JPS61244956A - 車輌一時停止時自動変速機運転制御方法 - Google Patents

車輌一時停止時自動変速機運転制御方法

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JPS61244956A
JPS61244956A JP60086900A JP8690085A JPS61244956A JP S61244956 A JPS61244956 A JP S61244956A JP 60086900 A JP60086900 A JP 60086900A JP 8690085 A JP8690085 A JP 8690085A JP S61244956 A JPS61244956 A JP S61244956A
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brake
shift
gear
vehicle
clutch
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Yukio Hamano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車等の車輌に用いられる自動変速機の制
御方法に係り、特に車輌が実質的に停止しているアイド
ル運転時のアンチクリープ及びヒルホールド制御方法に
係る。
従来の技術 自動車等の車輌に用いられる自動変速機は、一般に、内
燃ta閏より回転動力を与えられる流体式トルクコンバ
ータと、前記流体式トルクコンバータより回転動力を与
えられ複数個のFi!1m係合装置の係合と解放により
複数個の変速段の間に切換えられる遊星歯車式の歯車変
速装置とを有し、前記歯車変速装置は車速とアクセルペ
ダルの踏込すとに応じて予め定められた変速パターンに
従って変速段を切換えられるようになっている。
従来一般に、上述の如き車輌用自動変速機に於ては、マ
ニュアルシフトレンジがDレンジの如き走行レンジに設
定されていると、アクセルペダルの踏込みが解除され且
車速が実質的に零であっても、即ちアイドル運転時にも
前記歯車変速装置はニュートラル状態にはならず第一速
段に設定され、このため車輌の発進はアクセルペダルの
踏込みに対して優れた応答性をもって行われるが、しか
しアイドル運転時に前記歯車変速装置が第一速段に設定
されていると、内燃機関の出力が流体式トルクコンバー
タを経て前記歯車変速装置の前進走行用人力部材に伝達
されるため、アイドル振動が大きく、またクリープが生
じ、車輌を完全に停止させるためには車輌走行制動用ブ
レーキを制動作動させるべくブレーキペダルが比較的強
く踏込まれなければならず、更にこの時の流体式トルク
コンバータの引摺りによってアイドル運転時の燃料経済
性が悪化し、しかも流体式トルクコンバータの作動油の
温度が上昇することが知られている。
上述の如き問題に鑑み、車輌が実質的に停止しているア
イドル運転時には歯車変速装置をニュートラル状態或い
はニュートラル状態相当にすべく前記歯車変速装置の摩
擦係合装置のうち流体式トルクコンバータの出力部材と
歯車変速装置の車輌前進走行用入力部材とを選択的に接
続する所謂フォワードクラッチを解放或いはフォワード
クラッチの係合圧を前進変速段達成時より低く該フォワ
ードクラッチがトルク伝達を行わずに滑りを生じる値に
設定し、流体式トルクコンバータの出力トルクが前記フ
ォワードクラッチを経て歯車変速装置の前進走行用入力
部材に伝達されないようにする制御装置を備えた車輌用
自動変速機が特願昭41−18128号(特公昭47−
19962号)、特願昭56−117742号(特開昭
58−21047号)、特願昭57−10444号(特
開昭58−128552号)、特願昭57−75829
丹(特開昭58−193953号)、特願昭57−11
5087号(特開昭59−6454号)に於て既に提案
されている。
更にこれらのアンチクリープ制御の改良として、フォワ
ードクラッチが上述の如< 1−ルク伝達を行わない状
態に於て、上り坂等に於ける車輌停止時に車輌が後進移
動を始めることを阻止し、坂道発進の容易性が損われな
いよう、歯車変速装置が変速段の達成のために備えてい
るワンウェイクラッチ及びシフト用ブレーキを有効に利
用して前記歯車変速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転
することを阻止し、アンチクリープ制御下に於けるアイ
ドル運転時に運転者の意に反して車輌が後進移動するこ
とを阻止する、所謂ヒルホールド制御機能を生じるアイ
ドル運転時制御方法が本願出願人と同−の出願人によっ
て特願昭59−176302号に於て提出されている。
このアイドル運転時制御方法は、流体式トルクコンバー
タと、複数個の摩擦係合装置の係合と解放により複数個
の変速段の間に切換えられる歯車変速装置とを有し、前
記複数個の摩擦係合装置は前記流体式トルクコンバータ
の出力部材と前記歯車変速装置の前進走行用入力部材と
