JP2546985B2 - 自動変速機の変速制御方法 - Google Patents

自動変速機の変速制御方法

Info

Publication number
JP2546985B2
JP2546985B2 JP60242820A JP24282085A JP2546985B2 JP 2546985 B2 JP2546985 B2 JP 2546985B2 JP 60242820 A JP60242820 A JP 60242820A JP 24282085 A JP24282085 A JP 24282085A JP 2546985 B2 JP2546985 B2 JP 2546985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accelerator pedal
range
engine
automatic transmission
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60242820A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62103234A (ja
Inventor
隆 堂ケ原
誠 島田
克弘 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP60242820A priority Critical patent/JP2546985B2/ja
Publication of JPS62103234A publication Critical patent/JPS62103234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546985B2 publication Critical patent/JP2546985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、油圧式などの自動変速機における変速時の
ショックを軽減させることが可能な変速制御方法に関
し、特に、ニュートラルレンジやパーキングレンジから
前進段を選択する場合に適用して有効である。
<従来の技術> 車両用自動変速機の一つとしてクラッチやブレーキ等
の摩擦係合要素に油圧を供給し、任意の回転ドラムやギ
ヤ等の回転要素を選択することにより、変速比切換(変
速)を車両の運転状態に応じて自動的に行う油圧式のも
のが知られており、各種装置及び機器の保護や快適な乗
心地維持のためにこれら摩擦係合要素への油圧の供給
は、変速開始信号発信後に送給される初期油圧から或る
所定の特性に沿って徐々に行われるのが普通である。
このような従来の一般的な車両用自動変速機の概略構
造を表す第3図に示すように、車両の動力源となるエン
ジン11のクランク軸12は、流体接続手段の一つであるト
ルクコンバータ13のポンプ14に一体的に連結されてお
り、トルクコンバータ13はポンプ14とタービン15とステ
ータ16とワンウェイクラッチ17とを有し、ステータ16は
このワンウェイクラッチ17を介してケース18に結合さ
れ、同ワンウェイクラッチ17によりステータ16はクラン
ク軸12と同方向へは回転するが、その逆方向の回転は許
容されない構造となっている。タービン15に伝えられた
トルクは、入力軸19によってその後部に配設された前進
4段後進1段の変速段を達成する歯車変速装置に伝達さ
れるが、トルクコンバータ13の代りに流体継手を用いて
も基本的には同じである。
歯車変速装置は、三組のクラッチ20,21,22と二組のブ
レーキ23,24と一組のワンウェイクラッチ25と一組のラ
ビニヨ型遊星歯車機構26とで構成されている。このラビ
ニヨ型遊星歯車機構26は、リングギヤ27とロングピニオ
ンギヤ28とショートピニオンギヤ29とフロントサンギヤ
30とリヤサンギヤ31と前記ピニオンギヤ28,29を回転自
在に支持すると共に入力軸19に回転自在に嵌合されたキ
ャリア32とから構成されており、リングギヤ27は出力軸
33に連結され、フロントサンギヤ30はキックダウンドラ
ム34及びフロントクラッチ20を介して入力軸19に連結さ
れ、リヤサンギヤ31はリヤクラッチ21を介して入力軸19
に連結され、キャリア32は相互に並列に配設されたロー
リバースブレーキ24とワンウェイクラッチ25とを介して
ケース18に連結されると共にこの歯車変速装置の後端に
配設された4速クラッチ22を介して入力軸19に連結され
ている。なお、キックダウンドラム34はキックダウンブ
レーキ23によってケース18と一体的に連結可能となって
おり、遊星歯車機構26を通ったトルクは、出力軸33に固
着された出力ギヤ35から図示しない駆動輪の駆動軸側へ
伝達される。
摩擦係合要素である上記各クラッチ20〜22及びブレー
キ23,24はそれぞれ係合用ピストン装置或いはサーボ装
置等を備えた油圧機器で構成されており、トルクコンバ
ータ13のポンプ14に連結された図示しないオイルポンプ
で発生する油圧によって油圧制御装置を介し操作される
が、その詳細な構成や作用は特開昭58−46258号公報等
に開示されている通りである。そして、これらクラッチ
20〜22及びブレーキ23,24の作動の組み合わせによって
第1表に示すような前進4段後進1段の変速段が達成さ
れるが、同表において○印は各クラッチ20〜22又はブレ
ーキ23,24の係合状態を示している。
<発明が解決しようとする問題点> 第3図に示したような従来の油圧式自動変速機におい
ては、第1表に示す如く図示しないシフトレバーがニュ
ートラル(N)レンジ或いはパーキング(P)レンジを
選択している場合、全ての摩擦係合要素が非係合状態に
ある。このため、ここから運転者がシフトレバーを操作
して1速から4速までの前進自動変速レンジ(Dレン
ジ)や後進レンジ(Rレンジ)を選択すると、それぞれ
所定の摩擦係合要素が係合状態に移行する結果、エンジ
ンからの回転動力が駆動輪側に伝達されて車両がアクセ
ルペダルの踏み込み量に応じた前進走行或いは後進走行
を始めることなる。
ところが、シフトレバーをNレンジあるいはPレンジ
からDレンジあるいはRレンジに切り換えた直後にアク
セルペダルを踏み込むと、摩擦係合要素の係合時に大き
な回転動力が突然伝わってしまい、過大な変速ショック
が生じて乗心地を損なうと共に歯車変速装置にも無理な
力が加わって耐久性の面で好ましくない等の問題があっ
た。
本発明は、かかる従来の油圧式自動変速機における上
述した不具合に鑑み、運転者がアクセルペダルを踏み込
んだままでも発進時の変速ショックを軽減し得る変速制
御方法を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本発明の自動変速機の変速制御方法は、出力制御手段
を備えたエンジンに連結されてシフトレバーの位置に応
じて所望の変速段が達成可能な係合手段を有する自動変
速機において、前記シフトレバーが非走行レンジから走
行レンジへ切り換えられた直後にアクセルペダルが踏み
込まれたとき、前記出力制御手段により所定時間の間ア
クセルペダルの操作量に対応して前記エンジンの出力を
増加させ、前記所定時間経過後に前記アクセルペダルの
操作量に関わらず前記エンジンの出力を低下させると共
に、前記係合手段の係合を開始することを特徴とするも
のである。
<作用> シフトレバーが非走行レンジから走行レンジへ切り換
えられた信号が入力された後にアクセルペダルが踏み込
まれた場合、出力制御手段は、所定時間の間、そのアク
セルペダルの操作量に応じてエンジンの出力を増大さ
せ、所定時間経過後、アクセルペダルの操作量に関係な
くエンジンの出力を低下させ、その後、エンジンの出力
を再びアクセルペダルの操作量に応じた状態まで戻す。
従って、変速時のショックが軽減されると共に、運転者
はエンジンの出力低下時に違和感を感じることなく、ア
クセルペダルの踏み込み量に対応してエンジン出力の増
加を感じることができる。
<実 施 例> 本発明の一実施例としての油圧式自動変速機の変速制
御方法の一実施例の概念を表す第1図及びシフトレンジ
位置とアクセルペダル踏み込み量とスロットル開度と伝
達トルクとの関係を表す第2図に示すように、アクセル
ペダル1の踏み込み量はポテンショメータ2により検知
されて制御装置3に送られ、エンジン11の給気通路4の
途中に設けられたスロットル弁5の開度がこの制御装置
3からの制御信号に基づいてスロットルアクチュエータ
6により変えられるようになっている。スロットルアク
チュエータ6の作動は、アクセルペダル1の踏み込み量
に対応して設定されるが、後述する条件が満たされた場
合には予め設定されたタイムチャートに基づいてアクセ
ルペダル1の踏み込み量に関係なくスロットル弁5の開
度がアイドル回転相当の開度の近傍に制御されるように
なっている。つまり、シフトレバー7によりシフトレン
ジの位置がインヒビタスイッチ8により、Nレンジから
Dレンジ又はRレンジに変えられるか、或いはPレンジ
からRレンジに変えられるかしたことが検知され、且
つ、アクセルペダルが踏み込まれたことが検知される
と、制御装置3はt1時間(例えば0.25秒)のタイムラグ
の後にスロットル開度をt2時間(例えば0.35秒)だけポ
テンショメータ2の検出値とは関係なくアイドル回転相
当開度の近傍に設定したのち、再びポテンショメータ2
の検出値と対応したスロットル開度となるようにスロッ
トルアクチュエータ6の作動を制御するようになってい
る。
一方、エンジン11に付設される油圧式自動変速機9
は、第3図に示したものと同一構造を有しており、ポテ
ンショメータ2及びインヒビタスイッチ8及び図示しな
い車速センサやエンジン回転数センサからの信号に基づ
き、制御装置3はこの油圧式自動変速機9の最も好まし
いギヤ位置を指示する。
ところで、前述したt1時間やt2時間はアクセルペダル
1の踏み込み状態やエンジンの作動状態等に応じて適宜
変えることが可能であり、一般的にはt1時間が短かく且
つt2時間が長いほどショックは少なくなる。また、第2
図にも示されるように、このt2時間の間に所定の摩擦要
素の係合を開始する。なお、t2時間の終了時間は摩擦係
合要素の係合完了時期に対して前でも後でも何ら問題は
なく、又、t1時間を設定することで運転者にアクセルレ
スポンスの低下を感じさせることがない。
従って、例えばシフトレバー7をNレンジからDレン
ジに変更してアクセルペダル1を運転者が踏み込むと、
アクセルペダル1の踏み込み量に対応してスロットル開
度が増加して行くが、t1時間後にはスロットル弁5がt2
時間だけ閉じられてエンジン回転の上昇が防止させる。
この結果、伝達トルクは第2図中、実線で示すような変
動曲線となり、このような制御を行わない破線で示した
従来の伝達トルクの変動量よりも小さくなっていること
が判る。
本実施例ではエンジン11の回転を低下させる手段とし
てアクセル開度を制御するようにしたが、この他に点火
時期や燃料供給等の制御によって行うことも当然可能で
ある。
<発明の効果> 本発明の自動変速機の変速制御方法によれば、シフト
レバーが非走行レンジから走行レンジへ切り換えられた
直後にアクセルペダルが踏み込まれたとき、出力制御手
段により所定時間の間アクセルペダルの操作量に対応し
てエンジンの出力を増大させ、所定時間経過後にアクセ
ルペダルの操作量に関わらずエンジンの出力を低下させ
るようにしたので、運転者が強くアクセルペダルを踏み
込んでいる場合でも、変速ショックが軽減されて装置の
耐久性の低下や乗心地の低下を招く虞がなく、また、エ
ンジンの出力低下時に運転者に違和感を与えることな
く、アクセルペダルの踏み込み量に対応してエンジン出
力の増加を感じることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す制御概念図、第2図は
そのシフトレンジ位置とアクセルペダル踏み込み量と、
スロットル開度と伝達トルクとの関係を表すグラフ、第
3図は本発明の対象となった油圧式自動変速機の機構概
念図である。 又、図中の符号で1はアクセルペダル、3は制御装置、
5はスロットル弁、7はシフトレバー、9は油圧式自動
変速機、11はエンジン、13はトルクコンバータ、19は入
力軸、20はフロントクラッチ、21はリヤクラッチ、22は
4速クラッチ、23はキックダウンブレーキ、24はローリ
バースブレーキ、33は出力軸である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八田 克弘 京都市右京区太秦巽町1番地 三菱自動 車工業株式会社京都製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−4433(JP,A) 特開 昭48−5126(JP,A) 特開 昭60−131326(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力制御手段を備えたエンジンに連結され
    てシフトレバーの位置に応じて所望の変速段が達成可能
    な係合手段を有する自動変速機において、前記シフトレ
    バーが非走行レンジから走行レンジへ切り換えられた直
    後にアクセルペダルが踏み込まれたとき、前記出力制御
    手段により所定時間の間アクセルペダルの操作量に対応
    して前記エンジンの出力を増加させ、前記所定時間経過
    後に前記アクセルペダルの操作量に関わらず前記エンジ
    ンの出力を低下させると共に、前記係合手段の係合を開
    始することを特徴とする自動変速機の変速制御方法。
JP60242820A 1985-10-31 1985-10-31 自動変速機の変速制御方法 Expired - Fee Related JP2546985B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60242820A JP2546985B2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31 自動変速機の変速制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60242820A JP2546985B2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31 自動変速機の変速制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62103234A JPS62103234A (ja) 1987-05-13
JP2546985B2 true JP2546985B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=17094776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60242820A Expired - Fee Related JP2546985B2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31 自動変速機の変速制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546985B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2888298B2 (ja) * 1988-12-09 1999-05-10 日産自動車株式会社 自動変速機のセレクトショック防止装置
DE19747270A1 (de) 1997-10-25 1999-04-29 Bayerische Motoren Werke Ag Kraftfahrzeug mit einem Automatikgetriebe

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604433A (ja) * 1983-06-24 1985-01-10 Toyota Motor Corp 自動変速装置
JPS60131326A (ja) * 1983-12-21 1985-07-13 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の変速シヨツク軽減装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62103234A (ja) 1987-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3301344B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2703169B2 (ja) 自動車の自動変速装置及び自動変速方法
JP3116216B2 (ja) 3→1速スキップ変速時の変速感制御装置
JP3659212B2 (ja) 歯車変速機の自動クラッチ制御装置
JP3246452B2 (ja) 車両用変速機の制御装置
JP2546985B2 (ja) 自動変速機の変速制御方法
JP4007321B2 (ja) 自動車の制御装置
US5842951A (en) Speed change control system for automatic transmission
JP2862756B2 (ja) 車両用手動変速装置及びその制御方法
JPH05157173A (ja) 車両用自動変速機のクリープ制御装置
JP3663699B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2956970B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2773141B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御方法
JPH0477178B2 (ja)
JPH0382638A (ja) 自動変速機のクリープ低減装置
JP2699469B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3404053B2 (ja) 自動変速機の変速制御方法
JP2517916B2 (ja) 自動変速機及びエンジンの一体制御装置
JPH09273625A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPS61244956A (ja) 車輌一時停止時自動変速機運転制御方法
JPH1061461A (ja) 自動変速機の制御装置
JP3191731B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPS6212416B2 (ja)
JP3075125B2 (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP3457397B2 (ja) 自動変速機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees