JP2506533B2 - 図書入出庫装置 - Google Patents
図書入出庫装置Info
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Description
において多量の図書を保管しその図書の貸し出し及び返
却の作業を容易に行なえるようにした図書入出庫装置に
関する。
模図書館等においては、利用者が貸し出しを要求した図
書を、正確かつ迅速に書庫から取り出して利用者カウン
ターまで搬送するとともに、その図書が貸し出されたこ
とを記録する作業や、図書が返却されたことを記録しそ
の図書を書庫まで戻して収容位置を記録する作業等を自
動化するために、自動入出庫システムが導入されてきて
いる。
ション)の管理を容易にするために、それぞれにバーコ
ードが付されており、複数冊毎にコンテナに収容され書
庫に対してコンテナ単位で入出庫されるようになされて
いる。そして、図書の取り出しが要求された場合は、そ
の図書の収容されたコンテナが書庫から自動出庫され利
用者カウンターまで搬送される。すると、図書館員は、
搬送されてきたコンテナの中から所望の図書を検索して
利用者に渡し、ここに、図書の貸し出しが行なわれる。
は、空きのあるコンテナを書庫から利用者カウンターに
取り出し、そのコンテナに返却された図書を入れて書庫
に入庫させ、ここに、図書の返却が行なわれる。この場
合、コンテナの入庫時にそのコンテナに収容された図書
のバーコードが読み取られ、図書のロケーションを示す
記憶内容が更新される。
システムでは、コンテナ内に図書を厚み方向に1列に並
べて収納するようにしたのではコンテナの数が増加し収
容効率が悪くなるので、1つのコンテナ内に図書を奥行
き方向に2〜3列に並べて収納するようにしている。こ
のため、図書の取り出し時に、図書館員が利用者カウン
ターまで搬送されてきたコンテナ内から所望の図書を検
索する際に、図書館員にとって遠い方に当たる列の図書
は手前側の列の図書が邪魔になって表紙や背表紙が見え
憎く、検索作業が困難になるという問題が生じている。
図書の自動入出庫システムでは、収容効率を高めるため
にコンテナ内に図書を奥行き方向に2〜3列に並べて収
納しているので、コンテナ内に収容された全ての図書の
表紙や背表紙を一目で見渡すことができず、所望の図書
を検索する作業が困難になるという問題を有している。
されたもので、図書を奥行き方向に複数列に並べて収容
したコンテナからの図書の検索作業を容易化し得る極め
て良好な図書入出庫装置を提供することを目的とする。
庫装置は、書庫に収納されそれぞれが複数の図書を収容
し内部が複数のブロックに分割された複数のコンテナ
と、この複数のコンテナの中から指示されたコンテナを
取り出してステーションに移送するとともに、該ステー
ションのコンテナを書庫に移送して返却する自動搬出入
手段と、ステーションに保持されたコンテナに収容され
ている複数の図書をブロック単位で選択的に昇降させる
昇降手段とを備えるようにしたものである。
れている複数の図書をブロック単位で選択的に昇降させ
るようにしたので、取り出し要求された図書を含むブロ
ックを他のブロックよりも高い位置まで持ち上げること
で、そのブロックの図書の表紙や背表紙が見易い状態と
なり、コンテナからの図書の検索作業を容易化すること
ができる。
照して詳細に説明する。図1は、この実施例で説明する
図書の自動入出庫システムの全体的な構成を示してい
る。すなわち、図中11は例えば図書館の3階の書庫内
に設置された書棚で、複数のコンテナ12,12,……
が収容されている。これらコンテナ12,12,……に
は、それぞれ複数の図書13,13,……が厚み方向に
複数列に並べて収容されている。
14に案内されて走行するスタッカークレーン15が設
置されている。このスタッカークレーン15は、図書1
3,13,……の出庫時に、書棚11から所望のコンテ
ナ12を取り出して出庫用ラックステーション16に移
送する。この出庫用ラックステーション16に移送され
たコンテナ12は、搬送コンベア17を介してコンテナ
搬出口18に移送された後、図示しない垂直搬送機を介
して、2階向コンテナ搬入口19または1階向コンテナ
搬入口20に搬送される。
送されたコンテナ12は、搬送コンベア21を介して利
用者カウンターである2階ステーション22に搬送され
