JP3349676B2

JP3349676B2 - 図書保管管理装置

Info

Publication number: JP3349676B2
Application number: JP3244099A
Authority: JP
Inventors: 公明吉田; 仁一吉江
Original assignee: 日本ファイリング株式会社
Priority date: 1999-02-10
Filing date: 1999-02-10
Publication date: 2002-11-25
Anticipated expiration: 2019-02-10
Also published as: JP2000229712A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、例えば多量の図
書を保管する大型図書館等に使用して好適する図書保管
管理装置に係り、特にその図書の返却に要する作業の能
率向上を図るようにしたものに関する。

【０００２】

【従来の技術】周知のように、近時、多量の蔵書を有す
る大規模図書館等にあっては、図書の取り出しや返却に
要する作業の能率向上を図るために、自動入出庫システ
ムが導入されてきている。この自動入出庫システムは、
利用者が貸し出しを要求した図書を書庫から取り出して
利用者カウンターまで搬送するとともに、その図書が貸
し出されたことを記録する作業や、図書が返却されたこ
とを記録しその図書を書庫まで戻して収容位置を記録す
る作業等を自動化して、図書の取り出し及び返却に要す
る作業を正確かつ迅速に実行することができるようにし
たものである。

【０００３】すなわち、自動入出庫システムにおいて
は、保管されている多量の図書の管理を容易にするため
に、各図書それぞれにバーコードを付している。また、
各図書は、複数冊毎にコンテナに収容されており、書庫
に対してコンテナ単位で入出庫されるようになされてい
る。そして、図書の取り出しが要求された場合には、そ
の図書の収容されたコンテナが書庫から自動出庫され利
用者カウンターまで搬送される。図書館員は、利用者カ
ウンターに搬送されてきたコンテナの中から所望の図書
を取り出して利用者に渡し、ここに、図書の貸し出しが
行なわれる。

【０００４】また、図書の返却が要求された場合には、
その返却図書を収容すべきコンテナが書庫から自動出庫
され利用者カウンターに取り出される。図書館員は、利
用者カウンターに取り出されたコンテナに返却された図
書を入れた後、そのコンテナを書庫の元の位置に入庫さ
せ、ここに、図書の返却が行なわれる。

【０００５】一方、現在の図書館においては、図書の保
管管理手段として殆ど例外なく分類別固定ロケーション
配架方式が採用されている。この分類別固定ロケーショ
ン配架方式は、複数の図書を、例えば『日本文学』や
『機械工学』等の各種の分野別に分類して書庫に収容し
ておく手法であって、一般の図書館では、この分類別固
定ロケーション配架方式に上述した自動入出庫システム
が組み合わされる形態となっている。

【０００６】ところで、分類別固定ロケーション配架方
式による図書の保管管理を行なう場合、１つの分類の中
には種々の寸法の図書が混在するために、各分類毎に最
大寸法の図書（例えばＡ４版）に合わせて書棚の高さや
奥行きを設定することが必要になる。しかしながら、実
際の図書館における蔵書の約８０％はＡ５版（Ａ４版の
半分）以下の寸法であることから、各分類毎に最大寸法
の図書に合わせて書棚の高さや奥行きを設定するという
ことは、取りも直さず、書庫内における無駄な空間を増
大させ図書の収容効率を悪化させるという問題を招くこ
とになる。

【０００７】また、分類別固定ロケーション配架方式に
よる図書の保管管理手段では、ある分類の図書を収容す
る書棚のスペースが満杯になった場合、超過した図書を
離れた別の書棚に収容したのでは分類別にしている効果
が低下することになり、また分類別の収容を維持するた
めに、他の分類の図書までも含めて書棚上で図書を全体
的にずらせることは、大変な労力と時間を費やすことに
なる。そこで、このような事態に対処するために、現在
の図書館では、各分類毎にその分類に属する図書を収容
する本来のスペースに、その数１０％に及ぶ余裕スペー
スを予め設けておくようにしている。このため、なお一
層、書庫内における無駄な空間が増大し図書の収容効率
が悪化するという問題が生じることになる。

【０００８】さらに、分類別固定ロケーション配架方式
による図書の保管管理手段では、図書を返却する場合、
その図書の分類に対応するコンテナを書庫から利用者カ
ウンターまで取り出す必要があるため、互いに分類の異
なる複数の図書が返却されると、１冊毎に別のコンテナ
を書庫から利用者カウンターにいちいち取り出す必要が
生じる。このため、書庫と利用者カウンターとの相互間
でコンテナを搬送する搬送機構の稼動回数が多くなり、
自動入出庫システムを導入しているにもかかわらず図書
の取り出し及び返却作業の能率向上が十分に図れないと
いう不都合も生じている。

【０００９】そこで、現在では、多量の図書をそれらの
内容には無関係に、寸法（例えばＡ４版，Ｂ５版，Ａ５
版，Ｂ６版等で厚さは不問）のみによって分類し、同一
コンテナには同一寸法の図書のみを収容するようにし
て、各寸法の図書が収容されたそれぞれのコンテナを、
書庫の異なる棚領域に格納する新規な保管管理システム
が開発されてきている（特開平７−８２９１５号公
報）。この保管管理システムによれば、書庫の各棚領域
では、それぞれに収容される図書の寸法に応じて、その
図書を効率的に収容することができるように、高さや奥
行きを設定することができ、図書の収容効率を効果的に
向上させることができるようになる。

