JP2695080B2 - カルテホルダーの取り出し・収納方法 - Google Patents

カルテホルダーの取り出し・収納方法

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JP2695080B2
JP2695080B2 JP32827191A JP32827191A JP2695080B2 JP 2695080 B2 JP2695080 B2 JP 2695080B2 JP 32827191 A JP32827191 A JP 32827191A JP 32827191 A JP32827191 A JP 32827191A JP 2695080 B2 JP2695080 B2 JP 2695080B2
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佳純 岡田
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数の患者のカルテ
ホルダーを保管する移動棚から所定のカルテホルダーを
取り出し、移動棚に収納するカルテホルダーの取り出し
・収納方法に関する。
【0002】
【従来の技術】収納面に直交する方向に移動自在に配列
された複数の移動棚からなる電動式移動棚装置として、
例えば本件出願人の特許出願に係る特願平2−2062
77号の出願明細書及び図面に記載のものや、特公昭5
6−41245号公報に記載のものなど、種々提案,開
発されており、この種の移動棚装置を利用して病院にお
ける多数の患者のカルテホルダーを保管し、所定の移動
棚から該当するカルテホルダーを取り出し、逆に移動棚
にカルテホルダーを返却収納することが従来より行われ
ている。
【0003】即ち、上記したように、収納面に直交する
方向に移動自在に複数の移動棚を配列し、各移動棚の収
納面にそれぞれ形成された複数の収納区画にカルテホル
ダーをそれぞれ収納し、患者の個人コード,担当科など
のデータが病院の受付のホストコンピュータに入力され
ると、ホストコンピュータからカルテ保管用コンピュー
タにこれらの入力データが伝送され、カルテ保管用コン
ピュータに全患者の個人コードに対応して予め設定入力
された収納区画データのうち、入力された個人コードに
対する収納区画データが検出されてカルテ保管用コンピ
ュータから移動棚制御手段に指令が与えられ、移動棚制
御手段により当該患者のカルテホルダーが収納された収
納区画が検索される。
【0004】そして、検索された収納区画が位置する所
定の移動棚の収納面側に作業用の通路を形成すべく、隣
接した移動棚の移動用モータが駆動されてこれら移動棚
が移動し、所定の移動棚の収納面側に通路が形成される
と共に、各収納区画毎に設置されたランプ等の表示手段
により検索された収納区画が表示されて作業者にその収
納区画の位置が報知され、表示手段の表示に従い作業者
によって収納区画から該当するカルテホルダーが取り出
される。
【0005】このとき、取り出すべきカルテホルダーが
複数ある場合にはこのような動作が繰り返し行われる
が、作業用通路内での作業が終了して作業者が通路から
退出したのち例えば退出スイッチ等を操作することによ
り、移動棚制御手段によって作業者の通路からの退出が
確認され、安全上この退出を条件として次の繰り返し動
作に移行するようになっている。
【0006】一方、使用済のカルテホルダーを返却収納
する場合には、返却すべきカルテホルダーの該当患者の
個人コードをカルテ保管用コンピュータに入力すること
により、上記した取り出し時と同様に、カルテ保管用コ
ンピュータから移動棚制御手段に指令が与えられて移動
棚制御手段により当該患者のカルテホルダーが収納され
るべき収納区画が検索され、検索された収納区画が位置
する移動棚の収納面側に作業用通路が形成されると共
に、表示手段により検索された収納区画が表示されて作
業者にその収納区画の位置が報知され、表示手段の表示
に従い作業者によって該当する収納区画にカルテホルダ
ーが収納され、収納すべきカルテホルダーが複数ある場
合には、取り出し時と同様にこのような動作が繰り返し
行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の場合、移
動棚から取り出したカルテホルダーは科別に仕分けされ
ていないため、取り出したカルテホルダーを各科に配送
する前に人手によって科別に仕分けする必要があり、返
却収納の際も同様に、収納に先立って収納区画別に仕分
けする必要があり、非常に煩雑で手間及び時間がかかる
という問題点がある。
【0008】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、カルテホルダーの取り
出し後の仕分け及び返却収納前の仕分けを行い、カルテ
ホルダーの取り出し・収納に要する労力及び時間を削減
できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカルテホ
ルダーの取り出し・収納方法は、収納面に直交する方向
に移動自在に複数の移動棚を配列し、前記各移動棚の前
記収納面にそれぞれ形成された複数の収納区画にカルテ
ホルダーをそれぞれ収納し、患者の個人コード,担当科
等の入力データに基づき当該患者の前記カルテホルダー
が収納された前記収納区画を制御装置により検索し、検
索した前記収納区画が位置する前記移動棚の前記収納面
側に通路を形成すべく前記各移動棚を移動すると共に、
表示手段により前記検索した収納区画を表示し、該当す
るカルテホルダーを取り出し又は収納する作業者に、前
記検索した収納区画の位置を報知するカルテホルダーの
取り出し・収納方法において、前記各カルテホルダーに
患者の個人コードからなるバーコードを設けるととも
に、前記移動棚から取り出すべき、または前記移動棚に
返却収納すべき前記カルテホルダーが積み込まれた台車
が出入り自在に挿入される仕分手段に、前記バーコード
を読み取るバーコードリーダーと、前記各カルテホルダ
ーが仮置きされる仮置棚と、この仕分手段に挿入された
前記台車と前記仮置棚との間で前記カルテホルダーの仕
分搬送を行う搬送手段とを設け、前記カルテホルダーの
取り出しまたは返却収納の際に、前記カルテホルダーが
積み込まれた前記台車が前記仕分手段に挿入されると、
前記各カルテホルダーの前記バーコードが前記バーコー
ドリーダーにより読み取られ、読み取られた前記個人コ
ードに対応する担当科データまたは収容区画データが前
記制御装置から前記仕分手段に与えられ、この個人コー
ドと担当科データまたは収容区画データとに基づいて、
前記搬送手段が、前記台車に積み込まれた全ての前記カ
ルテホルダーを前記各担当科毎または前記各収容区画毎
に分類して前記仮置棚に仮置きした後、前記台車に積み
直すことにより、前記各カルテホルダーを前記各担当科
毎または前記各収容区画毎に仕分けすることを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】この発明においては、カルテホルダーの取り出
しまたは返却収納の際に、カルテホルダーが積み込まれ
た台車が仕分手段に挿入されると、各カルテホルダーの
バーコードがバーコードリーダーにより読み取られ、読
み取られた個人コードに対応する担当科データまたは収
容区画データが制御装置から仕分手段に与えられ、この
個人コードと担当科データまたは収容区画データとに基
づいて、搬送手段が、台車に積み込まれた全てのカルテ
ホルダーを各担当科毎または各収容区画毎に分類して仮
置棚に仮置きした後、台車に積み直すことにより、台車
に積み込まれた各カルテホルダーが各担当科毎または
収容区画毎に仕分けされるため、従来に比べカルテホル
ダーの取り出し・収納に要する労力及び時間が削減され
る。
【0011】
【実施例】図1はこの発明のカルテホルダーの取り出し
・収納方法の一実施例における装置の概略構成図、図2
は図1の一部の詳細図、図3は図2の一部の詳細図、図
4は図3の一部の詳細図、図5は図1の仕分け制御手段
のブロック図、図6,図7は動作説明用フローチャート
である。
【0012】まず、装置の概略構成について説明する
と、図1に示すように、複数の移動棚1が床上に平行に
配列され、各移動棚1はそれぞれ収納面に直交する方向
(図1中のA矢印方向)に移動自在に設けられ、図示し
ない移動用モータが駆動されて各移動棚1が移動するよ
うになっている。
【0013】さらに、各移動棚1の収納面には複数の収
納区画が形成され、これらの収納区画にはそれぞれアド
レスが割り付けられ、全患者のカルテホルダーが個人コ
ード順やあいうえお順に各収納区画に収納されている。
【0014】また、各移動棚1は図1に示すように、後
述の移動棚制御手段と接続されてデータのやりとりを行
うインターフェイス(以下I/Fという)1aと、I/
F1aを介して移動棚制御手段からの移動指令を受け上