る。また、1階向コンテナ搬入口20に移送されたコン
テナ12は、搬送コンベア23を介して利用者カウンタ
ーである1階ステーション24または25に搬送され
る。
あるコンテナ12は、搬送コンベア26を介して1階向
コンテナ搬出口27に搬送され、2階ステーション22
にあるコンテナ12は、搬送コンベア28を介して2階
向コンテナ搬出口29に搬送される。そして、1階向コ
ンテナ搬出口27または2階向コンテナ搬出口29に搬
送されたコンテナ12は、図示しない垂直搬送機を介し
て3階のコンテナ搬入口30に移送され、搬送コンベア
31を介して入庫用ラックステーション32に移送され
た後、スタッカークレーン15により書棚11に入庫さ
れる。
2の詳細を示している。なお、1階ステーション24,
25については、2階ステーション22と同様な構成で
あるため、その説明を省略する。すなわち、2階ステー
ション22には、カウンター台33と、このカウンター
台33に沿って配設された2つのコンテナ支持部34,
35とが装備されている。
テーション22に移送されてきたコンテナ12は、いず
れか一方のコンテナ支持部34または35に選択的に支
持される。また、いずれのコンテナ支持部34または3
5に支持されたコンテナ12も、選択的に搬送コンベア
28を介して2階向コンテナ搬出口29に搬送すること
ができる。
館員が図書13,13,……の入出庫に関する種々の操
作を行なうための操作ユニット36と、図書13,1
3,……に付されたバーコードを読み取るためのバーコ
ードリーダ37とが配設されている。また、コンテナ支
持部34,35の背面側となる壁38,39には、それ
ぞれコンテナ支持部34,35に支持されたコンテナ1
2の中から、取り出すべき図書13の図書名や図書番号
等を指示するための表示器40,41が設置されてい
る。
は、コンテナ12の底面周縁部を支持する略枠状の支持
台34a,35aを有している。つまり、コンテナ12
は、その底面周縁部が支持台34a,35a上に搭載さ
れることにより、コンテナ支持部34,35に支持され
ており、底面の大部分は露出されることになる。
に示すように、9つのサブコンテナA〜Iが収容されて
おり、各サブコンテナA〜I内にそれぞれ図書13,1
3,……が厚み方向に1列に並んで収容されるようにな
っている。そして、このコンテナ12の各サブコンテナ
A〜Iに対応する底面には、それぞれ図3(a)に点線
で示すように開口部12a〜12iが形成されている。
つまり、各サブコンテナA〜Iは、開口部12a〜12
iの縁部に支持されてコンテナ12内に収容されてい
る。
は、図3(b)に示すように、支持台34aに支持され
たコンテナ12の底面と対向し、コンテナ12に形成さ
れた開口部12a〜12iを選択的に挿通し得るリフト
板34bが用意されている。すなわち、コンテナ支持部
34内には、支持台34aに支持されたコンテナ12の
短手方向に沿って平行に2本のスクリューシャフト34
c,34dが設置されており、このスクリューシャフト
34c,34dに両端部が螺合されることで、支持台3
4aに支持されたコンテナ12の長手方向に沿うように
ラックギヤ34eが設置されている。
伝達機構34gを介して両スクリューシャフト34c,
34dを同時にその軸心回りに回転させることで、ラッ
クギヤ34eが図中矢印a,b方向に移動される。そし
て、このラックギヤ34eにその長手方向に沿って、つ
まり図中矢印c,d方向にスライド自在に上記リフト板
34bが支持されている。
に示すように、ラックギヤ34eにスライド自在に支持
された支持ユニット34hに支持されている。この支持
ユニット34hは、ラックギヤ34eの歯部34iに噛
合されるギヤ34jに、モータ34kの回転力が伝達さ
れることにより、ラックギヤ34eに沿って移動され
る。
ト板34bの両端部をそれぞれ支持する一対のシリンダ
機構34l,34mが設置され、リフト板34bを図中
実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで上昇させた
り、逆に下降させることができるようになされている。
印a,b及びc,d方向にそれぞれ移動させて、図3
(d)に示すように、支持台34aに支持されたコンテ
ナ12の所望の開口部12a〜12iに対向させ、この
状態でリフト板34bを上昇させると、リフト板34b
が開口部12a〜12iを挿通して、そのサブコンテナ
A〜Iを持ち上げるようになされている。なお、上記コ
ンテナ支持部35についても、コンテナ支持部34と同
様な構成で同様な動作を行なっており、このようなコン
テナ支持部34,35が1階ステーション24,25に
もそれぞれ設置されていることはもちろんである。
入出庫システムの制御システムを示している。すなわ
ち、図中42は中央処理装置で、例えばマイクロプロセ
ッサ等を内蔵している。この中央処理装置42には、ま
ず、バスライン43を介して、無停電電源装置44と、
ファイルアダプタ45を経てフロッピーディスク46や
システムの制御プログラムの記憶されたハードディスク
47及びカートリッジテープ48と、ファイルアダプタ
49を経て図書情報の記憶されたハードディスク50
と、ファイルアダプタ51を経てバックアップ情報の記
憶されたハードディスク52とが接続されている。
イン43を介して、シリアルインターフェースアダプタ
53を経て統括制御盤54と定置式検出器55とが接続
されている。この統括制御盤54は、詳細は後述する
が、前記スタッカークレーン15,垂直搬送機,搬送コ
ンベア17,21,23,26,28,31及びコンテ
ナ支持部34,35等の動作を統括的に制御するもの
で、コンテナ12の位置を検出する定置式検出器55の
検出結果に基づいて制御動作を行なっている。
ライン43を介して、シリアルインターフェースアダプ
タ56を経てコンソール57,ディスプレイ58,バー
コードリーダ59(図2に示した操作ユニット36,バ
ーコードリーダ37及び表示器40,41等に相当)及
びシリアルプリンタ60が接続されている。そして、こ
れらコンソール57,ディスプレイ58,バーコードリ
ーダ59及びシリアルプリンタ60は、2階ステーショ
ン22に設置されている。
イン43を介して、シリアルインターフェースアダプタ
61を経てディスプレイ62,バーコードリーダ63,
シリアルプリンタ64及びバーコードプリンタ65が接
続されている。そして、これらディスプレイ62,バー
コードリーダ63,シリアルプリンタ64及びバーコー
ドプリンタ65は、1階ステーション24,25にそれ
ぞれ設置されているものとする。
細な構成を示している。すなわち、前記バスライン43
は、入出力回路66を介して制御回路67に接続され
る。この制御回路67は、各制御対象であるスタッカー
クレーン15,垂直搬送機(図5では符号68で示
す),搬送コンベア17,21,23,26,28,3
1及びコンテナ支持部34,35毎に、それぞれ入出力
回路69,70,71,72及び駆動回路73,74,
75,76を介して制御信号を生成して送出するように
している。
送機68,搬送コンベア17,21,23,26,2
8,31及びコンテナ支持部34,35に設けられる、
コンテナ12の位置を検出する定置式検出器54a,5
4b,54c,54dからの出力信号は、それぞれ対応
する入出力回路69,70,71,72に供給されて、
制御信号の生成に供されている。さらに、バーコードリ
ーダ59,63の各出力は、入出力回路66に供給され
て統括制御盤54の駆動、つまりスタッカークレーン1
5,垂直搬送機68,搬送コンベア17,21,23,
26,28,31及びコンテナ支持部34,35の駆動
に供される。
ステムにおいて、以下、その動作を説明する。まず、図
6及び図7は、図書13の取り出し動作を説明するため
のフローチャートである。すなわち、図書13の取り出
し動作は、利用者が取り出しを要求する図書13を、例
えば2階ステーション22の図書館員に伝えることから
開始(ステップS1)される。すると、2階ステーショ
ン22の図書館員は、ステップS2で、コンソール57
を操作して要求された図書13を出庫するための指示を
中央処理装置42に入力する。
2は、ステップS3で、統括制御盤54を介してスタッ
カークレーン15を書棚11内の要求図書13の収容さ
れたコンテナ12の収納位置まで移動させ、ステップS
4で、そのコンテナ12を書棚11から取り出し出庫用
ラックステーション16に移動させる。そして、中央処
理装置42は、ステップS5で、統括制御盤54を介し
て垂直搬送機68及び搬送コンベア17,21を制御し
て、出庫用ラックステーション16に取り出されたコン
テナ12を、2階ステーション22の例えばコンテナ支
持部34に移送し、その支持台34aに支持させる。
6で、統括制御盤54を介してコンテナ支持部34を制
御し、リフト板34bをコンテナ12内の要求図書13
の収容されたサブコンテナA〜Iに対応する位置に移動
させ、ステップS7で、リフト板34bを上昇させる。
これにより、要求図書13を含むサブコンテナA〜I
が、他のサブコンテナA〜Iよりも高い位置まで持ち上
げられるため、持ち上げられたサブコンテナA〜Iに収
容された図書13,13,……の表紙や背表紙が図書館
員に見易い状態となる。
で、統括制御盤54を介して表示器40に要求図書13
の図書番号または図書名を表示させる。すると、図書館
員は、ステップS9で、リフト板34bによってコンテ
ナ12内で持ち上げられているサブコンテナA〜Iの中
から、表示器40に表示された図書番号または図書名の
図書13を検索して取り出す。そして、図書館員は、ス
テップS10で、取り出した図書13に付されたバーコ
ードをバーコードリーダ59で読み取る。
11で、読み取ったバーコードが取り出し要求された図
書13に対応するか否かを判別し、対応する場合(YE
S)、ステップS12で、現在コンテナ支持部34に支
持されているコンテナ12の中から他に取り出し要求さ
れている図書13があるか否かを判別する。そして、他
に取り出しが要求されている図書13がない場合(N
O)、中央処理装置42は、ステップS13で、統括制
御盤54を介してコンテナ支持部34を制御し、リフト
板34bを下降させる。
14で、統括制御盤54を介して垂直搬送機68及び搬
送コンベア28,31を制御して、コンテナ支持部34
にあるコンテナ12を入庫用ラックステーション32に
移送し、ステップS15で、スタッカークレーン15を
制御して入庫用ラックステーション32のコンテナ12
を書棚11の元の位置に戻し、ここに、図書13の取り
出し作業が終了(ステップS16)される。
バーコードが取り出し要求された図書13に対応しない
場合(NO)、図書館員は、ステップS17で、取り出
した図書13をサブコンテナA〜I内の元の位置に戻
し、ステップS18で、表示器40に表示された図書番
号または図書名の図書13を再度検索して取り出す。そ
して、図書館員は、ステップS19で、取り出した図書
13に付されたバーコードをバーコードリーダ59で読
み取る。
20で、読み取ったバーコードが取り出し要求された図
書13に対応するか否かを判別し、対応する場合(YE
S)、ステップS12の処理に移行する。また、ステッ
プS19で読み取ったバーコードが、取り出し要求され
た図書13に対応しない場合(NO)、図書館員は、ス
テップS21で、取り出した図書13をサブコンテナA
〜I内の元の位置に戻し、ステップS22で、持ち上げ
られたサブコンテナA〜I内に要求図書13がないか否
かを判別する。
ステップS18の処理を再び実行し、ない場合(YE
S)、ステップS23で、コンソール57を操作して持
ち上げられたサブコンテナA〜I内に要求図書13がな
い旨の指示を中央処理装置42に入力する。すると、中
央処理装置42は、ステップS12の処理に移行する。
テナ支持部34に支持されているコンテナ12の中から
他に取り出し要求されている図書13がある(YES)
と判別された場合、中央処理装置42は、ステップS2
4で、統括制御盤54を介してコンテナ支持部34を制
御し、リフト板34bを下降させてコンテナ12内の次
の要求図書13の収容されたサブコンテナA〜Iに対応
する位置に移動させてから上昇させ、ステップS8の処
理に移行する。
するためのフローチャートである。すなわち、図書13
の返却動作は、利用者が返却する図書13を、例えば2
階ステーション22の図書館員に渡すことから開始(ス
テップS25)される。すると、2階ステーション22
の図書館員は、ステップS26で、コンソール57を操
作して返却図書13を入庫するための指示を中央処理装
置42に入力する。
2は、ステップS27で、統括制御盤54を介してスタ
ッカークレーン15を書棚11内の空きのあるコンテナ
12の収納位置まで移動させ、ステップS28で、その
コンテナ12を書棚11から取り出し出庫用ラックステ
ーション16に移動させる。そして、中央処理装置42