【００１０】ここで、上記のような新規な保管管理シス
テムでは、複数のコンテナの書庫内における収容位置
と、各コンテナに収容された複数の図書の各図書コード
とを対応させて記憶しておき、図書の取り出し及び返却
が行なわれる毎にその記憶内容を更新するフリーロケー
ション方式が採用されている。このフリーロケーション
方式によれば、同一寸法の図書ならばその寸法の図書を
収容するためのコンテナ内に空きのある限り任意に収容
することができるので、書庫と利用者カウンターとの相
互間でコンテナを搬送するための搬送機構の稼動回数を
少なくすることができ、自動化による図書の取り出し及
び返却作業の能率を効果的に向上させることができる。

【００１１】ところで、このようにフリーロケーション
方式を採用し、自動化による図書の取り出し及び返却作
業の能率を効果的に向上させるようにした保管管理シス
テムにあって、次に要望されることは、書庫に収容され
た複数のコンテナそれぞれにおける図書の充填率を把握
しておき、返却された図書を収容するためのコンテナを
書庫から取り出す際に、返却する図書の量と書庫内の各
コンテナの空きスペースとを考慮して、取り出すコンテ
ナをその個数が最小となるように自動的に選択すること
により、図書の返却に要する作業のさらなる能率向上を
図るようにすることである。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】以上のように、フリー
ロケーション方式を採用した保管管理システムにおいて
は、書庫に収容された複数のコンテナそれぞれの図書の
充填率を把握しておき、図書の返却時に、返却する図書
の量と各コンテナの空きスペースとを考慮して、取り出
すコンテナの個数が最小となるように制御することによ
り、図書の返却作業に対するより一層の能率向上を図る
ことが強く要望されている。

【００１３】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、返却する図書の量に応じて、取り出すコ
ンテナの数が最小となるように制御することができ、図
書の返却作業の能率をより一層向上させることができる
ようにした極めて良好な図書保管管理装置を提供するこ
とを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】この発明に係る図書保管
管理装置は、書庫に収容され、それぞれに複数の図書が
収容された複数のコンテナと、この複数のコンテナの中
から指示されたコンテナを取り出してステーションに搬
送するとともに、該ステーションに保持されたコンテナ
を書庫に搬送して返却する搬送手段と、この搬送手段に
より書庫に返却されるコンテナの空きスペースに関する
情報を取得し、該情報をコンテナと対応させて記憶する
記憶手段と、書庫に入庫する図書の量を入力する入力手
段と、この入力手段で入力された図書の量と、記憶手段
に記憶された各コンテナの空きスペースに関する情報と
に基づいて、書庫からステーションに取り出すコンテナ
を選択するもので、入力手段で入力された図書の量と予
め選択する所定のコンテナの空きスペースとを比較し、
図書の量が空きスペースよりも多い場合には、所定のコ
ンテナとその次に空きスペースの広いコンテナとを選択
するように動作する制御手段とを備えるようにしたもの
である。

【００１５】上記のような構成によれば、書庫に返却さ
れるコンテナの空きスペースに関する情報を取得し、該
情報をコンテナと対応させて記憶しておき、書庫に入庫
する図書の量を入力する入力手段で入力された図書の量
と予め選択する所定のコンテナの空きスペースとを比較
し、図書の量が空きスペースよりも多い場合には、所定
のコンテナとその次に空きスペースの広いコンテナとを
選択するようにしたので、返却する図書の量に応じて、
取り出すコンテナの数が最小となるように制御すること
ができ、図書の返却作業の能率をより一層向上させるこ
とができるようになるとともに、コンテナ内における図
書の収容効率も向上させることが可能となる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図１は、この実
施の形態で説明する図書保管管理システムの全体的な構
成を示している。すなわち、図１において、符号１１
は、例えば図書館の地階の書庫内に設置された書棚群で
ある。この書棚群１１は、互いに一定間隔をあけて対向
するように設置された複数対（図示の場合は３対）の書
棚（１１ａ，１１ｂ）、（１１ｃ，１１ｄ）、（１１
ｅ，１１ｆ）から構成されている。これら各書棚１１ａ
〜１１ｆには、それぞれに複数の図書（図１では図示せ
ず）が収容された複数のコンテナ１２，１２，……が収
容されている。

【００１７】ここで、上記書棚１１ａ，１１ｂ相互間に
は、スタッカークレーン１３が設置されている。このス
タッカークレーン１３は、書棚１１ａ，１１ｂ相互間に
形成された空間内を移動し、いずれかの書棚１１ａ，１
１ｂから所望のコンテナ１２を取り出して出庫用ラック
ステーション１４に移送する。この出庫用ラックステー
ション１４に移送されたコンテナ１２は、搬送コンベア
１５を介してコンテナ搬出口１６に移送された後、図示
しない垂直搬送機を介して、１階向コンテナ搬入口１７
または２階向コンテナ搬入口１８に搬送される。

【００１８】このうち、１階向コンテナ搬入口１７に移
送されたコンテナ１２は、搬送コンベア１９を介して利
用者カウンターである１階ステーション２０のコンテナ
受入部２０ａに搬送される。また、２階向コンテナ搬入
口１８に移送されたコンテナ１２は、搬送コンベア２１
を介して利用者カウンターである２階ステーション２２
のコンテナ受入部２２ａに搬送される。

【００１９】一方、１階ステーション２０のコンテナ受
入部２０ａに搬送されたコンテナ１２は、コンテナ排出
部２０ｂに移送され、搬送コンベア２３を介して１階向
コンテナ搬出口２４に搬送される。また、２階ステーシ
ョン２２のコンテナ受入部２２ａに搬送されたコンテナ
１２は、コンテナ排出部２２ｂに移送され、搬送コンベ
ア２５を介して２階向コンテナ搬出口２６に搬送され
る。そして、１階向コンテナ搬出口２４または２階向コ
ンテナ搬出口２６に搬送されたコンテナ１２は、上記垂
直搬送機を介して地階のコンテナ搬入口２７に移送さ
れ、搬送コンベア２８を介して入庫用ラックステーショ
ン２９に移送された後、スタッカークレーン１３により
書棚１１ａまたは１１ｂに入庫される。

【００２０】なお、他の書棚１１ｃ，１１ｄ相互間及び
書棚１１ｅ，１１ｆ相互間にも、それぞれスタッカーク
レーン（図示せず）が設置されている。そして、上記と
略同様の動作により、各書棚１１ｃ〜１１ｆと１階また
は２階ステーション２０，２２との間で、コンテナ１２
を搬送することができる。

【００２１】また、上記搬送コンベア１５，１９，２１
の経路途中には、搬送されるコンテナ１２を１８０°回
転させて向きを変えるための、回転機構部３０，３１
ａ，３１ｂがそれぞれ設置されている。なお、これら回
転機構部３０，３１ａ，３１ｂの詳細な構成や動作につ
いては、後述する。

【００２２】ここで、図２（ａ）は、上記コンテナ１２
の詳細な構成を示している。すなわち、このコンテナ１
２は、その内部が略直交する仕切り板１２ａ，１２ｂに
よって、４つのブロックＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄに分割されてい
る。そして、各ブロックＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄ内には、図２
（ｂ）に示すように、それぞれ複数の図書３２，３２，
……が厚み方向に１列に並んで収容されるようになって
いる。つまり、コンテナ１２内には、ブロックＡ，Ｂに
収容された図書３２，３２，……の列と、ブロックＣ，
Ｄに収容された図書３２，３２，……の列とが、２列に
並んで収容されることになる。

【００２３】そして、コンテナ１２内で２列に並んだ各
図書３２，３２，……同士は、互いにその背表紙３２ａ
を外側に向けるようにして収容されている。なお、コン
テナ１２は、その側面にバーコードラベル１２ｃが付さ
れており、書棚１１ａ，１１ｂ上における収容位置が固
定されているものとする。また、各図書３２，３２，…
…にも、それぞれ固有のバーコードが付されている。

【００２４】一方、図３は、上記１階ステーション２０
の詳細な構成を示している。なお、２階ステーション２
２については、１階ステーション２０と同様な構成であ
るため、その説明を省略する。すなわち、この１階ステ
ーション２０には、カウンター台３３が設置されてい
る。このカウンター台３３の裏側には、前記コンテナ受
入部２０ａとコンテナ排出部２０ｂとが配置されてい
る。そして、搬送コンベア１９を介して１階ステーショ
ン２０に搬送されてきたコンテナ１２は、コンテナ受入
部２０ａで受け入れられた後、コンテナ排出部２０ｂに
移送されて保持される。

【００２５】また、上記カウンター台３３には、コンテ
ナ排出部２０ｂに対応する部分に開口部３３ａが形成さ
れている。そして、図書館員は、この開口部３３ａを介
することにより、コンテナ排出部２０ｂに保持されたコ
ンテナ１２に対して、図書３２の取り出しや返却を行な
うことができる。この場合、カウンター台３３の開口部
３３ａからは、コンテナ１２内に厚み方向に２列になっ
て収容されている図書３２，３２，……のうち、一方側
の列の図書３２，３２，……がそれらの背表紙３２ａを
含めて、外部に露出されることになる。そして、このコ
ンテナ排出部２０ｂに保持されたコンテナ１２は、搬送
コンベア２３を介して１階向コンテナ搬出口２４に搬送
される。

【００２６】さらに、上記カウンター台３３上には、図
書館員が図書３２，３２，……の入出庫に関する種々の
操作を行なうとともに、コンテナ排出部２０ｂに保持さ
れたコンテナ１２の中から、取り出すべき図書３２の図
書名や図書番号、及びその図書３２の含まれるブロック
番号等を表示するための、入力タッチパネル式の操作表
示ユニット３４と、図書３２に付されたバーコードを読
み取るためのバーコードリーダ３５とが配設されてい
る。

【００２７】次に、図４（ａ）〜（ｃ）は、上記した回
転機構部３０の詳細な構成を示している。なお、他の回
転機構部３１ａ，３１ｂについては、回転機構部３０と
同様な構成であるため、その説明を省略する。すなわ
ち、前記搬送コンベア１５上を搬送されるコンテナ１２
は、回転機構部３０により１８０°回転させることによ
って、その向きを変えることができる。つまり、この回
転機構部３０によってコンテナ１２の向きを変えること
により、例えば図３に示したように、１階ステーション
２０のカウンター台３３のコンテナ排出部２０ｂにコン
テナ１２が保持された状態で、開口部３３ａに対向する
図書３２，３２，……の列を切り替えることができる。

【００２８】この回転機構部３０は、図４（ｂ），
（ｃ）に示すように、搬送コンベア１５の一方側から搬
送されてきたコンテナ１２を回転台３０ａに搭載させ、
回転台３０ａをモータ３０ｂによって回転させた後、コ
ンテナ１２を搬送コンベア１５の他方側に送り出す構成
となっている。ただし、回転させる必要がない場合に
は、搬送コンベア１５の一方側から搬送されてきたコン
テナ１２は、そのまま回転台３０ａを素通りして搬送コ
ンベア１５の他方側に送り出される。

【００２９】また、図４（ｂ）に示すように、回転機構
部３０の近傍には、搬送コンベア１５で搬送されるコン
テナ１２に付されたバーコードラベル１２ｃを自動的に
読み取るためのバーコードリーダ３０ｃ，３０ｄが設置
されている。

【００３０】ここで、前述した書棚１１ａ，１１ｂに返
却されるコンテナ１２を搬送するための搬送コンベア２
８の経路中には、図５に示すように、搬送されるコンテ
ナ１２が内部を通過する枠体３６が設置されている。こ
の枠体３６の側部３６ａには、コンテナ１２の側面に付
されたバーコードラベル１２ｃを自動的に読み取るため
のバーコードリーダ３７が設置されている。

【００３１】また、上記枠体３６の天井部３６ｂには、
通過するコンテナ１２内に２列に収容される図書３２，
３２，……の収容領域に対応して、それぞれ図書３２，
３２，……の充填率を検出するためのセンサ３８，３９
が設置されている。これらセンサ３８，３９は、それぞ
れコンテナ１２内の対応する列における図書３２，３
２，……の有無を検出しているもので、その検出出力
は、コンテナ１２がセンサ３８，３９の下側を通過する
時間内に、図書３２の有状態が検出された時間がどれだ
けあるかによって、コンテナ１２内における図書３２，
３２，……の充填率を算出するのに供される。

【００３２】一方、図６は、利用者から返却された図書
３２，３２，……を、コンテナ１２に戻す前に図書館員
が一時的に保管しておくためのブックトラック４０を示
している。このブックトラック４０は、寸法別に図書３
２，３２，……を収容するための複数（図示の場合は３
つ）の棚段４０ａ，４０ｂ，４０ｃを有している。各棚
段４０ａ，４０ｂ，４０ｃには、それぞれ、図中向かっ
て左側から図書３２，３２，……を縦に順次収容してい
くようになっている。

【００３３】ここで、このブックトラック４０の天板４
０ｄの正面には、横方向つまり収容される図書３２，３
２，……の厚み方向に沿って、複数に色分けされた目盛
り部４０ｅが形成されている。これにより、図書館員
は、各棚段４０ａ，４０ｂ，４０ｃ毎に、一番右端に位
置している図書３２が目盛り部４０ｅのどの色のところ
まで達しているかを認識することで、返却すべき図書３
２，３２，……の量つまり厚みの合計寸法を定量化する
ことができる。

【００３４】そして、ブックトラック４０に収容された
図書３２，３２，……をコンテナ１２に収容する際に、
図書館員は、図７に示すように、前記操作表示ユニット
３４に図書厚さとして表示されている複数の色の中か
ら、ブックトラック４０で認識した色のエリアをタッチ
操作することにより、返却する図書３２，３２，……の
量を入力することができる。

【００３５】図８は、上記のような図書保管管理システ
ムの制御システムを示している。すなわち、図８におい
て、符号４１は中央処理装置で、例えばマイクロプロセ
ッサ等を内蔵している。この中央処理装置４１には、バ
スライン４２を介して無停電電源装置４３が接続されて
いる。また、この中央処理装置４１には、バスライン４
２からファイルアダプタ４４を経て、フロッピーディス
ク４５と、システムの制御プログラムの記憶されたハー
ドディスク４６及びカートリッジテープ４７とが接続さ
れている。

【００３６】さらに、この中央処理装置４１には、バス
ライン４２からファイルアダプタ４８を経て、図書情報
の記憶されたハードディスク４９が接続されている。ま
た、この中央処理装置４１には、バスライン４２からフ
ァイルアダプタ５０を経て、バックアップ情報の記憶さ
れたハードディスク５１が接続されている。

【００３７】一方、上記中央処理装置４１には、バスラ
イン４２からシリアルインターフェースアダプタ５２を
経て、統括制御盤５３と定置式検出器５４とが接続され
ている。この統括制御盤５３は、詳細は後述するが、前
記スタッカークレーン１３、垂直搬送機、搬送コンベア
１５，１９，２１，２３，２５，２８及び回転機構部３
０，３１ａ，３１ｂ等の動作を統括的に制御するもの
で、コンテナ１２の位置を検出する定置式検出器５４の
検出結果に基づいて制御動作を行なっている。

【００３８】また、上記中央処理装置４１には、バスラ
イン４２からシリアルインターフェースアダプタ５５を
経て、コンソール５６、ディスプレイ５７、バーコード
リーダ５８（これらは、図３に示した操作表示ユニット
３４及びバーコードリーダ３５等に相当）及びシリアル
プリンタ５９が接続されている。そして、これらコンソ
ール５６、ディスプレイ５７、バーコードリーダ５８及
びシリアルプリンタ５９は、１階ステーション２０に設
置されている。

【００３９】さらに、上記中央処理装置４１には、バス
ライン４２からシリアルインターフェースアダプタ６０
を経て、ディスプレイ６１、バーコードリーダ６２、シ
リアルプリンタ６３及びバーコードプリンタ６４が接続
されている。そして、これらディスプレイ６１、バーコ
ードリーダ６２、シリアルプリンタ６３及びバーコード
プリンタ６４は、２階ステーション２２に設置されてい
る。

【００４０】なお、上記したバーコードリーダ５８，６
２としては、図４に示したバーコードリーダ３０ｃ，３
０ｄや、図５に示したバーコードリーダ３７をも含むも
のとする。

【００４１】ここで、図９は、上記統括制御盤５３の詳
細な構成を示している。すなわち、前記バスライン４２
は、入出力回路６５を介して制御回路６６に接続され
る。この制御回路６６は、各制御対象であるスタッカー
クレーン１３、垂直搬送機（図９では符号６７で示
す）、搬送コンベア１５，１９，２１，２３，２５，２
８及び回転機構部３０，３１ａ，３１ｂ毎に、それぞれ
入出力回路６８，６９，７０，７１及び駆動回路７２，
７３，７４，７５を介して制御信号を生成して送出する
ようにしている。

【００４２】スタッカークレーン１３、垂直搬送機６
７、搬送コンベア１５，１９，２１，２３，２５，２８
及び回転機構部３０，３１ａ，３１ｂに設けられ、それ
ぞれがコンテナ１２の位置を検出する定置式検出器５４
ａ，５４ｂ，５４ｃ，５４ｄからの出力信号は、それぞ
れ対応する入出力回路６８，６９，７０，７１に供給さ
れて、制御信号の生成に供されている。バーコードリー
ダ５８，６２の各出力は、入出力回路６５に供給されて
統括制御盤５３の駆動、つまりスタッカークレーン１
３、垂直搬送機６７、搬送コンベア１５，１９，２１，
２３，２５，２８及び回転機構部３０，３１ａ，３１ｂ
の駆動に供される。

【００４３】また、この統括制御盤５３には、図書充填
率検出回路７６が接続されている。この図書充填率検出
回路７６は、前述したセンサ３８，３９の各検出出力に
基づいて、コンテナ１２内における図書３２，３２，…
…の充填率を算出するもので、算出された図書充填率
は、入出力回路７７を介して制御回路６６に供給された
後、入出力回路６５を介して統括制御盤５３の外部に出
力され、例えば前記ハードディスク４９や５１等に図書
情報やバックアップ情報の一環として記憶される。

【００４４】上記のような構成となされた図書保管管理
システムにおいて、以下、その動作を説明する。図１０
及び図１１は、例えば１階ステーション２０において、
前記ブックトラック４０に収容された図書３２，３２，
……を書棚群１１に入庫する動作を説明するために示す
フローチャートである。

【００４５】まず、開始（ステップＳ１）されると、１
階ステーション２０の図書館員は、ステップＳ２で、操
作表示ユニット３４を操作して、図書３２，３２，……
を書棚１１ａ，１１ｂに入庫するための指示を中央処理
装置４１に入力する。このとき、図書館員は、操作表示
ユニット３４を操作して、入庫する図書３２，３２，…
…の寸法情報（例えばＡ４版、Ｂ５版、Ａ５版以下等）
も中央処理装置４１に入力する。なお、以後は、このと
き入力された寸法の図書３２の入庫動作のみを説明し、
ブックトラック４０内の他の寸法の図書３２の入庫動作
は、同様であるため説明を省略する。

【００４６】次に、図書館員は、ステップＳ３で、操作
表示ユニット３４を操作して、入庫する図書３２，３
２，……の量つまり厚みの合計寸法を、中央処理装置４
１に入力する。この入力は、図７で説明したように、操
作表示ユニット３４に図書厚さとして表示されている複
数の色の中から、ブックトラック４０の目盛り部４０ｅ
で認識した色のエリアをタッチ操作することにより行な
われる。

【００４７】すると、中央処理装置４１は、ステップＳ
４で、入庫する図書３２，３２，……の厚みの合計寸法
が、書棚群１１に収容され、入庫図書３２，３２，……
の寸法に対応した複数のコンテナ１２，１２，……の中
で、一番空きスペースの広いコンテナ１２の、空きスペ
ース寸法（充填率より算出）以内であるか否かを判別す
る。

【００４８】入庫図書３２，３２，……の厚みの合計寸
法が、一番空きスペースの広いコンテナ１２の空きスペ
ース寸法以内であると判断された場合（ＹＥＳ）、中央
処理装置４１は、ステップＳ５で、書棚群１１に収容さ
れているコンテナ１２，１２，……の中から、入庫図書
３２，３２，……の厚みの合計寸法に略相当する空きス
ペース寸法を有するコンテナ１２を検索し、ステップＳ
６で、その検索したコンテナ１２に対する出庫指令を統
括制御盤５３に出力する。

【００４９】一方、上記ステップＳ４で、入庫図書３
２，３２，……の厚みの合計寸法が、一番空きスペース
の広いコンテナ１２の空きスペース寸法以内でないと判
断された場合（ＮＯ）、中央処理装置４１は、ステップ
Ｓ７で、入庫図書３２，３２，……の厚みの合計寸法
と、一番空きスペースの広いコンテナ１２の空きスペー
ス寸法との寸法差を算出し、ステップＳ８で、その寸法
差が次に空きスペースの広いコンテナ１２の空きスペー
ス寸法以内であるか否かを判別する。

【００５０】そして、以内であると判断された場合（Ｙ
ＥＳ）、中央処理装置４１は、ステップＳ９で、書棚群
１１に収容されているコンテナ１２，１２，……の中か
ら、上記寸法差に略相当する空きスペース寸法を有する
コンテナ１２を検索し、ステップＳ６の処理に移行す
る。

【００５１】また、上記ステップＳ８で、入庫図書３
２，３２，……の厚みの合計寸法と、一番空きスペース
の広いコンテナ１２の空きスペース寸法との寸法差が、
次に空きスペースの広いコンテナ１２の空きスペース寸
法以内でないと判断された場合（ＮＯ）、中央処理装置
４１は、ステップＳ１０で、その次に空きスペースの広
いコンテナ１２を検索し、不足寸法を算出する。

【００５２】その後、中央処理装置４１は、ステップＳ
１１で、算出された不足寸法が、その次に空きスペース
の広いコンテナ１２の空きスペース寸法以内であるか否
かを判別し、以内でないと判断された場合（ＮＯ）、ス
テップＳ１０の処理に戻される。また、以内であると判
断された場合（ＹＥＳ）、中央処理装置４１は、ステッ
プＳ１２で、書棚群１１に収容されているコンテナ１
２，１２，……の中から、上記不足寸法に略相当する空
きスペース寸法を有するコンテナ１２を検索し、ステッ
プＳ６の処理に移行する。

【００５３】上記ステップＳ６で、検索したコンテナ１
２に対する出庫指令が統括制御盤５３に出力されると、
統括制御盤５３は、ステップＳ１３で、検索されたコン
テナ１２を書棚群１１から取り出し、１階ステーション
２０まで搬送して、そのコンテナ排出部２０ｂに保持さ
せる。

