JP2699238B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2699238B2
JP2699238B2 JP4077570A JP7757092A JP2699238B2 JP 2699238 B2 JP2699238 B2 JP 2699238B2 JP 4077570 A JP4077570 A JP 4077570A JP 7757092 A JP7757092 A JP 7757092A JP 2699238 B2 JP2699238 B2 JP 2699238B2
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裕司 後藤
保 山岡
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    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/02Domestic laundry dryers having dryer drums rotating about a horizontal axis
    • D06F58/04Details 
    • D06F58/06Mountings for the rotating drums
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/20General details of domestic laundry dryers 
    • D06F58/26Heating arrangements, e.g. gas heating equipment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機、特に、回
転ドラム内に衣類等の被乾燥物を収容し、この回転ドラ
ム内に熱風を送り込んで乾燥し、回転ドラム内の湿気を
ファン装置によって排出するようにした形式の衣類乾燥
機に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】従来、前記形式の衣類乾燥機で
は、回転ドラムはケーシング前面部に配設された環状の
支持リングに外嵌する態様で回転自在に支持されてお
り、この支持リングに取付けた給気ダクトと連通する加
熱室において加熱された空気が、回転ドラム内と連通さ
せたファン装置の吸引作用によって熱風として回転ドラ
ム内に供給される構成である。
【0003】そして、前記給気ダクトは、全体として円
弧状で且回転ドラム内に向って開口する吐出室部と、こ
れに連通する加熱室とから構成される。又、前記吐出室
部は、熱風による被乾燥物の加熱効率や、器具の構成か
ら、環状の支持リングにおいて、その下端部から側方部
の範囲に設定されることが多い。このような形式の衣類
乾燥機において、前記加熱室内の加熱装置をガスバーナ
とした場合には、吐出室部の開口から回転ドラム内に供
給される熱風の温度が不均一となる。
【0004】ガスバーナを収容する加熱室としての燃焼
室と前記吐出室部とは、回転ドラム兄の異常過熱を防止
するために、一定の距離をおいて配設する必要があるこ
とから、また、加熱空気は、ファン装置の空気吸引作用
によって回転ドラム内に供給されるものであることか
ら、ガスバーナの燃焼排気の上昇傾向がそのまま吐出室
部から吐出される熱風の温度分布になって現れ、吐出室
部上部からの熱風が下部からの熱風に比べて高温度とな
る。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『被乾燥物を収容する回転ドラムの前方端部に
嵌合し且前記回転ドラムを回転自在に支持する支持リン
グの下部から側方部の範囲に熱風供給用の給気口を設
け、この給気口に一致する吐出室部及びこれに連通する
燃焼室を具備する給気ダクトを前記支持リングに連設
し、前記回転ドラム内と連通するファン装置によって回
転ドラム内の湿潤空気を排出すると共に、燃焼室の熱気
を回転ドラム内に吸引するようにした衣類乾燥機』にお
いて、支持リングの給気口各部からの熱風の温度が均一
化されるようにして、乾燥効率を向上させられるように
することをその課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『給気ダクト(4)は、吐出室部(42)
と、これの全域に下流端が開放し且前記吐出室部からの
熱風吐出方向に対して直角下方に連設された略扇型の扁
平な連通室(43)と、この連通室(43)の下部から
後方に接続させた直方体状の燃焼室(41)とから構成
し、この燃焼室(41)の側壁下部にガスバーナ(3
1)の燃焼部を臨ませ、前記燃焼室の後方端面上部と、
前記燃焼部と前記連通室との間で前記燃焼室(41)の
側壁の上部に又は連通室(43)の側壁の中程より上方
域に空気吸引部を形成した』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。燃焼室
(41)の側壁下部にガスバーナ(31)の燃焼部が臨
むことから、ファン装置によって吸引される燃焼熱気は
上昇傾向にあって、吐出室部(42)の上部域に集中す
る傾向にある。ところが、燃焼室(41)の側壁下部に
ガスバーナ(31)の燃焼部を臨ませ、前記燃焼室の後
方端面上部と、前記燃焼部と前記連通室との間で前記燃
焼室(41)の側壁の上部に又は連通室(43)の側壁
の中程より上方域に空気吸引部を形成したから、これら
各部から吸引される空気によって熱気の上昇傾向が緩和
されるとともに、これによって上昇を抑えられた熱気
は、連通室(43)の下部空間側に拡散することとな
る。(当然ながら、図示実施例のように前記両方の側壁
に空気吸引部を設けてもよい。)
【0008】
【効果】熱気の上昇傾向が緩和されるとともに、これに
よって上昇を抑えられた熱気は、連通室(43)の下部空間
側に拡散することとなるから、吐出室部(42)の開口を介
して給気口各部から回転ドラム内に供給される熱風温度
が均一化され、乾燥効率が向上する。
【0009】
【実施例】次に、上記した本発明を実施した乾燥機全体
の構成について図1〜図7に従って詳述する。 [全体構造の概要]ケーシング(1) は、図1に示すよう
に、前面中央に支持リング(3) の中央開口を閉塞する開
閉蓋(13)を片開き式に配設したものであり、前記開閉蓋
(13)の一方の側部がケーシング(1) の前面部により前後
回転自在に軸支され、この軸支部の反対側に把手(19)が
配設されている。
【0010】前記ケーシング(1) 内には、同図〜図3に
示すように、回転ドラム(10)、吸気用ファン(F) 、この
両者を回転駆動させるモータ(15)、前記回転ドラム(10)
の前面開放部に嵌入して回転ドラム(10)の前面部を支持
する支持リング(3) 、この支持リング(3) の給気口(30)
に給気ダクト(4) を介して加熱空気を供給させるための
ガスバーナ(31)及び前記吸気用ファン(F) を収容しケー
シング(1) の外部に排気ダクト(51)を介して排気するた
めの排気ファン装置(5) を内蔵する。
【0011】前記回転ドラム(10)は、図1に示すよう
に、その後面中心から突出させた軸部(16)が取付け板(1
8)に具備させた軸受部(11a) によって支持され、前端部
がケーシング(1) に固定した支持リング(3) の外周に回
動自在に嵌合してこの支持リング(3) によって支持され
る態様で回転自在にケーシング(1) 内に収容されてい
る。そして、この回転ドラム(10)の外周部と前記モータ
(15)の出力軸とをベルト伝動させている。これにより、
モータ(15)の運転によって回転ドラム(10)が回転される
こととなる。尚、この回転ドラム(10)の内部構造は、公
知のものと同様であり、図2に示すように、胴部内面の
複数箇所に内方に突出し且前後に伸びる山形部(17)(17)
があり、この山形部(17)によって被乾燥物(M) が回転さ
れる。また、被乾燥物(M) の量が少ない場合でも、回転
ドラム(10)の回転によって上方に持ち上げられたあと落
下し、被乾燥物(M) の回転に従って前記動作を繰り返
す。
【0012】前記回転ドラム(10)をモータ(15)によって
回転駆動させるため、同図に示すように、回転ドラム(1
0)の胴部に巻き付けたベルト(19)が仲介車によって張力
を付与される態様でモータ(15)の出力プーリ(P) に伝動
させた構成としてある。又、同図のように、前記出力プ
ーリ(P) は、吸気用ファン(F) のプーリともベルト伝動
しており、共通のモータ(15)によって回転ドラム(10)及
び吸気用ファン(F) がベルト伝動によって回転駆動され
る。
【0013】[熱風供給構造]この実施例では、図2に
示すように支持リング(3) の右下部分に設けた給気口(3
0)からガスバーナ(31)によって加熱された加熱空気が回
転ドラム(10)内に供給されるが、前記ガスバーナ(31)
は、図6に示すように、長手方向に炎孔部が連続する態
様の一対の単位バーナ(31a)(31a)から構成され、これが
側方に開放したバーナ箱(32)に収容されている。そし
て、このバーナ箱(32)に装備させ且前記各単位バーナに
対応させたノズルを具備するノズル体と、バルブ装置
(V) との間とを配管(G) によって接続した構成であり、
このバルブ装置(V) 及びこれへのガス入口となるホース
エンド(33)とが補助板(34)に固定されており、前記ホー
スエンド(33)が前記補助板(34)の外部に突出する。前記
補助板(34)は、直角三角形状の板となっており、後壁(1
1)のコーナ部とケーシング(1) の底板後端及び側板後端
とによって形成される三角形状の開口を閉塞する大きさ
に設定され、その周縁がネジ止めによって取外し可能に
ケーシング(1) 又は後壁(11)に取付け固定される。
【0014】上記ガスバーナ(31)は、図2のように、支
持リング(3) の給気口(30)に連結される給気ダクト(4)
の燃焼室(41)に配設されるが、前記給気ダクト(4) は、
図4に示すように、ケーシング(1) の前面と支持リング
(3) との間に形成された扇形の吐出室部(42)と、これと
前記燃焼室(41)とを繋ぐ扁平な連通室(43)とから構成さ
れ、この連通室(43)の下部後面から前記燃焼室(41)が後
方に延長形成され、この燃焼室(41)がケーシング(1) に
固定されている。
【0015】前記吐出室部(42)の後面は支持リング(3)
の前面と対接するが、この吐出室部(42)の後面は図3に
示すように、扇型の両端から一定範囲に開口(40)(40)を
形成した構成とし、これら開口(40)(40)の間は閉塞され
ている。そして、この吐出室部(42)の後面が対接し且前
記開口(40)(40)と一致する面には、多数の小さな透孔を
形成した開口域(30a)(30b)とし、一対のこの開口域が既
述の給気口(30)として機能する。
【0016】従って、この実施例では、ガスバーナ(31)
によって加熱された空気は、燃焼室(41)から連通室(43)
を介して開口(40)(40)及び開口域(30a)(30b)から回転ド
ラム(10)内に吐出され、回転ドラム(10)内の被乾燥物
(M) がこの熱風によって加熱される。尚、この加熱によ
る乾燥工程では、モータ(15)によって回転ドラム(10)及
び吸気用ファン(F) が回転されていることから、被乾燥
物(M) が撹拌移動されることは勿論、吸気用ファン(F)
による吸引力によってガスバーナ(31)の燃焼排気及び加
熱空気は給気ダクト(4) を介して給気口(30)から回転ド
ラム(10)内に強制的に供給されることとなる。
【0017】ガスバーナ(31)によって加熱された熱
風の温度分布を均一にするため、燃焼室(41),連通
室(43)には、以下のように、所定の箇所に種々の形
式の空気吸引部たる孔部又は開口を形成している。燃焼
室(41)は連通室(43)の後面から後方に延長する
箱体となっているが、この箱体の断面は、上下に長い長
方形の一方のコーナ部(開口(40)(40)側に位置
するコーナ部)を一定範囲切除した変則五角形状断面と
なっており、前記切除部に相当する部分の傾斜面(41
a)が開口(40)(40)側に向く。この傾斜面(4
1a)の下方側壁に形成した矩形の開口(41b)にバ
ーナ箱(32)を取付けると、ガスバーナ(31)の炎
孔部が燃焼室(41)内に臨み、水平方向に向く。そし
て、燃焼用の二次空気の供給を十分にするために、前記
バーナ箱(32)には多数の小孔が形成されている。
又、燃焼室(41)の先端面で、ガスバーナ(31)の
炎孔部の近傍に位置する端面側壁には、第1開口(6
1)が、その上方には第2開口(62)が形成され、ま
た、前記開口(41b)と連通室(43)との間の側壁
で傾斜面(41a)の下方近傍には多数の第1孔部(6
3)(63)が、これと対向する壁面には図5に示すよ
うに多数の第2孔部(64)(64)がそれぞれ配設さ
れる。これら第2開口(62),第1孔部(63)(6
3)及び第2孔部(64)(64)が燃焼室(41)の
上部の空気吸引部である。
【0018】さらに、連通室(43)の裏面における燃
焼室(41)との接続部の近傍で、吐出室部(42)と
の間には、多数の第3孔部(65)(65)(連通室
(43)の側壁の中程より上方域に設けられた空気吸引
部に相当する。)が形成されている。上記構成の空気吸
引方式を採用することにより、ガスバーナ(31)の燃
焼による熱気はファン装置(5)による空気吸引作用と
の関係から、上昇傾向にあって、上方の開口(40)側
に集中しがちな熱気が、第2開口(62)、第1孔部
(63)、第2孔部(64)、第3孔部(65)からの
吸引空気によって空冷されると共に、熱気の上昇が抑え
られて、連通室(43)内に達した熱気が下方の開口
(40)側に拡散される。この結果、給気口(30)の
全域から回転ドラム(10)内に供給される熱気の温度
分布が均一化される。
【0019】尚、第2開口(62)には、その下辺に燃焼室
(41)の内部に向って傾斜する舌片(62a) が形成されてい
る。従って、ファン装置(5) の吸引力によって吸引され
る空気がガスバーナ(31)の燃焼炎に直接作用することが
なく、この吸引空気によって燃焼安定性が損なわれるこ
とがない。又、第1開口(61)にも同様の舌片(61a) がガ
スバーナの燃焼部に隣接する辺に形成されている。した
がって、この開口からの吸引空気も、前記燃焼部の対向
側壁に沿って燃焼室内に供給されることとなり、吸引空
気が燃焼炎に悪影響を与えない。また、この吸引空気の
流れによって燃焼排気が吐出室部(42)の上部側に流れる
傾向を抑制することとなり、これにより、給気口(30)か
らの熱風の吐出温度分布が一層均一化される。
【0020】さらに、この実施例では、回転ドラム(10)
の回転方向は正面から見て時計方向に設定されている
が、この条件で、前記給気口(30)の開口範囲は、図2に
示すように、右下の90度の範囲(回転ドラム(10)の中
心の右から真下の範囲)に設定されており、開口域(30
a)(30b)それぞれの、開口範囲は、挟角約35度の円弧
状区間に設定されている。従って、この区間相互に挟ま
れる無開口部の挟角は約20度となる。
【0021】又、被乾燥物(M) が少ない場合には、回転
ドラム(10)の回転によって被乾燥物(M) が山形部(17)の
回動軌跡の頂点に達した後、そのまま下方に落下するこ
ととなるが、このような被乾燥物(M) の移動の場合にお
いても、この落下域には、開口域(30a) からの熱気が効
果的に供給される。一方、被乾燥物(M) の量が多い場合
には、回転ドラム(10)の胴部内面に接触した状態で円形
に前記被乾燥物(M) が回転されることとなるが、この被
乾燥物(M)の移動の際、一旦、開口域(30b) の部分で熱
風によって加熱された後、開口域(30a) の部分で再加熱
されることとなる。
【0022】[乾燥終了判定装置]この実施例では、乾
燥終了時点を判定するために、回転ドラム(10)内の衣類
温度を検知する衣類温センサ(S1)と、排気ダクト(51)か
らの排気温度を検知する排気温センサ(S2)と、外気温を
検知する外気温センサ(S3)とを装備させており、前記衣
類温センサ(S1)は、支持リング(3) の内面に(例えば3
mm程度)露出して被乾燥物(M) に接触するように配設
される。また、前記排気温センサ(S2)は排気ダクト(51)
の排気筒に設けられ、外気温センサ(S3)は、ガスバーナ
(31)から離れた位置で給気ダクト(4) への空気吸引経路
中に、例えば、図2のように、ケーシング(1) の内壁で
第1開口(61)の近傍に設けたブラケットに固定される。
【0023】上記各センサからの出力を用いて乾燥終了
を判定するために、この実施例では、マイクロコンピュ
ータを使用し、これは、図7に示すフローチャートに基
いたプログラムを実行するように構成されている。ま
た、ガスバーナ(31)は所定の信号入力によって火力を8
段階に調整可能にしてあり、この実施例では、最大火力
とした第8火力〜この最大火力よりも4段階弱い第4
火力までの範囲で段階的に火力が弱められる構成とな
っている。そして、乾燥開始後回転ドラム(10)内が所定
の温度に降下する度にその火力を前記第8火力〜第4
火力に段階的に小さくするようにしてある。尚、第3
火力〜第1火力はランジェリー等を乾燥させる場合
に使用する。
【0024】以下、この場合の制御について、乾燥判定
の実際を前記フローチャートに基いて説明する。乾燥が
開始されると、ガスバーナ(31)の火力は、第8火力に
設定され、この状態で、乾燥工程が進行する。そして、
ステップ(71)では、衣類温センサ(S1)の検知温度が第1
設定温度(74℃)になるか又は排気温センサ(S2)の検知
温度が第2設定温度(68℃)になるかが監視され、そし
て、前記温度に上昇している場合には、ガスバーナ(31)
の火力が第8火力から第7火力に弱められる。
【0025】ついで、この火力で、熱風が回転ドラム(1
0)内に供給されて、ステップ(72)では衣類温センサ(S1)
の検知温度が第3設定温度(76℃)になるか又は排気温
センサ(S2)の検知温度が第4設定温度(73℃)になるか
が常時監視され、衣類温センサ(S1)又は排気温センサ(S
2)の何れかが対応する前記設定温度になると、ガスバー
ナ(31)の火力は第7火力から第6火力に弱められ
る。その後、衣類温センサ(S1)が第3設定温度になるか
又は排気温センサ(S2)の検知温度が第4設定温度になる
度に、ガスバーナ(31)の火力が一段階弱められる。
【0026】そして、最終的に、ガスバーナ(31)の火力
が第4火力に設定されると、ステップ(73)において、
外気温センサ(S3)の出力に基いて基準値が設定される。
この基準値は外気温を0℃未満から20℃以上までの範
囲を6段階に区分して、同図に示すように、各外気温度
範囲毎に基準値を定めたものであり、事前に記憶させた
テーブルの外気温度範囲と外気温センサ(S3)の検知温度
(T) とを比較し、対応する基準値を選択し、これを設定
基準値(T0)とする。
【0027】その後、ステップ(74)によって所定の時間
が経過するか否かが監視され、そして、前記所定時間が
経過したとき、ステップ(75)では排気温センサ(S2)の検
知温度と上記設定基準値(T0)とが比較されて排気温セン
サ(S2)の検知温度が前記設定基準値(T0)になった時点で
乾燥終了と判定され、ガスバーナ(31)の燃焼が停止され
る。その後一定時間経過したときにファン装置(5) が停
止される。
【0028】尚、上記実施例では、「外気温−基準値」
のテーブルの外気温範囲は、「20℃以上」から「0℃
未満」の温度範囲を5℃刻みで6つの範囲に区分した
が、この区分は任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の断面図
【図2】X−X断面図
【図3】要部分解図
【図4】給気ダクト(4)の分解斜視図
【図5】燃焼室の他の方向からの斜視図
【図6】ガスバーナ(31)及びこれへのガス回路部の
斜視図
【図7】乾燥終了判定装置のフローチャート図
【符号の説明】
(4) ・・・給気ダクト (42)・・・吐出室部 (43)・・・連通室 (41)・・・燃焼室 (31)・・・ガスバーナ
フロントページの続き (72)発明者 後藤 裕司 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナ イ株式会社内 (72)発明者 山岡 保 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナ イ株式会社内 (72)発明者 辻本 吉視 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナ イ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−120900(JP,A) 特開 平2−209197(JP,A) 特開 昭61−265194(JP,A) 特開 平2−209199(JP,A) 特開 昭62−117593(JP,A) 特開 平5−177091(JP,A) 実開 昭57−166595(JP,U) 実開 平4−80497(JP,U) 実開 昭52−82277(JP,U) 実開 昭58−106093(JP,U) 実開 昭59−73296(JP,U) 実開 昭60−2498(JP,U) 実開 平2−4597(JP,U) 実公 昭49−45517(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥物を収容する回転ドラムの前方端
    部に嵌合し且前記回転ドラムを回転自在に支持する支持
    リングの下部から側方部の範囲に熱風供給用の給気口を
    設け、この給気口に一致する吐出室部及びこれに連通す
    る燃焼室を具備する給気ダクトを前記支持リングに連設
    し、前記回転ドラム内と連通するファン装置によって回
    転ドラム内の湿潤空気を排出すると共に、燃焼室の熱気
    を回転ドラム内に吸引するようにした衣類乾燥機におい
    て、給気ダクト(4)は、吐出室部(42)と、これの
    全域に下流端が開放し且前記吐出室部からの熱風吐出方
    向に対して直角下方に連設された略扇型の扁平な連通室
    (43)と、この連通室(43)の下部から後方に接続
    させた直方体状の燃焼室(41)とから構成し、この燃
    焼室(41)の側壁下部にガスバーナ(31)の燃焼部
    を臨ませ、前記燃焼室の後方端面上部と、前記燃焼部と
    前記連通室との間で前記燃焼室(41)の側壁上部に又
    は連通室(43)の側壁の中程より上方域に空気吸引部
    を形成した衣類乾燥機。
JP4077570A 1992-03-31 1992-03-31 衣類乾燥機 Expired - Lifetime JP2699238B2 (ja)

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JPH05277292A JPH05277292A (ja) 1993-10-26
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