は、ステップS29で、統括制御盤54を介して垂直搬
送機68及び搬送コンベア17,21を制御して、出庫
用ラックステーション16に取り出されたコンテナ12
を、2階ステーション22の例えばコンテナ支持部34
に移送し、その支持台34aに支持させる。
30で、統括制御盤54を介してコンテナ支持部34を
制御し、リフト板34bをコンテナ12内の空きのある
サブコンテナA〜Iに対応する位置に移動させて上昇さ
せる。そして、図書館員は、ステップS31で、返却図
書13に付されたバーコードをバーコードリーダ59で
読み取った後、返却図書13を上昇されたサブコンテナ
A〜Iに返却する。
却図書13が1冊だけか否かを判別し、1冊だけの場合
(YES)、ステップS33で、コンソール57を操作
して返却完了の支持を中央処理装置42に入力する。す
ると、中央処理装置42は、ステップS34で、統括制
御盤54を介してコンテナ支持部34を制御し、リフト
板34bを下降させる。
35で、統括制御盤54を介して垂直搬送機68及び搬
送コンベア28,31を制御して、コンテナ支持部34
にあるコンテナ12を入庫用ラックステーション32に
移送し、ステップS36で、スタッカークレーン15を
制御して入庫用ラックステーション32のコンテナ12
を書棚11の元の位置に戻し、ここに、図書13の返却
作業が終了(ステップS37)される。
3が1冊だけでない(NO)と判別された場合、図書館
員は、ステップS38で、現在上昇されているサブコン
テナA〜Iの中に、他の返却図書13を収容するスペー
スがあるか否かを判別し、ある場合(YES)、ステッ
プS39で、その返却図書13に付されたバーコードを
バーコードリーダ59で読み取り、上昇されたサブコン
テナA〜Iに返却する。そして、図書館員は、ステップ
S40で、返却すべき図書13がないか否かを判別し、
ない場合(YES)ステップS33の処理を実行し、あ
る場合(NO)ステップS38の処理を実行する。
されているサブコンテナA〜Iの中に、他の返却図書1
3を収容するスペースがない(NO)と判別された場
合、図書館員は、ステップS41で、他のサブコンテナ
A〜Iの中に、返却図書13を収容するスペースがある
か否かを判別し、ない場合(NO)ステップS33の処
理を実行する。また、他のサブコンテナA〜Iの中に返
却図書13を収容するスペースがある(YES)と判別
された場合、図書館員は、ステップS42で、コンソー
ル57を操作してリフト板34bを下降させ、空きのあ
る他のサブコンテナA〜Iの位置に移動させて上昇させ
る。そして、図書館員は、ステップS43で、返却図書
13に付されたバーコードをバーコードリーダ59で読
み取った後、返却図書13を上昇されたサブコンテナA
〜Iに返却して、ステップS40の処理を実行する。
れば、取り出しが要求された図書13を収容するコンテ
ナ12を、書棚11から取り出し2階ステーション22
のコンテナ支持部34に移送して支持させた状態で、コ
ンテナ12内の要求図書13の収容されたサブコンテナ
A〜Iを上昇させ、要求図書13を含むサブコンテナA
〜Iを他のサブコンテナA〜Iよりも高い位置まで持ち
上げるようにしたので、持ち上げられたサブコンテナA
〜Iに収容された図書13,13,……の表紙や背表紙
が図書館員に見易い状態となり、コンテナ12からの要
求図書13の検索作業を容易化することができる。ま
た、図書13の返却時にも、コンテナ支持部34に支持
されたコンテナ12の中から、空きのあるサブコンテナ
A〜Iを自動的に上昇させるようにしたので、図書館員
がコンソール57を操作して返却するサブコンテナA〜
Iをその都度入力する必要がなく取り扱いが便利である
とともに、返却するサブコンテナA〜Iを間違えること
も防止することができる。
例について説明する。まず、図1に示した図書の自動入
出庫システムでは、書棚11と2階及び1階ステーショ
ン22,24,25との間のコンテナ12の移送に、ス
タッカークレーン15の他に垂直搬送機68や搬送コン
ベア17,21,23,26,28,31等を用いる大
規模なものについて説明したが、例えば書棚11とステ
ーションとの間のコンテナ12の移送をスタッカークレ
ーン15のみで行なうような小規模なシステムでは、図
9に示すような構成の統括制御盤54、つまり、スタッ