を選択的に接続するフォワードクラッチと、回転阻止作
用により前記フォワードクラッチと共働して第一速段の
如き或る変速段を達成するワンウェイクラッチと、前記
ワンウェイクラッチと共働して前記歯車変速装置の出力
軸が車輌後進方向へ回転することを阻止するシフト用ブ
レーキとを含んでいる車輌用自動変速機に適用され、マ
ニュアルシフトレンジがDレンジの如き前進走行レンジ
に設定されていて車輌が実質的に停止しているアイドル
運転時であって車輌走行制動用ブレーキが制動作動して
いる時には前記フォワードクラッチの係合圧を前進変速
段達成時より低く該フォワードクラッチが滑りを生じる
値に設定し且前記シフト用ブレーキを係合させ、この制
御状態下に於て前記車輌走行制動用ブレーキの制動作動
が解除された時には前記フォワードクラッチの係合圧を
前進変速段達成時の値にまで増大せしめ且引続き前記シ
フト用ブレーキを係合させ、アクセルペダルの踏込みが
行われた時には前記シフト用ブレーキを解放させること
を特徴としている。
このアイドル運転時制御方法によれば、マニュアルシフ
トレンジがDレンジの如き前進走行レンジに設定されて
いて車輌が実質的に停止しているアイドル運転時であっ
て車輌走行制動用ブレーキが制動作動している時には、
前記フォワードクラッチの係合圧が前進変速段達成時の
値より低い値に設定されることにより、流体式トルクコ
ンバータの出力トルクが歯車変速装置の前進走行用入力
部材に伝達されることが阻止され、これによりアイドル
振動の低減が行われ、またクリープの発生が防止され、
更にこの時にはシフト用ブレーキが係合することによっ
て該シフト用ブレーキとワンウェイクラッチの共働作用
により歯車変速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転する
ことが阻止され、これにより上り坂に於ける停車時に車
輌走行制動用ブレーキが確実に操作されなくとも、即ち
ブレーキペダルが強く踏込まれなくとも、或いはパーキ
ングブレーキの緊締操作が確実に行われなくとも車輌が
運転者の意に反して後退することが阻止される。上述の
如きアンチクリープ制御状態下に於て、車輌走行制御用
ブレーキの制動作動が解除された時には前記シフト用ブ
レーキが係合した状態のまま前記フォワードクラッチが
トルク伝達を行い得る係合状態になるため歯車変速装置
が第一速段より高速の変速段を達成するようになり、こ
れにより車輌は引続き後退することを阻止され、そして
次にアクセルペダルが踏込まれると、前記シフト用ブレ
ーキが解放されて歯車変速装置が第一速段を達成するよ
うになり、車輌の発進が行われる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上述の如きアイドル運転時制御方法に於ては、
アクセルペダルが踏込まれてはじめて前記シフト用ブレ
ーキが解放されて高速変速段より第一速段にダウンシフ
トされるため車輌発進時にパワオンダウンシフトショッ
クが生じ、発進フィリングが著しく悪化する。
本発明は上述の如き問題点を解決する改良されたアイド
ル運転時制御方法を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、流体式トルクコン
バータと、複数個の摩擦係合装置の係合と解放により複
数個の変速段の間に切換えられる歯車変速装置とを有し
、前記複数個のIl!擦係合装置は前記流体式トルクコ
ンバータの出力部材と前記歯車変速装置の前進走行用入
力部材とを選択的に接続するフォワードクラッチと、回
転阻止作用により前記フォワードクラッチと共働して第
一速段の如き或る変速段を達成するワンウェイクラッチ
と、前記ワンウェイクラッチと共働して前記歯車変速装
置の出力軸が車輌後進方向へ回転することを阻止するシ
フト用ブレーキとを含んでいる車輌用自動変速機のアイ
ドル運転時制御方法に於て、マニュアルシフトレンジが
前進走行レンジに設定されていて車輌が実質的に停止し
ているアイドル運転時であって車輌走行制動用ブレーキ
が制動作動している時には前記フォワードクラッチの係
合圧を前進変速段達成時の値より低い値に設定し且前記
シフト用ブレーキを係合させ、このυJtll状態下に
於てアクセルペダルの踏込みが解除された状態にて前記
車輌走行制動用ブレーキの制動作動が解除された時には
前記フォワードクラッチの係合圧を前進変速段達成時の
値にまで増大せしめ且前記シフト用ブレーキを解放させ
ることを特徴とするアイドル運転時制御方法によって達
成される。
発明の作用及び効果 本発明よる車輌用自動変速機のアイドル運転時制御方法
によれば、マニュアルシフトレンジがDレンジの如き前
進走行レンジに設定されていて車輌が実質的に停止して
いるアイドル運転時であって車輌走行制動用ブレーキが
制動作動している時には、前記フォワードクラッチの係
合圧が前進変速段達成時より低く該フォワードクラッチ
が滑りを生じる値に設定されることにより、流体式トル
クコンバータの出力トルクが歯車変速装置の前進走行用
入力部材に伝達されることが阻止され、これによりアイ
