JP2788766B2 - 自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のライン圧制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に適用される自動変速機のライン圧制
御装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動変速機のライン圧制御装置としては、例え
ば、『自動車工学臨時増刊vol.37No.7』(昭和63年3
月;(株)鉄道日本社発行)の214ページ〜249ページに
記載されている装置が知られている。
この従来出典には、オイルポンプからの吐出圧をプレ
ッシャレギュレータバルブによりライン圧(自動変速本
体内のクラッチ/ブレーキ類による摩擦要素の作動圧)
に調圧するに際し、プレッシャレギュレータバルブの作
動信号圧となるスロットル圧をデューテイ駆動ソレノイ
ドバルブによりスロットル開度電気信号に応じて作り出
すようにした電子制御によるライン圧制御装置が示され
ている。
そして、不要に高い油圧を作り出すとその分だけオイル
ポンプ駆動力が増大し伝達効率を落すことになるし、ま
た、変速ショックも発生してしまう為、スロットル開度
電気信号に基づいてエンジントルクに対応した最適のラ
イン圧を作り出すようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のライン圧制御装置に
あっては、ポンプ駆動力低減と変速ショック対策を考慮
して、第4図の実線特性に示すように、スロットル開度
に対応して一義的にライン圧を作り出す装置としていた
為、エンジン回転をアイドル回転以上(スロットル開度
で0/8〜3/8程度)に保ったり、変速機出力軸を回転させ
ての極低速走行を行なっている時であって、D→N→R
セレクト操作またはR→N→Dセレクト操作を繰り返す
と、摩擦要素が滑ってしまう。
即ち、クラッチ等の摩擦要素に負荷がかかっているにも
かかわらず、スロットル開度に応じて設定されるライン
圧が低圧であることで摩擦要素の締結容量が不足するこ
とによる。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもの
で、摩擦要素の作動圧であるライン圧を作り出す自動変
速機のライン圧制御装置において、変速機に負荷を与え
ながら所定のセレクト操作を行なう場合、摩擦要素の耐
久信頼性確保と、運転者への異常操作教示と、セレクト
操作後の車両移動距離短縮化を図ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の自動変速機のライ
ン圧制御装置では、変速機に負荷を与えながら所定のセ
レクト操作を行なう場合、スロットル開度に対応する通
常のライン圧より圧力レベルを高める手段とした。
即ち、リバース位置(R位置),ニュートラル位置
(N位置),ドライブ位置(D位置)をセレクトするセ
レクト操作手段と、前記セレクト操作手段によるセレク
ト位置を検出するセレクト位置検出手段と、エンジン回
転数や変速機出力軸回転数により自動変速機への駆動負
荷を検出する変速機駆動負荷検出手段と、変速機駆動負
荷が所定負荷以上の時であって、D→N→Rセレクト操
作時またはR→N→Dセレクト操作時には、スロットル
開度に応じて設定される通常のライン圧より高い圧力レ
ベルのライン圧とするライン圧制御手段と、を備えてい
ることを特徴とする。
(作 用) アクセルペダルを少し踏み込むことで自動変速機に与
える変速機駆動負荷が所定負荷以上の時であって、D→
N→Rセレクト操作時またはR→N→Dセレクト操作時
には、ライン圧制御手段において、スロットル開度に応
じて設定される通常のライン圧より高い圧力レベルのラ
イン圧に制御される。
従って、摩擦要素の締結容量が高まり、摩擦要素の滑
りが防止される為、摩擦要素の耐久信頼性が確保され
る。また、セレクトショックが大きく発生する為、運転
者へ異常操作を教示することができる。さらに、セレク
ト応答性が高まる為、セレクト操作後の車両移動距離短
縮化を図ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図示に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第1図は実施例のライン圧制御装置が適用された電子
制御自動変速機の全体システム図で、自動変速機本体1
内には、エンジン2からの駆動トルクを伝達するトルク
コンバータ3と、摩擦要素としての変速クラッチ・ブレ
ーキ類及び遊星ギヤを有し前進4速後退1速の変速が可
能なパワートレイン4と、トルクコンバータ3を介して
エンジン2により駆動されるオイルポンプ5と、摩擦要
素への制御油圧を作り出す油圧制御系としてのコントロ
ールバルブ6等を有する。
電子制御系としては、入力情報をもたらす手段として、
油温センサ7,スロットルセンサ8,エンジン回転センサ9,
車速センサ10,インヒビタースイッチ11,パワーパターン
選択スイッチ12,ASCD(定速走行制御装置)13を有し、
これからの入力情報に基づいて、ライン圧制御やロック
アップ制御や変速制御等を行なう演算処理装置として、
電子制御回路を主体とするコントロールユニット14を有
し、制御アクチュエータとして、ライン圧ソレノイド1
5,ロックアップソレノイド16,シフトソレノイドA17,シ
フトソレノイドB18,タイミング制御用ソレノイド19を有
する。
第2図は自動変速機のライン圧制御装置を示す概略図
で、前記コントロールバルブ6内には、スロットル弁6
a,レギュレータ弁6b,シフト弁6c,アキュムレータ弁6d,
アキュムレータピストン6eを有する。
そして、コントロールユニット14のライン圧制御部14a
では、スロットル開度,車速,セレクトレバー位置,油
温等の信号を入力し、ライン圧ソレノイド15に対しデュ
ーティ信号による油圧指令信号を出力する。
このライン圧ソレノイド15の作動によりスロットル弁6a
で所定のスロットル圧が作り出され、このスロットル圧
を信号圧として、レギュレータ弁6bでオイルポンプ5か
らの吐出作動油がライン圧PLに調圧される。さらに、シ
フト弁6cの切換作動により変速クラッチに対し油圧立上
がり特性等をアキュムレータによる棚圧作用やオリフィ
スによる絞り作用を利用して制御したクラッチ作動圧が
供給される。
次に、作用を説明する。
第3図はライン圧制御部14aで行なわれるライン圧制
御作動の流れを示すフローチャートであり、以下、各ス
テップについて説明する。
ステップ30では、スロットル開度TH,エンジン回転数N
E,車速V,セレクトレバー位置SP等の信号が入力される。
ステップ31では、エンジン回転数NEが設定エンジン回
転数NEO以上かどうかが判断される。
尚、設定エンジン回転数NEOは、アイドル回転数より少
し高い回転数に設定されている。
ステップ32では車速Vが設定車速VO以上かどうかが判
断される。
尚、設定車速VOは、数km/hの低車速に設定される。
ステップ33では、セレクトレバー位置SPの監視によ
り、D→N→Rセレクト操作またはR→N→Dセレクト
操作が所定時間内に行なわれたかどうかが判断される。
以上のステップ31,32の判断でいずれもNOと判断され
た場合や、ステップ31,32の判断で少なくとも一方がYES
と判断された場合であってもステップ33でNOと判断され
た場合には、ステップ34へ進み、第4図の実線ライン圧
特性Aに基づいて通常のライン圧制御が行なわれる。
また、ステップ31,32の条件の少なくともいずれか一
方を満足すると共にステップ33の条件を満足する時に
は、ステップ35へ進み、第4図の点線ライン圧特性Bに
基づいて実線ライン圧特性Aに比べ圧力レベルの高いラ
イン圧制御が行なわれる。
次に、異常セレクト操作時の作用について説明する。
エンジン回転をアイドル回転以上(スロットル開度で
0/8〜3/8程度)に保ったり、変速機出力軸を回転させて
の極低速走行を行なっている時であって、D→N→Rセ
レクト操作またはR→N→Dセレクト操作を繰り返した
場合には、第3図において、ステップ31(ステップ32)
→ステップ33→ステップ35へ進む流れとなり、ライン圧
特性Bにより通常より高い圧力レベルのライン圧PLに制
御される。
以上により、実施例装置にあっては、下記に列挙する
優れた特徴を有する。
ライン圧PLの圧力レベルが高いことで変速クラッチ
や変速ブレーキの締結容量が高まり、これらの摩擦要素
の余計な滑りが防止される為、摩擦要素の耐久信頼性が
確保される。
ライン圧PLの圧力レベルが高いことでセレクトショ
ックが大きく発生する為、このショックの大きさにより
運転者へ異常操作を教示することができる。
ライン圧PLの圧力レベルが高いことでセレクト応答
性が高まる為、セレクト操作後の車両移動距離短縮化を
図ることができ、運転者の意志以上に車両が前進したり
後退したりすることがなく、安全が確保される。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体
的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても
本発明に含まれる。
例えば、ライン圧特性Bとしては、通常のライン圧特
性Aより高圧レベルの特性(第4図のハッチングで示す
領域)であれば実施例特性に限られない。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明にあっては、摩擦要
素の作動圧であるライン圧を作り出す自動変速機のライ
ン圧制御装置において、変速機に負荷を与えながら所定
のセレクト操作を行なう場合、スロットル開度に対応す
る通常のライン圧より圧力レベルを高める手段とした
為、制御条件を満足するセレクト操作を行なった場合、
摩擦要素の耐久信頼性確保と、運転者への異常操作教示
と、セレクト操作後の車両移動距離短縮化を図ることが
出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のライン圧制御装置が適用された
電子制御自動変速機を示す全体システム図、第2図は実
施例の自動変速機のライン圧制御装置を示す概略図、第
3図は実施例装置でのライン圧制御作動の流れを示すフ
ローチャート、第4図はライン圧特性図である。 6……コントロールバルブ 6a……スロットル弁 6b……レギュレータ弁 8……スロットルセンサ 9……エンジン回転センサ 10……車速センサ 11……インヒビタースイッチ 14……コントロールユニット 15……ライン圧ソレノイド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リバース位置(R位置),ニュートラル位
    置(N位置),ドライブ位置(D位置)をセレクトする
    セレクト操作手段と、 前記セレクト操作手段によるセレクト位置を検出するセ
    レクト位置検出手段と、 エンジン回転数や変速機出力軸回転数により自動変速機
    への駆動負荷を検出する変速機駆動負荷検出手段と、 変速機駆動負荷が所定負荷以上の時であって、D→N→
    Rセレクト操作時またはR→N→Dセレクト操作時に
    は、スロットル開度に応じて設定される通常のライン圧
    より高い圧力レベルのライン圧とするライン圧制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする自動変速機のライン圧制
    御装置。
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