JP3290423B2 - 図書保管管理装置 - Google Patents

図書保管管理装置

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JP3290423B2
JP3290423B2 JP12408099A JP12408099A JP3290423B2 JP 3290423 B2 JP3290423 B2 JP 3290423B2 JP 12408099 A JP12408099 A JP 12408099A JP 12408099 A JP12408099 A JP 12408099A JP 3290423 B2 JP3290423 B2 JP 3290423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば多量の図
書を保管する大型図書館等に使用して好適する図書保管
管理装置に係り、特にその多量の図書の書庫内における
収容状態を、図書館員や利用者が映像によって目視する
ことができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近時、多量の蔵書を有す
る大規模図書館等にあっては、図書の取り出しや返却に
要する作業の能率向上を図るために、自動入出庫システ
ムが導入されてきている。この自動入出庫システムは、
利用者が貸し出しを要求した図書を書庫から取り出して
利用者カウンターまで搬送するとともに、その図書が貸
し出されたことを記録する作業や、図書が返却されたこ
とを記録しその図書を書庫まで戻して収容位置を記録す
る作業等を自動化して、図書の取り出し及び返却に要す
る作業を正確かつ迅速に実行することができるようにし
たものである。
【0003】すなわち、自動入出庫システムにおいて
は、保管されている多量の図書の管理を容易にするため
に、各図書それぞれにバーコードを付している。また、
各図書は、複数冊毎にコンテナに収容されており、書庫
に対してコンテナ単位で入出庫されるようになされてい
る。そして、図書の取り出しが要求された場合には、そ
の図書の収容されたコンテナが書庫から自動出庫され利
用者カウンターまで搬送される。図書館員は、利用者カ
ウンターに搬送されてきたコンテナの中から所望の図書
を取り出して利用者に渡し、ここに、図書の貸し出しが
行なわれる。
【0004】また、図書の返却が要求された場合には、
その返却図書を収容すべきコンテナが、書庫から自動出
庫され利用者カウンターに取り出される。図書館員は、
利用者カウンターに取り出されたコンテナに返却された
図書を入れた後、そのコンテナを書庫の元の位置に入庫
させ、ここに、図書の返却が行なわれる。
【0005】一方、現在の図書館においては、図書の保
管管理手段として殆ど例外なく分類別固定ロケーション
配架方式が採用されている。この分類別固定ロケーショ
ン配架方式は、複数の図書を、例えば『日本文学』や
『機械工学』等の各種の分野別に分類して書庫に収容し
ておく手法であって、一般の図書館では、この分類別固
定ロケーション配架方式に上述した自動入出庫システム
が組み合わされる形態となっている。
【0006】ところで、分類別固定ロケーション配架方
式による図書の保管管理を行なう場合、1つの分類の中
には種々の寸法の図書が混在するために、各分類毎に最
大寸法の図書(例えばA4版)に合わせて書棚の高さや
奥行きを設定することが必要になる。しかしながら、実
際の図書館における蔵書の約80%はA5版(A4版の
半分)以下の寸法であることから、各分類毎に最大寸法
の図書に合わせて書棚の高さや奥行きを設定するという
ことは、取りも直さず、書庫内における無駄な空間を増
大させ図書の収容効率を悪化させるという問題を招くこ
とになる。
【0007】また、分類別固定ロケーション配架方式に
よる図書の保管管理手段では、ある分類の図書を収容す
る書棚のスペースが満杯になった場合、超過した図書を
離れた別の書棚に収容したのでは分類別にしている効果
が低下することになり、また分類別の収容を維持するた
めに、他の分類の図書までも含めて書棚上で図書を全体
的にずらせることは、大変な労力と時間を費やすことに
なる。そこで、このような事態に対処するために、現在
の図書館では、各分類毎にその分類に属する図書を収容
する本来のスペースに、その数10%に及ぶ余裕スペー
スを予め設けておくようにしている。このため、なお一
層、書庫内における無駄な空間が増大し図書の収容効率
が悪化するという問題が生じることになる。
【0008】さらに、分類別固定ロケーション配架方式
による図書の保管管理手段では、図書を返却する場合、
その図書の分類に対応するコンテナを書庫から利用者カ
ウンターまで取り出す必要があるため、互いに分類の異
なる複数の図書が返却されると、1冊毎に別のコンテナ
を書庫から利用者カウンターにいちいち取り出す必要が
生じる。このため、書庫と利用者カウンターとの相互間
でコンテナを搬送する搬送機構の稼動回数が多くなり、
自動入出庫システムを導入しているにもかかわらず図書
の取り出し及び返却作業の能率向上が十分に図れないと
いう不都合も生じている。
【0009】そこで、現在では、多量の図書をそれらの
内容には無関係に、寸法(例えばA4版,B5版,A5
版,B6版等で厚さは不問)のみによって分類し、同一
コンテナには同一寸法の図書のみを収容するようにし
て、各寸法の図書が収容されたそれぞれのコンテナを、
書庫の異なる棚領域に格納するサイズ別の保管管理シス
テムが開発されてきている(特開平7−82915号公
報)。
【0010】このサイズ別の保管管理システムによれ
ば、書庫の各棚領域では、それぞれに収容される図書の
寸法に応じて、その図書を効率的に収容することができ
るように、高さや奥行きを設定することができ、図書の
収容効率を効果的に向上させることができるようにな
る。
【0011】ここで、上記のようなサイズ別の保管管理
システムでは、複数のコンテナの書庫内における収容位
置と、各コンテナに収容された複数の図書の各図書コー
ドとを対応させて記憶しておき、図書の取り出し及び返
却が行なわれる毎にその記憶内容を更新するフリーロケ
ーション方式が採用されている。
【0012】このようなサイズ別フリーロケーション方
式によれば、同一寸法の図書ならばその寸法の図書を収
容するためのコンテナ内に空きのある限り任意に収容す
ることができるので、書庫と利用者カウンターとの相互
間でコンテナを搬送するための搬送機構の稼動回数を少
なくすることができ、自動化による図書の取り出し及び
返却作業の能率を効果的に向上させることができる。
【0013】ところで、このようにサイズ別フリーロケ
ーション方式を採用し、自動化による図書の取り出し及
び返却作業の能率を効果的に向上させるようにした保管
管理システムにあって、次に要望されることは、書庫内
に収容された各コンテナ内における図書の収容状態を、
図書館員や利用者等が映像によって目視できるようにす
ることである。
【0014】このようにすれば、例えば、行方不明にな
った図書の検索や、貸し出し要求された図書の検索等を
行なうため、複数のコンテナの中身を見る必要が生じた
ときに、実際にコンテナを書庫から取り出すことなく、
各コンテナ内における図書の収容状態を容易に確認する
ことができるので、図書の保管管理におけるさらなる能
率向上を図ることができるようになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、サイズ
別フリーロケーション方式を採用した保管管理システム
においては、書庫内に収容された各コンテナ内における
図書の収容状態を、映像によって目視可能とすることに
より、実際にコンテナを書庫から取り出さなくても、各
コンテナ内の図書の収容状態を容易に確認できるように
して、図書の保管管理におけるより一層の能率向上を図
ることが強く要望されている。
【0016】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、書庫内に収容された各コンテナ内におけ
る図書の収容状態を、映像によって目視可能とすること
により、図書の保管管理の能率をより一層向上させるこ
とができるようにした極めて良好な図書保管管理装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る図書保管
管理装置は、書庫に収容され、それぞれに複数の図書
が背表紙を同方向に向けるようにして収容されるととも
に、外部から読み取り可能な識別情報が付された複数の
コンテナと、書庫に収容された複数のコンテナの中か
ら、指示されたコンテナを取り出してステーションに搬
送するとともに、該ステーションに保持されたコンテナ
を書庫に搬送して返却する搬送手段と、この搬送手段に
より書庫に返却されるコンテナに対して、その識別情報
を読み取るとともに、内部に収容された図書を背表紙側
から撮影し、この撮影した映像情報をコンテナから読み
取った識別情報と対応付けて記憶する撮像手段と、この
撮像手段によって記憶された映像情報を選択的に読み出
して映像表示させる表示手段とを備えるようにしてい
る。
【0018】上記のような構成によれば、書庫に返却さ
れるコンテナに対して、その識別情報を読み取るととも
に、内部に収容された図書を背表紙側から撮影し、この
撮影した映像情報をコンテナから読み取った識別情報
対応付けて記憶させ、この記憶された映像情報を選択的
に読み出して映像表示できるようにすることにより、書
庫内に収容された各コンテナ内における図書の収容状態
を映像によって目視可能としている。
【0019】このため、書庫内で各コンテナに収容され
ている図書の収容状態を見る必要が生じた場合、コンテ
ナを実際に書庫からステーションまで取り出さなくて
も、必要なコンテナに対応する映像情報を読み出して映
像表示させることにより、そのコンテナ内における図書
の収容状態を容易に確認することができるので、図書の
保管管理の能率をより一層向上させることが可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。まず、図1は、こ
の実施の形態で説明する図書保管管理システムとして、
サイズ別フリーロケーション方式が採用された図書保管
管理システムの全体的な構成を示している。
【0021】図1において、符号11は、例えば図書館
の地階の書庫内に設置された書棚群である。この書棚群
11は、互いに一定間隔をあけて対向するように設置さ
れた複数対(図示の場合は3対)の書棚(11a,11
b)、(11c,11d)、(11e,11f)から構
成されている。これら各書棚11a〜11fには、それ
ぞれに複数の図書(図1では図示せず)が収容された複
数のコンテナ12,12,……が収容されている。
【0022】ここで、上記書棚11a,11b相互間に
は、スタッカークレーン13が設置されている。このス
タッカークレーン13は、書棚11a,11b相互間に
形成された空間内を移動し、いずれかの書棚11a,1
1bから所望のコンテナ12を取り出して出庫用ラック
ステーション14に移送する。この出庫用ラックステー
ション14に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア
15を介してコンテナ搬出口16に移送された後、図示
しない垂直搬送機を介して、1階向コンテナ搬入口17
または2階向コンテナ搬入口18に搬送される。
【0023】このうち、1階向コンテナ搬入口17に移
送されたコンテナ12は、搬送コンベア19を介して利
用者カウンターである1階ステーション20のコンテナ
受入部20aに搬送される。また、2階向コンテナ搬入
口18に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア21
を介して利用者カウンターである2階ステーション22
のコンテナ受入部22aに搬送される。
【0024】一方、1階ステーション20のコンテナ受
入部20aに搬送されたコンテナ12は、コンテナ排出
部20bに移送され、搬送コンベア23を介して1階向
コンテナ搬出口24に搬送される。また、2階ステーシ
ョン22のコンテナ受入部22aに搬送されたコンテナ
12は、コンテナ排出部22bに移送され、搬送コンベ
ア25を介して2階向コンテナ搬出口26に搬送され
る。そして、1階向コンテナ搬出口24または2階向コ
ンテナ搬出口26に搬送されたコンテナ12は、上記垂
直搬送機を介して地階のコンテナ搬入口27に移送さ
れ、搬送コンベア28を介して入庫用ラックステーショ
ン29に移送された後、スタッカークレーン13により
書棚11aまたは11bに入庫される。
【0025】なお、他の書棚11c,11d相互間及び
書棚11e,11f相互間にも、それぞれスタッカーク
レーン(図示せず)が設置されている。そして、上記と
略同様の動作により、各書棚11c〜11fと1階また
は2階ステーション20,22との間で、コンテナ12
を搬送することができる。
【0026】また、上記搬送コンベア15,19,21
の経路途中には、搬送されるコンテナ12を180°回
転させて向きを変えるための、回転機構部30,31
a,31bがそれぞれ設置されている。なお、これら回
転機構部30,31a,31bの詳細な構成や動作につ
いては、後述する。
【0027】ここで、図2(a)は、上記コンテナ12
の詳細な構成を示している。すなわち、このコンテナ1
2は、その内部が略直交する仕切り板12a,12bに
よって、4つのブロックA,B,C,Dに分割されてい
る。そして、各ブロックA,B,C,D内には、図2
(b)に示すように、それぞれ複数の図書32,32,
……が厚み方向に1列に並んで収容されるようになって
いる。つまり、コンテナ12内には、ブロックA,Bに
収容された図書32,32,……の列と、ブロックC,
Dに収容された図書32,32,……の列とが、2列に
並んで収容されることになる。
【0028】そして、コンテナ12内で2列に並んだ各
図書32,32,……同士は、互いにその背表紙32a
を外側に向けるようにして収容されている。なお、コン
テナ12は、その側面にバーコードラベル12cが付さ
れており、書棚11a,11b上における収容位置が固
定されているものとする。また、各図書32,32,…
…にも、それぞれ固有のバーコードが付されている。
【0029】一方、図3は、上記1階ステーション20
の詳細な構成を示している。なお、2階ステーション2
2については、1階ステーション20と同様な構成であ
るため、その説明を省略する。すなわち、この1階ステ
ーション20には、カウンター台33が設置されてい
る。このカウンター台33の裏側には、前記コンテナ受
入部20aとコンテナ排出部20bとが配置されてい
る。そして、搬送コンベア19を介して1階ステーショ
ン20に搬送されてきたコンテナ12は、コンテナ受入
部20aで受け入れられた後、コンテナ排出部20bに
移送されて保持される。
【0030】また、上記カウンター台33には、コンテ
ナ排出部20bに対応する部分に開口部33aが形成さ
れている。そして、図書館員は、この開口部33aを介
することにより、コンテナ排出部20bに保持されたコ
ンテナ12に対して、図書32の取り出しや返却を行な
うことができる。この場合、カウンター台33の開口部
33aからは、コンテナ12内に厚み方向に2列になっ
て収容されている図書32,32,……のうち、一方側
の列の図書32,32,……がそれらの背表紙32aを
含めて、外部に露出されることになる。そして、このコ
ンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12は、搬送
コンベア23を介して1階向コンテナ搬出口24に搬送
される。
【0031】さらに、上記カウンター台33上には、図
書館員が図書32,32,……の入出庫に関する種々の
操作を行なうとともに、コンテナ排出部20bに保持さ
れたコンテナ12の中から、取り出すべき図書32の図
書名や図書番号、及びその図書32の含まれるブロック
番号等を表示するための、入力タッチパネル式の操作表
示ユニット34と、図書32に付されたバーコードを読
み取るためのバーコードリーダ35とが配設されてい
る。
【0032】次に、図4(a)〜(c)は、上記した回
転機構部30の詳細な構成を示している。なお、他の回
転機構部31a,31bについては、回転機構部30と
同様な構成であるため、その説明を省略する。すなわ
ち、前記搬送コンベア15上を搬送されるコンテナ12
は、回転機構部30により180°回転させることによ
って、その向きを変えることができる。つまり、この回
転機構部30によってコンテナ12の向きを変えること
により、例えば図3に示したように、1階ステーション
20のカウンター台33のコンテナ排出部20bにコン
テナ12が保持された状態で、開口部33aに対向する
図書32,32,……の列を切り替えることができる。
【0033】この回転機構部30は、図4(b),
(c)に示すように、搬送コンベア15の一方側から搬
送されてきたコンテナ12を回転台30aに搭載させ、
回転台30aをモータ30bによって回転させた後、コ
ンテナ12を搬送コンベア15の他方側に送り出す構成
となっている。ただし、回転させる必要がない場合に
は、搬送コンベア15の一方側から搬送されてきたコン
テナ12は、そのまま回転台30aを素通りして搬送コ
ンベア15の他方側に送り出される。
【0034】また、図4(b)に示すように、回転機構
部30の近傍には、搬送コンベア15で搬送されるコン
テナ12に付されたバーコードラベル12cを自動的に
読み取るためのバーコードリーダ30c,30dが設置
されている。
【0035】ここで、前述した書棚11a,11bに返
却されるコンテナ12を搬送するための搬送コンベア2
8の経路中には、図5に示すように、撮像部36が設置
されている。この撮像部36は、コンテナ位置検出器3
6aと、バーコードリーダ36bと、2台のデジタルカ
メラ36c,36dとから構成されている。
【0036】このうち、コンテナ位置検出器36aは、
搬送コンベア28で搬送されるコンテナ12が撮像部3
6に到達したことを検知するために設置されている。ま
た、バーコードリーダ36bは、コンテナ位置検出器3
6aによりコンテナ12が検出された状態で、コンテナ
12の側面に付されたバーコードラベル12cを自動的
に読み取るために設置されている。
【0037】さらに、上記デジタルカメラ36c,36
dは、搬送コンベア28を挟んで設置されている。これ
らデジタルカメラ36c,36dは、コンテナ位置検出
器36aによりコンテナ12が検出された状態で、コン
テナ12内に2列に収容されている図書32,32,…
…を、それぞれその背表紙32a,32a,……側から
自動的に同時撮影するために設置されている。
【0038】これらデジタルカメラ36c,36dは、
撮影した被写体の光学像(静止映像)の情報を、デジタ
ル映像データとして出力するものである。そして、デジ
タルカメラ36c,36dから出力されたデジタル映像
データは、所定の映像圧縮処理によりデータ量が削減さ
れた後、コンテナ12の列と対応させて後述する映像保
管用記憶部48に記憶される。
【0039】図6は、上記のような図書保管管理システ
ムの制御システムを示している。すなわち、図6におい
て、符号37は中央処理装置で、例えばマイクロプロセ
ッサ等を内蔵している。この中央処理装置37には、バ
スライン38を介して無停電電源装置39が接続されて
いる。また、この中央処理装置37には、バスライン3
8からファイルアダプタ40を経て、フロッピーディス
ク41と、システムの制御プログラムの記憶されたハー
ドディスク42及びカートリッジテープ43とが接続さ
れている。
【0040】さらに、この中央処理装置37には、バス
ライン38からファイルアダプタ44を経て、図書情報
の記憶されたハードディスク45が接続されている。ま
た、この中央処理装置37には、バスライン38からフ
ァイルアダプタ46を経て、バックアップ情報の記憶さ
れたハードディスク47が接続されている。さらに、こ
の中央処理装置37には、バスライン38を介して、前
述した映像保管用記憶部48が接続されている。
【0041】一方、上記中央処理装置37には、バスラ
イン38からシリアルインターフェースアダプタ49を
経て、統括制御盤50と定置式検出器51とが接続され
ている。この統括制御盤50は、詳細は後述するが、前
記スタッカークレーン13、垂直搬送機、搬送コンベア
15,19,21,23,25,28及び回転機構部3
0,31a,31b等の動作を統括的に制御するもの
で、コンテナ12の位置を検出する定置式検出器51の
検出結果に基づいて制御動作を行なっている。
【0042】また、上記中央処理装置37には、バスラ
イン38からシリアルインターフェースアダプタ52を
経て、コンソール53、ディスプレイ54、バーコード
リーダ55(これらは、図3に示した操作表示ユニット
34及びバーコードリーダ35等に相当)及びシリアル
プリンタ56が接続されている。そして、これらコンソ
ール53、ディスプレイ54、バーコードリーダ55及
びシリアルプリンタ56は、1階ステーション20に設
置されている。
【0043】さらに、上記中央処理装置37には、バス
ライン38からシリアルインターフェースアダプタ57
を経て、ディスプレイ58、バーコードリーダ59、シ
リアルプリンタ60及びバーコードプリンタ61が接続
されている。そして、これらディスプレイ58、バーコ
ードリーダ59、シリアルプリンタ60及びバーコード
プリンタ61は、2階ステーション22に設置されてい
る。
【0044】なお、上記したバーコードリーダ55,5
9としては、図4に示したバーコードリーダ30c,3
0dや、図5に示したバーコードリーダ36bをも含む
ものとする。
【0045】ここで、図7は、上記統括制御盤50の詳
細な構成を示している。すなわち、前記バスライン38
は、入出力回路62を介して制御回路63に接続され
る。この制御回路63は、各制御対象であるスタッカー
クレーン13、垂直搬送機(図9では符号64で示
す)、搬送コンベア15,19,21,23,25,2
8及び回転機構部30,31a,31b毎に、それぞれ
入出力回路65,66,67,68及び駆動回路69,
70,71,72を介して制御信号を生成して送出する
ようにしている。
【0046】スタッカークレーン13、垂直搬送機6
4、搬送コンベア15,19,21,23,25,28
及び回転機構部30,31a,31bに設けられ、それ
ぞれがコンテナ12の位置を検出する定置式検出器51
a,51b,51c,51dからの出力信号は、それぞ
れ対応する入出力回路65,66,67,68に供給さ
れて、制御信号の生成に供されている。
【0047】バーコードリーダ55,59の各出力は、
入出力回路62に供給されて統括制御盤50の駆動、つ
まり、スタッカークレーン13、垂直搬送機64、搬送
コンベア15,19,21,23,25,28及び回転
機構部30,31a,31bの駆動に供される。また、
上記制御回路63は、入出力回路73を介して前記撮像
部36に接続されている。
【0048】上記のような構成となされた図書保管管理
システムにおいて、以下、コンテナ12が撮像部36に
到達したときの動作を、図8に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、開始(ステップS1)され、ス
テップS2で、コンテナ位置検出器36aからコンテナ
12の検出信号が発生されると、この検出信号は、統括
制御盤50,シリアルインターフェースアダプタ49及
びバスライン38を介して中央処理装置37に供給され
る。
【0049】すると、中央処理装置37は、ステップS
3で、バーコードリーダ36bを駆動させてコンテナ1
2のバーコードラベル12cを読み取らせる。次に、中
央処理装置37は、ステップS4で、2台のデジタルカ
メラ36c,36dに同時に撮影を行なわせた後、ステ
ップS5で、バーコードリーダ36bで読み取ったコン
テナ12のバーコードナンバーと、デジタルカメラ36
c,36dで撮影したデジタル映像データを圧縮処理し
たデータとを対応付けて映像保管用記憶部48に記憶さ
せ、ここに、処理が終了(ステップS6)される。
【0050】なお、中央処理装置37は、例えば、図書
館員や利用者等による操作表示ユニット34の操作に基
づいて、指定されたコンテナ12に対応する映像データ
を映像保管用記憶部48から読み出し、それを元のデジ
タル映像データに復調して操作表示ユニット34に映像
表示させる動作も行なっている。
【0051】上記した実施の形態によれば、書棚群11
に返却されるコンテナ12を搬送するための搬送コンベ
ア28の経路中に、コンテナ12内に互いに背表紙32
a,32a,……を外側に向けて厚み方向に2列に収容
された図書32,32,……を、それぞれその背表紙3
2a,32a,……側から撮影するための撮像部36を
設け、撮影した映像をデジタル映像データとしてコンテ
ナ12と対応付けて映像保管用記憶部48に記憶すると
ともに、映像保管用記憶部48から記憶された映像デー
タを任意に読み出して映像表示できるようにすることに
より、書庫内に収容された各コンテナ12,12,……
内における図書32,32,……の収容状態を映像によ
って目視可能としている。
【0052】これにより、保管管理上、書庫内で各コン
テナ12,12.……に収容されている図書32,3
2,……の収容状態を見る必要が生じた場合、コンテナ
12を実際に書棚群11から1階または2階ステーショ
ン20,22まで取り出さなくても、必要なコンテナ1
2を指定してその映像データを映像保管用記憶部48か
ら読み取り映像表示させることにより、そのコンテナ1
2内における図書32,32,……の収容状態を容易に
見ることができるので、図書32,32,……の保管管
理の能率をより一層向上させることが可能となる。
【0053】例えば、フリーロケーション方式の図書保
管管理システムでは、図書32の返却時に、図書館員が
図書32に付されたバーコードを読み取る作業を行な
い、中央処理装置37が、その読み取ったバーコードナ
ンバーと、その図書32を収容するコンテナ12のバー
コードナンバーとを対応付けて、前記ハードディスク4
5,47等に記憶する必要がある。
【0054】しかしながら、実際には、図書館員が誤っ
て図書32のバーコードを読み取る作業を行なわずに、
または、図書32のバーコードラベルの損傷やバーコー
ドリーダ35の不具合によりバーコードが正確に読み取
れなかった状態で、その図書32をコンテナ12に収容
して書庫に格納してしまうことがある。
【0055】このような場合、誤った返却が行なわれた
図書32を検索するために、その図書32が過去に出庫
及び入庫された月日や時刻を順次追跡調査し、その際に
用いられた各コンテナ12の内部を目視により確認して
いく必要が生じる。この確認作業を行なう場合、従来で
は、例えば確認すべき各コンテナ12を、1階または2
階ステーション20,22に順次取り出して図書館員が
確認していくため、確認作業が終了するまでに非常に長
い時間を要するという問題が生じている。
【0056】ところが、上記の実施の形態のように、書
庫内に収容された各コンテナ12,12,……内におけ
る図書32,32,……の収容状態を映像によって目視
可能とすることにより、コンテナ12を実際に書庫から
1階または2階ステーション20,22まで取り出さな
くても、コンテナ12内における図書32,32,……
の収容状態を容易に確認することができるので、図書3
2,32,……の保管管理の能率をより一層向上させる
ことが可能となる。
【0057】なお、書庫内に収容された各コンテナ1
2,12,……内における図書32,32,……の収容
状態を映像によって目視可能とすることは、上記のよう
に、図書32の返却時に問題が生じた場合だけに限ら
ず、一般的に、行方不明になった図書32を検索するた
めに、その図書32を追跡調査する過程で、コンテナ1
2の内部を見たい場合に有効である。
【0058】また、紛失図書32の検索に図書館員が利
用するだけでなく、一般の利用者が目的とする図書32
を検索するための補助システムとしても利用価値が高い
ものとなる。すなわち、上記の説明では、コンテナ12
を指定してそのコンテナ12に対応する映像データを映
像保管用記憶部48から読み出して映像表示することに
ついて述べたが、コンテナ12とそこに収容されている
図書32,32,……とは対応付けられて記憶されてい
るため、図書32を指定することにより、その図書32
の収容されたコンテナ12の映像を表示させることが可
能となる。
【0059】さらに、デジタルカメラ36c,36dで
撮影して得られたデジタル映像データを、圧縮処理によ
りデータ量を削減して映像保管用記憶部48に記憶して
いるので、映像保管用記憶部48としては大記憶容量の
ものを使用しなくて済み、しかもデータの書き替えが容
易である。また、映像保管用記憶部48から、必要なデ
ータを必要なときに読み出して映像表示やその表示画面
のプリント出力等を行なえば良いので、非常に実用的で
ある。
【0060】なお、上記した実施の形態では、コンテナ
12内に図書32,32,……を2列に収容し、サイズ
別フリーロケーション方式が採用された図書保管管理シ
ステムに対して、撮像部36及び映像保管用記憶部48
等を設置し、書庫内で各コンテナ12,12,……に収
容されている図書32,32,……の収容状況を映像表
示することについて説明したが、この発明は、例えば、
図書32,32,……をその厚み方向に1列に収容する
タイプのコンテナを用いた図書保管管理システムや、従
来のように、分類別固定ロケーション配架方式が採用さ
れた図書保管管理システムにも適用することが可能であ
る。
【0061】また、デジタルカメラ36c,36dとし
ては、例えばデジタルスチルカメラやデジタルビデオカ
メラ等が適用可能であり、要するに、電気信号により撮
影及びデジタル映像データを出力することができるもの
であれば良い。
【0062】次に、図9は、コンテナ12が撮像部36
に到達したときの他の動作を説明するフローチャートを
示している。まず、開始(ステップS11)され、ステ
ップS12で、コンテナ位置検出器36aからコンテナ
12の検出信号が発生されると、この検出信号は、統括
制御盤50,シリアルインターフェースアダプタ49及
びバスライン38を介して中央処理装置37に供給され
る。
【0063】すると、中央処理装置37は、ステップS
13で、コンテナ12を搬送している搬送コンベア28
を停止させるコンベア駆動停止信号を統括制御盤50に
出力し、搬送コンベア28を停止させる。そして、中央
処理装置37は、ステップS14で、統括制御盤50が
定置式検出器51cにより搬送コンベア28が停止した
ことを確認すると、ステップS15で、バーコードリー
ダ36bによりコンテナ12のバーコードラベル12c
を読み取らせた後、ステップS16で、2台のデジタル
カメラ36c,36dに同時に撮影を行なわせる。
【0064】その後、中央処理装置37は、ステップS
17で、コンテナ12のバーコードラベル12cの読み
取りと、デジタルカメラ36c,36dによる撮影とが
正しく行なわれたか否かを判別する。そして、バーコー
ド読み取りと撮影とが正しく行なわれたと判断された場
合(YES)、中央処理装置37は、ステップS18
で、コンテナ12のバーコードナンバーと撮影したデジ
タル映像データを圧縮処理したデータとを対応付けて映
像保管用記憶部48に記憶させた後、ステップS19
で、搬送コンベア28を起動させるコンベア起動信号を
統括制御盤50に出力して搬送コンベア28を駆動さ
せ、ここに、処理が終了(ステップS20)される。
【0065】また、上記ステップS17でバーコード読
み取りと撮影とが正しく行なわれなかったと判断された
場合(NO)、中央処理装置37は、ステップS21
で、コンテナ12のバーコードラベル12cの読み取り
と、デジタルカメラ36c,36dによる撮影とが正し
く行なわれなかった旨を示す情報を映像保管用記憶部4
8に記憶させるとともに、その情報内容を操作表示ユニ
ット34に表示させ、ステップS19の処理に移行され
る。
【0066】次に、図10は、上記書棚11a,11b
上におけるコンテナ12,12,……の収容形態の他の
例を示している。すなわち、各書棚11a,11bは、
それぞれ、複数(図示の場合は11枚)のコンテナ受け
11a1,11a1,……及び11b1,11b1,…
…を、垂直方向に一定間隔で配置した構造となってい
る。
【0067】これらの各コンテナ受け11a1,11a
1,……及び11b1,11b1,……には、書棚11
a,11bの相互間に設置されたスタッカークレーン1
3に対して、つまり、書棚11a,11bのコンテナ1
2を入出庫する間口に対して奥行き方向に、それぞれ2
つづつのコンテナ12,12が収容されるようになって
いる。
【0068】そして、上記スタッカークレーン13は、
各コンテナ受け11a1,11a1,……及び11b
1,11b1,……上にそれぞれ収容されたコンテナ1
2,12,……の中から、スタッカークレーン13に対
して手前側にあるか奥側にあるかを問わず、取り出し要
求されたコンテナ12を取り出して出庫用ラックステー
ション14に移送し、搬送コンベア15による出庫に供
させる動作や、搬送コンベア28を介して入庫用ラック
ステーション29に搬送されてきたコンテナ12を、書
棚11aまたは11bの元の位置に入庫する動作を行な
うものである。
【0069】このスタッカークレーン13は、書棚11
a,11b相互間に形成された空間を、書庫の床面と天
井とに敷設されたレールR1,R2に支持されて書棚1
1a,11b間を移動可能なスタッカーマスト13a
と、このスタッカーマスト13aに支持されて垂直方向
に昇降可能な昇降フレーム13bと、この昇降フレーム
13bに回転自在に支持され、書棚11a,11bに対
してコンテナ12の取り出しや返却を行なう回転荷台1
3cとから構成されている。
【0070】このため、スタッカーマスト13a及び昇
降フレーム13bを適宜移動させることにより、回転荷
台13cを書棚11a,11b上の所望のコンテナ12
の収容位置に移動させることができる。この場合、スタ
ッカークレーン13は、自己に対して奥側となるコンテ
ナ12を入出庫する場合には、その手前側のコンテナ1
2を一旦図示しない仮置き台に置いて作業を実行する。
【0071】そして、このように、書棚11a,11b
のコンテナ12を入出庫する間口に対して奥行き方向
に、それぞれ2つづつのコンテナ12,12を収容する
形態の図書保管管理システムにおいて、書庫内に収容さ
れた各コンテナ12,12,……内における図書32,
32,……の収容状態を映像によって目視可能とするこ
とは有効である。
【0072】なお、この発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
書庫内に収容された各コンテナ内における図書の収容状
態を、映像によって目視可能とすることにより、図書の
保管管理の能率をより一層向上させることができるよう
にした極めて良好な図書保管管理装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る図書保管管理装置の実施の形態
を示す概略図。
【図2】同実施の形態におけるコンテナの詳細な構成を
示す斜視図。
【図3】同実施の形態における1階ステーションの詳細
な構成を示す斜視図。
【図4】同実施の形態における回転機構部の詳細な構成
及びその動作を説明するために示す図。
【図5】同実施の形態における撮像部の詳細な構成及び
その動作を説明するために示す図。
【図6】同実施の形態における制御システムの詳細を示
すブロック構成図。
【図7】同制御システムにおける統括制御盤の詳細を示
すブロック構成図。
【図8】同実施の形態におけるコンテナが撮像部に到達
したときの動作を説明するために示すフローチャート。
【図9】同実施の形態におけるコンテナが撮像部に到達
したときの他の動作を説明するために示すフローチャー
ト。
【図10】同実施の形態における書棚に対するコンテナ
の収容形態の他の例を示す図。
【符号の説明】
11…書棚群、 12…コンテナ、 13…スタッカークレーン、 14…出庫用ラックステーション、 15…搬送コンベア、 16…コンテナ搬出口、 17…1階向コンテナ搬入口、 18…2階向コンテナ搬入口、 19…搬送コンベア、 20…1階ステーション、 21…搬送コンベア、 22…2階ステーション、 23…搬送コンベア、 24…1階向コンテナ搬出口、 25…搬送コンベア、 26…2階向コンテナ搬出口、 27…コンテナ搬入口、 28…搬送コンベア、 29…入庫用ラックステーション、 30,31a,31b…回転機構部、 32…図書、 33…カウンター台、 34…操作表示ユニット、 35…バーコードリーダ、 36…撮像部、 37…中央処理装置、 38…バスライン、 39…無停電電源装置、 40…ファイルアダプタ、 41…フロッピーディスク、 42…ハードディスク、 43…カートリッジテープ、 44…ファイルアダプタ、 45…ハードディスク、 46…ファイルアダプタ、 47…ハードディスク、 48…映像保管用記憶部、 49…シリアルインターフェースアダプタ、 50…統括制御盤、 51…定置式検出器、 52…シリアルインターフェースアダプタ、 53…コンソール、 54…ディスプレイ、 55…バーコードリーダ、 56…シリアルプリンタ、 57…シリアルインターフェースアダプタ、 58…ディスプレイ、 59…バーコードリーダ、 60…シリアルプリンタ、 61…バーコードプリンタ、 62…入出力回路、 63…制御回路、 64…垂直搬送機、 65〜68…入出力回路、 69〜72…駆動回路、 73…入出力回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−285621(JP,A) 特開 平10−35827(JP,A) 特開 平8−119415(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 E04H 3/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書庫に収容され、それぞれに複数の図
    書が背表紙を同方向に向けるようにして収容されるとと
    もに、外部から読み取り可能な識別情報が付された複数
    のコンテナと、 前記書庫に収容された複数のコンテナの中から、指示さ
    れたコンテナを取り出してステーションに搬送するとと
    もに、該ステーションに保持されたコンテナを前記書庫
    に搬送して返却する搬送手段と、 この搬送手段により前記書庫に返却されるコンテナに対
    して、その識別情報を読み取るとともに、内部に収容さ
    れた図書を背表紙側から撮影し、この撮影した映像情報
    を前記コンテナから読み取った識別情報と対応付けて記
    憶する撮像手段と、 この撮像手段によって記憶された映像情報を選択的に読
    み出して映像表示させる表示手段とを具備してなること
    を特徴とする図書保管管理装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は、 前記搬送手段により搬送されるコンテナが所定の位置に
    到達したことを検出する位置検出手段と、 この位置検出手段によりコンテナが検出された状態で、
    該コンテナに付された識別情報を読み取る読み取り手段
    と、 前記位置検出手段によりコンテナが検出された状態で、
    該コンテナ内に収容された図書を背表紙側から撮影し、
    この撮影した映像情報をデジタル映像データとして出力
    するデジタルカメラと、 このデジタルカメラから出力されたデジタル映像データ
    に圧縮処理を施し、前記読み取り手段で読み取ったコン
    テナの識別情報と対応付けてデジタルデータの記憶媒体
    に記憶する記憶手段とを具備してなることを特徴とする
    請求項1記載の図書保管管理装置。
  3. 【請求項3】 前記コンテナ内には、複数の図書が、そ
    の背表紙を互いに外側に向けるようにして、厚み方向に
    2つの列となって収容されており、 前記撮像手段は、前記コンテナ内に2列に収容されてい
    る図書を、それぞれその背表紙側から撮影することを特
    徴とする請求項1または2記載の図書保管管理装置。
  4. 【請求項4】 前記コンテナ内には、複数の図書が、そ
    の背表紙を同方向に向けるようにして、厚み方向に1つ
    の列となって収容されており、 前記撮像手段は、前記コンテナ内に1列に収容されてい
    る図書を、その背表紙側から撮影することを特徴とする
    請求項1または2記載の図書保管管理装置。
  5. 【請求項5】 複数のコンテナの前記書庫内における収
    容位置と、各コンテナに収容された複数の図書の各図書
    コードとを対応させて記憶する記憶制御手段と、 前記図書の取り出し及び返却が行なわれる毎に、前記記
    憶制御手段の記憶内容を更新する更新手段とを具備して
    なることを特徴とする請求項1または2記載の図書保管
    管理装置。
  6. 【請求項6】 書庫に収容され、それぞれに複数の図
    書が収容されるとともに、外部から読み取り可能な識別
    情報が付された複数のコンテナと、 前記書庫に収容された複数のコンテナの中から、指示さ
    れたコンテナを取り出してステーションに搬送するとと
    もに、該ステーションに保持されたコンテナを前記書庫
    に搬送して返却する搬送手段と、 この搬送手段により前記書庫に返却されるコンテナに対
    して、その識別情報を読み取るとともに、内部における
    図書の収容状態を撮影し、この撮影した映像情報を前記
    コンテナから読み取った識別情報と対応付けて記憶する
    撮像手段と、 この撮像手段によって記憶された映像情報を選択的に読
    み出して映像表示させる表示手段と、 複数のコンテナの前記書庫内における収容位置と、各コ
    ンテナに収容された複数の図書の各図書コードとを対応
    させて記憶する記憶手段と、 前記図書の取り出し及び返却が行なわれる毎に、前記記
    憶手段の記憶内容を更新する更新手段とを具備してなる
    ことを特徴とする図書保管管理装置。
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