JPS61287012A - 磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は回転磁気ヘッドにより磁気テープ上に斜めトラ
ックを形成して映像信号及び音声信号を記録するヘリカ
ルスキャン磁気記録装置に関するもので、特に回転ヘッ
ドにより映像と音声とを斜めトラック上に記録する磁気
記録装置に関するものである。

カセット・磁気テープを使用する従来の簡易型ＶＴＲに
おいては回転ヘッドにより映像信号を斜めトラックで記
録し、磁気テープの両端に設けた声信号を記録する方式
が用いられている。このようなカセットヘリカルＶＴＲ
の一例を第１図に示す。図は上記ＶＴＲにおけるテープ
ローディング状態の一例を示すもので、１はカセット、
２は磁気テープ、３および４は回転磁気ヘッドで回転ヘ
ッドドラムに図示の如く配設されている。９はキャプス
タン、８はピンチローラ−で、８と９とでテープ２を矢
印１０の方向に定速で給送する。

これにより磁気テープ２はヘッドドラムの周面に巻回し
て走行し、回転ヘッド３，４の矢印１１方向への回転で
磁気テープ上に斜めトラックを形成する。５は前記テー
プの全幅消去ヘッド、６は音声トラックのみの消去ヘッ
ド、７は音声並びにコントロール信号用の記録再生ヘッ
ドである。

第２図は第１図示のＶＴＲにより記録される磁気テープ
上のパターンの一例を示す模式図で、図における１２は
コントロール信号記録トラック、１３は音声信号記録ト
ラック、１４は２個の回転磁気ヘッド３，４により映像
信号が記録されたビデオトラツタで、公知のアジマ又貢
？会）方寸で１うイン１フイールドのビデオ信号が記録
される。また音声信号はテープの幅方向端部にその長手
方向に形成された音声トラック１３に固定ヘッド７によ
り記録され、これと同時に他端のコントロールトラック
１２に再生時の同期を取るためのＣＴＬ信号が記録され
る。

一方、磁気テープの消費量の低減、テープカセット及び
装置の小型・軽量化を計るため、映像信号の高記録密度
化を計ることにより記録軌跡中の狭小化及び磁気テープ
走行速度の低速化が行なわれている。しかし、極度に磁
気テープの走行速度を低速とする場合には固定ヘッドに
よる音声信号の充分な周波数特性を確保することは困難
であった。そのために映像信号と音声信号との合成信号
を同一の回転する磁気ヘッドにより記録・再生する方法
が考えられている。

第３図は回転磁気ヘッドで映像信号と音声信号との合成
信号を記録する場合の映像・音声信号の周波数帯域の一
例を示す曲線図である。図においては１５は低域変換さ
れた色信号帯域、１７はＦＭ変調された輝度信号帯域、
１６はＦＭ変調された音声信号帯域である。なお、この
帯域の分は方は一例であって他の組合せであっても構わ
ない。

このような方式においては従来、映像信号と音声信号が
合成して記録されているため音声信号を別途記録するこ
とは不可能であった。

本発明は、このような回転磁気ヘッドにより映像信号及
び音声信号を斜めトラックに記録するものにおいて、記
録再生の便宜を図るため音声を別途記録することのでき
る磁気記録装置を提供するものである。

第４図は、本発明の磁気記録装置に係る磁気テープパタ
ーンの一例を示す模式図である。

図において、１８はＣＴＬコントロール信号記録トラッ
ク、１９は映像・音声合成信号が回転磁気ヘッドによっ
てアジマス記録されたトラックである。５１は音声記録
トラックである。

以下、本発明の一実施例について図とともに説明する。

第５図は本発明によるＶＴＲの通常の記録再生及び音声
アフレコを行なうための電気回路の一実施例を示すブロ
ック図である０図において通常記録時は記録再生信号切
換アナログスイッチ２４が記録モード（Ｒｅｃ）になり
映像信号が入力されると輝度信号を取り出すローパスフ
ィルター（ＬＰＦ）２０により映像信号の輝度成分が取
り出され、ＦＭ変調器２１により周波数変調されて加算
器２２に加えられる。また映像信号の色信号成分は２５
のバンドパスフィルター（ＢＰＦ）により取り出され色
信号を低域に変換する周波数変換器２６により低域の周
波数に変換され加算器２２に加えられる。

一方、音声信号はＦＭ変調器２７で周波数変調され加算
器２２に加えられる。

第３図に示すように、音声の周波数帯域１６は低域変換
された色信号１５と周波数変調された輝度信号１７との
間に入る。加算器２２の出力は録画アンプ２３に送られ
アナログスイッチ２４のＲｅｃ端子を経て回転磁気ヘッ
ド４３に印加され、ビデオテープ４５に記録される。

また、通常再生時はアナログスイッチ２４が再生モード
（Ｐｌａｙ）に切換わり、アフレコ用信　　　□号、通
常再生信号切換アナログスイッチ３ｏが通常再生位置Ｎ
に切換えられる。即ち、回転磁気　　　□ヘッド４３に
より再生シた映像・音声信号はアナ　　　□ログスイッ
チ２４を通り再生アンプ２８に伝えら　　　□れる。再
生アンプの出力はバイパスフィルター（ＨＰＦ）３１．
ＬＰＦ３４．ＢＰＦ３６に送ら　　　　：れる。３１は
周波数変換された輝度成分（第３図　　　□の１７）を
取り出す）ＩＰＦでこの出力はＦＭ復調　　　□器３２
を通り加算器３３に入力される。３４は低域に周波数変
換された色信号成分（第３図の１５）を取り出すＬＰＦ
で周波数復調器３５を通し元にもどされた色信号は加算
器３３に加えられる。３３の出力は再生された映像信号
が出力される。一方、周波数変調された音声信号（第３
図の１６）は、ＢＰＦ３６を通りＦＭ復調器３７に入力
されアナログスイッチ３ｏを経て音声信号が出力される
。

上記の如き方式の装置において、本実施例では音声アフ
レコを可能とするためにアフレコ記録専用のトラックを
設けるとともにアフレコ用固定磁気ヘッド４４を設ける
ものである。

音声アフレコ記録時はアフレコ記録・再生信号切換アナ
ログスイッチ４６をアフレコ位置Ａに切換える。映像・
音声合成信号から分離された音声信号は、ＦＭ復調器３
７を通フたのち加算器３８に入力される。一方アフレコ
音声信号も加算器３８に入力され、加算器３８に付いて
いる加算のレベル調整器３９によってアフレコ前の音声
信号とアフレコ音声信号の混合の割合を自由に変化させ
て加算器３８から出力される。３８の出力は加算器４０
に入力されここでパイロット信号発生器４１よりパイロ
ット信号が付加される。ここで、第６図に示すようにパ
イロット信号５２は音声帯域５３以下の１０Ｈｚに選ば
れる。なお、このパイロット信号の帯域は音声信号に影
響を与えない範囲であればどこに取っても良い。このパ
イロット信号の働きについてはアフレコ音声信号再生時
に述べる。加算器４０の出力は記録アンプ及びバイアス
付加器４２に人力され、４２ではバイアス信号発生器４
３によりバイアス信号が付加される。回路４２の出力は
アナログスイッチ４６を経て、アフレコ用固定磁気ヘッ
ド４４によりビデオテープ４５上のアフレコ記録専用ト
ラックへ記録される。

音声アフレコ信号記録後、再生モードにするとアナログ
スイッチ２４．２６がＰｌａｙ位置に切換わる。固定ヘ
ッド４４からの出力はアナログスイッチ４６を通り再生
アンプ４７に接続される。

そして再生アンプ４７の出力はアフレコ音声信号（第６
図の５３）のみを通過するバンドパスフィルター（ＢＰ
Ｆ）４８と、パイロット信号成分（第６図の５２）を取
り出すバンドパスフィルター（ＢＰＦ）４９へ導かれる
。そしてＢＰＦ４９の出力はパイロット信号検出器５０
に入力され、検出器５０はパイロット信号を検出した際
に出力モード切換用アナログスイッチ３０をアフレコ音
声再生位置Ａに切換える。そしてＢＰＦ４８で通過した
アフレコ音声信号はアナログスイッチ３０を経て出力さ
れる。つまり、パイロット信号のある時は、アフレコ専
用トラックに記録されたアフレコ音声信号が再生音声と
して音声出力端子より出力されるモードとなる。この出
力音声信号はここでは加算器３８へ入力されたアフレコ
音声信号と原記録トラックから再生された音声信号が所
望の割合で合成された信号である。一方、パイロット信
号がない時は、アナログスイッチ３０が通常再生位置Ｎ
に切換わり、音声出力端子には、映像・音声合成信号か
ら分離した音声信号が出力再生音声として出力されるモ
ードとなる。

第７図は本発明による簡易型ＶＴＲの一実施例を示す記
録再生部の構成図である。図において、５５は磁気テー
プ５６を収納するカセット、５７．５８は映像・音声合
成信号の記録・再生用の回転磁気ヘッドである。回転磁
気ヘッドは矢印６４方向に定速回転している。６０はキ
ャプスタン、５９はピンチローラでテープ５６はキャプ
スタンとピンチローラとにより圧接され、キャプスタン
の定速回転によりテープは矢印６３方向に定速給送され
ている。６１はビデオテープ全幅消去ヘッド、６２はＣ
ＴＬコントロール信号を記録・再生する固定ヘッド、６
５は本実施例の音声アフレコ信号を記録・再生する専用
固定ヘッドである。

尚、上述の実施例に於いては音声の別途記録としては音
声アフレコを行う場合を想定したが、これに限られたも
のではない。

また、音声アフレコ記録を再度アフレコ記録可能とする
ためにアフレコ専用固定ヘッド６５のテープ走行前方に
アフレコ専用トラックを消去する消去ヘッドを設けるこ
とも可能である。

また同様に本発明は上述の実施例に限られるものではな
く特許請求の範囲の記載内に於いて適宜変更可能なもの
である。

以上詳細に説明したように、本発明の磁気記録装置は回
転ヘッドにより映像信号と音声信号とを磁気テープ上の
斜めトラックに記録する方式において、該斜めトラック
の形成された第１の領域と並列する第２の領域に音声を
別途記録するものであり、上記の如き音声を別途記録す
る方式の装置における記録再生の便宜を図る上で大なる
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の方式による簡易型ＶＴＲの一例を示す記
録再生部の構成図、第２図は第１図の装置による磁気テ
ープ上の記録トラックパターン図、第３図は第１図の装
置における回転ヘッドで記録される映像音声合成信号の
周波数帯域曲線図、第４図は本発明に係る磁気テープ上
の記録トラックパターン図、第５図は本発明の一実施例
としてのＶＴＲにおける回路構成を示すブロック図、第
６図は本発明の一実施例としての装置における長手方向
音声トラックのパイロット信号と音声信号の周波数帯域
曲線図、第７図は本実施例による簡易型ＶＴＲの記録再
生部の構成を示す図である。 ３０−一−−出力モード切換用スイッチ５５−−−一カ
セット ５６−−−−磁気テープ ５７．５８−−−一回転ヘッド ５９−−−−ピンチローラ ６０−−−−キャプスタン ６１−一−−全幅消去ヘッド ６２−−−−コントロール信号用ヘッド６５−−ｍ−音
声記録再生用固定ヘッド６３−−−−テープ走行方向

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転磁気ヘッドにより磁気テープ上の第１の領域に斜め
   トラックを形成して映像信号及び音声信号を記録すると
   共に前記磁気テープ上に於いて前記第１の領域を並列す
   る第２の領域に音声信号を別途記録するようにした磁気
   記録装置。