JP3009781B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
- Publication number
- JP3009781B2 JP3009781B2 JP6877092A JP6877092A JP3009781B2 JP 3009781 B2 JP3009781 B2 JP 3009781B2 JP 6877092 A JP6877092 A JP 6877092A JP 6877092 A JP6877092 A JP 6877092A JP 3009781 B2 JP3009781 B2 JP 3009781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- lock
- automatic transmission
- speed
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルクコンバータ等の流
体伝動装置を有した、変速比が有段及び連続的に変わる
自動変速機に係わり、特にロックアップ制御装置を有す
る自動変速機の制御装置に関する。
体伝動装置を有した、変速比が有段及び連続的に変わる
自動変速機に係わり、特にロックアップ制御装置を有す
る自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータ等の流体伝動装置で入
出力軸間を直結するロックアップ機構を備えた自動変速
機では、燃費向上を計るためロックアップ機構の係合を
予め設定した制御パターンに基いて、低速段、低スロッ
トル開度からロックアップ機構の制御を行なっている。
以下、ロックアップ制御の方法について説明する。
出力軸間を直結するロックアップ機構を備えた自動変速
機では、燃費向上を計るためロックアップ機構の係合を
予め設定した制御パターンに基いて、低速段、低スロッ
トル開度からロックアップ機構の制御を行なっている。
以下、ロックアップ制御の方法について説明する。
【0003】ロックアップ制御とは、図25に示すよう
に、トルクコンバータ12内のロックアップ機構26内
のロックアップクラッチを締結することによりトルクコ
ンバータ12のすべりをなくし、伝達効率を上げるもの
である。A/Tコントロールユニット(制御装置)21
0からの信号によりロックアップソレノイド(デューテ
ィソレノイド)70を制御してロックアップコントロー
ルバルブ(ロックアップ制御バルブ)72の作動を制御
し、トルクコンバータ12内のロックアップ機構26内
のロックアップクラッチを締結あるいは解除する。
に、トルクコンバータ12内のロックアップ機構26内
のロックアップクラッチを締結することによりトルクコ
ンバータ12のすべりをなくし、伝達効率を上げるもの
である。A/Tコントロールユニット(制御装置)21
0からの信号によりロックアップソレノイド(デューテ
ィソレノイド)70を制御してロックアップコントロー
ルバルブ(ロックアップ制御バルブ)72の作動を制御
し、トルクコンバータ12内のロックアップ機構26内
のロックアップクラッチを締結あるいは解除する。
【0004】次に、ロックアップ作動条件について述べ
る。4速走行状態で車速及びアクセル開度を検知し、A
/Tコントロールユニット210内に記憶されたロック
アップ領域になった時ロックアップソレノイド70を制
御してロックアップ締結状態とする。条件を列記する
と、パワーシフトスイッチは、AUTO、セレクトレバ
ーは、Dレンジ、ギヤは、4速、車速は、設定車速以上
で設定アクセル開度以下、アイドルスイッチ(図示せ
ず)は、OFF、油温センサー(図示せず)は、約40
℃以上である。
る。4速走行状態で車速及びアクセル開度を検知し、A
/Tコントロールユニット210内に記憶されたロック
アップ領域になった時ロックアップソレノイド70を制
御してロックアップ締結状態とする。条件を列記する
と、パワーシフトスイッチは、AUTO、セレクトレバ
ーは、Dレンジ、ギヤは、4速、車速は、設定車速以上
で設定アクセル開度以下、アイドルスイッチ(図示せ
ず)は、OFF、油温センサー(図示せず)は、約40
℃以上である。
【0005】つぎに、ロックアップソレノイド70の制
御について、図21、22により述べる。ロックアップ
ソレノイド70はA/Tコントロールユニットのロック
アップ領域判定結果に基づきON−OFF制御される。
ON−OFF信号は50Hz(0.02秒周期)でロッ
クアップソレノイド70に送られるが、ON又はOFF
信号の割合はA/Tコントロールユニットが決める。ロ
ックアップソレノイド70がOFF状態になるとニード
ル弁212がパイロット油圧のドレーン回路を閉じる。
逆にON信号ではドレーン回路が開く。ここで、パイロ
ット油圧とは、各制御用にライン圧をパイロットバルブ
で調圧した油圧のことである。このため50HzのON
−OFF信号のOFF時間割合を多くするとドレーン回
路閉時間が長くなりロックアップコントロールバルブ7
2へ作用するパイロット油圧は低下しない。逆に、OF
F時間割合を少くするとドレーン回路の開時間が長くな
りパイロット油圧は低下する。
御について、図21、22により述べる。ロックアップ
ソレノイド70はA/Tコントロールユニットのロック
アップ領域判定結果に基づきON−OFF制御される。
ON−OFF信号は50Hz(0.02秒周期)でロッ
クアップソレノイド70に送られるが、ON又はOFF
信号の割合はA/Tコントロールユニットが決める。ロ
ックアップソレノイド70がOFF状態になるとニード
ル弁212がパイロット油圧のドレーン回路を閉じる。
逆にON信号ではドレーン回路が開く。ここで、パイロ
ット油圧とは、各制御用にライン圧をパイロットバルブ
で調圧した油圧のことである。このため50HzのON
−OFF信号のOFF時間割合を多くするとドレーン回
路閉時間が長くなりロックアップコントロールバルブ7
2へ作用するパイロット油圧は低下しない。逆に、OF
F時間割合を少くするとドレーン回路の開時間が長くな
りパイロット油圧は低下する。
【0006】つぎに、ロックアップコントロールバルブ
72の制御について図23により述べる。ロックアップ
コントロールバルブ72には、図のとおりトルクコンバ
ータ12の油圧回路が接続されている。ロックアップコ
ントロールバルブ72の切り換えはA/Tコントロール
ユニットからの信号によりロックアップソレノイド70
が行う。これにより、トルクコンバータ12へ供給する
作動油圧の回路を、ロックアップピストン26の解放側
または締結側に切り換える。
72の制御について図23により述べる。ロックアップ
コントロールバルブ72には、図のとおりトルクコンバ
ータ12の油圧回路が接続されている。ロックアップコ
ントロールバルブ72の切り換えはA/Tコントロール
ユニットからの信号によりロックアップソレノイド70
が行う。これにより、トルクコンバータ12へ供給する
作動油圧の回路を、ロックアップピストン26の解放側
または締結側に切り換える。
【0007】つぎに、ロックアップ解除状態について図
24により述べる。ロックアップ解除状態ではロックア
ップソレノイド70のOFF時間割合が長いため、パイ
ロット油圧は低下しない。このため、ロックアップコン
トロールバルブ72の端面にロックアップソレノイド7
0が制御したパイロット油圧が作用し、スプリング力と
合わせてロックアップコントロールバルブ72中のバル
ブを矢印で示すように左方向へ押し付ける。これによ
り、トルクコンバータのコンバータ油圧がトルクコンバ
ータ12内のA室へ作用し、さらにA室よりB室へオイ
ルが流入するため、ロックアップ機構26内のロックア
ップクラッチは締結しない。
24により述べる。ロックアップ解除状態ではロックア
ップソレノイド70のOFF時間割合が長いため、パイ
ロット油圧は低下しない。このため、ロックアップコン
トロールバルブ72の端面にロックアップソレノイド7
0が制御したパイロット油圧が作用し、スプリング力と
合わせてロックアップコントロールバルブ72中のバル
ブを矢印で示すように左方向へ押し付ける。これによ
り、トルクコンバータのコンバータ油圧がトルクコンバ
ータ12内のA室へ作用し、さらにA室よりB室へオイ
ルが流入するため、ロックアップ機構26内のロックア
ップクラッチは締結しない。
【0008】つぎに、ロックアップ締結状態について、
図25により述べる。ロックアップ締結状態ではロック
アップソレノイド70のOFF時間割合が短いため、パ
イロット油圧は解放されてドレーンされ、低下する。こ
のためコンバータ油圧及びパイロット油圧が、ロックア
ップコントロールプラグ211へ作用する力によりロッ
クアップコントロールバルブ72中のバルブは矢印で示
すように右方向へ押し付けられる。これにより、コンバ
ータ油圧がトルクコンバータ12内のB室へ作用しロッ
クアップ機構26内のロックアップクラッチをコンバー
タカバーに押し付け締結する。
図25により述べる。ロックアップ締結状態ではロック
アップソレノイド70のOFF時間割合が短いため、パ
イロット油圧は解放されてドレーンされ、低下する。こ
のためコンバータ油圧及びパイロット油圧が、ロックア
ップコントロールプラグ211へ作用する力によりロッ
クアップコントロールバルブ72中のバルブは矢印で示
すように右方向へ押し付けられる。これにより、コンバ
ータ油圧がトルクコンバータ12内のB室へ作用しロッ
クアップ機構26内のロックアップクラッチをコンバー
タカバーに押し付け締結する。
【0009】つぎに、スムーズロックアップ制御すなわ
ち、スリップロックアップについて、図26により述べ
る。ロックアップ解放状態からロックアップ締結状態へ
移行する際、ロックアップソレノイド70のOFF時間
割合をA/Tコントロールユニットで制御する。これに
より、ロックアップ締結状態へ移行する際にロックアッ
プ機構26内のロックアップクラッチを一時的に半クラ
ッチ(スリップロックアップ)状態とし、ショックを低
減している。半クラッチ状態ではロックアップソレノイ
ド70のOFF信号割合に応じてロックアップコントロ
ールバルブ72へ作用するパイロット油圧を最適油圧に
調圧する。この調圧された油圧は、ロックアップソレノ
イド70のON−OFF(50Hz)に伴う脈動(圧力
変動)をしながらロックアップコントロールバルブ72
をドレーン孔付近まで移動させると同時に、圧力の変動
によりドレーン孔付近で左右に小刻みな往復運動を繰り
返す。この往復運動により、トルクコンバータ12のA
室に作用しているコンバータ油圧は適度に低下し、ロッ
クアップ機構26内のロックアップクラッチの締結状態
を半クラッチ状態に維持する。
ち、スリップロックアップについて、図26により述べ
る。ロックアップ解放状態からロックアップ締結状態へ
移行する際、ロックアップソレノイド70のOFF時間
割合をA/Tコントロールユニットで制御する。これに
より、ロックアップ締結状態へ移行する際にロックアッ
プ機構26内のロックアップクラッチを一時的に半クラ
ッチ(スリップロックアップ)状態とし、ショックを低
減している。半クラッチ状態ではロックアップソレノイ
ド70のOFF信号割合に応じてロックアップコントロ
ールバルブ72へ作用するパイロット油圧を最適油圧に
調圧する。この調圧された油圧は、ロックアップソレノ
イド70のON−OFF(50Hz)に伴う脈動(圧力
変動)をしながらロックアップコントロールバルブ72
をドレーン孔付近まで移動させると同時に、圧力の変動
によりドレーン孔付近で左右に小刻みな往復運動を繰り
返す。この往復運動により、トルクコンバータ12のA
室に作用しているコンバータ油圧は適度に低下し、ロッ
クアップ機構26内のロックアップクラッチの締結状態
を半クラッチ状態に維持する。
【0010】ところで、ロックアップ領域については、
たとえば、特開平1−112074号公報では、図19
に示すように、ロックアップ制御パターンを、そのロッ
クアップの係合状態を完全に行なう状態(完全ロックア
ップ制御II)とスリップ状態(スリップロックアップ制
御I)に領域分けして、各変速比において、低速側は、
スリップロックアップ制御Iを行い、高速側は、完全ロ
ックアップ制御IIを行っている。そして、変速比を変え
るときは、エンジン回転数が低下しすぎるのを防止する
等の理由からロックアップ制御を中断している(III)。
エンジン回転数が低下しすぎると問題があるのは、ロッ
クアップ制御のために、ロックアップクラッチの締結状
態を油圧で制御しているが、このための油圧ポンプがエ
ンジンに直結していて、エンジン回転数が低下すると油
圧が下がり、ロックアップクラッチの締結状態を制御す
ることができなくなるからである。
たとえば、特開平1−112074号公報では、図19
に示すように、ロックアップ制御パターンを、そのロッ
クアップの係合状態を完全に行なう状態(完全ロックア
ップ制御II)とスリップ状態(スリップロックアップ制
御I)に領域分けして、各変速比において、低速側は、
スリップロックアップ制御Iを行い、高速側は、完全ロ
ックアップ制御IIを行っている。そして、変速比を変え
るときは、エンジン回転数が低下しすぎるのを防止する
等の理由からロックアップ制御を中断している(III)。
エンジン回転数が低下しすぎると問題があるのは、ロッ
クアップ制御のために、ロックアップクラッチの締結状
態を油圧で制御しているが、このための油圧ポンプがエ
ンジンに直結していて、エンジン回転数が低下すると油
圧が下がり、ロックアップクラッチの締結状態を制御す
ることができなくなるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、車速
とスロットル開度を座標軸としてロックアップの領域線
図を持ち、ロックアップクラッチを操作するものであ
る。
とスロットル開度を座標軸としてロックアップの領域線
図を持ち、ロックアップクラッチを操作するものであ
る。
【0012】上記従来技術は油圧をモニターしていない
ので、油圧低下時にロックアップクラッチの締結状態の
制御ができないという問題があった。
ので、油圧低下時にロックアップクラッチの締結状態の
制御ができないという問題があった。
【0013】本発明は、油圧をモニターして油圧の低下
を防ぎ、ロックアップクラッチの締結状態の制御を行
い、上記不具合を解消できる自動変速機の制御装置を提
供することを目的とする。
を防ぎ、ロックアップクラッチの締結状態の制御を行
い、上記不具合を解消できる自動変速機の制御装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動変速機のロックアップ機構付きトル
クコンバータのロックアップクラッチ用の油圧を制御す
るための油圧制御信号を出力する、自動変速機の制御装
置において、 エンジン回転数の入力およびタービン回転
数の入力をそれぞれ逐次受け付け、前記油圧を制御する
ための制御対象量を、当該エンジン回転数および当該タ
ービン回転数に基づき逐次算出する制御対象量演算手段
と、 前記油圧に関連する油圧情報の入力および前記エン
ジン回転数の入力をそれぞれ逐次受け付け、当該油圧情
報と当該エンジン回転数とに基づき、前記制御対象量の
目標値を出力する目標値設定手段と、 前記目標値設定手
段から出力された目標値を受け付けて、前記エンジン回
転数の脈動よりも大きな時定数で当該目標値を出力する
時定数調整手段と、 前記時定数調整手段から出力された
目標値と、前記制御対象量演算手段が算出した制御対象
量とを受け付けて、当該目標値と当該制御対象量との差
分に応じた前記油圧制御信号を出力する油圧制御信号決
定手段とを有することを特徴とする、自動変速機の制御
装置を提供する。
め、本発明は、自動変速機のロックアップ機構付きトル
クコンバータのロックアップクラッチ用の油圧を制御す
るための油圧制御信号を出力する、自動変速機の制御装
置において、 エンジン回転数の入力およびタービン回転
数の入力をそれぞれ逐次受け付け、前記油圧を制御する
ための制御対象量を、当該エンジン回転数および当該タ
ービン回転数に基づき逐次算出する制御対象量演算手段
と、 前記油圧に関連する油圧情報の入力および前記エン
ジン回転数の入力をそれぞれ逐次受け付け、当該油圧情
報と当該エンジン回転数とに基づき、前記制御対象量の
目標値を出力する目標値設定手段と、 前記目標値設定手
段から出力された目標値を受け付けて、前記エンジン回
転数の脈動よりも大きな時定数で当該目標値を出力する
時定数調整手段と、 前記時定数調整手段から出力された
目標値と、前記制御対象量演算手段が算出した制御対象
量とを受け付けて、当該目標値と当該制御対象量との差
分に応じた前記油圧制御信号を出力する油圧制御信号決
定手段とを有することを特徴とする、自動変速機の制御
装置を提供する。
【0015】
【作用】上記構成によれば、前記油圧に関する情報を検
出し、制御対象の制御量、例えばエンジン回転数を決定
して制御するので、油圧の低下が防止され、ロックアッ
プクラッチの締結状態の制御が出来るようになる。
出し、制御対象の制御量、例えばエンジン回転数を決定
して制御するので、油圧の低下が防止され、ロックアッ
プクラッチの締結状態の制御が出来るようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による車両用自動変速機のロッ
クアップ制御方法について、図示の実施例により詳細に
説明する。
クアップ制御方法について、図示の実施例により詳細に
説明する。
【0017】図2は、本発明の実施例が適用された自動
車の一例で、図において、機関10はトルクコンバータ
12、変速機14などを介して自動車の駆動輪などの被
駆動部16と接続されている。トルクコンバータ12は
ロックアップクラッチ付き3要素1段型トルクコンバー
タの一例を示す。トルクコンバータは機関10側に直結
されたポンプ羽根車18、被動側のタービン羽根車20
及び一方向クラッチ22を介して固定されているステー
タ羽根車24とロックアップクラッチを内蔵するロック
