ
ンにより直接的または間接的に駆動されるオイルポンプ
を有する自動変速機のライン圧制御装置において、キー
操作によりエンジンを始動させる電源キースイッチ投入
後にエンジン雰囲気温度が良好なエンジン指導性を望め
ない低温域であることが検出され、かつ、エンジン回転
数が第1エンジン回転数しきい値以下の状態が検出され
ると、低圧レベルのライン圧特性を得るライン圧低圧制
御指令をライン圧アクチュエータに対し出力し、このラ
イン圧低圧制御中において第1エンジン回転数しきい値
を超えるエンジン回転数が検出されると、エンジン雰囲
気温度にかかわらず前記低圧レベルのライン圧特性より
相対的に高い圧力レベルのライン圧特性を得るライン圧
通常圧制御指令をライン圧アクチュエータに対し出力
し、さらに、ライン圧通常圧制御時に第2エンジン回転
数しきい値以下の状態が検出されると再度ライン圧低圧
制御指令を出力するライン圧制御手段を設けたため、車
両発進性及び締結要素の耐久信頼性を確保しながら低温
時におけるエンジン始動性の向上及びエンジン始動後に
エンジン停止した場合のエンジン再始動性の向上を図る
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機のライン圧制御装置を示す
クレーム対応図、第2図は実施例のライン圧制御装置が
適用された自動変速機の全体システム図、第3図は実施
例のライン圧制御装置の全体図、第4図は実施例装置で
の通常時のライン圧特性と低温エンジン始動時のライン
圧特性を示す図、第5図は低温エンジン始動時のライン
圧制御作動の流れを示すフローチャートである。 a……エンジン雰囲気温度検出手段 b……エンジン回転数検出手段 c……エンジン d……オイルポンプ e……ライン圧アクチュエータ f……ライン圧制御ユニット g……エンジン回転数しきい値設定手段 h……ライン圧制御手段
フロントページの続き (72)発明者 浅野 宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 石上 和宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 竹之内 真一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 中澤 慎介 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 佐々木 宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 山口 博司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−193446(JP,A) 特開 昭62−167972(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンが置かれている温度環境であるエ
    ンジン雰囲気温度を検出するエンジン雰囲気温度検出手
    段と、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 エンジンにより直接的または間接的に駆動されるオイル
    ポンプを有し、ライン圧アクチュエータに対する外部か
    らの指令でライン圧制御が可能なライン圧制御ユニット
    と、 エンジン始動完了回転数に相当する第1エンジン回転数
    しきい値と、エンジン停止回転数に相当する第2エンジ
    ン回転数しきい値を設定するエンジン回転数しきい値設
    定手段と、 キー操作によりエンジンを始動させる電源キースイッチ
    投入後にエンジン雰囲気温度が良好なエンジン始動性を
    望めない低温域であることが検出され、かつ、エンジン
    回転数が第1エンジン回転数しきい値以下の状態が検出
    されると、低圧レベルのライン圧特性を得るライン圧低
    圧制御指令を上記ライン圧アクチュエータに対し出力
    し、このライン圧低圧制御中において第1エンジン回転
    数しきい値を超えるエンジン回転数が検出されると、エ
    ンジン雰囲気温度にかかわらず前記低圧レベルのライン
    圧特性より相対的に高い圧力レベルのライン圧特性を得
    るライン圧通常圧制御指令をライン圧アクチュエータに
    対し出力し、さらに、ライン圧通常圧制御時に第2エン
    ジン回転数しきい値以下の状態が検出されると再度ライ
    ン圧低圧制御指令を出力するライン圧制御手段と、 を備えている事を特徴とする自動変速機のライン圧制御
    装置。
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