JP2696373B2 - パチンコ機の組立装置 - Google Patents

パチンコ機の組立装置

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JP2696373B2 JP33342088A JP33342088A JP2696373B2 JP 2696373 B2 JP2696373 B2 JP 2696373B2 JP 33342088 A JP33342088 A JP 33342088A JP 33342088 A JP33342088 A JP 33342088A JP 2696373 B2 JP2696373 B2 JP 2696373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、矩形に枠組されるパチンコ機の外枠と、こ
の外枠に開閉自由に蝶着される内枠とを蝶着片を介して
結合組合せる組立装置に関するものである。
[従来の技術] 現在製造されているパチンコ機はパチンコ機を取付台
に固定する外枠と機構部品のほとんどを装備する内枠と
を別々に製造し、製造最終段階でこの両者を組合せて機
械を完成させているが、この組合せは通常蝶着片相互の
結合を以て行っている。
パチンコ機における上記蝶着片は機械を遊技店に設置
したとき固定した外枠から内枠を開放し、その背面に装
備する諸種部品類を保守点検したり部品の交換のために
あり、一般的には外枠と内枠の両者に上下2ケ所に蝶着
片を備え、それぞれの蝶着片を一方の蝶着片に植立する
支軸を他方の蝶着片に設ける軸受に上下の嵌め合せによ
って結合させてこの支軸を支店に回動できるようにして
いる。そして、この両枠の蝶着は必要に応じて内枠を外
せる構造にしてあるのが普通で、一般には内枠を開放し
たとき、この内枠を持ち上げることが軸受からし支軸を
抜き出して結合を解き、固定した外枠から取外せ、また
戻すことで蝶着できるようにしてあり、閉塞時には内枠
を外枠の中に収めてしまうことで持ち上げを不能にし蝶
着を解除できないようにしてある。
ところで、前述した様に内外枠相互の上記蝶着片によ
る組合せは組立の最終段階で行われるが、このとき内枠
に必要な部品類が全て組込まれた状態にあることから大
きな重量があり、このため一方の蝶着片に備える支軸を
他方の蝶着片に設ける軸受に嵌め合せる作業は容易な作
業ではない。ことにこの蝶着片相互の結合は間隔をおい
た上下2ケ所で同時に嵌め合せる必要があることと、上
下にずらして嵌め合せることから重量のある内枠を持ち
上げながら軸の位置合せをしなければならないことから
容易ではなく、多数のパチンコ機を連続的に組立るに当
っては極めて過酷な労働となる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、従来作業員が手作業によってしかも少なく
とも2名の作業員によって組立られていた内、外枠の蝶
着連結作業の困難性に鑑み、これを改善すべく研究開発
されたもので、特に本発明は予じめ一方の蝶着片を開口
部の蝶着側一側縁に取付けた外枠と同じく蝶着側の一側
縁に他方の蝶着片を取付けた内枠とを作業員の手作業に
よることなく機械的に、且つ効率的に組合せ連結できる
ようにしたことにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上述の様に所定の位置に予じめ蝶着片を取付
けた外枠と内枠を蝶着片に備える支軸と軸受を嵌め合せ
ることで相互の連結組合せを行う組立装置であって、一
側開口縁部の上下に一方の蝶着片を備えた外枠と、この
蝶着片に各対応する他方の蝶着片を一側縁の上下に備え
た内枠を蝶着片相互の結合によって連結組立る装置であ
って、上記外枠を起立した姿勢で保持する結合保持台
と、この結合保持台の一側端に向けて前方から直角状に
臨む内枠を起立した状態で載置する案内台とを有し、上
記結合保持台には上記一側端の上下に外枠に備える蝶着
片を定位置に固定する第1の位置決め手段と、該結合保
持台を上層操作する押上げ手段とを備え、また案内台に
は結合保持台の前面に衝き合う一側端の上下に内枠に備
える上下の蝶着片を定位置に固定する第2の位置決め手
段と上記一側端を中心に該案内台を結合保持台に並行に
揃える旋回手段を備えて、該案内台の上記第2の位置決
め手段を前記結合保持台の第1の位置決め手段に対して
上下それぞれにおいて上方に位置させてなり、上記結合
保持台上に載置する外枠を第1の位置決め手段によって
固定し、案内台上の内枠を第2の位置決め手段によって
固定したとき両枠の蝶着片を上下に対向させることがで
きる一方、押上げ手段の操作で結合保持台を上昇させる
上下の蝶着片の支軸と軸受とを回動自由に結合させ、次
に案内台を旋回することで外枠に対して内枠を閉塞組合
せられるようにしてなるパチンコ機の外枠と内枠の組立
装置を提供することにある。
以下、本発明を図示する実施例について詳述すること
にする。
[実施例] 図示する実施例は内枠に組込んだ諸部品類の作動関係
をテストする検査並びにその他の部品類の組付けを行う
検査工程を終了したのち別のラインを通して送られる外
枠とを組合せる組立工程において実用化した一例を示し
たもので、第1図はこの組立工程の全体を示した配置平
面図である。
この第1図において、1は所定の主なる部品類例えば
遊戯盤を始めとして所謂裏機構部品と呼ばれるセーフ球
制御機構部品,賞球放出装置等の部品を予じめ定位置に
組付けた内枠Aを検査に備えて整列するための整列搬送
装置であり、2は整列搬送装置から一台づつの内枠を次
の検査台3に持ち上げるリフトであり、4及び5は検査
台のコーナー部に装置した方向変換用の回転台、6は検
査台から再び床面の高さまで内枠を下降させるためのリ
フトで、7はリフトを降りた内枠を本発明装置に係る案
内台8に誘導するための搬送装置である。
整列搬送装置1はモータによって運行されるチェーン
に載置板9をキャタピラ状に連設してなる無端のコンベ
アを主体としたもので、上記載置板9上に内枠Aを起立
した状態に載置し、これを間欠的に送り出す。
この整列搬送装置は床面に近い高さに載置板を位置さ
せ作業員の載置作業が容易に行えるようにしてある。
内枠Aは整列搬送装置1の終端に備える送り出しのシ
リンダー10に達したとろでこの横に設けられるリフト2
の受台11に向けて突き出され移行される。
受台11は上下に内枠Aの高さに略等しい間隔を置いて
並行する2条のレールを備えており、内枠の下縁と上縁
を受け入れたのち昇降させられ、その下のレールと検査
台のガイドレール13の高さが一致したところで、このガ
イドレールに移行される。
検査台3は作業員が起立姿勢で作業がしやすい高さに
設定してあり、下のガイドレール13と上の断面門形にし
た上ガイドレールからなっている。そして、下ガイドレ
ール13は中央部に長さの全長に亘って搬送チェーンを付
設し、載置した内枠を常時前進移動できるようにしてあ
り、作業員はこのレールの内側又は外側に待機して移動
してくる内枠Aの作動関係等をチェックし或は部品類の
組付け作業を行う。直、この実施例では内枠Aは検査台
3上にリフト2から送られたときその前面、即ちガラス
側を第1図において下、つまり外側に向けて送り込まれ
る。
回転台4及び5は第1図の検査工程と第2の検査工程
とに分けた折り返しの2つの検査台3a,3bを連絡するた
めのもので、第1の検査台3aを通過した内枠は回転台4
で90度矢符方向に回転され、連絡台14を介して第2の回
転台5において再び矢符方向に90度に回転され第2の検
査台3bに移送され、ここで更に、別の検査工程を経るこ
とになる。尚、図示されるように検査台3a,3bのガイド
レール13の内外には長さに沿って検査に使用するパチン
コ球を集める収集樋15が付設され、また図示しないが上
ガイドレールの近傍には補給樋が付設され、必要なパチ
ンコ球の補給と排出が行えるようにしてある。
上記検査台をコ字形に移送され所定の検査を終了し、
併せて部品類の取付けを完了した内枠Aはリフト6に送
り込まれ、高さを下げて案内台8へ誘導する搬送装置7
へと送り出される。
搬送装置7は第2図から第4図に示した如く前記リフ
ト6の受台11の下のレールに接続するレール16を床面に
沿って延長する一方、このレールの一側方の高さの途中
にフレーム17を横設し、これに内枠保持装置18を有した
移送シリンダ19を備えている。
内枠保持装置18は水平な台20の上に前後し一対の保持
腕21,22を備えたもので、両保持腕21,22は一緒に起立し
た姿勢と、水平に転倒し前記レール16の直上に臨む姿勢
との90度の範囲で回転するよう支持され、且つ後方の保
持腕22は操作シリンダー23によって前後に僅かの距離移
動できるようにしてある。
24は上記保持腕21,22を固定する回転支軸で、25はこ
の軸を受ける軸受、26は保持腕の姿勢を変えるための回
転シリンダである。
この搬送装置7はリフト6から送り出される内枠Aを
待ち受けるためリフトに近接した後退位置に内枠保持装
置18を待機させるが、この待機時は保持腕21,22を起立
姿勢に保持し、リフトからレール16を通して内枠Aが送
り出されストッパー27によって停止されたとき回転シリ
ンダ26の駆動で水平に転倒して内枠の前後(左右の側縁
部)に添わせられる。そして、この水平姿勢への変換の
のち、後方の保持腕22が操作シリンダ23によって前進
し、内枠を前後から挟持することになる。
この内枠保持装置による内枠Aの保持が完了したとこ
ろで移送シリンダ19を作動し内枠保持装置を案内台8の
上方に移動させ、その前方の支柱28に備えるストッパー
29に内枠の側縁部が当接するまで案内する。
第5図及び第6図は上記案内台8に誘導された内枠A
を後述する外枠Bと連結するため定位置に拘束するため
の位置決め装置30を示したもので、31は案内台8の前方
に設けた位置決め台であり、32はこの直上に設けた位置
決め台である。そして、33は内枠Aをこの両位置決め台
31,32に誘導するための位置制御装置である。
上記上下の位置決め台31,32は内枠Aの蝶着側一側縁
の上下に固定される蝶着片a1,a2を基準とし内枠Aを定
位置に位置決めするためのもので、下の台31には一側縁
に受片31aを起立させ、これに蝶着片a1の縁部を当接さ
せるようにしてあり、また上の台32には受部32aを設け
て同じく蝶着片a2の縁部を受けるようにしてある。そし
て、これら両位置決め台31,32のそれぞれには各蝶着片a
1,a2が定位置に収まったのを固定するための位置固定用
のピン34と35が上、下から臨ませてある。
両ピン34,35は共にシリンダ36,37の操作によって上下
に摺動し、蝶着片の成形時に予じめ開設しておく係入孔
に突き入れて蝶着片の移動を拘束するものとしてある。
ところで、位置制御装置33は搬送装置7によって案内
台8上に送られて来た内枠Aを上記上下の位置決め台3
1,32に誘導するためのもので、ストッパー29で止められ
た内枠Aの一側縁(左側の縁部)に対応した位置にシリ
ンダ38を備え、これから延び出すロッド39の先に係止爪
40を備えて牽引腕41を取付けている。
この位置制御装置シリンダ38を前記フレーム17に取付
金具17aを介して固定し、牽引腕41をフレーム17に貫通
させて先端の係止爪40を位置決め台31と32の略中間に突
き出すようにしてある。そして、この牽引腕41は常には
係止爪40を起立させた状態に保持され、案内台8を通し
て送り込まれた内枠Aがストッパー29に当接したとき牽
引腕41を90度回転させて係止爪40を水平に倒し、その後
引き続いてシリンダのロッド39を収縮させてこの係止爪
40を内枠の一側縁に係止し、ロッドの収縮に伴わせてフ
レーム17側に引き付け内枠の上記側縁の上下に固定した
両蝶着片a1,a2をそれぞれ位置決め台31の受片31aと台32
の受片32aに各当接させこれを定位置に誘導する。
この様にして内枠に固定した蝶着片a1,a2を定位置に
誘導したのち、前記シリンダ合36,37をそれぞれ操作し
て位置固定用のピン34,35を突出させ、両蝶着片に開設
した係入孔に係入してその位置を固定する。
第7図乃至第8図は前記案内台8上において定位置に
拘束された内枠Aに対して外枠Bを臨ませる結合保持台
42に起立した姿勢で送り込むための姿勢保持装置43を示
したものである。
この姿勢保持装置43は外枠Bを整列誘導する搬送装置
44の前方に位置してこの搬送装置44を通して起立した姿
勢で一列になって送られて来る外枠Bを一個づつ受け取
り、結合保持台42に送り出すもので、水平な基台45と、
この基台上に起立する保持台46と、保持台を前後方向
(図面において左右方向)に誘導するネジ軸47からなる
駆動手段とからなっている。
基台45には進行方向に沿って2条のスリット48が設け
てあり、このスリットを通して保持台46の2つの支柱49
の下端が下に抜け出し、基台の下方においてフレーム50
を介してこの支柱は連結されている。そして、上記フレ
ーム50の中央部に設ける雌ネジ部51に軸受52,52を介し
て横設されるネジ軸47を貫通状に螺装し、このネジ軸の
回転によって前後に移動するようにしてある。
上記ネジ軸47はモータ53の駆動によりスプロケット5
4,55を介して回転されるようにしてあり、この回転によ
り保持台46はネジ軸47及びスリット48に誘導されて基台
45上を前後、即ち図面において左右方向に移動すること
が出来るようになっている。
保持台46の2つの支柱49は上端においてバアー56で連
結され門形に組まれており、更にこの両上端部には前方
に向けて二又状に開いた挟持部材57,57が備えてある。
挟持部材57は外枠Bの左右の縦枠部を挟持するもの
で、2つの部材はこの左右の縦枠部の間隔に合せて設け
られている。そして、両持部部材はそれぞれシリンダ58
の作動によって二又の爪を開閉させ外枠の縦枠部を挟み
付けてこれを起立した姿勢に保持できるようにしてあ
る。
尚、59は外枠Bを次の結合保持台42に持ち込んだとき
の衝突を緩和するための緩衝部材である。
上記姿勢保持装置43は外枠Bを受けるため保持台46を
基台45の後部(図面において左方)に待機させる。そし
て、搬送装置44において一例に整列された外枠Bをリフ
ト装置のチャック60で喰わえ、これを吊り下げながら基
台45上に持ち込んできたところを前記挟持装置57,57で
挟持し、基台45上に起立した姿勢で保持する(第7図2
点鎖線参照)。そうしたのち、モータ53の駆動によって
ネジ軸47を回転させて保持台46を前進させ、その前方に
備えられる結合保持台42に送り届けることになる。
結合保持台42は基台45と同一水準にあり、前記案内台
8の先端部に一側端を衝き合せる如くしてこの案内台に
対して直交するように設けられる。
この実施例では台の下面から一対の案内板61を垂設
し、姿勢保持装置43の基板62の前縁部から起立する支持
板63にこの案内板を滑合させて上下に摺動自由に支持し
てあり、また台の中央部下面を昇降シリンダ64で支え、
前述した如く常には結合保持台42の上面の基台45の上面
に揃えるようにしてある。
結合保持台42の前縁部には送り込みに際して外枠Bが
脱落しないように受片65が起立する一方、後縁側には台
上に受けた外枠Bを定位置に誘導するための押圧回動片
66が備えてあり、また一側端部には押圧棒67が備えてあ
る。
押圧回動片66は結合保持台42上に外枠Bが送り込まれ
たところでシリンダ68の回動操作で回動し、垂直に起立
する動作を通じて外枠Bを前記受片65側に押し出すよう
にしてあり、また押圧棒67は同様にシリンダ69の収縮動
作によって外枠の一側面を押圧し、蝶着側の一側面を位
置決め部材70に押付けるようにしてある。
上記位置決め部材70は前記内枠Aの位置決め台31と同
様に外枠Bの開口部の蝶着側一側縁に備える蝶着片b1を
当接してこれの位置を定位置に拘束するもので、押圧回
動片66と押圧棒67による外枠Bの位置修正によって蝶着
片b1は定位置に誘導され拘束されることになる。
ところで、外枠Bには前記内枠Aと同様に蝶着側の開
口部一側部の上下には上記下側の蝶着片b1とこれに対向
して上側の蝶着片b2の一体が予じめ取付けられる。
この2つの蝶着片b1,b2のうち下の蝶着片b1は開口部
の内側隅部に、また上の蝶着片b2は外側隅部にビスでそ
れぞれ固着され、下の蝶着片b1には上向きに突き出す支
軸71が植設され、上の蝶着片b2には軸受72が設けられ
る。
この支軸71と軸受72は内枠の蝶着片a1とa2に設ける支
軸73と軸受74に対応したもので、外枠Bの下の蝶着片b1
が前述の様にして位置決め部材70に当接し、低位置に拘
束されたとき、支軸71を内枠Aの蝶着片a1の軸受74の直
下に臨ませることになる。そして、外枠の上方の蝶着片
b2の直上にはシリンダ75に支持されたピン76を臨ませ、
下の蝶着片b1が拘束されるのに併せてピンを伸長して蝶
着片b2に予じめ開設しておく係入孔に先端を突き入れこ
の蝶着片b2の位置を定位置に拘束するのである(第10図
参照)。
なお、ここに説明した外枠Bの上下蝶着片b1,b2の定
位置は前記位置決め台31,32の位置に対応して決定され
る位置であり、外枠Bの両蝶着片b1,b2を位置拘束する
位置決め部材70及びピン76を第1の位置決め手段とした
とき、内枠Aの蝶着片を拘束する位置決め台31,32は第
2の位置決め手段となり、両手段によってそれぞれの蝶
着片が定位置に拘束されたとき各蝶着片の支軸71,73が
軸受72,74は上下において向い合うことになる。そし
て、この実施例ではこの向い合いにおいて外枠B側の蝶
着片b1,b2を内枠A側の蝶着片の下に位置させ、それぞ
れにおける位置固定の完了があったとき昇降シリンダ64
を作動させて結合保持台42を上昇させ、支軸71を軸受74
に、また支軸73を軸受72にそれぞれ嵌合させ上下におい
て蝶着片相互を結合し、外枠Bに対して内枠Aを連結す
るのである。
第12図は案内台8上にある内枠Aと結合保持台42上に
ある外枠Bとが上述の如くして連結された状態を示した
もので、この両枠の連結があったのち案内台8はシリン
ダ77の誘導を受けて弧状に形成したレール78に案内され
矢符79方向に90度旋回してこれに載置する内枠Aを外枠
Bに閉じ合わせることになる。
案内台8は第13図に示した如く下面に向い合せにした
一対の溝付きローラ80,80を備え、このローラを弧状の
レール78の両縁に滑合させてレールの長さ方向に自由に
移動出来るように支持されており、シリンダ77に摺動自
由に設けた連結部材81の移動に伴って弧状に旋回し結合
保持台42に略並行するまで移動する。
図中、82は内枠Aが上記旋回によって外枠Bの直前ま
で移動したとき、この内枠Aを外枠Bの内側に嵌め付け
るための押圧シリンダであり、このシリンダの押付けに
より内枠はその自由端側に備える爪(図示せず)を外枠
側に備えるロック装置(図示せず)に係合させて閉塞さ
れることになる。
かくして内外枠の連結が行われ組立が完了したパチン
コ機は押出しシリンダ83によって搬送レール84に押出さ
れた出荷場等に運び出されることになる。
その一方、内枠Aを閉塞のため旋回した案内台8は再
び戻されて搬送装置7に接続され、検査を終了した次の
内枠Aを受け入れるべく待機し、また結合保持台42は昇
降シリンダ64を収縮させて基台45の高さに下降され、同
じく姿勢保持装置43から送り出される外枠Bに備えるこ
とになる。
ところで、上述実施例では内外両枠A,Bの連結に当っ
ての位置決めに、各連結対象となる蝶着片に予じめ係入
孔を開設し、他方第1,第2の位置決め手段にはこれら係
入孔に係入するピンの備えてこれらピンを係入孔に突き
入れることで定位置に拘束する方法が採られたが、この
ピンの係入方法に代えて各蝶着片を例えば前記実施例に
おいて説明した位置決め部材70の如く蝶着片の縁部を当
接して定位置に保つ拘束方法にしてもよくその選択は自
由である。たゞ、この位置決め手段は蝶着片に備える支
軸と軸受との嵌合を誘導するためのもので位置ずれの誤
差が大きく認められないことから精度が高く且つ簡便に
蝶着片を拘束できる手段、つまりピンを係入孔に嵌入す
ることで位置を固定する実施例の方法は有利である。
[発明の効果] 本発明は上述実施例につき詳述した如く構成に係るも
ので、外枠と内枠はそれぞれの枠に予じめ取付けておく
蝶着片を位置決めの対象としそれぞれの位置決め手段に
よってこれを定位置に拘束し、且つ位置決め手段相互の
位置関係を決定するようにしたことから蝶着片に設ける
支軸と軸受との位置合せが正確に且つ迅速に行え、その
嵌め合せを通しての連結作業が速やかに行える利点があ
る。
特に本発明においてはプレス成形によって予じめ一定
形状に成形され、しかもそれ自身に嵌め合せる支軸と軸
受を設ける蝶着片自体を位置合せの対象として一定位置
に拘束することとしたことから嵌め合せの位置関係に高
い精度が求められるにもかかわらずこれに充分対応する
ことができるものとなっており、円滑な内外両枠の連結
組立が可能である。
また、本発明においては接合保持台と案内台を直角状
に対設させ、これらに載置する外枠と内枠をその蝶着側
一側縁同志が自動的に向い合うように設定したことから
そのまゝこの蝶着側一側縁に設ける蝶着片相互の支軸と
軸受の嵌め合せが可能であり、また嵌め合わせたのち内
枠を外枠内に閉じ込んでしまうものとしたことから内外
枠の連結と同時にパチンコ機の最終組立が完成されるも
のであり、パチンコ機の自動組立に組込む手段として極
めて有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明装置の一実施例を示したものであり、第1
図は本発明装置を部品検査組立ラインの中に組入れた状
態を示す配置説明平面図、第2図は搬送装置の一部省略
した拡大平面図、第3図は上図の一部を断面とした側面
図、第4図は上図の左側面図、第5図は第2の位置決め
手段たる内枠の位置決め装置の一部断面とした左側面
図、第6図は上図の同じく一部断面とした正面図、第7
図は姿勢保持装置の一部欠截した拡大正面図、第8図は
上図の一部欠截した拡大平面図、第9図は結合保持台と
外枠の位置決め手段を示す拡大側面図、第10図は第1の
位置決め手段たる内枠の位置決め手段と、第2の位置決
め手段たる外枠の位置手段との関係を示した一部欠截し
た正面図、第11図は上図のXI−XI線に沿って断面とした
一部欠截の拡大平面図、第12図は外枠と内枠の連結状態
を示す平面図、第13図は案内台の旋回手段を示す一部断
面とした正面図である。 A……内枠、B……外枠 a1,a2……内枠に取付ける蝶着片 b1,b2……外枠に取付ける蝶着片 8……案内台、42……結合保持台 31,32……第1の位置決め手段を構成する位置決め台 70……第1の位置決め手段を構成する位置決め台 64……結合保持台を上昇操作する押上げ手段たるシリン
ダ 77……案内台を旋回操作するシリンダ 78……案内台を弧状に旋回誘導するレール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側開口縁部の上下に一方の蝶着片を備え
    た外枠と、この蝶着片に各対応する他方の蝶着片を一側
    縁の上下に備えた内枠を蝶着片相互の結合によって連結
    組立る装置であって、上記外枠を起立した姿勢で保持す
    る結合保持台と、この結合保持台の一側端に向けて前方
    から直角状に臨む内枠を起立した状態で載置する案内台
    とを有し、上記結合保持台には上記一側端の上下に外枠
    に備える蝶着片を定位置に拘束する第1の位置決め手段
    を備えると共に該結合保持台を上昇操作する押上げ手段
    を備え、また案内台には結合保持台の前面に衝き合う一
    側端の上下に内枠に備える上下の蝶着片を定位置に拘束
    する第2の位置決め手段を備え、且つ上記一側端を中心
    に該案内台を結合保持台に並行に揃える旋回手段を備え
    て、該案内台の上記第2の位置決め手段を前記結合保持
    台の第1の位置決め手段に対して上下それぞれにおいて
    上方に位置させ、上記結合保持台上に載置する外枠を第
    1の位置決め手段によって固定し、また案内台上の内枠
    を第2の位置決め手段によって固定したとき両枠の蝶着
    片を上下の関係で相対向させ、これにより前記押上げ手
    段の操作によって結合保持台を上昇させたとき上下の蝶
    着片の支軸と軸受を回動自由に結合させ、次に案内台を
    旋回操作することで外枠に対して内枠を閉塞組合せられ
    るようにしてなるパチンコ機の外枠と内枠の組立て装
    置。
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