アップ機構26を収め、ポンプ羽根車18が運動エネル
ギーを作動流体に与え、タービン羽根車20で機械的エ
ネルギーとして取り出すことによりトルクを伝達する。
トルクコンバータ12と変速機14の間には、タービン
羽根車20の回転数を検出するタービンセンサ28が、
変速機14の出力側には車速センサ30がそれぞれ配置
されている。制御装置32は前記タービンセンサ28、
前記車速センサ30や機関10のエンジン回転数Ne4
1、スロットル開度TVO42、空気量Qa43などの
入力信号34を取り込み、シフトスケジュール、ロック
アップスケジュールなどを演算し、シフト制御信号3
6,38やロックアップ制御出力40などを出力する。
車の一例で、図において、機関10はトルクコンバータ
12、変速機14などを介して自動車の駆動輪などの被
駆動部16と接続されている。トルクコンバータ12は
ロックアップクラッチ付き3要素1段型トルクコンバー
タの一例を示す。トルクコンバータは機関10側に直結
されたポンプ羽根車18、被動側のタービン羽根車20
及び一方向クラッチ22を介して固定されているステー
タ羽根車24とロックアップクラッチを内蔵するロック
アップ機構26を収め、ポンプ羽根車18が運動エネル
ギーを作動流体に与え、タービン羽根車20で機械的エ
ネルギーとして取り出すことによりトルクを伝達する。
トルクコンバータ12と変速機14の間には、タービン
羽根車20の回転数を検出するタービンセンサ28が、
変速機14の出力側には車速センサ30がそれぞれ配置
されている。制御装置32は前記タービンセンサ28、
前記車速センサ30や機関10のエンジン回転数Ne4
1、スロットル開度TVO42、空気量Qa43などの
入力信号34を取り込み、シフトスケジュール、ロック
アップスケジュールなどを演算し、シフト制御信号3
6,38やロックアップ制御出力40などを出力する。
【0018】図3は制御装置32の内部ブロック概略構
成の一例を示す。制御装置32は、中央処理ユニット
(以下、CPUと略す)50、制御プログラムと各種デ
ータを記憶する読取専用の記憶装置(以下、ROMと略
す)52、読み書き記憶装置(以下、RAMと略す)5
4、入力ポート56及び出力ポート58で構成される。
成の一例を示す。制御装置32は、中央処理ユニット
(以下、CPUと略す)50、制御プログラムと各種デ
ータを記憶する読取専用の記憶装置(以下、ROMと略
す)52、読み書き記憶装置(以下、RAMと略す)5
4、入力ポート56及び出力ポート58で構成される。
【0019】CPU50、ROM52、RAM54、入
力ポート56及び出力ポート58は、アドレスバス、デ
ータバス581が共通につながれている。入力ポート5
6には、エンジンや変速機の入力情報であるタービンセ
ンサ28、車速センサ30、スロットル開度センサ6
0、空気量センサ62及びエンジン回転数センサ64か
らの、タービン回転数Nt、車速VSP、スロットル開
度TVO、空気量及びエンジン回転数Neなどが取込ま
れる。これらの入力情報から前記制御装置32で必要な
演算を行ない、出力ポート58からシフト制御信号3
6,38を介して、シフト制御バルブ66,68やロッ
クアップ制御出力(D)40でデューティソレノイド7
0を操作し、ロックアップ制御バルブ72を制御する。
デューティソレノイド70とロックアップ制御バルブ7
2が油圧制御手段73を構成する。
力ポート56及び出力ポート58は、アドレスバス、デ
ータバス581が共通につながれている。入力ポート5
6には、エンジンや変速機の入力情報であるタービンセ
ンサ28、車速センサ30、スロットル開度センサ6
0、空気量センサ62及びエンジン回転数センサ64か
らの、タービン回転数Nt、車速VSP、スロットル開
度TVO、空気量及びエンジン回転数Neなどが取込ま
れる。これらの入力情報から前記制御装置32で必要な
演算を行ない、出力ポート58からシフト制御信号3
6,38を介して、シフト制御バルブ66,68やロッ
クアップ制御出力(D)40でデューティソレノイド7
0を操作し、ロックアップ制御バルブ72を制御する。
デューティソレノイド70とロックアップ制御バルブ7
2が油圧制御手段73を構成する。
【0020】図1は、第1の実施例に係る制御装置32
の構成を示すものであり、本装置は、ライン圧値によ
り、適正なエンジン回転数を求め、適正なエンジン回転
数になるように、タービン回転数とエンジン回転数の比
である速度比を制御することを特徴とする。その結果、
油圧収支(ロックアップに必要な油圧)の確保およびエ
ンジン回転数落ち込みの防止が可能となる。その結果、
エンジン効率は、エンジン回転数が高いほど良いため、
効率が改善される。
の構成を示すものであり、本装置は、ライン圧値によ
り、適正なエンジン回転数を求め、適正なエンジン回転
数になるように、タービン回転数とエンジン回転数の比
である速度比を制御することを特徴とする。その結果、
油圧収支(ロックアップに必要な油圧)の確保およびエ
ンジン回転数落ち込みの防止が可能となる。その結果、
エンジン効率は、エンジン回転数が高いほど良いため、
効率が改善される。
【0021】本装置は、油圧を検出する油圧ライン圧力
検出手段80と、油圧ライン圧力検出手段80により検
出された油圧に基づき、基準となるエンジン回転数を決
定する基準エンジン回転数発生手段321と、検出した
エンジン回転数Neと基準エンジン回転数とを比較する
CMP322と、比較した結果から目標速度比(e0)
を決定する目標速度比設定手段323と、検出したエン
ジン回転数Ne41と検出したタービン回転数Nt44
とから速度比(e)を求めるスリップロックアップコン
トロール手段324と、目標速度比(e 0 )と速度比
(e)からロックアップ制御出力40を決定するデュー
ティフィードバック制御手段325とを有する。
検出手段80と、油圧ライン圧力検出手段80により検
出された油圧に基づき、基準となるエンジン回転数を決
定する基準エンジン回転数発生手段321と、検出した
エンジン回転数Neと基準エンジン回転数とを比較する
CMP322と、比較した結果から目標速度比(e0)
を決定する目標速度比設定手段323と、検出したエン
ジン回転数Ne41と検出したタービン回転数Nt44
とから速度比(e)を求めるスリップロックアップコン
トロール手段324と、目標速度比(e 0 )と速度比
(e)からロックアップ制御出力40を決定するデュー
ティフィードバック制御手段325とを有する。
【0022】図4は、本実施例による目標速度比
(e 0 )の決定の仕方を説明するものである。図4は、
横軸がエンジン回転数Neを示し、縦軸は、ロックアッ
プ制御に使う油圧を発生するエンジンに直結した油圧ポ
ンプが発生するポンプ圧Plを示す。通常、ロックアッ
プ制御に必要な油圧を得るためには、図4に示すよう
に、エンジン回転数Neが1200rpm以上が必要で
ある。エンジン回転数が低下したときに、エンジン回転
数を高く維持するために、速度比(e)を小さく設定す
る。
(e 0 )の決定の仕方を説明するものである。図4は、
横軸がエンジン回転数Neを示し、縦軸は、ロックアッ
プ制御に使う油圧を発生するエンジンに直結した油圧ポ
ンプが発生するポンプ圧Plを示す。通常、ロックアッ
プ制御に必要な油圧を得るためには、図4に示すよう
に、エンジン回転数Neが1200rpm以上が必要で
ある。エンジン回転数が低下したときに、エンジン回転
数を高く維持するために、速度比(e)を小さく設定す
る。
【0023】なお、スリップロックアップ制御を行うと
きは、締結状態としては、強スリップロックアップと弱
スリップロックアップの2つの状態に制御することとし
ても良い。これを図5に示す。図ではロックアップをL
/U、スリップロックアップをSL/Uと表わしてい
る。図5は、横軸が車速VSPであり、縦軸がスロット
ル開度TVOである。図に示すような領域でスリップロ
ックアップと完全ロックアップを行う。また図6は、こ
の時のトルク比tと効率ηを縦軸に、速度比eを横軸に
とったものであり、これらには図に示したような関係が
ある。
きは、締結状態としては、強スリップロックアップと弱
スリップロックアップの2つの状態に制御することとし
ても良い。これを図5に示す。図ではロックアップをL
/U、スリップロックアップをSL/Uと表わしてい
る。図5は、横軸が車速VSPであり、縦軸がスロット
ル開度TVOである。図に示すような領域でスリップロ
ックアップと完全ロックアップを行う。また図6は、こ
の時のトルク比tと効率ηを縦軸に、速度比eを横軸に
とったものであり、これらには図に示したような関係が
ある。
【0024】図7は、第2の実施例に係る制御装置32
aの構成を示すものである。本装置は、第1の実施例で
使う目標速度比に対してフィルタリングを行ない、少な
くともエンジン回転数脈動より大きい時定数を設定す
る。その結果、スリップロックアップ制御をフィードバ
ック制御により行うときのフィードバック制御によるエ
ンジンハンチングの防止およびスリップロックアップ強
弱切り換え時の体感ショック低減の効果がある。
aの構成を示すものである。本装置は、第1の実施例で
使う目標速度比に対してフィルタリングを行ない、少な
くともエンジン回転数脈動より大きい時定数を設定す
る。その結果、スリップロックアップ制御をフィードバ
ック制御により行うときのフィードバック制御によるエ
ンジンハンチングの防止およびスリップロックアップ強
弱切り換え時の体感ショック低減の効果がある。
【0025】さらに、スリップロックアップ制御中に変
速動作が発生した時はフィードバック制御を変速終了ま
で現在の制御量で停止し、一定締結力で保持することも
行う。これにより、エンジン回転数の落ち込み防止、お
よび変速時トルクダウン制御による不具合の防止の効果
がある。
速動作が発生した時はフィードバック制御を変速終了ま
で現在の制御量で停止し、一定締結力で保持することも
行う。これにより、エンジン回転数の落ち込み防止、お
よび変速時トルクダウン制御による不具合の防止の効果
がある。
【0026】さらに、変速終了時に目標速度比のフィル
タリング値を現在の実速度比の値に初期化することも行
う。この結果、エンジン回転数が落ち込むことによるシ
ョックを防止できるという効果がある。
タリング値を現在の実速度比の値に初期化することも行
う。この結果、エンジン回転数が落ち込むことによるシ
ョックを防止できるという効果がある。
【0027】本装置は、油圧を検出する油圧ライン圧力
検出手段80と、油圧ライン圧力検出手段80により検
出された油圧に基づき、基準となるエンジン回転数を決
定する基準エンジン回転数発生手段321と、検出した
エンジン回転数Neと基準エンジン回転数とを比較する
CMP322と、比較した結果から目標速度比(e0)
を決定する目標速度比設定手段323と、検出したエン
ジン回転数Ne41と検出したタービン回転数Nt44
とから速度比(e)を求めるスリップロックアップコン
トロール手段324と、目標速度比と速度比からロック
アップ制御出力40を決定するduty F/B コン
トロール327と、目標速度比に対してフィルタリング
を行なうフィルタリング(時定数調整手段)328とを
有する。
検出手段80と、油圧ライン圧力検出手段80により検
出された油圧に基づき、基準となるエンジン回転数を決
定する基準エンジン回転数発生手段321と、検出した
エンジン回転数Neと基準エンジン回転数とを比較する
CMP322と、比較した結果から目標速度比(e0)
を決定する目標速度比設定手段323と、検出したエン
ジン回転数Ne41と検出したタービン回転数Nt44
とから速度比(e)を求めるスリップロックアップコン
トロール手段324と、目標速度比と速度比からロック
アップ制御出力40を決定するduty F/B コン
トロール327と、目標速度比に対してフィルタリング
を行なうフィルタリング(時定数調整手段)328とを
有する。
【0028】さらに、スリップロックアップ制御中に変
速動作が発生した時はフィードバック制御を変速終了ま
で現在の制御量で停止し、一定締結力で保持することを
行う一時中断手段(制御量維持手段)327と、スリッ
プロックアップ制御中であることを知るために、スリッ
プロックアップ信号発生手段から信号をもらい、変速動
作が発生した時を知るために、変速制御信号発生手段か
ら信号をもらい、両方の信号から一時停止のタイミング
を発生するAND回路326とを有する。
速動作が発生した時はフィードバック制御を変速終了ま
で現在の制御量で停止し、一定締結力で保持することを
行う一時中断手段(制御量維持手段)327と、スリッ
プロックアップ制御中であることを知るために、スリッ
プロックアップ信号発生手段から信号をもらい、変速動
作が発生した時を知るために、変速制御信号発生手段か
ら信号をもらい、両方の信号から一時停止のタイミング
を発生するAND回路326とを有する。
【0029】さらに、変速終了時に目標速度比のフィル
タリング値を現在の実速度比の値に初期化するために、
変速終了を検出する変速終了検出手段330と、変速終
了時に、フィルタ328に現在の実速度比の値を送る切
り替え手段331とを有する。変速終了検出手段330
は、変速制御信号発生手段82から現在使われているギ
ヤの情報から変速が終了したとき(過渡状態終了時)の
変速比を知り、車速VSPとタービン回転数から変速比
を求め、これが上記の過渡状態終了時の変速比にほぼ一
致したときに、変速が終了したと判断する。
タリング値を現在の実速度比の値に初期化するために、
変速終了を検出する変速終了検出手段330と、変速終
了時に、フィルタ328に現在の実速度比の値を送る切
り替え手段331とを有する。変速終了検出手段330
は、変速制御信号発生手段82から現在使われているギ
ヤの情報から変速が終了したとき(過渡状態終了時)の
変速比を知り、車速VSPとタービン回転数から変速比
を求め、これが上記の過渡状態終了時の変速比にほぼ一
致したときに、変速が終了したと判断する。
【0030】図8,9,10は、スリップロックアップ
制御中に変速動作が発生した時はフィードバック制御を
変速終了まで現在の制御量で停止し、一定締結力で保持
することを行う理由を説明するものである。図10の点
線に示すように、フィードバック制御を続けていると、
速度比を維持しようとするために、フィードバック制御
をやめたとき(実戦で示す)に比べて、エンジン回転数
が落ちこむ。
制御中に変速動作が発生した時はフィードバック制御を
変速終了まで現在の制御量で停止し、一定締結力で保持
することを行う理由を説明するものである。図10の点
線に示すように、フィードバック制御を続けていると、
速度比を維持しようとするために、フィードバック制御
をやめたとき(実戦で示す)に比べて、エンジン回転数
が落ちこむ。
【0031】図8、9は、変速時トルクダウン制御の撹
乱の防止が必要なことを示す図である。通常、変速時ト
ルクダウン制御というものが行われている。これについ
て説明する。図7に示すように、変速時でないときは、
アクセル開度によりスロットル開度と空気流量が変わ
り、これと、エンジン回転数により、燃料噴射量(燃料
噴射量決定手段702による)と点火時期(点火時期マ
ップ703による)を決定する。変速時は、図8(シフ
トアップ時)または図9(ダウンシフト時)のように、
一時的に、エンジン回転数が大きくなったり、小さくな
ったりする。これを防ぐために、変速タイミング発生手
段705からの情報により、点火時期遅延手段704が
点火時期を調整し、補正手段706を介して点火時期を
調整して、エンジン回転数を安定化させる。この様な調
整をしているために、変速時に速度比の制御をすると、
この様な調整の効果が相殺されてしまう。
乱の防止が必要なことを示す図である。通常、変速時ト
ルクダウン制御というものが行われている。これについ
て説明する。図7に示すように、変速時でないときは、
アクセル開度によりスロットル開度と空気流量が変わ
り、これと、エンジン回転数により、燃料噴射量(燃料
噴射量決定手段702による)と点火時期(点火時期マ
ップ703による)を決定する。変速時は、図8(シフ
トアップ時)または図9(ダウンシフト時)のように、
一時的に、エンジン回転数が大きくなったり、小さくな
ったりする。これを防ぐために、変速タイミング発生手
段705からの情報により、点火時期遅延手段704が
点火時期を調整し、補正手段706を介して点火時期を
調整して、エンジン回転数を安定化させる。この様な調
整をしているために、変速時に速度比の制御をすると、
この様な調整の効果が相殺されてしまう。
【0032】さらに、変速終了時に目標速度比のフィル
タリング値を現在の実速度比の値に初期化することも行
う。変速終了検出手段330と、変速終了時に、フィル
タ328に現在の実速度比の値を送る切り替え手段33
1とがこれを行う。これを行わないと、図8,9に示す
ように、変速が終了した時点t1,t2では、目標速度
比(点線のようになる)と現実の速度比の差が大きいた
め、変速ショックが生じるからである。フィルタ328
により、現実の速度比から目標速度比にゆっくりと近づ
けていくものである。
タリング値を現在の実速度比の値に初期化することも行
う。変速終了検出手段330と、変速終了時に、フィル
タ328に現在の実速度比の値を送る切り替え手段33
1とがこれを行う。これを行わないと、図8,9に示す
ように、変速が終了した時点t1,t2では、目標速度
比(点線のようになる)と現実の速度比の差が大きいた
め、変速ショックが生じるからである。フィルタ328
により、現実の速度比から目標速度比にゆっくりと近づ
けていくものである。
【0033】なお、本発明においては、スロットル踏込
量、若しくは変化率に応じて目標速度比を小さくするこ
ととしてもよい。この結果、スリップロックアップ解除
時の加速もたつき感の防止が可能となる。
量、若しくは変化率に応じて目標速度比を小さくするこ
ととしてもよい。この結果、スリップロックアップ解除
時の加速もたつき感の防止が可能となる。
【0034】また、本発明においては、スリップロック
アップ制御開始時に、制御量を有効フィードバック範囲
の解除側下限値までステップ状に変化させるバイアス値
を加算することとしてもよい。この結果、応答性の向上
が可能となる。
アップ制御開始時に、制御量を有効フィードバック範囲
の解除側下限値までステップ状に変化させるバイアス値
を加算することとしてもよい。この結果、応答性の向上
が可能となる。
【0035】また、本発明においては、スリップロック
アップ制御解除時には、制御量を有効フィードバック範
囲の解除側下限値まで所定時間傾きで減少させ、有効フ
ィードバック範囲外でステップ状に出力零とすることと
してもよい。この結果、ソレノイド耐久性の向上が可能
となる。
アップ制御解除時には、制御量を有効フィードバック範
囲の解除側下限値まで所定時間傾きで減少させ、有効フ
ィードバック範囲外でステップ状に出力零とすることと
してもよい。この結果、ソレノイド耐久性の向上が可能
となる。
【0036】また、本発明においては、スリップロック
アップ制御中に、制御量が有効フィードバック範囲の締
結側上限値以上で飽和し、かつ速度比偏差が所定値以上
の時は、油漏れかなにかの故障が生じている可能性があ
るので、スリップロックアップを強制的に解除すること
としてもよい。この結果、フェーシング保護の為のフェ
ールセーフが可能となる。
アップ制御中に、制御量が有効フィードバック範囲の締
結側上限値以上で飽和し、かつ速度比偏差が所定値以上
の時は、油漏れかなにかの故障が生じている可能性があ
るので、スリップロックアップを強制的に解除すること
としてもよい。この結果、フェーシング保護の為のフェ
ールセーフが可能となる。
【0037】また、本発明においては、エンジン回転数
の変化率が正で、実速度比が目標速度比より所定偏差以
上離れた場合は、スリップロックアップを強制的に解除
することとしてもよい。この結果、加速検知およびΔT
VOで解除するよりもエコノミーモードが可能となる。
の変化率が正で、実速度比が目標速度比より所定偏差以
上離れた場合は、スリップロックアップを強制的に解除
することとしてもよい。この結果、加速検知およびΔT
VOで解除するよりもエコノミーモードが可能となる。
【0038】図11は、第3の実施例に係る制御装置3
2bの構成を示すものである。本装置は、スリップロッ
クアップのフィードバック制御を所定回数若しくは、所
定時間継続したら、経時変化により、フェーシングまた
はポンプの圧力低下が生じている可能性があるため、そ
の時の制御量の中心値を学習してバイアス値に反映させ
ることを特徴とする。この結果、応答性の向上が図れ
る。
2bの構成を示すものである。本装置は、スリップロッ
クアップのフィードバック制御を所定回数若しくは、所
定時間継続したら、経時変化により、フェーシングまた
はポンプの圧力低下が生じている可能性があるため、そ
の時の制御量の中心値を学習してバイアス値に反映させ
ることを特徴とする。この結果、応答性の向上が図れ
る。
【0039】また、学習完了後に、スリップロックアッ
プのためのフィードバック制御を停止して制御量を学習
値とし、エンジントルクの指標となるエンジン入力情報
(TVO,Qa)とATF油温のうち少なくとも1つ以
上のパラメータで補正されたオープンループ制御に移行
することを特徴とする。この結果、ハンチング防止がで
きる。
プのためのフィードバック制御を停止して制御量を学習
値とし、エンジントルクの指標となるエンジン入力情報
(TVO,Qa)とATF油温のうち少なくとも1つ以
上のパラメータで補正されたオープンループ制御に移行
することを特徴とする。この結果、ハンチング防止がで
きる。
【0040】本装置は、油圧を検出する油圧ライン圧力
検出手段80と、油圧ライン圧力検出手段80により検
出された油圧に基づき、基準となるエンジン回転数を決
定する基準エンジン回転数発生手段321と、検出した
エンジン回転数Neと基準エンジン回転数とを比較する
CMP322と、比較した結果から目標速度比(e0)
を決定する目標速度比設定手段323と、検出したエン
ジン回転数Ne41と検出したタービン回転数Nt44
とから速度比(e)を求めるスリップロックアップコン
トロール手段(S L/U)324と、目標速度比と速
度比からロックアップ制御出力40を決定するduty
F/B コントロール327と、目標速度比に対して
フィルタリングを行なうフィルタリング328とを有す
る。
検出手段80と、油圧ライン圧力検出手段80により検
出された油圧に基づき、基準となるエンジン回転数を決
定する基準エンジン回転数発生手段321と、検出した
エンジン回転数Neと基準エンジン回転数とを比較する
CMP322と、比較した結果から目標速度比(e0)
を決定する目標速度比設定手段323と、検出したエン
ジン回転数Ne41と検出したタービン回転数Nt44
とから速度比(e)を求めるスリップロックアップコン
トロール手段(S L/U)324と、目標速度比と速
度比からロックアップ制御出力40を決定するduty
F/B コントロール327と、目標速度比に対して
フィルタリングを行なうフィルタリング328とを有す
る。
【0041】さらに、スリップロックアップ制御中に変
速動作が発生した時はフィードバック制御を変速終了ま
で現在の制御量で停止し、一定締結力で保持することを
行う一時中断手段327と、スリップロックアップ制御
中であることを知るために、スリップロックアップ信号
発生手段から信号をもらい、変速動作が発生した時を知
るために、変速制御信号発生手段から信号をもらい、両
方の信号から一時停止のタイミングを発生するAND回
路326とを有する。
速動作が発生した時はフィードバック制御を変速終了ま
で現在の制御量で停止し、一定締結力で保持することを
行う一時中断手段327と、スリップロックアップ制御
中であることを知るために、スリップロックアップ信号
発生手段から信号をもらい、変速動作が発生した時を知
るために、変速制御信号発生手段から信号をもらい、両
方の信号から一時停止のタイミングを発生するAND回
路326とを有する。
【0042】さらに、スリップロックアップのフィード
バック制御を所定回数したかを計数するために、偏差の
正負切り換えをカウントするカウンタ340と、フィー
ドバック制御を所定回数継続したら、その時の制御量の
中心値を学習する学習制御手段342と、学習値に従っ
てバイアス値を決定するバイアス値決定手段343とを
有する。
バック制御を所定回数したかを計数するために、偏差の
正負切り換えをカウントするカウンタ340と、フィー
ドバック制御を所定回数継続したら、その時の制御量の
中心値を学習する学習制御手段342と、学習値に従っ
てバイアス値を決定するバイアス値決定手段343とを
有する。
【0043】なお、上記の機能に加えて、図11に示す
ように、学習完了後に、スリップロックアップのための
フィードバック制御を停止させるための切り替え手段3
45と、学習した制御量を学習値とし、エンジントルク
の指標となるエンジン入力情報(TVO,Qa)とAT
F油温の情報を受付けて、学習値を補正して、オープン
ループ制御でデューティ制御を行う制御手段341とを
有する装置としても良い。
ように、学習完了後に、スリップロックアップのための
フィードバック制御を停止させるための切り替え手段3
45と、学習した制御量を学習値とし、エンジントルク
の指標となるエンジン入力情報(TVO,Qa)とAT
F油温の情報を受付けて、学習値を補正して、オープン
ループ制御でデューティ制御を行う制御手段341とを
有する装置としても良い。
【0044】なお、上記のオープンループ制御中に実速
度比が目標速度比より所定偏差以上離れた時は、再度フ
ィードバック制御に移行し、学習値を更新することとし
てもよい。この結果、フェールセーフが可能となる。
度比が目標速度比より所定偏差以上離れた時は、再度フ
ィードバック制御に移行し、学習値を更新することとし
てもよい。この結果、フェールセーフが可能となる。
【0045】本装置はまた、スリップロックアップ中に
シフトアップ要求があった時には、現在の車速と目標速
度比とシフトアップ後の変速機の変速比とからシフトア
ップ後のエンジン回転数を予測し、それが所定値以下な
らシフトアップを禁止する手段をもつことを特徴とす
る。この結果、油圧収支の保持および速度比優先でエン
ジン回転数を抑え低燃費が実現できる。
シフトアップ要求があった時には、現在の車速と目標速
度比とシフトアップ後の変速機の変速比とからシフトア
ップ後のエンジン回転数を予測し、それが所定値以下な
らシフトアップを禁止する手段をもつことを特徴とす
る。この結果、油圧収支の保持および速度比優先でエン
ジン回転数を抑え低燃費が実現できる。
【0046】図12は図11で説明したシフト禁止手段
の動作を示す制御ブロック図である。本装置は、変速指
示機構504からのシフトアップ要求(変速指令)およ
び次段のギヤ比と、車速VSPと、目標速度比から、シ
フトアップ後のエンジン回転数を予測する推定手段50
1と、基準Ne発生手段からのライン圧達成のための要
求Neと予測エンジン回転数とを比較する比較手段50
2と、予測エンジン回転数の方が低かったときに、変速
を禁止する禁止手段(変速禁止手段)503とを有す
る。禁止手段503により、シフト制御バルブ66,6
8への変速指令がカットされる。そして、シフトアップ
が禁止されているときは、スリップロックアップによ
り、エンジン回転数が所定値以下にならないように制御
する。
の動作を示す制御ブロック図である。本装置は、変速指
示機構504からのシフトアップ要求(変速指令)およ
び次段のギヤ比と、車速VSPと、目標速度比から、シ
フトアップ後のエンジン回転数を予測する推定手段50
1と、基準Ne発生手段からのライン圧達成のための要
求Neと予測エンジン回転数とを比較する比較手段50
2と、予測エンジン回転数の方が低かったときに、変速
を禁止する禁止手段(変速禁止手段)503とを有す
る。禁止手段503により、シフト制御バルブ66,6
8への変速指令がカットされる。そして、シフトアップ
が禁止されているときは、スリップロックアップによ
り、エンジン回転数が所定値以下にならないように制御
する。
【0047】次に、図15,16,17,18により、
制御の手順を述べる。図15は、横軸に時間、縦軸にロ
ックアップ出力(ロックアップ制御バルブ72の出力)
を示す。ロックアップ制御が始まると、応答性を良くす
るためと、デューティソレノイド70とロックアップ制
御バルブ72の信頼性を良くするために、ロックアップ
出力をバイアス値までステップ上に上げて、制御する。
制御が終わるときもロックアップ出力がバイアス値まで
下がったときは、ステップ上に0まで下げる。
制御の手順を述べる。図15は、横軸に時間、縦軸にロ
ックアップ出力(ロックアップ制御バルブ72の出力)
を示す。ロックアップ制御が始まると、応答性を良くす
るためと、デューティソレノイド70とロックアップ制
御バルブ72の信頼性を良くするために、ロックアップ
出力をバイアス値までステップ上に上げて、制御する。
制御が終わるときもロックアップ出力がバイアス値まで
下がったときは、ステップ上に0まで下げる。
【0048】図16,17,18により制御のフローを
示す。
示す。
【0049】まず、ステップ501では、車速、スロッ
トル開度の読込みを行う。また、ステップ502では、
スリップロックアップ中かどうかを判定する。イエスの
ときは、ステップ601にいく。そうでないときは、ス
テップ503に行く。また、ステップ503では、完全
ロックアップ中かどうかを判定する。イエスのときは、
ステップ508にいく。そうでないときは、ステップ5
04に行く。ステップ504では、ステップ501の車
速、スロットル開度より、図20のロックアップ領域の
図により、ロックアップ制御開始かどうかを判定する。
イエスのときは、ステップ505にいく。そうでないと
きは、ステップ701に行く。
トル開度の読込みを行う。また、ステップ502では、
スリップロックアップ中かどうかを判定する。イエスの
ときは、ステップ601にいく。そうでないときは、ス
テップ503に行く。また、ステップ503では、完全
ロックアップ中かどうかを判定する。イエスのときは、
ステップ508にいく。そうでないときは、ステップ5
04に行く。ステップ504では、ステップ501の車
速、スロットル開度より、図20のロックアップ領域の
図により、ロックアップ制御開始かどうかを判定する。
イエスのときは、ステップ505にいく。そうでないと
きは、ステップ701に行く。
【0050】つぎに、ステップ505では、スリップロ
ックアップかどうかを判定する。イエスのときは、ステ
ップ514にいく。そうでないときは、ステップ506
に行く。ステップ506では、ロックアップ出力はバイ
アス値かどうかを判定する。イエスのときは、ステップ
508にいく。そうでないときは、ステップ507に行
く。ステップ507では、ロックアップ出力をまず、バ
イアス値にする。
ックアップかどうかを判定する。イエスのときは、ステ
ップ514にいく。そうでないときは、ステップ506
に行く。ステップ506では、ロックアップ出力はバイ
アス値かどうかを判定する。イエスのときは、ステップ
508にいく。そうでないときは、ステップ507に行
く。ステップ507では、ロックアップ出力をまず、バ
イアス値にする。
【0051】ステップ508では、ロックアップ出力を
増加させる。ステップ509では、ロックアップ出力は
最大以上かどうかを判定する。イエスのときは、ステッ
プ510にいく。そうでないときは、ステップ511に
行く。ステップ510では、ロックアップ出力を最大値
にする。ステップ511では、ロックアップ出力を印加
する。
増加させる。ステップ509では、ロックアップ出力は
最大以上かどうかを判定する。イエスのときは、ステッ
プ510にいく。そうでないときは、ステップ511に
行く。ステップ510では、ロックアップ出力を最大値
にする。ステップ511では、ロックアップ出力を印加
する。
【0052】ステップ512では、ロックアップ出力は
バイアス値で所定時間経過したかどうかを判定する。イ
エスのときは、ステップ513にいく。そうでないとき
は、制御の1サイクルが終了したことになる。ステップ
513では、ロックアップ出力を0にする。
バイアス値で所定時間経過したかどうかを判定する。イ
エスのときは、ステップ513にいく。そうでないとき
は、制御の1サイクルが終了したことになる。ステップ
513では、ロックアップ出力を0にする。
【0053】ステップ514では、ロックアップ出力は
バイアス値かどうかを判定する。イエスのときは、ステ
ップ512にいく。そうでないときは、ステップ515
に行く。ステップ515では、ロックアップ出力をバイ
アス値にする。
バイアス値かどうかを判定する。イエスのときは、ステ
ップ512にいく。そうでないときは、ステップ515
に行く。ステップ515では、ロックアップ出力をバイ
アス値にする。
【0054】つぎに、図17のステップ601では、フ
ィードバック制御中かどうかを判定する。イエスのとき
は、ステップ602にいく。そうでないときは、ステッ
プ608に行く。ステップ602では、エンジン回転数
が所定値以上下がったかどうかを判定する。イエスのと
きは、ステップ603にいく。そうでないときは、ステ
ップ605に行く。ステップ603では、目標速度比を
下げる。ステップ604では、目標速度比にフィルタリ
ングをかける。ステップ605では、目標速度比にある
時間継続したかどうかを判定する。イエスのときは、ス
テップ606にいく。そうでないときは、ステップ51
2に行く。ステップ606では、この時のロックアップ
出力を学習値として記憶する。ステップ607では、こ
のロックアップ出力でオープンループ制御に移行する。
ステップ608では、目標速度比になったかどうかを判
定する。イエスのときは、ステップ602にいく。そう
でないときは、ステップ609に行く。ステップ609
では、ロックアップ出力を増加させる。
ィードバック制御中かどうかを判定する。イエスのとき
は、ステップ602にいく。そうでないときは、ステッ
プ608に行く。ステップ602では、エンジン回転数
が所定値以上下がったかどうかを判定する。イエスのと
きは、ステップ603にいく。そうでないときは、ステ
ップ605に行く。ステップ603では、目標速度比を
下げる。ステップ604では、目標速度比にフィルタリ
ングをかける。ステップ605では、目標速度比にある
時間継続したかどうかを判定する。イエスのときは、ス
テップ606にいく。そうでないときは、ステップ51
2に行く。ステップ606では、この時のロックアップ
出力を学習値として記憶する。ステップ607では、こ
のロックアップ出力でオープンループ制御に移行する。
ステップ608では、目標速度比になったかどうかを判
定する。イエスのときは、ステップ602にいく。そう
でないときは、ステップ609に行く。ステップ609
では、ロックアップ出力を増加させる。
【0055】図18のステップ701では、エンジン回
転数とタービン回転数の差が所定値以上かどうかを判定
する。イエスのときは、ステップ702にいく。そうで
ないときは、ステップ705に行く。ステップ702で
は、ロックアップ出力を減少させる。ステップ703で
は、ロックアップ出力はバイアス値になったかどうかを
判定する。イエスのときは、ステップ704にいく。そ
うでないときは、ステップ512に行く。ステップ70
4では、ロックアップ出力をバイアス値に固定する。ス
テップ705では、ロックアップ解除かどうかを判定す
る。イエスのときは、ステップ702にいく。そうでな
いときは、ステップ512に行く。
転数とタービン回転数の差が所定値以上かどうかを判定
する。イエスのときは、ステップ702にいく。そうで
ないときは、ステップ705に行く。ステップ702で
は、ロックアップ出力を減少させる。ステップ703で
は、ロックアップ出力はバイアス値になったかどうかを
判定する。イエスのときは、ステップ704にいく。そ
うでないときは、ステップ512に行く。ステップ70
4では、ロックアップ出力をバイアス値に固定する。ス
テップ705では、ロックアップ解除かどうかを判定す
る。イエスのときは、ステップ702にいく。そうでな
いときは、ステップ512に行く。
【0056】なお、本発明においては、ロックアップ中
にエンジン回転数よりもタービン回転数が大きくなるコ
ーストスリップロックアップ中にエンジン回転数が所定
値以下になったならば、ダウンシフト要求を出すことと
してもよい。これにより、油圧収支の保持ができる。こ
のために、例えば、図12に示すように、コースト信号
(速度比とアクセル開度が0であるかどうかで判定す
る)と、スリップロックアップ信号のANDを取るAN
D回路506と、エンジン回転数が所定値以下であるか
どうかを判定する判定回路505とを有して、エンジン
回転数が所定値以下である時は、判定回路505がダウ
ンシフト信号を出力することとすれば良い。
にエンジン回転数よりもタービン回転数が大きくなるコ
ーストスリップロックアップ中にエンジン回転数が所定
値以下になったならば、ダウンシフト要求を出すことと
してもよい。これにより、油圧収支の保持ができる。こ
のために、例えば、図12に示すように、コースト信号
(速度比とアクセル開度が0であるかどうかで判定す
る)と、スリップロックアップ信号のANDを取るAN
D回路506と、エンジン回転数が所定値以下であるか
どうかを判定する判定回路505とを有して、エンジン
回転数が所定値以下である時は、判定回路505がダウ
ンシフト信号を出力することとすれば良い。
【0057】上記において、コーストスリップロックア
ップ中にエンジン回転数が燃料カット領域にできるだけ
長く留まるように目標速度比を調整することとして、燃
費低減を図ることとしても良い。コースト領域と通常の
領域におけるトルク比を図14に示す。図14に示すよ
うに、ロックアップの締結力を大きくすると、速度比が
コースト領域では、1より大きいところから1に近ず
く。通常の領域では、1より小さいところから1に近ず
く。
ップ中にエンジン回転数が燃料カット領域にできるだけ
長く留まるように目標速度比を調整することとして、燃
費低減を図ることとしても良い。コースト領域と通常の
領域におけるトルク比を図14に示す。図14に示すよ
うに、ロックアップの締結力を大きくすると、速度比が
コースト領域では、1より大きいところから1に近ず
く。通常の領域では、1より小さいところから1に近ず
く。
【0058】また、本発明においては、完全ロックアッ
プ可能車速以上においてもコースト時はスリップロック
アップ制御を行なうこととしてもよい。このときのスリ
ップロックアップ制御を行なう領域の一例を図13に示
す。これにより、コースト後の再踏み込み時にスリップ
ロックアップ制御がされているために、燃料カットリカ
バーによるトルクショック低減およびコースト時全開踏
み込みであっても、クラッチがスリップするので、クラ
ッチダンパの保護ができる。
プ可能車速以上においてもコースト時はスリップロック
アップ制御を行なうこととしてもよい。このときのスリ
ップロックアップ制御を行なう領域の一例を図13に示
す。これにより、コースト後の再踏み込み時にスリップ
ロックアップ制御がされているために、燃料カットリカ
バーによるトルクショック低減およびコースト時全開踏
み込みであっても、クラッチがスリップするので、クラ
ッチダンパの保護ができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、油圧によりロックアッ
プクラッチの締結状態の制御を行う自動変速機システム
を提供できる。
プクラッチの締結状態の制御を行う自動変速機システム
を提供できる。
【図1】本発明に係る制御装置の一実施例のブロック図
である。
である。
【図2】本発明に係る自動車の一実施例のブロック図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係る制御装置の一実施例の内部ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】エンジン回転数とポンプ圧の関係の説明図であ
る。
る。
【図5】ロックアップ領域を示す説明図である。
【図6】速度比とトルク比および効率の関係の説明図で
ある。
ある。
【図7】本発明に係る制御装置の他の実施例のブロック
図である。
図である。
【図8】アップシフト時のエンジン回転数とタービン回
転数の挙動に関する説明図である。
転数の挙動に関する説明図である。
【図9】ダウンシフト時のエンジン回転数とタービン回
転数の挙動に関する説明図である。
転数の挙動に関する説明図である。
【図10】アップシフト時のエンジン回転数とタービン
回転数の挙動に関する説明図である。
回転数の挙動に関する説明図である。
【図11】本発明に係る制御装置の他の実施例のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図12】本発明に係る制御装置の他の実施例のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図13】本発明に係るロックアップ領域の説明図であ
る。
る。
【図14】コースト領域の説明図である。
【図15】ロックアップ出力の説明図である。
【図16】本発明に係る制御装置のフローチャートであ
る。
る。
【図17】本発明に係る制御装置のフローチャートであ
る。
る。
【図18】本発明に係る制御装置のフローチャートであ
る。
る。
【図19】従来技術に係るロックアップ領域の説明図で
ある。
ある。
【図20】本発明に係るロックアップ領域の説明図であ
る。
る。
【図21】従来技術に係るロックアップ制御の説明図で
ある。
ある。
【図22】従来技術に係るロックアップ制御の説明図で
ある。
ある。
【図23】従来技術に係るロックアップ制御の説明図で
ある。
ある。
【図24】従来技術に係るロックアップ制御の説明図で
ある。
ある。
【図25】従来技術に係るロックアップ制御の説明図で
ある。
ある。
【図26】従来技術に係るロックアップ制御の説明図で
ある。
ある。
10 機関 12 トルクコンバータ 14 変速機 18 ポンプ羽根車 20 タービン羽根車 26 ロックアップ機構 28 タービンセンサ 30 車速センサ 32 制御装置 36 シフト制御信号 38 シフト制御信号 40 ロックアップ制御出力 60 スロットル開度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 博厚 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社日立製作所 自動車機器事業部内 (56)参考文献 特開 平4−68700(JP,A) 特開 平1−112074(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48
Claims (7)
- 【請求項1】自動変速機のロックアップ機構付きトルク
コンバータのロックアップクラッチ用の油圧を制御する
ための油圧制御信号を出力する、自動変速機の制御装置
において、エンジン回転数の入力およびタービン回転数の入力をそ
れぞれ逐次受け付け、 前記油圧を制御するための制御対
象量を、当該エンジン回転数および当該タービン回転数
に基づき逐次算出する制御対象量演算手段と、 前記油圧に関連する油圧情報の入力および前記エンジン
回転数の入力をそれぞれ逐次受け付け、当該油圧情報と
当該エンジン回転数とに基づき、前記制御対象量の目標
値を出力する目標値設定手段と、前記目標値設定手段から出力された前記目標値を受け付
けて、前記エンジン回転数の脈動よりも大きな時定数で
当該目標値を出力する時定数調整手段と、 前記時定数調整手段から出力された前記 目標値と、前記
制御対象量演算手段から出力された前記制御対象量とを
受け付けて、当該目標値と当該制御対象量との差分に応
じた前記油圧制御信号を出力する油圧制御信号決定手段
とを有することを特徴とする、自動変速機の制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載の自動変速機の制御装置であ
って、 さらに、 スリップロックアップ制御中に、前記自動変速機の変速
比を変える変速動作が発生したときは、前記油圧制御信
号を変速終了まで変速発生のときにおける大きさで保持
する制御量維持手段を有することを特徴する、自動変速
機の制御装置。 - 【請求項3】請求項2記載の自動変速機の制御装置であ
って、 前記目標値設定手段は、前記自動変速機の変速動作が終
了したときに、該終了時の制御対象量を前記目標値とし
て出力することを特徴する、自動変速機の制御装置。 - 【請求項4】請求項1、2および3のうちのいずれか1
項記載の自動変速機の制御装置であって、 スロットルペダルの踏込量の変化率に応じて、ロックア
ップ機構のロックアップ締結力を小さくすることを特徴
する、自動変速機の制御装置。 - 【請求項5】請求項1、2、3および4のうちのいずれ
か1項記載の自動変速機の制御装置であって、 前記油圧制御信号決定手段は、スリップロックアップ制
御を開始するときに、前記油圧制御信号を、予め定めた
バイアス値までステップ状に変化させることを特徴す
る、自動変速機の制御装置。 - 【請求項6】請求項1、2、3、4および5のうちのい
ずれか1項記載の自動変速機の制御装置であって、 スリップロックアップ制御中に、前記変速比を大きな値
から小さな値へ変えるシフトアップ要求があったときに
は、現在の車速と前記目標値と当該シフトアップ後の変
速比とから、当該シフトアップ後のエンジン回転数を予
測する手段と、 前記予測されたエンジン回転数が予め定めた値以下なら
前記シフトアップを禁止する変速禁止手段とを有するこ
とを特徴する、自動変速機の制御装置。 - 【請求項7】請求項1、2、3、4、5および6のうち
のいずれか1項記載の自動変速機の制御装置であって、 車速が完全ロックアップ可能な車速以上であり、かつ、
前記ロックアップ機構付きトルクコンバータの速度比が
1よりも大きいコーストである場合には、スリップロッ
クアップ制御を行うことを特徴する、自動変速機の制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6877092A JP3009781B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6877092A JP3009781B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272625A JPH05272625A (ja) | 1993-10-19 |
JP3009781B2 true JP3009781B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13383304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6877092A Expired - Fee Related JP3009781B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8545286B2 (en) | 2010-02-03 | 2013-10-01 | Benjamin John Coleman | Folding pattern |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003120804A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-23 | Toyota Motor Corp | 無段変速機を含む駆動機構の制御装置 |
JP5267232B2 (ja) * | 2009-03-11 | 2013-08-21 | トヨタ自動車株式会社 | 変速制御装置 |
JP5068280B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2012-11-07 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機のロックアップ制御装置及びロックアップ制御方法 |
JP5673004B2 (ja) * | 2010-11-15 | 2015-02-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置の制御装置 |
JP5684543B2 (ja) * | 2010-11-17 | 2015-03-11 | 本田技研工業株式会社 | ロックアップクラッチの制御装置 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6877092A patent/JP3009781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8545286B2 (en) | 2010-02-03 | 2013-10-01 | Benjamin John Coleman | Folding pattern |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05272625A (ja) | 1993-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7769518B2 (en) | Control of lock-up clutch | |
US6740005B2 (en) | Shift control apparatus of automatic transmission of motor vehicle | |
KR100966065B1 (ko) | 파워트레인의 제어 장치, 제어 방법, 및 그 방법을 실현시키는 프로그램을 기록한 기록 매체 | |
US20100131160A1 (en) | Vehicle control apparatus | |
US5626535A (en) | Automobile control apparatus having fuel cutting means, lock-up clutch control means and auto-cruising means | |
JP5740041B2 (ja) | トルクコンバータのロックアップ容量制御装置 | |
EP0751323B1 (en) | Automatic transmission hot mode management | |
US5879266A (en) | Control system for internal combustion engines | |
US6390949B1 (en) | Apparatus for controlling frictional coupling device to effect vehicle transmission upshift while accelerator pedal is not in operation | |
EP0705997B1 (en) | Motor vehicle lock-up clutch control apparatus, having means for detecting clutch judder with high accuracy | |
US8112204B2 (en) | Automatic transmission controller and automatic transmission control method | |
EP0489200B1 (en) | Pressure control system for automotive automatic power transmission | |
JP3374168B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
US5672138A (en) | Control system for automatic transmission | |
US5115897A (en) | Control system for fluid coupling | |
JP3009781B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
US5577980A (en) | Shift flare control | |
JPH09280358A (ja) | 変速制御装置および制御方法 | |
US5787379A (en) | Lockup control system for automatic transmissions | |
JPH1137267A (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御装置 | |
JP3518648B2 (ja) | 自動変速機のロックアップ制御装置 | |
JPH08285065A (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
JP3152095B2 (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
US5702322A (en) | Hydraulic pressure control system for hydraulically operated vehicle transmission | |
US7278952B2 (en) | Terminating or disallowing signals to increase a throttle opening |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |