JP2696349B2 - レツカー車 - Google Patents

レツカー車

Info

Publication number
JP2696349B2
JP2696349B2 JP63192651A JP19265188A JP2696349B2 JP 2696349 B2 JP2696349 B2 JP 2696349B2 JP 63192651 A JP63192651 A JP 63192651A JP 19265188 A JP19265188 A JP 19265188A JP 2696349 B2 JP2696349 B2 JP 2696349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
pin
vehicle
fork
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63192651A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0241947A (ja
Inventor
政昭 小嶋
Original Assignee
いすゞ特装開発株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by いすゞ特装開発株式会社 filed Critical いすゞ特装開発株式会社
Priority to JP63192651A priority Critical patent/JP2696349B2/ja
Publication of JPH0241947A publication Critical patent/JPH0241947A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2696349B2 publication Critical patent/JP2696349B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、駐車中の車両を撤去する場合に使用するレ
ッカー車に関するものである。
〔従来の技術〕 一般に駐車違反をしている車両を撤去するためにはレ
ッカー車が使用される。例えば、このレッカー車には車
体後部にクレーンを配置し、このクレーンにより車の駆
動輪側を吊り上げ走行するものと、走行車輪を有する台
車上に、油圧ジャッキ等の昇降装置により車両の駆動輪
側を持上げ、これを前記台車上に載置してレッカー車に
より引っ張るものとがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来のレッカー車によると作業性が悪
く、したがって、その駐車違反車の撤去に多大の労力と
時間を要するばかりでなく、駐車間隔の少ない状態で駐
車されてる車両や、大型の外車を撤去する場合、レッカ
ー車又は走行台車を挿入することができず、結局違反車
両を撤去できず、無理に撤去しようとすると車両に損傷
を与えるという問題があった。
本発明は前記したような問題を解決するためになされ
たものであって、その目的とするところは、駐車違反の
車両を迅速かつ容易に撤去するとともに、比較的狭い車
間間隔で駐車中の車両をも撤去できるようなレッカー車
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記した目的を達成するために車体後部に伸
縮可能なアームの基部をマストに取付けた角筒に沿って
上下に移動可能なように取付けるとともに、この基部を
支点として水平方向に回動可能なように構成し、このア
ームの先端に水平方向に回動可能なヨーイングアームを
取付け、このヨーイングアームに2対のフォークを水平
方向に回動可能に取付けると共に、このフォークに複数
のピン孔を設け、このピン孔にピンを挿入するように構
成される。
〔作 用〕
本発明に係るレッカー車は、ヨーイングアームに櫛歯
状に設けられた各2本のフォークを違反車両の車輪の両
側に位置させ、このフォークの間であって車輪の接地面
の前後の部分をピンを挿入して支持させて持ち上げるも
のである。
そしてレッカー車に植立したマストに沿って上下に移
動でき、かつ旋回できるアームに前記ヨーイングアーム
が設けられており、このアームの上下動によりフォーク
を車両の所定の位置に昇降させることができる。
また、ヨーイングアームを水平方向に旋回させること
によってレッカー車に対してフォークを斜めに突出させ
ることができるので、狭い間隔に駐車している車両の車
輪にフォークを合わせて支持し、レッカー車の移動に伴
なって車両を駐車位置より引き出すことができる。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照して本発明によるレッカー車の一実
施例を説明する。
第1図はレッカー車Aの側面図、第2図は平面図そし
て第3図は背面図である。
レッカー車Aの車体1の後部に、アーム2を上下方向
(第1図の矢印B方向)に移動でき、かつ水平方向(第
2図の矢印C−C方向)に旋回可能に支持し、このアー
ム2の先端にはフォーク3を有するヨーイングアーム4
(横方向に旋回するアーム)が取付けられている。
次に第4図ないし第8図を参照して詳細な構造を説明
する。
車体1は、第6図に示すようにメインフレーム1a(通
常の車両のシャシに相当するもの)上にサブフレーム1b
を載置し、両者の間をU字形のボルト5により固定して
おり、このサブフレーム1bの後部にマスト6の下部を保
持ピン7により揺動可能に取付けるとともに、前記マス
ト6より離れた位置に支持台8が設けられ、マスト6の
上部と、この支持台8間をマスト傾斜用のシリンダー9
で連結している。
即ち、このシリンダー9を操作することにより、この
マスト6は保持ピン7を中心にして前後に(傾動)する
ようになっている。
そしてこのマスト6には、平面的にコ字形の保持体12
が突出して設けられ、これの内部には後述する角筒10を
回動させるための旋回シリンダー11a,11bが設けられて
いる。また、マスト6の上部には軸受部13が設けられ、
これで角筒10を旋回可能に支持している。
角筒10は第6図および第7図に示すように外筒14と、
これの内部に伸縮可能に嵌入された内筒15とで構成さ
れ、これらの内部にはリフトシリンダー16が配置される
とともに外筒14には軸受部16a,16b、及びピン孔17を有
する2枚のフランジ18が横方向に突設けられている。そ
して前記軸受部16a,16bによりマスト6内に旋回可能に
支持されるとともに2本の旋回シリンダー11a,11bのピ
ストンロッドの先端をフランジ18のピン孔17にピン止め
するようになっている。
したがって、この旋回シリンダー11a,11bを操作する
ことによって角筒10は第2図の矢印C−C方向(水平方
向)回動させることができる。また、第7図に示すよう
に、角筒10を構成する外筒14内に一端が支持され、他端
が外筒14内に支持されたリフトシリンダー16を操作する
ことによって前記マスト6に対して内筒15内を上下動す
るように構成されている。
そして前記内筒15の下端にはアーム2がピン19により
揺動可能に取付けられている。更に詳しくは、このアー
ム2は外筒20と内筒21とにより構成され、その内部に伸
縮シリンダー22が配置され、この伸縮シリンダー22の操
作によりその先端は矢印D方向(第6図)に移動するよ
うになっている。そしてこの外筒20の基部には第8図に
示されるようにピン23により切換シリンダー24の一端が
取付けられるとともに、該切換シリンダー24の他端は内
筒15の下端にピン25により止められている。このため、
切換シリンダー24を操作することによってアーム2は第
8図Aの動作状態より、B図の格納状態へとピン19を中
心として上下方向に回動可能なようになっている。
第5図に示すようにアーム2を構成する内筒21の先端
にはピン26によりヨーイングアーム4が水平方向(第6
図の矢印E方向)に回動可能な如く取付けられている。
このヨーイングアーム4はピン26に代えて球面軸継手を
用いることにより水平及び垂直方向へも回動可能なよう
にすることもできる。そしてこのヨーイングアーム4の
両端には複数のピン孔27(第4図)を有するフォーク3
が少なくとも2本を1組としてそれぞれ一組取付けられ
ている。この2本を1組とするフォーク3のピン孔27に
は第5図に示すようにピン28が容易に挿入可能なように
なっており、各フォーク3はヨーイングアーム4に固着
されてもよいが、好ましくは第9図に示すように回転ピ
ン(軸)29とロックピン30により取付け、このロックピ
ン30を取外すことによりフォーク3は回転ピン29を中心
として矢印F−F方向に回転可能になっている。
ヨーイングアーム4にはフックを先端に設けたワイヤ
ーが取付けられ、車輪がピン28,28間に載置された時に
ピン28に一端が固縛されたロープの他端を前記フックに
引掛けて車輪をフォーク3に設けられたピン28に固定す
る。
(操作方法) 前記構成においてレッカー車Aが走行中においては、
切換シリンダー24を作動させて第8図B、第1図及び第
2図に示すようにアーム2を角筒10に沿うよう直立させ
る。
そして第10図のように除去すべき駐車中の車両35の位
置に来ると、第8図Aに示すように切換シリンダー24を
作動させアーム2を水平位置に回動させる。このとき2
本のフォーク3の間に設けられるピン28はあらかじめ取
り除かれており、そして必要に応じてリフトシリンダー
16(第4図、第7図)を操作し、アーム2を地上近傍へ
位置するようにする。
然る後、クレーン車Aを後退させるか又は伸縮シリン
ダー22(第4図、第7図)を操作して2本を1組とする
フォーク3の間に車両35の車輪36が位置するようにした
後、車輪35の径に合うピン孔27にピン28を挿入する(第
4図、第5図)。
勿論第10図に示すように他の車両と取り出すべき車両
35の間隔が少ないときは、地上近傍に位置したアーム2
を旋回シリンダー11a,11b(第6図)を操作してその先
端のヨーイングアーム4を車両間に挿入し、そしてヨー
イングアーム4を車両35の車輪36と直角となるように回
動させてからフォーク3を車輪36の両側へ位置するよう
に操作する。更に必要に応じてフォーク3のロックピン
30(第9図)を取外し、フォーク3をあらかじめヨーイ
ングアーム4と平行になるように回動させて置き(第5
図)、このヨーイングアーム4が車輪36の前方に位置さ
せた後、このフォーク3を車輪の両側から挟み込むよう
に回動させてロックピン30を取付けるようにすれば他の
車両と取り出すべき車両の間隔が小さい場合においても
容易にフォーク3を車両36に取付けることができる。
このようにして車両35の車輪36にフォーク3及びその
ピン28を位置させた後、ロープ(図示されていない)に
より車輪36をフォーク3に固定し、リフトシリンダー16
(第4図、第7図)を操作してアーム2を引き上げるこ
とにより車両35の一方を持ち上げることができる。
勿論、車輪36は駆動輪であって、前輪駆動の場合は前
輪を、後輪駆動の場合は後輪をフォーク3で持ち上げる
こととなるが、全輪駆動車にあっては、一方を公知のロ
ーラ及び昇降装置を有する台車によって持ち上げて移動
させるのである。
第11図のように、アーム2を引き込み、ヨーイングア
ーム4を回動させることにより車両35を駐車列から外方
に回転させることができ、この状態でレッカー車Aを移
動させることによって車両35を駐車列から外方に移動さ
せ、運搬することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によるレッカー
車によれば、車体の後部に設けたマストに嵌合した角筒
の下部に、伸縮可能なアームを少なくとも上下に移動可
能かつ左右に回動可能に取り付け、該アームの先端に水
平方向に回動可能なヨーイングアームに、2対のフォー
クを水平方向に回動可能に取付けかつフォークに複数の
ピン孔を設け、該ピン孔にピンを挿入するようにしたの
で、フォークをヨーイングアームと並行になるように水
平方向に回動した状態でヨーイングアームを、駐車して
いる車両の車輪のそばに容易に位置させることができ、
更に、フォークを車輪の両側を挟み込むように回動させ
てからピン孔にピンを挿入し、挿入したピンで車輪の接
地面の前後の部分を、ジャッキを使用して車輪を上昇さ
せる必要はなく、容易に支持し、車輪を上昇することが
できる。
従って、駐車中の車両35の撤去作業は迅速かつ容易で
あり、しかも駐車している車両の間隔の小さい場合であ
っても、所定の車両を容易に撤去できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明に基づくレッカー車の一実施
例を示すものであって、第1図はレッカー車の側面図、
第2図はその平面図、第3図は背面図である。 第4図はレッカー車の吊り上げ装置の要部拡大側面図で
あり、第5図は第4図の平面図である。 第6図は要部分解斜視図、第7図は角筒の説明図、第8
図A,Bは、は第7図の下部の拡大図である。 第9図はヨーイングアームへフオークを取付る手段の一
例を示す斜視図である。 第10図及び第11図は車両の移動操作を示す図である。 1……車体、2……アーム、3……フォーク、4……ヨ
ーイングアーム、5……固定ボルト、6……マスト、7
……保持ピン、8……支持台、9……シリンダー、10…
…角筒、11a,11b……旋回シリンダー、12……保持体、1
3,16a,16b……軸受部、14,20……外筒、15,20……内
筒、16……リフトシリンダー、17,18……フランジ、24
……切換シリンダー、27……ピン孔、28……ピン、29…
…回転ピン、30……ロックピン、35……違法駐車車両、
36……車輪。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の後部に設けたマストに嵌合した角筒
    の下部に、伸縮可能なアームを少なくとも上下に移動可
    能かつ左右に回動可能に取り付け、該アームの先端に水
    平方向に回動可能なヨーイングアームを取付け、該ヨー
    イングアームに2対のフォークを水平方向に回動可能に
    取付けると共に、該フォークに複数のピン孔を設け、該
    ピン孔に挿入するピンによって車輪の接地面の前後の部
    分を支持し車輪を上昇するようにしたことを特徴とする
    レッカー車。
JP63192651A 1988-08-03 1988-08-03 レツカー車 Expired - Lifetime JP2696349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63192651A JP2696349B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 レツカー車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63192651A JP2696349B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 レツカー車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0241947A JPH0241947A (ja) 1990-02-13
JP2696349B2 true JP2696349B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=16294788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63192651A Expired - Lifetime JP2696349B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 レツカー車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2696349B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3331411B2 (ja) * 1999-10-18 2002-10-07 田井能自動車株式会社 レッカー車の作業装置
US20030170108A1 (en) * 2002-01-17 2003-09-11 Hummer J. Robert Tricycle forklift
JP5624445B2 (ja) * 2010-12-08 2014-11-12 Ihi運搬機械株式会社 車両移動装置の運転方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63141846A (ja) * 1986-12-05 1988-06-14 Shigenobu Sato 車両用レツキング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0241947A (ja) 1990-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6231294B1 (en) Independent wheel-lift having a chassis mounted pivot point
JPH0146439B2 (ja)
JP2696349B2 (ja) レツカー車
JPH05330306A (ja) 自走型タイヤドーリー
JP2630464B2 (ja) リフター装置
JP3079197B2 (ja) 横移動式桟橋及び該桟橋を用いた施工方法
JP6746207B2 (ja) 杭打機及び杭打機の積載方法
JP4665230B2 (ja) 作業車両
JP3034305U (ja) 車載リフト
JP2729892B2 (ja) 杭打機のバックステー分解組立方法
JPH0556642U (ja) 移動式クレーンの昇降用梯子
JP5058453B2 (ja) 作業車両
JP2000233618A (ja) 軌道用作業車
JP4397479B2 (ja) 車両架装式クレーン用の投光器アタッチメント
JP2024035646A (ja) 軌陸車用転車装置
JP2024035647A (ja) 軌陸車用転車装置
JP3016649U (ja) 自転車駐輪装置
JPS6318271Y2 (ja)
KR200284543Y1 (ko) 견인차량의 전륜 리프팅장치
JP2000159492A (ja) 移動リフト装置の車体支承装置
JP6601113B2 (ja) 軌陸作業車
JP2555520Y2 (ja) 杭の積込装置
JPS642840Y2 (ja)
JPH0613008Y2 (ja) 車輌搬送装置
JPH0761277A (ja) 車載専用自動車