JPH05177091A - 乾燥機の給気加熱制御方法及びその装置 - Google Patents

乾燥機の給気加熱制御方法及びその装置

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JPH05177091A
JPH05177091A JP3346937A JP34693791A JPH05177091A JP H05177091 A JPH05177091 A JP H05177091A JP 3346937 A JP3346937 A JP 3346937A JP 34693791 A JP34693791 A JP 34693791A JP H05177091 A JPH05177091 A JP H05177091A
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temperature
heating
clothes
air supply
rotating drum
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Masayuki Kawamoto
正行 川本
Akira Totani
彰 戸谷
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Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】『回転ドラム(10)内への給気を加熱し、回転ド
ラム(10)を回転させながらこれに収容された被乾燥物
(M) を前記加熱給気によって加熱乾燥させ、湿潤空気を
排気筒(12)から排出させ、加熱装置(31)による給気加熱
度合を所定の加熱度合に設定するようにした乾燥機の給
気加熱制御』において、被乾燥物(M) の種類及び量によ
る過度の加熱や、加熱不足を防止すること 【構成】熱風供給口(30)に対して回転ドラム(10)の回転
方向の下手側で衣類温度を検知し、この検知温度を所定
の値に維持すべく加熱装置(31)を制御するようにしたこ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等の乾燥機、とく
に、回転ドラム内に被乾燥物を収容し、この回転ドラム
内に熱風を供給し且これから排気することによって前記
被乾燥物を乾燥させる形式の乾燥機において、前記回転
ドラムに供給される加熱空気(給気)の加熱制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】衣類等の乾燥機として、回転ドラ
ム内に熱風を送り込んで、この熱風によって乾燥する形
式のものがあり、このものは、図1に示すように、ケー
シング(1) 内に前面開放の回転ドラム(10)を回転自在に
配備させ、この回転ドラム(10)をケーシング(1) の後壁
(11)又はケーシング(1) に連設される取付け板(18)によ
って回転自在に支持すると共に、前記前面の開放部周縁
をこれに嵌合する支持リング(3) によっても支持して前
記回転ドラム(10)の前後両端を回転自在に支持してい
る。そして、前記後壁(11)の回転中心部に排気用ファン
(F) を配設すると共に、前記支持リング(3) に熱風供給
口(30)を設け、前記排気用ファン(F) に回転ドラム(10)
からの排気を排出させる排気筒(12)を連設した構成であ
り、前記支持リング(3) の中央開口部は、ケーシング
(1) に支持された開閉蓋(13)によって閉塞される。
【0003】この形式の乾燥機では、前記回転ドラム(1
0)がモータ(15)によって回転駆動されると共に、熱風供
給口(30)の上流側に配設する加熱装置(31)からの加熱空
気が回転ドラム(10)内に供給される構成となっており、
前記開閉蓋(13)を開放して、衣類等の被乾燥物(M) を投
入し、この開閉蓋(13)を閉じた状態で前記加熱装置(31)
及びモータ(15)を運転状態とすると、回転ドラム(10)内
の被乾燥物(M) が回転されながら前記加熱空気によって
乾燥されることとなる。
【0004】また、この従来のものでは、排気筒(12)に
温度検知装置(S2)が設けられると共に、湿度センサ(S3)
が設けられており、この温度検知装置(S2)の検知温度に
よって回転ドラム(10)内の温度が設定温度に維持され、
湿度センサ(S3)の検知出力が設定値になると、乾燥終了
と判定されて加熱動作が停止される。したがって、回転
ドラム(10)内に被乾燥物(M) を投入して運転状態とする
と、被乾燥物(M) の乾燥終了までの作業が自動化でき
る。
【0005】ところが、この従来のものでは、被乾燥物
(M) の種類や量によっては、加熱不足が生じたり、過度
に加熱されたりする。例えば、ジーンズ製品等の衣類を
乾燥する場合、この衣類が少ない場合には、被乾燥物
(M) の温度が十分に加熱されていないにもかかわらず、
排気筒(12)の出口温度が比較的高くなって、前記従来の
ものでは、この部分の温度を検知する温度検知装置(S2)
の出力により加熱装置(31)が制御されることとなり加熱
不足が生じる。逆に、化繊等の衣類を大量に乾燥させる
場合などでは、回転ドラム(10)内の熱風の循環及び排気
筒(12)への流れが円滑に進行しないことから、温度検知
装置(S2)の検知温度が比較的低いにもかかわらず、熱風
供給口(30)の近傍の温度が高温になっていることがあ
り、被乾燥物(M) は、この熱風供給口(30)の近傍部分で
局部的に加熱されることとなる。化繊等の場合に、この
過度の加熱によって焦げたりすることも生じ得る。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『回転ドラム(10)内への給気を加熱装置(31)に
よって加熱し、回転ドラム(10)を回転させながらこれに
収容された被乾燥物(M) を前記加熱給気によって加熱乾
燥させ、回転ドラム(10)内の湿潤空気を回転ドラム(10)
に連通させた排気筒(12)から排出させ、加熱装置(31)に
よる給気加熱度合を所定の加熱度合に設定するようにし
た乾燥機の給気加熱制御』において、被乾燥物(M) の種
類及び量によって変化する回転ドラム(10)内の条件に応
じて加熱装置(31)の加熱度合を制御できるようにし、過
度の加熱や、加熱不足を防止することをその課題とす
る。
【0007】[請求項1の発明]
【0008】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明方法の
技術的手段は、『熱風供給口(30)に対して回転ドラム(1
0)の回転方向の下手側で衣類温度を検知し、この検知温
度を所定の値に維持すべく加熱装置(31)を制御するよう
にした』ことである。
【0009】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。回転ド
ラム(10)の回転に伴って熱風供給口(30)からの加熱給気
によって加熱された衣類の温度は、前記熱風供給口(30)
を通過した時点で検知される。そして、この検知温度を
所定の値に維持すべく加熱装置(31)が制御される。
【0010】従って、ジーンズ製品等の衣類を乾燥する
場合であってその量が少ない場合でも、排気筒(12)の出
口温度にかかわらず乾燥に適する温度に加熱される。逆
に、化繊等の、衣類を大量に乾燥させる場合などでは、
熱風供給口(30)の近傍の温度が高温になっているが、こ
の熱風供給口(30)を通過した時点の衣類温度が所定の値
に維持されるべく給気加熱条件が設定される。
【0011】
【効果】被乾燥物(M) の種類や量の違いがあっても、被
乾燥物(M) の温度が乾燥に適する温度に維持されるよう
に加熱装置(31)の加熱度合が制御されるから、過度の加
熱や加熱不足が解消できる。 [請求項2の発明]
【0012】
【技術的手段】この発明は、上記請求項1の発明方法を
実施するための装置の発明であり、このために採用され
る技術的手段は、『熱風供給口(30)に対して回転ドラム
(10)の回転方向の下手側で衣類温度を検知する衣類温度
検知装置(S1)を設け、加熱装置(31)の出力を調節する出
力調節装置を設け、前記衣類温度検知装置(S1)の検知出
力と設定温度信号とを比較して衣類温度検知装置(S1)の
検知出力を前記設定温度信号に一致させるべき所定の動
作信号を前記出力調節装置に入力させる演算装置(62)を
具備させた』ことである。
【0013】
【作用・効果】上記技術的手段は次のように作用する。
回転ドラム(10)の回転に伴って熱風供給口(30)からの加
熱給気によって加熱された衣類の温度は、前記熱風供給
口(30)を通過した時点で衣類温度検知装置(S1)により検
知される。そして、この検知温度と設定温度信号とが演
算装置(62)によって比較され、この演算装置(62)から
は、衣類温度検知装置(S1)の検知出力を前記設定温度信
号に一致させるべき所定の動作信号が出力調節装置に入
力され、この出力調節装置によって加熱装置(31)の出力
が調節され、衣類温度検知装置(S1)の検知出力が常時設
定温度に維持されるように制御される。
【0014】これにより、上記請求項1の発明の方法が
確実に実施されるものとなると共に同様の効果を有する
ものとなる。
【0015】
【実施例】次に、上記した本発明を実施した乾燥機全体
の構成について図2〜図11に従って詳述する。 [全体構造の概要]ケーシング(1) は、図2に示すよう
に、前面中央に支持リング(3) の中央開口を閉塞する
(図4参照)開閉蓋(13)を片開き式に配設したものであ
り、前記開閉蓋(13)の一方の側部がケーシング(1) の前
面部により前後回転自在に軸支され、この軸支部の反対
側に把手(H) が配設されている。
【0016】前記ケーシング(1) 内には、図3及び図4
に示すように、回転ドラム(10)、排気用ファン(F) 、こ
の両者を回転駆動させるモータ(15)、前記回転ドラム(1
0)の前面開放部に嵌入して回転ドラム(10)の前面部を支
持する支持リング(3) 、この支持リング(3) の熱風供給
口(30)に給気ダクト(4) を介して加熱空気を供給させる
ためのバーナ(B) 、及び、前記排気用ファン(F) を収容
しケーシング(1) の外部に排気筒(12)を介して排気する
ための排気ファン装置(5) を内蔵する。
【0017】前記回転ドラム(10)は、図4に示すよう
に、その後面の排気孔部(50)の中心から突出させた軸部
(16)が後壁(11)及び取付け板(18)に固定した軸受部(11
a) によって支持され、前端部がケーシング(1) に固定
した支持リング(3) の外周に回転自在に嵌合してこの支
持リング(3) によって支持される態様で回動自在にケー
シング(1) 内に支持されている。そして、この回転ドラ
ム(10)の外周部と前記モータ(15)の出力軸とをベルト伝
動させている。これにより、モータ(15)の運転によって
回転ドラム(10)が回転されることとなる。尚、この回転
ドラム(10)の内部構造は、公知のものと同様であり、図
5に示すように、胴部内面の複数箇所に内方に突出し且
前後に伸びる山形部(17)(17)があり、この山形部(17)に
よって被乾燥物(M) が回転される。また、被乾燥物(M)
の量が少ない場合でも、回転ドラム(10)の回転によって
上方に持ち上げられたあと落下し、回転ドラム(10)の回
転に従って前記動作を繰り返す。
【0018】前記回転ドラム(10)をモータ(15)によって
回転駆動させるため、同図に示すように、回転ドラム(1
0)の胴部に巻き付けたベルト(19)が仲介車によって張力
を付与される態様でモータ(15)の出力プーリ(P) に伝動
させた構成としてある。又、同図のように、前記出力プ
ーリ(P) は、排気用ファン(F) のプーリともベルト伝動
しており、共通のモータ(15)によって回転ドラム(10)及
び排気用ファン(F) がベルト伝動によって回転駆動され
る。
【0019】[排気ファン装置(5) の構造]乾燥機に採
用される排気ファン装置(5) は比較的大型となるが、こ
の実施例では、図4及び図6に示すように、ファンケー
ス及び排気筒(12)の一部がそのままファンの取付け板(1
8)を構成するようにしている。このため、前記取付け板
(18)は、図3及び図6に示すように、ケーシング(1)の
後面の略全域を被覆する大きさに設定されており、この
取付け板(18)の内面に排気筒(12)の前面及び側面、さら
には、ファンケースの前面及び外周面を一体に構成した
ケース体(51)が添着されて、このケース体(51)と取付け
板(18)とによって従来のファンケースと排気筒(12)とに
対応する中空部が構成される。そして、この中空部内に
排気用ファン(F) が収容され、この排気用ファン(F) の
中心から突出させた軸部が取付け板(18)から後方に突出
する。
【0020】前記ケース体(51)の後面となる取付け板(1
8)の両側辺がケーシング(1) の側板にネジ止めされて排
気ファン装置(5) はケーシング(1) に固定される。一
方、後壁(11)は、図7に示すように、ケーシング(1) の
後面で、この後面の下辺の一方の角部を除く範囲の全域
を被覆する大きさに設定されている。そして、前記角部
に対応するカット部(C) 以外の周縁が、ケーシング(1)
の天板、底板及び両側板の後端にネジ止めされる。
【0021】尚、この排気ファン装置(5) では、排気筒
(12)の上端には排気トップ(54)が接続されており、この
排気トップ(54)の開放端が前記排気ファン装置(5) の取
付け状態でケーシング(1) の天板に露出する。取付け板
(18)の中央部には軸受部(11a) が設けられて、この軸受
部(11a) によって回転ドラム(10)の後面中央から突出さ
せた軸部(16)が軸支され、この軸部(16)によって排気用
ファン(F) の軸部が回転自在に支持されている。このた
め、排気用ファン(F) の軸は図4のように筒軸(52)とな
っており、前記軸部(16)との嵌合部の両端部において転
がり軸受(52a) によって支持される。
【0022】従って、この実施例のものでは、ケーシン
グ(1) の後面に上記構成の取付け板(18)の軸受部(11a)
に支持される回転ドラム(10)の軸部(16)に前記筒軸(52)
を外嵌支持させると、排気用ファン(F) が回転自在に支
持されて排気筒(12)を具備する排気ファン装置(5) が構
成される。尚、前記筒軸(52)の突出端には、プーリ(53)
が取付けられており、既述のようにモータ(15)の出力プ
ーリ(P) とベルト伝動させて、排気用ファン(F) が回転
駆動される構成である。
【0023】[熱風供給構造]この実施例では、支持リ
ング(3) の右下に設けた熱風供給口(30)から加熱装置(3
1)としてのバーナ(B) によって加熱された加熱空気が回
転ドラム(10)内に供給されるが、前記バーナ(B) は、長
手方向に炎孔部が連続する態様の一対の単位バーナから
構成され、これが上方に開放したバーナ箱(32)に収容さ
れている。そして、このバーナ箱(32)に装備させ且前記
各単位バーナに対応させたノズルを具備するノズル体
(N) と、バルブ装置(V) との間とを配管(T) によって接
続した構成であり、このバルブ装置(V) 及びこれへのガ
ス入口となるホースエンド(33)とが補助板(34)に固定さ
れており、前記ホースエンド(33)が前記補助板(34)の外
部に突出する。前記補助板(34)は、直角三角形状の板と
なっており、図7に示すように、後壁(11)のカット部
(C) とケーシング(1) の底板後端及び側板後端とによっ
て形成される三角形状の開口を閉塞する大きさに設定さ
れ、その周縁がネジ止めによって取外し可能にケーシン
グ(1) 及び後壁(11)に取付け固定される。
【0024】尚、同図に示すように、後壁(11)は、その
周縁全域にフランジ部があって、このフランジ部によっ
て囲まれる範囲が後方に突出した構成となっており、こ
の突出高さが、上記ホースエンド部(33)の補助板(34)か
らの突出高さよりも大きく設定されている。又、上記バ
ーナ箱(32)とバルブ装置(V) とが配管(T) によって連結
されて一体化されていることから、これらを図7に示す
三角形状の開口から挿入して補助板(34)の周縁をケーシ
ング(1) の後端の一部及び後壁(11)のカット部(C) の部
分に対接させてネジ止めすると、前記バーナ箱(32)がケ
ーシング(1) 内の所定の位置に位置決めされる。尚、前
記バーナ箱(32)の側壁から突出させたブラケット(32a)
はケーシング内のバーナ取付け板(図示せず)に取付け
固定するためのものであり、バーナ箱(32)を前記のよう
に位置決めした後、ネジ止めにより最終的に所定の位置
に固定される。ここで、この取付け作業を簡素化するた
めに、ケーシング(1) の側壁の所定の位置にはサービス
扉(71)が設けられており、このサービス扉を取外した状
態で前記バーナ箱(32)が固定できることは勿論、バーナ
等の修理点検も可能となる。
【0025】この実施例では、上記のようにして挿入さ
れたバーナ(B) の位置が、支持リング(3) の熱風供給口
(30)とを結ぶ給気ダクト(4) の入口部(41)となってい
る。前記給気ダクト(4) は、図3に示すように、ケーシ
ング(1) の前面と支持リング(3) との間に配設される扇
形の吐出室部(42)と、これと前記入口部(41)とを繋ぐ連
結部(43)とから構成され、この連結部(43)の下部後面か
ら前記入口部(41)が後方に延長形成され、この入口部(4
1)が図5のようにケーシング(1) の底面に固定されてい
る。
【0026】前記吐出室部(42)の後面は支持リング(3)
の前面と対接するが、この吐出室部(42)の後面は、図3
に示すように、扇型の両端から一定範囲に開口(40)(40)
を形成した構成とし、これら開口(40)(40)の間は閉塞さ
れている。そして、この吐出室部(42)の後面が対接し且
前記開口(40)(40)と一致する面には、多数の小さな透孔
を形成した開口域(30a)(30b)とし、一対のこれらの開口
域が既述の熱風供給口(30)として機能する。
【0027】従って、この実施例では、バーナ(B) によ
って加熱された空気は、入口部(41)から連結部(43)を介
して開口(40)(40)及び開口域(30a)(30b)から回転ドラム
(10)内に吐出され、この回転ドラム(10)内の被乾燥物
(M) がこの熱風によって加熱される。尚、この加熱によ
る乾燥工程では、モータ(15)によって回転ドラム(10)及
び排気用ファン(F) が回転されていることから、被乾燥
物(M) が撹拌移動されることは勿論、排気用ファン(F)
による吸引力によってバーナ(B) の燃焼排気及び加熱空
気は給気ダクト(4) を介して熱風供給口(30)から回転ド
ラム(10)内に強制的に供給されることとなる。
【0028】この実施例では、回転ドラム(10)の回転方
向は正面から見て時計方向に設定されているが、この条
件で、前記熱風供給口(30)の開口範囲は、図5に示すよ
うに、右下の90度の範囲(回転ドラム(10)の中心の右
から真下の範囲)に設定されており、開口域(30a)(30b)
それぞれの開口範囲は、挟角約35度の円弧状区間に設
定されている。従って、この区間相互に挟まれる無開口
部の挟角は約20度となる。
【0029】これにより、バーナ(B) から回転ドラム(1
0)までの熱気経路の最も近い部分が無開口部となってい
ることから、入口部(41)で発生した熱気が開口域(30a)
(30b)に均等に分散されることとなる。換言すれば、前
記発生熱気の最も高い部分に相当する箇所には回転ドラ
ム(10)への熱気口が形成されないこととなり、熱風供給
口(30)からの熱気温度が均一化される。
【0030】又、被乾燥物(M) が少ない場合には、回転
ドラム(10)の回転によって被乾燥物(M) が山形部(17)の
回動軌跡の頂点に達した後、そのまま下方に落下するこ
ととなるが、このような被乾燥物(M) の移動の場合にお
いても、この落下域には、開口域(30a) からの熱気が効
果的に供給される。一方、被乾燥物(M) の量が多い場合
には、回転ドラム(10)の胴部内面に接触した状態で円形
に前記被乾燥物(M) が回転されることとなるが、この被
乾燥物(M)の移動の際、一旦、開口域(30b) の部分で熱
風によって加熱された後、開口域(30a) の部分で再加熱
されることとなる。
【0031】[加熱制御方法]この実施例では、被乾燥
物(M) の乾燥状態を検知するため、被乾燥物(M) の温度
を直接検知する衣類温度検知装置(S1)と、排気筒(12)の
排気の湿度を検知する湿度センサ(S3)とを具備させる。
このうち、前記湿度センサ(S3)は、従来のものと同様に
排気筒(12)の所定の位置に配設される。一方、前記衣類
温度検知装置(S 1)は、図8・図9に示すように、支持リ
ング(3) の内面で回転ドラム(10)に露出する部分に装着
されると共に、回転ドラム(10)の回転方向において開口
域(30a)の後方近傍に配設されている。そして、衣類温
度検知装置(S1)は、その検知部が回転ドラム(10)の回転
に伴って移動する被乾燥物(M) に直接接触して、この接
触条件下における出力から被乾燥物(M) の温度を検知す
る。
【0032】そして、図10に示すように、衣類温度検
知装置(S1)の出力と温度設定器(61)の出力を演算装置(6
2)に入力させると共に、この演算装置(62)の出力をバー
ナ(B) へのガス回路に挿入し且既述のバルブ装置(V) に
内蔵される比例制御弁(65)に入力させている。この比例
制御弁(65)は、比較演算回路の出力により、検知出力を
設定値に維持すべく動作するもので、既述の出力調節装
置に相当し、公知のものである。
【0033】又、湿度センサ(S3)の出力は、回転ドラム
(10)内の被乾燥物(M) が乾燥状態になったときの排気筒
(12)の湿度に対応する信号値を出力する湿度信号設定器
(69)からの信号とともに比較器(68)に入力されており、
この比較器(68)からの出力は、湿度が前記湿度信号設定
器(69)の設定値よりも高い場合にはH状態で前記設定値
以下に低下したときにL出力状態となるものである。そ
して、この比較器(68)からの出力が前記比例制御弁(65)
の上流側に挿入し且バルブ装置(V) に内蔵される元弁(6
7)に入力されている。この元弁(67)は、器具の運転スイ
ッチの操作によって各制御機能部と共に開弁状態となる
もので、乾燥動作が開始されると、当初は湿度センサ(S
3)からの出力が湿度信号設定器(69)の設定値よりも高
く、比較記(68)からの出力がH状態にあって前記開弁状
態に維持され、湿度センサ(S3)からの出力が湿度信号設
定器(69)の設定値に降下した時点で元弁(67)の開弁出力
が消失して閉弁状態に戻る。つまり、回転ドラム(10)内
の被乾燥物(M) が所定の乾燥状態になると元弁(67)が閉
弁してバーナ(B) の燃焼が停止されることとなる。
【0034】なお、前記比較器(68)からの否定出力はタ
イマー(66)に入力されると共に、このタイマー(66)の出
力と前記比較器(68)からの出力がOR回路(R) に入力され
ている。従って、上記のように所定の乾燥状態になった
時点でバーナ(B) の加熱動作が停止されるが、その後
は、タイマー(66)の設定時間だけモータ(15)の動作が継
続することとなり、タイマー(66)の設定時間経過時に最
終的に器具の運転が停止されることとなる。
【0035】尚、バーナ(B) による加熱停止後、一定時
間モータ(15)の運転を継続させて回転ドラム(10)及び排
気用ファン(F) の動作を継続させて、完全乾燥状態又は
乾燥工程終了状態とする前記構成は、公知である。この
実施例の場合には、前記演算装置(62)の出力に応じてバ
ーナ(B) へのガス供給量を制御するから、温度設定器(6
1)の設定値に比べて衣類温度検知装置(S1)の出力値が低
い場合には、ガス供給量を増量させる可く作動し、逆
に、前記出力値が設定値よりも高い場合にはガス供給量
を絞る可く作動する。
【0036】通常、内容物の種類によって又量によっ
て、回転ドラム(10)内の被乾燥物(M)の挙動が相違する
こと、また、排気筒(12)の部分温度と湿度との関係が一
定しない。例えば、ジーンズのように含水比率が高く被
乾燥物(M) の総量が少ないものでは、十分に乾燥してい
ないにもかかわらず排気筒(12)の部分の温度が被乾燥物
(M) の温度に比べて比較的高く現れる。逆に、化繊等の
ように含水比率が低く被乾燥物(M) の総量が多いもので
は、熱風供給口(30)からの熱風の影響が強く衣類温度検
知装置(S1)の検知温度が排気筒(12)の部分の温度に比べ
て比較的高く現れる。
【0037】この実施例の場合には、被乾燥物(M) の温
度を衣類温度検知装置(S1)によって直接検知して、この
検知出力によって加熱装置(31)の加熱量を制御するもの
であるから、前者の場合には、回転ドラム(10)内が比較
的高温になり、後者の場合には、回転ドラム(10)内の温
度が比較的低温になる。つまり、排気筒(12)の部分の温
度にかかわらず、実情に即した加熱制御が可能となる。
【0038】[制御基板(7) の取付け構造]尚、前記制
御動作を実行させるための制御部品を装備させた制御基
板(7) がケーシング(1) 内に装備されるが、この実施例
では、前記制御基板(7) は図11に示すように基板上に
多数の電子部品を並設したものであり、図2に示すよう
に、ケーシング(1) の側壁の一部に設けたサービス扉(7
0)の内面に取付けられており、このサービス扉(70)がネ
ジ止め等の方法によって開閉可能又は取外し可能となっ
ている。
【0039】このサービス扉(70)は、既述のサービス扉
(71)とは別に設けられており、これら両方のサービス扉
を用意したことから、既述のバーナ箱(32)やバルブ装置
(V)の修理点検と、制御基板(7) の修理点検とが共に可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明実施例の外観図
【図3】内部構造の分解斜視図
【図4】上記実施例の横断平面図
【図5】X−X断面図
【図6】排気ファン装置(5) の斜視図
【図7】補助板(34)を取外した状態の背面からの斜視図
【図8】衣類温度検知装置(S1)の取付け位置の説明図
【図9】Y−Y断面図
【図10】制御装置の説明図
【図11】制御基板(7) の説明図
【符号の説明】
(10)・・・回転ドラム (31)・・・加熱装置 (M)・・・被乾燥物 (12)・・・排気筒 (30)・・・熱風供給口 (S1)・・・衣類温度検知装置 (62)・・・演算装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム(10)内への給気を加熱装置(3
    1)によって加熱し、回転ドラム(10)を回転させながらこ
    れに収容された被乾燥物(M) を前記加熱給気によって加
    熱乾燥させ、回転ドラム(10)内の湿潤空気を回転ドラム
    (10)に連通させた排気筒(12)から排出させ、加熱装置(3
    1)による給気加熱度合を所定の加熱度合に設定するよう
    にした乾燥機の給気加熱制御において、熱風供給口(30)
    に対して回転ドラム(10)の回転方向の下手側で衣類温度
    を検知し、この検知温度を所定の値に維持すべく、加熱
    装置(31)を制御するようにした乾燥機の給気加熱制御方
    法。
  2. 【請求項2】 回転ドラム(10)内への給気を加熱装置(3
    1)によって加熱し、回転ドラム(10)を回転させながらこ
    れに収容された被乾燥物(M) を前記加熱給気によって加
    熱乾燥させ、回転ドラム(10)内の湿潤空気を回転ドラム
    (10)に連通させた排気筒(12)から排出させ、加熱装置(3
    1)による給気加熱度合を所定の加熱度合に設定するよう
    にした乾燥機の給気加熱制御において、熱風供給口(30)
    に対して回転ドラム(10)の回転方向の下手側で衣類温度
    を検知する衣類温度検知装置(S 1)を設け、加熱装置(31)
    の出力を調節する出力調節装置を設け、前記衣類温度検
    知装置(S1)の検知出力と設定温度信号とを比較して衣類
    温度検知装置(S1)の検知出力を前記設定温度信号に一致
    させるべき所定の動作信号を前記出力調節装置に入力さ
    せる演算装置(62)を具備させた乾燥機の給気加熱制御装
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