JP2695197B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2695197B2 JP63252095A JP25209588A JP2695197B2 JP 2695197 B2 JP2695197 B2 JP 2695197B2 JP 63252095 A JP63252095 A JP 63252095A JP 25209588 A JP25209588 A JP 25209588A JP 2695197 B2 JP2695197 B2 JP 2695197B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、予め記録された磁気テープを高速でダビン
グすることを可能とした磁気記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
回転ヘツドヘリカルスキヤン方式磁気記録再生装置
(ビデオテープレコーダ:VTRと呼ばれる)は、回転ヘツ
ドにより磁気テープの長さ方向に対して斜め方向に記録
トラツクを形成する方式である。この記録された磁気テ
ープの複製を得るためのダビング方法に関しては、例え
ばコロナ社発行「ホームVTR入門」第198頁から第199頁
に述べられており、最も一般的な方法は1台のビデオテ
ープレコーダで標準モードで再生した信号を別の1台も
しくは複数台のビデオテープレコーダに供給してダビン
グするものである。
又高速にダビングする方式としては、親テープと子テ
ープとを磁性面で重ね合わせて転写する接触転写法と呼
ばれる方式がある。この方式には、親テープと子テープ
を重ね合わせた上から磁界を加えて行う磁界転写方式と
熱を加えて行う熱転写方式とが一般的に知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、最も一般的な方法である標
準モードで再生した信号をそのまま別のビデオテープレ
コーダに記録する方法では、複製に長時間を必要とし、
一方、短時間ダビングを目的とした従来の磁界転写方式
では装置が大規模である他、親テープ,子テープの保磁
力、キユリー温度等の特性に制限を受ける等の問題があ
つた。
本発明の目的は、比較的簡単な構成で短時間に予め記
録された磁気テープをダビングできる磁気記録再生装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、以下のような構成を採用することによっ
て達成される。
回転ヘッドを用いて磁気テープ上にトラックを形成し
て入力信号を記録再生する磁気記録再生装置において、 2つの回転ヘッド組を同一の回転軸上に搭載したドラ
ムモータとキャプスタンとを標準モードの回転速度のn
倍速で回転させる手段と、 一方の回転ヘッド組からn倍速回転状態で再生される
再生信号を信号処理して他方の回転ヘッド組に供給して
n倍速度記録する手段と、 前記一方の回転ヘッド組からn倍速回転状態で再生さ
れているときのトラッキングを単位量ずつ変化させる手
段と、 前記変化の前後における再生信号レベルの増減を検出
する手段と、を備え、 前記変化の前後における再生信号レベルが増加すると
きはトラッキングの単位量ずつの変化方向をそのままに
し、減少するときはトラッキングの単位量ずつの変化方
向を逆にするように、トラッキングを制御し、 前記トラッキング制御の動作を磁気テープの始端部分
で行うようにした磁気記録再生装置。
〔作 用〕
サーボ回路の位相基準信号の周波数を標準モードのn
倍に変更しているため、予め記録された磁気テープはn
倍速で走行し、回転ヘツドドラムはn倍で回転し、再生
トラツキングがとれた状態で1/nに時間圧縮された信号
が再生側から得られる。同様にサーボ回路の位相基準信
号の周波数をn倍に変更し、n倍速回転状態にある記録
側に時間軸圧縮された信号を、復調,変調した後或いは
復調,変調しないまま記録側に供給することによつて再
生側からの信号が記録側の磁気テープにダビングされ
る。そして、記録側のドラムの位相基準信号は、再生側
のドラムの位相基準信号又は再生側の回転ドラムの回転
位相に対応した信号であるドラムタツク信号(又はこれ
らを遅延した信号)を用いているため、再生側と記録側
の両ドラムは同期運転され、予め記録されたパターンと
同じものが記録側の磁気テープに形成され、1/nの時間
で高速ダビングが可能となる。
また、n倍速で回転する同一の回転軸上の2組の回転
ヘッドを有し、一方の回転ヘッド組から再生される信号
を所定処理した後に、他方の回転ヘッド組に供給するこ
とによってn倍速で高速ダビングを行わせるに際して、
n倍速度回転時の再生信号レベルの増減の方向を検知し
て、自動的にダビング時のトラッキング調整を行わせる
もので、常に正常で良好な画質のダビングを可能とする
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例によるダビング機能を有す
る磁気記録再生装置のブロツク図であり、点線の上側が
予め記録された磁気テープ1を再生する再生側のブロツ
ク、同下側が再生側で再生された信号を別の磁気テープ
101へダビングするための記録側のブロツクであり、2,1
02は第1の回転ヘツド組3,3′及び第2のヘツド組103,1
03′を搭載した回転ドラム、4,104は回転ドラム2,102を
回転させるためのドラムモータ(図示せず)の駆動を含
めた加算器、5,105はドラムモータに付属の回転数の情
報を示す周波数発電機信号DFGA,DFGBを分周する分周
器、6,106は分周器の周波数を弁別して加算器4,104を経
由してドラムモータの速度サーボ制御を行うための周波
数弁別器、7,107は回転ヘツドの回転位相に対応した信
号DTPA,DTPBを得るためのドラムタツクヘツド、8,108は
DTPA,DTPBを整形及び所定量遅延して第1のヘツド組及
び第2のヘツド組のそれぞれ2つのヘツドを切換えるた
めのヘツド切換え信号SWA,SWBを作成するためのタツク
処理回路、9,109は位相基準信号発生器10,110からの位
相基準信号REFnA,REFnBとSWA,SWBとを位相を比較して位
相誤差信号を出力する位相比較器、11,111はキヤプスタ
ン30,130を回転させるためのキヤプスタンモータ(図示
せず)の駆動を含めた加算器、12,112はキヤプスタンモ
ータに付属の回転数の情報を示す周波数発電機信号CF
GA,CFGBを分周する分周器、13,113は分周器の周波数を
分周して加算器11,111を経由してキヤプスタンモータの
速度サーボ制御を行うための周波数弁別器、14は位相基
準信号REFnAを再生トラツキング調整のための遅延回路1
5を通した信号REFnAdとテープの下端に記録されたトラ
ツキング用のコントロール信号を再生するためのコント
ロールヘツド16からのコントロール信号CTLAとの位相を
比較して位相誤差信号を出力する位相比較器、114は位
相基準信号発生器110からの位相基準信号REFnBとCFGB
分周器118で所定の分周した信号とを比較して位相誤差
信号を出力する位相比較器、117は再生コントロール信
号CTLAを増幅,整形して記録コントロール信号CTLBを作
成しコントロールヘツド116で磁気テープ101に書き込む
ための処理回路、20は回転ヘツド3,3′から再生される
再生映像信号EA(通常家庭用VTR方式では輝度信号のFM
変調信号に低減変換した色信号を重量した信号)を信号
処理に必要なレベルまで増幅する再生プリアンプ、121
は再生プリアンプの出力を復調,変調の処理をせず直接
テープに記録できる状態まで増幅するための記録アンプ
である。
次に、第1図のブロツク図と第2図に示す第1図の各
部の信号波形図(横軸は時間軸)を用いて本発明の動作
を説明する。
第1図の点線の上側の再生側ブロツクにおいて、磁気
テープ1の走行速度はCFGAで検出され、分周器12で分周
されて周波数弁別器13で弁別され、加算器11を経由して
キヤプスタンモータにフイードバツクされて、CFGAが一
定となるよう速度制御される。分周器12がない(分周比
1)場合が標準モード(例えばVHS2時間モードでテープ
速度33.35mm/s)とした時、本発明では分周比を1/nに設
定しているため、テープは標準モードのn倍速(例えば
倍速では66.7mm/s)で走行する。ここではCFGAを分周す
る例を示したが、周波数弁別をデイジタルサーボで構成
する場合はCFGAをそのままとし、周波数弁別用の基準信
号をn倍にしてもよい。
ドラムモータ2も同様にしてDFGAの周波数を一定とす
る速度サーボ制御が行われており、分周器5でDFGAが1/
nに分周れているため、ドラム2は標準モードのn倍速
(倍速では3596r.p.m)で回転する。速度サーボ制御に
関しては点線下側の記録側についても全く同様である。
回転ドラム2の回転位相は、ドラムタツク信号DTPA
よつて検出され、この整形,遅延された第1の回転ヘツ
ド組3,3′のヘツド切換え信号SWAは第2図に示すように
なる。SWAの半周期は、標準モードでの映像信号の1フ
イールド期間(垂直同期信号周期と同じ)をV(16.68m
S)とするとV/nとなる。ドラム位相サーボ制御は、この
SWAと位相基準信号REFnA(標準モードのn倍の周波数、
倍速では59.44Hz)とを位相比較器9で一致させるよう
働く。またキヤプスタン位相サーボ制御はn倍の周波数
となつた第2図に示すコントロール信号CTLAとREFnA
遅延したREFnAdとを位相比較器14で一致させるように働
く。遅延回路15の遅延量を外部のトラツキングボリウム
(図示せず)で調整することにより記録パターンを正確
に回転ヘツド組3,3′でトレースするよう再生トラツキ
ングが行われる。
以上の動作で回転ヘツド組3,3′からは時間軸が1/nに
圧縮された信号が第2図のように得られる。
次に、記録側の磁気テープ101は速度サーボ制御とと
もに、CFGBを分周器で所定分周された信号と、標準モー
ドのn倍に設定された位相基準信号REFnBとを位相比較
器114で位相比較することによつて、位相サーボ制御が
行われ、n倍速で走行している。
また、記録側のドラム102は速度サーボ制御ととも
に、タツク信号DTPBを処理した第2の回転ヘツド組103,
103′のヘツド切換え信号SWBと再生側の位相基準信号で
あるREFnAとが一致するよう位相比較器109で位相サーボ
制御が行われている。
このように記録側のドラムの位相基準信号として再生
側のドラムの位相基準信号REFnAを用いているため、記
録側と再生側のドラムの回転位相は完全に一致する。
この状態で再生側からの再生映像信号EAは所定の処理
を再生プリアンプ20で行つた後、この実施例は復調,再
変調を行わずに直接記録アンプ121を通して第2図で示
すEBとして記録側の磁気テープ上に書き込まれる。ま
た、再生映像信号は1/nに時間圧縮されていて、周波数
帯域はn倍となるため、再生プリアンプのピーキング及
びダンピング特性等を標準モードで比べて変更し、n倍
の広帯域再生に対応するよう周波数特性の補正を行う。
再生コントロール信号CTLAは処理回路を通して、第2
図で示すCTLBの波形に直してコントロールヘツド116で
書き込まれるため、最終的に磁気テープ1と同じパター
ンが1/nの時間で磁気テープ101上に高速ダビングされ
る。
以上は再生側と記録側でn倍速で高速ダビングする場
合を説明したが、通常の標準モードの機能も持たせ(位
相基準信号をn倍しない状態にするなど、従来の構成と
すれば良い)、スイツチで通常モードと高速ダビングモ
ードを切換えるよう構成することも当然可能であり、1
台に再生側と記録側を備え標準モード録再と高速ダビン
グ機能を持たせたダブルカセツトデツキ形態、1台に高
速再生又は高速記録機能をもたせたVTRを2台使用する
形態等、本発明による種々の形態が可能である。また通
常の家庭用VTRでは標準モードの他、記録テープ速度を
落として(例えばVHSでは1/3に落としたEPモードがあ
る)長時間記録するモードがあるが、本発明の高速ダビ
ング時も、標準モードのパターンを長時間モードに、或
いはその逆等もキヤプスタンの回転数を変更することで
容易に対応可能である。
音声については、VTRの規格により種々の形式がある
が、リニア音声はコントロール信号と同様にしてn倍速
状態で同時にダビングできる。また、FM変調して回転ヘ
ツドによりビデオ信号記録トラツク上に重量記録する形
式、8mmビデオ規格のようにオーバラツプ領域のPCM記録
する形式に対しても、音声信号が1/nに時間圧縮される
だけでおり、ビデオヘツドと共用或いは専用ヘツドを用
いて、映像信号と同様に、同時にダビング可能である。
また通常はn>1であるが、n<1とした場合は再生,
映像帯域を狭くできるのでより高品質ダビングしたい場
合にn<1とすることもできる。
第3図は本発明の第2実施例のブロツク図であつて、
記録側のドラムの位相基準信号として再生側のドラムタ
ツク信号に対応した信号を用いた例である。
同図において、第1図の実施例とは再生側のドラムタ
ツク信号DTPAに対応したSWAを遅延回路122を通してSWAd
として記録側のドラムの位相基準比較信号として位相比
較器109に入力している点と、キヤプスタン位相サーボ
制御のための位相基準信号として第1図のREFnBの代わ
りに再生側のREFnAを共用した点のみが異なる。また、
遅延回路122は必要に応じて記録側と再生側の位相を一
致させるもので、この例では遅延量ゼロでよく、各部は
第2図と同様の動作を行う。
次に第3の実施例として、第1の回転ヘツド組3,3′
と第2の回転ヘツド組103,103′とを同軸のドラム上に
構成し、単一のドラムモータ及びドラムサーボ回路でn
倍速ダビングを行わせる例について説明する。
第4図と第5図はそれぞれ第3の実施例の一つの形態
を示すドラム部分外形部と、ドラムサーボ回路のブロツ
ク図であり、第1図の実施例と同じ要素は説明の都合上
同じ符号又は番号用いることとする(以下同じ)。
同図において、再生側の磁気テープ1と記録側の磁気
テープ101は同じ軸203を有する下固定ドラム202′,中
回転ドラム202(n倍速で回転),上固定ドラム202″に
巻きついた状態でn倍速で走行している。ここで、テー
プ101は上端をドラムリードで規制しているが、下端を
規制してもよい。中回転ドラム202上には第1のヘツド
組3,3′と第2のヘツド組103,103′と共に、再生プリア
ンプ20′20″、記録アンプ、121′121″が搭載されてお
り、ドラムの外部へ信号を引き出すことなく、例えばヘ
ツド3,再生プリアンプ20′,記録アンプ121′,ヘツド1
03の経路で高速ダビングされる(アンプの電源はブラシ
とスリツプリングで供給すれば良い)。
このように、再生プリアンプ20′,20″をドラム上に
のせることにより、ロータリトランス損失,配線容量低
減による広帯域化が図れるため、信号の広帯域化が必要
な高速ダビングには有効な方法である。
ドラム位相サーボ制御は第5図に示すように第1図に
示した再生側のものだけで良く、記録側の第2のヘツド
組103,103′は再生側と同じ回転をするため、ダビング
動作は第1図と全く同じになる。
尚、キヤプスタンは従来どおり別々に2個設けても、
また1個にして再生側のキヤプスタン及びキヤプスタン
サーボ回路を削除することも出来る。
次に第3の実施例の別の形態である大口径の1個のド
ラムを用いる例について説明する。
第6図,第7図,第8図はそれぞれ本発明の第3実施
例のドラム部分の外形図、ヘツド組とアンプの接続図、
各部の波形図である。
同図において、大径ドラム320(この例では通常のVTR
の2倍で124mm)に再生側のテープ1と記録側のテープ1
01が約90゜の角度で巻き付いている。
4個の回転ヘツド301,302,303,304は記録再生兼用
で、第7図のようにアンプ305,306,307,308(再生プリ
アンプと記録アンプを一体にして図示)とスイツチ309,
310,311,312が図のように接続されている。このスイツ
チは第8図のタイミングで出力される制御信号CONT及び
▲▼(インバータ313で反転)でドラムの回転
と共に順次切換えられる。ここでCONTが“H"の時スイツ
チは図に示す状態(309がオン等)となつている。そし
てこのドラムの回転数は標準モードの半分で良いため、
n倍速ダビング時には899n(r.p.m)で回転させること
により、ヘツド301で再生してヘツド303で記録、ヘツド
304で再生してヘツド302で記録……、といつたシーケン
スで、1/nの時間でダビングできる。
尚、第6図で、ダブルカセツトVTRを構成する場合
は、ドラム320を矢印方向が正面になるよう配置するこ
とにより、両カセツトを正面から又は両側面から挿入す
るのに好都合である(正面からと裏面から挿入する形態
は不自然である)。
第9図は本発明の第4実施例を示すブロツク図であつ
て、前記実施例における長時間モードで記録されたテー
プを長時間モードのn倍速回転状態でダビングする実施
例である。同図においてサーボ制御動作は第1図と同様
である。一般に長時間モードではトラツクピツチが狭く
(EPモードで19.3μm)、トラツキングが難しくなるた
め、ヘツド幅を30μm程度に広くする。このため輝度信
号,色信号とも隣接トラスクからの妨害の影響が大きく
なり、特にFM変調された輝度信号には隣接のFM変調キヤ
リアとのビートが無視できない場合がある。そこで第9
図に示すように、記録モード判別回路406で標準モード
かEPモードかを判別し(CFGAとCTLAの比が記録モードに
依存することで判別できる、EPモードの時406の出力が
“H"とする)、スイツチ407でEPモードの時、再生信号E
Aを輝度信号再生回路401と色信号再生回路402で一旦復
調した後、再び輝度信号記録回路403と色信号記録回路4
04で変調し両信号を混合器MIX405で混合して記録アンプ
121で記録するものである。この際n倍速再生,記録を
行うため、標準モードの信号処理回路に対して、プリエ
ンフアシス,デイエンフアシス,フイルタ類,輝度色度
信号分離フイルタの遅延時間,色信号の低減変換回路等
の諸定数を最適に切換えることは当然である。また、再
生側と記録側とは輝度信号YA,色信号CAと分離したまま
接続しているが、コンポジツト信号であるNTSC信号に直
してから接続してもよく、また標準モードの時も、必要
に応じて復調,変調してダビングしても良い。
第10図,第11図は本発明の第5実施例の説明図であつ
て、再生側より再生される信号をモニタするようにした
実施例である。
n倍速での再生信号はそのままではモニタ画面で見る
ことができないため、第10図では再生プリアンプの出力
を整流回路501で整流してメータ502等で表示させ、再生
トラツキングを調整してメータの振れを最大になるよう
にしてダビングすればよい。
また、ダビング中の内容を確認したい場合も多く、こ
の場合は第11図のブロツク図に示すような回路を設けて
モニタ画面に画を出力できるようにすれば良い。即ち、
再生側から再生された信号EAは再生プリアンプ20を通
り、輝度信号再生回路401,色信号再生回路402でそれぞ
れ輝度信号YA,色信号CAに復調された混合器503で混合し
てコンポジツト信号F(但し1/nに時間軸圧縮されてい
る)を得る。
このコンポジツト信号FをA/Dコンバータ504でデイジ
タルデータに変換し、Data Bus(データバス)を通して
標準モードの1フイールド担当分(V/n期間)半導体メ
モリ505に書き込み、これを標準モードの1フイールド
期間に伸張して読み出しData Busを通してD/Aコンバー
タ507でアナログ信号(NTSC信号となつている)Gに戻
す処理を繰り返す(再生信号EAから適当に間引いてモニ
タ画面上に再生される)ことにより、ダビング中の内容
をモニタすることができる。A/Dコンバータ504,D/Aコン
バータ507,メモリ505の制御はコントローラ506で通常の
1フイールドメモリの制御に準じたものでよいため詳し
い説明を省略する。
第12図は本発明の第6実施例を説明するブロツク図で
再生側の再生トラツキングをダビング時自動的に行わせ
るようにした実施例であり、第13図は第1図におけるマ
イクロコンピユータで構成されたコントローラ603の動
作のフローチヤートである。
第12図において、再生側の出力EAは再生プリアンプ20
を通り整流回路501で整流されて再生レベルfをコンパ
レータ602に入力する。一方再生レベルfのレベルをコ
ントローラからのサンプリングパルスiで保持するため
のサンプルホールド回路601を通してその出力gをコン
パレータ602に入力する。
コントローラ603ではコンパレータ602の出力hに応じ
て第1図の再生トラツキング用遅延回路15の代わりにRE
FnAが入力されて遅延量t後REFnAdを出力するよう構成
している。
次に、第13図のフローチヤートに沿つて動作を説明す
る。
ダビング動作中まずサンプリングパルスiを出力しそ
の時点の再生レベルをgとして保持する。次に遅延量t
をΔt増加させて再生トラツキングを単位量変化させ
る。所定時間遅延(トラツキング変化)後のレベルfを
変化前の値gと比較して比較出力(増減)hを得る。比
較出力(増減)h“H"の時は更にtにΔtを加え、トラ
ツキングの変化方向をそのままで同じ動作を続ける。比
較出力(増減)hが“L"の時は再生トラツキングが最良
状態を通過したことになるためtから単位量Δt引き去
りトラツキングの変化方向を逆にする。この動作を続け
ることで自動的に再トラツキングがとれるが、通常は単
位量のゆらぎを防ぐため、テープの始めの部分で所定時
間上記動作を行わせた後、自動トラツキング動作を停止
し、その後テープを巻戻して再び始めの状態に戻した
後、n倍速ダビングを行うようにすると良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、標準モードの
n倍の速度で磁気テープを走行させて再生,記録するこ
とができるので、従来と比べ簡単な構成で短時間に予め
記録された磁気テープを1/nの短時間でダビングするこ
とができる優れた機能の磁気記録再生装置を提供でき
る。
また、n倍速で回転する同一の回転軸上の2組のヘッ
ド組を有し、一方の回転ヘッド組から再生される信号を
所定処理した後に、他方の回転ヘッド組に供給すること
によってn倍速で高速ダビングを行わせるに際して、n
倍速回転時の再生信号レベルの増減の方向を検知して、
自動的にダビング時のトラッキング調整を行わせるもの
で、常に正常で良好な画質のダビングを可能とすること
ができる。
更に、前記ダビング時のトラッキング調整をテープの
始端部分で所定時間動作させて実施することにより、そ
れ以降のトラッキング調整時の単位量の揺らぎを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す磁気記録再生装置の
ブロツク図、第2図は第1図の各部の信号波形図、第3
図は本発明の第2の実施例を示すブロツク図、第4図と
第6図は本発明の第3の実施例によるドラムの外形図、
第5図は第4図の説明のためのブロツク図、第7図は第
6図の説明のためのブロツク図、第8図は第7図の各部
の信号波形図、第9図は本発明の第4の実施例である長
時間モードダビングを説明するブロツク図、第10図と第
11図は本発明の第5の実施例であるダビング中のモニタ
機能の説明図、第12図は本発明の第6の実施例である自
動トラツキングを説明するためのブロツク図、第13図は
第12図の動作を説明するためのフローチヤートである。 2,120……回転ドラム、3,3′,103,103′……回転ヘツ
ド、7,107……ドラムタツクヘツド、9,109……位相比較
器、10,110……位相基準信号発生器、14,114……位相比
較器、16,116……コントロールヘツド、20……再生プリ
アンプ、121……記録アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 幸一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 有留 政治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−62532(JP,A) 特開 昭60−5406(JP,A) 特開 昭61−246925(JP,A) 特開 昭62−5788(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドを用いて磁気テープ上にトラッ
    クを形成して入力信号を記録再生する磁気記録再生装置
    において、 2つの回転ヘッド組を同一の回転軸上に搭載したドラム
    モータとキャプスタンとを標準モードの回転速度のn倍
    速で回転させる手段と、 一方の回転ヘッド組からn倍速回転状態で再生される再
    生信号を信号処理して他方の回転ヘッド組に供給してn
    倍速記録する手段と、 前記一方の回転ヘッド組からn倍速度回転状態で再生さ
    れているときのトラッキングを単位量ずつ変化させる手
    段と、 前記変化の前後における再生信号レベルの増減を検出す
    る手段と、を備え、 前記変化の前後における再生信号レベルが増加するとき
    はトラッキング単位量ずつの変化方向をそのままにし、
    減少するときはトラッキングの単位量ずつの変化方向を
    逆にするように、トラッキングを制御し、 前記トラッキング制御の動作を磁気テープの始端部分で
    行う、 ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の磁気記録再生装置におい
    て、 前記一方の回転ヘッド組からn倍速回転状態で再生され
    る再生信号の信号処理回路について周波数特性の補正を
    行ない、前記補正された再生信号を変調復調処理するこ
    となく他方の回転ヘッド組に供給しn倍速記録すること
    を特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の磁気記録再生装置におい
    て、 再生プリアンプと記録プリアンプとを回転ヘッドドラム
    上または回転ヘッドドラム内部に備え、前記一方の回転
    ヘッド組からn倍速回転状態で再生される再生信号を前
    記回転ヘッドドラム内部で前記他方の回転ヘッド組へ供
    給することを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の磁気記録再生装置におい
    て、 前記一方の回転ヘッド組からn倍速回転状態で再生され
    る再生信号を、輝度信号と色信号に復調し、前記復調信
    号を記録側で再度変調し、前記他方の回転ヘッド組へ供
    給することを特徴とする磁気記録再生装置。
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