カークレーン15とステーションにおけるコンテナ支持
部34,35とを制御するものを用いればよい。この場
合、ステーションとしては、図10に示すように、スタ
ッカークレーン15で搬送されてきたコンテナ12を、
両側のコンテナ支持部34,35に選択的に支持させる
構成となる。
示している。すなわち、このコンテナ12は、高さが収
容される図書13の約1/2程度であり、図書13を収
容した状態でその図書13の表紙や背表紙が露出される
ようなっている。また、このコンテナ12は、複数の図
書13,13,……をその厚み方向に、図書館員にとっ
て手前側となる前列の図書13aと奥側となる後列の図
書13bとの2列に並べて収容し得るものである。この
ようなコンテナ12の場合、前列の図書13aに対して
はサブコンテナを設けず、後列の図書13bのみをサブ
コンテナJに収容させるようにしている。
の両端部に縦方向に形成された一対の案内溝Ja,Jb
が、コンテナ12の長手方向の両端部に縦方向に形成さ
れた一対の案内部12a,12bにそれぞれ嵌合される
ことにより、図中上下方向に移動自在に支持されてい
る。また、コンテナ12の底面のうち、サブコンテナJ
のに対応する部分には、複数(図示の場合は1つ)の円
形透孔12cが形成されている。この円形透孔12cに
は、図示しないシリンダ機構のピストンが挿通され、サ
ブコンテナJが昇降されるようになされている。
取り出された状態で、要求図書13が前列の図書13a
内にある場合にはサブコンテナJを上昇させず、図書館
員が前列の図書13aの表紙や背表紙を見て要求された
図書13を検索する。また、要求図書13が後列の図書
13b内にある場合にはサブコンテナJを上昇させ、図
書館員が後列の図書13bの表紙や背表紙を見て要求さ
れた図書13を検索することができる。
テナ12内に、上記した後列の図書13bを収容するた
めに複数(図示の場合は3つ)のサブコンテナK,L,
Mを収納できるようにし、各サブコンテナK,L,Mに
対応するコンテナ12の底面に、それぞれ一対づつの円
形透孔12c,12d,12eを形成する。そして、図
12(b)に示すように、各一対の円形透孔12c,1
2d,12eそれぞれに、一対のシリンダ機構77,7
8,79のピストン77a,78a,79aが挿通さ
れ、各サブコンテナK,L,Mが互いに独立して昇降さ
れるようになされている。
bを3つに分割して昇降させるようにしたので、図書館
員による後列の図書13bの検索範囲が狭まり検索を容
易化することができる。
シリンダ機構77のうちの一方のピストン77aのみを
作動させてサブコンテナKを傾けるようにすれば、サブ
コンテナK内の図書13bが一方に収束されるため、返
却図書13を入庫するのに便利となる。この場合、ピス
トン77aを上下に若干振動させながら上昇させるよう
にすれば、サブコンテナK内の図書13bを一方に収束
させるために効果的である。
テナK,L,Mに対応する上方に照明ランプ80,8
1,82を設置し、上昇されたサブコンテナK,L,M
を照明するようにすれば、例えば上昇されたサブコンテ
ナKが空であって、前列の図書13aに遮られて上昇さ
れたことがわからないという不都合をなくすことができ
る。なお、上昇されたサブコンテナK,L,Mを照明す
る手段としては、図15に示すように、照射角度を変更
可能な照明ランプ83を用いるようにしてもよいことは
言うまでもないことである。
昇させるようにしたが、図16に示すように、後列のサ
ブコンテナNを回動させることによって後列の図書13
bの背表紙を見るようにしてもよい。この場合、図17
に示すように、シリンダ機構84によって後列のサブコ
ンテナNを回動させることができる。なお、この発明は
上記実施例に限定されるものではなく、この外その要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。
図書を奥行き方向に複数列に並べて収容したコンテナか
らの図書の検索作業を容易化し得る極めて良好な図書入
出庫装置を提供することができる。
す概略図。
図。
図。
ック構成図。
めのフローチャート。
めのフローチャート。
フローチャート。
図。
めの斜視図。
図。
図。
の図。
図。
めの図。
ル、15…スタッカークレーン、16…出庫用ラックス
テーション、17…搬送コンベア、18…コンテナ搬出
口、19…2階向コンテナ搬入口、20…1階向コンテ
ナ搬入口、21…搬送コンベア、22…2階ステーショ
ン、23…搬送コンベア、24,25…1階ステーショ
ン、26…搬送コンベア、27…1階向コンテナ搬入
口、28…搬送コンベア、29…2階向コンテナ搬出
口、30…コンテナ搬入口、31…搬送コンベア、32
…入庫用ラックステーション、33…カウンター台、3
4,35…コンテナ支持部、36…操作ユニット、37
…バーコードリーダ、38,39…壁、40,41…表
示器、42…中央処理装置、43…バスライン、44…
無停電電源装置、45…ファイルアダプタ、46…フロ
ッピーディスク、47…ハードディスク、48…カート
リッジテープ、49…ファイルアダプタ、50…ハード
ディスク、51…ファイルアダプタ、52…ハードディ
スク、53…シリアルインターフェースアダプタ、54
…統括制御盤、55…定置式検出器、56…シリアルイ
ンターフェースアダプタ、57…コンソール、58…デ
ィスプレイ、59…バーコードリーダ、60…シリアル
プリンタ、61…シリアルインターフェースアダプタ、
62…ディスプレイ、63…バーコードリーダ、64…
シリアルプリンタ、65…バーコードプリンタ、66…
入出力回路、67…制御回路、68…垂直搬送機、69
〜72…入出力回路、73〜76…駆動回路、77〜7
9…シリンダ機構、80〜83…照明ランプ、84…シ
リンダ機構。
Claims (1)
- 【請求項1】 書庫に収納されそれぞれが複数の図書を
収容し内部が複数のブロックに分割された複数のコンテ
ナと、この複数のコンテナの中から指示されたコンテナ
を取り出してステーションに移送するとともに、該ステ
ーションのコンテナを前記書庫に移送して返却する自動
搬出入手段と、前記ステーションに保持されたコンテナ
に収容されている複数の図書をブロック単位で選択的に
昇降させる昇降手段とを具備してなることを特徴とする
図書入出庫装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20531392A JP2506533B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 図書入出庫装置 |
US08/640,075 US5690463A (en) | 1992-07-31 | 1996-04-30 | Book storage/retrieval apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20531392A JP2506533B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 図書入出庫装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656204A JPH0656204A (ja) | 1994-03-01 |
JP2506533B2 true JP2506533B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=16504886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20531392A Expired - Fee Related JP2506533B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 図書入出庫装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506533B2 (ja) |
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-
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- 1992-07-31 JP JP20531392A patent/JP2506533B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0656204A (ja) | 1994-03-01 |
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