ドル振動の低減が行われ、またクリープの発生が防止さ
れ、更にこの時にはシフト用ブレーキが係合することに
よって該シフト用ブレーキとワンウェイクラッチの共働
作用により歯車変速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転
することが阻止され、これにより上り坂に於ける停車時
に車輌走行制動用ブレーキが確実に操作されなくとも、
即ちブレーキペダルが強く踏込まれなくとも、或いはパ
ーキングブレーキの緊締操作が確実に行われなくとも車
輌が運転者の意に反して後退することが阻止される。
上述の如きアンチクリープ制御状態下に於て、車輌走行
制御用ブレーキの制動作動が解除された時には前記フォ
ワードクラッチがトルク伝達を行い得る係合状態になり
、そして前記シフト用ブレーキが解放されることにより
歯車変速装置が第一速段を達成するようになる。このシ
フト用ブレーキの解放、即ちダウンシフトはアクセルペ
ダルの踏込みが行われていない状態下にて行われるから
これはショックを伴なわずにスムースに行われ、これに
より車輌の発進時にパワオンショックが生じることが回
避される。フォワードクラッチが係合状態となると、前
進駆動力が生じるから、この時に前記シフト用ブレーキ
が解放されても車輌が後退することがない。シフト用ブ
レーキの解放はフォワードクラッチの係合が実質的に完
了してから行われること、例えばフォワードクラッチの
係合圧の増大開始時より所定時間経過後に行われること
が好ましく、この場合にはフォワードクラッチは前記シ
フト用ブレーキが係合している状態下にて、即ち高速変
速段達成時に係合することになり、その係合ショックが
小さい。
尚、上述の如き制御に於て、車速が実質的に停止してい
て且内燃機関がアイドル運転されているということの検
出は車速と機関吸気系のスロットル開度或いは車速と機
関回転数とにより行われて良い。
実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明によるアイドル運転時制御方法を適用さ
れる車輌用自動変速機の構成を前回的に示している。自
動変速111は、ポンプ羽根車3とタービン羽根車4と
ステータ羽根車5と直結クラッチ6とを有する三要素一
段二相型の一般的な直結クラッチ付流体式トルクコンバ
ータ2と、補助変速装置としての歯車変速装置7とを有
し、流体式トルクコンバータ3の入力部材であるポンプ
羽根車3は内燃機関100の出力軸101に駆動連結さ
れ、流体式トルクコンバータ2の出力部材であるタービ
ン羽根車4は歯車変速装置7の入力軸9に駆動連結され
、歯車変速装置7の出力軸8は車輌の図示されていない
駆動車輪に差!11I歯車装置を経て駆動連結されてい
る。
歯車変速装置7は副歯車変速装置10と主歯車変速装置
1ff11とを互いに直列に有している。
副歯車変速装置10は、サンギア12と、サンギア12
と同芯に設けられたリングギア13と、サンギア12と
リングギア13との間にあって該両者に噛合したプラネ
タリビニオン14と、プラネタリビニオン14を回転可
能に支持したキャリア15と、サンギア12に対するキ
ャリア15の左回転を阻止するワンウェイクラッチ(F
o ) 16と、サンギア12とキャリア15とを選択
的に連結するODクラッチ(Co ) 17と、サンギ
ア12をトランスミッションケースに対し選択的に固定
する00ブレーキ(Bo)18とを含んでおり、キャリ
ア15を入力軸9に駆動連結され、ODクラッチ17と
ODブレーキ18との選択的な係合によって二つの変速
段の間に切換えられるようになっている。
主歯車変速装置11は、中間軸19によって互いに連結
されたフロントサンギア20及びリアサンギア21と、
フロントサンギア20と同心に設けられたフロントリン
グギア22と、リアサンギア21と同心に設けられたリ
アリングギア23と、フロントサンギア20とフロント
リングギア22との間にあって該両者に噛合したフロン
トプラネタリビニオン24と、リアサンギア21とリア
リングギア23との間にあって該両者に噛合したリアプ
ラネタリビニオン25と、フロントプラネタリビニオン
24を回転可能に支持したフロントキャリア26と、リ
アプラネタリビニオン25を回転可能に支持したリアキ
ャリア27と、主歯車変速装置11の前進走行用入力部
材であるフロントリングギア22を副歯車変速装置10
の出力部材であるリングギア13に選択的にトルク伝達
関係に接続するフォワードクラッチ(C1)28と、中
間軸19とリングギア13とを選択的にトルク伝達関係
に接続するダイレクトクラッチ(C2)29と、中間軸
19をトランスミッションケースに対し選択的に固定す
るシフト用ブレーキ(B+ )30と、リアキャリア2
7をトランスミッションケースに対し選択的に固定する
もう一つのシフト用ブレーキ([32)31と、リアキ
ャリア27の左回転をロックするワンウェイクラッチ(
F+ )32とを有しており、フロントキャリア26及
びリアリングギア23を出力軸8に駆動連結され、前記
複数個のクラッチと前記複数個のブレーキとが各々の所
定の組合せにて係合及び解放されることにより前進三段
と後進一段の複数個の変速段の間に切換えられるように
なっている。
歯車変速装@7は副歯車変速装@10と主歯車変速装置
11の複数個のクラッチと複数個のブレーキとが次に示
された表に従って係合及び解放されることにより副歯車
変速装置10と主歯車変速装置11との共働作用によっ
てオーバドライブ段を含む前進三段と後進一段の複数個
の変速段を選択的に達成する。
第−速     OxO×××△Δ D 第二速     0xXXxOΔ×し 第三速  
   ○x00xxx△ン 第四速     000x
XXXΔジ 第五速報    00xxx○××第−速
     □x□xxx△△ S 第二速     ○XXX○OΔ×N 第三速  
   ○X0OxxxΔL 第−速     ○×○X
○×△Δ′今 第二速     Qxxx○OΔ×この
表に於て、O印は当該クラッチ或いはブレーキが係合さ
れていることを示し、X印は当該クラッチ又はブレーキ
が解放されていることを示し、Δ印は当該ワンウェイク
ラッチが内燃機関側より駆動車輪を駆動するエンジンド
ライブ時には係合(ロック)され、駆動車輪側より内燃
機関が駆動されるエンジンブレーキ時には解放(フリー
)されることを示している。
尚、Lレンジに於ては、第二速段へのアップシフトは行
われず、第二速段より第一速段へのダウンシフトのみが
行われる。
副歯車変速装N10と主歯車変速装置11のクラッチ1
7.28.29とブレーキ18.30.31は各々油圧
サーボ装置により駆動されて選択的に係合作動する油圧
作動式のものであり、前記油圧サーボ装置に対する油圧
の給排を制御する油圧制御装置と該油圧制御装置の油路
の切換を指示するマイクロコンピュータを含んだ電子制
a装置による制御によって各マニュアルシフトレンジ毎
に車速とスロットル開度とに応じて予め定められたそれ
自身周知の一般的な変速パターンに従って前記クラッチ
と前記ブレーキの係合と解放が上述の如ぎ組合せにて行
われることにより歯車変速装@7の変速段が切換設定さ
れる。
一般的な変速パターンに従って歯車変速[277の変速
制御が実行されると、マニュアルシフトレンジがDレン
ジの如き走行レンジにある時にはアクセルペダルの踏込
みが解除されて内燃機関100のスロットル弁が全開位
置(スロットル開度位置)に位置すると、歯車変速装置
7の変速段は車速の低下に応じて低速段へダウンシフト
され、車速が所定の低車速以下である車輌走行時には歯
車変速装置7の変速段は第一速段に設定される。
本発明によるアイドル運転時制御方法に於ては、マニュ
アルシフトレンジがDレンジの如き前進走行レンジに設
定されていて車輌が実質的に停止しているアイドル運転
時であって車輌走行制動用ブレーキが制動作動している
時にはフォワードクラッチ28の係合圧を前進変速段達
成時より低く該フォワードクラッチが滑りを生じる値に
設定しHシフト用ブレーキ30を係合させ、この制御状
態下に於て前記車輌走行制動用ブレーキの制動作動が解
除された時にはフォワードクラッチ28の係合圧を前進
変速段達成時の値にまで増大せしめ且引続きシフト用ブ
レーキ30を係合させ、アクセルペダルの踏込みが行わ
れた時にはシフト用ブレーキ30を解放させることを特
徴としている。
第2図は本発明によるアイドル運転時制御方法の実施に
使用される装置の一つの実施例を示している。油圧制御
装置はフォワードクラッチ28の係合圧を制御するクラ
ッチ制御弁40とシフト用ブレーキ30の係合と解放を
制御するブレーキ制御弁41とを含んでいる。
クラッチ制御弁40は、油室42に供給される油圧に応
じて切換作動し、油室42の油圧が第一の所定値以下で
ある時には第一の切換位置に位置してボートaをボート
Cに接続すると共にボートCとdとを接続し且ボートb
を閉じ、これに対し油室42に前記第一の所定値より大
きい油圧が供給されている時には第二の切換位置に位置
してボートaとボートCとを閉じてボートbをボートd
に接続するようになっている。ボートaは途中に絞り5
3aを有する油路44a及び油路44によって、ボート
bは途中に絞り53bを有する油路44b及び油路44
によって各々マニュアルシフト弁45のフォワードポー
トに接続され、これらボートはマニュアルシフト弁がD
レンジ、Sレンジ或いはLレンジの如き前進走行レンジ
に設定されている時にはマニュアルシフト弁45より常
にライン油圧を供給されるようになっている。尚、マニ
ュアルシフト弁45は油路46によって油圧制御弁(プ
ライマリレギュレータ弁)47に接続され、またライン
油圧制御弁47は油路48によってオイルポンプ49に
接続されている。
クラッチ制御弁40のボートCは油路50及び絞りボー
ト51を備えたリリーフ弁52に接続され、ボートdは
油路54によってフォワードクラッチ28の油圧サーボ
装置55の油室56に接続されている。
フォワードクラッチ28の油圧サーボ装置55は、サー
ボピストン57を含み、油室56に供給される油圧の増
大に応じてサーボピストン57が戻しばね58のばね力
に抗して図にて右方へ移動することによりフォワードク
ラッチ28を係合作動させ、油室56の油圧の増大に応
じてクラッチ係合圧を増大するようになっている。
マニュアルシフトレンジがDレンジの如ぎ前進走行レン
ジにある時に於て、クラッチ制御片40の油室42に前
記第一の所定値以下の油圧が供給されている時にはクラ
ッチ制御片40が前記第一の切換位置に位置しているこ
とにより、ライン油圧より低くリリーフ弁52のリリー
フ設定圧により決まる油圧がフォワードクラッチ28の
油室56に供給され、これに対し油室42に前記第一の
所定値より大きい油圧が供給されている時には、クラッ
チ制御片40が前記第二の切換位置に位置していること
により、フォワードクラッチ28の油室56にライン油
圧が供給される。
リリーフ弁52のリリーフ設定圧は、フォワードクラッ
チ28が滑りを生じ、該フォワードクラッチがまさにト
ルク伝達を開始する寸前のサーボ油圧に等しい油圧に設
定されており、このためフォワードクラッチ28の油室
56にリリーフ弁52のリリーフ設定圧に等しい油圧が
供給されている時には、フォワードクラッチ28はまさ
にトルク伝達を開始する寸前の状態にて滑りを生じ得る
状態に設定される。尚、フォワードクラッチ28の油室
56にライン油圧が供給された場合には、フォワードク
ラッチ28は完全な係合状態になり、滑りを生じること
なく副歯車変速装置10のリングギア13と主歯車変速
装置11のフロントリングギア22とを完全なトルク伝
達関係に接続する。
ブレーキ制御弁41は、油室43に供給される油圧に応
じて切換作動し、油室43の油圧が前記第一の所定値よ
り高い第二の所定値以下である時には第一の切換位置に
位置してボートeをボート9に接続し、これに対し油室
43の油圧が前記第二の所定値より大きい時には第二の
切換位置に位置してボートeを閉じてボートQをドレー
ンボートfに接続するようになっている。ボートeは油
路44によってマニュアルシフト弁45の前記フォワー
ドボートに接続され、ボートgは油路59、チェック弁
60及び油路61を経てシフト用ブレーキ30の油圧サ
ーボ装置の油室62に接続されている。
従って、マニュアルシフトレンジがDレンジの如き前進
走行レンジにある時に於て、ブレーキ制御弁41の油室
43に前記第二の所定値以下の油圧が供給されている時
には、ブレーキ制御弁41が前記第一の切換位置に位置
していることにより、油室62にライン油圧が供給され
てシフ]・用ブレーキ30が係合し、これに対しブレー
キ制御弁41の油室43に前記第二の所定値より大きい
油圧が供給されている時には、ブレーキ制御弁41が前
記第二の切換位置に位置していることにより、油室62
の油圧が排出されてシフト用ブレーキ30が解放する。
尚、シフト用ブレーキ30の油室62は、油路61、チ
ェック弁60及び油路63を経て図示されていない変速
制御弁にも接続され、第三速段達成時には前記変速制御
弁より油圧を供給されるようになっている。
クラッチ制御片40の油室42及びブレーキ制御弁41
の油室43は共に油路64によって電磁制御弁65のボ
ートhに接続されている。電磁制御弁65は電子制御装
置70よりパルス信号を与えられることによりボートh
をライン油圧供給ボートiとドレーンボートjとにその
パルス信号のデユーティ比に応じた時間比をもって繰返
し接続し、ボートhにそのデユーティ比に応じた油圧を
発生するようになっている。この場合、電磁制御弁65
は、第一の値のデユーティ比のパルス信号を与えられて
いる時には前記第一の所定値より低い油圧を発生し、第
二の値のデユーティ比のパルス信号を与えられている時
には前記第一の所定値より高く且前記第二の所定値より
低い油圧を発生し、第三の値のデユーティ比のパルス信
号を与えられている時には前記第二の所定値より高い油
圧を発生するようになっている。尚、電磁制御弁65の
ライン油圧供給ボートiは、較り66及び油路67を経
てライン油圧制御弁47に接続され、ライン油圧制御弁
47よりライン油圧を供給されるようになっている。
電子制御装置70は、一般的なマイクロコンビュータを
含んでおり、スロットル開度センサ72より内燃機関1
00のスロットル弁の開度に関する情報を、車速センサ
73より車速に関する情報を、フットブレーギスイッチ
74より車輌走行制動用の7ツトブレーキが制動作動し
ているか否かに関する情報を、パーキングブレーキスイ
ッチ75より車輌走行制動用のパーンキングブレーキが
制動作動しているか否かに関する情報を、シフトポジシ
ョン検出スイッチ76よりマニュアルシフトレンジに関
する情報を各々与えられ、第3図に示されている如きフ
ローチャートに従って電磁制御弁65に対する出力パル
スのデユーティ比を制御するようになっている。
次に第3図に示されたフローチャートを参照して電磁制
御弁65に対する出力パルス信号のデユーティ比制御、
換言すれば本発明によるアイドル運転時制御方法の実施
要領について説明する。第3図に示されたフローチャー
トのルーチンは所定時間毎、或いは所定クランク角毎に
繰返し実行される。
ステップ100に於ては、マニュアルシフトレンジがD
レンジ、Sレンジ或いはLレンジの如き前進走行レンジ
であるか否かの判別が行われる。
マニュアルシフトレンジが前進走行レンジである時には
ステップ101へ進み、これに対しマニュアルシフトレ
ンジが前進走行レンジでない時、即ちPレンジ、Rレン
ジ或いはNレンジである時にはステップ111へ進む。
ステップ101に於ては、車速がOに近い非常に低い所
定値以下であるか否かの判別が行われる。
即ち車速か実質的に0であるか否かの判別が行われる。
車速が所定値以下である時にはステップ102へ進み、
これに対し車速が前記所定値以下でない時にはステップ
111へ進む。
ステップ102に於ては、スロットル弁が全開、即ちア
イドル開度位置にあるか否かの判別が行われる。スロッ
トル弁がアイドル開度位置にある時にはステップ103
へ進み、これに対しスロットル弁がアイドル開度位置に
ない時にはステップ111へ進む。
ステップ103に於ては、フットブレーキ或いはパーキ
ングブレーキのうちの少なくとも何れか一方が制動作動
しているか否かの判別が行われる。
フットブレーキ或いはパーキングブレーキが制動作動し
ている車輌制動中はステップ104へ進み、これに対し
車輌制動中でない時にはステップ106へ進む。
ステップ104に於ては、フラッグFiが1であるか否
かの判別が行われる。フラッグF1=1である時には本
発明によるアイドル運転時制御方法の実施のための制御
ステップを終了し、これに対しF1=1でない時にはス
テップ105へ進む。
ステップ105に於ては、第一の値のデユーティ比のパ
ルス信号を電磁制御弁65に出力することとフラッグF
+を1にすることとが行われる。
この時は電磁制御弁65が前記第一の所定値より低い油
圧をクラッチ制御弁40の油室42及びブレーキ制御弁
41の油室43へ供給するようになり、これによりクラ
ッチ制御弁40及びブレーキ制御弁41は共に前記第一
の切換位置に位置するようになる。これによってフォワ
ードクラッチ28の油室56にはリリーフ弁52により
決まるライン油圧より低い所定の油圧が供給され、フォ
ワードクラッチ28の係合圧が前進変速段達成時の値よ
り低くフォワードクラッチ28が滑りを生じる値に設定
され、またこれと同時にシフト用ブレーキ30の油室6
2にライン油圧が供給され、該シフト用ブレーキが係合
する。
この時には、上述の如く、フォワードクラッチ28の係
合圧が前進変速段達成時より低くフォワードクラッチ2
8が滑りを生じる値に設定されることにより流体式トル
クコンバータ2の出力トルクが歯車変速装置7の前進走
行用入力部月であるフロントリングギア22に伝達され
ることが阻止され、これによりアイドル撮動が低減し、
またクリープの発生が防止され、更にこの時には上述の
如くシフト用ブレーキ30が係合することによって中間
軸1つと共にリアサンギア21がトランスミッションケ
ースに固定され且リアキャリア25がワンウェイクラッ
チ32による左回転のロック作用によって左回転するこ
とを阻止されることにより、出力軸8が左回転、即ち車
輌行進方向へ回転することが阻止され、これにより上り
坂に於ける駐車時にブレーキペダルが強く踏込まれなく
ても車輌が運転者の意に反して後退することが阻止され
る。
ステップ106に於ては、フラッグF+が1であるか否
かの判別が行われる。フラッグF+=1である時にはス
テップ107へ進み、これに対しフラッグF+=1でな
い時にはステップ108へ進む。
ステップ107に於ては、第二の値のデユーティ比のパ
ルス信号を電磁制御弁65に出力することとフラッグF
+を0にし且フラッグF2を1にすることとが行われる
。電磁制御弁65に第二の値のデユーティ比のパルス信
号が与えられると、電磁制御弁65は前記第一の所定値
より大きく前記第二の所定値より小さい油圧をクラッチ
制御弁40の油142及びブレーキ制御弁43の油室4
3へ供給するようになり、これによりブレーキ制御弁4
1は前記第一の切換位置に位置したままであるが、クラ
ッチ制御弁40が第二の切換位置に切換わる。この時の
マニュアルシフトレンジが前進走行レンジであれば、フ
ォワードクラッチ28の油室56にはライン油圧が供給
されるようになる。従って、例えば、フォワードクラッ
チ28が非係合状態に設定され且シフト用ブレーキ30
が係合している状態に於て、フットブレーキとパーキン
グブレーキの何れもが制動作動を解除されると、シフト
用ブレーキ30が係合した状態のままフォワードクラッ
チ28が係合し、これによって第三速段が達成される。
この時には極く僅かなりリープが生じ、これによってア
クセルペダルが踏込まれなくとも車輌が極く低速度にて
前進するようになり、渋浦時の運転がブレーキ操作のみ
によって容易に行われるようになる。
ステップ108に於ては、フラッグF2が1であるか否
かの判別が行われる。フラッグF2=1である時にはス
テップ109へ進み、これに対しフラッグF2−1でな
い時にはアイドル運転時制御ステップを終了する。
ステップ109に於ては、フォワードクラッチの油室5
6にライン油圧が供給され始めてから所定時間T se
tが経過したか否かの判別が行われる。
所定時間Tsetはライン油圧供給開始時から油室56
の油圧の増大によってフォワードクラッチ28がトルク
伝達を行う係合状態となって所定のクリープ力を発生す
るに要する時間に応じて定められており、T≧T Se
tである時にはステップ110へ進み、これに対しT≧
”rsetでない時にはアイドル運転時制御ステップを
終了する。
ステップ110はステップ107に於てフォワードクラ
ッチ28の係合が開始されてから所定時間T SQtが
経過した時、即ち、フォワードクラッチ28がトルク伝
達を行う係合状態になった時に実行されるステップであ
り、このステップ110に於ては、第三の値のデユーテ
ィ比のパルス信号を電磁制御弁65に出力することが行
われ、またフラッグF2をOにすることが行われる。こ
の時には電磁制御弁65は前記第二の所定値より太きい
油圧をクラッチ制御弁40の油室42及びブレーキ制御
弁41の油室43へ供給するようになり、これにより既
に第二の切換位置に位置しているクラッチ制御弁40に
加えてブレーキ制御弁41の第二の位置に位置するよう
になる。これによりシフト用ブレーキ30の油室62の
油圧が排出されて該シフト用ブレーキが解放され、これ
によって通常第一速段が達成される。
ステップ111に於ては、フラッグF+が1であるか否
かの判別が行われる。フラッグF+=1である時にはス
テップ112へ進み、これに対しフラッグF+=1でな
い時にはステップ113へ進む。
ステップ112に於ては、第三の値のデユーティ比のパ
ルス信号を電磁制御弁65に出力することが行われ、ま
たフラッグF1をOにすることが行われる。この時には
電磁制御弁65は前記第二の所定値より大きい油圧をク
ラッチ制御弁40の油室42及びブレーキ制御弁41の
油室43へ供給するようになり、これによりクラッチ制
御井40とブレーキ制御弁41とがともに第二の切換位
置に位置するようになる。これによってシフト用ブレー
キ30の油室62の油圧が排出されて該シフト用ブレー
キが解放され、そしてこの時のマニュアルシフトレンジ
が前進走行レンジであれば、フォワードクラッチ28の
油室56にライン油圧が供給されてフォワードクラッチ
28が係合する。
従ってこの時にはフォワードクラッチ28が非供給状態
にあっで且シフト用ブレーキ30が係合状態にあるアン
チクリープ&ヒルホールド制御状態より第三速段を成立
することなく直ちに通常の第一速段が達成され、これに
より車輌の発進が円滑に行われ得るようになる。
ステップ113に於ては、フラッグF2が1であるか否
の判別が行われる。フラッグF2=1である時にはステ
ップ114へ進み、これに対しフラッグF2=1でない
時にはアイドル運転時制御ステップを終了する。
ステップ114に於ては、第三のデユーティ比のパルス
信号を電磁制御弁65に出力することが行われ、またフ
ラッグF2をOにすることが行われる。この時には電磁
制御弁65は前記第二の所定値より大きい油圧をクラッ
チ制御弁40の油室42及びブレーキ制御弁41の油室
43へ供給づるようになり、これによりこの時に既に第
二の切換位置に位置しているクラッチ制御弁40に加え
てブレーキ制御弁41も第二の切換位置に位置するよう
になる。これによってシフト用ブレーキ30の油室62
の油圧が排出されて該シフト用ブレーキが解放され、通
常の第一速段が達成され、この時も車輌の発進が行われ
得るようになる。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアイドル運転時制御方法を実施さ
れる車輌用自動変速機の一つの実施例を示す概略構成図
、第2図は本発明による車輌用自動変速機のアイドル運
転時制御方法の実施に使用される装置の一つの実施例を
示す概略構成図、第3図は本発明によるアイドル運転時
制御方法の実施要領の一例を示ずフローチャートである
。 1・・・車輌用自動変速機、2・・・流体式トルクコン
バータ、3・・・ポンプ羽根車、4・・・タービン羽根
車。 5・・・ステータ羽根車、6・・・直結クラッチ、7・
・・歯車変速装置、8・・・出力軸、9・・・入力軸、
10・・・副歯車変速装置、11・・・主歯車変速装置
、12・・・サンギア、13・・・リングギア、14・
・・プラネタリビニオン、15・・・キャリア、16・
・・ワンウェイクラッチ、17・・・ODクラッチ、1
8・・・ODブレーキ。 19・・・中間軸、20・・・フロントサンギア、21
・・・リアサンギア、22・・・フロントリングギア、
23・・・リアリングギア、24・・・フロントプラネ
タリビニオン、25・・・リアプラネタリビニオン、2
6・・・フロントキャリア、27・・・リアキャリア、
28・・・フォワードクラッチ、29・・・ダイレクト
クラッチ。 30.31・・・シフト用ブレーキ、32・・・ワンウ
ェイクラッチ、40・・・クラッチ制御弁、41・・・
ブレーキ制御弁、42.43・・・油室、44.44a
、44b・・・油路、45・・・マニュアルシフト弁、
46・・・油路、47・・・ライン油圧制御弁、48・
・・油路。 49・・・ポンプ、50・・・油路、51・・・絞りボ
ート。 52・・・リリーフ弁、53a 、53b・・・絞り、
54・・・油路、55・・・油圧サーボ装置、56・・
・油室、57・・・サーボピストン、58・・・戻しば
ね、59・・・油路、60・・・チェック弁、61・・
・油路、62・・・油室。 63・・・油路、64・・・油路、65・・・電磁制御
弁、66・・・絞り、67・・・油路、70・・・電子
制御11装置、72・・・スロットル開度センサ、73
・・・車速センサ。 74・・・フットブレーキスイッチ、75・・・パーキ
ングブレーキスイッチ、76・・・シフトポジション検
出スイッチ、100・・・内燃機関、101・・・出力
軸持 許 出 願 人  トヨタ自動車株式会社代  
 理   人  弁理士  明石 昌毅第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体式トルクコンバータと、複数個の摩擦係合装
    置の係合と解放により複数個の変速段の間に切換えられ
    る歯車変速装置とを有し、前記複数個の摩擦係合装置は
    前記流体式トルクコンバータの出力部材と前記歯車変速
    装置の前進走行用入力部材とを選択的に接続するフォワ
    ードクラッチと、回転阻止作用により前記フォワードク
    ラッチと共働して或る変速段を達成するワンウェイクラ
    ッチと、前記ワンウェイクラッチと共働して前記歯車変
    速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転することを阻止す
    るシフト用ブレーキとを含んでいる車輌用自動変速機の
    アイドル運転時制御方法に於て、マニュアルシフトレン
    ジが前進走行レンジに設定されていて車輌が実質的に停
    止しているアイドル運転時であって車輌走行制動用ブレ
    ーキが制動作動している時には前記フォワードクラッチ
    の係合圧を前進変速段達成時の値より低い値に設定し且
    前記シフト用ブレーキを係合させ、この制御状態下に於
    てアクセルペダルの踏込みが解除された状態にて前記車
    輌走行制動用ブレーキの制動作動が解除された時には前
    記フォワードクラッチの係合圧を前進変速段達成時の値
    にまで増大せしめ且前記シフト用ブレーキを解放させる
    ことを特徴とするアイドル運転時制御方法。
  2. (2)流体式トルクコンバータと、複数個の摩擦係合装
    置の係合と解放により複数個の変速段の間に切換えられ
    る歯車変速装置とを有し、前記複数個の摩擦係合装置は
    前記流体式トルクコンバータの出力部材と前記歯車変速
    装置の前進走行用入力部材とを選択的に接続するフォワ
    ードクラッチと、回転阻止作用により前記フォワードク
    ラッチと共働して或る変速段を達成するワンウェイクラ
    ッチと、前記ワンウェイクラッチと共働して前記歯車変
    速装置の出力軸が車輌後進方向へ回転することを阻止す
    るシフト用ブレーキとを含んでいる車輌用自動変速機の
    アイドル運転時制御方法に於て、マニュアルシフトレン
    ジが前進走行レンジに設定されていて車輌が実質的に停
    止しているアイドル運転時であって車輌走行制動用ブレ
    ーキが制動作動している時には前記フォワードクラッチ
    の係合圧を前進変速段達成時の値より低い値に設定し且
    前記シフト用ブレーキを係合させ、この制御状態下に於
    てアクセルペダルの踏込みが解除された状態にて前記車
    輌走行制動用ブレーキの制動作動が解除された時には前
    記フォワードクラッチの係合圧を前進変速段達成時の値
    にまで増大せしめ且前記フォワードクラッチの係合圧の
    増大開始時より所定時間経過後に前記シフト用ブレーキ
    を解放させることを特徴とするアイドル運転時制御方法
JP60086900A 1985-04-23 1985-04-23 車輌一時停止時自動変速機運転制御方法 Granted JPS61244956A (ja)

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JPH0586514B2 JPH0586514B2 (ja) 1993-12-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014061758A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Mazda Motor Corp パワートレインシステムの制御方法及びパワートレインシステム

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