JP2698946B2 - シールド工事におけるセグメント及び掘削土の運搬方法 - Google Patents
シールド工事におけるセグメント及び掘削土の運搬方法Info
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- JP2698946B2 JP2698946B2 JP3290970A JP29097091A JP2698946B2 JP 2698946 B2 JP2698946 B2 JP 2698946B2 JP 3290970 A JP3290970 A JP 3290970A JP 29097091 A JP29097091 A JP 29097091A JP 2698946 B2 JP2698946 B2 JP 2698946B2
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセグメント坑内におい
て、セグメントの搬入や掘削土の搬出を効率的に行なえ
るようにしたセグメント坑内におけるセグメントや掘削
土の運搬方法に関する。
て、セグメントの搬入や掘削土の搬出を効率的に行なえ
るようにしたセグメント坑内におけるセグメントや掘削
土の運搬方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド機を地中で推進させ、順次セグ
メントを組みつつトンネルを構築していくシールド工法
では、切羽側の掘削土を坑外に搬出すると共に、切羽側
にセグメントを供給する必要がある。ここで、セグメン
ト坑の径が大きい場合には、セグメント坑内に複数の運
搬設備を並設できるので、これら運搬設備により掘削土
の搬出と、セグメントの供給を同時に行なえ問題が生じ
ない。
メントを組みつつトンネルを構築していくシールド工法
では、切羽側の掘削土を坑外に搬出すると共に、切羽側
にセグメントを供給する必要がある。ここで、セグメン
ト坑の径が大きい場合には、セグメント坑内に複数の運
搬設備を並設できるので、これら運搬設備により掘削土
の搬出と、セグメントの供給を同時に行なえ問題が生じ
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セグメ
ント坑の径が比較的小さくなると、運搬設備を並設でき
ず、掘削土の搬出と、セグメントの供給を同時に行なえ
なくなるため、シールド工事の作業効率が低下する等、
問題が生じる。本発明は前記事情に鑑み案出されたもの
であって、本発明の目的は、セグメント坑の径が比較的
小さい場合であっても、掘削土の搬出と、セグメントの
供給を同時に行なうことができるシールド工事における
セグメント及び掘削土の運搬方法を提供することにあ
る。
ント坑の径が比較的小さくなると、運搬設備を並設でき
ず、掘削土の搬出と、セグメントの供給を同時に行なえ
なくなるため、シールド工事の作業効率が低下する等、
問題が生じる。本発明は前記事情に鑑み案出されたもの
であって、本発明の目的は、セグメント坑の径が比較的
小さい場合であっても、掘削土の搬出と、セグメントの
供給を同時に行なうことができるシールド工事における
セグメント及び掘削土の運搬方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、セグメント坑内の底壁上に該セグメント
坑の長手方向に沿ってレールを敷設して下運搬路を設
け、前記レールの上方で対向するセグメント坑内の側壁
に枕木を掛け渡し、この枕木上にセグメント坑の長手方
向に沿ってレールを敷設して上運搬路を設け、前記下運
搬路のレール上を走行する下運搬車と、上運搬路のレー
ル上を走行する上運搬車によりセグメントの搬入と掘削
土の搬出を行なうようにしたことを特徴とする。また、
本発明は、前記下運搬車でセグメントの搬入が行なわ
れ、前記上運搬車で掘削土の搬出が行なわれ、前記下運
搬車の基台はセグメント坑内の底壁に対応した弧状に形
成されていることを特徴とする。
め、本発明は、セグメント坑内の底壁上に該セグメント
坑の長手方向に沿ってレールを敷設して下運搬路を設
け、前記レールの上方で対向するセグメント坑内の側壁
に枕木を掛け渡し、この枕木上にセグメント坑の長手方
向に沿ってレールを敷設して上運搬路を設け、前記下運
搬路のレール上を走行する下運搬車と、上運搬路のレー
ル上を走行する上運搬車によりセグメントの搬入と掘削
土の搬出を行なうようにしたことを特徴とする。また、
本発明は、前記下運搬車でセグメントの搬入が行なわ
れ、前記上運搬車で掘削土の搬出が行なわれ、前記下運
搬車の基台はセグメント坑内の底壁に対応した弧状に形
成されていることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る運搬方法を説明するための断
面側面図、図2は同断面正面図を示す。図中、1はセグ
メント坑、3はセグメントで、セグメント坑1は断面が
円形で、その底壁3Aには、該底壁3Aの中心から等距
離の箇所に、左右一対のレール5がセグメント坑1の長
手方向に沿って敷設され、このレール5により下運搬路
7が形成されている。また、このレール5の上方には、
セグメント3の対向する側壁3B間に枕木9が多数掛け
渡され、この枕木9上に、左右一対のレール11がセグ
メント坑1の長手方向に沿って敷設され、このレール1
1により上運搬路13が形成されている。
する。図1は本発明に係る運搬方法を説明するための断
面側面図、図2は同断面正面図を示す。図中、1はセグ
メント坑、3はセグメントで、セグメント坑1は断面が
円形で、その底壁3Aには、該底壁3Aの中心から等距
離の箇所に、左右一対のレール5がセグメント坑1の長
手方向に沿って敷設され、このレール5により下運搬路
7が形成されている。また、このレール5の上方には、
セグメント3の対向する側壁3B間に枕木9が多数掛け
渡され、この枕木9上に、左右一対のレール11がセグ
メント坑1の長手方向に沿って敷設され、このレール1
1により上運搬路13が形成されている。
【0006】15は立坑側から切羽側にセグメント3を
搬入するためのセグメント搬入用台車で、セグメント搬
入用台車15はセグメント3の形状に対応した円筒状の
基台17と、この基台17の下面で前後両側に夫々回転
可能に配設され前記レール5に係合する車輪19を備え
る。各車輪19の車軸は、レール5の向きに対応し、内
側が外側よりも低い位置となるように水平方向から若干
傾斜している。前記セグメント搬入用台車15は複数台
連結され、また、端部に位置するセグメント搬入用台車
15には、これらセグメント搬入用台車15を走行させ
るためのバッテリーカー21が連結され、更に、これら
車輌の前後には、障害物探知センサー23が配設されて
いる。実施例では、これらセグメント搬入用台車15と
バッテリーカー21が下運搬車に相当している。
搬入するためのセグメント搬入用台車で、セグメント搬
入用台車15はセグメント3の形状に対応した円筒状の
基台17と、この基台17の下面で前後両側に夫々回転
可能に配設され前記レール5に係合する車輪19を備え
る。各車輪19の車軸は、レール5の向きに対応し、内
側が外側よりも低い位置となるように水平方向から若干
傾斜している。前記セグメント搬入用台車15は複数台
連結され、また、端部に位置するセグメント搬入用台車
15には、これらセグメント搬入用台車15を走行させ
るためのバッテリーカー21が連結され、更に、これら
車輌の前後には、障害物探知センサー23が配設されて
いる。実施例では、これらセグメント搬入用台車15と
バッテリーカー21が下運搬車に相当している。
【0007】前記基台17上にはセグメント3が載置さ
れ、前記枕木9はこのセグメント3に接触しない程度の
高さに設置されている。前記上運搬路13のレール11
上には掘削土を搬出するための複数台のずり鋼車25と
バッテリーカー27が配設され、バッテリーカー27に
よりずり鋼車25が牽引されて掘削土が切羽側から立坑
側に搬出され、これら車輌の前後には、障害物探知セン
サー29が配設されている。実施例では、これらずり鋼
車25とバッテリーカー27が上運搬車に相当してい
る。
れ、前記枕木9はこのセグメント3に接触しない程度の
高さに設置されている。前記上運搬路13のレール11
上には掘削土を搬出するための複数台のずり鋼車25と
バッテリーカー27が配設され、バッテリーカー27に
よりずり鋼車25が牽引されて掘削土が切羽側から立坑
側に搬出され、これら車輌の前後には、障害物探知セン
サー29が配設されている。実施例では、これらずり鋼
車25とバッテリーカー27が上運搬車に相当してい
る。
【0008】本実施例によれば、セグメント3の底壁3
A上の空間を有効に利用して、セグメント坑1内に上下
二つの運搬路7,13を確保するようにしたので、掘削
土とセグメント3の運搬を同時に行なえ、シールド工事
の作業効率を格段と高めることが可能となる。また、下
運搬路7でセグメント3を運搬し、下運搬車をセグメン
ト底壁3A形状に対応させた弧状に形成すると、セグメ
ント底壁3A上の空間を無駄なくより一層効率的に利用
することが可能となる。
A上の空間を有効に利用して、セグメント坑1内に上下
二つの運搬路7,13を確保するようにしたので、掘削
土とセグメント3の運搬を同時に行なえ、シールド工事
の作業効率を格段と高めることが可能となる。また、下
運搬路7でセグメント3を運搬し、下運搬車をセグメン
ト底壁3A形状に対応させた弧状に形成すると、セグメ
ント底壁3A上の空間を無駄なくより一層効率的に利用
することが可能となる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、セグメント底壁上の空間を有効に利用して、セグ
メント坑内に上下二つの運搬路を確保するようにしたの
で、セグメント坑の径が比較的小さい場合であっても、
掘削土の搬出と、セグメントの供給を同時に行なえ、シ
ールド工事の作業効率を格段と高めることが可能とな
る。
れば、セグメント底壁上の空間を有効に利用して、セグ
メント坑内に上下二つの運搬路を確保するようにしたの
で、セグメント坑の径が比較的小さい場合であっても、
掘削土の搬出と、セグメントの供給を同時に行なえ、シ
ールド工事の作業効率を格段と高めることが可能とな
る。
【図1】本発明に係る運搬方法を説明するための断面側
面図である。
面図である。
【図2】本発明に係る運搬方法を説明するための断面正
面図である。
面図である。
1 セグメント坑 3 セグメント 5,11 レール 7 下運搬路 9 枕木 13 上運搬路 15 セグメント搬入用台車 21,27 バッテリーカー 25 ずり鋼車
Claims (2)
- 【請求項1】 セグメント坑内の底壁上に該セグメント
坑の長手方向に沿ってレールを敷設して下運搬路を設
け、 前記レールの上方で対向するセグメント坑内の側壁に枕
木を掛け渡し、この枕木上にセグメント坑の長手方向に
沿ってレールを敷設して上運搬路を設け、 前記下運搬路のレール上を走行する下運搬車と、上運搬
路のレール上を走行する上運搬車によりセグメントの搬
入と掘削土の搬出を行なうようにした、 ことを特徴とするシールド工事におけるセグメント及び
掘削土の運搬方法。 - 【請求項2】 前記下運搬車でセグメントの搬入が行な
われ、前記上運搬車で掘削土の搬出が行なわれ、前記下
運搬車の基台はセグメント坑内の底壁に対応した弧状に
形成されている請求項1記載のシールド工事におけるセ
グメント及び掘削土の運搬方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290970A JP2698946B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | シールド工事におけるセグメント及び掘削土の運搬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290970A JP2698946B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | シールド工事におけるセグメント及び掘削土の運搬方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598900A JPH0598900A (ja) | 1993-04-20 |
JP2698946B2 true JP2698946B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17762793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3290970A Expired - Fee Related JP2698946B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | シールド工事におけるセグメント及び掘削土の運搬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698946B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002160626A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Shimizu Corp | 搬送台車及びこれを用いたシールドトンネルの施工方法 |
JP6549411B2 (ja) * | 2015-05-13 | 2019-07-24 | 鹿島建設株式会社 | シールドトンネルの床版構築方法 |
CN113389564B (zh) * | 2021-06-29 | 2023-09-05 | 中铁建工集团有限公司 | 一种地下隧道施工运料的安全辅助结构 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3290970A patent/JP2698946B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0598900A (ja) | 1993-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |