JP2699233B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- air
- supply port
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F58/00—Domestic laundry dryers
- D06F58/02—Domestic laundry dryers having dryer drums rotating about a horizontal axis
- D06F58/04—Details
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F58/00—Domestic laundry dryers
- D06F58/20—General details of domestic laundry dryers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等の乾燥機、とく
に、回転ドラム内に被乾燥物を収容し、この回転ドラム
内に加熱された空気を供給し且これから排気することに
よって前記被乾燥物を乾燥させる形式の乾燥機におい
て、回転ドラム内への前記加熱空気の供給に関するもの
である。
に、回転ドラム内に被乾燥物を収容し、この回転ドラム
内に加熱された空気を供給し且これから排気することに
よって前記被乾燥物を乾燥させる形式の乾燥機におい
て、回転ドラム内への前記加熱空気の供給に関するもの
である。
【0002】
【従来技術及び課題】衣類等の乾燥機として、回転ドラ
ム内に熱風を送り込んでこの熱風によって乾燥する形式
のものとして、実公平01-22636号公報に提案されたもの
があり、図1に示すように、ケーシング(1) 内に回転ド
ラム(10)を回転自在に配備させ、この回転ドラム(10)を
取付け板によって回転自在に支持すると共に、回転ドラ
ム(10)の前面開放部周縁をこれに嵌合する支持リング
(3) によっても支持して前記回転ドラム(10)の前後両端
を回動自在に支持している。
ム内に熱風を送り込んでこの熱風によって乾燥する形式
のものとして、実公平01-22636号公報に提案されたもの
があり、図1に示すように、ケーシング(1) 内に回転ド
ラム(10)を回転自在に配備させ、この回転ドラム(10)を
取付け板によって回転自在に支持すると共に、回転ドラ
ム(10)の前面開放部周縁をこれに嵌合する支持リング
(3) によっても支持して前記回転ドラム(10)の前後両端
を回動自在に支持している。
【0003】そして、前記支持リング(3) に給気口(30)
を設けると共に、前記後壁(11)の回転中心部に排気用の
ファン装置(5)の羽根体(F) を配設し、前記ファン装置
(5)からの排気を排出させる排気筒(12)を連設した構成
であり、前記支持リング(3)の中央開口部はケーシング
(1) に支持された開閉蓋(13)によって閉塞される。この
形式の乾燥機では、前記回転ドラム(10)がモータ(15)に
よって回転駆動されると共に、給気口(30)の上流側に配
設する加熱装置(31)からの加熱空気が回転ドラム(10)内
に供給される構成となっており、前記開閉蓋(13)を開放
して、衣類等の被乾燥物(M) を投入し、この開閉蓋(13)
を閉じた状態で前記加熱装置(31)及びモータ(15)を運転
状態とすると、回転ドラム(10)内の被乾燥物(M) が回転
されながら前記加熱空気によって乾燥されることとな
る。
を設けると共に、前記後壁(11)の回転中心部に排気用の
ファン装置(5)の羽根体(F) を配設し、前記ファン装置
(5)からの排気を排出させる排気筒(12)を連設した構成
であり、前記支持リング(3)の中央開口部はケーシング
(1) に支持された開閉蓋(13)によって閉塞される。この
形式の乾燥機では、前記回転ドラム(10)がモータ(15)に
よって回転駆動されると共に、給気口(30)の上流側に配
設する加熱装置(31)からの加熱空気が回転ドラム(10)内
に供給される構成となっており、前記開閉蓋(13)を開放
して、衣類等の被乾燥物(M) を投入し、この開閉蓋(13)
を閉じた状態で前記加熱装置(31)及びモータ(15)を運転
状態とすると、回転ドラム(10)内の被乾燥物(M) が回転
されながら前記加熱空気によって乾燥されることとな
る。
【0004】また、この従来のものでは、排気筒(12)に
排気温センサ(S2)が設けられると共に、湿度センサ(S3)
が設けられており、この排気温センサ(S2)の検知温度に
よって回転ドラム(10)内の温度が設定温度に維持され、
湿度センサ(S3)の検知出力が基準値になると、乾燥終了
と判定されて加熱動作が停止される。したがって、回転
ドラム(10)内に被乾燥物(M) を投入して乾燥機を運転状
態とすると、被乾燥物(M) の乾燥終了までの作業が自動
化できる。
排気温センサ(S2)が設けられると共に、湿度センサ(S3)
が設けられており、この排気温センサ(S2)の検知温度に
よって回転ドラム(10)内の温度が設定温度に維持され、
湿度センサ(S3)の検知出力が基準値になると、乾燥終了
と判定されて加熱動作が停止される。したがって、回転
ドラム(10)内に被乾燥物(M) を投入して乾燥機を運転状
態とすると、被乾燥物(M) の乾燥終了までの作業が自動
化できる。
【0005】又、図2のように、加熱装置(31)によって
加熱された空気は、給気ダクト(4)を介して支持リング
(3) の斜め下部に形成した給気口(30)に対して直線的に
供給されるから、前記給気ダクト(4) の距離が小さくな
って、回転ドラム(10)内に至るまでの加熱空気の熱的ロ
スが少なくなり、加熱効率が改善される。また、支持リ
ング(3) の斜め下部に形成した給気口(30)からの加熱空
気によって被乾燥物(M) が加熱されることから、排気ダ
クト(12)に至るまでの比較的長い加熱経路が確保され
て、乾燥効率が向上する。
加熱された空気は、給気ダクト(4)を介して支持リング
(3) の斜め下部に形成した給気口(30)に対して直線的に
供給されるから、前記給気ダクト(4) の距離が小さくな
って、回転ドラム(10)内に至るまでの加熱空気の熱的ロ
スが少なくなり、加熱効率が改善される。また、支持リ
ング(3) の斜め下部に形成した給気口(30)からの加熱空
気によって被乾燥物(M) が加熱されることから、排気ダ
クト(12)に至るまでの比較的長い加熱経路が確保され
て、乾燥効率が向上する。
【0006】ところが、この従来のものでは、支持リン
グ(3) の斜め下部域の小範囲に給気口(30)が形成される
ものであるから加熱装置(31)によって加熱された給気が
回転ドラム(10)内に集中的に吐出されることとなり、被
乾燥物を過度に加熱しない条件で加熱乾燥させようとす
ると、加熱装置(31)による加熱度合を比較的低いレベル
に設定する必要があり、乾燥所要時間が十分には短縮で
きない。
グ(3) の斜め下部域の小範囲に給気口(30)が形成される
ものであるから加熱装置(31)によって加熱された給気が
回転ドラム(10)内に集中的に吐出されることとなり、被
乾燥物を過度に加熱しない条件で加熱乾燥させようとす
ると、加熱装置(31)による加熱度合を比較的低いレベル
に設定する必要があり、乾燥所要時間が十分には短縮で
きない。
【0007】この不都合を解消するためには、前記給気
口の開口域を広く設定することが考えられるが、この場
合、加熱装置から給気口(30)まで直線的に伸びる給気ダ
クト(4) によって加熱給気を送り込むと、給気口(30)が
円弧状となることとも関連して給気口(30)の各部の給気
の温度は一定せず、図3の温度曲線(Z) に示すように、
支持リング(3) の円周方向中央部において最高温度部が
生じる。給気口(30)の円周方向中央部と加熱装置(31)と
間の給気経路が最短となるからである。そして、衣類乾
燥機では、排気ダクト(12)への経路に挿入した羽根体
(F) の吸引力によって加熱空気が吸引されるものである
から特にこの傾向が強い。従って、給気による焦げを防
止しようとすると、この最高温度部を一定レベル以下の
温度にする必要があり、結果としては給気口(30)の全体
から供給される給気の熱量を大きく設定できず、乾燥所
要時間を十分には短縮できない。
口の開口域を広く設定することが考えられるが、この場
合、加熱装置から給気口(30)まで直線的に伸びる給気ダ
クト(4) によって加熱給気を送り込むと、給気口(30)が
円弧状となることとも関連して給気口(30)の各部の給気
の温度は一定せず、図3の温度曲線(Z) に示すように、
支持リング(3) の円周方向中央部において最高温度部が
生じる。給気口(30)の円周方向中央部と加熱装置(31)と
間の給気経路が最短となるからである。そして、衣類乾
燥機では、排気ダクト(12)への経路に挿入した羽根体
(F) の吸引力によって加熱空気が吸引されるものである
から特にこの傾向が強い。従って、給気による焦げを防
止しようとすると、この最高温度部を一定レベル以下の
温度にする必要があり、結果としては給気口(30)の全体
から供給される給気の熱量を大きく設定できず、乾燥所
要時間を十分には短縮できない。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『回転ドラム(10)の前面の開口部を支持す
る支持リング(3)の前記回転ドラム内に臨む面の一部
に設けた給気口(30)と加熱装置(31)とを給気ダ
クト(4)によって連通させるとともに、前記給気ダク
ト(4)は支持リング(3)の外側に延長される構成と
し、加熱装置(31)によって加熱された空気を前記給
気ダクトを介して給気口(30)から前記回転ドラム
(10)内に供給し、回転ドラム(10)を一方に回転
させながらこれに収容された被乾燥物(M)を前記加熱
空気によって加熱乾燥させ、回転ドラム(10)内の湿
潤空気を回転ドラム(10)に連通させた排気筒(1
2)から排出させる形式の衣類乾燥機』において、乾燥
所要時間を短縮できるようにすることをその課題とす
る。
であり、『回転ドラム(10)の前面の開口部を支持す
る支持リング(3)の前記回転ドラム内に臨む面の一部
に設けた給気口(30)と加熱装置(31)とを給気ダ
クト(4)によって連通させるとともに、前記給気ダク
ト(4)は支持リング(3)の外側に延長される構成と
し、加熱装置(31)によって加熱された空気を前記給
気ダクトを介して給気口(30)から前記回転ドラム
(10)内に供給し、回転ドラム(10)を一方に回転
させながらこれに収容された被乾燥物(M)を前記加熱
空気によって加熱乾燥させ、回転ドラム(10)内の湿
潤空気を回転ドラム(10)に連通させた排気筒(1
2)から排出させる形式の衣類乾燥機』において、乾燥
所要時間を短縮できるようにすることをその課題とす
る。
【0009】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『給気口(30)は、前記支持リング(3) の回転
ドラム(10)内に臨む面であって最下端位置近傍から一方
の側方近傍までの範囲における両端から一定範囲に形成
された開口域(30a)(30b)から構成し、これら開口域の中
間を無開口部とした』ことである。、
的手段は、『給気口(30)は、前記支持リング(3) の回転
ドラム(10)内に臨む面であって最下端位置近傍から一方
の側方近傍までの範囲における両端から一定範囲に形成
された開口域(30a)(30b)から構成し、これら開口域の中
間を無開口部とした』ことである。、
【0010】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。開口域
は支持リング(3) の最下端位置近傍から一方の側方近傍
までの範囲における両端から一定範囲に設定されるから
給気口(30)の開口範囲は従来のものに比べて広くなる。
また、給気口(30)を円弧状とした場合において加熱空気
の温度が最も高くなる部分の中央部は無開口部となり、
この両側に開口域(30a) (30b) が位置する。従って、こ
れら開口域(30a) (30b) からなる給気口(30)の場合に
は、従来におけるような最高温度部が生じないこととな
り、開口域(30a) (30b) の加熱空気の温度が従来に比べ
て平均化される。従って、平均化された温度の給気が広
い範囲から回転ドラム(10)内に供給されることとなる。
は支持リング(3) の最下端位置近傍から一方の側方近傍
までの範囲における両端から一定範囲に設定されるから
給気口(30)の開口範囲は従来のものに比べて広くなる。
また、給気口(30)を円弧状とした場合において加熱空気
の温度が最も高くなる部分の中央部は無開口部となり、
この両側に開口域(30a) (30b) が位置する。従って、こ
れら開口域(30a) (30b) からなる給気口(30)の場合に
は、従来におけるような最高温度部が生じないこととな
り、開口域(30a) (30b) の加熱空気の温度が従来に比べ
て平均化される。従って、平均化された温度の給気が広
い範囲から回転ドラム(10)内に供給されることとなる。
【0011】
【効果】給気口(30)からは、平均化された温度の加熱空
気が広い範囲から回転ドラム(10)内に供給されることと
なるから、回転ドラム(10)内に供給される加熱空気の熱
量を大きく設定しても被乾燥物(M) が過度に加熱される
心配がなく、乾燥所要時間を短縮できる。
気が広い範囲から回転ドラム(10)内に供給されることと
なるから、回転ドラム(10)内に供給される加熱空気の熱
量を大きく設定しても被乾燥物(M) が過度に加熱される
心配がなく、乾燥所要時間を短縮できる。
【0012】
【実施例】次に、上記した本発明を実施した乾燥機全体
の構成について図4〜図8に従って詳述する。 [全体構造の概要]ケーシング(1) は、図4に示すよう
に、前面中央に支持リング(3) の中央開口を閉塞する開
閉蓋(13)を片開き式に配設したものであり、前記開閉蓋
(13)の一方の側部がケーシング(1) の前面部により前後
回転自在に軸支され、この軸支部の反対側に把手(19)が
配設されている。
の構成について図4〜図8に従って詳述する。 [全体構造の概要]ケーシング(1) は、図4に示すよう
に、前面中央に支持リング(3) の中央開口を閉塞する開
閉蓋(13)を片開き式に配設したものであり、前記開閉蓋
(13)の一方の側部がケーシング(1) の前面部により前後
回転自在に軸支され、この軸支部の反対側に把手(19)が
配設されている。
【0013】前記ケーシング(1) 内には、図5及び図6
に示すように、回転ドラム(10)、ファン装置(5)、この
両者を回転駆動させるモータ(15)、前記回転ドラム(10)
の前面開放部に嵌入して回転ドラム(10)の前面部を支持
する支持リング(3) 、この支持リング(3) の給気口(30)
に給気ダクト(4) を介して加熱空気を供給させるための
ガスバーナ(31a) 及びケーシング(1) の外部にファンケ
ース(51)に連設する排気筒(12)を介して排気するための
ファン装置(5) を内蔵する。
に示すように、回転ドラム(10)、ファン装置(5)、この
両者を回転駆動させるモータ(15)、前記回転ドラム(10)
の前面開放部に嵌入して回転ドラム(10)の前面部を支持
する支持リング(3) 、この支持リング(3) の給気口(30)
に給気ダクト(4) を介して加熱空気を供給させるための
ガスバーナ(31a) 及びケーシング(1) の外部にファンケ
ース(51)に連設する排気筒(12)を介して排気するための
ファン装置(5) を内蔵する。
【0014】前記回転ドラム(10)は、図6に示すよう
に、その後面中心から突出させた軸部(16)がその左右両
端がケーシング(1) に取付支持された取付け板(18)に具
備させた軸受部(18a) によって支持され、前端部がケー
シング(1) に固定した支持リング(3) の外周に回動自在
に嵌合してこの支持リング(3) によって支持される態様
で回転自在にケーシング(1) 内に収容されている。そし
て、この回転ドラム(10)の外周部と前記モータ(15)の出
力軸とをベルト伝動させている。これにより、モータ(1
5)の運転によって回転ドラム(10)が回転されることとな
る。尚、この回転ドラム(10)の内部には、図7に示すよ
うに、胴部内面の3箇所に内方に突出し且前後に伸びる
山形部(17)(17)が備えられ、この山形部(17)によって被
乾燥物(M)が回転される。
に、その後面中心から突出させた軸部(16)がその左右両
端がケーシング(1) に取付支持された取付け板(18)に具
備させた軸受部(18a) によって支持され、前端部がケー
シング(1) に固定した支持リング(3) の外周に回動自在
に嵌合してこの支持リング(3) によって支持される態様
で回転自在にケーシング(1) 内に収容されている。そし
て、この回転ドラム(10)の外周部と前記モータ(15)の出
力軸とをベルト伝動させている。これにより、モータ(1
5)の運転によって回転ドラム(10)が回転されることとな
る。尚、この回転ドラム(10)の内部には、図7に示すよ
うに、胴部内面の3箇所に内方に突出し且前後に伸びる
山形部(17)(17)が備えられ、この山形部(17)によって被
乾燥物(M)が回転される。
【0015】前記回転ドラム(10)をモータ(15)によって
回転駆動させるため、同図に示すように、回転ドラム(1
0)の胴部に巻き付けたベルト(19)が仲介車によって張力
を付与される態様でモータ(15)の出力プーリ(P) に伝動
させた構成としてある。又、同図のように、前記出力プ
ーリ(P) は、羽根体(F) のプーリともベルト伝動してお
り、共通のモータ(15)によって回転ドラム(10)及び羽根
体(F) がベルト伝動によって回転駆動される。
回転駆動させるため、同図に示すように、回転ドラム(1
0)の胴部に巻き付けたベルト(19)が仲介車によって張力
を付与される態様でモータ(15)の出力プーリ(P) に伝動
させた構成としてある。又、同図のように、前記出力プ
ーリ(P) は、羽根体(F) のプーリともベルト伝動してお
り、共通のモータ(15)によって回転ドラム(10)及び羽根
体(F) がベルト伝動によって回転駆動される。
【0016】[熱風供給構造]この実施例では、図7に
示すように回転ドラム(10)は正面からみて時計方向に回
転するものとしてあり、支持リング(3) の右下部分に設
けた給気口(30)から加熱装置(31)としてのガスバーナ(3
1a) によって加熱された加熱空気が回転ドラム(10)内に
供給されるが、前記ガスバーナ(31a) は、図5に示すよ
うに、長手方向に炎孔部が連続する態様の一対の単位バ
ーナから構成され、これが上方に開放したバーナ箱(32)
内に収容されている。そして、このバーナ箱(32)に装備
させ且前記各単位バーナに対応させたノズルを具備する
ノズル体と、バルブ装置(V) との間とを配管(G) によっ
て接続した構成であり、このバルブ装置(V) 及びこれへ
のガス入口となるホースエンド(33)とが補助板(34)に固
定されており、前記ホースエンド(33)が前記補助板(34)
の外部に突出する。前記補助板(34)は、直角三角形状の
板となっており、後壁(11)のコーナ部とケーシング(1)
の底板後端及び側板後端とによって形成される三角形状
の開口を閉塞する大きさに設定され、その周縁がネジ止
めによって取外し可能にケーシング(1) 又は後壁(11)に
取付け固定される。
示すように回転ドラム(10)は正面からみて時計方向に回
転するものとしてあり、支持リング(3) の右下部分に設
けた給気口(30)から加熱装置(31)としてのガスバーナ(3
1a) によって加熱された加熱空気が回転ドラム(10)内に
供給されるが、前記ガスバーナ(31a) は、図5に示すよ
うに、長手方向に炎孔部が連続する態様の一対の単位バ
ーナから構成され、これが上方に開放したバーナ箱(32)
内に収容されている。そして、このバーナ箱(32)に装備
させ且前記各単位バーナに対応させたノズルを具備する
ノズル体と、バルブ装置(V) との間とを配管(G) によっ
て接続した構成であり、このバルブ装置(V) 及びこれへ
のガス入口となるホースエンド(33)とが補助板(34)に固
定されており、前記ホースエンド(33)が前記補助板(34)
の外部に突出する。前記補助板(34)は、直角三角形状の
板となっており、後壁(11)のコーナ部とケーシング(1)
の底板後端及び側板後端とによって形成される三角形状
の開口を閉塞する大きさに設定され、その周縁がネジ止
めによって取外し可能にケーシング(1) 又は後壁(11)に
取付け固定される。
【0017】尚、後壁(11)は、その周縁全域にフランジ
部があって、このフランジ部によって囲まれる範囲が後
方に突出した構成となっており、この突出高さが、前記
ホースエンド(33)の補助板(34)からの突出高さよりも大
きく設定されている。又、上記バーナ箱(32)とバルブ装
置(V) とが配管(G) によって連結されて一体化されてい
ることから、これらをケーシング(1) の後面コーナ部の
三角形状の開口から挿入して補助板(34)の周縁をケーシ
ング(1) の後端の一部及び後壁(11)のコーナ部に対接さ
せてネジ止めすると、前記バーナ箱(32)がケーシング
(1) 内の所定の位置に位置決めされることとなり、その
後、バーナ箱(32)は入口部(41)にビス止めされる。
部があって、このフランジ部によって囲まれる範囲が後
方に突出した構成となっており、この突出高さが、前記
ホースエンド(33)の補助板(34)からの突出高さよりも大
きく設定されている。又、上記バーナ箱(32)とバルブ装
置(V) とが配管(G) によって連結されて一体化されてい
ることから、これらをケーシング(1) の後面コーナ部の
三角形状の開口から挿入して補助板(34)の周縁をケーシ
ング(1) の後端の一部及び後壁(11)のコーナ部に対接さ
せてネジ止めすると、前記バーナ箱(32)がケーシング
(1) 内の所定の位置に位置決めされることとなり、その
後、バーナ箱(32)は入口部(41)にビス止めされる。
【0018】この実施例では、上記のようにして挿入さ
れた加熱装置(31)の位置が、図7のように、支持リング
(3) の給気口(30)とを結ぶ給気ダクト(4) の入口部(41)
となっている。前記給気ダクト(4) は、図5に示すよう
に、前記入口部(41)の他、ケーシング(1) の前面と支持
リング(3) との間に配設された扇形の吐出室部(42)と、
これと前記入口部(41)とを繋ぐ連結部(43)とから構成さ
れ、前記入口部(41)は連結部(43)の下部後面から後方に
延長形成され、図7のようにケーシング(1) の底面に固
定されている。
れた加熱装置(31)の位置が、図7のように、支持リング
(3) の給気口(30)とを結ぶ給気ダクト(4) の入口部(41)
となっている。前記給気ダクト(4) は、図5に示すよう
に、前記入口部(41)の他、ケーシング(1) の前面と支持
リング(3) との間に配設された扇形の吐出室部(42)と、
これと前記入口部(41)とを繋ぐ連結部(43)とから構成さ
れ、前記入口部(41)は連結部(43)の下部後面から後方に
延長形成され、図7のようにケーシング(1) の底面に固
定されている。
【0019】前記吐出室部(42)の後面は支持リング(3)
の前面と対接するが、この吐出室部(42)の後面は図7に
示すように、扇型の両端から一定範囲に開口(40)(40)を
形成した構成とし、これら開口(40)(40)の間は閉塞され
ている。そして、この吐出室部(42)の後面が対接し且前
記開口(40)(40)と一致する支持リング(3)の面には、多
数の小さな透孔を形成した開口域(30a)(30b)とし、一対
のこの開口域が既述の給気口(30)として機能する。
の前面と対接するが、この吐出室部(42)の後面は図7に
示すように、扇型の両端から一定範囲に開口(40)(40)を
形成した構成とし、これら開口(40)(40)の間は閉塞され
ている。そして、この吐出室部(42)の後面が対接し且前
記開口(40)(40)と一致する支持リング(3)の面には、多
数の小さな透孔を形成した開口域(30a)(30b)とし、一対
のこの開口域が既述の給気口(30)として機能する。
【0020】従って、この実施例では、加熱装置(31)か
らの加熱空気は、入口部(41)から連結部(43)を介して開
口(40)(40)及び開口域(30a)(30b)から回転ドラム(10)内
に吐出され、回転ドラム(10)内の被乾燥物(M) がこの熱
風によって加熱される。尚、この加熱による乾燥工程で
は、モータ(15)によって回転ドラム(10)及び羽根体(F)
が回転されていることから、被乾燥物(M) が撹拌移動さ
れることは勿論、羽根体(F) による吸引力によって加熱
装置(31)の燃焼排気及び加熱空気は給気ダクト(4) を介
して給気口(30)から回転ドラム(10)内に強制的に供給さ
れることとなる。
らの加熱空気は、入口部(41)から連結部(43)を介して開
口(40)(40)及び開口域(30a)(30b)から回転ドラム(10)内
に吐出され、回転ドラム(10)内の被乾燥物(M) がこの熱
風によって加熱される。尚、この加熱による乾燥工程で
は、モータ(15)によって回転ドラム(10)及び羽根体(F)
が回転されていることから、被乾燥物(M) が撹拌移動さ
れることは勿論、羽根体(F) による吸引力によって加熱
装置(31)の燃焼排気及び加熱空気は給気ダクト(4) を介
して給気口(30)から回転ドラム(10)内に強制的に供給さ
れることとなる。
【0021】この実施例では、回転ドラム(10)の回転方
向は正面から見て時計方向に設定されているが、この条
件で、前記給気口(30)の開口範囲は、図7に示すよう
に、右下の90度の範囲(回転ドラム(10)の中心の右か
ら真下の範囲)に設定されており、開口域(30a)(30b)そ
れぞれの、開口範囲は、挟角約35度の円弧状区間に設
定されている。従って、この区間相互に挟まれる無開口
部の挟角は約20度となる。
向は正面から見て時計方向に設定されているが、この条
件で、前記給気口(30)の開口範囲は、図7に示すよう
に、右下の90度の範囲(回転ドラム(10)の中心の右か
ら真下の範囲)に設定されており、開口域(30a)(30b)そ
れぞれの、開口範囲は、挟角約35度の円弧状区間に設
定されている。従って、この区間相互に挟まれる無開口
部の挟角は約20度となる。
【0022】これにより、加熱装置(31)から回転ドラム
(10)までの熱気経路の最も近い部分が無開口部となって
いることから、入口部(41)で発生した熱気が開口域(30
a)(30b)に均等に分散されることとなる。換言すれば、
前記発生熱気の温度の最も高い部分に相当する箇所には
回転ドラム(10)への熱気供給口が形成されないこととな
り、給気口(30)からの熱気温度が均一化される。
(10)までの熱気経路の最も近い部分が無開口部となって
いることから、入口部(41)で発生した熱気が開口域(30
a)(30b)に均等に分散されることとなる。換言すれば、
前記発生熱気の温度の最も高い部分に相当する箇所には
回転ドラム(10)への熱気供給口が形成されないこととな
り、給気口(30)からの熱気温度が均一化される。
【0023】又、被乾燥物(M) が少ない場合には、回転
ドラム(10)の回転によって被乾燥物(M) が山形部(17)の
回動軌跡の頂点に達した後、そのまま下方に落下するこ
ととなるが、このような被乾燥物(M) の移動の場合にお
いても、この落下域には、開口域(30a) からの熱気が効
果的に供給される。一方、被乾燥物(M) の量が多い場合
には、回転ドラム(10)の胴部内面に接触した状態で円形
に前記被乾燥物(M) が回転し、回転方向への惰性によっ
て、十分に撹乱されつつ、斜め下方に落下することとな
るが、この被乾燥物(M) の移動の際、一旦、開口域(30
b) の部分で熱風によって加熱された後、開口域(30a)
の部分で再加熱されることとなる。
ドラム(10)の回転によって被乾燥物(M) が山形部(17)の
回動軌跡の頂点に達した後、そのまま下方に落下するこ
ととなるが、このような被乾燥物(M) の移動の場合にお
いても、この落下域には、開口域(30a) からの熱気が効
果的に供給される。一方、被乾燥物(M) の量が多い場合
には、回転ドラム(10)の胴部内面に接触した状態で円形
に前記被乾燥物(M) が回転し、回転方向への惰性によっ
て、十分に撹乱されつつ、斜め下方に落下することとな
るが、この被乾燥物(M) の移動の際、一旦、開口域(30
b) の部分で熱風によって加熱された後、開口域(30a)
の部分で再加熱されることとなる。
【0024】尚、この実施例では、加熱装置(31)として
ガスバーナ(31a) としたが、これを電気ヒータとするこ
ともできる。又、図8に示すように、ガスバーナ(31a)
の炎を水平方向に噴出させれば、給気口(30)からの熱気
温度は一層均一化される。更に、時計と反対方向に回転
ドラム(10)を回転させ、給気口(30)を左下に位置させて
も良い。
ガスバーナ(31a) としたが、これを電気ヒータとするこ
ともできる。又、図8に示すように、ガスバーナ(31a)
の炎を水平方向に噴出させれば、給気口(30)からの熱気
温度は一層均一化される。更に、時計と反対方向に回転
ドラム(10)を回転させ、給気口(30)を左下に位置させて
も良い。
【図1】従来例の全体説明図
【図2】従来例の要部説明図
【図3】給気口(30)を広くした場合の給気の温度分布の
説明図
説明図
【図4】本発明を採用する乾燥機の正面図
【図5】前記乾燥機の分解斜視図
【図6】この乾燥機の横断平面図
【図7】要部の切欠正面図
【図8】ガスバーナ(31a) の炎噴出方向を水平にした場
合の説明図
合の説明図
(10)・・・回転ドラム (30)・・・熱風供給口 (31)・・・加熱装置 (M) ・・・被乾燥物 (12)・・・排気筒 (30a) ・・開口域 (30b) ・・開口域
フロントページの続き (72)発明者 後藤 裕司 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナ イ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−177092(JP,A) 実開 昭50−98374(JP,U) 実開 昭60−2498(JP,U) 実開 昭57−39593(JP,U) 実開 平1−104992(JP,U) 実開 昭61−41696(JP,U) 実公 平1−22636(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】 回転ドラム(10)の前面の開口部を支
持する支持リング(3)の前記回転ドラム内に臨む面の
一部に設けた給気口(30)と加熱装置(31)とを給
気ダクト(4)によって連通させるとともに、前記給気
ダクト(4)は支持リング(3)の外側に延長される構
成とし、加熱装置(31)によって加熱された空気を前
記給気ダクトを介して給気口(30)から前記回転ドラ
ム(10)内に供給し、回転ドラム(10)を一方に回
転させながらこれに収容された被乾燥物(M)を前記加
熱空気によって加熱乾燥させ、回転ドラム(10)内の
湿潤空気を回転ドラム(10)に連通させた排気筒(1
2)から排出させる形式の衣類乾燥機において、給気口
(30)は、前記支持リング(3)の回転ドラム(1
0)内に臨む面であって最下端位置近傍から一方の側方
近傍までの範囲における両端から一定範囲に形成された
開口域(30a)(30b)から構成し、これら開口域
の中間を無開口部とした衣類乾燥機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003301A JP2699233B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 衣類乾燥機 |
KR1019920020393A KR950013641B1 (ko) | 1992-01-10 | 1992-10-31 | 의류건조기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003301A JP2699233B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184785A JPH05184785A (ja) | 1993-07-27 |
JP2699233B2 true JP2699233B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11553548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4003301A Expired - Fee Related JP2699233B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 衣類乾燥機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699233B2 (ja) |
KR (1) | KR950013641B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100739202B1 (ko) * | 2001-01-20 | 2007-07-13 | 주식회사 엘지이아이 | 방향제가 장착된 의류 건조기 |
KR100873122B1 (ko) * | 2002-08-22 | 2008-12-09 | 엘지전자 주식회사 | 의류건조기의 인렛그릴 구조 |
KR101387474B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2014-04-22 | 엘지전자 주식회사 | 스팀 건조기 |
KR101650271B1 (ko) | 2015-04-27 | 2016-08-22 | 김요셉 | 자동차의 경적음 방지장치 및 그 방법 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP4003301A patent/JP2699233B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-10-31 KR KR1019920020393A patent/KR950013641B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05184785A (ja) | 1993-07-27 |
KR950013641B1 (ko) | 1995-11-13 |
KR930016593A (ko) | 1993-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |