JP2695503B2 - 繊維強化軸の継手構造 - Google Patents

繊維強化軸の継手構造

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JP2695503B2
JP2695503B2 JP2018036A JP1803690A JP2695503B2 JP 2695503 B2 JP2695503 B2 JP 2695503B2 JP 2018036 A JP2018036 A JP 2018036A JP 1803690 A JP1803690 A JP 1803690A JP 2695503 B2 JP2695503 B2 JP 2695503B2
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frp
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貴善 畑山
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 繊維強化軸(以下FRP軸という)をフィラメントワイ
ンダで成形した後、これを他の部材に結合する場合、ボ
ルト結合或いは摩擦力に依存することが多いが、いずれ
も二次加工が必要である。
本発明は二次加工を要しないフランジ付FRP軸の継手
構造に関するものである。
(従来技術) 第6図と第7図はFRP軸の公知継手構造を示す(NAVAL
ENGINEERS JOURNAL,JUL 1986)。第6図ではFRP軸1の
端部に鋼製フランジ2aと2bを内と外に嵌挿し、ボルト挿
通孔を機械加工で明け、これにボルト3を通して固着し
ている。
この構造ではFRP軸に機械的に孔加工を施すというこ
の種材料に於て最も避けたい加工をせざるを得ないとい
う問題がある。
又第7図はFRP軸の別の継手構造を示す(実開昭61−1
84121号公報参照)。これは中空のFRP軸4と金属製ヨー
ク5との結合構造に関するものである。金属製ヨーク5
の一端が円筒部6をなし、これにFRP軸4が挿入されて
いる。FRP軸4の端は外側の円筒部6と内側の円筒状楔
7とで挟まれ、さらに円筒状楔7の内側に円筒状楔7と
同一テーパー面を有する芯金8を挿入し、該芯金8を金
属製ヨーク5の円筒部6の底部に取付けたボルト9で引
込んで摩擦結合させるものである。この構造は円筒状楔
7とFRP軸4、円筒部6とFRP軸4間の摩擦によってFRP
軸4と金属製ヨーク5とが結合され、トルクを伝達可能
にしたものである。
しかしこの構造ではFRP軸4の端が金属製ヨーク5の
底部から動かないことが条件であるが、摩擦力のみによ
る結合の為、使用によりFRP軸4とヨーク5間の密着性
が悪化し、遂には継手構造がすべり破壊する恐れがあ
る。
(発明が解決しようとする課題) 接合に当りFRP軸の切断やFRP軸への穴明け等の二次機
械加工なしでトルクを伝達可能なFRP軸の軸継手構造を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 中空のFRP軸と、該中空のFRP軸の内径と略等しい外径
のアタッチメントと、外径が中空のFRP軸の内径と略等
しいボスを中心部に備えたフランジとからなり、アタッ
チメントに一体に設けた偏心ピンとフランジ側に設けた
ピン穴を嵌合させ、冷し嵌めすることによってFRP軸と
フランジを結合し、継手を構成した。
又フランジに仮止め用穴を、又アタッチメント側に仮
止め用穴と整合する仮止め用ねじ穴を設けて、中空のFR
P軸に嵌入するとき仮止めして結合できるようにした。
(実施例) 第1図〜第5図に基いて説明する。第1図で、10は中
空のFRP軸、11はフランジである。12はフランジ11をFRP
軸10と接合する為のアタッチメントである。
フランジ11は第2図及び第3図に示すように、中心に
同心一体のボス13を備え、該ボスには偏心位置にピン穴
14が設けられている。15はフランジに設けた仮止め穴で
ある。16はフランジ11に設けた取付穴で、この穴にボル
トを挿通し、他のフランジ等に接合される。
アタッチメント12はその外径が中空のFRP軸10の内径
に等しく、偏心ピン17が一体に設けられている。この偏
心ピン17はフランジ11のピン穴14に対応した位置に設け
られている。18は仮止め用ねじ穴でこれ又前記フランジ
11の仮止め穴15に対応した位置に設けられている。
FRP軸10とフランジ11の取付けは次のようにして行
う。まずフランジ11のピン穴14にアタッチメント12の偏
心ピン17を嵌め、仮止め穴15と仮止め用ねじ穴18を揃
え、ねじボルト(図示しない)によってアタッチメント
12とフランジ11を仮止めする。仮止めされたフランジ11
とアタッチメント12をFRP軸に挿入する。
次にFRP軸10を液体窒素等を用いて冷却して冷し嵌め
する。冷し嵌め完了後仮止めを外し、フランジ11の取付
穴16・・・を用いて他の軸や機器等に接続する。
以上の如き継手構造であって、外部よりフランジ11に
トルクが作用すると、フランジ11とアタッチメント12は
偏心ピン17によって接続されているので、フランジ11が
軸心まわりに回転しようとすると偏心ピン17のまわりに
モーメントが作用する。するとフランジのボス13及びア
タッチメント12にFRP軸10の内壁を押しつけるような力
が発生する。この力によって、ボス13とFRP軸10、及び
アタッチメント12とFRP軸10との間に摩擦力が生じ、こ
の摩擦力によってフランジ11に作用したトルクがFRP軸1
0に伝達される。
偏心ピン17はトルクの方向に関係なくモーメントを生
じるので、正逆いずれの方向のトルク伝達も可能であ
る。更にFRP軸10には内圧が作用するので、FRP強度特性
の面からも高強度が得られ好ましい。
(効果) 中空FRP軸とフランジをアタッチメントを介し結合し
冷し嵌めによって一体化した。そしてフランジが回転す
ると、アタッチメントの偏心ピンがフランジ側のピン穴
を介し力を受けモーメントが発生し、このモーメントに
よりアタッチメント及びフランジのボスとFRP軸との間
に押圧力が発生する結果トルクがFRP軸に伝達される。
このようにFRP軸とアタッチメント及びフランジのボ
スは圧着のみで、機械的手段による結合手段を講じてい
ない。この結果、機械的2次加工によるFRP軸の強度劣
化の問題がなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の軸継手を示す。 第2図はフランジの側面図、第3図は第2図の右側面
図。 第4図はアタッチメントの側面図、第5図は第4図の右
側面図。 第6図及び第7図は公知のFRP軸継手を示す。 図において; 1 FRP軸、2a,2b 鋼製フランジ 3 ボルト、4 FRP軸 5 金属製ヨーク、6 円筒部 7 円筒状楔、8 芯金 9 ボルト、10 FRP軸 11 フランジ、12 アタッチメント 13 ボス、14 ピン穴 15 仮止め穴、16 取付穴 17 偏心ピン、18 仮止め用ねじ穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空の繊維強化軸と、該中空の繊維強化軸
    の内径と略等しい外径のアタッチメントと、外径が中空
    の繊維強化軸の内径と略等しいボスを中心部に備えたフ
    ランジとからなり、前記アタッチメントに一体に設けた
    偏心ピンと、フランジ側に設けたピン穴を嵌合させ、冷
    し嵌めすることによって結合したことを特徴とする繊維
    強化軸の継手構造。
  2. 【請求項2】前記フランジに仮止め用穴が、又アタッチ
    メント側に仮止め用穴と整合する仮止め用ねじ部が設け
    られていて、中空の繊維強化軸に嵌入するとき仮止め可
    能にしたことを特徴とする請求項(1)記載の繊維強化
    軸の継手構造。
JP2018036A 1990-01-30 1990-01-30 繊維強化軸の継手構造 Expired - Lifetime JP2695503B2 (ja)

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KR100831643B1 (ko) * 2007-04-10 2008-05-22 류충오 연결 조인트 및 이를 구비한 복합재료 드라이브 샤프트어셈블리

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