記した移動用モータの直接の制御を行う駆動制御部1b
と、I/F1aを介して移動棚制御手段からの表示指令
を受け該当する収納区画の位置を表示するために各収納
区画に設置された表示ランプ等の表示手段を制御する表
示制御部1cとを備えている。
【0015】そして、制御装置として機能するカルテ保
管用コンピュータ2はカルテホルダーの保管専用に供せ
られ、病院の受付に設けられたホストコンピュータに来
院患者の個人コード,担当科などのデータが入力される
と、ホストコンピュータからカルテ保管用コンピュータ
2に入力データが伝送され、移動棚1からカルテホルダ
ーを取出す際に効率よく取り出せるよう、入力された個
人コードに対応する収納区画のアドレスが若い順に並び
かえられて取り出し順列編成が行われる。
【0016】このとき、カルテ保管用コンピュータには
全患者の個人コードに対応して収納区画データが予め設
定入力されており、取り出すべき各カルテホルダーの個
人コードに対応する収納区画が検出され、検出された各
収納区画に割り付けられたアドレスが若い順にメモリに
記憶され、例えば図1における左端の移動棚1に位置す
る収納区画のアドレスから順次右側の移動棚1に位置す
る収納区画のアドレスというように記憶され、このよう
にアドレスの若い順に並びかえられた収納区画が位置す
る移動棚1の収納面側に通路を形成すべく各移動棚1を
移動させることにより、移動棚1を最も効率よく移動さ
せることが可能になる。
【0017】つぎに、カルテ保管用コンピュータ2によ
り、上記したように入力された個人コードに対応する各
収納区画のアドレスの編成が行われると、編成後の収納
区画データに従って移動棚1の収納面側に作業用の通路
を形成すべく、移動棚制御手段3により各移動棚1の駆
動制御部1bに移動指令が与えられると共に、各移動棚
1の表示制御部1cに表示指令が与えられ、駆動制御部
1bにより移動棚1の移動用モータが駆動されて必要な
移動棚1の移動が行われ、所定の移動棚1の収納面側に
通路が形成されると共に、当該移動棚1に位置する収納
区画の表示手段が作動して該当する収納区画の位置が報
知される。
【0018】そして、表示手段の表示に従って作業者に
より収納区画から必要なカルテホルダーが取り出される
と、取り出された各カルテホルダーは一旦通路外に配置
された台車4に積み込まれ、必要なカルテホルダーがす
べて積み込まれたのち仕分手段5により科別に仕分けさ
れ、一方返却収納時には仕分手段5により使用後のカル
テホルダーが収納区画別に仕分けされる。
【0019】このとき、当該通路での作業が終了して次
の通路を形成する場合には、従来と同様、作業者による
退出スイッチ等の操作が条件となる。
【0020】ところで、この仕分手段5は例えば図2に
示すように構成され、図2(a)に示すように2個の仮
置棚51,52が一定の間隔をあけて配列され、これら
の仮置棚51,52には複数の段が設けられ、両仮置棚
51,52の前面下方には仕分け前及び仕分け後の台車
4が出入り自在に挿入されるようになっている。
【0021】さらに、図2(a)に示すように両仮置棚
51,52の間の空間及び両仮置棚51,52の後方の
コラム移動空間を移動自在に図2(b)に示すようなコ
ラム53が設けられ、このコラム53には上下動自在に
搬送台54が設けられ、この搬送台54には、図3に示
すようにバーコードリーダー55が設けられると共に、
カルテホルダーHの上端部を挟持しつつ両仮置棚51,
52方向に移動する挾持手段56が設けられており、図
4に示すようにカルテホルダーHの端部に設けられた個
人コードからなるバーコードBがバーコードリーダー5
5により読み取られ、読み取られたバーコードBの個人
コード内容が後述の仕分け制御手段に送られるようにな
っている。
【0022】また、挾持手段56の挾持機構及び移動機
構としては種々考えられるが、例えばブロック状の2個
の挾持体56a,56bを対向させ、一方の挾持体56
aに長尺のおねじの端部を回転自在に保持し、他方の挾
持体56bを貫通して形成されためねじにこのおねじを
螺合させ、おねじの回転により他方の挾持体56bを長
尺方向である一方の挾持体56a方向に移動させて両挾
持体56a,56b間にカルテホルダーHの上端部を挾
持するようにし、一方の挾持体56aを貫通して上記お
ねじに直交する方向にめねじを形成し、このめねじにカ
ルテホルダーHの取り出し・収納方向に長尺の他のおね
じを螺合させ、このおねじの回転により両挾持体56
a,56bがカルテホルダーHの取り出し・収納方向に
移動するように構成する。
【0023】このとき、挾持の際の他方の挾持体56b
の移動量やカルテホルダーHの取り出し・収納の際の両
挾持体56a,56bの移動量はセンサにより制御すれ
ばよい。
【0024】そして、図1に戻って、上記した仕分手段
5は仕分け制御手段6により制御されるが、この仕分け
制御手段6は図5に示すように構成されている。
【0025】即ち、記憶回路61によりカルテ保管用コ
ンピュータ2から伝送される個人コード,担当科の入力
データ、及び入力された個人コードに対応してカルテ保
管用コンピュータ2から送出される収納区画データが記
憶され、取り出し・返却切換スイッチ62を取り出し側
に切り換えると、バーコードリーダー55により読み取
られた患者の個人コードの内容と記憶回路61に記憶さ
れた個人コードが第1比較回路63により一致するか否
かの比較が行われて必要なカルテホルダーHがすべて取
り出されたか否かのいわゆる取り出しチェックが行わ
れ、取り出しチェックの結果異常がなければ、取り出し
仕分け制御部64により、取り出されたカルテホルダー
Hがホストコンピュータにより入力された担当科データ
に基づいて各科毎に選別され、選別結果が第1表示器6
5に表示されると共に、各担当科データに基づいて仕分
手段5が制御されて各カルテホルダーHが科別に仕分け
され、いわゆる取り出し仕分けが行われる。
【0026】このとき、台車4に積み込まれたカルテホ
ルダーHの上端部が上記した挾持手段56に挾持されて
カルテホルダーHのバーコードBがバーコードリーダー
55により読み取られ、挾持手段56が移動して読み取
られた個人コードに対応する担当科毎に仮置棚51,5
2の各段にカルテホルダーHが仮置きされ、すべてのカ
ルテホルダーHの仮置きが終了すると各科毎にカルテホ
ルダーHが台車4に積み直しされ、科別仕分けが行われ
る。
【0027】一方、取り出し・返却切換スイッチ62を
返却側に切換えると、バーコードリーダー55により読
み取られた患者の個人コードの内容と記憶回路61に記
憶された個人コードが第2比較回路66により一致する
か否かの比較が行われて返却するカルテホルダーHが正
規に取出されて本来返却すべきものか否かのいわゆる返
却チェックが行われ、返却チェックの結果異常がなけれ
ば、返却仕分け制御部67により返却しようとしている
カルテホルダーHが個人コードに対応する収納区画デー
タに基づいて各収納区画毎に選別され、選別結果が第2
表示器68に表示されると共に、各収納区画データに基
づいて仕分手段5が制御されて各カルテホルダーHが収
納区画別に仕分けされ、いわゆる返却仕分けが行われ
る。
【0028】この返却仕分けの動作は、上記した取り出
し仕分けと基本的に同様であり、仮置きの際、バーコー
ドリーダー55により読み取った個人コードに対応する
収納区画データに基づき各収納区画毎に仮置きされて台
車4に積み直されて返却仕分けされることが相違してお
り、この返却仕分け時に読み取られた個人コードが仕分
け制御手段6の記憶回路61に一旦記憶され、返却スタ
ートスイッチ69のオンにより記憶回路61に記憶され
た返却仕分け時の個人コードがカルテ保管用コンピュー
タ2により読み出され、カルテ保管用コンピュータ2に
よって、上記した取り出し順列編成と同様に最も効率よ
く移動棚1を移動させるべく、読み出された個人コード
に対応する収納区画のアドレスが若い順に並びかえられ
て返却順列編成が行われる。
【0029】つぎに、動作について図6,図7のフロー
チャートを参照しつつ説明する。
【0030】まず、取り出し時の動作について説明する
と、図6に示すように、病院受付のホストコンピュータ
に来院した患者のデータが入力され(ステップS1)、
入力データがカルテ保管用コンピュータ2に伝送され
(ステップS2)、カルテ保管用コンピュータ2によ
り、入力された個人コードに対応する収納区画のアドレ
スが若い順に編成されてカルテホルダーHの取出し順列
編成が行われる(ステップS3)。
【0031】その後、移動棚制御手段3により各移動棚
1に移動指令が与えられて必要な移動棚1の移動が行わ
れ、所定の移動棚1の収納面側に作業用の通路が形成さ
れると共に(ステップS4)、当該移動棚1に位置する
収納区画の表示手段が作動して該当する収納区画の位置
が報知され(ステップS5)、作業者によって表示手段
が作動している収納区画から必要なカルテホルダーHが
取り出されて台車4に積み込まれ(ステップS6)、当
該通路での取り出し作業が終了すると、退出スイッチ等
の操作の有無に基づき次の通路の形成が必要か否かの判
定がなされ(ステップS7)、必要があれば、ステップ
S4に戻り、必要がなければ取り出し完了と判断される
(ステップS8)。
【0032】そして、カルテホルダーHが積み込まれた
台車4が仕分手段5に挿入され(ステップS9)、仕分
手段5のバーコードリーダー55により各カルテホルダ
ーHのバーコードBが読み取られ、必要なカルテホルダ
ーHがすべて取り出されているか否かのチェック,即ち
取り出しチェックが行われ(ステップS10)、カルテ
ホルダーHの取り出し漏れや誤ったカルテホルダーHの
取り出しなどの異常がなければ、仕分手段5によりカル
テホルダーHが科別に仕分けされて取り出し仕分けが行
われ(ステップS11)、各科毎にカルテホルダーHが
台車4に積み直され(ステップS12)、カルテホルダ
ー取り出しの一連の動作が終了する。
【0033】つぎに、返却収納時の動作について説明す
ると、図7に示すように、使用後のカルテホルダーHが
積み込まれた台車4が仕分手段5に挿入され(ステップ
T1)、仕分手段5のバーコードリーダー55により各
カルテホルダーHのバーコードBが読み取られ、返却し
てよいカルテホルダーHかどうかのチェック,即ち返却
チェックが行われ(ステップT2)、仕分手段5により
カルテホルダーHが各収納区画毎に仕分けされて返却仕
分けが行われ(ステップT3)、各収納区画毎にカルテ
ホルダーHが台車4に積み直されると共に(ステップT
4)、返却仕分け時に読み取られたバーコードBの個人
コードが記憶回路61からカルテ保管用コンピュータ2
により読み出され、読み出された個人コードに対応する
収納区画のアドレスが若い順に編成されてカルテホルダ
ーHの返却順列編成が行われる(ステップT5)。
【0034】そして、その後移動棚制御手段3により各
移動棚1に移動指令が与えられて必要な移動棚1の移動
が行われ、所定の移動棚1の収納面側に作業用の通路が
形成され(ステップT6)、当該移動棚1に位置する収
納区画の表示手段が作動して該当する収納区画の位置が
報知され(ステップT7)、作業者によって表示手段が
作動している収納区画に返却すべきカルテホルダーHが
収納され(ステップT8)、当該通路での収納作業が終
了すると、退出スイッチ等の操作の有無に基づき、次の
通路の形成が必要か否かの判定がなされ(ステップT
9)、必要があればステップT6に戻り、必要がなけれ
ば収納完了と判断されて返却収納の一連の動作は終了す
る。
【0035】従って、カルテホルダーHに設けたバーコ
ードBを仕分手段5のバーコードリーダー55によって
読み取りつつ、カルテホルダーHの取り出し後の仕分け
及び返却収納前の仕分けを行うことにより、従来に比べ
てカルテホルダーHの取り出し・収納に要する労力及び
時間を削減することができ、作業能率の大幅な向上を図
ることができ、しかも取り出しチェック,返却チェック
により、必要なカルテホルダーHの取り出しミスや返却
ミスなどを低減でき、カルテ管理の信頼性を向上するこ
とが可能になる。また、仕分手段5では、両仮置棚5
1,52の間の空間及び両仮置棚51,52の後方のコ
ラム移動空間を移動自在に設けられたコラム53、およ
びこのコラム53に上下動自在に設けられた搬送台54
とを備える搬送手段が、台車4に積み込まれた全てのカ
ルテホルダーHを各担当科毎または各収容区画毎に分類
して仮置棚51,52に一旦仮置きした後、台車4に積
み直すことにより、台車4に積み込まれた各カルテホル
ダーHが各担当科毎または各収容区画毎に仕分けされる
ようになっていため、大量のカルテホルダーHでも迅速
に仕分けを行うことができる。さらに、カルテホルダー
Hを積み込んだ台車4を仕分手段5に挿入すると、その
台車4に積み込まれたカルテホルダーHが各担当科また
は各収容区画毎に仕分けされた状態に積み直されるよう
になっているので、仕分けの前後でカルテホルダーHを
他の運搬手段に積み直す必要がなく、台車4に積み込ん
だままの状態で運搬することができ、仕分け前後のカル
テホルダーHの運搬作業の効率化を図ることができる。
【0036】なお、仕分手段5及び仕分け制御手段6
は、上記実施例の構成に限定されるものでないのは勿論
である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明のカルテホルダ
ーの取り出し・収納方法によれば、カルテホルダーに患
者の個人コードからなるバーコードを設け、このバーコ
ードを仕分手段のバーコードリーダーにより読み取って
仕分手段によりカルテホルダーの取り出し後の仕分け及
び返却収納前の仕分けを行うようにしたため、カルテホ
ルダーの取り出し・収納に要する労力及び時間を大幅に
削減することができ、病院におけるカルテ検索の作業能
率の向上を図ることができる。また、仕分手段では、搬
送手段が、台車に積み込まれた全てのカルテホルダーを
各担当科毎または各収容区画毎に分類して仮置棚に一旦
仮置きした後、台車に積み直すことにより、台車に積み
込まれた各カルテホルダーが各担当科毎または各収容区
画毎に仕分けされるようになっていため、大量のカルテ
ホルダーでも迅速に仕分けを行うことができる。さら
に、カルテホルダーを積み込んだ台車を仕分手段に挿入
すると、その台車に積み込まれたカルテホルダーが各担
当科または各収容区画毎に仕分けされた状態に積み直さ
れるようになっているので、仕分けの前後でカルテホル
ダーを他の運搬手段に積み直す必要がなく、台車に積み
込んだままの状態で運搬することができ、仕分け前後の
カルテホルダーの運搬作業の効率化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカルテホルダーの取り出し・収納方
法の一実施例における装置の概略構成図である。
【図2】図1の一部の詳細図である。
【図3】図2の一部の詳細図である。
【図4】図3の一部の詳細図である。
【図5】図1の一部のブロック図である。
【図6】図1の動作説明用フローチャートである。
【図7】図1の動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
1 移動棚 2 カルテ保管用コンピュータ 3 移動棚制御手段 4 台車 5 仕分手段 55 バーコードリーダー 6 仕分け制御手段 H カルテホルダー B バーコード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納面に直交する方向に移動自在に複数
    の移動棚を配列し、前記各移動棚の前記収納面にそれぞ
    れ形成された複数の収納区画にカルテホルダーをそれぞ
    れ収納し、患者の個人コード,担当科等の入力データに
    基づき当該患者の前記カルテホルダーが収納された前記
    収納区画を制御装置により検索し、検索した前記収納区
    画が位置する前記移動棚の前記収納面側に通路を形成す
    べく前記各移動棚を移動すると共に、表示手段により前
    記検索した収納区画を表示し、該当するカルテホルダー
    を取り出し又は収納する作業者に、前記検索した収納区
    画の位置を報知するカルテホルダーの取り出し・収納方
    法において、 前記各カルテホルダーに患者の個人コードからなるバー
    コードを設けるとともに、前記移動棚から取り出すべ
    き、または前記移動棚に返却収納すべき前記カルテホル
    ダーが積み込まれた台車が出入り自在に挿入される仕分
    手段に、前記バーコードを読み取るバーコードリーダー
    と、前記各カルテホルダーが仮置きされる仮置棚と、こ
    の仕分手段に挿入された前記台車と前記仮置棚との間で
    前記カルテホルダーの仕分搬送を行う搬送手段とを設
    け、 前記カルテホルダーの取り出しまたは返却収納の際に、
    前記カルテホルダーが積み込まれた前記台車が前記仕分
    手段に挿入されると、前記各カルテホルダーの前記バー
    コードが前記バーコードリーダーにより読み取られ、読
    み取られた前記個人コードに対応する担当科データまた
    は収容区画データが前記制御装置から前記仕分手段に与
    えられ、この個人コードと担当科データまたは収容区画
    データとに基づいて、前記搬送手段が、前記台車に積み
    込まれた全ての前記カルテホルダーを前記各担当科毎ま
    たは前記各収容区画毎に分類して前記仮置棚に仮置きし
    た後、前記台車に積み直すことにより、前記各カルテホ
    ルダーを前記各担当科毎または 前記各収容区画毎に仕分
    けすることを特徴とするカルテホルダーの取り出し・収
    納方法。
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