JPH02101664A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、予め記録された磁気テープを高速でダビング
することを可能とした磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

回転ヘッドヘリカルスキャン方式磁気記録再生装置（ビ
デオテープレコーダ：　ＶＴＲと呼ばれる）は、回転ヘ
ッドにより磁気テープの長さ方向に対して斜め方向に記
録トラックを形成する方式である。この記録された磁気
テープの複製を得るためのダビング方法に関しては、例
えばコロナ社発行「ホームＶＴＲ入門」第１９８頁から
第１９９頁に述べられており、最も一般的な方法は１台
のビデオテープレコーダで標準モードで再生した信号を
別の１台もしくは複数台のビデオテープレコーダに供給
してダビングするものである。

又高速にダビングする方式としては、親テープと子テー
プとを磁性面で重ね合わせて転写する接触転写法と呼ば
れる方式がある。この方式には、親テープと子テープを
重ね合わせた上から磁界を加えて行う磁界転写方式と熱
を加えて行う熱転写方式とが一般的に知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、最も一般的な方法である標準
モードで再生した信号をそのまま別のビデオテープレコ
ーダに記録する方法では、複製に長時間を必要とし、一
方、短時間ダビングを目的とした従来の磁界転写方式で
は装置が大規模である他、親テープ、子テープの保磁力
、キュリー温度等の特性に制限を受ける等の問題があっ
た。

本発明の目的は、比較的簡単な構成で短時間に予め記録
された磁気テープをダビングできる磁気記録再生装置を
提供することにある。

〔課題を解決するの手段〕

上記目的は、回転ヘッドを搭載したドラムモータ及びキ
ャプスタンモータを標準モードの回転速度のｎ倍速で回
転させる手段と、標準モードで記録された磁気テープ上
のトラックから前記ｎ倍速回転状態で信号を再生する再
生側の手段と、入力信号情報を前記ｎ倍速回転状態で別
の磁気テープ上に記録する記録側の手段と、前記ｎ倍速
回転状態でのドラム及びキャブスクン両サーボ回路の位
相基準信号の周波数を標準モードのｎ倍に変更する手段
と、記録側と再生側のドラム回転位相を同期させる手段
を設け、再生側から再生される信号を所定処理した後記
録側に供給することにより、１　／　ｎの所要時間で高
速ダビングが達成される。

〔作　用〕

サーボ回路の位相基準信号の周波数を標準モードのｎ倍
に変更しているため、予め記録された磁気テープはｎ倍
速で走行し、回転ヘッドドラムはｎ倍で回転し、再生ト
ラッキングがとれた状態で１／ｎに時間圧縮された信号
が再生側から得られる。同様にサーボ回路の位相基準信
号の周波数をｎ倍に変更し、ｎ倍速回転状態にある記録
側に時間軸圧縮された信号を、復調、変調した後或いは
復調、変調しないまま記録側に供給することによって再
生側からの信号が記録側の磁気テープにダビングされる
。そして、記録側のドラムの位相基準信号は、再生側の
ドラムの位相基準信号又は再生側の回転ドラムの回転位
相に対応した信号であるドラムタック信号（又はこれら
を遅延した信号）を用いているため、再生側と記録側の
両ドラムは同期運転され、予め記録されたパターンと同
じものが記録側の磁気テープに形成され、１／ｎの時間
で高速ダビングが可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例によるダビング機能を有する
磁気記録再生装置のブロック図であり、点線の上側が予
め記録された磁気テープ１を再生する再生側のブロック
、同下側が再生側で再生された信号を別の磁気テープ１
０１ヘダビングするための記録側のブロックであり、２
，１０２は第１の回転ヘッド組３，３′及び第２のヘッ
ド組１０３゜１０３′を搭載した回転ドラム、４，１０
４は回転ドラム２，１０２を回転させるためのドラムモ
ータ（図示せず）の駆動を含めた加算器、５，１０５は
ドラムモータに付属の回転数の情報を示す周波数発電機
信号Ｄ　Ｆ　ＧＡ、　Ｄ　Ｆ　Ｇｓを分周する分周器、
６．１０６は分周器の周波数を弁別して加算器４゜１０
４を経由してドラムモータの速度サーボ制御を行うため
の周波数弁別器、７，１０７は回転ヘッドの回転位相に
対応した信号ＤＴＰａ　、ＤＴＰ！＋を得るためのドラ
ムタックヘッド、８，１０８はＤＴｐａ　、ＤＴＰＩを
整形及び所定量遅延して第１のヘッド組及び第２のヘッ
ド組のそれぞれ２つのヘッドを切換えるためのヘッド切
換え信号ＳＷＡ。

ＳＷＢを作成するためのタック処理回路、９，１０９は
位相基準信号発生器１０．１１０からの位相基準信号Ｒ
Ｅ　Ｆ　、、Ａ、　　ＲＥ　Ｆ　ｆｉ＋とｓｗＡ、ＳＷ
Ｂ　との位相を比較して位相誤差信号を出力する位相比
較器、１１、１１１はキャプスタン３０．１３０を回転
させるためのキャプスタンモータ（図示せず）の駆動を
含めた加算器、１２．１１２はキャプスタンモータに付
属の回転数の情報を示す周波数発電機信号ＣＦＧＡ。

ＣＦＧ、を分周する分周器、１３．１１３は分周器の周
波数を分周して加算器１１．１１１を経由してキャプス
タンモータの速度サーボ制御を行うための周波数弁別器
、１４は位相基準信号ＲＥＦｆｉａを再生トラッキング
調整のための遅延回路１５を通した信号ＲＥ　Ｆ　、ｌ
Ａ、とテープの下端に記録されたトラッキング用のコン
トロール信号を再生するためのコントロールヘッド１６
からのコントロール信号ＣＴＬＡとの位相を比較して位
相誤差信号を出力する位相比較器、１１４は位相基準信
号発生器１１０からの位相基準信号ＲＥＦｆｉ＋とＣＦ
Ｇ、を分周器１１８で所定の分周した信号とを比較して
位相誤差信号を出力する位相比較器、１１７は再生コン
トロール信号ＣＴＬＡを増幅、整形して記録コントロー
ル信号ＣＴＬ、を作成しコントロールヘッド１１６で磁
気テープ１０１に書き込むための処理回路、２０は回転
ヘッド３．３′から再生される再生映像信号ＥＡ（通常
家庭用ＶＴＲ方式では輝度信号のＦＭ変調信号に低域変
換した色信号を重量した信号）を信号処理に必要なレベ
ルまで増幅する再生プリアンプ、１２１は再生プリアン
プの出力を復調、変調の処理をせず直接テープに記録で
きる状態まで増幅するための記録アンプである。

次に、第１図のブロック図と第２図に示す第１図の各部
の信号波形図（横軸は時間軸）を用いて本発明の詳細な
説明する。

第１図の点線の上側の再生側ブロックにおいて、磁気テ
ープ１の走行速度はＣＦＧＡで検出され、分周器１２で
分周されて周波数弁別器１３で弁別され、加算器１１を
経由してキャプスタンモータにフィードバックされて、
ＣＦＧＡが一定となるよう速度制御される。分周器１２
がない（分周比ｌ）場合が標準モード（例えばＶＨＳ２
時間モードでテープ速度３３．３５　ｍ／ｓ）とした時
、本発明では分周比を１／ｎに設定しているため、テー
プは標準モードのｎ倍速（例えば倍速では６６．７ｍｍ
／ｓ）で走行する。

ここではＣＦＧＡを分周する例を示したが、周波数弁別
をディジタルサーボで構成する場合はＣＦＧＡをそのま
まとし、周波数弁別用の基準信号をｎ倍にしてもよい。

ドラムモータ２も同様にしてＤＦＧＡの周波数を一定と
する速度サーボ制御が行われており、分周器５でＤＦＧ
Ａが１／ｎに分周されているため、ドラム２は標準モー
ドのｎ倍速（倍速では３５９６ｒ。

ｐ、ｍ）で回転する。速度サーボ制御に関しては点線下
側の記録側についても全く同様である。

回転ドラム２の回転位相は、ドラムタック信号ＤＴＰ＾
によって検出され、この整形、遅延された第１の回転ヘ
ッド組３，３′のヘッド切換え信号ＳＷ、は第２図に示
すようになる。ＳＷＡの半周期は、標準モードでの映像
信号の１フィールド期間（垂直同期信号周期と同じ）を
Ｖ　（１６，６８ｍ５）とするとＶ　／　ｎとなる。ド
ラム位相サーボ制御は、このＳＷＡと位相基準信号ＲＥ
Ｆ−ａ（標準モードのｎ倍の周波数、倍速では５９．４
４Ｈｚ）とを位相比較器９で一致させるよう働く。また
キャプスクン位相サーボ制御はｎ倍の周波数となった第
２図に示すコントロール信号ＣＴＬＡとＲＥＦｆｉＡを
遅延したＲ　Ｅ　Ｆ　ｎＡｄ　とを位相比較器１４で一
致させるように働く。遅延回路１５の遅延量を外部のト
ラッキングボリウム（図示せず）で調整することにより
記録パターンを正確に回転ヘッドＭｉ３．３’でトレー
スするよう再生トラッキングが行われる。

以上の動作で回転ヘッド組３．３′からは時間軸が１／
ｎに圧縮された信号が第２図のように得られる。

次に、記録側の磁気テープ１０１は速度サーボ制御とと
もに、ＣＦＧＩを分周器で所定分周された信号と、標準
モードのｎ倍に設定された位相基準信号ＲＥ　Ｆ　ｎｌ
とを位相比較器１１４で位相比較することによって、位
相サーボ制御が行われ、ｎ倍速で走行している。

また、記録側のドラム１０２は速度サーボ制御とともに
、タック信号ＤＴＰＩを処理した第２の回転ヘッド組１
０３．１０３’のヘッド切換え信号Ｓ　Ｗ　ｍと再生側
の位相基準信号であるＲＥＦｆｉＡとが一致するよう位
相比較器１０９で位相サーボ制御が行われている。

このように記録側のドラムの位相基準信号として再生側
のドラムの位相基準信号ＲＥＦｆｉＡを用いているため
、記録側と再生側のドラムの回転位相は完全に一致する
。

この状態で再生側からの再生映像信号Ｅａは所定の処理
を再生プリアンプ２０で行った後、この実施例では復調
、再変調を行わずに直接記録アンプ１２１を通して第２
図で示すＥ、として記録側の磁気テープ上に書き込まれ
る。また、再生映像信号は１／ｎに時間圧縮されていて
、周波数帯域はｎ倍となるため、再生プリアンプのピー
キング及びダンピング特性等を標準モードで比べて変更
し、ｎ倍の広帯域再生に対応するよう周波数特性の補正
を行う。

再生コントロール信号ＣＴ　Ｌ　ａは処理回路を通して
、第２図で示すＣＴＬｉ＋の波形に直してコントロール
ヘッド１１６で書き込まれるため、最終的に磁気テープ
ｌと同じパターンが１／ｎの時間で磁気テープ１０１上
に高速ダビングされる。

以上は再生側と記録側でｎ倍速で高速ダビングする場合
を説明したが、通常の標準モードの機能も持たせ（位相
基準信号をｎ倍しない状態にするなど、従来の構成とす
れば良い）、スイッチで通常モードと高速ダビングモー
ドを切換えるよう構成することも当然可能であり、１台
に再生側と記録側を備え標準モード録再と高速ダビング
機能を持たせたダブルカセットデツキ形態、１台に高速
再生又は高速記録機能をもたせたＶＴＲを２台使用する
形態等、本発明による種々の形態が可能である。また通
常の家庭用ＶＴＲでは標準モードの他、記録テープ速度
を落として（例えばＶＨ３では１／３に落としたＥＰモ
ードがある）長時間記録するモードがあるが、本発明の
高速ダビング時も、標準モードのパターンを長時間モー
ドに、或いはその逆等もキャプスタンの回転数を変更す
ることで容易に対応可能である。

音声については、ＶＴＲの規格により種々の形式がある
が、リニア音声はコントロール信号と同様にしてｎ倍速
状態で同時にダビングできる。また、ＦＭ変調して回転
ヘッドによりビデオ信号記録トラック上に重量記録する
形式、８鶴ビデオ規格のようにオーバラップ領域にＰＣ
Ｍ記録する形式に対しても、音声信号が１　／　ｎに時
間圧縮されるだけであり、ビデオヘッドと共用或いは専
用ヘッドを用いて、映像信号と同様に、同時にダビング
可能である。また通常はｎｉｌであるが、ｎく１とした
場合は再生、記録帯域を狭（できるのでより高品質ダビ
ングしたい場合にｎ＜ｌとすることもできる。

第３図は本発明の第２実施例のブロック図であって、記
録側のドラムの位相基準信号として再生側のドラムタッ
ク信号に対応した信号を用いた例である。

同図において、第１図の実施例とは再生側のドラムタッ
ク信号ＤＴＰＡに対応したＳＷＡを遅延回路１２２を通
して５ＷＡ４として記録側のドラムの位相基準比較信号
として位相比較器１０９に入力している点と、キャプス
タン位相サーボ制御のための位相基準信号として第１図
のＲＥＦ、＋＋の代わりに再生側のＲＥＦｆｉＡを共用
した点のみが異なる。

また、遅延回路１２２は必要に応じて記録側と再生側の
位相を一致させるもので、この例では遅延量ゼロでよく
、各部は第２図と同様の動作を行う。

次に第３の実施例として、第１の回転ヘッド組３．３′
と第２の回転ヘッド組１０３．１０３’とを同軸のドラ
ム上に構成し、単一のドラムモータ及びドラムサーボ回
路でｎ倍速ダビングを行わせる例について説明する。

第４図と第５図はそれぞれ第３の実施例の一つの形態を
示すドラム部分外形図と、ドラムサーボ回路のブロック
図であり、第１図の実施例と同じ要素は説明の都合上同
じ符号又は番号用いることとする（以下同じ）。

同図において、再生側の磁気テープ１と記録側の磁気テ
ープ１０１は同じ軸２０３を有する下固定ドラム２０２
’　、中回転ドラム２０２　　（ｎ倍速で回転）。

上固定ドラム２０２＃に巻きついた状態でｎ倍速で走行
している。ここで、テープ１０１は上端をドラムリード
で規制しているが、下端を規制してもよい。中回転ドラ
ム２０２上には第１のヘッド組３゜３′と第２のヘッド
［１０３，１０３’と共に、再生プリアンプ２０’　、
　２０″、記録アンプ１２１’、　　１２１″が搭載さ
れており、ドラムの外部へ信号を引き出すことなく、例
えばヘッド３．再生プリアンプ２０’記録アンプ１２１
’　、ヘッド１０３の経路で高速ダビングされる（アン
プの電源はブラシとスリップリングで供給すれば良い）
。

このように、再生プリアンプ２０’　、　２０“をドラ
ム上にのせることにより、ロータリトランス損失。

配線容量低減による広帯域化が図れるため、信号の広帯
域化が必要な高速ダビングには有効な方法である。

ドラム位相サーボ制御は第５図に示すように第１図に示
した再生側のものだけで良く、記録例の第２のヘッド組
１０３．１０３’は再生側と同じ回転をするため、ダビ
ング動作は第１図と全く同じになる。

尚、キャプスタンは従来どおり別々に２個設けても、ま
た１個にして再生側のキャプスタン及びキャプスタンサ
ーボ回路を削除することも出来る。

次に第３の実施例の別の形態である大口径の１個のドラ
ムを用いる例について説明する。

第６図、第７図、第８図はそれぞれ本発明の第３実施例
のドラム部分の外形図、ヘッド組とアンプの接続図、各
部の波形図である。

同図において、大径ドラム３２０（この例では通常のＶ
ＴＲの２倍で１２４　ｆｌ）に再生側のテープ１と記録
側のテープ１０１が約９０’の角度で巻き付いている。

４個の回転ヘッド３０１．３０２．３０３．３０４は記
録再生兼用で、第７図のようにアンプ３０５．３０６．
３０７゜３０８（再生プリアンプと記録アンプを一体に
して図示）とスイッチ３０９．３１０．３１１．３１２
が図のように接続されている。このスイッチは第８図の
タイミングで出力される制御信号Ｃ０ＮＴ及びＣ０ＮＴ
（インバータ３１３で反転）でドラムの回転と共に順次
切換えられる。ここでＣ０ＮＴが“Ｈ”の時スイッチは
図に示す状態（３０９がオン等）となっている、そして
このドラムの回転数は標準モードの半分で良いため、ｎ
倍速ダビング時には８９９ｎ（ｒ、ρ、０＋）で回転さ
せることにより、ヘッド３０１で再生してヘッド３０３
で記録、ヘッド３０４で再生してヘッド３０２で記録・
・・・・・、といったシーケンスで、１／ｎの時間でダ
ビングできる。

尚、第６図で、ダブル力セツ）ＶＴＲを構成する場合は
、ドラム３２０を矢印方向が正面になるよう配置するこ
とにより、両力セットを正面から又は両側面から挿入す
るのに好都合である（正面からと裏面から挿入する形態
は不自然である）。

第９図は本発明の第４実施例を示すブロック図であって
、前記実施例における長時間モードで記録されたテープ
を長時間モードのｎ倍速回転状態でダビングする実施例
である。同図においてサーボ制御動作は第１図と同様で
ある。一般に長時間モードではトラックピッチが狭＜（
ＥＰモードで１９．３μｍ）、トラッキングが難しくな
るため、ヘッド幅を３０μｍ程度に広くする。このため
輝度信号２色信号とも隣接トラックからの妨害の影響が
大きくなり、特にＦＭ変調された輝度信号には隣接のＦ
Ｍ変調キャリアとのビートが無視できない場合がある。

そこで第９図に示すように、記録モード判別回路４０６
で標準モードかＥＰモードかを判別しくＣＦＧＡとＣＴ
ＬＡＯ比が記録モードに依存することで判別できる、Ｅ
Ｐモードの時４０６の出力が“Ｈ″とする）、スイッチ
４０７でＥＰモードの時、再生信号ＥＡを輝度信号再生
回路４０１と色信号再生回路４０２で一旦復調した後、
再び輝度信号記録回路４０３と色信号記録回路４０４で
変調し両信号を混合器Ｍ　Ｉ　Ｘ４０５で混合して記録
アンプ１２１で記録するものである。この際ｎ倍速再生
。

記録を行うため、標準モードの信号処理回路に対して、
プリエンファシス、デイエンファシス、フィルタ類、輝
度色度信号分離フィルタの遅延時間。

色信号の低域変換回路等の諸定数を最適に切換えること
は当然である。また、再生側と記録側とは輝度信号ＹＡ
２色信号ＣＡと分離したまま接続しているが、コンポジ
ット信号であるＮＴＳＣ信号に直してから接続してもよ
（、また標準モードの時も、必要に応じて復調、変調し
てダビングしても良い。

第１０図、第１１図は本発明の第５実施例の説明図であ
って、再生側より再生される信号をモニタするようにし
た実施例である。

ｎ倍速での再生信号はそのままではモニタ画面で見るこ
とができないため、第１０図では再生プリアンプの出力
を整流回路５０１で整流してメータ５０２等で表示させ
、再生トラッキングを調整してメータの振れを最大にな
るようにしてダビングすればよい。

また、ダビング中の内容を６１１認したい場合も多く、
この場合は第１１図のブロック図に示すような回路を設
けてモニタ画面に画を出力できるようにすれば良い。即
ち、再生側から再生された信号ＥＡは再生プリアンプ２
０を通り、輝度信号再生回路４０１゜色信号再生回路４
０２でそれぞれ輝度信号ＹＡ９Ａ９色信号に復調され混
合器５０３で混合してコンポジット信号Ｆ（但し１／ｎ
に時間軸圧縮されている）を得る。

このコンポジット信号ＦをＡ／Ｄコンバータ５０４でデ
ィジタルデータに変換し、Ｄａｔａ　Ｂｕｓ　（データ
バス）を通して標準モードの１フイールド担当分（Ｖ／
ｎ期間）半導体メモリ５０５に書き込み、これを標準モ
ードの１フィールド期間に伸張して読み出しＤａｔａ　
Ｂｕｓ　　を通してＤ／Ａコンバータ５０７でアナログ
信号　（ＮＴＳＣ信号となっている）Ｇに戻す処理を繰
り返す（再生信号ＥＡから適当に間引いてモニタ画面上
に再生される）ことにより、ダビング中の内容をモニタ
することができる。

Ａ／Ｄコンバータ５０４　、　　Ｄ／Ａコンバータ５０
７゜メモリ５０５の制御はコントローラ５０６で通常の
１フイールドメモリの制御に準じたものでよいため詳し
い説明を省略する。

第１２図は本発明の第６実施例を説明するブロック図で
再生側の再生トラッキングをダビング時自動的に行わせ
るようにした実施例であり、第１３図は第１図における
マイクロコンピュータで構成されたコントローラ６０３
の動作のフローチャートである。

第１２図において、再生側の出力Ｅ＾は再生プリアンプ
２０を通り整流回路５０１で整流されて再生レベルｆを
コンパレータ６０２に入力する。一方再生レベルｆのレ
ベルをコントローラからのサンプリングパルスｉで保持
するためのサンプルホールド回路６０１を通してその出
力ｇをコンパレータ６０２に入力する。

コントローラ６０３ではコンパレータ６０２の出力りに
応じて第１図の再生トラッキング用遅延回路１５の代わ
りにＲＥＦ、、が入力されて遅延ｉｔ後ＲＥＦ、、Ａ４
を出力するよう構成している。

次に、第１３図のフローチャートに沿って動作を説明す
る。

ダビング動作中まずサンプリングパルスｉを出力しその
時点の再生レベルをｇとして保持する。

次に遅延量ｔをΔを増加させて再生トラッキングを単位
量変化させる。所定時間遅延（トラッキング変化）後の
レベルｆを変化前の値ｇと比較して比較出力（増減）ｈ
を得る。比較出力（増減）ｈ′Ｈ”の時は更にｔにΔｔ
を加え、トラッキングの変化方向をそのままで同じ動作
を続ける。比較出力（増Ｍ）ｈが“Ｌ”の時は再生トラ
ッキングが最良状態を通過したことになるためｔから単
位量Δを引き去りトラッキングの変化方向を逆にする。

この動作を続けることで自動的に再トラッキングがとれ
るが、通常は単位量のゆらぎを防ぐため、テープの始め
の部分で所定時間上記動作を行わせた後、自動トラッキ
ング動作を停止し、その後テープを巻戻して再び始めの
状態に戻した後、ｎ倍速ダビングを行うようにすると良
い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、標準モードのｎ
倍の速度で磁気テープを走行させて再生記録することが
できるので、従来と比べ簡単な構成で短時間に予め記録
された磁気テープを１　／　ｎの短時間でダビングする
ことができる優れた機能の磁気記録再生装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す磁気記録再生装置の
ブロック図、第２図は第１図の各部の信号波形図、第３
図は本発明の第２の実施例を示すブロック図、第４図と
第６図は本発明の第３の実施例によるドラムの外形図、
第５図は第４図の説明のためのブロック図、第７図は第
６図の説明のためのブロック図、第８図は第７図の各部
の信号波形図、第９図は本発明の第４の実施例である長
時間モードダビングを説明するブロック図、第１０図と
第１１図は本発明の第５の実施例であるダビング中のモ
ニタ機能の説明図、第１２図は本発明の第６の実施例で
ある自動トラッキングを説明するためのブロック図、第
１３図は第１２図の動作を説明するためのフローチャー
トである。 ２．１２０・・・回転ドラム、３．　３’　、　１０３
．１０３’・・・回転ヘッド、７，１０７・・・ドラム
タックヘッド、９．１０９・・・位相比較器、１０．１
１０・・・位相基準信号発生器、１４．１１４・・・位
相比較器、１６．１１６・・・コントロールヘッド、２
０・・・再生プリアンプ、１２１・・・記録アンプ。 第２− 第４図 中反Ｉ云ドクム 第５図 第６図 正面 第７図 第８図 一強一 第 １１図 第９因 第１Ｏ図 第１２≦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、回転ヘッドを用いて磁気テープ上にトラックを形成
   して入力信号情報を記録再生する磁気記録再生装置にお
   いて、回転ヘッドを搭載したドラムモータ及びキヤプス
   タンモータを標準モードの回転速度のｎ倍速で回転させ
   る手段と、標準モードで記録された磁気テープ上のトラ
   ックから前記ｎ倍速回転状態で信号を再生する再生側の
   手段又は入力信号情報を前記ｎ倍速回転状態で磁気テー
   プ上に記録する記録側の手段のいずれか一方或いは両方
   を有し、前記ｎ倍速回転状態でのサーボ回路の位相基準
   信号の周波数を標準モードのｎ倍に変更する手段と、少
   なくとも記録側と再生側のドラム回転位相を同期させる
   手段を有することを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１において、前記再生側より再生されたｎ倍
   の周波数のコントロール信号を記録する記録側の手段と
   、少なくとも記録側のドラムの位相基準信号として再生
   側のドラムの位相基準信号又は再生側のドラムタツク信
   号に対応した信号を用いることを特徴とする磁気記録再
   生装置。 ３、請求項１又は２において、前記ｎ倍速回転状態で第
   １の回転ヘッド組から再生された信号を、同時にｎ倍速
   回転状態で記録状態にある第２の回転ヘッド組に、周波
   数特性の補正手段を経由させた後復調変調処理せず供給
   しｎ倍速記録する手段を有することを特徴とする磁気記
   録再生装置。 ４、請求項１、２又は３において、前記第１の回転ヘッ
   ド組と、第２の回転ヘッド組とを同軸のドラム上に構成
   し、単一のドラムモータによりｎ倍速で回転させる手段
   を有することを特徴とする磁気記録再生装置。 ５、請求項４において、再生プリアンプと記録アンプを
   前記ドラム上又はドラム内部に有し、前記ｎ倍速回転状
   態で前記第１の回転ヘッド組からの信号をドラム内部で
   第２の回転ヘッド組へ供給する手段を有することを特徴
   とする磁気記録再生装置。 ６、請求項１、２又は４において、長時間モードで記録
   されたテープを該長時間モードのｎ倍速回転状態で再生
   時は第１の回転ヘッド組からの再生信号を輝度信号と色
   信号に復調し、復調された信号を記録側の回路で再び変
   調した後、長時間モード又は標準モードのｎ倍速回転状
   態で記録する手段を有することを特徴とする磁気記録再
   生装置。 ７、請求項１、２、３、４、５又は６において、前記再
   生側より再生される信号をモニタする手段を有すること
   を特徴とする磁気記録再生装置。 ８、請求項７において、画像圧伸メモリを有し、前記再
   生側よりｎ倍速状態で再生される信号を、標準モードの
   １フィールド期間の１／ｎ期間前記画像圧伸メモリに書
   き込み、これを標準モードの１フィールド期間に伸長し
   て読み出す処理を繰り返すことにより再生信号をモニタ
   することを特徴とする磁気記録再生装置。 ９、請求項１、２、３、４、５、６、７又は８において
   、前記再生側のトラッキングを単位量ずつ変化させる手
   段と、該変化前後の再生信号レベルの増減を検出する手
   段とを有し、該変化前後の再生信号レベルが増加する時
   はトラッキングの変化方向をそのままに、減少する時は
   トラッキングの変化方向を逆にすることを特徴とする磁
   気記録再生装置。