【００５４】すると、図書館員は、ステップＳ１４で、
入庫する図書３２，３２，……を、それらのバーコード
をバーコードリーダ３５によって読み取らせた後、コン
テナ１２内に収容する。これにより、図書３２，３２，
……とコンテナ１２とが対応付けられて、記憶される。
そして、図書館員は、ステップＳ１５で、入庫すべき図
書３２，３２，……がまだあるか否かを判別し、あると
判断された場合（ＹＥＳ）、ステップＳ１６で、コンテ
ナ１２に空きがもう無いか否かを判別する。

【００５５】コンテナ１２に空きがあると判断された場
合（ＮＯ）、ステップＳ１４の処理に戻され、コンテナ
１２に空きがもう無いと判断された場合（ＹＥＳ）、図
書館員は、ステップＳ１７で、操作表示ユニット３４を
操作して、コンテナ排出部２０ｂのコンテナ１２を書棚
群１１に返却する指示を、中央処理装置４１に入力す
る。これにより、満杯となったコンテナ１２がコンテナ
排出部２０ｂから書棚群１１に戻され、代わって次のコ
ンテナ１２が書棚群１１から取り出されてコンテナ排出
部２０ｂに保持される。

【００５６】そして、図書館員は、ステップＳ１８で、
次のコンテナ１２に図書３２，３２，……を収容し、ス
テップＳ１９で、そのコンテナ１２に空きがまだあるか
否かを判別し、空きがもう無いと判断された場合（Ｎ
Ｏ）、ステップＳ１７の処理に戻される。また、ステッ
プＳ１９で、コンテナ１２の空きがまだあると判断され
た場合（ＹＥＳ）、図書館員は、ステップＳ２０で、入
庫図書３２，３２，……がもう無いか否かを判別し、ま
だあると判断された場合（ＮＯ）、ステップＳ１９の処
理に戻される。

【００５７】ここで、上記ステップＳ１５で入庫図書３
２，３２，……がもう無いと判断された場合（ＮＯ）、
または、上記ステップＳ２０で入庫図書３２，３２，…
…がもう無いと判断された場合（ＹＥＳ）、図書館員
は、ステップＳ２１で、操作表示ユニット３４を操作し
て、入庫作業が完了したことを中央処理装置４１に指示
する。

【００５８】その後、中央処理装置４１は、ステップＳ
２２で、前記図書充填率検出回路７６により、書棚群１
１に戻されるコンテナ１２から検出した充填率に基づい
て、そのコンテナ１２の空きスペース寸法を算出し、ス
テップＳ２３で、コンテナ１２の空きスペース寸法に関
する記憶内容を更新して、終了（ステップＳ２４）され
る。

【００５９】上記のような図書３２，３２，……の入庫
動作によれば、書棚群１１に収容されている各コンテナ
１２，１２，……それぞれにおける空きスペース寸法を
記憶しておき、入庫する図書３２，３２，……の量つま
り厚みの合計寸法を入力することにより、その合計寸法
に略相当する空きスペース寸法が得られるように、空き
スペースの広いコンテナ１２からその次に空きスペース
の広いコンテナ１２という順序で、書棚群１１からコン
テナ１２を取り出すようにしたので、空きスペースのあ
るコンテナ１２，１２，……を順次満杯にしながら、し
かも、取り出すコンテナ１２，１２，……の数が最小と
なるように制御することができ、図書３２，３２，……
の収容効率ならびに返却作業の能率を、より一層向上さ
せることができる。

【００６０】また、図１２及び図１３は、例えば１階ス
テーション２０において、前記ブックトラック４０に収
容された図書３２，３２，……を書棚群１１に入庫する
他の動作を説明するために示すフローチャートである。
まず、開始（ステップＳ２５）されると、１階ステーシ
ョン２０の図書館員は、ステップＳ２６で、操作表示ユ
ニット３４を操作して、図書３２，３２，……を書棚群
１１に入庫するための指示を中央処理装置４１に入力す
る。

【００６１】このとき、図書館員は、操作表示ユニット
３４を操作して、入庫する図書３２，３２，……の寸法
情報（例えばＡ４版、Ｂ５版、Ａ５版以下等）も中央処
理装置４１に入力する。なお、以後は、このとき入力さ
れた寸法の図書３２の入庫動作のみを説明し、ブックト
ラック４０内の他の寸法の図書３２の入庫動作は、同様
であるため説明を省略する。

【００６２】次に、図書館員は、ステップＳ２７で、操
作表示ユニット３４を操作して、入庫する図書３２，３
２，……の量つまり厚みの合計寸法を、中央処理装置４
１に入力する。この入力は、図７で説明したように、操
作表示ユニット３４に図書厚さとして表示されている複
数の色の中から、ブックトラック４０の目盛り部４０ｅ
で認識した色のエリアをタッチ操作することにより行な
われる。

【００６３】すると、中央処理装置４１は、ステップＳ
２８で、入庫する図書３２，３２，……の厚みの合計寸
法が、書棚群１１に収容され、入庫図書３２，３２，…
…の寸法に対応した複数のコンテナ１２，１２，……の
中で、一番空きスペースの広いコンテナ１２の、空きス
ペース寸法以内であるか否かを判別する。

【００６４】入庫図書３２，３２，……の厚みの合計寸
法が、一番空きスペースの広いコンテナ１２の空きスペ
ース寸法以内であると判断された場合（ＹＥＳ）、中央
処理装置４１は、ステップＳ２９で、そのコンテナ１２
に対する出庫指令を統括制御盤５３に出力する。

【００６５】一方、上記ステップＳ２８で、入庫図書３
２，３２，……の厚みの合計寸法が、一番空きスペース
の広いコンテナ１２の空きスペース寸法以内でないと判
断された場合（ＮＯ）、中央処理装置４１は、ステップ
Ｓ３０で、次に空きスペースの広いコンテナ１２を検索
し、不足寸法を算出する。

【００６６】その後、中央処理装置４１は、ステップＳ
３１で、算出された不足寸法が、次に空きスペースの広
いコンテナ１２の空きスペース寸法以内であるか否かを
判別し、以内でないと判断された場合（ＮＯ）、ステッ
プＳ３０の処理に戻される。また、以内であると判断さ
れた場合（ＹＥＳ）、中央処理装置４１は、ステップＳ
２９の処理に移行する。

【００６７】そして、上記ステップＳ２９で、コンテナ
１２に対する出庫指令が統括制御盤５３に出力された後
のステップＳ３２〜Ｓ４３は、図１１に示したステップ
Ｓ１３〜Ｓ２４と同じであるため、その説明は省略す
る。

【００６８】上記のような図書３２，３２，……の入庫
動作によれば、書棚群１１に収容されている各コンテナ
１２，１２，……それぞれにおける空きスペース寸法を
記憶しておき、入庫する図書３２，３２，……の量つま
り厚みの合計寸法を入力することにより、空きスペース
の広いコンテナ１２からその次に空きスペースの広いコ
ンテナ１２という順序で、書棚群１１からコンテナ１２
を順次取り出すようにしたので、空きスペースのあるコ
ンテナ１２，１２，……を順次満杯にしながら、しか
も、取り出すコンテナ１２，１２，……の数が最小とな
るように制御することができ、図書３２，３２，……の
収容効率ならびに返却作業の能率を、より一層向上させ
ることができる。

【００６９】ここで、書棚群１１に入庫する図書３２，
３２，……の厚みの合計寸法を中央処理装置４１に入力
する手段としては、図６及び図７で説明したように色分
けによって行なうものに限らず、例えば、厚みの合計寸
法を色に代えてＡ，Ｂ，Ｃ，……等の記号で分け、操作
表示ユニット３４に記号で入力させるようにすることも
できる。

【００７０】また、図１４に示すように、ブックトラッ
ク４０の各棚段４０ａ，４０ｂ，４０ｃの前面に、収容
される図書３２，３２，……の厚み方向に沿って、数値
の付された目盛り部４０ｆを形成し、図書館員に、入庫
する図書３２，３２，……の厚みの合計寸法を、数値で
入力させるようにすることもできる。

【００７１】さらに、図１５に示すように、ブックトラ
ック４０の各棚段４０ａ，４０ｂ，４０ｃに、それぞれ
収容される図書３２，３２，……の厚み方向に沿って移
動可能な図書支持片４０ｇを設ける。そして、この図書
支持片４０ｇは、図１６に示すように、その基端部に設
けられた検出片４０ｈが、各棚段４０ａ，４０ｂ，４０
ｃに図書３２，３２，……の厚み方向に沿って設置され
たアブソリュートリニアエンコーダ４０ｉに接して移動
する。これにより、アブソリュートリニアエンコーダ４
０ｉから、図書３２，３２，……の厚みの合計寸法に対
応した信号が、ケーブル４０ｊを介して中央処理装置４
１に出力される。この手段によれば、図書館員が入庫図
書３２，３２，……の厚みの合計寸法を入力しなくて
も、自動的に合計寸法が中央処理装置４１に入力される
ことになり、便利である。

【００７２】また、上記アブソリュートリニアエンコー
ダ４０ｉから得られる、入庫図書３２，３２，……の厚
みの合計寸法に対応した信号は、図１７に示すような所
定の発信機７８により、無線で中央処理装置４１に送出
するようにしても良いものである。

【００７３】さらに、ブックトラック４１の各棚段４０
ａ，４０ｂ，４０ｃの前面に、図１８に示すようなリニ
ア寸法位置検出器７９を設置し、図書館員が、収容され
た図書３２，３２，……の厚みに合わせて、スライド式
検出片７９ａを移動させることにより、図書３２，３
２，……の厚みの合計寸法に対応した信号が、ケーブル
７９ｂを介して中央処理装置４１に出力されるようにな
る。この手段によれば、図書館員が入庫図書３２，３
２，……の厚みの合計寸法を入力する操作が容易とな
る。

【００７４】なお、この発明は上記した実施の形態に限
定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。

【００７５】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
返却する図書の量に応じて、取り出すコンテナの数が最
小となるように制御することができ、図書の返却作業の
能率をより一層向上させることができるようにした極め
て良好な図書保管管理装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る図書保管管理装置の実施の形態
を示す概略図。

【図２】同実施の形態におけるコンテナの詳細な構成を
示す斜視図。

【図３】同実施の形態における１階ステーションの詳細
な構成を示す斜視図。

【図４】同実施の形態における回転機構部の詳細な構成
を示す図。

【図５】同実施の形態における図書充填率の検出手段を
示す斜視図。

【図６】同実施の形態におけるブックトラックの詳細な
構成を示す斜視図。

【図７】同実施の形態における入庫図書の量を入力する
手段を示す図。

【図８】同実施の形態における制御システムを示すブロ
ック構成図。

【図９】同制御システムの統括制御盤の詳細を示すブロ
ック構成図。

【図１０】図書の入庫動作の一例を説明するために示す
フローチャート。

【図１１】図書の入庫動作の一例を説明するために示す
フローチャート。

【図１２】図書の入庫動作の他の例を説明するために示
すフローチャート。

【図１３】図書の入庫動作の他の例を説明するために示
すフローチャート。

【図１４】入庫図書の量を入力する手段の他の例を示す
斜視図。

【図１５】入庫図書の量を入力する手段のさらに他の例
を示す斜視図。

【図１６】図１５に示す入力手段の要部の構成を示す斜
視図。

【図１７】図１５に示す入力手段の発信機を示す斜視
図。

【図１８】入庫図書の量を入力する手段のさらに他の例
を示す斜視図。

【符号の説明】

１１…書棚群、１２…コンテナ、１３…スタッカークレーン、１４…出庫用ラックステーション、１５…搬送コンベア、１６…コンテナ搬出口、１７…１階向コンテナ搬入口、１８…２階向コンテナ搬入口、１９…搬送コンベア、２０…１階ステーション、２１…搬送コンベア、２２…２階ステーション、２３…搬送コンベア、２４…１階向コンテナ搬出口、２５…搬送コンベア、２６…２階向コンテナ搬出口、２７…コンテナ搬入口、２８…搬送コンベア、２９…入庫用ラックステーション、３０，３１ａ，３１ｂ…回転機構部、３２…図書、３３…カウンター台、３４…操作表示ユニット、３５…バーコードリーダ、３６…枠体、３７…バーコードリーダ、３８，３９…センサ、４０…ブックトラック、４１…中央処理装置、４２…バスライン、４３…無停電電源装置、４４…ファイルアダプタ、４５…フロッピーディスク、４６…ハードディスク、４７…カートリッジテープ、４８…ファイルアダプタ、４９…ハードディスク、５０…ファイルアダプタ、５１…ハードディスク、５２…シリアルインターフェースアダプタ、５３…統括制御盤、５４…定置式検出器、５５…シリアルインターフェースアダプタ、５６…コンソール、５７…ディスプレイ、５８…バーコードリーダ、５９…シリアルプリンタ、６０…シリアルインターフェースアダプタ、６１…ディスプレイ、６２…バーコードリーダ、６３…シリアルプリンタ、６４…バーコードプリンタ、６５…入出力回路、６６…制御回路、６７…垂直搬送機、６８〜７１…入出力回路、７２〜７５…駆動回路、７６…図書充填率検出回路、７７…入出力回路、７８…発信機、７９…リニア寸法位置検出器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B65G 1/00 - 1/20 E04H 3/06 G06F 17/60

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】書庫に収容され、それぞれに複数の図書
が収容された複数のコンテナと、この複数のコンテナの中から指示されたコンテナを取り
出してステーションに搬送するとともに、該ステーショ
ンに保持されたコンテナを前記書庫に搬送して返却する
搬送手段と、この搬送手段により前記書庫に返却されるコンテナの空
きスペースに関する情報を取得し、該情報をコンテナと
対応させて記憶する記憶手段と、前記書庫に入庫する図書の量を入力する入力手段と、この入力手段で入力された図書の量と、前記記憶手段に
記憶された各コンテナの空きスペースに関する情報とに
基づいて、前記書庫から前記ステーションに取り出すコ
ンテナを選択するもので、前記入力手段で入力された図
書の量と予め選択する所定のコンテナの空きスペースと
を比較し、図書の量が空きスペースよりも多い場合に
は、前記所定のコンテナとその次に空きスペースの広い
コンテナとを選択するように動作する制御手段とを具備
してなることを特徴とする図書保管管理装置。
【請求項２】前記制御手段は、前記所定のコンテナの
次に空きスペースの広いコンテナを選択する際に、前記
所定のコンテナに収容しきれなかった図書の量に略相当
する空きスペースを有するコンテナを検索することを特
徴とする請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項３】前記制御手段は、前記入力手段で入力さ
れた図書の量が、前記所定のコンテナの空きスペースよ
りも少ない場合には、入力された図書の量に略相当する
空きスペースを有するコンテナを検索することを特徴と
する請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項４】前記制御手段は、前記入力手段で入力さ
れた図書の量が、前記所定のコンテナの空きスペースよ
りも少ない場合には、前記所定のコンテナを選択するこ
とを特徴とする請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項５】前記入力手段は、前記書庫に入庫する図
書の量を、図書の厚みの合計寸法で入力することを特徴
とする請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項６】前記入力手段は、前記書庫に入庫する図
書が厚み方向に順次収容される書棚と、この書棚に図書
の厚み方向に沿って色分けされた目盛り部とを有し、前
記目盛り部の色によって入庫する図書の量を入力するこ
とを特徴とする請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項７】前記入力手段は、前記書庫に入庫する図
書が厚み方向に順次収容される書棚と、この書棚に図書
の厚み方向に沿って符号で領域分けされた目盛り部とを
有し、前記目盛り部の符号によって入庫する図書の量を
入力することを特徴とする請求項１記載の図書保管管理
装置。
【請求項８】前記入力手段は、前記書庫に入庫する図
書が厚み方向に順次収容される書棚と、この書棚に図書
の厚み方向に沿って数値の付された目盛り部とを有し、
前記目盛り部の数値によって入庫する図書の量を入力す
ることを特徴とする請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項９】前記入力手段は、前記書庫に入庫する図
書が厚み方向に順次収容される書棚と、この書棚に図書
の厚み方向に沿って移動可能に支持された図書支持片
と、この図書支持片が摺接されその位置に応じた信号を
出力するアブソリュートリニアエンコーダとを有し、前
記アブソリュートリニアエンコーダの出力信号を入力す
ることを特徴とする請求項１記載の図書保管管理装置。
【請求項１０】前記入力手段は、前記書庫に入庫する
図書が厚み方向に順次収容される書棚と、この書棚に図
書の厚み方向に沿って移動可能なスライド式検出片の位
置に応じた信号を出力するリニア寸法位置検出器とを有
し、前記リニア寸法位置検出器の出力信号を入力するこ
とを特徴とする請求項１記載の図書保管管理装置。